JPH01112615A - 長尺焼結体製品の製造方法 - Google Patents

長尺焼結体製品の製造方法

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JPH01112615A
JPH01112615A JP63188662A JP18866288A JPH01112615A JP H01112615 A JPH01112615 A JP H01112615A JP 63188662 A JP63188662 A JP 63188662A JP 18866288 A JP18866288 A JP 18866288A JP H01112615 A JPH01112615 A JP H01112615A
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Japan
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sintering
sintered
material powder
raw material
wire
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JP63188662A
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English (en)
Inventor
Susumu Yamamoto
進 山本
Nozomi Kawabe
望 河部
Shuji Yatsu
矢津 修示
Tetsuji Jodai
哲司 上代
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、長尺焼結体製品の製造方法に関する。
より詳細には、本発明は、ニューセラミックス、ファイ
ンセラミックス、焼結合金等と呼ばれる各種焼結体であ
って、特に伸線、圧延等の処理に適さない難加工性材料
を、線状、テープ状等の長尺製品として製造する新規な
方法に関するものである。また、本発明は、上記方法を
適用した複合酸化物系超電導材料による線材の製造にも
有利に適用できる。
従来の技術 セラミックスは、旧くは窯業と呼ばれる分野に属し、陶
磁器、耐火物、ガラス、琺瑯、セメント等の製品として
工業的にも広く利用されていた。
しかしながら、金属材料あるいは有機材料の開発がひと
つの頂点に達した現在、新規な無機材料に特定の機能を
担持させた所謂ファインセラミックスに新たな可能性を
求めて、極めて広い分野で応用拡大が進められている。
これらファインセラミックスでは、セラミックスの性質
として従来から一般に知られていた電気絶縁性、耐熱性
、耐蝕性等の他に、硬度、圧電特性あるいは材料によっ
ては高い熱伝導性、導電性等を示すものもある。更に、
近年の製造技術の進歩と共に、磁性、透光性、蛍光性、
生体適合性等の機能を有するものも開発されている。こ
のように、セラミックスはそれを構成する元素およびそ
の組合せと共にその機能も極めて多様である。
尚、ここで、セラミックスとは一般的な無機材料のみな
らず金属も含めた焼結体を意味し、一般に粉末材料の固
相反応によって得られるものを意味する。幾つかの例を
挙げると、複合酸化物を含む酸化物系のアルミナ、べ+
J IJア、マンガンフェライト C(!、In、 2
n)Fe20n) 、P L Z T [(Pb、 L
a)(Zr、 T +) 03 〕等、あるいは非酸化
物系のSi3N4、AIN、部分安定化ジルコニア、S
iC等の窒化系、炭化系、珪化系、硼化系、硫化系の他
、タングステンカーバイド、炭化物析出強化型コバルト
基合金等の焼結合金並びに各種形態の炭素も広義にはこ
の分野に属する。
タングステンカーバイドやコバルトを焼結合金として得
た超硬合金は硬度に富み且つ靭性に優れているので、切
削工具や耐摩耗部品として利用されている。また、ドツ
トインパクト型プリンタの印字部等のような精密機械に
も利用されている。
窒化珪素や炭化珪素等は、高温強度に優れ且つ優れた耐
摩耗性を備えているので、高温製品の搬送・加工用のロ
ーノペ内燃機関の燃焼系周りの部品等、特に高温度域で
用いられる耐熱構造材料として利用される。
