JPH01111452A - メタル担体触媒コンバータからの貴金属回収方法 - Google Patents

メタル担体触媒コンバータからの貴金属回収方法

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JPH01111452A
JPH01111452A JP26986087A JP26986087A JPH01111452A JP H01111452 A JPH01111452 A JP H01111452A JP 26986087 A JP26986087 A JP 26986087A JP 26986087 A JP26986087 A JP 26986087A JP H01111452 A JPH01111452 A JP H01111452A
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metal
precious metals
carrier
catalytic converter
alumina coat
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Fumiyoshi Noda
野田 文好
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メタル担体触媒コンバータからの貴金属回収
方法に関する。
(従来の技術) 触媒コンバータに使用されている白金系触媒は、石油化
学工業、自動車の排ガス浄化などに広く利用されている
が、白金族元素は高価であり且つ有限であるため省資源
上、廃棄触媒から白金族元素を回収することが望ましい
第4図及び第4図のB−B“断面の一部を示す第5図に
、セラミック担体触媒コンバータ7を示す。該セラミッ
ク担体触媒コンバーク7は、セラミック担体12に貴金
属担持アルミナコート層5を被覆してなるセラミック担
体モノリス触媒8を、触媒コンバータの外筒3に、ワイ
ヤーメツシュ9とセラミックシール10を介してリテー
ナ11により固定してなる。このような触媒コンバータ
からの貴金属の回収方法としては、アルカリ溶解法、王
水溶解法等がある。このうち王水溶解法は、前処理工程
と分離精製工程からなり、前処理工程においては、セラ
ミック担体モノリス触媒をセラミック担体触媒コンバー
タの外筒から取り出して、解砕または破砕した後、所望
により造粒及び焼成を行なう。分離精製工程においては
、造粒品を王水で処理することにより貴金属を溶解し、
これに水素ガスを吹き込んで貴金属ブランクを沈澱分離
し、該貴金属ブランクを王水に再溶解した後、亜硝酸を
添加することによりRh塩を沈澱分離して回収し、ジメ
チルグリオキシムを添加することによりPd塩を沈澱分
離して回収し、その後、濃縮してptを回収する。また
、特公昭59−3938号には、白金系触媒を塩酸と過
酸化水素液との混合液で処理することにより、白金族元
素を溶解させて回収することからなる白金族元素の回収
方法が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、メタル担体触媒コンバータから白金等の貴金
属を回収する場合に、上記の王水溶解法または特公昭5
9−3938号の方法を適用すると、王水または塩酸と
過酸化水素液との混合液により貴金属が溶解するのと同
時に、担体(−般にFe−Cr−Al系合金)金属も溶
解してしまう。従って、該方法では、メタル担体触媒コ
ンバータから貴金属のみを回収することができなかった
。本発明は、メタル担持触媒コンバータにおいても、王
水または塩酸と過酸化水素液との混合液のような強酸で
処理することによる貴金属の回収を可能にする方法を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明のメタル担体触媒
コンバータからの貴金属回収方法は、メタル担体触媒コ
ンバータまたはメタル担体触媒コンバータから取り出し
たメタル担体触媒をアルカリ溶液中で熱処理することに
より、メタル担体から貴金属担持アルミナコー)75を
剥離し、剥離した貴金属担持アルミナコート層を強酸で
処理することにより貴金属を溶解させて回収することを
特徴とする。
該方法において、メタル担体モノリス触媒からの貴金属
担持アルミナコート層の剥離は、メタル担体モノリス触
媒を触媒コンバータの外筒から取り出した後に行なって
も、外筒に入れたまま行なってもよい。
メタル担体から剥離した貴金属担持アルミナコート層は
、通常の王水溶解法において、触媒担持メタル担体を処
理するのと同様に処理される。即ち、まず、アルカリ溶
液中で熱処理することにより剥離した貴金属担持アルミ
ナコート層を、解砕または破砕した後、1〜5mmに造
粒し、得られた造粒体を焼成することによ゛り前処理を
行なう。該前処理工程において、造粒及び焼成は後に処
理の効率を上げるために行なわれるが、場合によっては
、省略することができる。
焼成は、通常300〜1200℃で行なわれる。前処理
工程の後、造粒体を強酸、例えば王水または塩酸と過酸
化水素液との混合液で処理することにより貴金属を溶解
し、その後、沈澱によりそれぞれ分離精製する。分離精
製工程は、例えば下記の方法により行なうことができる
。即ち、まず、貴金属を溶解した強酸に水素ガスを吹き
込むことにより貴金属ブラックを沈澱分離し、その後貴
金属ブラックを王水に再溶解し、これに亜硝酸を添加し
てRhを沈澱分離し、その後ジメチルグリオキシムを添
加してPdを沈澱分離し、最後に濃縮することによりP
tを回収する。
(作用) 本発明の方法においては、アルカリ溶液中での熱処理に
