JPH01104985A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JPH01104985A
JPH01104985A JP8853388A JP8853388A JPH01104985A JP H01104985 A JPH01104985 A JP H01104985A JP 8853388 A JP8853388 A JP 8853388A JP 8853388 A JP8853388 A JP 8853388A JP H01104985 A JPH01104985 A JP H01104985A
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JP
Japan
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casing
pipe
joint
port
cylinder
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Pending
Application number
JP8853388A
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English (en)
Inventor
Michiharu Tsukada
塚田 道春
Shiyunichi Sakae
坂恵 俊一
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP8853388A priority Critical patent/JPH01104985A/ja
Publication of JPH01104985A publication Critical patent/JPH01104985A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/80Other components
    • F04C2240/806Pipes for fluids; Fittings therefor

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  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は圧縮機、詳しくはケーシングの内部に、吸入
冷媒を導入させるための吸入口等の冷媒流通口を開口さ
せた圧縮要素を組込んで成る圧縮機に関する。
(従来の技術) 一般に圧縮機は、接続口を形成したケーシングの内部に
、吸入口等の冷媒流通口をもった圧縮要素を、前記流通
口が前記接続口と対応するごとく組込むと共に、この接
続口から前記流通口へと継手管を挿入し、また該継手管
の挿入外部側にインレットチューブや冷媒吸入管等を挿
入して、前記継手管と前記ケーシングの接続口周りとの
間を、それぞれロウ付は溶接手段により固定するごとく
している。
ところが以上のごとき圧縮機では、前記継手管をケーシ
ングに固定するにあたって、一般的に830〜950℃
の高温に達するロウ付は溶接手段が採用され、しかもこ
のロウ付は溶接が、前記ケーシングの接続口周りという
圧縮要素に極めて近接した箇所で行われることから、前
記ロウ付は溶接時に発生する大きな熱が前記圧縮要素に
伝達されて、該圧縮要素が歪んだりするなどの悪影響を
受けたのである。
即ち、第7図は、縦軸に温度(’C)を、横軸に時間(
S)をとった溶接時の温度曲線を示しており、この図か
ら明らかなごとく、ロウ付は溶接に必要な温度(830
〜950℃)に達するまでには、25〜30秒間にわた
って余熱する必要があり、その間に継続的に熱の供給が
なされ、前記溶接温度に達してロウ付けが行なわれた後
にも所定時間にわたって高温状態を維持し続けるのであ
って、従って前記ロウ付は溶接手段を採用する場合には
、熱の発生量が大きく、この熱が前記圧縮要素に悪影響
を与えたのである。
これに対し、従来前記圧縮要素に熱影響を与えることな
く、前記継手管の固定を可能にすべくした圧縮機が、特
公昭61−27598号公報において提案されている。
即ち、この公報記載のものは、第10図に示したごとく
、ケーシング(1)内に圧縮要素(2)を組込む以前に
、予め前記ケーシング(1)に設けた接続口(11)に
継手管(P)を挿入して、該継手管CP)をロウ付は溶
接手段(a)により固定し、このロウ付は溶接時に発生
