JPH01110289A - 水素ペレット入射装置 - Google Patents

水素ペレット入射装置

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JPH01110289A
JPH01110289A JP62268986A JP26898687A JPH01110289A JP H01110289 A JPH01110289 A JP H01110289A JP 62268986 A JP62268986 A JP 62268986A JP 26898687 A JP26898687 A JP 26898687A JP H01110289 A JPH01110289 A JP H01110289A
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JP
Japan
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pellet
cryohead
hydrogen
carrier disk
hole
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Application number
JP62268986A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sugano
菅野 正大
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、核融合プラズマ実験装置のプラズマ粒子密
度を制御するために使用するものであって、水素ガスを
冷却固化して水素ペレットを生成し、それを超高速でプ
ラズマ中に入射する水素ペレット入射装置に関するもの
である。
(従来技術) 核融合炉の開発において、プラズマ粒子を制御するため
に水素ペレットをプラズマ中に入射するだめの装置の開
発が盛んに行なわれている。従来の水素ペレットの発射
装置は、ペレットキャリアディスクに単一のペレット生
成孔を形成し、このペレット生成孔中で水素ペレットを
生成させた後、ペレットキャリアディスクを180°回
転させてペレット生成孔を発射用高圧ガス導入管および
銃身に対向させ、高速電磁弁を瞬時に開閉させて水素ペ
レットを発射させるようにしている。
上記プラズマ粒子の制御のために、複数個の水素ペレッ
トをわずかな時間差で順次発射させることも要求されて
いる。このための装置としては、上記装置を利用してペ
レットキャリアディスクに複数個のペレット生成孔を形
成し、それぞれのペレット生成孔に水素ペレットを生成
させた後、ペレットキャリアディスクを回転させてペレ
ット生成孔をそれぞれ発射用高圧ガス導入管および銃身
に対向させ、高速電磁弁をわずかな時間差で開閉させて
水素ペレットを発射させるようにすることが考えられる
しかしながら、上記構成の場合1枚のペレットキャリア
ディスクに複数個のペレット生成孔を形成させるために
、各ペレット生成孔中の水素をいかに効率よく冷却させ
るかの問題があり、また1つの水素ペレットを発射させ
ると、その熱がつぎに発射させる水素ペレットに伝達さ
れて、その熱で水素ペレットが溶解され、水素ペレット
の連続的な発射が阻害されるおそれがあるために、それ
を如何に防止するかが問題となる。
(発明の目的) この発明は、このような従来の課題の解決のためになさ
れたものであり、第1および第2のクライオヘッドによ
りペレットキャリアディスクを効率よく冷却することが
できるとともに、複数個の水素ペレットをわずかな時間
差で順次発射することができる水素ペレット入射装置を
提供するものである。
(発明の構成) この発明は、内部が真空に保持されるケーシング内に第
1のクライオヘッド、第2のクライオヘッドおよびペレ
ットキャリアディスクが配置され、上記ペレットキャリ
アディスクを極低温に冷却する冷却手段と、水素ペレッ
ト用の水素ガスを供給する水素ガス供給手段と、水素ペ
レットを発射する高圧ガス供給手段とを有し、このペレ
ットキャリアディスクには外周に達するスリットが放射
状に形成されることにより外周部付近に複数の領域が形
成され、これらの領域には貫通孔からなる第1のペレッ
ト生成孔がそれぞれ形成され、かつペレットキャリアデ
ィスクはケーシング外の作動手段によって回転可能に構
成され、第1のクライオヘッドは熱伝導率の高い材料で
構成されて上記ペレットキャリアディスクの一方の面に
対向して配置され、かつ水素ガスを第1のペレット生成
孔に供給する第2のペレット生成孔および第1のペレッ
ト生成孔に高圧ガスを噴射して水素ペレットを発射させ