また、アルミナは、当初は糸道、軸受、工具等にまず実
用化され、更に、エレクトロニクスの台頭と共に、集積
回路のパッケージ、基板等に広く利用されるようになっ
ている。
発明が解決しようとする課題 上述のように、各種焼結体製品は、その優れた特性の故
に、非常に多(の分野での利用が進んでいる。しかしな
がら、焼結体の一般的な特性がその強度あるいは硬度で
あることは、逆に焼結体の加工を非常に困難なものとし
ている。即ち、焼結工程を経て焼結体となった部材の加
工は、放電加工あるいはダイヤモンド砥石による研削加
工等に制限され、圧延、伸線等のいわゆる塑性加工は極
めて困難である。従って、特に線あるいはテープ状の製
品あるいは管等の長尺材の製品を工業的に製造すること
は極めて困難である。
そこで、セラミックスの長尺製品を製造する場合は、焼
結工程に至る以前に原料粉末を長尺状に成形し、成形し
た後に焼結することによって、焼結後の加工を最小限に
止めるように工夫している。
シャフト等に用いる棒材の製造では、成形体を角材状に
型押し、切削加工によって棒状に整形した後に焼結する
方法を採っている。しかしながら、これらの方法は高価
な原料粉末の歩留りが悪いこと、切削加工を行う関係で
断面寸法に対する十分な長さがとれないこと、更に、切
削加工が連続処理に適さず、生産性が低い等の問題があ
る。また、他の方法として、ドクターブレード法のよう
に、原料粉末に有機系の粘着剤を混合し、これを押出し
て線状あるいはテープ状に成形し、続いて、中間焼結に
よって、この有機系粘着剤を飛散させた後に本焼結を行
う方法がある。この方法は、原料粉末の利用効率が良く
、棒の断面方向に対する長手方向の寸法比も任意であり
生産性に優れている。
しかしながら、原料粉末に混合した粘着剤を完全に除去
することが困難であり、製品に残留した粘着剤によって
製品の強度が低下したり欠陥が生じたりするという問題
がある。
このように、粉末原料を用いた焼結体では品質の高い長
尺製品を製造することは、従来の技術では一般に困難で
あった。また、可能であっても、その生産性が極めて劣
るために、製品が非常に高価なものとなり、利用範囲が
制限されていた。
更に、炭化物析出強化型Co基合金のような金属系の焼
結体製品においても、長尺製品の製造が困難であること
に変わり・はない。金属の場合は、上記の方法の他に、
■遠心鋳造法、■回転水中紡糸法および■鍍金法が適用
可能である。
しかしながら、 ■ 遠心鋳造法は比較的容易な方法であるが、細径で長
尺のものの鋳造が困難で、現状では2mm径の線材では
5Qcmが限界である。また、細線の中心に欠陥を生じ
やすく、品質の高い細線の製造は困難であった。
■ 回転水中紡糸法は、細線の形成に有利な方法である
が、線径の精密な制御が困難であり、また線径が1mm
以下程度に制限されるという問題がある。
■ 鍍金法は、カーボンファイバ等の繊維状の基材にC
01WSCr等を鍍金して熱拡散する方法であるが、特
にWのように鍍金の非常に困難な材料があることと生産
性が非常に低いことが問題である。
上述のように、焼結体材料に略共通する課題として、長
尺製品の工業的な製造技術の確立が厳然と存在している
これに対して、本願出願人は、特願昭62−12173
3号他として金属等の塑性加工に適した材質の筒体に原
料粉末を充填し、これを伸線加工した後に焼結すること
によって、所望の細線を製造する方法を提案している。
上記の方法はそれ自体満足なものであるが、原料粉末を
充填する筒体としてA1等の融点の低い材料を用いた場
合に、原料粉末の焼結温度に対して筒体の融点が低く、
焼結工程で溶融した筒体が脱落して所期の機能を十分に
果たさない場合があった。また、焼結後の製品は前述の
ように脆いので、然るべく支持材を用いないと細線材と
しての形状を維持し得ない場合がある。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、品質の高い長尺焼結体製品を歩留り良く製造可能で
あり、且つ高い生産性を維持することのできる金属被覆
を具備した長尺焼結体製品の新規な製造方法を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 即ち、本発明に従い、塑性加工に適した材料の筒体中に