した熱が冷却し、前記ケーシング(1)の熱変形が少な
くなった後に、前記ケーシング(1)の内部に前記圧縮
要素(2)を、該圧縮要素(2)に開口させた冷媒流通
口の一つである吸入口(31)が前記継手管(P)と対
向するごとく組込み、さらに前記継手管(P)の開放側
から前記吸入口(31)へとインレッチューブ(K)を
挿入し、また該インレットチューブ(K)の開放側端部
に冷媒吸入管(7)を套嵌させて、この吸入管(7)と
前記インレットチューブ(K)との間、及び該インレッ
トチューブ(K)と前記継手管(P)との間を、それぞ
れロウ付は溶接手段(b)(c)で固定するようにして
いる。
(発明が解決しようとする課M) ところが以上のごとき圧縮機においては、前記継手管(
P)と前記ケーシング(1)とのロウ付は溶接(a)が
、該ケーシング(1)内に前記圧縮要素(2)を組込む
以前に行われる点と′、前記継手管(P)と前記インレ
フトチューブ(K)との接合部(C)、及び該インレッ
トチューブ(K)と前記冷媒吸入管(7)との接合部(
b)が、継手管(P)の長さ分だけ圧縮要素(2)から
遠のき、該圧縮要素(2)から比較的離れた位置でロウ
付は溶接がなされる点とから、圧縮要素(2)への熱に
よる悪影響はある程度排除できるのであるが、単に継手
管(P)の長さ寸法により圧縮要素(2)に伝わる熱影
響を低減しようとするものであって、対策としては不十
分なものであるし、又、以上の圧縮機では前記継手管(
P)が必要部品となって、該部品がインレフトチューブ
(K)とは別に用意する必要があり、しかも、この継手
管(P)をケーシング(1)に溶接により固定する必要
があるし、前記圧縮要素(2)のケーシング(1)への
組込みは、前記継手管(P)の溶接時に加熱された熱の
冷却をまって行なう必要があるため、製造時間が長くな
ると共に外気条件により冷却時間も変化するため製造時
間が変わり、量産する場合でも、その生産ラインにはの
せにくい問題があり、また、前記継手管(P)のケーシ
ング(1)への溶接の他に、該継手管(P)とインレッ
トチューブ(K)又は吸入管(7)とを溶接しなければ
ならず、ロウ付は溶接箇所も多くなって、製造コストが
高くなるなどの新たな問題も生じるのであった。
本発明は以上のごとき問題に鑑みて成したもので、前記
圧縮要素に熱影響を与えることなく、該圧縮要素に開口
された吸入口等の冷媒流通口に前記冷媒吸入管等の冷媒
配管若しくはその接続管を接続固定するためには、短時
間で溶接が可能で熱発生量が比較的少ないプロジェクシ
ジン溶接手段が好適である点に着目し、前記冷媒流通口
に挿入する冷媒配管又はその接続管を工夫して、これら
冷媒配管又はその接続管をプロジェクシ鐸ン溶接により
ケーシングに固定できるようにし、しかも、前記冷媒配
管又はその接続管のプロジェクシdン溶接による前記ケ
ーシングへの固定により従来例の継手管を不要にして部
品点数を減少すると共に、製造時間の短縮と時間管理が
できて生産ラインにのせられ、その製造コストを低減し
ながら前記圧縮要素への熱影響を排除できるようにした
圧縮機を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の構成は、図面の実施例に示したごとく、ケーシ
ング(1)に、冷媒流通口を開口させた圧縮要素(2)
を内装して成る圧縮機であって、前記ケーシング(1)
の側壁における前記冷媒流通口の対応部位に、接続口(
11)を設け、かつ、この接続口(11)周りにおける
前記ケーシング(1)の側壁を外方に向かって膨出させ
て接続筒体(12)を一体に形成すると共に、前記筒体
(12)から前記冷媒流通口に挿入する冷媒配管(7)
又はその接続管(8)に、前記筒体(12)の膨出先端
面に対向する接合部(9)を設け、該接合部(9)を前
記筒体(12)にプロジェクタぴン溶接により固定して
いることを特徴とするものである。
又、前記接続筒体(12)と接合部(9)との関係は、
接続筒体(12)の膨出先端面における外径部が内径部
に対し、前記ケーシング(1)の外方に位置するとと(
、前記先i面が傾斜し、かつ、前記接合部(9)が前記
筒体(12)の軸線とほぼ直交する平面から成る接合面
を備えていることが望ましい。
上記冷媒流通口としては、■圧縮要素(2)に形成する
圧縮室(32)に吸入冷媒を導入させるための吸入口(
31)、■圧縮要素(2)に設けるアンローダ機横(1
0)に制御圧力を導入するための制御圧力導入口(33
)等がある。