るペレット発射孔とが形成され、第2のクライオヘッド
は熱伝導率の高い材料で構成されて上記ペレットキャリ
アディスクの他方の面に対向して配置され、かつ上記水
素ペレット生成時に第2のペレット生成孔を塞ぐ盲栓と
、発射された水素ペレットを加速する銃身とが具備され
てなり、第1のクライオヘッドまたは第2のクライオヘ
ッドは上記ケーシングに固定され、第1のクライオヘッ
ドおよび第2のクライオヘッドをペレットキャリアディ
スクに対して圧着させる駆動手段が設けられているもの
である。
上記スリットにより円周方向に分割された領域の中心側
は板厚を薄く形成してもよい。
上記駆動手段は流体シリンダおよびこの流体シリンダに
上記ケーシング外から高圧流体を供給する高圧流体供給
手段により構成され、この流体シリンダは第1のクライ
オヘッドおよび第2のクライオヘッドおよびペレットキ
ャリアディスクに貫通した中心軸に対して取付けられる
構成とすることが好ましい。また第1のクライオヘッド
および第2のクライオヘッドの各表面にはこれらを極低
温に冷却する冷却パイプを配置することが好ましい。
上記構成では、駆動手段により第1のクライオヘッドま
たは第2のクライオヘッドが移動することにより、極低
温に冷却された第1および第2のクライオヘッドがペレ
ットキャリアディスクの両面に圧着され、これによって
ペレットキャリアディスクが急速に冷却されて各ペレッ
ト生成孔中の水素が固化されて水素ペレットが生成され
、また水素ペレットの発射により1つのペレット生成孔
に発生した熱が、つぎに発射される水素ペレットにスト
レートに伝達されるのがスリットによって阻止され、熱
の伝達系路がスリットの形成されていない領域を迂回す
ることになるために、熱伝達が遅らされるとともに、伝
達される熱の量が非常に少なくなる。
(実施例) 第1図において、装置本体のケーシングは主ケーシング
10とその両側に配置された入口側ケーシング60と出
口側ケーシング40とからなっている。この主ケーシン
グ10の一方の7ランジ16にはフランジ62を介して
入口側ケーシング60の7ランジ60aが接続され、他
方の7ランジ16には7ランジ63を介して出口側ケー
シング40の7ランジ40aが接続されている。また入
口側ケーシング60の他端部にはカバー600が、出口
側ケーシング40の他端部にはカバー40cがそれぞれ
取付けられている。
出口側ケーシング40内には測定板46が配置され、後
述の銃身7を通して矢印Pに示すように発射された水素
ペレットをこの測定板46に対して衝突させるようにし
ている。またカバー40cには覗き窓45が設けられ、
ここから水素ペレットが測定板46に衝突した状態を観
察するようにしている。
なお、出口側ケーシング40には、カバー40Cの代り
に本来は核融合プラズマ実験装置が接続されるが、この
装置では核融合プラズマ実験装置の代りに測定板46を
用いている。
本体ケーシング10の内部には、シールドケーシング4
が配置され、このシールドケーシング4の両側にはシー
ルドカバー41およびシールドカバー42がそれぞれ取
付けられ、シールドカバー42の中央部には外方に突出
するシールドケージング43およびその端部のシールド
カバー44が取付けられている。
またシールドカバー42には、上記シールドケーシング
43の外周部を囲むベローズ47が7ランジ47aを介
して接続され、ベローズ47の他方の7ランジ47bは
上記7ランジ63に接続されている。シールドカバー4
1および42はそれぞれ図示しない結合部材によって上
記主ケーシング10に結合され、これによってシールド
ケーシング4が主ケーシング10内の所定の位置に固定
されている。
このシールドケーシング4の内部には、第1のクライオ
ヘッド1と第2のクライオヘッド2とが相対向して配置
されるとともに、これらの間にペレットキャリアディス
ク3が介在されている。第1のクライオヘッド1は第2
のクライオヘッド2より外径が大きく形成され、その外
周部には第2のクライオヘッド2を囲む取付はリング1
3を介して筒形のベローズ16の一方の7ランジ14が
接続され、このベローズ16の他方のフランジ15は上
記シールドカバー42に結合されている。
これによってベローズ16の内部および出口側ケーシン
グ40の内部の室100とその外側で主ケーシング10
の内部の室200との2つの室に区画され、各室100
および200はそれぞれ図示しない真空排気手段により
真空に排気されるようにしている。
また第1のクライオヘッド1および取付はリング13は
、連結ボルト65によってシールドケーシング4に結合
されている。図面では連結ボルト65は周方向の1箇所
