JPH01115591A - 走行する帯状物のトリマー方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鋼板、鋼箔、非鉄金属箔、紙等の帯状物を走行
させながら両サイドを揃えて必要とされる幅に剪断する
方法に関するものである。

（従来の技術） コイル状の帯状物を要求される幅に切断し、耳を揃える
為にトリマー装置を用いるが、このトリマー装置を用い
る場合、トリマーに供給される帯状物が進行方向と直角
の幅方向に安定して中央を通過する事が必要である。

帯状物を幅方向中火に安定保持する手段として、従来は
第２図に示すように帯状物３の幅方向両端部に〃イドロ
ール７を配置して帯状物３の位置を中央部に保持するか
、第３図に示すように帯状物３の上下面に挾みロール８
を配置して帯状物３を上下から挾んで走行位置を制御す
ることが行なわれている。

（発明が解決しようとする問題点） ＄２図に示すように〃イドロールによって帯状物を中央
部に保持する場合には帯状物の端部を疵つけやすい６ま
た第３図に示すように帯状物を上下からロールで挟んで
帯状物を中央部に保持する方法では上下ロールの圧下刃
を帯状物の幅方向で変化させて帯状物の位置を制御して
いる　（通常、圧下刃を大きくした側へ移動する）が、
ロールの圧下刃の調整が非常に微妙で難しく、これを制
御するためには熟練を要する。

本発明の目的は、このような従来のトリミングにおける
問題点を解決して、走行する帯状物をトリマー装置の幅
方向中央部に安定した状態で保持しながら導いて端部を
トリミングする方法を提供することである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、走行する帯状物と対向する面に流体噴出口を
有し且つ帯状物の幅方向両端部に堰状のサイドガイドを
有する流体支持パッドを設け、その後方にサイドトリマ
ーを設け、帯状物を流体支持パッドの中央部に浮上支持
しながらサイドトリマーに導いて端部をトリミングする
ことを特徴とする走行する帯状物のトリマー方法である
。

（作用） 本発明では、前記のように帯状物をトリミングするため
に浮上搬送することにより帯状物への機械的拘束力を無
（し、帯状物の位置を修正しやすい状態とする。また、
流体支持パッドの幅方向端部に堰状のサイドガイドを設
けることにより帯状物を幅方向の中央部に安定して保持
することが容易となる。

第４図は第１図に示す本発明方法を実施するために用い
るトリマー装置における流体支持パッド１のＡ−Ａ部断
面図であり、流体支持パッド１は帯状物３と対向する面
に流体噴出口５を有し、帯状物の幅方向両端部には帯状
物の端部とその平面部が対向するように堰状のサイドガ
イド４が設けられている。

このように配置された流体支持バッド１内部に流体１１
を圧入するとともに帯状物３を流体支持パッド１の流体
噴出口５と対向するように供給すると、帯状物３は流体
噴出口５より噴出された流体１１によって浮上しながら
走行する。

帯状物３が＄４図（、）に示すように幅方向の中央に位
置する場合は、流体噴出口５より噴出された流体はＬ側
、Ｒ側へ均等に流れ、帯状物３の幅方向への移動にはな
んら作用せず、中央に保持したままである。しかし、た
とえば第４図（ｂ）のように帯状物３がＬ側へ寄った場
合、Ｌ側のサイドガイド４と帯状物３の端部との開の間
隔が狭くなり、この間から流体が逃げにくくなり、はと
んどの流体はＲ側のサイドガイド４と帯状物の端部との
間から逃げることになる。その際、帯状物３とこれに対
向する流体支持パッド１の間をＲ１１１へ流出する流体
によって帯状物３はＲ側へ移動し、Ｌ側とＲ側から流出
する流体量がバランスする中央部へ戻される。帯状物が
Ｒ側へ寄った場合にはこれとは左右逆の作用が慟さ、帯
状物はＬ側へ移動して中央部へ戻される。

このようにして、流体浮上して機械的な拘束力がない状
態の帯状物は堰状のサイドガイドによって搬送位置を容
易に修正され、中央部に安定して保持される。

さらに、帯状物は流体圧で浮上して帯状物３には拘束力
がない状態であるので、たとえ帯状物３がサイドガイド
４に接触してもその力は微弱であり、帯状物３の端部が
損傷することは全くない。

（実施例） 第５図に実施例を示す。使用帯状物はステンレス箔で、
寸法は幅Ｘ厚＝　５００ａ＋ｍＸ　５０μ蹟、ライン速
度２０ｍ／ｍｉｎ、流体支持パッド１より噴出する流体
により帯状物３と流体噴出口５の間に発生する静圧は２
０ｍｍＨ２Ｏであった。

このような条件でステンレス箔をトリミングした結果、
サイドガイドに接触してもステンレス箔には疵が発生せ
ず、トリマーに対し幅方向中央に安定した状態に保持さ
れながら供給され、トラブルも発生せず、運転が容易で
製品寸法精度も向上した。

（発明の効果） 本発明の方法によって以下の効果が得られる。

■帯状物を機械的な拘束力がない状態で搬送するので、
帯状物の端部がサイドガイドに接触しても疵その他のト
ラブルが発生しない。

■帯状物を中央部に安定した状態に保持しながらトリミ
ングするので、トリミング後の幅寸法精度が良い。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明を実施するための装置の一例を示す図、 第２図は従来の〃イドロールを配置したトリマ−Ｖｃ置
を示す図、 第３図は従来の帯状物を挟むロールを配置したトリマー
装置を示す図、 第４図（ａ）、（ｂ）は本発明における中央保持機能を
示す図で第１図のＡ−Ａ断面図、 第５図は本発明の実施例を示す図である。 １・・・流体支持パッド、２・・・トリマー、３・・・
帯状物、４・・・サイドガイド、５・・・流体噴出口、
６・・・支持ロール、７・・・〃イドロール、８・・・
挾みロール、９・・・ペイオフリール、１０・・・テン
シａンロール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する帯状物と対向する面に流体噴出口を有し
   且つ帯状物の幅方向両端部に堰状のサイドガイドを有す
   る流体支持パッドを設け、その後方にサイドトリマーを
   設け、帯状物を流体支持パッドの中央部に浮上支持しな
   がらサイドトリマーに導いて端部をトリミングすること
   を特徴とする走行する帯状物のトリマー方法。