JPH01115554A - 自動車の外板プレス型用分割式マスタモデル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は、自動車の外板成形用プレス型の製作に用いら
れる分割式マスタモデルに関する。

（２）従来の技術 従来、この種マスタモデルは、外板および内板を構成す
る複数のパネルに対応した複数のパネル構成ブロックを
備え、各パネル構成ブロックは、骨格構造体の表裏両面
に外板用パネル形状体および内板用パネル形状体をそれ
ぞれ支持させて構成される。

（３）発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のように構成すると、自動車の外観に
影響を与える外板の全体形状を確認する要求があったと
きに、内板用パネル形状体が邪魔となってパネル構成ブ
ロックを集合してパネル形状体よりなる外板モックアツ
プ（実物大模型）を組立てることができないという問題
がある。

本発明は前記問題を解決することのできる前記マスタモ
デルを提供することを目的とする。

Ｂ０発明の構成 （１）問題点を解決するための手段 本発明は、自動車の外板成形用プレス型の製作に用いら
れる分割式マスタモデルであって、前記外板を構成する
複数のパネルに対応した複数のパネル構成ブロックを備
え、各パネル構成ブロックはパネル形状体と、該パネル
形状体を支持する骨格構造体とを有し、全パネル構成ブ
ロックを集合して前記パネル形状体よりなる外板モック
アツプを組立てる際に、相隣る両パネル形状体相互の突
合せ精度を確保する位置決め部材を各骨格構造体に設け
たことを特徴とする。

（２）作　用 前記のように構成すると、相隣るパネル形状体の突合せ
精度を確保して正確、且つ容易に外板モックアツプを組
立てることができる。

これにより外板の全体形状、各パネルの繋り具合等を確
認することが可能となる。

（３）実施例 第１図は自動車の外板モックアツプＭｕを示し、その外
板モックアツプＭｕは外板成形用プレス型の製作に用い
られる分割式マスタモデルＭよりなる。

マスタモデルＭは、外板を構成する複数のパネルに対応
した複数のパネル簿成ブロック、例えば、左右のサイド
パネルに対応する第２図の第１パネル構成ブロツクＢ＋
（第２図には左側のみ示す）、左右のフロントフェンダ
に対応する第３図の第２パネル構成ブロツクＢ２　　（
第３図には左側のみ示す）、ボンネットに対応する第４
図の第３パネル構成ブロツクＢ１、ルーフパネルに対応
する第５図の第４パネル構成ブロツクＢ４、およびトラ
ンクリッドに対応する第６図の第５パネル構成ブロック
Ｂ、を備えている。

各パネル構成ブロックＢ、〜Ｂ、はパネル形状体１と、
そのパネル形状体１を支持する骨格構造体２とを有する
。各骨格構造体２はベース枠３と、そのベース枠３に同
方向に向は突設されて、パネルの形象化を行う多数のパ
イプ材４と、それらパイプ材４の先端に展設されたメツ
シュ鋼板５（第２図）とよりなり、そのメツシュ鋼板５
の上にパネル形状体１が積層されている。

各パネル形状体ｌは、粘土状の樹脂材をメツシュ鋼板５
に貼着し、それにＮＣ加工を施して各パネルに対応する
形状に形成されている。

第１．第２パネル構成ブロックＢ、、Ｂ、の骨格構造体
２において、ベース枠３の、パイプ材４の存する側と反
対側の面に、複数の断面四角形状の第１位置決め部材６
Ｉが付設されている。これら第１位置決め部材６Ｉは第
１．第２パネル構成ブロックＢ、、Ｂ、の車幅方向の位
置規制を行うもので、各ベース枠３に歪等が生じている
場合にも各第１位置決め部材６Ｉの端面が同一平面上に
位置するようになっている。また両ベース枠３に複数の
ボルト挿通孔１２が穿設され、それらボルト挿通孔１２
はボルト１０の直径よりもかなり大きく形成されていて
、両者間の遊隙の範囲で第１゜第２パネル構成ブロック
Ｂ＋、Ｂｚの組付位置を調節し得るようになっている。

また第３〜第５パネル構成ブロックＢ、〜Ｂ。

の骨格構造体２において、ベース枠３の、パイプ材４の
存する側と反対側の面に、複数の断面四角形状の第２位
置決め部材６□が付設されている。

これら第２位置決め部材６□は第３〜第５パネル構成ブ
ロンク８３〜Ｂ、の車高方向の位置規制を行うもので、
各ベース枠３に歪等が生じている場合にも各第２位置決
め部材６□の端面が同一平面上に位置するようになって
いる。第３パネル構成ブロックＢ、の前端に存するパイ
プ材４には、第２パネル構成ブロツクＢ２の前端に存す
るボルト挿通孔１２に対応してボルト挿通孔１２′が形
成される。

