JPH01110846A - 内燃機関の可変圧縮比機構 - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比機構

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JPH01110846A
JPH01110846A JP11865388A JP11865388A JPH01110846A JP H01110846 A JPH01110846 A JP H01110846A JP 11865388 A JP11865388 A JP 11865388A JP 11865388 A JP11865388 A JP 11865388A JP H01110846 A JPH01110846 A JP H01110846A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ピストンの上死点での燃焼室容積を増減させ
て圧縮比を可変とする内燃機関の可変圧縮比機構に関す
る。
(従来技術) 従来、このような内燃機関の可変圧縮比機構としては、
例えば、特開昭58−91340号公報に開示された技
術がある。この従来技術(以下第1の従来技術という)
は、ピストンとコネクティングロッドとの間に偏心ベア
リングを介在させ、この偏心ベアリングの回転に合わせ
てピストンのコネクティングロッドに対する相対位置を
可変とし、油圧作動式のロックビンにより偏心ベアリン
グをコネクティングロッドに固定又は固定解除すること
により内燃機関の圧縮比を可変とするようにしたもので
ある。
他の従来技術として、例えば特開昭54−106724
号公報に開示されたものがある。この従来技術(以下第
2の従来技術という)は、シリンダブロック側に設けら
れた油圧制御装置からの油圧作用により、ピストンの内
側上端面とピストンガイドの上端面とにより形成される
油圧室内の油圧を変化させてピストンのピストンガイド
に対する相対位置を変化させ、これによって内燃機関の
燃焼室容積を変化させて圧縮比を可変とするようにした
ものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第1の従来技術では、シリンダブロック
に形成された高圧縮比用及び低圧縮比用の2つのメイン
油路からの作動油圧を、クランク軸、クランクビン及び
コネクティングロッドを経由して油圧作動式のロックビ
ンに作用させているので、クランク軸やクランクビンの
各軸受メタル制御油圧を通す油路を形成するためのスペ
ースが夫々必要となり、限られたスペースに配置される
各軸受メタルにおいて軸受機能の確保以外に前記油路の
スペースの確保が困難となる場合がある。
また、前記2つのメイン油路の切換えを、該メイン油路
の上流側のシリンダブロック内で行なっているので、即
ち前記ロックビンを固定又は固定解除する切換え指令が
該ロックビンからかなり離れた部位から出されるので、
前記固定又は固定解除のためのロックビンの速やかな追
従が得難く、従って圧縮比変化の応答性が悪い。
他方、第2の従来技術においても、前記油圧制御装置か
らの制御油圧を、クランク軸、クランクビン及びコネク
ティングロッドを経由して前記油圧室に供給しているの
で、クランク軸及びクランクビンの各軸受メタルに制御
油圧を通す油路形成のスペースが夫々必要となる。従っ
て、前記各軸受メタルにおいてその潤滑機能の確保や前
記油路のスペース確保を図るためには、第1に潤滑油路
とは別に制御油圧のための油路を設けるか、第2に制御
油圧を、その低油圧側及び高油圧側のいずれの場合でも
潤滑に支障のない値に設定し、制御油路と潤滑油路とを
兼用できるように形成する必要があるが、前者の場合に
はスペース上困難となり、また、後者の場合には、制御
油圧の低油圧側の最低値が潤滑機能を果たすために制限
されるので、その高油圧側の値が過大となり、これによ
って前記油圧制御装置の容量が過大になり、或はピスト
ン構造が重量増となる等の問題があった。また、この従
来技術においても、前記油圧室に作用する制御油圧は、
該油圧室から離れた前記油圧制御装置により制御される
ので、ピストンのピストンピンに対する相対位置変化の
速やかな追従が得難く、従って圧縮比変化の応答性が悪
い。
(発明の目的) 本発明は、かかる従来技術の課題を解決すべくなされた
もので、クランク軸等の従前の構造を変更することなく