(作用) 前記圧縮要素(2)に開口する吸入口(31)等の冷媒
流通口に、前記吸入管等の冷媒配管(7)又はその接続
管(8)を接続するにあたっては、前記ケーシング(1
)に形成した接続口(11)の外部側から前記冷媒配管
(7)又はその接続管(8)を、前記接合部(9)が前
記接続口(11)の周りに設けた筒体(12)の先端面
と対向するごとく挿入し、この筒体(12)と前記接合
部(9)との対向部位をプロジェクシロン溶接手段によ
り固定するのである。
しかして、前記筒体(12)の膨出先端面と、これに対
向する接合部(9)との間に、プロジェクシロン溶接の
ための加圧面が形成されて密なる結合がなされるのであ
って、しかも、このプロジェクシジン溶接にあっては、
瞬間的に溶接可能な高温度まで高められるもの\、短時
間の内に溶接が完了されて、供給熱容量としては小さく
抑えることができるのであり、従って、前記圧縮要素(
2)に熱による悪影響を与えることは殆どなく、シかも
吸入口(31)等の冷媒流通口に挿入する冷媒配管(7
)又はその接続管(8)に接合部(9)を設けて、プロ
ジェクシロン溶接でケーシング(1)に固定したから、
従来の継手管を使用してロウ付は溶接を行うものと比べ
て、継手管の使用が不用となり部品点数を少なくできる
と共に、溶接箇所を少なくでき、それだけ製造時間短縮
ができ、生産ラインにものせられるので、製造コストを
低置となし得るのである。
又、前記接続筒体(12)の膨出先端面を、その外径部
が内径部に対し前記ケーシング(1)の外方に位置する
ごとく傾斜させ、かつ、前記接合部(9)に、前記筒体
(12)の軸線とほぼ直交する平面から成る接合面を形
成することにより、前記筒体(12)と接合部(9)と
の接触を線接触状にでき、該接触面積の低減により、プ
ロジェクシーン溶接の際の加圧力あるいは印加電圧等を
低(できながら良好な結合が可能となり、該プロジェク
シWン溶接に伴う発生熱量を低減し得て、前記圧縮要素
(2)への熱影響を一層軽減できるのである。
(実施例) ゛ 以下本発明にかかる圧縮機を図面の実施例によって
説明する。
第6図は圧縮機例としてロータリ式の圧縮機を示してお
り、ケーシング(1)の内方上部にモータ(M)を配置
すると共に、該モータ(M)の下部位置にクランク軸(
KR)を介して連動連結された圧縮要素(2)を配置し
ている。
前記圧縮要素(2)は、冷媒の圧縮室(32)と、該圧
縮室(32)に吸入冷媒を導入するための冷媒流通口を
構成する吸入口(31)とを備えたシリンダ(3)と、
該シリンダ(3)の上下部位に固定されたフロントヘッ
ド(4)及びリアヘッド(5)と、前記圧縮室(32)
に回転自由に内装されたローラ(8)とから構成される
また前記ケーシング(1)の下方外周壁部で、前記圧縮
要素(2)に開口させた前記冷媒吸入口(31)との対
向部位に接続口(11)を形成して、この接続口(11
)の外部側から前記吸入口(31)へと、アキエムレー
タ(図示せず)から延び、冷媒配管(7)を構成する冷
媒吸入管(7a)を接続して、該吸入管(7a)から前
記シリンダ(3)の冷媒圧縮室(32)に供給される冷
媒を、前記ローラ(6)の回転によって圧縮するように
している。
同図の実施例では、前記吸入管(7a)を前記吸入口(
31)に接続するにあたり、該吸入管(7a)の接続管
(8)を構成する吸入接続管(8a)を介在させており
、この吸入接続管(8a)を、前記接続口(11)の外
部側から挿入して前記吸入口(31)に圧入すると共に
、該吸入接続管(8a)の外部側に前記吸入管(7a)
を溶接し、該吸入管(7a)から吸入接続管(8a)を
介して前記吸入孔(31)ひいては圧縮室(32)に吸
入冷媒を供給するごとくしている。
しかして以上のごときロータリ式圧縮機において、前記
ケーシング(1)の接続口(11)を介して前記吸入接
続管(8a)を吸入口(31)に接続するにあたって、
次のような接続構造としたのである。
即ち、第1図に詳しく示したごとく、前記ケーシング(
1)の下方周壁部に、ドリル加工手段などにより下孔を
開設し、この下孔形成部位を前記ケーシング(1)の内
方側から外方に向かってバーリング加工することにより
、所定大きさとされた前記接続口(11)を形成し、こ
れと同時に該接続口(11)の周りに前記ケーシング(
1)の外方に向けて膨出する接続筒体(12)を一体に
形成する。
前記ケーシング(1)に前記バーリング加工するための
下孔を形成するとき、また該下孔をバーリング加工する
