JPH01104239A - 内視鏡の体腔内圧調整装置 - Google Patents

内視鏡の体腔内圧調整装置

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JPH01104239A
JPH01104239A JP63000469A JP46988A JPH01104239A JP H01104239 A JPH01104239 A JP H01104239A JP 63000469 A JP63000469 A JP 63000469A JP 46988 A JP46988 A JP 46988A JP H01104239 A JPH01104239 A JP H01104239A
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suction
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tube
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Yuzuru Doi
土井 譲
Ryoji Honda
本田 良二
Masami Shirai
雅実 白井
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡に用いられて、観察時の体腔内圧を
調整する、内視鏡の体腔内正調ffi装置に関するもの
である゛。
[従来の技術] 胃腸などの体腔内臓器は一般に自己収縮習性を有してい
るので、内視鏡を用いて体腔内を検査する場合には、内
視鏡に組み込まれた送気管路を通じて外部から空気など
を送り込み、その圧力で体腔内壁を膨らませて観察する
ようになっている。
しかしながら、対物レンズ表面の洗浄のためあるいは術
者の不注意などによって、過大送気をして体腔内圧が高
くなりすぎると、体腔内壁が過伸展して微細な粘膜の変
化を観察することができなくなるばかりか、患者に不快
感を与え、場合によっては体腔内壁損傷などの事故をひ
きおこすおそれがある。また、内視鏡的レーザ治療など
を行う際には、一般に体腔内に連続して送気を行うので
、同様の危険性がある。
そこで従来は、圧力センサーにより体腔内の圧力を検出
して、その検出圧力により吸引装置や送気装置の動作を
制御して体腔内圧を自動的に一定にするようにしていた
[発明が解決しようとする」題] 従来の内視鏡の体腔内圧調整装置は、圧力センサーを内
視鏡の挿入部に設けたり、或は圧力検出のためのチャン
ネルを挿入部内に設けたりしていたので、挿入部が太く
なって患者に大きな苦痛を与えたり、また、内圧調整機
能を予め組み込んだ専用の内視鏡でないと体腔内圧を調
整することができなかったため、広く一般に用いられて
いる通常型の内視鏡を用いて体藤内圧の自動調整を行う
ことができず、内視鏡検査一般には利用することができ
ない欠点があった。
また、体腔内の粘液、血液その他の汚物等が圧力センサ
ー内に入り込んで圧力センサーを破損してしまったり、
吸引動作時に、圧力センサーに耐圧値を超える負圧がか
かって、圧力センサーが破損して装置が正常に動作しな
くなってしまう欠点があった。
そこで、本発明は、通常に用いられている内視鏡によっ
て、その挿入性を低下させることなく体腔内圧を一定に
制御することができる内視鏡の体腔内圧調整装置を提供
することを目的とするものであり、さらに、圧力センサ
ー等の圧力検出手段の耐久性の優れた内視鏡の体腔内圧
調整装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を解決するための本発明による内視鏡の体腔
内圧調整装置は、内視鏡の鉗子チャンネルに連通接続さ
れる吸引チューブと、その吸引チューブに連通接続され
た吸引手段と、その吸引チューブ内の圧力を検出する圧
力検出手段と、基準圧力を設定する圧力設定手段と、上
記圧力検出手段からの出力信号と上記圧力設定手段から
の出力信号とを比較して上記吸引手段の動作を制御する