原料粉末を充填し、該原料粉末を収容した筒体を塑性加
工した後加熱して該原料粉末を焼成および/または焼結
する工程を含む長尺焼結体製品の製造方法において、前
記原料粉末の焼結温度よりも融点が十分に高い金属細線
を、前記塑性加工後に前記筒体の表面に編成した後、前
記焼結を行うことを特徴とする長尺焼結体製品の製造方
法が提供される。
作用 本発明の方法は、特に、融点が十分に高い金属細線を筒
体の表面に編組みした後に焼結処理を行うことをその主
要な特徴としている。
即ち、一般に、伸線加工に適したAt5Cuあるいはそ
の合金等は融点が低く、これを原料粉末充填用の筒体と
して用いた場合には、従来の方法では焼結時に溶融した
金属筒体が脱落して所期の役割を果たさない場合があっ
た。一方、融点の高い金属は、一般に展性が低く加工し
難いので原料粉末を充填するために使用するには相応し
くない。
そこで、本発明に係る方法では、塑性加工後に金属筒体
に対して融点の高い金属細線を編組みした後焼結処理に
付すことによって、焼結時の原料粉末の形状維持と、溶
融した金属筒体の脱落防止とを図っている。すなわち、
この金属細線の編成体を設けることによって、高温の焼
結を行っても焼結体の形状が所望の形状に維持されると
共に、筒体を形成していた金属が十分に残留し、焼結体
の保護被覆あるいは支持体として機能する。
上記の編組み用金属線としては、原料粉末の焼結温度よ
りも融点が十分に高い金属が選択され、例えば、好まし
いものとしてステンレス鋼線を挙げることができる。
前記の方法における塑性加工および焼成または焼結工程
は公知の方法で行うことができる。尚、使用する金属筒
体は、伸線加工に対する適性を有するものを選択するが
、本発明に係る方法では、金属筒体自身の融点を特に考
慮する必要がないので、塑性加工に対する適性、製造コ
スト等の観点からより有利なものを選択することができ
る。具体的には、AI、 Cu、 Ni、 Feからな
る群から選択された少なくとも1種の金属あるいはそれ
を含む合金を有利なものとして挙げることができる。ま
た逆に、本発明に係る方法によれば、焼結温度を金属筒
体の融点以上に設定することができるので、原料粉末の
焼結をより好ましい条件で行うことができる。
本発明に係る方法における代表的な塑性加工は伸線加工
であり、より具体的は、ダイス伸線、ローラダイス伸線
、圧延ロール伸線、スウェイジング、押出伸線等によっ
て実施することができる。
尚、塑性加工の実施にあたって、金属筒体を加熱して熱
間で加工すること、あるいは金属筒体を焼鈍した後に塑
性加工を行うことも有利である。
以上の塑性加工および焼成または焼結工程は、本出願人
による「複合酸化物セラミック系超電導線の製造方法」
と題する昭和63年2月5日に出願の特願昭63−25
108号に開示した方法、「複合酸化物系超電導線の製
造方法」と題する昭和63年2月29日に出願の特願昭
63−46970に開示した方法、「焼結体線材の伸線
方法」と題する昭和63年4月16日に出願の特願昭6
3−94155号に開示した方法、「超電導線材の製造
方法」と題する昭和63年5月2日に出願の特願昭63
−94155号に開示した方法等に詳細に記載されてい
る。
本発明方法は、焼結処理によって形成する所謂セラミッ
クス、焼結合金等の難加工材料製品のいずれにも適用す
ることができる。具体的には、アルミナ、ベリリア、マ
ンガンフェライト〔(NIn、 Zn) Fe204)
 、P L Z T C(Pb、 La) (Zr、T
+) 03E等の酸化物系のセラミックスあるいは5 
I3 N <、AIN、部分安定化ジルコニア、SiC
等の窒化系、炭化系、珪化系、硼化系、硫化系の他、タ
ングステンカーバイド、炭化物析出強化型コバルト基合
金等の非酸化物系の焼結合金の長尺焼結体に適用するこ
とができる。
本発明のひとつの好ましい実施態様によれば、複合酸化
物系超電導材料の線材化に本発明に係る方法を適用する
ことができる。
即ち、近年、I[a族元素あるいは1lJa族元素の酸
化物を含む焼結体が極めて高いTcで超電導体となり得
ることが報告され、非低温超電導体による超電導技術の
実用化が俄かに促進されようとしている。(Bedno