、また、クランク軸等の軸受機能や潤滑機能を損なうこ
となく、簡単な構成を付加することにより、圧縮比変化
の応答性を向上できる内燃機関の可変圧縮比機構を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するための本発明の要旨は、内燃機関
のピストンの上死点における燃焼室容積を増減させて圧
縮比を可変とする内燃機関の可変圧縮比機構において、
コネクティングロッドに設けた油路を介して供給される
作動油圧に応じて前記燃焼室容積を増減させる燃焼室容
積可変手段と、コネクティングロッドに設けられ前記作
動油圧の前記燃焼室容積可変手段への供給を制御する油
圧制御弁と、シリンダブロック側に設けられ、前記油圧
制御弁を駆動する駆動手段とから成ることを特徴とする
(作用) コネクティングロッドに設けられた油圧制御弁がシリン
ダブロック側に設けられた駆動手段により駆動され、作
動油圧が燃焼室容積可変手段に作用し、圧縮比の変化状
態をイ1)る。
(実施例) 以下、本発明の各実施例を添付した図面に基づいて説明
する。なお、各実施例の説明において同様の部位には同
一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1図から第3図までは本発明の第1実施例を示してお
り、第1図は可変圧縮比機構の全体構成を示す図である
第1図に示すように、内燃機関のシリンダーライナ壁1
内を往復動するピストン2は、可動ピストン頂部3(同
図では右側半分と左側半分とを、作動の理解を容易にす
るために分割して示しである)とピストン基部4とから
構成されている。ここで、可動ピストン頂部3はピスト
ン基部4に対して一定量りだけ相対変位可能に組付けら
れており、可動ピストン頂部3とピストン基部4との間
には高圧縮比側油圧室5と低圧縮比側油圧室6とが夫々
形成され得るように成っている。ピストンピン7は、コ
ネクティングロッド8の小端部に圧入されている一方、
前記ピストン基部4のピストンピン孔4aに回動自在に
押通されている。コネクティングロッド8及びピストン
ピン7には、常時互いに連通ずる高圧縮比側油路8H,
7Hと低圧縮比側油路8L、?Lとが夫々形成されてい
る。
また、ピストン基部4には、ピストン2の下死点付近で
ピストンピン7の高圧縮比側油路7H1低圧縮比側油路
7Lを高圧縮比側油圧室5、低圧縮比側油圧室6に夫々
連通させる高圧縮比側油路4H1低圧縮比側油路4Lが
形成されている。さらに、コネクティングロッド8には
、クランクビン9の潤滑油路9aからの作動油圧を、ク
ランクビン9の軸受メタルlOに形成された溝及び孔1
0aを経て高圧縮比側油路811又は低圧縮比側油路8
Lに作用させる油路8aが形成されている。
コネクティングロッド8の高圧縮比側油路811及び低
圧縮比側油路8Lと油路8aとの間には、油圧制御弁と
してのスプール弁11が設けられており、該スプール弁
11は油路8aを高圧縮比側油路8Hに連通する高圧縮
比側位置(第1図に示す位置)と、油路8aを低圧縮比
側油路8Lに連通ずる低圧縮比側位置(同図の位置より
右側に変位した位置)との間で移動可能である。第2図
に示すように、このスプール弁11のスプール(弁体)
llaには、環状溝12が形成されていると共に、クリ
ックストップ機構13が設けられている。このクリック
ストップ機構13は、スプール11aが移動したときの
位置保持及び抜は防止のために設けられたもので、バネ
14と、環状溝12の両端に形成された凹環溝1211
,121、に係合可能な鋼球15とから構成されている
。スプール弁11が前記高圧縮比側位置にあるときには
鋼球15が第2図及び第3図に示すように環状溝12の
凹環@ 12 Hに係合し、スプール弁11が前記低圧
縮比側位置にあるときには鋼球15が環状溝12の凹環
溝12Lに係合する。
第1図に示すように、スプール弁11を高圧縮比側位置
と低圧縮比側位置との間で駆動させる駆動手段として、
高圧縮比側駆動手段16と低圧縮比側駆動手段17とが
内燃機関のシリンダブロッり側に設けられている。高圧
縮比側駆動手段16及び低圧縮比側駆動手段17は、内
燃機関の潤滑油圧源18.18と、高圧縮比側オイルジ
ェットパイプ19.22と、潤滑油圧源18からのオイ
ルをオイルジェットパイプ19.22を介してスプール
llaに圧油噴射又は噴射停止する高圧縮比側ソレノイ