信号を出力する吸引制御手段とを具備することを特徴と
する。
また、請求項2の発明は、さらに上記吸引チューブが上
記鉗子チャンネルに着脱自在であることを特徴とする請
求項3の発明は、上記圧力検出手段が、上記吸引チュー
ブから分岐して設けられた分岐管路と、上記分岐管路に
設けられた圧力検出器と、上記圧力検出器と上記吸引チ
ューブとの間で上記分岐管路を開閉する弁とを有し、上
記吸引制御手段が、上記吸引手段の動作と上記弁の動作
とを連動して制御することを特徴とする。
[作用] 圧力検出手段は吸引チューブ内の圧力を検出する。吸引
チューブは鉗子チャンネルに連通ずるので、吸引チュー
ブと鉗子チャンネルを介して体腔内圧が検出される。そ
して、その検出圧力に応じて吸引制御手段が吸引手段の
動作を制御し、体腔内圧が制御される。
そして、請求項3の発明においては、圧力検出器に通じ
る分岐管路を開閉する弁が、吸引手段の動作に連動して
制御され、圧力検出器と吸引チューブとの間の連通状態
が開閉される。
[実施例] 本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。
lは体腔内に挿入される内視鏡の挿入部、2は操作部、
3は外部の光源装置4に接続されるコネクタであり、光
源装置4内には照明ランプ5及び送気手段6である送気
ポンプが設けられている。そして、照明ランプ5から内
視鏡の照明用ライトガイド7に照明光が入射し、内視鏡
内に挿通された送気管路8に送気手段6がら空気などの
気体が送り込まれる。送気管路8はコネクタ3かも操作
部2及び挿入部l内を通って挿入部の先端に開口してお
り、その途中の操作部2に切換弁9が突設して介挿され
ている。したがって、鉗子チャンネルを1つ有する内視
鏡であれば、本発明の装置によって体腔内圧の自動調整
機能を付加することができる。
この切換弁9は公知のものであり、詳fBな説明は省略
するが、常時は送気管路8が外気に連通して送気手段6
から送られた空気が外部に放出され、切換弁9を指先で
押すと外気との間が閉ざされて挿入部l先端の開口から
体腔内に送気されるようになっている。尚、このような
切換弁に代えて電気的スイッチなどを□設けてもよく、
また送気手段として、送気が連続的に行われるもの、あ
るいは送気動作が自動制御されるもの等を用いてもよい
11は処置具等が挿通される鉗子チャンネルであり、そ
の先端は挿入部1の先端に開口し、基端は操作部2の下
部に形成された鉗子挿入口12に連通している。14は
、例えばポリウレタン樹脂又はシリコン樹脂などよりな
る吸引チューブであり、その口元に連通接続された接続
口金13を介して、内視鏡の鉗子挿入口12に着脱自在
に接続されている6 10は、接続口金13に設けられ
た、例えばゴム栓にスリットを形成した構造の公知の鉗
子栓であり、そこから処置具類を鉗子チャンネル11内
に挿入することができ、処置具類が挿入されていないと
きには密閉されている。
吸引チューブ14は外部の吸引手段15に接続されてお
り、鉗子チャンネル11と吸引チューブ14とにより、
挿入部lの先端に開口する吸引管路が形成されている。
吸引手段15は、吸引ポンプ15aと、吸引物を貯留す
る吸引槽15bと、第1及び第2の電磁開閉弁15c、
15dよりなる。第1のTL磁開開閉弁15c常閉型、
第2の電磁開閉弁15dは常開型の電磁弁であり、第1
の電磁開閉弁15cには開閉回数をカウントする開閉回
数カウンター34が付設されている。その第1の電磁開
閉弁15cは吸引チューブ14の途中に介装されており
、第1の電磁開閉弁15cと吸引槽15bとの途中の管
路から分岐して外気に開放された通気管15eの途中に
第2の電磁開閉弁15dが介装されている。
したがって本実施例においては、吸引ポンプ15aを常
時運転しておいて、第1の7[開閉弁15Cを閉じると
共に第2の電磁開閉弁15dを開くことにより通気管1
5eから外気が吸引され、逆に、第1の電磁開閉弁15
cを開くと共に第2の電磁開閉弁15eを閉じることに
