JPH01114766A - ゴム・プラスチック絶縁ケーブル用コロナスキャニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、電カケープルの絶縁診断を行うのに好適する
ケーブルの絶縁測定方法に係り、特にゴム・プラスチッ
ク絶縁ケーブル用コロナスキャニング方法に関する。

［従来の技術］ 送電中の絶縁破壊事故を未然に防止することを目的とし
て、出荷前の電カケープルの絶縁状態を調べる工場試験
が実施されている。絶縁体内にボイドなどの部分的欠陥
がある電カケープルに高電圧を印加すると、欠陥部でコ
ロナ（部分放電）が発生して絶縁破壊の原因となること
がある。その絶縁状態診断の方法の１つとしてコロナス
キャニング方法がある。

従来のコロナスキャニング方法を第３図に示す。

被測定ケーブル４′はドラムに巻き取られる方法で矢印
方向に移動しながら、水電極１′内を通過する。この際
、水電極１′側を高電圧電極とし、中心導体側との間に
試験用トランス５を介して電圧を印加する。コロナがケ
ーブル内で発生すると印加電圧にわずかな電圧変化を起
こすので、この電圧変化の大きさ、数および部分放電開
始電圧などを測定器６で測定し、耐電圧特性を知ること
ができる。

［従来技術の問題点］ この従来の方法は、被測定ケーブル表面が絶縁層の場合
は好適であるが、被ａＩｇ定ケーブル表面の外部半導電
層が３層同時押出式ゴム・プラスチック絶縁ケーブルの
場合には、ケーブル全長にわたり、外部半導電層の電位
が高電位となり、測定部と被測定部とを分離できず、３
層同時押出式ゴム・プラスチック絶縁ケーブルについて
は測定が不可能であった。

［発明の目的コ 本発明は、このような問題を解決するためになされたも
ので、３層同時押出式ゴム・プラスチック絶縁ケーブル
についても測定部と被測定部とを分離でき、かつノイズ
の影響が少ない３層同時押出式ゴム・プラスチック絶縁
ケーブル用コロナスキャニング方法を提供することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段］ このような目的を達成するために、本発明は、コロナ放
電に対して外部半導電層は高周波抵抗を持つという知見
に基づいてなされたもので、被１ｌＩＩ！定ケーブルの
測定部と、該測定部から所定良能れた被測定部とをそれ
ぞれ水電極に浸してアース電極とし、該ケーブルの外部
半導′６ｉ層の抵抗により測定部を被測定部から分離し
、導体側を高電圧電極とし、さらに測定部分から離れた
位置における第２の外部半導電層部分を水電極に浸して
アース電極とし、該第２の外部半導電層部分を外部半導
電層の抵抗により被８１ｇ定部から分離し、第２の外部
半導ｆｉ！層部分を結合コンデンサとしたものである。

［実施例］ 本発明の好ましい実施例を図面を用いて説明する。

実施例−１第１図（、）、（ｂ）に示されるように水型
［ｄに被測定ケーブル４が巻かれたドラム８ｂが設置さ
れている。水電極１ａには被測定ケーブル４を巻き取る
ドラム８ａが設置され、ドラム回転駆動用ローラ９の駆
動力により、ドラム８ａは矢印の方向に回転し、被測定
ケーブル４は移動しながら水電極内を通過する。水電極
１ａと１ｄとの間に水電極１ｂが配置される。これら水
電極はいずれもアース電極とする。導体側を高電圧電極
とし、水電極ｌｂ側との間に試験用トランス５を介して
電圧を印加する。この時、測定部分である水電極１ｂ内
の外部半導電層すは帯電するが。

水電極１ｄと１ｂとの間、および１ｂと１ａとの間は気
中に露出するため、外部半導電層の抵抗により測定部か
ら分離され、測定部分すのみの絶縁状態を調べることが
できる。コロナがケーブル内で発生すると、そのパルス
のみが結合コンデンサＣｋを通過し、測定器６で測定さ
れる。課電用気中終端３および水電極１ａに巻き取られ
る被測定ケーブルのガス中終端２には公知のケーブルヘ
ッドが好適に用いられる。