rz、 Mjiller、 ”Z、Phys、 864
.1986゜189”)。ベドノーツおよびミューラー
等によって発見された酸化物超電導体は(La、 Ba
) 2Cu 04てあり、この酸化物超電導体は)(2
NiF4型酸化物と呼ばれる構造を有して、従来公知の
ペロブスカイト型超電導酸化物と結晶構造が類似してい
る。しかしながら、その超電導臨界温度T。は、従来の
超電導材料に比べて飛躍的に高く、約30にという1直
であった。
それまでにも複合酸化物系のセラミック材料が超電導特
性を示すということ自体は既に公知であり、例えば米国
特許第3.932.315号にはBa−Pb −Bl系
の複合酸化物が超電導特性を示すことが記載されている
。また、特開昭60−173.885号公報にはBa−
B1系の複合酸化物が超電導特性を示すということが記
載されている。しかし、これまでに知られていた複合酸
化物のT。はIOK以下であり、超電導現象を得るには
稀少で高価な液体ヘリウム(沸点4.2 K )の使用
が不可避であった。
更に、1987年2月になって、チュー達によってBa
−Y系の複合酸化物が発見された。このYBCOと称さ
れるBa−Y系の複合酸化物はY +Ba2Cu30丁
−にで表される組成を有し、90にクラスの臨界温度を
示すものであった。
しかしながら、これらの超電導材料は焼結体として得ら
れるので、−船釣に脆く取り扱いに注意が必要である。
即ち、機械的なストレスによって容易に破損あるいは亀
裂を生じ、特に線材化した場合には極めて容易に折損す
る。従って、この材料は塑性加工はもとより、簡単な成
形さえも事実上困難であり、実際の利用には大きな制約
が伴う。
また、焼結体超電導材は、超電導枠性を有する粒子のみ
で完全に均質な多結晶体を形成することが困難であると
共に、超電導体一般の性質として外部磁場や冷却温度の
変動によって局部的に超電導状態が破れる場合がある。
ところが、この種の焼結体超電導材料は従来の超電導材
料よりも熱伝導率が低く、また電気抵抗も高い。従って
、上述のように超電導状態が破れた箇所では超電導体を
流れる電流によって局部的な発熱が生じ、冷却媒体と接
触したような場合には冷却媒体の爆発的な気化を誘起す
る。従来の金属系の超電導体は超電導体を細いフィラメ
ントとして形成し、多数のフィラメントをCu等の良導
体によって一体に形成し、超電導が破れた場合の伝熱体
並びに電流のバイパスとすることによって危険を回避し
ていた。これに対して、複合酸化物系超電導材料の場合
は、このような構成を採ることが困難であり、現状では
線材としての利用が困難であるとされていた。
しかしながら、本発明に係る長尺焼結体製品の製造方法
をこれらの複合酸化物系超電導体に適用することによっ
て、高い臨界温度で有効な超電導特性を発揮する超電導
線材を実現することが可能となる。
本発明方法が適用可能な複合酸化物系の超電導材料とし
ては、周期律表[a族元素から選択された1種の元素α
と、周期律表■a族元素から選択された1種の元素βと
、周期律表Ib、nb、IIIbz■az■a族元素か
ら選択された少なくとも1種の元素Tの複合酸化物が好
ましい。なお、元素γは一般に銅(Cu)である。
さらに具体的には、下記一般式: %式% 〔但し、αおよびβは、上記定義の元素であり、Xはα
+βに対するβの原子比で、0.1≦X≦0.9であり
、 yおよびZは(αI−XβX)を1とした場合にそれぞ
れ0.4≦y≦3.0.1≦2≦5となる原子比である
〕 で表される組成の複合酸化物が好ましい。
特に好ましくは、上記元素αはBaまたはSrであり、
上記元素βはY、 La、 Gd、 Dy、 Ha、E
r、Tm、YbおよびLuよりなる群の中から選択され
た少なくとも一つの元素である。上記のαとβの原子比
は、上記αおよびβの種類に応じて適宜選択できる。
上記の元素の組合せの中で、特に、本発明が特に好まし
く適用できる複合酸化物材料としては、例えば、Y−B
a−Cu−0系、t、a−Ba −Cu −’o系およ
びLa−3r −Cu −0系の複合酸化物材料が挙げ
られる。具体的には、 Y+Ba2CU*0t−xSHO1Ba2Cu+0t−
x。
しu+BazcU3CF−XS   Sm1Ba2Cu
307−xsNdlBa2CLI30?−X%  Gd
