JPS6319837Y2 - - Google Patents

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JPS6319837Y2
JPS6319837Y2 JP1981038519U JP3851981U JPS6319837Y2 JP S6319837 Y2 JPS6319837 Y2 JP S6319837Y2 JP 1981038519 U JP1981038519 U JP 1981038519U JP 3851981 U JP3851981 U JP 3851981U JP S6319837 Y2 JPS6319837 Y2 JP S6319837Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサイクロトロン等の粒子加速装置のタ
ーゲツトに使用するターゲツトフオイル及び加速
箱フオイルの冷却装置に関する。
サイクロトロンで気体のラジオアイソトープを
製造するには金属製のターゲツトボツクス内にタ
ーゲツト物質を数気圧で封入し、そのターゲツト
ボツクス内のターゲツト物質に加速粒子を当てて
該反応を起こしている。このようなシステムにお
いてはサイクロトロンの加速領域を真空遮断する
金属フオイルすなわち加速箱フオイルとターゲツ
ト物質を大気から遮断する金属フオイルすなわち
ターゲツトフオイルが必要である。
これらの両フオイルには、入射するビームのエ
ネルギーの減衰を極力押えるために極力その厚さ
を薄くすることが要求され、一方、ビーム照射を
受けた時に生ずる熱的破損及びターゲツトフオイ
ルの場合はターゲツト内のガス圧(数気圧)によ
る機械的破損に耐えうる厚さを持つことが要求さ
れ、フオイル厚には相反する要求が生じる。
また、この両フオイル間はビームが通過するた
め真空状態にするか、ビームと該反応を起こさず
かつフオイルと化学反応を起こさない気体で占め
る必要がある。
而して上記加速箱フオイル及びターゲツトフオ
イル間の空間を真空にした場合は、ビームの照射
によつて生ずる熱の伝達が少なくなり、フオイル
の熱的破損を生じやすくなる。またターゲツトフ
オイルに対しては絶対圧が一気圧分さらに負荷さ
れることになるため、圧力上昇による機械的破損
率が高くなる。
本考案はかかる問題を解決するものでこの加速
箱フオイルとターゲツトフオイル間の空間にビー
ムと該反応を起こさず、しかも金属フオイルとも
化学反応を起こさないヘリウムガスを充填し、さ
らに熱的、機械的な破損を防止するため、このヘ
リウムガスを循環させ同時に上記2つフオイルを
冷却するようにしたものである。
本考案はサイクロトロン本体9に固定したアダ
プターガイドパイプ10内にはターゲツトボツク
ス24を摺動すべく嵌合し、このターゲツトボツ
クス24にはサイクロトロン本体9に固定した加
速箱ブロツク14に密嵌合するアダダプタ15を
設け、このアダプタ15には加速箱フオイル19
を取着け、このアダプタ15に密嵌合するターゲ
ツトボツクス24にはターゲツトフオイル40を
取着け、上記アダプタ15には液体窒素で冷却し
たヘリウムガスを供給する開孔50,51,52
及びそれを排出する開孔53を設け、上記ヘリウ
ムガスを供給する開孔50,51,52に連設し
た複数個の通孔55,56,57はターゲツトフ
オイル40及び加速箱フオイル19に向かつて
夫ゝ開口する複数個のノズル49,59として開
口させ、上記供給用の開孔50,51,52を通
してヘリウムガスを加速箱フオイル19とターゲ
ツトフオイル40間に充填させかつ排出用の開孔
53を通して循環させるようにしたことを特徴と
するフオイルの冷却装置である。
以下図面につき本考案の一実施例を詳細に説明
する。
第1図示のようにサイクロトロンの本体9に固
定したアダプターガイドパイプ10内には絶縁チ
ユーブ11を摺動すべく嵌合し、この絶縁チユー
ブ11内に固定したターゲツトガイドパイプ12
の左端にはサイクロトロンの本体9に絶縁材13
を介して固定した加速箱ブロツク14の中心孔内
に密嵌合する円錐状外面を有する還状のアダプタ
15をビス16,……により取着ける。なお17
はシール用Oリングである。このアダプタ15の