より吸引′   チューブ14のみから吸引が行われ、
このように、第1と第2の電磁開閉弁15c、15dが
連動することにより、吸引動作が制御される。
上記吸引チューブ14の途中に連通して分岐管路14a
が形成され、吸引チューブ14内の圧力を検出する圧力
検出器16がその分岐管路14aの端部に設けられてお
り、各管路が閉塞していなければ、吸引管路(吸引チュ
ーブ14.鉗子チャンネルti)と分岐管路14aを介
して体腔内圧が検出される。Aは分岐部を示している。
また、上記吸引チューブ14内に送気を行う第2の送気
手段17が、上記圧力検出器16に接近して上記分岐管
路14aの途中に設けられている。この第2の送気手段
17は例えば小型の送気ポンプであり、吸引チューブ1
4内に少量(例えば毎分30〜701)の送気を連続的
又は間欠的に行うものである。
また、分岐管路14aの分岐部A近傍には、管路の開閉
を行う常開型の第3の電磁開閉弁18が設けられ、その
電磁開閉弁18と圧力検出器16との間に、管路切換用
の3方向電磁開閉弁19が設けられている。この3方向
電磁開閉弁19には、洗浄水等を貯留した水槽20に連
通ずる通水チューブ21が接続されており、3方向電磁
開閉弁19を切換ることにより分岐管路14aを介して
吸引管路11と圧力検出器16が連通し、あるいは吸引
管路11と通水チューブ2Iとが連通ずるようになって
いる。
22は、術者が希望する体腔内圧の設定や内圧調整のモ
ードの設定等を行う設定手段、23は、検出された体腔
内圧等を表示する圧力表示手段、24は、異常時に警報
を発する警報手段であり、これらについては、装置の外
観を示す第3図をも参照しつつ説明をする。
第3図中、22aは術者が希望する体腔内圧の設定を行
う圧力設定スイッチであり、2つの釦のうち一方を押す
と設定圧が高くなり、他方を押すと設定圧が低くなる。
尚、この圧力スイッチ22aと同じ機能のスイッチを足
踏式のフットスイッチ(図示せず)として併設してもよ
い。ここで設定された設定圧力は設定圧力表示器22b
に表示される。
22cは、体腔内圧の自動調整機能を0N−OFFする
スイッチであり、ONにしておけば体腔内圧の自動調整
が行われ、OFFにすると体腔内圧の自動調整は行われ
ず、圧力検出器16による検出圧力の表示のみが行われ
る。22dは、体腔内圧を調整するための一回の吸引時
間を設定する吸引モード設定スイッチである。その設定
内容(ロー、オート、ハイ)がモード表示ランプ22e
に表示される。22fは、3方向電磁開閉弁19を切り
換え、通水チューブ21からの吸引状態を選択する吸引
スイッチである。これら各スイッチ等22a〜22fに
より設定手段22が構成されている。
23a及び23bは、圧力検出器16により検出された
圧力等を表示する圧力表示手段23であり、23aはデ
ジタル表示を行うデジタル表示器、23bはアナログ表
示を行うバーグラフである。24aは警報ランプであり
、このランプ24aと連動して作動する警報ブザ−(図
示せず)が装置内に内蔵されている。
21図中、25はマイクロコンピュータであり、入出力
インタフェイス25a、中央演算装置(CPU)25b
及びメモリ25cにより構成されている。入出力インタ
フェイス25aの入力端子には設定手段22の出力ライ
ン、A/D変換器26を介して圧力検出器16の出力ラ
イン、及び開閉回数カウンター34の出力ラインが接続
されている。また、入出力インタフェイス25aの出力
端子には、駆動回路27〜30を介して各電磁開閉弁1
5c、15d、18.19が接続されると共に、駆動回
路31〜33を介して送気手段17、圧力表示手段23
及び警報手段24が接続されている。
次にF記実施例の動作について説明をする。
内視鏡の挿入部lを患者の体腔内に挿入した後は、操作
部2の切換弁9を手動で操作することにより、光源装置
4内の送気手段6から体腔内に空気が送り込まれ、体腔
内圧が上昇する。
この体腔内圧を自動的に任意の設定圧以下に創外するた