実施例−２第１図に示される実施例−１においては、被
測定ケーブル４の測定部すと結合コンデンサＣｋ等から
なる測定ループが大きく、そのため外来ノイズの影響が
大となり、微弱な電気信号を検出して行う本コロナスキ
ャニング方法としては望ましくなかった。そこで、第２
図（、）、（ｂ）に示されるように、被測定ケーブル４
の測定部分すとは別の外部半導電層部分Ｃが水電極１０
を通過するようにし、被測定部分すから外部半導電層の
抵抗により分離させ、該水電極１ｃを結合コンデンサ部
とした。コロナがケーブル内で発生すると、そのパルス
は１ｃの結合コンデンサ部を通過し、検出インピーダン
ス７で検出され、測定器６で測定される。本実施例によ
り、測定部すと結合コンデンサ部等からなる測定ループ
は小さくなり、ノイズを減少させ検出感度よく測定でき
るようになった。

［発明の効果］ 以上の説明からも明らかなように、本発明の方法によれ
ば、従来は測定困難であった３層同時押出火ゴム・プラ
スチック絶縁ケーブル用コロナスキャニング方法におい
て、被測定ケーブルの測定部と、該測定部から所定良能
れた被８１す足部とをそれぞれ水電極に浸してアース電
極とし、外部半導電Ｉｆ！Ｊの抵抗により測定部を被Ｍ
ｌ’ｌ足部から分離し、導体側を高電圧電極としたこと
により、３層間時押出式ゴム・プラスチック絶縁ケーブ
ルについてもコロナスキャニング方法が適応できるよう
になった。また、被？ｌｌ！！定ケーブルの測定部分か
ら離れた位置における第２の外部半導電層部分を、外部
半導電層の抵抗により被測定部分から分離し結合コンデ
ンサとしたことにより、測定部分と結合コンデンサと検
出インピーダンスとからなる測定ループ回路を短くして
、ノイズを減少させ検出感度よく測定できるようになっ
た。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）および第２図（ａ）、　（ｂ）は
、本発明のゴム・プラスチック絶縁ケーブル用コロナス
キャニング方法の説明図、第３図は従来のコロナスキャ
ニング方法の説明図である。 ｌａ、ｌｂ、１ｃ、１ｄ、ｌ　’　・・−＝−・水電極
２　・・・・・・・・・ガス中終端 ３　・・・・・・・・・課電用気中終端４．４゛・・・
・・・被測定ケーブル ５　・・・・・・・・・試験用トランス６　・・・・・
・・・・測定器 ７　・・・・・・・・・検出インピーダンス８ａ、８ｂ
・・・・・・・・・ドラム ９　・・・・・・・・・ドラム回転部動用ローラＣｋ　
　・・・・・・・・・結合コンデンサ代理人　弁理士　
　守　谷　−雄 第１図 １ａ　　　（ａ） ノ （ｂ） 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被測定ケーブルの測定部と前記測定部から所定長離
   れた被測定部とをそれぞれ水電極に浸してアース電極と
   し、前記ケーブルの外部半導電層の抵抗により前記測定
   部を前記被測定部から分離し、前記被測定ケーブルの導
   体側を高電圧電極としたことを特徴とするゴム・プラス
   チック絶縁ケーブル用コロナスキャニング方法。 ２、前記被測定ケーブルの前記測定部の該外部半導電層
   部分から離れた位置における第２の外部半導電層部分を
   水電極に浸してアース電極とし、該第２の外部半導電層
   部分を前記外部半導電層の抵抗により前記被測定部から
   分離し、前記第２の外部半導電層部分を結合コンデンサ
   としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のゴ
   ム・プラスチック絶縁ケーブル用コロナスキャニング方
   法。