中心には長孔18を設け、この長孔18の外側に
は厚さ20μのアルミニウムよりなる加速箱フオイ
ル19を当接すると共にその上に第2図示のよう
な細長い孔20を有する押え21をビス22,2
2,……により固定する。
第1図示のように上記ターゲツトガイドパイプ
12内には遮蔽ブロツク23を摺動すべく嵌合
し、この遮蔽ブロツク23の先端にはターゲツト
ボツクス24の端面を固定し、このターゲツトボ
ツクス24の一端には上記アダプタ15の内面に
密嵌する円錐面26を形成する。なお図中27は
円錐面26密封用のOリング、28はターゲツト
ボツクス24締付用のハンドル、29,30はそ
の室31内に略数気圧でターゲツト物資を送る通
孔、32,33はそれに連通するパイプである。
このターゲツトボツクス24の開口部にはター
ゲツトフオイル40を当接すると共にその上には
第3図示のような細長い孔41を有する押え42
をビス43,43……により固定する。
第4図示のように上記アダプタ15には上記加
速箱フオイル19とターゲツトフオイル40間の
空間に液体窒素で冷却したヘリウムガスを供給す
る開孔50,51,52及び同ヘリウムガスを排
出する開孔53を設け、これらの開孔50,5
1,52及び53にはアダプタ15内を径方向に
延びる通孔55,56,57及び58を連接し、
第5図示のように通孔56は前記長孔18の一端
内に開口させ、第6図示のように通孔55,57
はターゲツトフオイル40に向かつて略60°の角
度で開口するノズル49,59として開口させ、
また第4,5図示のように開口53に連設した通
孔58は長孔18の他端に接近する位置で開口さ
せる。
第7図示のようにヘリウムガスのボンベ60は
弁61,管62を介して脈動防止用のアキユーム
レータ63に連通し、アキユームレータ63は管
64、液体窒素65を入れた熱交換器66の銅パ
イプ67,管68,弁86及び絶縁チユーブ11
内を延びる図示しない通孔を介して前記開孔5
0,51,52に連通する。
前記開孔53は図示しない絶縁チユーブ11内
を延びる図示しない通孔、管70を介して水吸着
用の冷却した受けタンク71に連通し、この受け
タンク71より弁72,73、管74を介してフ
イゴ式の循環ポンプ75の入口に連通し、この循
環ポンプ75の出口は弁76,前記管62を介し
て前記アキユームレータ63に連通する。
上記受けタンク71は弁80、弁81、弁82
を介して真空ポンプ83に連通し、また管81は
弁84を介して前記アキユームレータ63に連通
する。
次にこの装置の動作を説明する。
ガス状のターゲツト物質はパイプ32,33、
通孔29,30を介してターゲツトボツクス24
の室31内に供給する。
一方絶縁チユーブ11を摺動させてそのアダプ
タ15を加速箱ブロツク14に密嵌し、またハン
ドル28を操作してターゲツトボツクス24の円
錐面26をアダプタ15内に密嵌し、図示しない
冷却装置により冷却水を供給し、ターゲツトボツ
クス24を冷却する。一方循環ポンプ75は加速
箱フオイル19とターゲツトフオイルの間の空間
に液体窒素で冷却したヘリウムガスを略2気圧程
度の圧力で送り、加速箱フオイル19、ターゲツ
トフオイル40を冷却する。
而して加速箱でプロトン、デユートロン等の荷
電粒子を加速し、その粒子線をフオイル19に入
射させると、粒子線はターゲツトフオイル40を
通してターゲツトボツクス24内に入射し、その
内部のターゲツト物質に該反応を起こし、アイソ
トープを生成するものである。
次に上記加速箱フオイル19とターゲツトフオ
イル40の冷却方式を更に詳細に説明する。
先ず第7図において弁61,73,76を閉
じ、弁85,86,82、80,84を開いて真
空ポンプ83を作動し、受けタンク71,管7
0、開孔53、通孔58を介して加速箱フオイル
19とターゲツトフオイル40間の空間を吸引
し、空にして弁80,82,84を閉じる。
次に弁61を開いてアキユームレータ63内に
ボンベ60のヘリウムガスを2気圧程度に送り込
み、弁61を閉じる。
次に弁85,86,72,73,76を開いて
循環ポンプ75を作動する。これによつてアキユ
ームレータ63内のヘリウムガスは管64より熱