め、内視鏡の鉗子挿入口12に、内圧調整装置の接続口
金13を接続しておく、この状態でも鉗子栓10を通し
て処置具を鉗子チャンネル11に挿通して自由に使用す
ることができる。そして、自動調整の0N−OFFスイ
ッチ22cをONにセットして、圧力設定スイッチ22
aにより、その検査において最も適当と考えられる圧力
を設定する。その圧力は設定圧力表示器22bに表示さ
れる。
そして、吸引スイッチ22fがOFFになっている通常
の状態では、第1の電磁開閉弁15cが閉じ、第2の電
磁開閉弁15dと第3の電磁開閉弁18は開き、3方向
電磁開閉弁19は分岐管路14aを圧力検出器16に連
通させている。したがって、圧力検出器16が吸引チュ
ーブ14等を介して体腔内圧を検出しており、その出力
信号がA/D変換器26を介してデジタル信号化されて
入出力インタフェイス25aに入力し、入出力インタフ
ェイス25aからの出力信号が駆動回路32を介して表
示手段23(デジタル表示器23aとバーグラフ23b
)にその体腔内圧を表示させている。デジタル表示器2
3aの表示は1通常は圧力検出器16により検出された
検出圧力がリアルタイムで表示され、マイクロコンピュ
ータ25においてその表示に割込禁止の処理がされた時
にはその直前の表示状態が維持される0本装置において
は、吸引手段15の動作時には、吸引動作開始直前に検
出された圧力値が吸引動作終了時まで表示される。した
がって、表示器は、実際の体腔内圧とかけ離れた圧力表
示をしない。
また、通常は第1の電磁開閉弁15cが閉じているので
、吸引手段15は吸引チューブ14とは連通しておらず
、通気管15eを介して大気のみを吸引している。第2
の送気手段17は微少量の空気を分岐管路14a内に送
気している。
CPU25bでは設定手段22により設定された設定圧
力と圧力検出器16により検出された検出圧力とが比較
され、設定圧力より検出圧力の方が高くなると、入出力
インタフェイス25aの出力信号がデジタル表示器23
aの表示に割込禁止をかけて、その直前の表示値に固定
すると共に。
第2の送気手段17の送気を停止させ、第2と第3の電
磁開閉弁15d、18を閉じ、第1の電磁開閉弁15c
を開く、そし−て、その一定時間後には、すべてを元の
通常状態に戻す。
したが−って、その一定時間の間は吸引チューブ14が
吸引手段15に連通して、鉗子チャンネル11を介して
体腔内の空気が吸引されて減圧される。この吸引(減圧
)動作が行われる一定時間はマイクロコンピュータのメ
モリ25−Cに記憶されており、吸引モード設定スイッ
チ22dから入出力インタフェイス25aへの入力信号
によって、その吸引動作時間が異なるようになっている
。即ち、吸引モード設定がハイモードの時には1秒間、
ローモードの時′には0.2秒間だけ減圧動作が行われ
る。したがって、体腔内の空気I+)が微少量しか変化
しないような状況下では1回の動作時間を短く設定し、
体腔内に常時空気が送り込まれているような状況下では
1回の動作時間を長く設定することができる。
また、吸引モード設定が、オートモードの時には、設定
圧力が10 mmHg未溝の2きは0.3秒間、設定圧
力がl10ff1IIIl(から15mmHgの範囲で
は0.5秒間、設定圧力が15 mmHgを越えている
ときは0.7秒間の減圧動作が行われる。したがって、
吸引手段の1回の動作による吸引量が、設定圧力に応じ
た最適の量に自動的に調整され、設定される体腔内圧の
高低とは無関係に、常に体腔内圧を安定して一定に保つ
ことができる。本実施例の装置は、このようにして、そ
の内視鏡検査の状況に応じて最も適切なモードを選択す
ることができる。
鉗子チャンネル11や吸引チューブ14の途中に粘液や
汚物等が詰まった場合には、圧力検出器16が体腔内圧
を検出しなくなる。しかし、吸引チューブ14等が詰ま
ると、第2の送気手段17から分岐管路14a内に排出
される微少量の空気により管内圧が上昇するので、圧力
検出器16にその圧力が検出されて上述の吸引(減圧)
動作が行われ、吸引チューブ14内に詰まっていた粘液
