JPH0349487B2 - - Google Patents

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JPH0349487B2
JPH0349487B2 JP62179695A JP17969587A JPH0349487B2 JP H0349487 B2 JPH0349487 B2 JP H0349487B2 JP 62179695 A JP62179695 A JP 62179695A JP 17969587 A JP17969587 A JP 17969587A JP H0349487 B2 JPH0349487 B2 JP H0349487B2
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pressure
suction
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electromagnetic
valve
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JP62179695A
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Masami Shirai
Yuzuru Doi
Ryoji Pponda
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内視鏡に用いられて、観察時の体
腔内圧を調整する、内視鏡の体腔内圧調整装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
胃腸などの体腔内臓器は一般に自己収縮習性を
有しているので、内視鏡を用いて体腔内を検査す
る場合には、内視鏡に組み込まれた送気管路を通
じて外部から空気などを送り込み、その圧力で体
腔内壁を膨らませて観察するようになつている。
しかしながら、対物レンズ表面の洗浄のためある
いは術者の不注意などによつて、過大送気をして
体腔内圧が高くなりすぎると、体腔内壁が過伸展
して微細な粘膜の変化を観察することができなく
なるばかりか、患者に不快感を与え、場合によつ
ては体腔内壁損傷などの事故をひきおこすおそれ
がある。また、内視鏡的レーザ治療などを行う際
には、一般に体腔内に連続して送気を行うので、
同様の危険性がある。
そこで従来は、内視鏡の挿入部に開口する吸引
管路に吸引手段を接続し、上記吸引管路の途中か
ら分岐した分岐管路に、上記吸引管路を通して体
腔内の圧力を検出する圧力検出手段を設け、上記
圧力検出手段からの出力信号によつて上記吸引手
段を動作させて短時間(例えば0.5秒間)吸引を
行い、体腔内圧を自動的に減圧するようにしてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
内視鏡の体腔内圧調整装置は、使用することに
よつて吸引管路内等に粘液その他の汚物が付着す
る。そこで、使用後は洗浄液等を吸引管路を通じ
て吸引することにより管路内を洗浄している。と
ころが従来の装置では、分岐管路の内部に汚物が
付着するとそれを洗浄することができなかつた。
そのため、分岐管路が詰まつて圧力を検出するこ
とができなくなつてしまつたり、その次に装置を
使用する際に、分岐管路内に付着した汚物が挿入
部側へ逆流して患者の体内に達し、衛生上の問題
を生ずる等の欠点があつた。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、
使用後に、分岐管路内部を洗浄することができる
内視鏡の体腔内圧調整装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解決するための本発明による内
視鏡の体腔内圧調整装置は、第1図に示されるよ
うに、内視鏡の挿入部に開口する吸引管路に吸引
手段を接続し、上記吸引管路内の圧力を検出する
ための圧力検出手段と上記吸引管路との間を上記
吸引管路から分岐された分岐管路によつて連通接
続して、上記圧力検出手段からの出力信号によつ
て上記吸引手段の動作を制御するようにした内視
鏡の体腔内圧調整装置において、上記分岐管路の
途中に管路を切り換えるための管路切換弁を設
け、その管路切換弁によつて上記分岐管路に連通
するように切り換えられる管路から上記分岐管路
を経由して上記吸引手段に洗浄液等を吸引できる
ようにしたことを特徴とする。