ド弁20.23と、クランク角信号を受けてピストン2
の下死点を挟む所定のクランク角の間又は所定の時間、
前記ソレノイド弁20.23を作動させる電子制御装置
21とから構成されている。なお、オイルジェットパイ
プ19゜22は、ピストン2が下死点に達したとき、ス
プール弁11と合致するように配設されている(第1図
の位置)。
以下、上記構成を有する内燃機関の可変圧縮比機構の作
動を説明する。
運転状態等に応じて内燃機関を高圧縮比状態にする場合
には、電子制御装置21によりピストン2の下死点を挟
む所定のクランク角の間又は所定の時間、高圧縮比側ソ
レノイド弁20を作動させると共に低圧縮比側ソレノイ
ド弁23を不作動にする。これによって、ソレノイド弁
20は潤滑油圧源18からのオイルをオイルジェットパ
イプ19に供給する。このときオイルジェットバイブプ
19はスプールllaと合致した位置にあるので、該オ
イルジェットバイブ19はオイルをスプール11aに向
けて噴射し、スプールllaを第1図に示す高圧縮比側
位置に切換える。したがって、油路8aと高圧縮比側油
路8Hとがスプール11aの環状溝12を介して連通し
、且つ鋼球15がバネ14の付勢力により環状溝12の
凹環溝12Hに係合してスプールllaを高圧縮比側位
置に保持する。これによって、クランクビン9の潤滑油
路9aからの作動油圧が、軸受メタル10の溝及び孔1
0a、油路8a、スプール11a及び高圧縮比側油路8
11.71T、 411を介して高圧縮比側油圧室5内
に作用し、可動ピストン頂部3が第1図の左側半分に示
すようにピストン基部4に対して上方に相対的に移動す
る。この結果、内燃機関の燃焼室1aの容積が減少して
高圧縮比状態が実現される。
次に、運転状態等に応じて内燃機関を低圧縮比状態にす
る場合には、電子制御装置21によりピストン2の下死
点を挟む所定のクランク角の間又は所定の時間、低圧縮
比側ソレノイド弁23を作動させると共に高圧縮比側ソ
レノイド弁20を不作動にする。このときオイルジェッ
トバイブ22はスプールllaと合致した位置にあるの
で、該オイルジェットパイプ22は供給されたオイルを
スプールllaに向けて噴射し、スプールllaを第1
図の高圧縮比側位置から右側に変位させて低圧縮比側位
置に切換える。これによって、油路8aと低圧縮比側油
路8Lとがスプールllaの環状溝12を介して連通ず
ると共に、鋼球15が凹環溝12Lに係合してスプール
llaを低圧縮比側位置に保持する。これによって、ク
ランクビン9の潤滑油路9aからの作動油圧が、軸受メ
タルlOの溝及び孔10a1油路8a、スプール11a
及び低圧縮比側油路8L、7L、4Lを介して低圧縮比
側油圧室6内に作用し、可動ピストン頂部3が第1図の
右側半分に示すようにピストン基部4に対して下方に相
対的に移動する。これによって、内燃機関の燃焼室1a
の容積が増大して低圧縮比状態が実現される。
なお、上記実施例によれば、油圧制御弁としてのスプー
ル弁11が高圧縮比側及び低圧縮比側油圧室5及び6の
近くに設置されているので、油路が短くなり、圧縮比変
化の応答性を向上できる。
さらに、上記実施例によれば、ピストン2が下死点近傍
に達してオイルジェットパイプ19.22がスプールl
laと合致したときに該オイルジェットバイブ19.2
2からオイルを噴射させるように構成しているので、オ
イル噴射量が少なくてすみ、しからスプール弁11への
噴射オイルの作用時間を比較的長くとれる。
なお、上記実施例において、燃焼室容積可変手段は、可
動ピストン頂部3、ピストン基部4、高圧縮比側油圧室
5、低圧縮比側油圧室6、高圧縮比側油路4H,7H,
8H及び低圧縮比側油路4L、?L、8Lにより構成さ
れている。
次に、第4図に基づいて本発明の第2実施例を説明する
この第2実施例は、第1実施例における圧油噴射を利用
してスプール弁11を駆動する駆動手段16.17に代
え、電磁力を利用してスプール弁11’ を駆動する駆
動手段24を用いるものである。この駆動手段は、電源
25と、電子制御装置21により切換え制御される切換
えスイッチ26と、一対の電磁石27.27とから構成
され、前記スプール弁11’ は両端に磁極(S、N)
を有する永久磁石から成るスプールll’aを有し、両
磁極側に電磁石27.27が夫々対向配設されている。
このような構成を有する内燃機関の可変圧縮比機構では
、切換えスイッチ26が電子制御装置21により第4図
