JPH01109416A - 自動機の電源切断方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 自動機の電源切断方式に関し、特に、制御プログラムの
非動作時でも電源スイツチ操作により確実に装置の電源
を切断することが可能な自動機の電源切断方式に関する
。

〔従来技術〕

現金自動取引装置等では係員による電源切断操作として
はＯＦＦスイッチによる操作があり１通常は制御プログ
ラムがスイッチＯＦＦを読み取って電源切断していた。

また、メモリエラー等による制御プログラムの非動作時
には、ＯＦＦスイッチによる電源切断はできなかった。

例えば、特開昭６１−５９５７０号公報に記載されてい
る装置では、電源切断されても、不揮発性メモリに書き
込みが完了していないデータを完全に書き込むため、必
要な時間だけ回路の電源を保証するバックアップ電源を
備えていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術では、電源切断時、読み出し／書き込みメ
モリ（ＲＡＭ）のデータを不揮発性メモリに書き込むま
で電源を保証するバックアップが必要であった６ 本発明の目的は、電源切断時、不揮発性メモリに書き込
むまで電源を保証するバックアップを必要とせず、かつ
、電源スィッチの操作時、確実に装置の電源を切断する
ことができる自動機の電源切断方式を提供することにあ
る。

〔問題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明の自動機の電源切断方
式は、電源切断スイッチの押し下げをプログラムにより
読み取る手段、および、プログラム制御により電源を切
断する手段を備えた自動機において、一定時間を計測す
る手段（タイマ回路）を設け、上記読取手段により電源
切断スイッチの押し下げを読み取ること、あるいは、上
記切断手段により電源の切断を制御することが不可能な
場合には、タイマ回路の出力信号により電源切断スイッ
チの操作を一定時間遅延してから強制的に電源を切断す
ることに特徴がある。

〔作用〕

本発明においては、電源スィッチの操作をプログラムに
より読み取り、読み出し／書き込みメモリ（ＲＡＭ）か
らのデータを不揮発性メモリに書き込むまでの間、電源
切断信号を出力しないように制御する。

このため、電源切断時、不揮発性メモリへ書き込むまで
のバックアップ電源は不要である。

また、プログラムが非動作時であり、電源切断不能の場
合には、電源切断スイッチ操作時、タイマ回路により一
定時間遅延することにより、装置の電源を強制的に切断
する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は１本発明の一実施例における電源切断時のフロ
ーチャート、第２図は本発明の一実施例における現金自
動取引装置の構成図である。

本実施例の現金自動取引装置は、第２図のように１紙幣
入出金部１、カード読取／伝票印字部２、通帳印字部３
、顧客案内表示部４、顧客操作パネル部５、係員操作部
６．電源切断スイッチ７、電源投入スイッチ８、スイッ
チ読取回路９、タイマ回路１０、制御部１１、外部記憶
部１２、回線制御部１３．読み出し専用メモリ（以下Ｒ
ＯＭと略す）１４．読み出し／書き込みメモリ（以下Ｒ
ＡＭと略す）１５、不揮発性メモリ１６．電源切断回路
１７、ラッチングリレー１８、ラッチングリレー接点１
８ａ、電源部１９．およびサーキットブレーカ２０を備
え、制御部１１が各部を制御する。

本実施例において電源投入を行う場合、係員が電源投入
スイッチ８を操作することにより、ラッチングリレー１
８をオンして、ラッチングリレーの接点１８ａを閉とし
、電源部１９より電源出力を得て装置を立ち上げる。

こうして電源出力を得ると、まず、制御部１１はＲＯＭ
１４からのプログラムによって、外部記憶部１２から制
御プログラムをＲＡＭｌ５に書き込む・ さらに、制御部１１から各部を立ち上げ、回線制御部１
３を介してセンタと接続して、現金自動取引装置による
取引を可能とする。

また、顧客の操作による紙幣出入の取引データは、電源
切断時にも保持されるようにＲＡＭ１５を介して不揮発
メモリ１６に記憶される。

また、−日の取引終了時には通常、センタとの交信によ
り現金自動取引装置は閉局され、不揮発性メモリ１６に
記憶した一日のデータを、カード読み取り／伝票印字部
２を制御して伝票に印字出力する。