〔作 用〕
装置の使用中は、分岐管路は吸引管路と圧力検
出手段とを連通しており、分岐管路から吸引管路
を介して体腔内圧が検出される。
装置の使用後には、管路切換弁を切換えること
により、分岐管路を経由して洗浄液等を吸引手段
に吸引することができ、これにより分岐管路内が
洗浄される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
1は体腔内に挿入される内視鏡の挿入部、2は
操作部、3は外部の光源装置4に接続されるコネ
クタであり、光源装置4内には照明ランプ5及び
送気手段6である送気ポンプが設けられている。
そして、照明ランプ5から内視鏡の照明用ライト
ガイド7に照明光が入射し、内視鏡内に挿通され
た送気管路8に送気手段6から空気などの気体が
送り込まれる。送気管路8はコネクタ3から操作
部2及び挿入部1内を通つて挿入部の先端に開口
しており、その途中の操作部2に切換弁9が突設
して介挿されている。
この切換弁9は公知のものであり、詳細な説明
は省略するが、常時は送気管路8が外気に連通し
て送気手段6から送られた空気が外部に放出さ
れ、切換弁9を指先で押すと外気との間が閉ざさ
れて挿入部1先端の開口から体腔内に送気される
ようになつている。尚、このような切換弁に代え
て電気的スイツチなどを設けてもよく、また送気
手段として、送気が連続的に行われるもの、ある
いは送気動作が自動制御されるもの等を用いても
よい。
11は処置具等が挿通される鉗子チヤンネルで
あり、その先端は挿入部1の先端に開口し、基端
は操作部2の下部に形成された鉗子挿入口12に
連通している。14は、例えばポリウレタン樹脂
又はシリコン樹脂などよりなる吸引チユーブであ
り、その口元に連通接続された接続口金13を介
して、内視鏡の鉗子挿入口12に着脱自在に接続
されている。10は、接続口金13に設けられ
た、例えばゴム栓にスリツトを形成した構造の公
知の鉗子栓であり、そこから処置具類を鉗子チヤ
ンネル11内に挿入することができ、処置具類が
挿入されていないときには密閉されている。
吸引チユーブ14は外部の吸引手段15に接続
されており、鉗子チヤンネル11と吸引チユーブ
14とにより、挿入部1の先端に開口する吸引管
路が形成されている。吸引手段15は、吸引ポン
プ15aと、吸引物を貯留する吸引槽15bと、
第1及び第2の電磁開閉弁15c,15dよりな
る。第1の電磁開閉弁15cは常閉型、第2の電
磁開閉弁15dは常開型の電磁弁であり、第1の
電磁開閉弁15cには開閉回数をカウントする開
閉回数カウンター34が付設されている。その第
1の電磁開閉弁15cは吸引チユーブ14の途中
に介装されており、第1の電磁開閉弁15cと吸
引槽15bとの途中の管路から分岐して外気に開
放された通気管15eの途中に第2の電磁開閉弁
15dが介装されている。
したがつて本実施例においては、吸引ポンプ1
5aを常時運転しておいて、第1の電磁開閉弁1
5cを閉じると共に第2の電磁開閉弁15dを開
くことにより通気管15eから外気が吸引され、
逆に、第1の電磁開閉弁15cを開くと共に第2
の電磁開閉弁15eを閉じることにより吸引チユ
ーブ14のみから吸引が行われ、このように、第
1と第2の電磁開閉弁15c,15dが連動する
ことにより、吸引動作が制御される。
上記吸引チユーブ14の途中に連通して分岐管
路14aが形成され、吸引チユーブ14内の圧力
を検出する圧力検出器16がその分岐管路14a
の端部に設けられており、各管路が閉塞していな
ければ、吸引管路(吸引チユーブ14、鉗子チヤ
ンネル11)と圧力検出器16とが分岐管路14
aを介して連通接続され、圧力検出器16によつ
て体腔内圧が検出される。Aは分岐部を示してい
る。また、上記吸引チユーブ14内に送気を行う
第2の送気手段17が、上記圧力検出器16に接
近して上記分岐管路14aの途中に設けられてい
る。この第2の送気手段17は例えば小型の送気
ポンプであり、吸引チユーブ14内に少量(例え
ば毎分30〜70ml)の送気を連続的又は間欠的に
行うものである。
また、分岐管路14aの分岐部A近傍には、管
路の開閉を行う常開型の第3の電磁開閉弁18が
設けられ、その電磁開閉弁18と圧力検出器16
との間に、管路切換用の3方向電磁開閉弁19
(管路切換弁)が設けられている。この3方向電
磁開閉弁19には、洗浄水等を貯留した水槽20
に連通する通水チユーブ21が接続されており、
3方向電磁開閉弁19を切換ることにより分岐管