等は吸引手段15に吸引除去される。また、これと同時
に第3の電磁開閉弁18が閉じる。したがって、吸引チ
ューブ14内を移動する粘液等は圧力検出器16側に侵
入せず、圧力検出器16は吸引による負圧の影響を受け
ることもないので、圧力検出器16は劣化せず長寿命を
得ることができる。
しかし、第4図に示されるように吸引チューブ14が下
方に撓んだ部分に粘液等が溜って、−回の吸引(減圧)
動作ではチューブの撓んだ部分から粘液が抜は出せず、
吸引動作が終了するとチューブの撓んだ部分の底部に粘
液が再び戻ってしまう場合がある。このような場合には
、吸引動作終了直後には圧力検出器16は大気圧(Om
mHg)又はそれ以下の圧力を検出する。その時には、
マイクロコンピュータの入出力インタフェイス25aか
らの出力信号により表示手段のデジタル表示器23aは
圧力値とは無関係の表示(例えばrEEJ)をして、表
示値が体腔内圧ではないことを示す、したがって、術者
はその状況を知って適切な処理をすることができる。
これと同時に、第2の送気手段17からの送気による管
内圧力上昇で吸引動作が繰り返され、その吸引動作が3
回繰り返される間、圧力検出器16において大気圧又は
それ以下の圧力が連続して検出されたら、マイクロコン
ピュータの入出力インタフェイス25aからの出力信号
により吸引動作が長時間(例えば1.5秒間)連続して
行われ、吸引管路の撓んだ部分に詰まっていた粘液等が
自動的に吸引排出される。検出圧力が大気圧を越えれば
、表示及び吸引動作時間ともに通常状態に戻る。
体腔内に過大な送気が行われて、本装置の吸引動作では
減圧が間にあわないような場合には警報が発せられる。
即ち、圧力検出手段16による検高圧力が所定回数(例
えば3回)!続して所定圧力(例えば20 mmHg)
を越えたときは、マイクロコンピュータの入出力インタ
ブエイス25aからの出力信号により警報ランプ24a
が点灯し、同時に警報ブザーが鳴る。
このように、吸引手段が複数回連続して動作した後にな
お検出圧力が高圧である場合にのみ警報が発せられるの
で、体腔内圧が真に異常な高圧状態の場合にのみ正確に
警報が発せられる。検出圧力が所定圧力以下に下れば警
報は停止する。尚。
自動調整スイッチ22cがOFFの場合には、検出圧力
が例えば2秒以上連続して所定圧力を越えたときに警報
が発せられる。
内視鏡検査が終了して吸引チューブ14内及び分岐管路
14a内を洗浄するときは、吸引チューブの接続口金1
3を内視鏡の鉗子挿入口12から取り外して水槽20の
洗浄液の中に入れ、通水チューブ21の先端部も水槽2
0の洗浄液の中に入れる。そして、吸引スイ・ンチ22
fをONにすると、入出力インタフェイス25aからの
出力によりデジタル表示器23aが、例えば「−一」の
ごとき表示に切り換わり、第1と第3の電磁開閉弁15
c、1Bは開放され、第2の電磁開閉弁15dは閉じら
れる。そして、3方向電磁開閉弁19が、例えば0.5
秒間隔で2回だけ通水チューブ21側に切り換わって吸
引チューブ14と通水チューブ21とが分岐管路14a
を介して連通ずる。すると、通水チューブ21に比べて
吸引チューブ14の方が長く、管内抵抗が大きいので、
3方向電磁開閉弁19が通水チューブ21側に開いてい
る間は、通水チューブ21から水槽20内の洗浄液が吸
引されて分岐管路14a内が洗浄される。
したがって、分岐管路の詰まりゃ、分岐管路内に付着し
た汚物による衛生上の問題が発生せず、装置を常に正常
にかつ安全に使用することができる。
通水チューブzl側が閉じているときは、吸引チューブ
14から洗浄液が吸引されて、吸引チューブ14内が洗
浄される。
尚、吸引チューブ14及び分岐管路14aの各電磁開閉
弁付近のチューブは、吸引動作の繰り返し、即ち電磁弁
の開閉動作の繰り返しによって劣化するので、未実施例
においては、その交換時期を警報で知らせるようになっ
ている。即ち、開閉回数カウンター34からの出力信号
がマイクロコンピュータの入出力インタフェイス25a