の実線で示す高圧縮比側に切換わると、スプール11°
 aの両側に位置する電磁石27.27の極性がSとな
るため、スプール11″ aが第4図の左方に移動して
高圧縮比位置をとり、高圧縮比状態が実現される。また
、切換えスイッチ26が電子制御装置21により図の破
線で示す低圧縮比側に切換わると、スプール11’aの
両側に位置する電磁石27の極性が逆転してNとなり、
これによってスプールll’aが第4図の高圧縮比位置
から右方に移動して前記低圧縮比位置をとり、低圧縮比
状態が実現される。
次に、第5図に基づいて本発明の第3実施例を説明する
この第3実施例は、第1実施例における燃焼室容積可変
手段を構成する低圧縮比側油圧室6、低圧縮比側油路4
L、低圧縮比側油路8L、71.等を省略したものであ
る。この場合、低圧縮比状態を得るために、高圧縮比側
油路8Hと連通可能なリーク溝11Lをスプールlla
に形成している。
他の構成は第1実施例と同様である。
このような構成を有する内燃機関の可変圧縮比機構では
、運転状態等に応じて内燃機関を高圧縮比状態にする場
合には、上記第1実施例と同様に、電子制御装置21に
よりピストン2の下死点を挾む所定のクランク角の間又
は所定の時間、高圧縮比側ソレノイド弁20を作動させ
ると共に低圧縮比側ソレノイド弁23を不作動にし、オ
イルジェットバイブ19によりオイルをスプールlla
に向けて噴射し、スプール弁11を第5図に示す高圧縮
比側位置に切換える。このとき、クリックストップ機構
である鋼球15がバネ14の付勢力により環状溝12の
凹環溝1211に係合してスプールllaを高圧縮比側
位置に保持し、これによって、クランクビン9の潤滑油
路9aからの作動油圧が、高圧縮比側油圧室5内に作用
し、可動ピストン頂部3がピストン基部4に対して上方
に相対的に移動し、この結果、内燃機関の燃焼室1aの
容積が減少して高圧縮比状態が実現されることも第1実
施例と同様である。
次に、運転状態等に応じて内燃機関を低圧縮比状態にす
る場合には、電子制御装置21によりピストン2の下死
点を挟む所定のクランク角の間又は所定の時間、低圧縮
比側ソレノイド弁23を作動させると共に高圧縮比側ソ
レノイド弁20を不作動にすると共に、オイルジェット
バイブ22は供給されたオイルをスプールllaに向け
て噴射し、スプールllaを第5図の高圧縮比側位置か
ら右側に変位させて低圧縮比側位置に切換える。
これによって、油路8aと高圧縮比側油路811との連
通が断たれ、鋼球15が凹環溝12Lに係合してスプー
ルllaを低圧縮比側位置に保持する。
このとき、高圧縮比側油路8Hはリーク溝11Lと対向
するので、高圧縮比側油路8 H内のオイルはリーク溝
りを介してクランクビン9側に落下する。これによって
、高圧縮比側油圧室5内への油圧の作用が断たれ、可動
ピストン頂部3がピストン基部4に対して下方に相対的
に移動する。つまり、内燃機関の燃焼室1aの容積が増
大して低圧縮比状態が実現される。
なお、上記実施例において、前記油圧制御弁を構成する
弁(スプール弁11,11°)以外にも、回転弁形式の
ものや、平面カムを用いたもの等を使用することができ
る。
さらに、本発明は、前記燃焼室容積可変手段として、上
述した従来例のように偏心ベアリング又はオフセットさ
れたピストンピン(偏心したピストンピン)を用い、且
つ油圧作動式のロックビンにより偏心ベアリング又はオ
フセットされたピストンピンをコネクティングロッド又
はピストンに固定又は固定解除することにより内燃機関
の圧縮比を可変とする形式のものを用いることができる
ことは言うまでもない。
また、例えばピストン2の油圧室に通じる油路を適宜形
成することにより圧縮比の連続的可変状態を得るように
構成することもできる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、内燃機関のピストンの上
死点における燃焼室容積を増減させて圧縮比を可変とす
る内燃機関の可変圧縮比機構において、コネクティング
ロッドに設けた油路を介して供給される作動油圧に応じ
て前記燃焼室容積を増減させる燃焼室容積可変手段と、
コネクティングロッドに設けられ前記作動油圧の前記燃
焼室容積可変手段への供給を制御する油圧制御弁と、シ
リンダブロック側に設けられ、前記油圧制御弁を駆動す
る駆動手段とから成る構成としたので、作動油圧の高圧