路14aを介して吸引管路11と圧力検出器16
が連通し、あるいは吸引管路11と通水チユーブ
21とが連通するようになつている。
22は、術者が希望する体腔内圧の設定や内圧
調整のモードの設定等を行う設定手段、23は、
検出された体腔内圧等を表示する圧力表示手段、
24は、異常時に警報を発する警報手段であり、
これらについては、装置の外観を示す第3図をも
参照しつつ説明をする。
第3図中、22aは術者が希望する体腔内圧の
設定を行う圧力設定スイツチであり、2つの釦の
うち一方を押すと設定圧が高くなり、他方を押す
と設定圧が低くなる。尚、この圧力スイツチ22
aと同じ機能のスイツチを足踏式のフツトスイツ
チ(図示せず)として併設してもよい。ここで設
定された設定圧力は設定圧力表示器22bに表示
される。
22cは、体腔内圧の自動調整機能をON−
OFFするスイツチであり、ONにしておけば体腔
内圧の自動調整が行われ、OFFにすると体腔内
圧の自動調整は行われず、圧力検出器16による
検出圧力の表示のみが行われる。22dは、体腔
内圧を調整するための一回の吸引時間を設定する
吸引モード設定スイツチであり、その設定内容
(ロー、オート、ハイ)がモード表示ランプ22
eに表示される。22fは、3方向電磁開閉弁1
9を切り換え、通水チユーブ21からの吸引状態
を選択する吸引スイツチである。これら各スイツ
チ等22a〜22fにより設定手段22が構成さ
れている。
23a及び23bは、圧力検出器16により検
出された圧力等を表示する圧力表示手段23であ
り、23aはデジタル表示を行うデジタル表示
器、23bはアナログ表示を行うバーグラフであ
る。24aは警報ランプであり、このランプ24
aと連動して作動する警報ブザー(図示せず)が
装置内に内蔵されている。
第1図中、25はマイクロコンピユータであ
り、入出力インタフエイス25a、中央演算装置
(CPU)25b及びメモリ25cにより構成され
ている。入出力インタフエイス25aの入力端子
には設定手段22の出力ライン、A/D変換器2
6を介して圧力検出器16の出力ライン、及び開
閉回数カウンター34の出力ラインが接続されて
いる。また、入出力インタフエイス25aの出力
端子には、駆動回路27〜30を介して各電磁開
閉弁15c,15d,18,19が接続されると
共に、駆動回路31〜33を介して送気手段1
7、圧力表示手段23及び警報手段24が接続さ
れている。
次に上記実施例の動作について説明をする。
内視鏡の挿入部1を患者の体腔内に挿入した後
は、操作部2の切換弁9を手動で操作することに
より、光源装置4内の送気手段6から体腔内に空
気が送り込まれ、体腔内圧が上昇する。
この体腔内圧を自動的に任意の設定圧以下に制
御するため、内視鏡の鉗子挿入口12に、内圧調
整装置の接続口金13を接続しておく。この状態
でも鉗子栓10を通して処置具を鉗子チヤンネル
11に挿通して自由に使用することができる。そ
して、自動調整のON−OFFスイツチ22cを
ONにセツトして、圧力設定スイツチ22aによ
り、その検査において最も適当と考えられる圧力
を設定する。その圧力は設定圧力表示器22bに
表示される。
そして、吸引スイツチ22fがOFFになつて
いる通常の状態では、第1の電磁開閉弁15cが
閉じ、第2の電磁開閉弁15dと第3の電磁開閉
弁18は開き、3方向電磁開閉弁19は分岐管路
14aを圧力検出器16に連通させている。した
がつて、圧力検出器16が吸引チユーブ14等を
介して体腔内圧を検出しており、その出力信号が
A/D変換器26を介してデジタル信号化されて
入出力インタフエイス25aに入力し、入出力イ
ンタフエイス25aからの出力信号が駆動回路3
2を介して表示手段23(デジタル表示器23a
とバーグラフ23b)にその体腔内圧を表示させ
ている。デジタル表示器23aの表示は、通常は
圧力検出器16により検出された検出圧力がリア
ルタイムで表示され、マイクロコンピユータ25
においてその表示に割込禁止の処理がされた時に
はその直前の表示状態が維持される。また、通常
は第1の電磁開閉弁15cが閉じているので、吸
引手段15は吸引チユーブ14とは連通しておら
ず、通気管15eを介して大気のみを吸引してい
る。第2の送気手段17は微少量の空気を分岐管
路14a内に送気している。
CPU25bでは設定手段22により設定され
た設定圧力と圧力検出器16により検出された検
出圧力とが比較され、設定圧力より検出圧力の方
が高くなると、入出力インタフエイス25aの出
