JPH0111021Y2 - - Google Patents

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JPH0111021Y2
JPH0111021Y2 JP1985158327U JP15832785U JPH0111021Y2 JP H0111021 Y2 JPH0111021 Y2 JP H0111021Y2 JP 1985158327 U JP1985158327 U JP 1985158327U JP 15832785 U JP15832785 U JP 15832785U JP H0111021 Y2 JPH0111021 Y2 JP H0111021Y2
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rollers
frame
bearing
rotating shaft
roll
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、対をなすローラを備えて、麺帯を
両ローラ間を通過させることにより、これを圧延
する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の麺帯圧延装置としては、例えば
実公昭54−13438号公報に記載されるようなもの
がある。この従来例は、基台上に対をなすローラ
の組を1列に5組並べて連動させ、各組に麺帯を
通過させることにより、麺帯を所定の厚み寸法に
延するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来例によれば、ローラが
基台の上側に設置されているため、圧延時に麺帯
から剥離する粉や麺生地の細片が基台上面に落下
してここに蓄積され、場合によつてはこれらが機
器に用いる油や空気中の水分を含んで、基台上に
こびりつくことがある。そしてこれらの清掃は、
装置の運転停止時間中に基台上面に手を差し込ん
で行つている。しかし、基台の上側にはローラや
これを支持するための枠体等があるため、前記清
掃のために必要な空間が狭く、従つて清掃には時
間的な制約の他に、空間の狭さに基づく制約があ
つて、装置を充分に清掃することが困難であると
いう問題点があつた。
またローラの整備点検時には、作業員が基台の
上方に上半身を折り曲げて、無理な姿勢をとる必
要があるから、点検整備が長時間にわたるような
場合には困難性が伴うという問題点もあつた。
さらに従来の麺帯圧延装置によれば、ロール隙
の調整のために一方のロールの回転軸を他方のロ
ールの回転軸に向けて進退可能とし、進退する回
転軸又はその軸受等の中心に向けてスクリユーの
先端を当てて、スクリユーの回転により回転軸を
進退させるようになつていた。このため、ロール
の回転軸の移動に必要な力をそのままスクリユー
に加える必要があつたから、回転軸の移動のため
の力は大きなものが必要となつていた。またスク
リユーの移動量と回転軸の移動量とが等しいた
め、回転軸の移動すなわちロール隙の微調整のた
めにはスクリユーを僅かにしか回転できないた
め、微調整が困難であるという問題点もあつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、ローラの下方空間を広く
して、清掃の時間的、空間的制約を可及的に除去
する一方、点検整備も自然な姿勢のまま行えるよ
うにすることを目的とし、またロール隙の調整に
必要な力を低減させるとともに微調整も容易にす
ることをも目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、対をなすローラを備えて、両ロー
ラ間を通過させることにより麺帯を圧延する装置
において、枠体の側方に2本の回転軸を突出さ
せ、両回転軸の突出端部間に両回転軸の間隔を維
持する補助枠を取付けるとともに、両回転軸の突
出部に夫々ローラを装着することにより両ローラ
を枠体の側方に片持状に突出させ、一方の回転軸
のローラ両側の軸受を、ロール軸面から離れた位
置で枠体と補助枠とに個別に枢着して一方のロー
ルを弧状の軌跡で移動できるようにしてロール隙
を可変にし、さらにロール軸面を介して前記枢着
位置とは反対側で、前記軸受が枢着された枠体又
は補助枠と当該軸受との間に軸受を枢動させる枢
動操作部を設けてなる。
〔作用〕
ローラによる圧延時に麺帯から剥離する粉や麺
生地の細片は、主として床方向に落下する。従つ
て前記落下物による装置の汚染を防止できるばか
りか、ローラ下方には床等との間に広い空間が形
成されるため、前記落下した粉や細片を清掃する
ことは、装置の運転中においても容易である。こ
のため食品である麺を製造する環境を常時衛生的
に維持することができる。またローラが片持状に
突出しているから、装置の運転中ではなく従つて
ローラ間に麺帯が通過していないときには、或る
組のローラと他の組のローラとの間に作業員が立
ち入つて自然な姿勢のまま機器の整備点検を行う
ことが容易になる。このため上半身を基台上方に
折り曲げて点検整備する必要が少なくなる。
また枢動操作部を操作することにより一方のロ
ールの軸受を枢動させると、そのロールは弧状の
軌跡をもつて移動してロール隙が調整される。こ
のとき、軸受の枢着位置と枢動操作部とは回転軸
の中心(軸受の中心)を介して反対側にあるた
め、枢着位置と回転軸中心との間の距離よりも枢
着位置と枢動操作部との間の距離が大になるか
ら、回転軸中心を移動させるために枢動操作部を
操作するに必要な力は小さくなり、且つ枢動操作
部における軸受の移動量よりも回転軸中心の移動
量が小さくなるためロール隙の微調整が容易にな
る。
〔実施例〕
第1〜5図はこの考案の実施例である。
1が基台であり、この基台1上に枠体2を固定
設置している。枠体2はこの実施例では左右の枠