のみを示しているが、周方向に複数箇所設けられ、これ
によってクライオヘッド1をシールドケーシング4内の
所定の位置に固定させている。
第2図に示すように、第1のクライオヘッド1、第2の
クライオヘッド2およびペレットキャリアディスク3に
はそれぞれ中央部に貫通穴が形成され、この貫通穴を貫
通する中空の外輪90が第1のクライオヘッド1に取付
けられている。ペレットキャリアディスク3の中心部に
はスリーブ92が取付けられ、このスリーブ92が上記
外軸90と第1のクライオヘッド1との間に介在される
とともに、このスリーブ92と外軸90との間にベアリ
ング94が介在されることによりペレットキャリアディ
スク3が外軸90に対して回転可能に取付けられている
また第2のクライオヘッド2と外軸90との間にはスリ
ーブ93が介在され、このスリーブ93と外輪90との
間にもベアリング94が介在されて第2のクライオヘッ
ド2が外軸90に対して軸方向に移動可能に取付けられ
ている。さらに外輪90の一方の端部には、端部フラン
ジ91が外軸90とともにボルト90aによって第1の
クライオヘッド1に固定され、この端部フランジ91に
一端部が結合された中心軸9が外軸90中を貫通して他
方の側に突出している。
上記中心軸9の他端部にはその外周のねじに螺着して端
部フランジ84が取付けられ、この端部フランジ84に
対して圧力室8を構成する部材がボルト84aによって
結合され、この圧力室8を構成する部材中を上記中心軸
9が貫通している。
上記圧力室8は、大径および小径の一対の筒形のベロー
ズ83と、それらの両端部の端板81,82とに囲まれ
た環状の空間によって形成されている。また端板82に
はヘリウムガス導入管76が接続され、これを通して圧
力室8中にヘリウムガスを加圧供給し、端板81を第2
のクライオヘッド2の方向に移動させるようにしている
上記ヘリウムガス導入管76は、出口側ケーシング40
のノズル76aからケーシング外に導出され、図示しな
いヘリウムガス供給設備に接続されている。
上記第2のクライオヘッド2には、上記中心軸9を囲む
筒形のスペーサ80が結合され、このスペーサ80の他
端部は上記端板81に近接して対向し、端板81からの
押圧力を第2のクライオヘッド2に断熱状態で伝達する
ようにしている。
上記第1のクライオヘッド1は、第2図および第4図〜
第6図に示すように構成されている。すなわち、クライ
オヘッド1は無酸素銅などの熱伝導の良好な材料からな
る板状体で構成され、この板状体を貫通して円周方向に
複数個(この実施例では6個)のアダプタ5が取付けら
れ、このアダプタ5は熱伝導度の低いステンレス鋼やセ
ラミックスなどの材料から構成されている。また第1の
クライオヘッド1の一方の面にはうず巻き状に凹部が形
成されてそこに冷却用の塞材導入管77が配置されてい
る。
また第1のクライオヘッド1の中心部には、環状に突出
する突出部が形成され、その先端面はペレットキャリア
ディスク3に面接触する冷却面39が形成されている。
上記アダプタ5にはそれぞれ一対の貫通穴からなるペレ
ット発射孔51およびペレット生成孔(第2のペレット
生成孔)52が同−円周軌跡上に形成されている。そし
て各ペレット発射孔51に対向して高圧ガス導入管20
がそれぞれ取付けられ、またペレット生成孔52に対向
して水素ガス導入管30が取付けられている。
上記高圧ガス導入管20は、入口側ケーシング60のノ
ズル28を通してケーシング外に導出され、高速電磁弁
29を介して図示しない高圧ガス供給設備に接続されて
いる。この高速電磁弁29も各高圧ガス導入管20に対
応して複数個(この実施例では6個)設けられ、これら
はわずかな時間差で順次高速で作動するようにしている
また水素ガス導入管30は、フレキシブルチューブ31
、分配管32および水素ガス導入管34を介してケーシ
ング外の図示しない水素ガス供給および排気設備に接続
されている。上記水素ガス供給管34は、上記シールド
ケーシング4の外周面に螺旋状に巻付けられてろう付け
などの手段により固着されている。またシールドケーシ
ング4の外周部には、上記水素ガス供給管34の間に、
液体窒素や液体ヘリウムなどの塞材を導入する塞材導入
管78が同様の螺旋配置で巻付けられ、上記同様にろう
付けなどの手段により固着されている。そしてこれらの
管34と78とは熱の授受がなされるように互いに近接
または接触して交互に配置されている。
また第2のクライオヘッド2も第1のクライオヘッド1
と同様の材料で構成され、かつアダプタ5に対向する部
分にはアダプタ56およびアダプタ61がそれぞれナツ
ト51aおよび61aで締付けられて取付けられ、上記