力信号がデジタル表示器23aの表示に割込禁止
をかけて、その直前の表示値に固定すると共に、
第2の送気手段17の送気を停止させ、第2と第
3の電磁開閉弁15d,18を閉じ、第1の電磁
開閉弁15cを開く。そして、その一定時間後に
は、すべてを元の通常状態に戻す。
したがつて、その一定時間の間は吸引チユーブ
14が吸引手段15に連通して、鉗子チヤンネル
11を介して体腔内の空気が吸引されて減圧され
る。この吸引(減圧)動作が行われる一定時間は
マイクロコンピユータのメモリ25cに記憶され
ており、吸引モード設定スイツチ22dから入出
力インタフエイス25aへの入力信号によつて、
その吸引動作時間が異なるようになつている。即
ち、吸引モード設定がハイモードの時には1秒
間、ローモードの時には0.2秒間だけ減圧動作が
行われ、オートモードの時には、設定圧力が10mm
Hg未満のときは0.3秒間、設定圧力が10mmHgか
ら15mmHgの範囲では0.5秒間、設定圧力が15mm
Hgを越えているときは0.7秒間の減圧動作が行わ
れるようになつている。このようにして、その内
視鏡検査の状況に応じて最も適切なモードを選択
することができる。
鉗子チヤンネル11や吸引チユーブ14の途中
は粘液や汚物等が詰まつた場合には、圧力検出器
16が体腔内圧を検出しなくなる。しかし、吸引
チユーブ14等が詰まると、第2の送気手段17
から分岐管路14a内に排出される微少量の空気
により管内圧が上昇するので、圧力検出器16に
その圧力が検出されて上述の吸引(減圧)動作が
行われ、吸引チユーブ14内に詰まつていた粘液
等は吸引手段15に吸引除去される。
しかし、第4図に示されるように吸引チユーブ
14が下方に撓んだ部分に粘液等が溜つて、一回
の吸引(減圧)動作ではチユーブの撓んだ部分か
ら粘液が抜け出せず、吸引動作が終了するとチユ
ーブの撓んだ部分の底部に粘液が再び戻つてしま
う場合がある。このような場合には、吸引動作終
了直後には圧力検出器16は大気圧(0mmHg)
又はそれ以下の圧力を検出する。その時には、マ
イクロコンピユータの入出力インタフエイス25
aからの出力信号により表示手段のデジタル表示
器23aは圧力値とは無関係の表示(例えば
「EE」)をして、表示値が体腔内圧ではないこと
を示す。そして、第2の送気手段17からの送気
による管内圧力上昇で吸引動作が繰り返され、そ
の吸引動作が3回繰り返される間、圧力検出器1
6において大気圧又はそれ以下の圧力が連続して
検出されたら、マイクロコンピータの入出力イン
タフエイス25aからの出力信号により吸引動作
が長時間(例えば1.5秒間)連続して行われ、詰
まつていた粘液等が吸引排出される。検出圧力が
大気圧を越えれば、表示及び吸引動作時間ともに
通常状態に戻る。
体腔内に過大な送気が行われて、本装置の吸引
動作では減圧が間にあわないような場合には警報
が発せられる。即ち、圧力検出手段16による検
出圧力が所定回数(例えば3回)連続して所定圧
力(例えば20mmHg)を越えたときは、マイクロ
コンピータの入出力インタフエイス25aからの
出力信号により警報ランプ24aが点灯し、同時
に警報ブザーが鳴る。検出圧力が所定圧力以下に
下れば警報は停止する。尚、自動調整スイツチ2
2cがOFFの場合には、検出圧力が例えば2秒
以上連続して所定圧力を越えたときに警報が発せ
られる。
内視鏡検査が終了して吸引チユーブ14内及び
分岐管路14a内を洗浄するときは、吸引チユー
ブの接続口金13を内視鏡の鉗子挿入口12から
取り外して水槽20の洗浄液の中に入れ、通水チ
ユーブ21の先端部も水槽20の洗浄液の中に入
れる。そして、吸引スイツチ22fをONにする
と、入出力インタフエイス25aからの出力によ
りデジタル表示器23aが、例えば「−−」のご
とき表示に切り換わり、第1と第3の電磁開閉弁
15c,18は開放され、第2の電磁開閉弁15
dは閉じられる。そして、3方向電磁開閉弁19
が、例えば0.5秒間で2回だけ通水チユーブ21
側に切り換わつて吸引チユーブ14と通水チユー
ブ21とが分岐管路14aを介して連通する。す
ると、通水チユーブ21に比べて吸引チユーブ1
4の方が長く、管内抵抗が大きいので、3方向電
磁開閉弁19が通水チユーブ21側に開いている
間は、通水チユーブ21から水槽20内の洗浄液
が吸引されて分岐管路14a内が洗浄される。通
水チユーブ21側が閉じているときは、吸引チユ
ーブ14から洗浄液が吸引されて、吸引チユーブ