板2a,2bとこれらの間に架設されて枠板2
a,2bを連結する補強シヤフト2cとからな
る。枠体2には回転軸3,4が片持状に支持され
る。回転軸3が枠体2に片持支持される形態は、
一端が枠板2aに軸受5を介して支持され且つ中
途部が枠板2bに軸受6を介して支持されて、他
端部が枠体2から突出される。而して回転軸3
は、枠体2全体には片持支持されているが、枠板
2a,2bと回転軸3との関係においては半片持
になつている。また回転軸4が枠体2に片持支持
される形態は、枠板2bに軸受7を介して支持さ
れている。
回転軸3,4の突出端は1つの補助枠8に軸受
9,10を介して支持され、この補助枠8と枠板
2bとの間には六角鋼棒からなる2本の補強シヤ
フト11が架設されている。
枠板2bと補助枠8との間において、回転軸
3,4には圧延用のローラ12,13が外嵌され
てキー結合される。ローラ12の両端面にはフラ
ンジ12a,12bが固定されて、このフランジ
12a,12b間にローラ13が入り込んでい
る。Aはローラ12,13の中心線間に形成され
るローラ軸面である。
両回転軸3,4には、枠板2a,2b間におい
て相互に噛合する歯車14,15が固定され、ま
た回転軸3にはスプロケツトホイール16が固定
されている。このスプロケツトホイール16は、
基台1に設置された減速機付きモータ17とチエ
ン18により連結される。
補助枠8に回転軸4を支持する軸受10は、補
助枠8に貫通されるボルト19a,19bにより
補助枠8に支持されている。ボルト19bは軸受
10を補助枠8に枢着しており、またボルト19
aが貫通される補助枠8の孔8aは、ボルト19
bを中心とする弧状をなす長孔からなる。而して
ボルト19aの孔8a内の移動に伴つて軸受10
はボルト19bを中心として枢動し、もつて回転
軸4を介してローラ13を移動するようにしてあ
る。孔8a内におけるボルト19aより下側には
ゴム状弾性体20が配置されていて、ボルト19
aを上方に付勢している。また軸受10における
前記ボルト19aの上側には、スクリユウボルト
22の先端が当たつており、スクリユウボルト2
2は、補助枠8に固定されたブロツク21に螺合
貫通していて、スクリユウボルト22の回転によ
る押圧力とゴム状弾性体20の弾性力とのバラン
スで軸受10の枢動方向の位置を決定している。
かくして、ゴム状弾性体20とスクリユウボルト
22とブロツク21とで、この考案の枢動操作部
を構成する。なお、ボルト19bと回転軸4中心
との距離及び回転軸4中心とボルト19aとの距
離は相互に等しくなつている。かかる構造は枠板
2bと軸受7とにおいても同様になつていて、両
スクリユウボルト22によつてローラ12,13
間隔の寸法、即ちロール隙が決定される。
軸受9を補助枠8に固定するボルト23a,2
3bは補助枠8の面方向には移動せず、また軸受
6を枠板2bに固定するボルトも同様に移動しな
い。従つてロール12は径方向に移動しない。
各軸受5,6,7,9,10の5a,6a,7
a・9a,10aはそれぞれ内輪であり、また回
転軸3,4に外嵌される24はカラーであり、こ
のカラーはその両端の部材間のスペーサをなして
いる。かかるカラー24によるスペーサ機能、及
び回転軸3,4とローラ12,13とのキー結合
とによつて、回転軸3,4に対するローラ12,
13の位置決めがなされていて、従来のこの種ロ
ーラと回転軸との結合が焼き嵌めによつてなされ
ていたことに比較して、これらの結合手段が簡易
になり、また回転軸3,4も全長方向において同
一太さのものを採用することができた。
以上の構成によつて、この圧延装置はローラ1
2,13の下方に広い空間が形成され、特にこの
実施例においては、ローラ12,13の下側には
床25までの間に何等の機器も存在しない。な
お、枠体2の側方にローラ12,13が片持状に
突出しているが、基台1や枠体2等の重量との関
連において、この装置がローラ12,13方向に
倒れる危険が回避されていることは勿論である。
またこの圧延装置は、一対のローラ12,13に
ついてのみ説明したが、基台1及び枠体2は第2
図において左右方向に連続するものであり、その
長手方向においてローラ12,13と同様なロー
ラの組が複数一列に設置されて、麺帯はこれらを
通過することにより順次圧延されて、最終的に所
定の厚みに圧延されるものである。なお、第4図
における26はスクレーパであり、基端が補強シ
ヤフト11に固定され、先端がローラ12,13
に個別に摺接していて、ローラ12,13表面の
粉等を掻き落すものである。
次に、この実施例の作動を説明すると、モータ
17の駆動によりチエン18を介してスプロケツ
トホイール16が回転して回転軸3を回転させ
る。すると歯車14,15によつて回転軸4も回
転されて、両ローラ12,13が回転し、もつて
その間を通過する麺帯が所定の厚みに圧延され
る。麺帯はローラ12,13の全幅において圧延
されるものであり、よつて麺帯の左右端面はフラ
ンジ12a,12bによつて規制される。なお、
ここではモータ17がローラ12,13を回転さ
せるようにしてあるが、ローラの組が複数連続し
て、これらにより麺帯を繰り返し圧延する形態の
場合には、図示していない他のローラの組もモー
タ17によつて連動するようにしてもよいし、ま
た図示していないローラの組は他のモータによつ
て回転させてもよい。しかし、1台のモータで全
ての組のローラを連動することが、全体の回転数
をコントロールするためには容易である。全ての
組のローラを1台のモータ17により連動させる
ための伝動手段は公知のものを用いる。
この麺帯の圧延厚みは枢動操作部のスクリユウ
ボルト22を回転させることにより軸受7,10
を枢動させ、以て回転軸4を移動させてロール隙
を調整することにより設定する。この回転軸4の
移動量はあまり大きくないものであり、従つて歯
車14,15の噛合に悪影響を与えないだけの移
