JPH01104030A - メサコン酸ジエステルの製造法 - Google Patents

メサコン酸ジエステルの製造法

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JPH01104030A
JPH01104030A JP62260788A JP26078887A JPH01104030A JP H01104030 A JPH01104030 A JP H01104030A JP 62260788 A JP62260788 A JP 62260788A JP 26078887 A JP26078887 A JP 26078887A JP H01104030 A JPH01104030 A JP H01104030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid diester
mesaconic acid
tertiary amine
itaconic acid
base catalyst
Prior art date
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Pending
Application number
JP62260788A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashige Murata
村田 敬重
Yasuyoshi Koinuma
康美 鯉沼
Keizo Anami
啓三 阿南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、メサコン酸ジエステルの製造法に関する。
〈従来の技術およびその問題点〉 従来、イタコン酸エステルは高分子の改質用共重合性モ
ノマー、有機合成材料として知られている。また該イタ
コン酸エステルの異性体であるメサコン酸エステルは、
イタコン酸エステルとは異なる共重合性及び反応性を有
しており、イタコン酸エステルと異なった改質材、有機
合成材料として利用可能である。
通常イタコン酸エステルは、ブドウ糖の発酵により製造
されるイタコン酸をエステル化することにより得ること
ができる。またメサコン酸エステルは、イタコン酸発酵
の副生物であるメサコン酸をエステル化する方法により
製造することができる。しかし、該方法では、前記副生
物を出発物質としているために、メサコン酸を主に製造
することができないという欠点を生じる。そこで、近年
イタコン酸を水の存在下180〜200℃において、加
熱反応させ、メサコン酸を生成し1次いでエステル化す
ることにより、メサコン酸エステルを装造する方法また
、イタコン酸エステルを無触媒又は、塩酸、硫酸、硝酸
等の酸触媒の存在下1oO〜200℃の高温にて異性化
することによりメサコン酸エステルを製造する方法等が
提案されている。しかしながら、これらの方法も1強酸
による腐蝕の防止及び、高温に耐える耐熱性等を有する
装置を選択する必要があり、また、メサコン酸、メサコ
ン酸エステルの他に分解物等が副生する為、反応の選択
性が低下するという欠点がある。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、温和な反応条件において、容易にメサ
コン酸ジエステルを収率良く製造することができる、メ
サコン酸ジエステルの製造法を提供することである。
本発明の別の目的は、作業性に優れ、低コストにてメサ
コン酸ジエステルを得ることができる、メサコン酸ジエ
ステルの製造法を提供することである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明によれば、メサコン酸ジエステルを製造するにあ
たり、第3アミン系塩基触媒の存在下に、イタコン酸ジ
エステルを異性化することを特徴とするメサコン酸ジエ
ステルの製造法が提供される。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明のメサコン酸ジエステルの製造法は、イタコン酸
ジエステル100重量部に対して、第3アミン系塩基触
媒1〜100重量部を使用するのが好ましい。この際前
記第3アミン塩基触媒が1重量部未満では、反応性が著
しく低下するため好ましくない6また100重量部を超
えても反応速度はかわらないので不経済となり好ましく
ない。
次いで前記第3アミン系塩基触媒の存在下、前記イタコ
ン酸ジエステルを、好ましくは反応温度30〜150℃
、更に好ましくは、50〜120℃にて異性化反応する
ことにより、メサコン酸ジエステルを製造することがで
きる。この際反応温度が30℃未満では反応時間が長く
なり、また150℃を超える場合は1分解物が生成し、
メサコン酸ジエステルの収率が低下するので好ましくな
い。
前記異性化反応は無溶媒にて反応させることができるが
1例えばベンゼン、トルエン、キシレン、石油エーテル
、ヘキサン、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、テト
ラヒfロフラン、メタノール。
エタノール、メチルエチルケトン、クロロホルム、四塩
化炭素、塩化メチレン、ジエチルエーテル等の有機溶媒
から成る群の1種又は2種以上より選択し、有機溶媒中
にて異性化反応させることも可能である。この際の反応
時間は、触媒量、反応温度によって異なるが、0.5〜
24時間の範囲であることが望ましい。
本発明に用いる前記イタコン酸ジエステルとしては、例
えばジメチルイタコネート、ジエチルイタコネート、ジ
n−プロピルイタコネート、ジ1so−プロピルイタコ
ネート、ジフェニルイタコネート、ジ5ee−ブチルイ
タコネート、ジiso −ブチルイタコネート、ジn−
ペンチルイタコネート、ジローヘキシルイタコネート、