14内が洗浄される。
尚、吸引チユーブ14及び分岐管路14aの各
電磁開閉弁付近のチユーブは、吸引動作の繰り返
し、即ち電磁弁の開閉動作の繰り返しによつて劣
化するので、本実施例においては、その交換時期
を警報で知らせるようになつている。即ち、開閉
回数カウンター34からの出力信号がマイクロコ
ンピユータの入出力インタフエイス25aに入力
しており、第1の電磁開閉弁15cの開閉動作が
例えば20万回に達すると、入出力インタフエイス
25aからの出力信号によつて警報ランプ24a
が点灯する。
第5図ないし第8図は、マイクロコンピユータ
25のメモリ25c内に記憶されているプログラ
ムを示すフローチヤートであり、図中のsはステ
ツプを示す。
第5図ないし第7図は、吸引スイツチがOFF
の場合に実行されるプログラムであり、途中で吸
引が動作しないときは毎秒平均約1000サイクル実
行される。
まずs1で、カウンタm,n及びフラグfの初
期設定を行い、例えばm=2000,n=3,f=0
とする。次にs2で、圧力検出器からの検出圧力
(P)を読み込み、s3で、その検出圧力をバー
グラフに表示し、s4で、デジタル表示器に表示
の割込許可をする。
そして、s5で、第1の電磁開閉弁の開閉回数
カウンターを読み込み、s6で、開閉回数カウン
ターの回数がチユーブ交換回数(例えば20万回)
に達しているかどうかを判定し、交換回数に達し
ているときは、s7で、警報ランプを点灯させて
s9へ進み、s6で開閉回数カウンターがチユー
ブ交換回数に達していないときは、s8で、警報
ランプを消灯して、s9へ進む。
次いで、s9で検出圧力Pが20mmHgを越えて
いるか否かを判定し、20mmHgを越えているとき
は、s10で過大圧力検出カウンタmをm=m−
1とし、s11で、m=0であれば、s12で、
警報ランプと警報ブザーをONにしてs15に進
む。s11でm=0でなければそのままs15に
進む。また、s9で検出圧力が20mmHgを越えて
いないときは、s13で警報ランプと警報ブザー
をOFFにして、s14で、過大圧力検出カウン
タmと過大圧力検出カウンタ用フラグfを初期値
(m=2000,f=0)に設定し直してs15へ進
む。
s15では、圧力設定スイツチその他各スイツ
チの状態を読み込み、s16で自動調整スイツチ
の状態を判定し、自動調整がOFFのときはs2
に戻る。自動調整がONのときは、s17で検出
圧力Pが設定圧力P0以下であるかどうかを判定
し、検出圧力Pが設定圧力P0以下でないときは、
s18で、デジタル表示器の表示を割込禁止とし
て表示状態をロツクし、s19で、メモリ
(ROM)に記憶されているテーブルからモード
設定スイツチと圧力設定スイツチの状態に応じた
吸引動作時間を選択する。
第9図はそのテーブルを示しており、設定圧力
と設定モードによつて吸引時間が与えられてい
る。このテーブルにおいては、ハイモードでは1
秒、ローモードでは0.2秒の一定の吸引時間が与
えられ、オートモードでは、設定圧力が10mmHg
未満では0.3秒、15mmHgを越えた場合には0.7秒、
10〜15mmHgでは、0.5秒の吸引時間が与えられ
る。
次いでs20で、第1〜第3の電磁開閉弁を吸
引(減圧)状態にセツトする。即ち、第1の電磁
開閉弁を開き、第2と第3の電磁開閉弁を閉じ
る。そして、s21で吸引動作時間を減算して、
s22で吸引動作時間の残が0でなかつたらs2
1に戻り、s22で吸引動作時間の残が0になつ
たら、s23で第1〜第3の電磁開閉弁を元の通
常状態に戻して、s24でデジタル表示器の表示
割込禁止を解き、s25へ進む。
s25では、過大圧力検出カウンタ用フラグf
がf=0のときは、s26で過大圧力検出カウン
タmをm=3にセツトして、s27でフラグを立
てて(f=1)、s28へ進む。s17で、検出
圧力Pが設定圧力P0以下のときは、s17から
直接s28へ進む。
s28では、圧力検出器からの検出圧力Pを読
み込み、s29で、検出圧力Pが0mmHg以下で
あるかどうかを判定する。そして、検出圧力Pが
0mmHg以下のときは、s30で、デジタル表示
器の表示を「EE」にしてその表示状態をロツク
し、s31でつまり検出カウンタnをn=n−1
として、s32でn=0でなければs2に戻り、
n=0ならばs33で1.5秒間第1〜第3の電磁
開閉弁を吸引(減圧)状態に切り換える。そし
て、s34でnをn=3にセツトし直してs2に
戻る。また、s29で、検出圧力が0mmHg以下