ときには、それぞれ前記ケ゛−シング(1)の内壁側に
ドリルやダイスなどを当てがって、このケーシング(1
)の内方側から外方に向かって加工を行うのであり、斯
くするときには前記ドリル加工時やバーリング加工時な
どに発生する加工屑が、前記ケーシング(1)の外部側
に排出され、該ケーシング(1)の内部に加工屑が残っ
たりして、潤滑不良を起こしたりするのを未然に防止で
きる利点がある。
尚、この場合、前記ケーシング(1)は円筒形を呈して
いるので、バーリング加工によって得られる前記接続筒
体(12)の端面ば第2図(イ)中想像線に示すように
ケーシング(1)の長さ方向(Y軸)とこれに直交する
円筒接線方向(X軸)とでいびつになることが考えられ
るが、同図(ロ)に示すようにバーリング加工に用いる
パンチ(100)と基台(200)との形状を工夫する
ことにより、面一に仕上げることができる。
即ち、パンチ(100)側のアール(R1)を一定とし
た場合、基台(200)側のアール(R2)を、Y軸側
では実線の如く大きくして、裾部(210)への膨らみ
で突出長さを抑え込み、又、X軸側では点線の如く小さ
くして突出長さをかせぐようにするのである。
また前記吸入接続管(8a)は、削り出し加工などによ
り形成するのであって、長さ方向中間部位に前記ケーシ
ング(1)の接続筒体(12)に当接する径大なフラン
ジ状の接合部(9)を設けると共に、該接合部(9)の
長さ方向−側に前記シリンダ(3)の吸入口(31)に
挿入される挿入部(81)を、かつ長さ方向他側に前記
吸入管(7a)を接続する接続部(82)をそれぞれ形
成するのである。
前記吸入接続管(8a)に形成する挿入部(81)の内
径は、前記吸入管(7a)の内径とほぼ同一径とするこ
とが望ましく、斯(するときには前記吸入管(7a)か
ら前記挿入部(81)に至る冷媒の圧損を少なくするこ
とができるのである。
また前記吸入接続管(8a)は、第3図に示したごとく
、金属チューブを用い、このチューブを鍛造手段などで
成形加工することにより、長さ方向中間部位に前記のも
のと同様な接合部(9)を設け、該接合部(9)の−側
に前記挿入部(81)を、かつ他側に前記接続部(82
)を形成することも可能である。
そして以上のごとく形成した・吸入接続管(8a)の挿
入部(81)を、前記ケーシング(1)に設けた接続口
(11)の外部側から前記シリンダ(3)の吸入口(3
1)に、前記接合部(9)が前記ケーシング(1)に設
けた前記筒体(12)の膨出先端面に接触するごとく圧
入きせると共に、前記吸入接続管(8a)の接続部(8
2)に前記吸入管(7)を圧入又はロウ付は溶接により
固定し、前記ケーシング(1)に形成された前記筒体(
12)の膨出先端面と、該筒体(12)に接触された前
記接続管(8)の接合部(9)との間を、プロジェクシ
ョン溶接手段により固定するのである。尚、前記吸入接
続管(8a)の接続ff1(82)と前記吸入管(7a
)とはプロジェクション溶接手段で固定してもよい。
次に、プロジェクション溶接手段を採用する理由を、第
7図に基づいて説明する。
即ち、第7図は、縦軸に温度(”C)を、横軸に時間(
S)をとった溶接時の温度曲線を示しており、この図か
ら明らかなごとく、従来のロウ付は溶接手段を採用する
場合、溶接可能温度(830〜950℃)に達するまで
に、25〜30秒間の余熱時間を必要とするのに対して
、プロジェクション溶接手段を採用する場合には、高電
圧の印加に伴ない、瞬間的には上記高温度(830〜9
50°C)を越えるもの\、約0.3〜0.4秒という
極めて短時間で溶接が完了され、供給熱容量としては小
さなものに抑制することができ、溶接後には温度が急激
に低下するのであって、従ってプロジェクション溶接手
段による熱の発生量は少なく、この熱が前記圧縮要素(
2)に悪影響を与えることは殆どないのである。
しかして、前記筒体(12)の膨出先端面と、これに対
向する接合部(9)との間に、プロジェクション溶接の
ための加圧面が形成されて、前記吸入接続管(8a)の
開放端側からの加圧力付与のもとで、前記筒体(12)
と接合部(9)との間に高電圧を印加することによりプ
ロジェクション溶接を行なうのであるが、前記筒体(1
2)の形成により前記接合部(9)との接触面積を小さ
くできるから、加圧力を小さくできると共に、電流も低
くできるのであって、溶接時の熱量をそれだけ少なくで
きるのである。従うて、上述した如くプロジェクシ―ン
溶接に伴なう発生熱量は小さくできるのであるから、圧
