JPH01114493A - 写真入り冊子 - Google Patents

写真入り冊子

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JPH01114493A
JPH01114493A JP62272372A JP27237287A JPH01114493A JP H01114493 A JPH01114493 A JP H01114493A JP 62272372 A JP62272372 A JP 62272372A JP 27237287 A JP27237287 A JP 27237287A JP H01114493 A JPH01114493 A JP H01114493A
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sheet
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Yuji Oshikoshi
押越 悠二
Yoshimi Suganuma
菅沼 善美
Hiroshi Hara
宏 原
Kazuo Shioda
和生 塩田
Yasumitsu Takehara
竹原 庸光
Kiichiro Sakamoto
坂本 喜一郎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパスポート(旅券)、銀行通帳等に用いられる
写真入り冊子に係り、特に、氏名等の文字画像及び人物
画像の合成画像を記録した頁を有する写真入り冊子の改
良に関する。
〔従来の技術〕
写真入り冊子、例えばパスポートでは、冊子内の頁に所
持者を特定するための写真が貼着されている。この写真
の上には透明シートが写真を覆うように接着され、且つ
この写真、透明シートの上からエンボスシールが施され
、改ざん防止が図られている。また、このパスポートに
は、氏名2国籍、生年月日、性別2発行日9発行番号等
の情報が記入されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記パスポートを作成する場合には、氏名、国籍、性別
等の書誌的事項をタイプ印字する工程と、写真を貼付す
る工程と、貼付された写真に透明シートを密着させ覆う
工程とを少なくとも必要とするため、作成に手間を要し
、該パスポートを簡単に且つ能率良く作成することが困
難であった。このため、パスポートの発行業務を合理化
することができないという問題点がある。
また、従来はパスポートの申請に際し、パスポート貼付
用の写真の他に申請書にも写真を貼付する必要があり、
複数葉の写真を用意しなければならないという問題点が
ある。
また、国際旅客の大量輸送化時代の到来に伴い、各国に
おける出入国手続きを迅速化して、各地国際空港等にお
ける出入国手続き時の混雑を緩和するべく、MRP (
マシンリーダプルパスポート)の導入が提案され、一部
の国においては実験的ではあるが一部採用されるに至っ
ている。
このMRPは、統一された規格により作成され、機械で
文字情報を読み取ることが可能な旅券のことである。従
って、このMRPが採用され、MRPに表記された文字
情報等の旅券データが一定の読取り装置により光学的ま
たは電子的に読み取られることで、出入国手続き業務を
合理化して、各地国際空港等における出入国手続き時の
混雑を緩和することができるようになる。
しかしながら、上記MRPを採用する場合には、パスポ
ートの作成に際し、上記タイプ印字工程、写真貼付工程
、透明シート密着工程等の他に、新たに旅券データを光
学的または電子的に読み取り可能に処理した文字を印字
等する工程が必要となることから、更に一層作成に手間
がかかることになり、パスポート発行業務の合理化を阻
害するという新たな問題点も発生する。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり
、偽造・改ざんの防止を図りつつ簡単に且つ能率良(作
成することができ、これにより、その発行業務を合理化
することができ、しかも上記MRPの採用に際し容易に
対応することのできる写真入り冊子を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、冊子に綴られた