より、メタル担体に被覆されたアルミナコート層が剥離
する。そして、剥離したアルミナコート層を強酸、例え
ば王水または塩酸と過酸化水素液との混合液で処理する
ことにより、各貴金属が、担体の金属が混入することな
く、それぞれ高回収率で回収される。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1: 第1図ないし第3図は、本実施例で使用するメタル担体
触媒コンバータ1を示す。該メタル担体触媒コンバータ
1は、メタル担体2に貴金属担持アルミナコート層5が
被覆されたメタル担体モノリス触媒6を、ろう付は部4
により外筒3に固定してなる。触媒担持量等の値を下記
に示す。
触媒体積:O9M! 貴金属担持量:Pt 触媒11当たり1.5gRh  
触媒1!当たり0.3g 担体:メツシュ・・・#400/in”材質−20Cr
−5AI=残Fe 板厚・・・50t!m 担体上へのAh(hコート量:触媒11当たり00g 触媒使用状態:5万マイル走行 上記のメタル担体触媒コンバータから、下記の方法によ
り貴金属を回収した。
まず、上記触媒コンバータの排気ガスの出入口(コーン
部)を切断し、20%のNaOH溶液中、120 ’C
で3時間熱水処理を行った。これによりメタル担体より
剥離した貴金属担持アルミナコート層を水洗した後、解
砕または破砕し、これを直径1〜5隅に造粒し、300
〜1200″Cで焼成することにより、前処理を行なっ
た。その後、得られた造粒体を、強酸、例えば王水また
は塩酸と過酸化水素液との混合液で処理することにより
貴金属を溶解させ、これに水素ガスを吹き込むことによ
り貴金属ブラックを沈澱分離し、該貴金属ブラックを王
水に再溶解し、これに亜硝酸を添加してRh塩を沈澱分
離して回収し、ジメチルグリオキシムを添加してPcl
塩を沈澱分離して回収し、最後に濃縮してptを回収し
た。
ptの回収率は96%、Rhの回収率は85%であった
実施例2: 担持量が触媒if当たり1.5gのPd触媒を使用する
以外は、実施例1と同様の処理を行ない、Pdを回収し
た。Pdの回収率は97%であった。
実施例3: 熱水処理を、5%のNaOH溶液中、200°Cで3時
間行なうこと以外は、実力面倒1と同様の方法により、
貴金属の回収を行った。本実施例においても、実施例1
とほぼ同様の貴金属の回収率が得られた。
実施例4: アルカリ溶液として、それぞれアルミン酸ナトリウム、
炭酸ナトリウム、水酸化バリウム、炭酸カリウムを用い
る以外は実施例1と同様の方法により、貴金属を回収し
た。
貴金属の回収率を下記の表に示す。
(発明の効果) 本発明のメタル担体触媒コンバータからの貴金属回収方
法においては、アルカリ溶液中で熱処理することにより
貴金属担持アルミナコート層を剥離した後に、強酸、例
えば王水または塩酸と過酸化水素液との混合液による処
理を行なうため、回収した貴金属にメタル担体の金属が
混入することがなく、貴金属のみを高い回収率で回収す
ることができる。従って、従来セラミック担体触媒コン
バータにしか適用できなかった、強酸で処理することに
よる貴金属の回収をメタル担体触媒コンバータにも適用
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で処理するメタル担体触媒コンバータを
示す断面図、第2図は第1図のメタル担体触媒コンバー
タのA−A ’断面図、第3図は第2図のメタル担体触
媒コンバータのメタル担体モノリス触媒の一部を示す図
、第4図はセラミック担体触媒コンバータを示す断面図
、第5図は第4図のセラミック担体触媒コンバータのB
−B ’断面の一部を示す図である。 1・・・メタル担体触媒コンバータ ・2・・・メタル担体   3・・・外筒4・・・ろう
付は部 5・・・貴金属担持アルミナコート層 6・・・メタル担体モノリス触媒 7・・・セラミック担体触媒コンバータ第1図 第2図 第40 斉5 コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メタル担体触媒コンバータまたはメタル担体触媒コンバ
    ータから取り出したメタル担体触媒をアルカリ溶液中で
    熱処理することにより、メタル担体から貴金属担持アル
    ミナコート層を剥離し、剥離した貴金属担持アルミナコ
    ート層を強酸で処理することにより貴金属を溶解させて
    回収することを特徴とするメタル担体触媒コンバータか
    らの貴金属回収方法。
JP62269860A 1987-10-26 1987-10-26 メタル担体触媒コンバータからの貴金属回収方法 Expired - Lifetime JPH0655277B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02209436A (ja) * 1989-02-09 1990-08-20 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 金属担体触媒からの白金族の回収方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319130A (en) * 1976-08-07 1978-02-22 Nissan Motor Co Ltd Recovering and separating method of noble metals
JPS62216924A (ja) * 1986-03-19 1987-09-24 Nissan Eng Kk 廃触媒からロジウム金属を回収する方法

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