縮要素(2)が熱により悪影響を受けることなく、良好
な結合を行ない得るのである。
また前記ケーシング(1)に形成する接続筒体(12)
は、第4図で詳しく示したごとく、膨出先端面の外径部
(12a)が内径部(12b)に対して、前記ケーシン
グ(1)の外方側に位置されるとと(傾斜させるのが好
ましい。つまり前記筒体(12)は、その膨出先端面の
外径部(12a)が半径方向外方に向けてエツジ状に突
出されるごとく形成するのが好ましいのである。
即ち、前記ケーシング(1)の周壁部に前記接続口(1
1)と前記接続筒体(12)とを同時形成する場合には
、前記ケーシング(1)の内方側から外方に向けてバー
リング加工を行うのであるが、このバーリング加工時に
は、前記ケーシング(1)の周壁一部が外方に向かって
膨出され、この膨出先端面の外径部(12a)が、その
内径部(12b)側に対し半径方向外方に向けてエツジ
状に突出されるのである。
しかして、前記筒体(12)の膨出先端面に形成される
エツジ状の外径部(12a)を面一状に面取加工したり
することなく、この外径部(12a)を前記接続管(8
)との間で行うプロジェクシーン溶接時に積極的に利用
することにより、前記筒体(12)と接合部(8)との
接触を線接触状にできるから、その接触面積を一層小さ
くでき、溶接時の熱量を更に小さくでき、圧縮要素(2
)への熱影響を軽減できるのである。
即ち、前記吸入接続管’(8a )に設ける接合部(9
)で、前記筒体(12)の膨出先端面に形成するエツジ
状外径部(12a)との対向部位には、前記筒体(12
)の中心軸線に対しほぼ直交する平面から成る接合面(
9a)を形成するのであって、以上のごとくバーリング
加工手段で形成された前記ケーシング(1)の筒体(1
2)に前記接続管(8a)を接続固定するときには、該
接続管(8a)に形成した前記接合部(9)の接合面(
9a)が、前記筒体(12)の膨出先端面にエツジ状に
突出する外径部(12a)に、線接触させられるのであ
る。斯くのごとく線接触状態でプロジェクシ璽ン溶接を
行う場合には、前記接合部(9)と前記外径部(12a
)との両者間に流す電流密度を大きくとれるので、印加
型・圧(電流)自体は低く抑えることができ、それだけ
発熱量を少なくできるのであり、それでいて前記両者間
に強固な溶接固定が可能となるのであり、しかも前記接
合部(9)の前記外径部(12a)に対する外部加圧力
も少なくできて、作業性も良好となし得るのである。
又、第1図及び第4図に示したものでは、接合部(9)
の外径を、接続筒体(12)の外径部(12a)よりも
太き(して、接合面(9a)に外径部(12a)のエツ
ジ部分を線接触させたが、この他、第5図に示すように
、接合部(9)の外径を外径部(12a)よりも小さく
して、接合面(9a)の最外周側エツジ部分を接続筒体
(12)における傾斜端面(12c)に線接触させるよ
うにしてもよい。
以上の実施例においては、長さ方向中間部位に接合部(
9)をもった吸入接続管(8a)を別途形成し、この接
続管(8a)を介して前記吸入管(7a)を前記シリン
ダ(3)の吸入口(31)に接続するようにしたが、本
発明では前記吸入管(7a)を直接前記シリンダ(3)
の吸入口(31)に接続させることも可能である。
この場合には、前記吸入管(7a)の長さ方向中間部位
に、鍛造手段などにより前記接合部(9)を一体に形成
して、該接合部(9)の先端側を前記ケーシング(1)
の接続口(11)から前記シリンダ(3)の吸入口(3
1)へ圧入し、このとき前記接合部(9)を前記接続口
(11)の周りに膨出形成された前記接続筒体(12)
に接触させ、この筒体(12)と前記接合部(9)とを
、前述した場合と同様に、プロジェクシーン溶接手段に
より固定するのである。
又、以上の実施例は、前記接続口(11)の周りをバー
リング加工により前記筒体(12)を形成したが、第8
図のように、バーリング加工でな(打出加工により前記
接続口(11)の周りを山形に突出させて前記筒体(1
2)を形成してもよい。
また、前記吸入接続管(8a)または吸入管(7a)の
吸入口(31)への接続は圧入によったが、圧入による
ことなく遊嵌状に挿入してもよい。圧入によれば、シー
ル性に対し良好な結果が得られるが、遊嵌する場合Oリ
ングなどのシール部材を用いればよい。
また、圧入する場合、前記接合部(9)がストッパーと
なり、前記吸入口(31)への圧入代を正確に管理でき
る。