支持シートと、この支持シートの片面に層設された受像
層と、氏名等の文字画像及び人物画像の合成画像を受像
層に転写した後にこの受像層の上に接合される単票の透
明シートとを備えるようにしたものである。
前記受像層と透明シートとの接合は、透明シートの片面
に予め塗布された接着層により行われる。
また、この接着層は、受像層に合成画像を転写後に、透
明シートの片面または受像層の上に塗布してもよく、更
には透明シート及び受像層の間に介在される接着シート
、例えば両面テープ等を用いてもよい。
〔作用〕
本発明の写真入り冊子を用いて例えばパスポートを作成
する場合には、まず氏名等の文字画像及び人物画像の合
成画像を冊子に綴じられた支持シートの受像層に転写し
、次に、合成画像が転写された支持シートに、単票の透
明シートを接合する。
従って、支持シート及び透明シートの間に合成画像転写
層が介在された多層構造状のシートを冊子内に形成する
ことができる。これにより、写真入り冊子を作成するに
際し、従来のように人物写真(顔写真)を貼付したり、
氏名等の文字画像をタイプ印字したりする人手による手
間をなくし、画像転写装置により写真入り冊子を自動的
に作成することができるようになり、写真入り冊子を簡
単に且つ能率良く作成することができるようになる。
また、パスポート等の申請に際しパスポート等に貼付す
る写真を不要とすることができる。
前記文字画像と人物画像等の合成画像は転写方式により
受像層に転写されるため、写真処理薬品を用いることな
(ドライ処理することができる。
従って、薬品を用いて現像するものに比較して、現像装
置を筒略化することができ、また、ドライ処理であり薬
品等の劣化がないことから、閑散期の少量処理時にも対
応することができるようになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
本実施例は、第1図ないし第3図に示されるように、本
発明に係る写真入り冊子をMRPに実施したものである
。すなわち、本実施例に係るMRPは、氏名等の文字画
像1a、人物画像1b、必要に応じて設けられる図形画
像IC1及び光学的に読み取り可能とされたOCR文字
画像1dそれぞれが合成されて熱転写される受像N1を
一方の面に有する支持シート3、及び出入国の印、ピザ
印等がスタンプされる複数葉の記帳シート7が予め綴じ
られている冊子5と、この冊子5の受像層1に合成画像
が転写された後にこの受像層1に接合される単票の透明
シート2とから構成されている。前記透明シート2の片
面には、この透明シート2と受像層l及び支持シート3
とを接着する接着層4が層設されている。
前記合成画像が転写された受像層1及びこの受像層1が
層設されている支持シート3には、第2図に示されるよ
うに、接着層4を介して透明シート2が接合されるため
、最終的には、透明シート2、接−着層4.受像層1.
及び支持シー′ト3が層状に一体化されて4層構造状の
複合シート体が冊子5内に表表紙として構成されること
になる。
前記支持シート3は、第3図(A)に示されるように、
冊子5の表表紙とされており、例えば100〜800μ
mの紙、プラスチック等のシートや、これら紙、プラス
チックを貼り合わせたり、プラスチックにより紙の片面
もしくは両面をラミネート加工したりした複合支持体等
から構成されている。プラスチックとしては、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリカーボネイトアセ
チルセルロース、セルロースエステル、ポリビニルアセ
タール、ポリスチレン、ポリプロピレン。
ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエチレン等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
また、これらプラスチックの中に、白色顔料、例えば、
T i OzやZROを分散させたものを用いてもよく
、更に他の着色顔料や染料を含有させたものを用いても
よい。
前記透明シート2は、第3図(A)に示されるように、
単票とされている。この透明シート2は、厚さ50〜3
50μmの透明プラスチックシートが用いられ、支持シ
ート3の大きさとほぼ同じか若しくは若干小さく形成さ
れている。この透明シート2は、前記支持シート3を構