に入力しており、第1の電磁開閉弁15cの開閉動作が
例えば20万回に達すると、入出力インタフェイス25
aからの出力信号によって警報ランプ24aが点灯する
第5図ないし第8図は、マイクロコンピュータ25のメ
モリ25c内に記憶されているプログラムを示すフロー
チャートであり、図中のSはステップを示す。
第5図ないし第7図は、吸引スイッチがOFFの場合に
実行されるプログラムであり、途中で吸引が動作しない
ときは毎秒平均約1000サイクル実行される。
まずSlで、カウンタm、n及びフラグfの初期設定を
行い、例えばm=2000 、n=3 、f=0とする
。次に52で、圧力検出器からの検出圧力(P)を読み
込み、S3で、その検出圧力をバーグラフに表示し、S
4で、デジタル表示器に表示の割込許可をする。゛ そして、S5で、第1の電磁開閉弁の開閉回数カウンタ
ーを読み込み、S6で、開閉回数カウンターの回数がチ
ューブ交換回数(例、えば20万回)に達しているかど
うかを判定し、交換回数に達しているときは、S7で、
警報ランプを点灯させてS9へ進み、S6で開閉回数カ
ウンターがチューブ交換回数に達していないときは、S
8で、う報ランプを消灯して、S9へ進む。
次いで、S9で検出圧力Pが20 mmHgを越えてい
るか否かを判定し、20amHgを越えているときは、
sloで過大圧力検出カウンタmをm = m −1と
し、sllで、m=Oであれば、S12で、警報ランプ
と警報ブザーをONにしてS15に進む。sllでm=
oでなければそのままS15に進む、また、S9で検出
圧力が20 mmHgを越えていないときは、S13で
警報ランプと警報ブザーをOFFにして、S14で、過
大圧力検出カウンタmと過大圧力検出カウンタ用フラグ
fを初期値(m=2000 、f=o)に設定し直して
S15へ進む。
S15では、圧力設定スイッチその他各スイッチの状態
を読み込み、S16で自動調整スイッチの状態を判定し
、自動調整がOFFのときはS2に戻る。自動調整がO
Nのときは、S17で検出圧力Pが設定圧力Po以下で
あるかどうかを判定し、検出圧力Pが設定圧力PO以下
でないときは、S18で、デジタル表示器の表示を割込
禁止として表示状態をロックし、S19で、メモリ(R
OM)に記憶されているテーブルからモード設定スイッ
チと圧力設定スイッチの状態に応じた吸引動作時間を選
択する。
第9図はそのテーブルを示しており、設定圧力と設定モ
ードによって吸引時間が与えられている。このテーブル
においては、ハイモードでは1秒、ローモードでは0.
2秒の一定の吸引時間が与えられ、オートモードでは、
設定圧力が10mmHg未満では0.3秒、15 II
mogを越えた場合には0.7秒、lO〜15+++m
Hgでは、0.5秒の吸引時間が与えられる。
次いでS20で、第1〜第3の電磁開閉弁を吸引(減圧
)状態にセットする。即ち、第1の電磁開閉弁を開き、
第2と第3の電磁開閉弁を閉じる。そして、S21で吸
引動作時間を減算して、S22で吸引動作時間の残がO
でなかったら521に戻り、S22で吸引動作時間の残
がOになったら、S23で第1−第3の電磁開閉弁を元
の通常状態に戻して、S24でデジタル表示器の表示割
込禁止を解き、S25へ進む。
S25では、過大圧力検出カウンタ用フラグfがf:=
0のときは、S26で過大圧力検出カウンタmをm=3
にセットして、S27でフラグを立てて(f=1)、S
28へ進む、S17で、検出圧力Pが設定圧力Po以下
のときは、S17から直接s28へ進む。
S28では、圧力検出器からの検出圧力Pを読み込み、
S29で、検出圧力Pが0厘■Hg以下であるかどうか
を判定する。そして、検出圧力PがOmmHg以下のと
きは、S30で、デジタル表示器の表示をrEEJにし
てその表示状態をロックし、S31でつまり検出カウン
タnをn=n−1として、S32でn=oでなければs
2に戻り、n=OならばS33で1.5秒間第1〜第3
の電磁開閉弁を吸引(減圧)状態に切り換える。そして