動量になつている。前記ロール隙の調整は、スク
リユウボルト22を回転させて、ゴム状弾性体2
0の弾性変形量を調整することにより行うが、軸
受10の枢点がボルト19b中心であり、これか
ら回転軸4の中心までの距離と、ボルト19a中
心までの距離とは1対2になつているから、回転
軸4の移動量はボルト19aの移動量の半分にな
る。このためロール13を容易に微動させること
ができるから、ロール隙の微調整が容易となる。
圧延時に麺帯から直接落下する粉や麺帯の細
片、またローラ12,13に付着してスクレーパ
26により掻き落とされる粉や麺生地の細片は、
床25上に蓄積される。ところが、床25上とロ
ーラ12,13との間には広い空間があるから、
床25上への落下物を清掃することは、装置の運
転中であつても容易である。
またローラ12,13が片持状に突出している
から、装置の運転中ではなく従つてローラ12,
13間に麺帯が通過していないときには、或る組
のローラと他の組のローラとの間に作業員が立ち
入つて自然な姿勢のまま機器の整備点検を行うこ
とが容易になる。このため上半身を基台1上方に
折り曲げて点検整備する必要が少なくなる。 な
お、この実施例においては、基台1の幅と枠体2
の幅とを大体において同じくしたが、基台1の幅
をローラ12,13の下側方向に多少拡げること
も可能であり、また床25上には、粉等の落下物
の清掃に便利な受け板等を配置してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案においては、ロ
ーラによる圧延時に麺帯から剥離する粉や麺生地
の細片は、主として床方向に落下する。従つて前
記落下物による装置の汚染を防止できるばかり
か、前記落下した粉や細片を清掃することは、装
置の運転中においても容易である。このため食品
である麺を製造する環境を常時衛生的に維持する
ことができる。またローラが片持状に突出してい
るから、或る組のローラと他の組のローラとの間
に作業員が立ち入つて自然な姿勢のまま機器の整
備点検を行うことが容易になる効果もある。ま
た、ロール軸面を介して軸受の枢着位置とは反対
側にある枢動操作部により軸受を枢動させるた
め、ロール隙の微調整が可能になる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の正面図、第2図は同側面図、
第3図は第2図の−線断面拡大図、第4図は
補助枠の拡大図、第5図はロール隙の調節機構の
説明図である。 1……基台、2……枠体、2a,2b……枠
板、3,4……回転軸、5,6,7,9,10…
…軸受、12,13……ローラ、17……モー
タ、21……ブロツク、22……スクリユウボル
ト、25……床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対をなすローラを備えて、両ローラ間を通過さ
    せることにより麺帯を圧延する装置において、枠
    体の側方に2本の回転軸を突出させ、両回転軸の
    突出端部間に補助枠を取付けるとともに、両回転
    軸の突出部に夫々ローラを装着することにより両
    ローラを枠体の側方に片持状に突出させ、一方の
    回転軸のローラ両側の軸受を、ロール軸面から離
    れた位置で枠体と補助枠とに個別に枢着してロー
    ル隙を可変にし、さらにロール軸面を介して前記
    枢着位置とは反対側で、前記軸受が枢着された枠
    体又は補助枠と当該軸受との間に軸受を枢動させ
    る枢動操作部を設けたことを特徴とする麺帯圧延
    装置。
JP1985158327U 1985-10-16 1985-10-16 Expired JPH0111021Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985158327U JPH0111021Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985158327U JPH0111021Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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Publication Number Publication Date
JPS6265076U JPS6265076U (ja) 1987-04-22
JPH0111021Y2 true JPH0111021Y2 (ja) 1989-03-30

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ID=31081711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985158327U Expired JPH0111021Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626625A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 株式会社 大竹麺機 麺帯の圧延ロ−ル組立体装架装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626625A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 株式会社 大竹麺機 麺帯の圧延ロ−ル組立体装架装置

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JPS6265076U (ja) 1987-04-22

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