1Ba2Cu30.−8、EU+Ba2CU30t−x
s   Er+Ba2Cu+0t−xsDy+Ba2C
u307−xs  TJBa2Cu+0t−xYb+B
a2Cu+ 07−X   La+Ba2Cu30.q
−xs〔ただし、XはQ<x<lを満たす数〕で表わさ
れる複合酸化物がある。
上記酸化物はペロブスカイト型酸化物または擬似ペロブ
スカイト型酸化物であることが好ましい。
擬似ペロブスカイトとはペロブスカイトに類似した構造
をいい、例えば酸素欠損ペロブスカイト型、オルソロン
ピック型等を含むものである。
上記の複合酸化物系超電導体は、一般に、原料粉末とし
、所望の複合酸化物を構成する各元素の化合物粉末を混
合した混合粉末を焼結することによって製造することが
できる。
すなわち、周期律表[a族に含まれる元素の化合物粉末
と、周期律表ma族に含まれる元素の化合物粉末と、周
期律表1b族、nb族、■b族、IVa族、■a族に含
まれる元素の化合物粉末との混合物を焼成して複合酸化
物としたものを粉砕して得た複合酸化物焼成体粉末を用
いるのが有利である。このような焼成体粉末では、超電
導特性に有効に作用する組成物が予め形成されているの
で、線材として焼結された後に均一な材質の製品とする
ことができる。このような観点から、焼成−粉砕の工程
を複数回反復して、原料粉末の均−化並びに微細化を図
ることも有利である。
このような複合酸化物系超電導材料の焼成または焼結温
度は一般に、原料粉末に含まれる化合物のうち最も融点
の低いものの融点を上限とする600℃以上の温度であ
る。即ち、焼結温度がこの範囲を越えると、焼結体に固
溶相が生じて、有効な超電導特性を発揮する焼結体が形
成されない。一方、上記範囲に達しない温度では、焼結
反応が不十分で、複合酸化物が形成され難くなる。従っ
て、上記範囲内で、焼結温度は高い方が好ましい焼結体
が形成される場合が多いが、従来の方法では金属筒体の
融点が制限となっていた。これに対して、本発明の方法
では前述のように焼結温度以上の融点を有する金属細線
を編組みしているので、金属筒体の融点以上の好ましい
温度で焼結を有効に行うことができる。
本発明は、上記の系以外に、さらに下記一般式;%式% mは、6≦m≦10を満たす数であり、nは、4≦n≦
8を満たす数であり、 pは、p = (6+2m+2n) / 2であり、q
は、0<q<1を満たす数であり、 rは、−2≦r≦2を満たす数である〕で表される組成
を主とした複合酸化物超電導体にも適用することができ
る。
以下、本発明を実施例に従ってより具体的に詳述するが
、以下の開示によって本発明の技術的範囲は何隻制限さ
れるものではない。
実施例 第1図は、本発明に従う超電導部材の構成を概略的に示
す図である。
第1図に示す長尺焼結体は、原料粉末の焼結体3と、こ
の焼結体3の外周を覆っている金属筒体2と、この金属
筒体2の外周に編成された編成体1とによって構成され
ている。
この長尺焼結体の製造時には、先ず、原料粉末を金属筒
体2に充填し、次いで、原料粉末を充填した状態で金属
筒体2を塑性加工、例えばローラダイスで伸線する。そ
の後、塑性加工後の成形体の外周に金属線を編成して編
成体1とする。こうして得られた複合物を原料粉末の焼
結温度に加熱して焼結体3とする。
以下に具体的な作製例を挙げて説明する。
作製例1 純度99.9%以上の市販のNeo粉末を、外径5mm
、内径4mm、長さ1000mmのAl管に充填し、両
端を封じた。このAl管を、ローラダイス伸線によって
、外径が3.6mmとなるまで伸線加工した。このよう
な試料を2本作成し、1木はそのまま、他方は、第1図
に示すように、外径Q、4+n+nのS[l5304ス
テンレス鋼線1を0.4mm間隔でAl管2の表面に福
組みした後に、それぞれ焼結した。焼結条件は共に95
0℃で2時間とした。
こうして得られた線材は、そのまま焼結したものでは、
Al管の大部分が溶融し、部分的に脱落したために被覆
の厚さが0.02mmからQ、1mmと大きなばらつき
があった。一方、本発明の方法に従って、ステンレス鋼
線の編組みを行ってから焼結した試料では、溶融AIの
脱落は事実上全くなく、均一な厚さのA1被覆を備えた
線材が得られた。尚、焼結後の線材の寸法は、外径4.