、S34でnt−n=3にセットし直してS2に戻る。
また、S29で、検出圧力がOmmHg以下でないとき
は、S35でnをn=3にリセットして、S36でデジ
タル表示器の表示割込禁止を解除してs2に戻る。
第8図は、吸引スイッチがONの場合に実行されるプロ
グラムを示すフローチャートであり、まずS51でカウ
ンタiの初期設定を行い、i=2とする0次いでS52
でデジタル表示器の表示を例えば「−−」としてその表
示状態をロックし、S53で第1〜第3の電磁開閉弁を
吸引状態にする。そして、S54でi=Oでなければ、
S55で、3方向電磁開閉弁を0.5秒間通水チユーブ
側に開いて1通水チユーブと吸引チューブとを連通させ
、0.5秒経過して3方向電磁開閉弁が元の状態に戻っ
たら、S56でカウンタiを1=i−1として、S57
で0.5秒間待ってS54に戻る。S54でi=oのと
きは、直接s57へ進んで再びS54に戻る。
第10図は、本実施例装置を臨床に用いて体腔内圧の状
態を測定したデータを示すグラフである。
第10図中の(イ)(ロ)(ハ)は、各々、設定圧力を
10.15.20mmHgに設定したときの体腔内圧の
状態を示しており、(ニ)(ホ)は共に、ゲップにより
瞬間的に体腔内圧が上昇した状態を示している。このデ
ータかられかるように、本実施例装置は°、内視鏡検査
に際して、体腔内圧を極めて正確に一定に保つことがで
きる。
[発明の効果] 本発明の内視鏡の体腔内圧調整装置によれば、鉗子チャ
ンネルを有する内視鏡に接続することにより本発明装置
を用いることができるので、内視鏡の挿入部に何らの構
成を付加する必要もなく、したがって内視鏡の挿入性を
正常に維持し、患者に余分な苦痛を全く与えることがな
い、しかも、鉗子チャンネルを1つ有する内視鏡であれ
ば体腔内圧の自動調整機能を付加することができ、広く
一般の内視鏡検査に用いることができる優れた効果を有
する。
さらに、請求項3の発明においては、圧力検出器に汚物
がかかったり吸引の負圧がかかったりしないようにでき
るので、圧力検出器が破損するおそれもなく、優れた耐
久力を得ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例のブロック図、第3図はその実施例の装置
の外観斜視図、第4図は吸引チューブが下方へ撓んでい
る状態の外観略示図、第5図ないし第8図はマイクロコ
ンピュータのメモリに記憶されたプログラムを示すフロ
ーチャート、第9図は同じくメモリに記憶されたテーブ
ルを示す図表、第10図は実施例装置による体腔内圧の
調整状態を測定した実験結果を示すグラフである。 代理人 弁理士  三 井 和 彦 第1図 鉗子チャン不Jし b  ゝ4 第3図 22b 躬8図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内視鏡の鉗子チャンネルに連通接続される吸引チ
    ューブと、その吸引チューブに連通接続された吸引手段
    と、その吸引チューブ内の圧力を検出する圧力検出手段
    と、基準圧力を設定する圧力設定手段と、上記圧力検出
    手段からの出力信号と上記圧力設定手段からの出力信号
    とを比較して上記吸引手段の動作を制御する信号を出力
    する吸引制御手段とを具備することを特徴とする内視鏡
    の体腔内圧調整装置。
  2. (2)上記吸引チューブが上記鉗子チャンネルに着脱自
    在である請求項1記載の内視鏡の体腔内圧調整装置。
  3. (3)上記圧力検出手段が、上記吸引チューブから分岐
    して設けられた分岐管路と、上記分岐管路に設けられた
    圧力検出器と、上記圧力検出器と上記吸引チューブとの
    間で上記分岐管路を開閉する弁とを有し、上記吸引制御
    手段が、上記吸引手段の動作と上記弁の動作とを連動し
    て制御する請求項1又は2記載の内視鏡の体腔内圧調整
    装置。
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