また、前記吸入口(31)はストレート形状としている
がテーパ状としてもよい。
又、前記筒体(12)の端部は、そρ全周面にわたって
同一垂直平面に位置するように形成してもよいが、ケー
シング(1)の曲面に対応して多少湾曲したま−となっ
ていてもよい。この場合、前記接続管(8)又は吸入管
(7)に設ける前記接合部(8)の前記筒体(12)へ
の対向面は、この筒体(12)の端部形状に合わせて湾
曲状に形成すればよい。
以上説明してきたものでは、冷媒流通口として吸入口(
31)に着目し、該吸入口(31)に吸入管(7a)又
はその接続管(8a)を接続する場合について説明した
が、第9図に示すように、圧縮要素(2)に備えたアン
ローダ機横(10)に制御圧力を導入するための制御圧
導入口(33)に、冷媒配管(7)を構成する制御圧導
入管(7b)又はその制御圧接続管(8b)を接続する
場合も同様に適用できる。
すなわち、第9図に示す圧縮機は、アンローダ機横(1
0)により容量制御可能に構成したものであって、圧縮
行程途中における圧縮室(32)に、中間ポー) (3
4)を開設し、該中間ボート(34)をリアヘッド(5
)に形成するバイパス通路(41)を介して吸入口(3
1)に連通させると共に、前記中間ポート(34)に連
続して設ける弁孔(42)に、ポペット式のアンローダ
ピストン(43)を、該ピストン(43)を常時開側に
付設するバイアススプリング(44)と共に内装し、該
ピストン(43)の背面室(45)に、前記制御圧導入
管(7b)及びその接続管(8b)から前記制御圧導入
口(33)、並びにシリンダ(3)及びリアヘッド(5
)に形成する導入通路(46)を介して、高圧側圧力(
吐出圧等)と低圧側圧力(吸入圧等)とを選択的に導入
し、前記ピストン(43)の作動による前記中間ボー)
(34)の開閉により、全容量運転(中間ポート閉鎖時
)と、部分容量運転(中間ボート開放時)とを可能にし
たものである。
そして、前記制御圧導入管(7b)の接続管(8b)を
前記導入口(33)に接続するにあたり、上記同様、ケ
ーシング(1)に膨出させた筒体(12)に、前記接続
管(8b)に設ける接合部(9)をつき合わせてプロジ
ェクシ緩ン溶接により固定したものである。この場合に
も、上記同様、溶接に伴う発生熱量を低減でき、圧縮要
素(2)への熱影響が軽減できるのである。
更に、上記制御圧導入口(33)とその導入管(7b)
又は接続管(8b)との接続の他に、圧縮室(32)の
冷却のためや圧縮能力の改善等のために注入されるイン
ジェクシWン冷媒の注入口と、そのインジェクシシン管
又は該インジェクシ騨ン管の接続管との間の接続構造等
にも同様に適用でき、本発明の適用範囲は多岐にわたる
(発明の効果) 以上説明したごとく本発明にかかる圧縮機では、ケーシ
ング(1)に、吸入口(31)等の冷媒流通口を開口さ
せた圧縮要素(2)を内装して成る圧縮機であって、前
記ケーシング(1)の側壁における前記冷媒流通口の対
応部位に、接続口(11)を設け、かつ、この接続口(
11)周りにおける前記ケーシング(1)の側壁を外方
に向かって膨出させて接続筒体(12)を一体に形成す
ると共に、前記筒体(12)から前記冷媒流通口に挿入
する冷媒配管(7)又はその接続管(8)に、前記筒体
(12)の膨出先端面に対向する接合部(9)を設け、
該接合部(9)を前記筒体(12)にプロジェクション
溶接により固定したから、前記冷媒配管(7)又はその
接続管(8)をケーシング(1)に固定するとき、溶接
時の熱により前記圧縮要素(2)が歪んだりるすること
はなく、熱による影響を解消できながら、前記冷媒配管
(7)又はその接続管(8)のケーシング(1)への固
定時間を短縮できるし、しかも、従来例のように継手管
を予めケーシング(1)に溶接し、冷却をまってモータ
と圧縮要素との組立体を組込む場合に比較して工程を大
幅に短縮できるし、冷却をまって前記組付体を組込むも
のでないから、外気条件に関係なく工程時間の正確な管
理が可能となり、従って、量産する場合でも生産ライン
にのせられ、それだけ製造コストも低くできるのである
その上、前記吸入孔(31)等の冷媒流通口に挿入する
冷媒配管(7)又はその接続管(8)に、前記ケーシン
グ(1)の接続口(11)周りの外側周面に接触する接
触部(9)を設けてプロジェクション溶接が行なえるよ
うにしたから、従来例では必要部品であった継手管を用
いる必要をなくし得るのであり、この結果部品点数も減
少できるし、しかも、前記継手管をロウ付は溶接する必
