JPH01112083A - 難燃性作動油用オイルシール - Google Patents

難燃性作動油用オイルシール

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JPH01112083A
JPH01112083A JP62271395A JP27139587A JPH01112083A JP H01112083 A JPH01112083 A JP H01112083A JP 62271395 A JP62271395 A JP 62271395A JP 27139587 A JP27139587 A JP 27139587A JP H01112083 A JPH01112083 A JP H01112083A
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JP
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nitrile rubber
magnesium oxide
oil
flame retardant
parts
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Takeomi Yano
矢野 武臣
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、難燃性作動油用オイルシール↓こ関する。更
に詳しくは、ニトリルゴム配合物または水素添加ニトリ
ルゴム配合物の加硫物をゴム材料に用いてなる難燃性作
動油用オイルシールに関する。
〔従来の技術〕
油圧ポンプなどに使用されている作動油は、従来石油系
作動油が主であったが、油圧ポンプなどが室内で使用さ
れるケースが多くなるにつれて、ポンプ作動中に作動油
が漏れ、床にこぼれるのが特に嫌われるようになってき
つつある。このため、床にこぼれてもすぐに処置し易い
難燃性作動油、特にそれの含水タイプに変更されて用い
られるようになってきている。
しかしながら、難燃性作動油は、強度、耐水性、耐摩耗
性要求の観点からオイルシール用ゴム材料として主に使
用されているニトリルゴムや水素添加ニトリルゴム゛を
軟化させ、シール機能を損すせることが判明した。即ち
、難燃性作動油によりこれらのゴム材料が膨潤、軟化し
、ゴム弾性が失われる結果、オイルシールの緊迫力、摩
耗性がなくなり、作動油を封じることができなくなるの
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は、オイルシール用ゴム材料として用いられる
ニトリルゴムまたは水素添加ニトリルゴムの加硫物の改
質を試み、里燃性作動油に対して耐性のあるものの開発
を図った。
一般に用いられているニトリルゴムまたは水素添加ニト
リルゴムは、イオウ加硫およびゴムの耐熱性向上のため
に酸化亜鉛を配合している。しかしながら、シール対象
液である難燃性作動油中には、脂肪酸などの潤滑性能向
上のための摩耗調整剤が含まれており、これが酸化亜鉛
と反応し、ゴムを著しく劣化(軟化)させることが知ら
れている。
そこで、本発明者は加硫系を酸化亜鉛を必要とはしない
パーオキサイド系に変更すると共に、難燃性作動油中に
含まれる水分と反応しかつ活性度の低い酸化マグネシウ
ムをそこに配合することにより、ゴムの軟化を抑制する
ことに成功した。
〔問題点を解決するための手段〕 従って、本発明は難燃性作動油用オイルシールに係り、
この難燃性作動油用オイルシールは、2価金属酸化物と
してヨード吸着量が約30〜60mg/gの酸化マグネ
シウムを含有するニトリルゴム配合物または水素添加ニ
トリルゴム配合物のパーオキサイド加硫物をゴム材料に
用いてなる。
ニトリルゴム配合物または水素化ニトリルゴム配合物に
ついてパーオキサイド加硫を行ない、その際酸化マグネ
シウムを用いること、酸化マグネシウムを配合する場合
には低イオウ系または無イオウ系の加硫系が好ましいこ
とは既に公知であるが、このような加硫系で用いられる
酸化マグネシウムなどの金属酸化物は、ゴムの耐熱性を
向上させる目的で活性度の高いもの、例えばヨード吸着
量として約 150mg/g程度の酸化マグネシウムが用いられる。
これに対して、本発明では難燃性作動油中に含まれる水
分と反応させ、ゴムを硬化させる目的で酸化マグネシウ
ムが用いられており、従って粒子径が大きく活性度の低
いもの、即ちヨード吸着量として約30〜60mg/H
のものが使用される。
かかる酸化マグネシウムは、ニトリルゴムまたは水素化
ニトリルゴム(水素化率約90〜100%)100重量
部当り約0.3〜5重量部、好ましくは約0.5〜3重
量部の割合で用いられる。これ以上の割合で酸化マグネ
シウムが用いられると、長期にわたる使などにより、オ
イルシール用ゴム材料として不適当となる。
(水素添加)ニトリルゴム配合物中には、酸化マグネシ
ウム以外に、一般に次のような各成分が(水素添加)ニ
トリルゴム100重量部当り次のような配合量で配合し
て用いられる。
(1)補強性充填剤 カーボンブラックまたはSin、を主成分とするホワイ
トカーボンなどが約5〜100重量部、好ましくは約2
0〜80重量部用いられる。
(2)充゛填剤 増量または摩耗性向上のために、セライト、グラファイ
ト、マイカ、タルク、テフロン粉末などが約5〜100
重量部、好ましくは約10〜70重量部用いられる。
(3)老化防止剤 アミン−ケトン系、芳香族第2級アミン系、ベンツイミ
ダゾール系、ジチオカルバミン酸塩系、特殊ワックスな
どが約0.5〜15重量部、好ましくは約2〜10重量
部用いられる。
(4)可塑剤 ジオクチルフタレート、ジオクチルセバケート、ジブチ
ルメチレンビスチオグリコレート、アジピン酸エステル
などが約1〜30重量部、好ましくは約5〜20重量部
用いられる。
(5)助剤 加工性を改良するためにステアリン酸、ポリブタジェン
などが、また加硫を促進したり、制御したりするために
トリアリルイソシアヌレートなどが約0.1〜10重量
部用いられる。