でないときは、s35でnをn=3にリセツトし
て、s36でデジタル表示器の表示割込禁止を解
除してs2に戻る。
第8図は、吸引スイツチがONの場合に実行さ
れるプログラムを示すフローチヤートであり、ま
ずs51でカウンタiの初期設定を行い、i=2
とする。次いでs52でデジタル表示器の表示を
例えば「−−」としてその表示状態をロツクし、
s53で第1〜第3の電磁開閉弁を吸引状態にす
る。そして、s54でi=0でなければ、s55
で、3方向電磁開閉弁を0.5秒間通水チユーブ側
に開いて、通水チユーブと吸引チユーブとを連通
させ、0.5秒経過して3方向電磁開閉弁が元の状
態に戻つたら、s56でカウンタiをi=i−1
として、s57で0.5秒間待つてs54に戻る。
s54でi=0のときは、直接s57へ進んで再
びs54に戻る。
第10図は、本実施例装置を臨床に用いて体腔
内圧の状態を測定したデータを示すグラフであ
る。
第10図中のイ,ロ,ハは、各々、設定圧力を
10,15,20mmHgに設定したときの体腔内圧の状
態を示しており、ニ,ホは共に、ゲツプにより瞬
間的に体腔内圧が上昇した状態を示している。こ
のデータからわかるように、本実施例装置は、内
視鏡検査に際して、体腔内圧を極めて正確に一定
に保つことができる。
〔発明の効果〕
本発明の内視鏡の体腔内圧調整装置によれば、
装置の使用後には管路切換弁を切換えることによ
り、分岐管路内に洗浄液等を通して洗浄すること
ができるので、分岐管路の詰まりによる圧力検出
上の不具合や、分岐管路内に付着した汚物による
衛生上の問題が発生せず、装置を常に正常にかつ
安全に使用することができる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロツク図、第2
図は本発明の一実施例のブロツク図、第3図はそ
の実施例の装置の外観斜視図、第4図は吸引チユ
ーブが下方へ撓んでいる状態の外観略示図、第5
図ないし第8図はマイクロコンピユータのメモリ
に記憶されたプログラムを示すフローチヤート、
第9図は同じくメモリに記憶されたテーブルを示
す図表、第10図は実施例装置による体腔内圧の
調整状態を測定した実験結果を示すグラフであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内視鏡の挿入部に開口する吸引管路に吸引手
    段を接続し、上記吸引管路内の圧力を検出するた
    めの圧力検出手段と上記吸引管路との間を上記吸
    引管路から分岐された分岐管路によつて連通接続
    して、上記圧力検出手段からの出力信号によつて
    上記吸引手段の動作を制御するようにした内視鏡
    の体腔内圧調整装置において、上記分岐管路の途
    中に管路を切り換えるための管路切換弁を設け、
    その管路切換弁によつて上記分岐管路に連通する
    ように切り換えられる管路から上記分岐管路を経
    由して上記吸引手段に洗浄液等を吸引できるよう
    にしたことを特徴とする内視鏡の体腔内圧調整装
    置。
JP62179695A 1987-07-17 1987-07-17 Body cavity internal pressure control apparatus for endoscope Granted JPS6422240A (en)

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JPS6422240A JPS6422240A (en) 1989-01-25
JPH0349487B2 true JPH0349487B2 (ja) 1991-07-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61164545A (ja) * 1985-01-16 1986-07-25 旭光学工業株式会社 レ−ザ治療装置の体腔内圧調整装置
JPS61253033A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61164545A (ja) * 1985-01-16 1986-07-25 旭光学工業株式会社 レ−ザ治療装置の体腔内圧調整装置
JPS61253033A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡

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