縮比側油路又は低圧縮比側油路への切換えを燃焼室容積
可変手段に近いコネクティングロッド内にて行われるか
ら、圧縮比変化の応答性を向上することができる。また
、従前のクランク軸等には何らの変更も必要ではないか
ら、クランク軸の軸受機能、潤滑機能を損なうこともな
い。
この場合、駆動手段を、前記ピストンの下死点近傍にて
駆動させる構成とすれば、例えば油圧制御弁を圧油噴射
により作動させるようにした場合には、適切なタイミン
グで制御できるから圧油のオイル使用爪を無駄なく、し
から圧油の作用時間を比較的長くとれる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の第1実施例を示しており、
第1図は内燃機関の可変圧縮比機+??を示す概略図、
第2図は第1図の一部を拡大した断面図、第3図は第2
図のIII−Iu線に沿う断面図、第4図は本発明の第
2実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構を示す概略図
、第5図は本発明の第3実施例を示す一部拡大断面図で
ある。 1a・・・燃焼室、2・・・ピストン、訃・・高圧縮比
側油圧室(燃焼室容積可変手段)、6・・・低圧縮比側
油圧室(燃焼室容積可変手段)、8・・・コネクティン
グロッド、11,11’ ・・・スプール弁(油圧制御
弁)、13・・・クリックストップ機構(位置規1メ1
手段)、16・・・高圧縮比側駆動手段、17・・・低
圧縮比側駆動手段、24・・・駆動手段。 出願人  本田技研工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関のピストンの上死点における燃焼室容積を
    増減させて圧縮比を可変とする内燃機関の可変圧縮比機
    構において、コネクテイングロツドに設けた油路を介し
    て供給される作動油圧に応じて前記燃焼室容積を増減さ
    せる燃焼室容積可変手段と、コネクティングロッドに設
    けられ前記作動油圧の前記燃焼室容積可変手段への供給
    を制御する油圧制御弁と、シリンダブロック側に設けら
    れ、前記油圧制御弁を駆動する駆動手段とから成ること
    を特徴とする内燃機関の可変圧縮比機構。 2、前記駆動手段は、前記ピストンの下死点近傍にて前
    記油圧制御弁を駆動するものである請求項1記載の内燃
    機関の可変圧縮比機構。 3、前記駆動手段は、前記油圧制御弁を圧油噴射により
    駆動するものである請求項1又は請求項2記載の内燃機
    関の可変圧縮比機構。 4、前記駆動手段は、前記油圧制御弁を電磁力により駆
    動するものである請求項1又は請求項2記載の内燃機関
    の可変圧縮比機構。 5、前記油圧制御弁は、弁体を永久磁石にて形成してい
    る請求項4記載の内燃機関の可変圧縮比機構。 6、前記油圧制御弁は、前記作動油圧の作用状態を切換
    えたときに弁体を夫々切換え後の所定位置に保持するた
    めの位置規制手段を有する請求項1から請求項4までの
    いずれか1項に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。 7、前記油圧制御弁は、前記圧縮比を高圧縮比又は低圧
    縮比に切換えるための2位置切換え弁である請求項1か
    ら請求項5までのいずれか1項に記載の内燃機関の可変
    圧縮比機構。 8、前記油圧制御弁は、弁体がクランク軸の軸線方向に
    略平行な方向に移動自在なスプール弁から成る請求項1
    から請求項6までのいずれか1項に記載の内燃機関の可
    変圧縮比機構。 9、前記油圧制御弁は、高圧縮比又は低圧縮比の各状態
    に応じて前記燃焼室容積を変えるための油路を切換える
    ものである請求項6又は請求項7記載の内燃機関の可変
    圧縮比機構。 10、前記駆動手段は、前記油圧制御弁の弁体の移動方
    向両側における前記シリンダブロック内の相対向する部
    位から前記弁体に駆動力を付与することにより移動させ
    るものである請求項7、請求項8又は請求項9に記載の
    内燃機関の可変圧縮比機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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