アダプタ56中には銃身7の一端部が貫通して取付けら
れ、アダプタ61は盲栓を構成するものであり、その端
面が平坦な円柱体で構成されている。このアダプタ56
は熱伝導率の低いステンレス鋼などの材料から構成され
ている。
また第2のクライオヘッド2の一方の面には、上記第1
のクライオヘッド1と同様に冷却用の塞材導入管77が
配置されている。この塞材導入管77にはケーシング外
の液体ヘリウム供給設備から液体ヘリウムが供給され、
第1および第2のクライオヘッド1および2を冷却した
後、ケーシング外に排出されるようにしている。
また第2のクライオヘッド2の中心部には、環状に突出
する突出部が形成され、その先端面はペレットキャリア
ディスク3に面接触する冷却面39が形成され、上記第
1のクライオヘッド1の冷却面39とによってペレット
キャリアディスク3を挟み付けて冷却を行なうようにし
ている。
上記アダプタ5および56の材料としては、ステンレス
鋼以外であっても低温における熱伝導率の低い材料であ
ればよい。この装置において実際上適用可能な材料とし
ては、10’に以下において熱伝導率が2X10” (
W/Cm−’ K)以下のものであればよく、そのよう
な条件を満足する材料としては、第9図に示すように、
ガラス、グラファイト、チタン合金(5/l−2,25
8n>、チタン、黄銅、アルミ合金(5083)などが
ある。
上記ペレットキャリアディスク3は、第7図に示すよう
に構成されている。すなわち、ペレットキャリアディス
ク3はステンレス鋼の薄板(0゜5〜4IIIIIl程
度)の円板で構成され、外周部に達するスリット35が
放射状に形成されることにより周方向に6個の三角形状
の領域と、互いに反対方向に突出する一対の回転アーム
38とが形成されている。そしてこの三角形状の領域に
はそれぞれ後述のペレット生成孔(第1のペレット生成
孔)53が形成されている。
またこれらの領域より内側の領域(破線39aより内側
の環状の領域)に上記第1および第2のクライオヘッド
1,2の冷却面39が圧着される環状の領域が形成され
ている。
上記スリット35を形成することにより、ペレット生成
孔53の形成された領域を互いに切離したのは、これに
よって各領域が自由に撓むことができるようにして、ペ
レット生成孔53の周囲に圧着されるパツキン33が良
好に密着するようにするためである。また上記領域を互
いに切離すことにより、この領域間の熱の伝達を妨げる
効果もある。すなわち、後述のように、水素ペレットの
発射により1つのペレット生成孔53に熱が発生した場
合、この熱のペレットキャリアディスク3中の伝達系路
は破線39aより内側の領域を通ることになり、この領
域には冷却面39が圧着されているために熱が吸収され
、隣接するペレット生成孔53に熱が伝達されるのが阻
止される。
上記回転アーム38には操作ワイヤ36が接続され、こ
の操作ワイヤ38はケーシング外に導出されて図示しな
い作動手段に接続されている。そしてこの操作ワイヤ3
6のいずれかを引くことによりペレットキャリアディス
ク3を所定量回転させるようにしている。この回転量を
規制するために図示しないストッパが設けられ、このス
トッパに回転アーム38が当接することにより回転量が
正確に制御されるようにしている。
第8図はペレットキャリアディスク3の別の実施例を示
し、基本的構成は上記同様であるが、三角形状の領域の
基部側の約半分の領域37は板厚が薄く形成されている
。このように板厚の薄い領域37を形成すると、各領域
を互いに自由に撓ませてペレット生成孔53の周囲に圧
着されるパツキン33を良好に密着させるという上記効
果をよりよく達成させることができる。
上記ペレットキャリアディスク3に形成されたペレット
生成孔53は、第3図に示すように、第1のクライオヘ
ッド1に形成されたペレット発射孔51および中心孔5
4に対向する位置に形成されており、ペレットキャリア
ディスク3を回転させることによりペレット生成孔53
がペレット生成孔52にも対向するようにしている。こ
のペレット生成孔53が銃身7の中心孔54に対向する
ことにより高圧ガス導入管20と銃身7の中心孔54と
を連通させ、またアダプタ61と対向することによりペ
レット生成孔53が閉鎖されるようにしている。
またアダプタ5,56および61の各端面には、ペレッ
トキャリアディスク3のペレット生成孔53の周囲の両
面に圧着されるようにパツキン33が取付けられて、ペ
レット生成孔53に供給された水素ガスが漏洩しないよ
うにし、また高圧ガス導入管20を通して導入される高
圧ガスが室200に漏洩しないようにしている。さらに