成するプラスチックとして挙げた各種の材料から適宜選
択されて構成されている。
前記受像層1は、第2図に示されるように、透明シート
2の片面に約10μmの厚さで層設されている。この受
像層1には、氏名等の文字画像la、人物画像1b、必
要に応じて設けられる図形画像1cs光学的に読み取り
可能とされたOCR文字画像1dそれぞれが転写記録さ
れている。
前記各画像1a〜1dの受像層1へのプリントは、後述
するように、先ずコンピュータによす前記各画像1a〜
1dの配置を考慮して合成(レイアウト)した後、この
合成画像をプリント用CRTに表示して例えば三色面順
次露光方式により感光部材に露光し、次いで露光された
感光部材を熱現像すると共に受像層1に転写することに
より行われる。
また、前記受像層1は、感光部材の熱現像感光材料から
加熱現象により放出される色素を受は止めることのでき
るものから構成されており、例えば色素媒染剤等の色素
固定剤を含んでいる。この色素固定剤は、放出される色
素の物性、熱現像感光材料に含まれる色素以外の成分、
転写条件等により有用なものを選択して用いることがで
き、例えば高分子量のポリマー媒染剤が用いられる。こ
の実施例で用いられる熱現像感光材料は、熱現像により
画像状に可動性の色素を放出させ、この可動性の色素を
、水等の溶媒によって媒染剤を有する色素固定要素に転
写する方式、高沸点有機溶剤により色素固定要素に転写
する方式、色素固定要素に内蔵させた親水性熱溶剤によ
り色素固定要素に転写する方式、可動性の色素が熱拡散
性または昇華性であり支持体等の色素受容要素に転写す
る方式等の転写型の熱現像カラー感光材料とされている
。このような熱現像カラー感光材料は、詳しくは、米国
特許筒4,500.626号、特開昭60−13344
9号、同59−218443号、同61−238056
号、ヨーロッパ特許(EP)第220.746A2号等
の公報に記載されている。これらの熱現像感光材料にお
いては、特開昭60−269147号公報等に記載され
た塩基プレカーサーや、ヨーロッパ特許筒210.66
0A2号公報に記載された錯形成反応を利用して塩基を
発生させる方法等の塩基発生手段を画像形成反応系に組
み込むことが有利である。
前記接着層4は、受像層lに熱転写された画像1a〜1
dを侵すことなく且つ密着時にこれらシー)2.3の間
に気泡の発生が少ない接着剤が選択・使用されて、例え
ば1〜200μmの厚さに透明シート2の片面に形成さ
れている。なお、接着N4は、受像層1に画像を転写後
にこの上に接着層を塗設するものとしてもよい。また、
別の接着シートを用いることもでき、更には、離型紙に
塗布されている接着シートを用いることもできる。
前記接着層4の上には、離型紙6が貼付されている。こ
の離型紙6は、該離型紙6を剥がす時にその周縁を容易
に摘むことができるように、該周縁が透明シート2の周
縁からはみ出る程度に透明シート2よりも若干大きく形
成されている。なお、この離型紙6は透明シート2より
も大きく形成されることから、シート2から離型紙6の
周縁がはみ出てその取り扱い上、不都合が生じる場合に
は、この離型紙6は、前記接着層4よりも小さくならな
い範囲で透明シート2と同じかあるいは小さく形成する
次に、第3図ないし第7図を参照して、本実施例におけ
るMRPの作成工程について説明する。
このMRPの作成工程は、第4図及び第5図に示される
ように、大きく分けて、パスポートの申請書11を受は
付けると共に該申請書11の個人情報をワードプロセッ
サ12により文字情報用フロッピィディスク13に入力
する前工程100と、前記申請書11の顔写真11aの
画像を入力すると共に、この入力された顔写真11a等
の人物画像や文字情報等を画像合成装置14により合成
する画像合成工程110と、この画像合成工程110で
得られた合成画像をビデオプリンタ15により前記受像
層1に熱転写してプリントするビデオプリント工程12
0と、人物画像等が熱転写された受像層1を接着層4を
介し支持シート3に固定して、透明シート2、受像層1
、接着層4、及び支持シート3を4層状に重ね合わせ一
体化し、このようにして構成されたMRPを発行する後
工程130とから構成されている。
前記前工程100は、顔写真11aが貼付され、必要な
個人情報が記入されたパスポートの申請書11を受は付