4mm、長さ1600mmであった。
作製例2 純度99.9%以上のBaCO5、Y2O3およびCu
Oの各々の粉末を用意し、Y2O3粉末が20.9重量
%、BaCO3粉末が54.7重量%、CuO粉末が2
4.5重量%となるように秤量し、アトライターで湿式
混合した後十分に乾燥させた。この混合粉末を、100
kg/cdの圧力でプレス成形して880℃で8時間焼
成した後、100メツシユ以下まで粉砕した。以下、成
形−焼成→粉砕の工程を3回繰り返した後に、得られた
焼成体粉末を、外径5mm、内径4mm、長さ1000
mmのAl管に充填し、両端を封じた。このAl管をダ
イス伸線によって、外径が3.5mmとなるまで伸線加
工した。このような試料を2本作成し、1本はそのまま
焼結して試料■とし、他方は、第1図に示すように、外
径Q、 4mmの5US304ステンレス鋼線1を、Q
、 4mm間隔でAl管2の表面に編組みした後に焼結
して試料■とした。尚、焼結条件は共に930℃で3時
間とした。
こうして得られた線材は、そのまま焼結したものでは、
Al管の大部分が溶融し、部分的に脱落したために被覆
の厚さが0.02mmからQ、1mmと大きなばらつき
があった。一方、本発明の方法に従って、ステンレス鋼
線の編組みを行ってから焼結した試料では、溶融式tの
脱落は事実上全くなく、均一な厚さのA1被覆を備えた
線材が得られた。尚、焼結後の線材の寸法は、外径4.
4mm、長さ1600mmであった。
また、各試料の超電導特性を測定したところ、試料■は
71にで、試料■は72にで共に電気抵抗が0となった
。更に、各試料に対して曲げ試験をそれぞれ複数回実施
したところ、試料■は平均して曲率半径4Qmmで折損
した。一方、試料■は、21.2mmまで折損しなかっ
た。
作製例3 作製例2と同様の原料粉末並びにAI管を使用して、伸
線工程において外径1.Qmmまで伸線した後に、同様
な試験を行った。但し、編組みした試料■′ では、外
径0.1mmの5IIS316ステンレス鋼細線を用い
た。各試料の評価を第1表に示す。
第1表 発明の効果 以上詳述の如く、本発明の方法に従えば、原料粉末を金
属筒体に充填して処理することによって、任意の径並び
に任意の長さの長尺体を、原料粉末に有機系粘着剤等を
混入することなく成形することができる。更に、この成
形体の形状を維持したまま、伸線、圧延等の塑性加工を
行うことが可能であり、これによって得られる製品の形
状の選択範囲は更に拡大する。
即ち、本発明に係る方法では、塑性加工に最も適した金
属筒体を選択して塑性加工を行い、且つ、焼結温度以上
の融点を有する金属編成体によって保護しつつ焼結処理
を行うので、焼結処理中また処理後に亘って、筒体がそ
の機能を有効に果たす。
従って、筒体に収容された状態で、コイル状等の任意の
形状に成形した後焼結することによって、従来の方法で
は不可能であった複雑な形状の製品をも製造できる。ま
た、本発明による金属筒体は超電導が破れた場合の伝熱
体並びに電流のバイパスとしても機能する。
更に、原料粉末と共に、適切な形状の中子を予め筒体中
に収容してお(ことによって、任意の断面形状を有する
長尺体の製造も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う超電導部材の構成を概略的に示
す図である。 〔主な参照番号〕 1 ・・・・金属編成体、 2・・・・金属筒体、 3・・・・焼結体(原料粉末) 特許出願人  住友電気工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 塑性加工に適した材料の筒体中に原料粉末を充填し、該
    原料粉末を収容した筒体を塑性加工した後加熱して該原
    料粉末を焼成および/または焼結する工程を含む長尺焼
    結体製品の製造方法において、 前記原料粉末の焼結温度よりも融点が十分に高い金属細
    線を、前記塑性加工後に前記筒体の表面に編成した後、
    前記焼結を行うことを特徴とする長尺焼結体製品の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113035442A (zh) * 2021-03-09 2021-06-25 江苏中柔电缆有限公司 一种高精度传感专用电缆

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