外板モックアツプＭｕの組立てに当っては、先ず第１．
第７．第８図に示すように第３〜第５パネル構成ブロッ
クＢ、〜Ｂ、を、水平な定盤８に立設された複数の基準
支柱９１〜９３の平坦な上面に各第２位置決め部材６□
を介し載置して、各第２位置決め部材６□により各パネ
ル形状体１の車高方向の位置を決める。

次いで第１．第２．第７図に示すように、第１パネル構
成ブロックＢ、を定盤８上面に立設してそのパネル形状
体１の周縁部を、第４．第５パネル構成ブロックＢ、、
Ｂ、におけるパネル形状体１の周縁部にそれぞれ突合せ
、また各第１位置決め部材６１を第４パネル構成ブロッ
クＢ、の骨格構造体２および基準支柱９１並びに定盤８
に立設された基準支柱９４にそれぞれ当接し、ベース枠
３を、その各ボルト挿通孔Ｉ２に挿通された各ボルト１
０およびそれに螺合されたナツト１１によって基準支柱
９．．９．に固着する。

同様に第１．第８図に示すように、第２パネル構成ブロ
ツクＢ２におけるパネル形状体１の周縁部を、第３．第
１パネル構成ブロックＢ、、Ｂ。

におけるパネル形状体Ｉの周縁部にそれぞれ突合せ、ま
た各第１位置決め部材６１を第３パネル構成ブロックＢ
、の骨格構造体２および基準支柱９２に当接し、ベース
枠３を、その各ボルト挿通孔１２．１２’　に挿通され
た各ポル）１０およびそれに螺合されたナツト１１によ
って基準支柱９□および第３パネル構成ブロックＢ、の
骨格構造体２に固着する。

第１．第２パネル構成ブロックＢ、、Ｂ、は各第１位置
決め部材６１により車幅方向の位置を決められ、また前
記のように第３〜第５パネル構成ブロックＢ、〜Ｂ５は
その車高方向の位置を決められているので、相隣るパネ
ル形状体１が、それらの間に大きな間隙を生じたり、ま
た押圧力を与えられて変形したりすることなく、精度良
く突合せられ、これにより外板モックアツプＭｕを正確
、且つ容易に組立てることができる。

上記外板モックアツプＭｕについては、外板の全体形状
、各パネルの繋り具合等が確認され、必要に応じて修正
が施される。

外板用プレス型は、左右のサイドパネル、左右のフロン
トフェンダ等に対応する複数の専用型を備え、各専用型
の製作に当っては、外板モックアツプＭｕを分解して各
パネル構成ブロックＢ、〜Ｂ、よりＮＣテープを作成す
る。

内板用プレス型において、複数の専用型の製作に当って
は、形状データを計算機に入力して各専用のＮＣテープ
を作成する。

Ｃ０発明の効果 本発明によれば、相隣るパネル形状体の突合せ精度を確
保して正確、且つ容易に外板モックアツプを組立てるこ
とができ、これにより外板の全体形状、各パネルの繋り
具合等を確認し、必要に応じて修正を行うことが可能で
あり、精度の高い外板プレス型を得る上に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は外板モックアツプの斜視図、第２ないし第６図
は第１〜第５パネル構成ブロツクの斜視図、第７．第８
図は第１図■−■線、■−■線切断端面図である。 Ｂ、〜Ｂ、・・・第１〜第５パネル構成ブロツク、Ｍ・
・・マスタモデル、Ｍｕ・・・外板モックアツプ、１・
・・パネル形状体、２・・・骨格構造体、６．．６□・
・・第１．第２位置決め部材 特　許　出　願　人　　　本田技研工業株式会社代理人
弁理士　　落　合　　　健 同　　　　　　　　　　１）　　中　　　隆　　　秀第
３図 第４図 第５図 第６図 第８図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車の外板成形用プレス型の製作に用いられる分割式
   マスタモデルであって、前記外板を構成する複数のパネ
   ルに対応した複数のパネル構成ブロックを備え、各パネ
   ル構成ブロックはパネル形状体と、該パネル形状体を支
   持する骨格構造体とを有し、全パネル構成ブロックを集
   合して前記パネル形状体よりなる外板モックアップを組
   立てる際に、相隣る両パネル形状体相互の突合せ精度を
   確保する位置決め部材を各骨格構造体に設けたことを特
   徴とする自動車の外板プレス型用分割式マスタモデル。