ける申請書受付工程101と、受は取った申請書11に
識別のためのバーコードラベル16を貼付するバーコー
ドラベル貼付工程102と、申請書11の個人情報を文
字情報用フロッピィディスク13に入力する文字情報入
カニ程103とから構成されている。前記申請書受付工
程101及びバーコードラベル貼付工程102は人手に
より行われる。
前記文字情報入カニ程103は、具体的には、第5図に
示される表示用CRT12a、バーコードリーダ12b
、及びキーボード12Cを備えたワードプロセッサ12
を用いてオペレータが操作することにより行われる。な
お、文字情報入力の前にバーコードリーダ12bを用い
て前記申請書11のバーコードが読み込まれる。この読
み込まれたバーコードによる識別符号に対応させて、該
申請書11に記載された個人情報がキーボード入力によ
り、コード化された文字情報として入力され、文字情報
用フロッピィディスク13に記録される。なお、キーボ
ード入力に替えて、申請書11の個人情報をカメラによ
り入力し、これで得られた文字画像情報を例えば記憶媒
体に記憶させるようにしてもよい。
前記画像合成工程110は、申請書11に貼付された顔
写真11aの人物画像1bを読み込む人物画像入カニ程
111と、この人物画像入カニ程111で入力された人
物画像1b、文字情報用フロッピィディスク13から取
り出された文字情報がキャラクタジェネレータを介して
文字画像1aに変換された文字画像1a、予め図形画像
用フロッピィディスク17に入力されている図形画像I
C1及び文字情報入カニ程103で入力された文字画像
情報から必要な情報だけを取り出してOCR文字に変換
されたOCR文字画像1dそれぞれを配置すると共に合
成・表示する画像合成・表示工程112とからなる。
この画像合成工程110は、具体的には、第5図に示さ
れる画像合成装置14により行われる。
この画像合成装置14は、第5図及び第6図に示される
ように、前記人物画像入カニ程111を行うテレビカメ
ラ20またはカラーイメージスキャナ21から構成され
る人物画像入力部22と、カラーモニタCRT23、キ
ーボード24、及びバーコードリーダ25を備えたコン
ソール26と、前記文字情報用フロッピィディスク13
からコード化された文字情報を読み取ると共に前記図形
画像用フロッピィディスク17から図形画像用情報を読
み取る読取り部27と、上記各情報に基づきこれらを合
成して合成画像を得るマイクロコンピュータからなる画
像合成部28と、これの画像合成のデータに基づきカラ
ーモニタCRT23及び前、記ビデオプリンタ15のプ
リント用白黒CRT29を制御するためのCRTコント
ローラ30とから構成されている。
なお、テレビカメラ20としては、解像度を向上するた
めに白黒カメラが用いられ、この白黒カメラ20の前方
には、回転駆動式のRGBフィルタ20aが配置され、
三色面順次撮像が行われる。
前記画像合成部28は、第6図に示されるように、人物
画像入力部22により描像された人物画像1bのデータ
をバーコードリーダ25からの識別符号と対応させて読
み出し、また、前記ワードプロセッサ12により入力さ
れ且つバーコードリーダ12bからの識別符号と対応さ
せて記憶された文字情報用フロッピィディスク13から
の文字情報のデータを読み出し、このようにしてバーコ
ードによる識別符号に基づき対応・合致させて読み出し
たデータを、制御回路36を介して、人物画像用のフレ
ームメモリ31、文字画像用ノフレームメモリ32、人
物画像に対して階調補正を行うためのルックアンプテー
ブル・マトリクス回路33、文字画像に対して階調補正
を行うためのルックアップテーブル34、合成・間引き
回路35で処理し、前記各画像1a〜1dを合成するよ
うに構成されている。なお、図中の符号37は前記テレ
ビカメラ20の各ビデオ信号B、G、Rをデジタル信号
に変換するA/D変換器を示す。また、符号38は合成
・間引き回路35で得られた合成画面のデータのデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を示す。
前記ビデオプリント工程120は、第4図に示されるよ
うに、前記画像合成工程110で作成された合成画像を
感光紙40に露光する合成画像露光工程121と、この
露光された感光紙40上の合成画像を熱現像して受像層
