JPH0111193Y2 - - Google Patents

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JPH0111193Y2
JPH0111193Y2 JP1981073501U JP7350181U JPH0111193Y2 JP H0111193 Y2 JPH0111193 Y2 JP H0111193Y2 JP 1981073501 U JP1981073501 U JP 1981073501U JP 7350181 U JP7350181 U JP 7350181U JP H0111193 Y2 JPH0111193 Y2 JP H0111193Y2
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brake band
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【考案の詳細な説明】 本考案は洗い及び脱水兼用の回転槽をこれと共
に回転するブレーキドラムにブレーキバンドを締
付けて制動する構成の脱水兼用洗濯機のブレーキ
装置に関する。
脱水兼用洗濯機におけるこの種のブレーキ装置
にあつては、一端が固定された一本のブレーキバ
ンドをブレーキドラムに対し脱水回転方向が締り
勝手方向となるように巻装してその他端に引張ス
プリング等によつて弾性引張力に加えるようにな
し、脱水制動時には上記弾性引張力によりブレー
キバンドをブレーキドラムの外周に圧接させて回
転槽を制動するように構成してある。また洗濯運
転中にもブレーキバンドをブレーキドラムに圧接
させて、撹拌翼により生成される反転渦巻水流に
よつて回転槽が正逆回転する所謂共回りを防止す
るようにしている。しかしながら、洗濯運転時に
おいて回転槽が脱水回転方向とは逆方向の回転力
を受けると、その回転方向はブレーキバンドにと
つて緩み側であるため、回転槽がブレーキバンド
の制動力に打ち勝つて回転してしまうことがあ
り、これではブレーキバンドによつて回転槽の共
回り防止を図つた意味がなくなつてしまう。斯る
不都合を解消するため、脱水軸に逆転防止用スプ
リングを装着し、回転槽が脱水回転方向とは逆方
向の回転力を受けたとき、上記逆転防止用スプリ
ングが巻締つて脱水軸を一種のロツク状態にして
回転槽の回転防止を行うことが考えられてはいる
が、構造が複雑で、部品点数も多くなりコスト的
に不利なものになり勝ちであつた。
従つて本考案の目的は、脱水終了時における回
転槽の惰性回転を効果的に制動できると共に、洗
い時における反転渦巻水流による回転槽の正逆回
転を効果的に防止でき、しかも構造が複雑化した
り、部品点数が増加したりする虞れのない脱水兼
用洗濯機のブレーキ装置を提供するにある。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
まず脱水兼用洗濯機の全体構成を示す第1図に
おいて、1は外箱、2はこの外箱1内に吊り棒3
を介して支持した水受槽、4はこの水受槽2内に
配設した洗い及び脱水兼用の回転槽、5はこの回
転槽4の内底部に配設した撹拌翼、6は水受槽2
内の水を排出する排水ホース、7はこの排水ホー
ス6の途中に設けた排水弁である。また8はモー
タ9にベルト伝達機構10を介して連結され前記
回転槽4及び撹拌翼5を選択的に回転させる駆動
機構、11は回転槽4を制動するブレーキ装置で
あり、以下これら駆動機構8及びブレーキ装置1
1について第2図及び第3図に従つて説明する。
即ち、12は前記水受槽2の外底部に固定した支
持基板、13はこの支持基板12にこれを貫通す
る如く取付けたハウジングであり、このハウジン
グ13には前記回転槽4に連結した脱水軸14を
軸受15を介して挿通支持している。上記脱水軸
14には洗い軸16を軸受17を介して挿通支持
し、該洗い軸16の上端部に前記撹拌翼5を取着
すると共に、下端部に前記ベルト伝達機構10の
一部をなすプーリ18を嵌着固定している。そし
て、19は脱水軸14の下端部とプーリ18のボ
ス部18aとの間に跨つて巻装したクラツチスプ
リング、20はこのクラツチスプリング19にそ
の下方の巻端と係合するように遊嵌したスリーブ
であり、このスリーブ20の外周部には多数のラ
チエツト歯20aを突設している。21はハウジ
ング13のフランジ部13aに一体に突設したボ
ス部で、これには支軸22を嵌着固定している。
23は支軸22に枢支したブレーキ装置11のブ
レーキレバーで、その一端部にはスリーブ20の
ラチエツト歯20aに係脱する爪24が設けられ
ている。この爪24はピン25を中心に回動可能
に枢設されていて、ピン25に巻装したねじりコ
イルばね26により常時矢印A方向に回動付勢さ
れている。そして、爪24はブレーキレバー23
に折曲形成したストツパ27によりそれ以上矢印
A方向に回動することがないように規制されてい
る。28はブレーキドラムで、このブレーキドラ
ム28は脱水軸14に嵌着されて回転槽4と共に
回転するようになつている。29はブレーキバン
ドで、これは前記ブレーキレバー23の支軸22
を固定支持部材として、一端たる固定端29aを