こうして印字出力した後、センタからの電源切断信号に
より制御部１１から電源切断回路１７を介してラッチン
グリレー１８をオフし、ラッチングリレー接点１８ａを
開として、電源部１９からの電源出力を停止する。

しかし、装置の動作時の取引において、顧客の通帳や紙
幣等の媒体不良、あるいは各機構部の誤動作によるジャ
ムが発生したり、装置の、保守等で電源を切断する場合
には、電源切断スイッチ７を操作して切断する。　　　
− 通常、第１図のように、電源切断スイッチ１７の読み取
りについては、制御部１１はスイッチ読取回路１９を介
して制御プログラムにより０Ｎ１０ＦＦを読み取り、電
源切断スイッチ１７がＯＦＦであれば（１０１）、電源
切断処理を行う（１０２）。

この処理では、各ユニットからのデータをＲＡＭ１５か
ら不揮発性メモリ１６に書き込んでいる場合、書き込み
が終了した時点で電源切断信号をＯＮにしく１０３）、
制御部１１から電源切断回路１７を介して同様に電源を
切断する（１０６〜１０８）。

また、電源投入直後、制御プログラムをＲＡＭ１５へ書
き込んでいる場合や、外部記憶部１２の異常、あるいは
ＲＯＭ１４、ＲＡＭ１５、不揮発性メモリ１６等の異常
により、電源切断スイッチ７を読み取りできない場合に
は、電源切断スイッチ７に接続したタイマ回路１０によ
って、電源切断スイッチ７が一定時間、操作された後（
１０４）、電源切断信号をラッチングリレー１８に出力
することにより（１０５）、強制的に電源を切断する（
１０６〜１０８）。

このように、制御プログラムによる電源切断の制御が可
能であるため、ＲＡＭ１５′から不揮発性メモリ１６へ
のデータ書き込みについては、電源切断時の電源バック
アップは不要である。

また、メモリ異常、あるいはプログラム暴走等により制
御プログラムで電源を切断ではない場合でも、同一の電
源切断スイッチを操作して強制的に電源を切断すること
ができるため、電源切断が確実に実行される。

なお、本実施例では不揮発性メモリ１６へのデータ退避
について説明したが、外部、記憶部１２ヘデータを退避
する場合についても、タイマ回路１ｏの時間を任意に設
定することにより、同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、制御プログラムにより電源切断を制御
するため、電源切断時の電源バックアップが不要である
。

また、電源切断スイッチの操作のみで強制的に電源を切
断できるため、制御プログラムによる電源切断ができな
い場合でもタイマ回路により直接、電源を切断できる。

従って、電源切断時の電源バックアップを必要とせず、
かつ、電源スィッチの操作時、確実に装置の電源を切断
することができる自動機の電源切断方式を提供すること
が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電源切断時のフロー
チャート、第２図は本発明の一実施例における現金自動
取引装置の構成図である。 １：紙幣入出金部、２：カード読取／伝票印字部、３：
通帳印字部、４：顧客案内表示部、５：顧客操作パネル
部、６：係員操作部、７：電源切断スイッチ、８：電源
投入スイッチ、９：スイッチ読取回路、１０：タイマ回
路、１１：制御部。 １２：外部記憶部、１３：回線制御部、１４：読み出し
専用メモリ（ＲＯＭ）、１５　：読み出し／書き込みメ
モリ（ＲＡＭ）、１６　：不揮発性メモリ。 １７：電源切断回路、１８：ラッチングリレー。 １８ａ：ラッチングリレー接点、１９：電源部。 ２ｏ：サーキットブレーカ。 第　　　１　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、電源切断スイッチの押し下げをプログラムにより読
   み取る手段、および、プログラム制御により電源を切断
   する手段を備えた自動機の電源切断方式において、一定
   時間を計測する手段を設け、上記読取手段による電源切
   断スイッチ操作の読み取り、あるいは上記切断手段によ
   る切断制御が不可能な場合には、該計測手段の出力信号
   により電源切断スイッチの操作を一定時間、遅延してか
   ら強制的に電源を切断することを特徴とする自動機の電
   源切断方式。