1に転写する熱現像転写工程122とから構成されてい
る。具体的には、このビデオプリント工程120は、第
5図及び第6図に示されるように、熱現像方式のビデオ
プリンタ15により行われる。
前記ビデオプリンタI5は、第6図及び第7図に示され
るように、熱現像の感光紙40がコイル状に収納された
感光紙ロールカセット41と、このカセット41から引
き出された感光紙40の乳剤面に合成画像を露光するプ
リント用CRT29と、露光された感光紙40をループ
状に貯蔵して次工程の処理を円滑に行うためのルーパ装
置42と、このルーパ装置42の下流側に設置され、次
工程の熱転写を容易に行うために感光紙40の乳剤面に
拡散助剤として水を均一に塗布する水塗布装置43と、
この水塗布装置43の下流側に設置され、露光された感
光紙40を1こま毎に切断するカッタ44と、熱転写処
理前の冊子5が前記受像層1が上となるように開かれて
重ねて収納される処理部冊子5の収納ケース45と、こ
の収納ケース45から一冊ずつ搬出される処理部冊子5
の受像層1及び露光され1こま毎に切断された感光紙4
0それぞれの重ね合わせ位置を合致させた後、重ね合わ
された感光紙40と冊子5の受像層1との間の空気等を
抜き出すための1対のしごきローラ46と、これにより
しごかれて空気等が抜かれた受像層1及び感光紙40を
上下方向から挟持しこれらに熱を加え熱現像・転写する
熱現像転写部47と、熱転写された冊子5を順次重ねる
ようにして収納する処理後の冊子収納ケース48と、熱
転写後の屑感光紙40aを集積して収納する屑感光紙受
け49とを備えている。
前記プリント用CRT29は、前記画像合成装置14か
らの出力信号に基づき、プリント時にはネガ画像に反転
された合成画像を感光紙40に結像させて該を光紙40
を露光させるように構成されている。即ち、具体的には
、プリント用CRT29により、青色の合成画像を明度
で表示した白黒画像、同様に緑色の合成画像に対応した
白黒画像、赤色の合成画像に対応した白黒画像を順次表
示して、シャッタ駆動装置50によりシャッタ51が開
いている間に感光紙40にレンズ52を介して露光を行
う。この三色面順次露光は、青色フィルタ53、緑色フ
ィルタ54、赤色フィルタ55をフィルタ切り換え装置
56により選択的に挿入し、プリント用CRT29に表
示された白黒画像を青色、緑色、赤色の単色画像に変換
して行われる。
なお、プリント用CRT29による感光紙40の露光に
替えて、例えばLEDや液晶、レーザー、FOT等を用
いて露光するようにしてもよい。
前記感光紙40の露光に際し、感光紙40はこま送り装
置(図示せず)により1こま分ずつ間欠移送される。こ
のように1こま分ずつ移送され順次露光された感光紙4
0はループ装置42を通過後に水塗布装置43によりそ
の感光乳剤塗布側に水が均一に薄く塗布される。この水
は、次の熱現像転写工程において拡散助剤としての作用
をなす。
なお、溶融性拡散助剤方式の場合には、加熱により水様
状となる尿素や結晶水、マイクロカプセル等を、受像層
1の製造時に拡散助剤として予め付与しであるので、重
ね合わせ工程での付与は不要となる。
この水塗布後に感光紙40は前記カッタ44により1こ
ま毎に切断された後、搬送装置(図示せず)により所定
位置に搬送され、この位置で同様にカセット45から搬
送された処理前の冊子5の受像層1に合致するように重
ね合わされる。この後、1対のしごきローラ46により
、前の工程で塗布された水が均一に感光乳剤面に展開さ
れる。
次に、lこま分の感光紙40が受像層1に重ね合わされ
た処理前の冊子5は、上部ヒートプレート及び下部ヒー
トプレートからなる熱現像転写部47により加熱され、
感光紙40の感光乳剤中の色素が冊子5の受像層1に熱
転写される。なお、この熱現像転写工程は、他の工程に
比較してその処理時間が長いため、熱現像転写部47を
複数ステージで構成し、並列処理を行うようにすること
が望ましい。このように複数ステージとすることでビデ
オプリンタの処理能力を向上することができる。熱現像
転写後は、熱転写後の屑感光紙40aは感光紙受け49
内に、熱転写後の冊子5は処理後の冊子収納ケース48
内にそれぞれ集積される。
前記後処理工程130は、第4図に示されるように、合
成画像が熱転写された受像層1を有する支持シート3に
、第3図(B)に示されるように透明シート2に重ね、