要もないので、溶接箇所も減少できるのであって、これ
によっても製造コストを低廉化できるのである。
又、前記接続筒体(12)の膨出先端面を、その外径部
が内径部に対し前記ケーシング(1)の外方に位置する
ごとく傾斜させ、かつ、前記接合部(9)に、前記筒体
(12)の軸線とほぼ直交する平面から成る接合面を形
成する場合には、前記筒体(12)と接合部(9)との
接触を線接触状にでき、該接触面積の低減により、プロ
ジェクション溶接の際の加圧力あるいは印加電圧等を低
くできながら良好な結合が可能となり、該プロジェクシ
ョン溶接に伴う発生熱量を低減し得て、前記圧縮要素(
2)への熱影響を一層軽減できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる圧縮機の要部を示す断面図、第
2図は接続口周りの加工説明図、第3図は接続管の他実
施例を示す断面図、第4図は同圧縮機の要部を拡大して
示す断面図、第5図は接合部の変形例を示す要部拡大断
面図、第6図は同圧縮機の全体構造を示す縦断面図、第
7図は溶接時の温度曲線を示す図面、第8図は接続筒体
の別の実施例を示す断面図、第9図は冷媒流通口がアン
ローダ機横の制御圧導入口である実施例の要部断面図、
第10図は従来の製造例を示す断面図である。 (1)・・・・Φケーシング (11)・・・・接続口 (12)・拳・・接続筒体 (12a)・・拳外径部 (12b)・・・内径部 (2)・・・拳・圧縮要素 (31)・・・・吸入口 (33)・・拳・制御圧導入口 (7)−・Φ・・冷媒配管 (7a)・・・・吸入管 (7b)・番・・制御圧導入管 (8)・・・拳・接続管 (8a)・・・・吸入接続管 (8b) @働−・制御圧接続管 (9)・・0・拳接合部 (9a)・・・・接合面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) ケーシング(1)に、冷媒流通口を開口させた圧
    縮要素(2)を内装して成る圧縮機であって、前記ケー
    シング(1)の側壁における前記冷媒流通口の対応部位
    に、接続口(11)を設け、かつ、この接続口(11)
    周りにおける前記ケーシング(1)の側壁を外方に向か
    って膨出させて接続筒体(12)を一体に形成すると共
    に、前記筒体(12)から前記冷媒流通口に挿入する冷
    媒配管(7)又はその接続管(8)に、前記筒体(12
    )の膨出先端面に対向する接合部(9)を設け、該接合
    部(9)を前記筒体(12)にプロジェクション溶接に
    より固定していることを特徴とする圧縮機。 2) 接続筒体(12)の膨出先端面における外径部が
    内径部に対し、前記ケーシング(1)の外方に位置する
    ごとく、前記先端面が傾斜しており、前記接合部(9)
    が前記筒体(12)の軸線とほぼ直交する平面から成る
    接合面を備えている請求項1記載の圧縮機。 3) 冷媒流通口が、圧縮要素(2)に形成する圧縮室
    (32)に吸入冷媒を導入させるための吸入口(31)
    である請求項1又は請求項2記載の圧縮機。 4) 冷媒流通口が、圧縮要素(2)に設けるアンロー
    ダ機横(10)に制御圧力を導入するための制御圧力導
    入口(33)である請求項1又は請求項2記載の圧縮機
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008022417A1 (en) * 2006-08-22 2008-02-28 Whirlpool S.A. Fluid tubing welded to a compressor housing and method
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CN103753006A (zh) * 2013-12-26 2014-04-30 广州亨龙机电股份有限公司 一种压缩机储液罐的电阻焊接工艺
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JPS56167892A (en) * 1980-05-28 1981-12-23 Hitachi Ltd Air tight joint structure for enclosed compressor

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