第1のクライオヘッド1と第2のクライオヘッド2との
相対向する面には突出部が形成されて、その先端面にペ
レットキャリアディスク3に圧着される冷却面39が形
成されている。
つぎにこの装置の作用を説明する。まず室100内およ
び室200内を真空排気設備により真空引きした後、塞
材導入管77および78にそれぞれ別の供給設備から塞
材(例えば液体窒素)を供給することにより、シールド
ケーシング4の内部および第1および第2のクライオヘ
ッド1および2を冷却する。第1および第2のクライオ
ヘッド1および2を塞材の液体温度近くまで冷却した後
、塞材の供給を停止し、ヘリウムガスを導入することに
より塞材導入管77および78内の塞材をパージし、つ
いで液体ヘリウムを供給することにより第1および第2
のクライオヘッド1.2を極低温まで十分に冷却する。
一方、図示しない作動手段により作動ワイヤ36を介し
てペレットキャリアディスク3を回転させて、ペレット
生成孔53を第1のクライオヘッド1のペレット生成孔
52に対向させる。この状態でペレット生成孔53は第
2のクライオヘッド2のアダプタ(盲栓)61にも対向
することになる。
そして図示しないヘリウムガス供給設備からヘリウムガ
ス導入管76を通して圧力室8に高圧のヘリウムガスを
供給する。端板82は中心軸9を介して第1のクライオ
ヘッド1に固定されているために、上記圧力室8の加圧
により端板81が押され、スペーサ80を介して第2の
クライオヘッド2を押圧する。これによって第2のクラ
イオヘッド2は第1のクライオヘッド1側に押され、第
1および第2のクライオヘッド1.2の冷却面39によ
ってペレットキャリアディスク3を挟み付けて冷却する
第1および第2のクライオヘッド1,2は熱伝導率の高
い材料で形成され、かつ冷却面3つは限られた領域で環
状に形成され、この冷却面39がペレットキャリアディ
スク3に対して両側から圧着されると、冷却面は完全に
密着するためにペレットキャリアディスクとの間に良好
な熱伝導度がなされ、したがってペレットキャリアディ
スクは急速に冷却される。
また同時にパツキン33がペレット生成孔53の周縁部
に圧着されてシールがなされ、さらにぺ” レット生成
孔53にはアダプタ(盲栓)61が当接して塞がれる。
この際、ペレットキャリアディスク3は、スリット35
によってパツキン33が圧着される領域が互いに分離さ
れているために、各領域は自由に撓むことができ、この
ためパツキン33によるシールが完全になされる。とく
に第8図の構成ではペレット生成孔53が形成された領
域は、板厚の薄い領域37によって容易に撓むようにし
ているために、完全なシールを達成させやすい。
つぎに水素ガス導入管34、分配管32、フレキシブル
チューブ31を通して各水素ガス導入管30およびペレ
ット生成孔53にそれぞれ水素ガスを供給する。この水
素ガスは、水素ガス導入管34を通る間にそれと隣接し
て螺旋状に配置された写材導入管78により冷却(予冷
)された後、分配管32を通って各水素ガス導入管30
(この実施例では6個)に分配、供給される。ペレット
生成孔53中に供給された水素ガスは、その周囲が極低
温(10°に以下)に冷却されているために、短時間で
固化し、固体水素ペレットが生成される。
上記固体水素ペレットの生成を確認した後、圧力室8中
の高圧ヘリウムガスをヘリウムガス導入管76を通して
排出し、第1および第2のクライオヘッド1,2による
ペレットキャリアディスク3の挟み付けを解除する。そ
して作動装置によりペレットキャリアディスク3を回転
させて固体水素ペレットが充填されているペレット生成
孔53を第1のクライオヘッド1のペレット発射孔51
および銃身7の中心孔54に対向させる。この回転量は
、第4図に示すように、第1のクライオヘッド1に取付
けられたアダプタ5のペレット生成孔52からペレット
発射孔51までの僅かな吊であり、この回転によりすべ
て(6個)のペレット生成孔53がそれぞれペレット発
射孔51に対向するようになる。
一方、ペレット発射孔53に対向していたペレット生成
孔52の先端部は側方にずれるが、この先端部において
も内部の水素は冷却により固化して固体水素が生じてい
るために、水素ガスが漏洩することはない。
この状態で圧力室8中に再び高圧ヘリウムガスを導入し
、スペーサ80を介して第2のクライオヘッド2を押圧
し、冷却面39によりペレットキャリアディスク3を挟
み付けることにより冷却するとともに、パツキン33を
圧着させてペレット生成孔53の周囲をシールする。そ
して高圧電磁弁29をわずかな時間差で順次作動させて
高圧ガス導入管20を通して高圧ガスを導入し、このガ