これらを接着層4を介してシート状に一体化するラミネ
ート工程131と、このようにして作成された冊子5の
人物画像1bと文字画像1aとが合致しているか否か、
文字画像1aに誤記等はないかを最終的に検査する検査
工程132と、検査終了後のパスポートを申請者に交付
する交付工程133とから構成される。
前記ラミネート工程131においては、常温で接着する
ことができる通常の接着剤が使用されたが、これに替え
て熱接着タイプの接着剤(ホットメルト)を用いること
もできる。この場合には、前記接着層4の表面に貼付さ
れる離型紙6は当然のことながら省略することができる
。また、接着層4は透明シート2側に層設されたが、こ
の接着層4は、支持シート3の受像層1側に熱転写後に
、塗布・形成したり、両面接着シートを貼着したりして
層設してもよい。なお、ラミネート工程131の後に、
証明印等を浮き彫りさせるためにエンボス工程を付加す
ることもできる。
また、前記検査工程132においては、人物画像1bと
文字画像1aとが合致しているか否か検査するようにさ
れたが、前述したように前記画像合成工程110で、バ
ーコードによる識別符号に基づいて文字画像1aと人物
画像1bとが自動的に対応させられ合成されるため、上
記画像が合致しているか否かの検査は省略することがで
きる。
本実施例においては、写真入り冊子5を作成する場合、
前記画像合成工程110、ビデオプリンタ工程120は
、それぞれ画像合成装置14及びビデオプリンタ15の
使用により自動化されるため、パスポート等の作成業務
の内の大半を機械処理可能として、作成業務の合理化を
図ることができる。
特に、本実施例においては、合成画像中に、OCR文字
画像1dが合成されるため、前記MRPの採用に際し容
易に対応することができる。
なお、上記実施例においては、合成画像は、文字画像1
a、人物画像1b、図形画像1c、OCR文字画像1d
から構成されたが、本発明はこれに限定されることなく
、合成画像にはサイン等の画像も加えることができる。
′また、上記実施例においては、予め支持シート3の片
面に受像層1が層設され、これに文字画像1a、人物画
像1b等の合成画像が熱現像転写されるものとされたが
、本発明はこれに限定されることなく、例えば支持シー
ト3の片面に直接的に合成画像を転写することで受像層
1を形成するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、文字画像1a。
人物画像1b等の合成画像は、画像合成装置14により
電子的にコンピュータ合成され、この合成画像をプリン
ト用CRT29等により感光紙40に露光するようにさ
れたが、本発明はこれに限定されることなく、第8図な
いし第10図に示される本発明の第2実施例のように、
個人情報である文字画像や人物画像それぞれを照射して
この反射光により感光紙40を直接的に感光し、これに
より、合成画像を得るようにしてもよい。
即ち、MRPは以下のような手順により作成するように
してもよい。この作成手順は、第8図に示されるように
、顔写真11aが貼付された申請書11を受は付ける申
請書受付工程150と、申請書11の内容に基づき個人
情報をワードプロセッサ等により入力する文字情報入カ
ニ程151と、入力された文字情報を印字する文字印字
工程152と、印字された文字と申請書11の内容とが
合致しているか否かを検査する文字検査工程153と、
申請書11の顔写真11aを反射光を利用して感光紙4
0に直接的に露光する人物画像露光工程154と、文字
印字工程152で印字された文字画像11bを反射光を
利用して感光紙40に直接的に露光する文字画像露光工
程155と、このようにして露光された感光紙40を熱
現像して受像層lに転写する熱現像・転写工程156と
、前記第1実施例における後工程130と同様のラミネ
ート工程157.検査工程158.交付工程159とか
らなる。
前記人物画像露光工程154及び文字画像露光工程15
5は、第9図に示されるようなプリンタ60により行わ
れる。なお、このプリンタ60の構成部材中、前出第7
図で示されるビデオプリンタ15と同一部材には同一符
号を付してその説明を省略する。このプリンタ60は、
感光紙40をコイル状に収納する感光紙カセット41と
、このカセット41から1こま分のみ引き出された感光