交換器66の銅パイプ67を通つて冷却され、管
68を通つて前記開孔50,51,52に送られ
る。開孔50,52に入つたヘリウムガスは第
4,6図示のように通孔55,57を通り、ノズ
ル49,59よりターゲツトフオイル40に向か
つて吹き出し、それを効果的に冷却する。
また開孔51に入つたヘリウムガスは通孔56
を通して第4,5図示のように長孔18の一端に
導入され、長孔18に沿つて第4図において上方
に流れる間に加速箱フオイル19を効果的に冷却
する。
この冷却後ヘリウムガスは通孔58、開孔53
より第7図示の管70を通つて受けタンク71に
入り、その中で水及び油等の不純物は凝結し、除
去される。その後ヘリウムガスは弁72,73、
管74、循環ポンプ75の入口に送られ、その出
口より弁76、管62を介してアキユームレータ
63に戻り、再び管64より熱交換器66に送ら
れ、以下同じ流路を循環するものである。
以上のように本考案においては加速箱フオイル
とターゲツトフオイル間に液体窒素で冷却したヘ
リウムガスを送つているのでビームを減衰させる
ことなく両フオイルを同時に冷却できるものであ
る。また特に本考案ではヘリウムガスの圧力によ
りターゲツトフオイルに作用する圧力が大幅に緩
和されると共に、このヘリウムガスを供給する開
孔に連設した通孔55,57はターゲツトフオイ
ルに向つて開口するノズル49,59として開口
させているのでターゲツトフオイルは効果的に冷
却され、したがつてその熱的、機械的衝撃が大幅
に緩和されるのでフオイル厚を最小限に薄くで
き、ターゲツトフオイルによるビームのエネルギ
ー減衰を極力押えるとともにフオイルの耐久性を
向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するサイクロトロンのタ
ーゲツトの概要を示す断面図、第2図は第1図
AA線断面図、第3図は同BB線断面図、第4図
はそのアダプタの端面図、第5図は第4図CC線
断面図、第6図は第4図DD線断面図、第7図は
そのターゲツト冷却回路の概要を示す回路図であ
る。 9……サイクロトロン本体、19……アダプタ
ーガイドパイプ、14……加速箱ブロツク、15
……アダプタ、19……加速箱フオイル、24…
…ターゲツトボツクス、40……ターゲツトフオ
イル、50,51,52……開孔、53……開
孔、55,56,57……通孔、49,59……
ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイクロトロン本体に固定したアダプターガイ
    ドパイプ内にはターゲツトボツクスを摺動すべく
    嵌合し、このターゲツトボツクスにはサイクロト
    ロン本体に固定した加速箱ブロツクに密嵌合する
    アダプタを設け、このアダプタには加速箱フオイ
    ルを取着け、このアダプタに密嵌合するターゲツ
    トボツクスにはターゲツトフオイルを取着け、上
    記アダプタには液体窒素で冷却したヘリウムガス
    を供給する開孔及びそれを排出する開孔を設け、
    上記ヘリウムガスを供給する開孔に連設した複数
    個の通孔はターゲツトフオイル及び加速箱フオイ
    ルに向つて夫々開口する複数個のノズルとして開
    口させ、上記供給用の開孔を通してヘリウムガス
    を加速箱フオイルとターゲツトフオイル間に充填
    させかつ排出用の開孔を通して循環させるように
    したことを特徴とするフオイルの冷却装置。
JP1981038519U 1981-03-18 1981-03-18 Expired JPS6319837Y2 (ja)

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JPS57151599U JPS57151599U (ja) 1982-09-22
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UNITED KINGDOM ATOMIC ENERGY AUTHORITY HARWELL=1979 *

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