ジ2−エチルヘキシルイタコネート、ジシクロヘキシル
イタコネート、ジベンジルイタコネート、ジフェニルイ
タコネート、ジアリルイタコネート、ジメチルイタコネ
ート等の対称エステルおよびエチル−メチルイタコネー
ト、エチル−イソプロピルイタコネート、n−ブチル−
イソプロピルイタコネート等の非対称エステル等を挙げ
ることができ、また、前記イタコン酸ジエステルの2種
以上を選択し、混合物として使用することもできる。
本発明に用いる前記第3アミン系塩基触媒としては、例
えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリノル
マルプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリノ
ルマルブチルアミン、トリイソオクチルアミン、トリオ
クチルアミン、トリエタノールアミン、トリベンジルア
ミン、トリフェニルアミン等を好ましく挙げることがで
き、前記第3アミン系塩基触媒の1種又は2種以上より
選択して用いることができる。
本発明の製造法により得られるメサコン酸ジエステルの
精製法としては、例えば常圧ないし減圧蒸留にて、第3
アミン系塩基触媒及び有機溶媒を使用する際には当該溶
媒を除去し、次いで蒸留精製する方法又は、−度、酸洗
浄、水洗浄によって第3アミン系塩基触媒を除去した後
、溶媒およびメサコン酸ジエステルを常圧ないし減圧蒸
留法によって分留する方法等により、メサコン酸ジエス
テルを精製することができる。
〈発明の効果〉 本発明のメサコン酸ジエステルの製造法によれば、温和
な条件において、容易にメサコン酸ジエステルを収率よ
く製造することができる。また温和な条件にて異性化反
応が起こるので、作業性に優れ、低コストにて実施でき
、工業的に利用することができる。
〈実施例〉 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本
発明はこれらに限定されるものでない。
失に可上 攪拌機、温度計、還流器を付したIQの4シロフラスコ
に、ジエチルイタコネート500gと有機溶媒としてト
ルエン100gを加え、さらにアミン系触媒として、ト
リエチルアミン100gを添加した後、オイルバスにて
昇温し1反応温度85℃にて6時間反応させた0反応終
了後、反応物を2Qの分液ロートに移し、水洗、10%
塩酸水溶液洗、中和水洗を行ない、さらに洗浄後100
℃のオイル浴中にて生成した油層分からロータリーエバ
ポレーターを用いてトルエンを除去した。得られた粗生
成物をガスクロマトグラフィーにより分析し、メサコン
酸ジエステルの収率を算出した。
その結果を表1に示す。なお、メサコン酸ジエステルの
同定は、1H−NMRにおいて、−CH,。
−CH= C’の吸収スペクトルを測定し、該吸収スペ
クトルピークの出現により行なった。
ヌ」I【l:」− 表1に示すイタコン酸ジエステル、第3アミン系塩基触
媒、溶媒、反応温度及び反応時間以外は全て、実施例1
と同様な方法により実施した。その結果を表1に示す6 ル絞涯上工l 触媒にピリジン、ジエチルアミンを用い、表1に示す条
件以外は、全て実施例1と同様な方法により実施した。
その結果を表1に示す。
坦絞籠1 表1に示す条件下にて、オートクレーブを使用する以外
は、実施例1と同様な方法により実施し−二 表1より明らかなように、第3アミン系塩基触媒を用い
た実施例では、比較例に比して、メサコン酸ジエステル
の収率が高いことがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)メサコン酸ジエステルを製造するにあたり、第3ア
    ミン系塩基触媒の存在下に、イタコン酸ジエステルを異
    性化することを特徴とするメサコン酸ジエステルの製造
    法。 2)前記第3アミン系塩基触媒を、トリメチルアミン、
    トリエチルアミン、トリノルマルプロピルアミン、トリ
    イソプロピルアミン、トリノルマルブチルアミン、トリ
    イソオクチルアミン、トリオクチルアミン、トリエタノ
    ールアミン、トリベンジルアミン、トリフェニルアミン
    、から成る群の1種又は2種以上より選択することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のメサコン酸ジエス
    テルの製造法。 3)前記イタコン酸ジエステル100重量部に対して、
    前記第3アミン系塩基触媒1〜100重量部の存在下、
    30℃〜150℃の温度範囲にて加熱反応させることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は2項記載のメサコ
    ン酸ジエステルの製造法。
JP62260788A 1987-10-17 1987-10-17 メサコン酸ジエステルの製造法 Pending JPH01104030A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020233778A1 (de) * 2019-05-17 2020-11-26 Symrise Ag Duftstoff- oder geschmacksstoffmischung
CN112574364A (zh) * 2020-11-26 2021-03-30 安徽海螺新材料科技有限公司 一种高保坍型聚羧酸减水剂及其制备方法
EP4282853A1 (de) * 2016-12-21 2023-11-29 Symrise AG Verfahren zur herstellung von estern der mesaconsäure

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