紙40に顔写真11aの画像を露光する第1の露光部6
1と、人物画像1bが露光された1こま分の感光紙40
の人物画像1b露光部分とは異なる位置に印字台紙65
0文字画像1aを露光する第2の露光部62と、この第
2の露光部62の下流側に設けられるルーパ装置42と
、このルーパ装置42の下流側に順次設けられる前出ビ
デオプリンタ15と同様の水塗布装置43、カッタ44
、処理筒冊子5の収納ケース45、しごきローラ46、
熱現像転写部47、処理後の冊子収納ケース48、屑感
光紙受け49それぞれとを備えている。
前記第1の露光部61は、申請書11の顔写真11aに
光を照射するランプ(図示せず)と、このランプにより
照射された顔写真11aの画像を感光紙40の感光乳剤
面に結像させる結像レンズ63と、感光紙40に近接し
て配置され顔写真11aの画像のみを感光紙40に露光
するための第1のマスク64とから構成されている。
前記第2の露光部62は、第1の露光部61で人物画像
1bが露光された感光紙40の1こまに対し、前出文字
印字工程152で得た印字台紙65に光を照射するラン
プ(図示せず)と、このランプにより照射された印字台
紙65の文字画像1a3図形画像IC,OCR文字画像
1dを感光紙40の感光乳剤面に結像させる結像レンズ
66と、感光紙40に近接して配置され文字画像1a等
のみを感光紙40に露光するための第2のマスク67と
から構成されている。なお、印字台紙65には、予め共
通事項である固定文字と地紋とが印刷されており、更に
この台紙65上にはワードプロセッサ等により文字情報
が印字されている。また、前記各マスク64.67には
、第10図(A)。
(B)に示されるように、人物画像1bを感光紙40の
所定位置に露光するための開口64a2文字画像1a等
を感光紙40の所定位置に露光するための開口67aが
形成されている。従って、これら各マスク64.67に
より、第10図(C)。
(D)に示されるように、感光紙40のlこま40b内
の所定位置に人物画像1bや文字画像1a+図形画像1
c、OCR文字画像1dが露光される。
なお、光学的に合成画像を得る場合に、前記第2実施例
における第1及び第2の露光部61.62によるものに
替えて、第11図に示される本発明の第3実施例のよう
に一つの露光部70により合成画像を得るようにしても
よい。即ち、一つの露光部70により、最初に人物画像
1bを露光し、次ぎに文字画像1a等を露光するように
してもよい。この露光部70は、第11図に示されるよ
うに、申請書11または印字台紙65が載置される原稿
台71と、この原稿台71上に載せられる申請書11の
顔写真11aの人物画像1b及び印字台紙65の文字画
像1a等を感光紙40の感光乳剤面上に結像する結像レ
ンズ72と、この結像レンズ72により結像される各画
像1a、lb等のみを感光乳剤面に露光させるための人
物画像用マスク732文字画像等用マスク74とから構
成されている。この場合には、最初に人物画像用マスク
73を感光紙40の感光乳剤面上に自動的に挿入し、申
請書11を人手により原稿台71上にセットして人物画
像1bを露光する第1の露光を行う。次ぎに、文字画像
等用マスク74を感光紙40の感光乳剤面上に自動的に
挿入し、印字台紙65を人手により原稿台71上にセッ
トして文字画像1a等を露光する第2の露光を行う。
更に、光学的に合成画像を得る場合に、第12図に示さ
れる本発明の第4実施例のように、露光部80により合
成画像を得るようにしてもよい。
即ち、原稿台81上に申請書11と印字台紙65を載せ
、結像レンズ82.83をあおりを効かせてi米紙40
上の感光乳剤面上に結像させ、この結像させた各人物画
像1b、文字画像1a等を各マスク84.85によりマ
スキングしながら順次人物画像1b、文字画像1a等を
露光させるようにしてもよい。このような構成にするこ
とにより、露光部80の構成を簡単なものとすることが
できる。
なお、前記露光部80に替えて、第13図に示される本
発明の第5実施例のような露光部90を用いることもで
きる。なお、上記第4実施例と同一部材には同一符号を
付してその説明を省略する。
この露光部90によれば、申請書11の上に顔写真11
aのみが露出するような開口86を備えた黒い紙等から
なるマスク87を載せることにより、上記マスク84.