該支軸22に連結し、そして途中をブレーキドラ
ム28の外周にこれを略一周するように巻装して
他端たる操作端29bをピン30を介してブレー
キレバー23に連結している。この場合、回転槽
4の脱水回転方向が第3図に矢印Bで示す方向で
あるとすると、ブレーキバンド29は固定端29
aから操作端29bに向つて脱水回転方向とは反
対方向即ち反矢印B方向となるように巻装するも
のであり、これによりブレーキドラム28の反脱
水回転方向がブレーキバンド29の締り勝手方向
となるように構成している。尚、ブレーキバンド
29のブレーキドラム28への摺接部分には摩擦
材31がライニングされている。而して、ブレー
キレバー23の他端部と支持基板12に突設され
た掛合片32との間にはばね部材としての引張ス
プリング33を張設して、ブレーキレバー23を
矢印C方向に回動付勢している。上記引張スプリ
ング33は、従来よりも大なるばね力のものを使
用してブレーキドラム28に対するブレーキバン
ド29の圧接力を増大せしめ、以て回転槽4の脱
水制動時にその回転方向がブレーキバンド29に
とつて緩み方向であつても十分なる制動力が生ず
るようにしている。一方、34は支持基板12に
配設固定した電磁石で、これは前記排水弁7及び
ブレーキレバー23の作動源として作用するもの
で、そのプランジヤ35と排水弁7とを連結する
連杆36にブレーキレバー23の他端部に係合す
る折曲片37を形成している。そして、電磁石3
4の通電によりプランジヤ35が矢印D方向に吸
引変位すると、排水弁7が開放すると共に、ブレ
ーキレバー23が折曲片37に引掛けられて反矢
印C方向に回動するように構成されている。
次に上記構成の作用を説明する。まず脱水運転
時には、電磁石34の通電により、排水弁7が開
放すると共に、ブレーキレバー23が反矢印C方
向に回動する。このため、ブレーキレバー23先
端の爪24がスリーブ20のラチエツト歯20a
との係合を解除してクラツチスプリング19を巻
締り可能になすと共に、ブレーキバンド29が緩
められて回転槽4の制動が解除される。この状態
でモータ9が通電されてプーリ18を回転駆動す
ると、該プーリ18のボス部18aからクラツチ
スプリング19を介して脱水軸14に回転力が伝
達されるようになり、従つて回転槽4が第3図に
矢印Bで示す方向に高速で回転され、洗濯物の脱
水が行われる。そして、脱水運転が終了すると、
電磁石34が断電され、排水弁7が閉鎖状態に復
すると共に、ブレーキレバー23が引張スプリン
グ33の付勢力により矢印C方向に回動して第3
図の状態に復帰し、ブレーキバンド29によりブ
レーキドラム28従つて回転槽4に制動がかけら
れる。この制動時においては、回転槽4の回転方
向が、ブレーキバンド29にとつては緩み側であ
るが、引張スプリング33の大きなばね力によつ
てブレーキバンド29は強くブレーキドラム28
に巻き締るようになり、回転槽4の惰性回転はブ
レーキバンド29の制動力によつて効果的に制動
される。
一方、洗い運転時には、電磁石34の断電によ
つて、ブレーキバンド29がブレーキドラム28
に圧接して回転槽4を制動していると共に、爪2
4がラチエツト歯20aに係合しており、従つて
この状態ではクラツチスプリング19が巻締り不
能となつている。斯かる状態において、モータ9
を所定周期にて正逆回転させてその回転力をプー
リ18に伝達させると、該プーリ18のボス部1
8aの回転動力はクラツチスプリング19でしや
断されて脱水軸14には伝達されず、洗い軸16
のみに伝達されるから、撹拌翼5が所定周期にて
正逆回転され、以て回転槽4内に自動反転渦巻水
流が生成される。
ところで、このような洗濯運転時には、洗濯水
流或は当該水流に乗つた洗濯物が回転槽4内壁に
衝突してこれに回転力を及ぼす。そして、回転槽
4内に脱水回転と同方向の正転水流が生成されて
ブレーキドラム28に矢印B方向の回転力が作用
した場合には、当該方向が緩み側であつてもブレ
ーキバンド27が前述の脱水後の惰性回転制動時
と同様に大きな引張スプリング33のばね力によ
りブレーキドラム25に強く巻き締つているから
その大きな制動力により回転槽4の矢印B方向の
回転が確実に阻止される。
また回転槽4内に脱水回転と逆方向の反転水流
が生成されてブレーキドラム28に反矢印B方向
の回転力が作用した場合には、当該方向がブレー
キバンド29にとつては締り側であるため、ブレ
ーキバンド29には引張スプリング33の付勢力
に加えて、ブレーキドラム28との間に生ずる摩
擦力もが巻き締り力として作用するようになり、
従つてブレーキバンド29は一層強くブレーキド
ラム28に巻き締つて回転槽4の反矢印B方向の
回転を確実に阻止する。
さて、長期使用によりブレーキバンド29の摩
擦材31が摩耗してくると、制動力の減少を来た
すが、このようになつても回転槽4の反矢印B方
向の回転はブレーキバンド29にとつて締り側で
あるため、十分に大なる制動力を発揮し、洗い時
に回転槽4が反矢印B方向に共回りすることだけ
は確実に阻止する。従つて、回転槽4の反矢印B
方向の回転によりスリーブ20が爪24を反矢印
A方向に回転させつつ、反矢印B方向に回転する