(6)有機過酸化物 ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロルベンゾイ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ビス(第
3ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、2
,5−ビス(第3ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチ
ルヘキサンなどが約0.1〜15重量部用いられる。
以上の各成分からなる配合物の調製および加硫は、次の
ようにして行われる。まず、配合物の調製は、ASTM
 D−1485に従って(水素添加)ニトリルゴム、可
塑剤および加硫剤以外の配合剤、可塑剤および加硫剤の
順序で採取して配合した後、ASTMD−3182に準
じてオープンロールで混練することによって行われ、ま
た加硫は、(水素添加)ニトリルゴムに通常適用される
加硫条件がそのまま用いられる。
〔作用〕および〔発明の効果〕 難燃性作動油としては、水−グリコール系作動油、乳化
系作動油、リン酸系作動油などが用いられており、これ
らの難燃性作動油、特に水−グリコール系作動油中に含
まれる水によるニトリルゴムまたは水素添加ニトリルゴ
ムの軟化、膨潤が、酸化マグネシウムの添加により効果
的に抑制されるので、このパーオキサイド加硫物をオイ
ルシールのゴム材料として有効に使用することができる
〔実施例〕
次に、実施例について本発明の詳細な説明する。
実施例1 ニトリルゴム(日本ゼオン製品N1pol DN206
 ;ニトリル含量33%)100部(重量、以下同じ)
、HAFカーボンブラック20部、ホワイトカーボン(
湿式シリカ)25部、けいそう±45部、老化防止剤(
入内新興化学製品ノックラック224、同ノックラック
MB)3部、酸化マグネシウム1部、ジオクチルフタレ
ート10部、ステアリン酸1部およびジクミルパーオキ
サイド(日本油脂製品バークミルD)6部を、ASTM
D−1485に従って配合し、次いでASTM D−3
182に準じてオープンロールで混練した。
この混練物を、170℃で15分間の加硫を行ない。
JIS K−6301に準する方法により常態値を測定
し、また難燃性作動油(松材石油製品ハイトールRAW
)中への浸漬を80℃で168時間行なったときの常態
値変化率および体積変化率をそれぞれ測定した。
実施例2 実施例1において、ニトリルゴムの代りに同量の水素添
加ニトリルゴム(日本ゼオン製品Zetpo12020
 ;ニトリル含量33%)を用い、同様の加硫および測
定を行なった。
比較例1 実施例1において、酸化マグネシウムの代りに同量の酸
化亜鉛を用い、またジクミルパーオキサイドの代りに0
.8部のイオウを用いて、同様の加硫および測定を行な
った。
比較例2 実施例2において、酸化マグネシウムの配合量を10部
に変更し、またステアリン酸を用いずに、同様の加硫お
よび測定を行なった。
以上の各実施例および比較例における測定結果は、次の
表1に示される。
(以下余白) 表1 [常態値] 硬さ(ポイント)    81   79   80 
  82引張強さ(Kg/a+?)    120  
185  130  110伸び  (%)   43
0 580 420 400[浸漬試験] 硬さ変化(ポイント)   −1−1−11+5引張強
さ変化率(%)−2+5  −15  −20伸び変化
率  (%)   +1   41  −16  −4
0体積変化率  (%)   +2.2   +1.7
   +9.5  −1.5実施例3 実施例2の浸漬試験において、酸化マグネシウムの配合
量1部を種々に変更したときの配合量と硬さ変化との関
係(第1図)ならびに酸化マグネシウム各配合量におけ
る浸漬時間と硬さ変化との関係(第2図)をそれぞれ測
定した。
実施例4 実施例1および比較例1の配合物からオイルシ−ルを加
硫成形し、 JIS B−2402に準する方法により
、機能評価試験を次の条件下で行ない、得られた結果を
下記表2に示した。
作動油:水−グリコール系作動油(ハイトールFIAV
)液  温:50℃ 試験時間=500時間 油  圧: −0,3〜0.3Kgf/a#回転数: 
1800rpm 表2 一−JuJ■L−一 叉旌但よ −J漱迩1−洩 れ 
        なし   200時間で洩れ硬さ変化
(ポイント)    −1−15主リップ摩耗幅(mm
)    0.4     1.2
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は、いずれも実施例3における測定結果を示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2価金属酸化物としてヨード吸着量が約30〜60
    mg/gの酸化マグネシウムを含有するニトリルゴム配
    合物または水素添加ニトリルゴム配合物のパーオキサイ
    ド加硫物をゴム材料に用いてなる難燃性作動油用オイル
    シール。 2、ニトリルゴムまたは水素添加ニトリルゴム100重
    量部当り約0.5〜5重量部の酸化マグネシウムが用い
    られた特許請求の範囲第1項記載の難燃性作動油用オイ
    ルシール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996017015A1 (fr) * 1994-11-30 1996-06-06 Nippon Zeon Co., Ltd. Composition de caoutchouc vulcanisable, joint etanche conçu pour agir a l'etat dynamique, et materiau utilise a cet effet
CN105949539A (zh) * 2016-05-16 2016-09-21 湖北洋田塑料制品有限公司 一种耐油热塑性弹性体及制备方法
CN111171409A (zh) * 2020-02-25 2020-05-19 广州机械科学研究院有限公司 一种耐高温、高强度和高膨胀率橡胶及其制备方法

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