85を省略することができ、装置構成を簡単なものとす
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、冊子に綴じられた
支持シートの片面に、氏名等の文字画像及び人物画像を
合成して転写し、この合成画像が転写された受像層に単
票の透明シートを接合させることにより、透明シートと
支持シートとの間に合成画像が介在された多層構造状の
シートを冊子内に形成することができる。これにより、
従来の如く人物写真(顔写真)を貼付したり、氏名等の
文字画像をタイプ印字したりする人手による手間をなく
し、装置により写真入り冊子を簡単に且つ能率良く作成
することができる。また、人物画像が文字画像等と合成
されて記録されるため、従来必要とされたパスポート等
に貼付するための写真を不要とすることができる。更に
本発明では、透明シート、接着層、受像層、及び支持シ
ートにより多層構造の合成画像入りシートに構成される
ことにより、偽造・改ざんを困難なものとすることがで
きる。更にまた、合成画像中にOCR文字画像を含ませ
ることにより、MRPの採用にも容易に対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が実施されたMRP(マシンリーダプ
ルパスポート)を示す斜視図である。 第2図は、同実施例におけるMRPの作成手順及び層構
造を示す要部断面図である。 第3図は、同じ<MRPの作成手順中のラミネート工程
を示す斜視図である。 第4図は、同じ<MRPの作成工程を示すフローチャー
トである。 第5図は、同じ(MRPの作成工程で使用されるシステ
ムの概要を示す斜視図である。 第6図は、同実施例で用いられるビデオプリンタの一部
及び画像合成装置を示すブロックダイアグラムである。 第7図は、ビデオプリンタの概略構成を示す側面図であ
る。 第8図は、本発明の第2実施例において、光学的に合成
画像を得てMRPを作成する手順を示すフローチャート
である。 第9図は、同実施例におけるプリンタの概略構成を示す
側面図である。 第10図は、同実施例において用いられるマスクと、こ
れによる露光内容とを示す平面図である。 第11図は、本発明の第3実施例におけるプリンタの露
光部の概略構成を示す側面図である。 第12図は、本発明の第4実施例におけるプリンタの露
光部の概略構成を示す斜視図である。 第13図は、本発明の第5実施例におけるプリンタの露
光部の概略構成を示す斜視図である。 l・・・受像層 1a・・・文字画像 1b・・・人物画像 IC・・・図形画像 1d・・・OCR文字画像 2・・・透明シート 3・・・支持シート 4・・・接着層 11・・・パスポートの申請書 12・・・ワードプロセッサ 14・・・画像合成装置 15.60・・・プリンタ。 第8図 第12図 第13図 4゜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冊子に綴られた支持シートと、この支持シートの
    片面に層設された受像層と、氏名等の文字画像及び人物
    画像の合成画像を受像層に転写した後にこの受像層の上
    に接合される単票の透明シートとを備えたことを特徴と
    する写真入り冊子。
  2. (2)前記受像層には、熱現像転写方式により、感光部
    材に現像された合成画像が転写されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の写真入り冊子。
  3. (3)前記支持シートは白色シートとされたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の写真入
    り冊子。
  4. (4)前記合成画像は、人物画像と文字画像とをコンピ
    ュータ合成して作成されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第3項記載の写真入り冊子。
  5. (5)前記合成画像は、人物画像と文字画像とを光学的
    に合成して作成されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第3項記載の写真入り冊子。
  6. (6)前記透明シートは、受像層に接合される片面に接
    着層が予め塗布されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項ないし第5項いずれか記載の写真入り冊子。
  7. (7)前記透明シートを受像層の上に接合する際に、透
    明シートの片面または受像層の上に接着層が塗布される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第5項い
    ずれか記載の写真入り冊子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS511100A (en) * 1974-06-22 1976-01-07 Kyodo Printing Co Ltd Pasuhoototoniokeru kaoshashinhyojisho

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