といつた不都合を確実に防止でき、爪24により
スリーブ20の回転を阻止していることの効果、
即ちクラツチスプリング19の巻き締りを阻止し
てモータ9の回転が撹拌翼5のみに伝達されるよ
うになすという効果が損われるようなことはな
い。尚、上記のような原因で制動力が減少してく
ると、回転槽4の矢印B方向の回転はブレーキバ
ンド29にとつて緩み側であるから洗い時に回転
槽4が矢印B方向に共回りすることは絶対にない
とはいい難いが、万一回転槽4が矢印B方向に共
回りしたとしても、爪24はストツパ27により
それ以上矢印A方向に回動しないよう止められて
いるからスリーブ20も当該爪24により確実に
止められ、矢印B方向に回動するようなことはな
い。
ところで、本実施例のように、引張スプリング
33のばね力を強くすることで、ブレーキバンド
29の緩み方向に対応する回転槽4の矢印B方向
回転を阻止し得るものであれば、従来構成のもの
であつても、引張スプリング33に相当するスプ
リングのばね力を強くすれば、それで問題は解消
できるのではないかという疑問を生ずるが、従来
構成のものは、回転槽の脱水回転方向がブレーキ
バンドの締り勝手方向となるように定められてい
るため、スプリングのばね力を強くすると、締り
勝手方向である脱水回転方向に対する制動力が強
くなり過ぎ、脱水回転制動時に回転槽が瞬時に停
止されるようになつて、その結果、各部に大きな
力が衝撃的に作用して破損するといつた問題を生
ずる。この点に関し本実施例では反脱水回転方向
がブレーキバンド29の締り勝手方向となるよう
に定めたから上記のような問題は生じない。
本考案は以上説明したように、ブレーキバンド
をブレーキドラムに対して脱水時の回転方向とは
反対方向の回転が締り勝手方向となるように巻装
したので、構造の複雑化或は部品点数の増加をも
たらすことなく、単にブレーキレバーの操作力を
強くすることだけで、回転槽の惰性回転を効果的
に制動できると共に、洗い時における反転渦巻水
流による回転槽の共回りを効果的に防止すること
ができる。
またブレーキバンドの一端をブレーキレバーの
支軸に連結する実施態様によれば、ブレーキバン
ドの一端を固定的に支持する部材を別途設けずと
も済む。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は脱水
兼用洗濯機の縦断側面図、第2図は左半部分を断
面にて示す要部の拡大図、第3図は第2図中−
線の矢印方向から見た底面図である。 図中、4は回転槽、5は撹拌翼、11はブレー
キ装置、19はクラツチスプリング、20はスリ
ーブ、22は支軸(固定支持部材)、23はブレ
ーキレバー、24は爪、28はブレーキドラム、
29はブレーキバンド、33は引張スプリング
(ばね部材)、34は電磁石である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 洗い及び脱水兼用の回転槽を制動するものに
    おいて、前記回転槽と共に回転するブレーキド
    ラムと、このブレーキドラムに巻装され一端を
    固定支持部材に連結し他端をブレーキレバーに
    連結したブレーキバンドと、制動時に前記ブレ
    ーキレバーを付勢して前記ブレーキバンドをブ
    レーキドラムに圧接させるばね部材とから成
    り、前記ブレーキバンドを、前記ブレーキドラ
    ムに対し、脱水時の回転方向とは反対方向の回
    転が締り勝手方向となるように巻装したことを
    特徴とする脱水兼用洗濯機のブレーキ装置。 2 ブレーキバンドの一端は、ブレーキレバーの
    支軸を固定支持部材としてこれに連結されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の脱水兼用洗濯機のブレーキ装置。
JP1981073501U 1981-05-21 1981-05-21 Expired JPH0111193Y2 (ja)

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JP1981073501U JPH0111193Y2 (ja) 1981-05-21 1981-05-21

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JP1981073501U JPH0111193Y2 (ja) 1981-05-21 1981-05-21

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JPS57187183U JPS57187183U (ja) 1982-11-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5617078U (ja) * 1979-07-18 1981-02-14

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JPS57187183U (ja) 1982-11-27

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