スの圧力で各ペレット生成孔53中の固体水素ペレット
を順次発射させる。
発射された水素ペレットは銃身7中で加速され、核融合
プラズマ実験装置に向って順次飛んで行く(この実施例
では測定板46に衝突する)。
上記発射の際に、ペレット発射孔51およびペレット生
成孔53に高圧ガスが導入されることにより、極低温に
冷却されているペレットキャリアディスク3は加熱され
、その熱が周囲に伝達される。この熱が、つぎに発射さ
れる水素ペレットが充填された隣接のペレット生成孔5
3に急速に伝達されると、固化した水素ペレットが溶解
されるおそれがあるが、上記装置ではアダプタ5によっ
てこの熱の急速な伝達を防止している。すなわち、第1
のクライオヘッド1は熱伝導率の高い材料で構成されて
いるが、ペレット発射孔51を有するアダプタ5は上記
のように熱伝導率の低い材料で構成されているために、
ペレット発射孔51からの熱は急速には周囲に伝達され
ない。
また第2のクライオヘッド2もペレット生成孔53に対
向する部分は熱伝導率の低い材料からなるアダプタ56
が取付けられているために、ここからつぎの水素ペレッ
ト発射位置への急速な熱伝導は防止されている。
さらにペレットキャリアディスク3もペレット生成孔5
3間にはスリット35が形成されて、熱が伝達されにく
いようになっており、またこの熱のペレットキャリアデ
ィスク3中の伝達系路は第7図に示す破線39aより内
側の領域を通ることになり、この領域には冷却面39が
圧着されているために熱が吸収され、隣接するペレット
生成孔53に熱が伝達されるのが阻止される。
なお、上記水素ペレットの発射のために導入された高圧
ガスは室100内で真空引きされることにより、水素ペ
レットとともに核融合プラズマ実験装置に随伴しないよ
うにしている。
全ての水素ペレットの発射を完了した後、ペレットキャ
リアディスク3を元の状態に復帰させる。
すなわち、まず圧力室8内の高圧ヘリウムガスをへり・
クムガス導入管76を通して排出させ、第1および第2
のクライオヘッド1,2によるペレットキャリアディス
ク3の挟持を解除し、ペレットキャリアディスク3を回
転可能な状態にする。そして図示しない作動手段により
ペレットキャリアディスク3を回転させて、ペレット生
成孔53を第1のクライオヘッド1のペレット生成孔5
2および第2のクライオヘッド2のアダプタ(白枠)6
1に対向させる。
この状態では、第1のクライオヘッド1のペレット生成
孔52の先端部中には固体水素が充填されているために
、それを溶解させる必要がある。
そのため、圧力室8中に再び高圧ヘリウムガスを導入し
、スペーサ80を介して第2のクライオヘッド2を押圧
し、冷却面39によりペレットキャリアディスク3を挟
み付けるとともに、パツキン33を圧着させてペレット
生成孔53の周囲をシールする。そして液体ヘリウム導
管77に導入していた液体ヘリウムの供給を一時的に停
止する。
これによって第1および第2のクライオヘッド1゜2は
温度上昇し、その熱によってペレット生成孔52中の固
体水素が溶解する。
そしてこの溶解によって水素は急速に膨P&するが、分
配管32によってクツションの作用が果されて水素ガス
導入管34を通して排出される。
以上の操作により水素ペレットの発射の1ザイクルが終
了したので、つぎに塞材導入管77に液体ヘリウムを供
給することにより、第1および第2のクライオヘッド1
および2を冷却する上記操作を繰返す。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば駆動手段により
第1のクライオヘッドまたは第2のクライオヘッドが移
動することにより、極低温に冷却された第1および第2
のクライオヘッドがペレットキャリアディスクの両面に
圧着され、これによってペレットキャリアディスクが急
速に冷却されて各ペレット生成孔中の水素が固化されて
水素ペレットが生成され、またペレットキャリアディス
クにはペレット生成孔の形成された領域間にスリットが
形成されているために、水素ペレットの発射により1つ
のペレット生成孔に発生した熱が、つぎに発射される水
素ペレットにストレートに伝達されるのが上記スリット
によって阻止され、熱の伝達系路がスリットの形成され
ていない領域を迂回することになるために、熱伝達が遅
らされるとともに、伝達される熱のけが非常に少なくな
る。
したがって、複数個の水素ペレットを確実に順次発射す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す装置全体の縦断面図、
第2図はその中心部の拡大断面図、第3図は第2図のペ
レットキャリアディスクの部分拡大断面図、第4図は第
