JPH01105703A - 木質基板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】

本発明は木質床材に使用する表面硬度が向上した木質基
板に関する。

【背景技術】

従来上り、木質床材に使用する木質基板は、木質化粧単
板を合板基材の表面に貼着して構成されているが、木質
化粧単板は通常０．２〜０　、６　ｍｍ程度の厚みであ
り、従って、木質基板の表面硬度は合板基材の表面硬度
に左右されてしまい、例えば通常使用されているラワン
材の合板基材であれば、押し傷、へこみ等の原因となっ
てしまうものであり、一方、木質化粧単板の厚みを０．
７ｍ−以上とすれば、表面硬度は改善されるが、材料費
が高くなってしまうという問題があった。

【発明の目的】

本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、簡単な構成で表面硬度が向上し、し
かも安価である木質基板を提供することにある。

【発明の開示】

本発明の木質基板は合板基材１に木質化粧単板２を貼着
させた木質基板であって、合板基材１の表面単板３とし
て比重０．６以上の広葉樹を使用して成るものであり、
この構成により上記目的が達成されたものである。即ち
、合板基材１の表面単板３として比重０．６以上の広葉
樹を使用しているので、表面単板３により木質基板Ａの
表面硬度を向上させることができ、従って、木質化粧単
板２の厚みを大きくしなくてもよく、材料費の高騰を抑
制できる。 以下本発明を添付の図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 本発明において使用する合板基材１としては、ベニヤ合
板、ハードボード、パーティクルボード等のように、合
板４に表面単板３が貼着されたものが使用されるが、こ
れらに限定されるものではない。 合板４としては通常ラワン材が使用されるが、本発明に
あっては、表面単板３はブナ材のような比重０．６以上
の広葉樹を使用するのが必須構成要件である。表面単板
３は通常厚み０　、８　ｍｍ以上のものが使用される。 この合板基材１にナラ材のような木質化粧単板２が貼着
されて木質基板Ａが構成されている。木質化粧単板２は
通常厚み０．２〜０　、６　ｍｍのものが使用される。 例えば、従来のようにラワン材に厚み０．２５ｍｍのナ
ラ材である木質化粧単板２を貼着させただけの木質基板
の表面硬度はパーコール硬度計による測定では２５〜３
０であったが、ラワン材に比重０．６２で厚み０　、９
　＋ａｍのブナ材である表面単板３を貼着し、その上に
厚み０．２５ｍｆｆ１のナラ材である木質化粧単板２を
貼着して構成した本発明の木質基板Ａの表面硬度はパー
コール硬度計による測定では４５〜５０であり、大幅に
向上することが判る。 この木質基板Ａの表面には、アミ７アルキツド樹脂液、
ポリウレタン樹脂液、ポリエステル樹脂液、アクリルｆ
ｉｔ脂液、塩化ビニル樹脂液などに炭化珪素、アルミナ
のような無機質充填剤を塗料の固形分に対して好ましく
は２０〜５０重世％配合した塗料とか、ポリエチレン系
ワックスのような粉末樹脂ワックスを、好ましくは塗料
の固形分に対して１０〜２０重量％配合した塗料を塗装
して耐摩耗性を有する塗膜層５が形成されて木質床材と
して使用される。

【発明の効果】

本発明にあっては、合板基材の表面単板として比重０．
６以上の広葉樹を使用しているので、表面単板により木
質基板の表面硬度を向上させることができ、従って、従
来のように木質化粧単板の厚みを大きくしなくても、表
面硬度を向上させることができ、材料費の高騰を抑制で
きるものであり、押し傷、へこみが生じなく、しかも安
価な木質床材に好遇に採用できるものである。

【図面の簡単な説明】

代理人　弁理士　石　１）長　七 Ａ・・・木質基板 ２・・・木質化粧単板 第１図　　　　　　３・・・表面単板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）合板基材に木質化粧単板を貼着させた木質基板で
   あって、合板基材の表面単板として比重０．６以上の広
   葉樹を使用して成ることを特徴とする木質基板。