1のクライオヘッドの正面図、第5図はその中央縦断面
図、第6図は背面図、第7図はペレットキャリアディス
クの正面図、第8図はペレットキャリアディスクの他の
例を示す正面図、第9図は極低温における各種材料の熱
伝導度特性図である。 1・・・第1のクライオヘッド、2・・・第2のクライ
オヘッド、3・・・ペレットキャリアディスク、4・・
・シールドケーシング、5.56.61・・・アダプタ
、7・・・水素ペレット発射用の銃身、8・・・圧力室
、9・・・中心軸、10・・・本体ケーシング、20・
・・高圧ガス導入管、30・・・水素ガス導入管、35
・・・スリット、39・・・冷却面、51・・・ペレッ
ト発射孔、52゜53・・・ペレット生成孔、77・・
・液体ヘリウム導管、78・・・塞材導入管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内部が真空に保持されるケーシング内に第1のクラ
    イオヘッド、第2のクライオヘッドおよびペレットキャ
    リアディスクが配置され、上記ペレットキャリアディス
    クを極低温に冷却する冷却手段と、水素ペレット用の水
    素ガスを供給する水素ガス供給手段と、水素ペレットを
    発射する高圧ガス供給手段とを有し、このペレットキャ
    リアディスクには外周に達するスリットが放射状に形成
    されることにより外周部付近に複数の領域が形成され、
    これらの領域には貫通孔からなる第1のペレット生成孔
    がそれぞれ形成され、かつペレットキャリアディスクは
    ケーシング外の作動手段によって回転可能に構成され、
    第1のクライオヘッドは熱伝導率の高い材料で構成され
    て上記ペレットキャリアディスクの一方の面に対向して
    配置され、かつ水素ガスを第1のペレット生成孔に供給
    する第2のペレット生成孔および第1のペレット生成孔
    に高圧ガスを噴射して水素ペレットを発射させるペレッ
    ト発射孔とが形成され、第2のクライオヘッドは熱伝導
    率の高い材料で構成されて上記ペレットキャリアディス
    クの他方の面に対向して配置され、かつ上記水素ペレッ
    ト生成時に第2のペレット生成孔を塞ぐ盲栓と、発射さ
    れた水素ペレットを加速する銃身とが具備されてなり、
    第1のクライオヘッドまたは第2のクライオヘッドは上
    記ケーシングに固定され、第1のクライオヘッドおよび
    第2のクライオヘッドをペレットキャリアディスクに対
    して圧着させる駆動手段が設けられていることを特徴と
    する水素ペレット入射装置。 2、上記スリットにより円周方向に分割された領域の中
    心側は板厚を薄く形成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の水素ペレット入射装置。 3、上記駆動手段は流体シリンダおよびこの流体シリン
    ダに上記ケーシング外から高圧流体を供給する高圧流体
    供給手段により構成され、この流体シリンダは第1のク
    ライオヘッドおよび第2のクライオヘッドおよびペレッ
    トキャリアディスクに貫通した中心軸に対して取付けら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の水素ペレット入射装置。 4、第1のクライオヘッドおよび第2のクライオヘッド
    の各表面にはこれらを極低温に冷却する冷却用パイプが
    配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の水素ペレット入射装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8096798B2 (en) * 2007-03-30 2012-01-17 Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. Gas hydrate compression molding machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8096798B2 (en) * 2007-03-30 2012-01-17 Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. Gas hydrate compression molding machine

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