JPH01103140A - 金属黒鉛質ブラシ - Google Patents

金属黒鉛質ブラシ

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Publication number
JPH01103140A
JPH01103140A JP25883587A JP25883587A JPH01103140A JP H01103140 A JPH01103140 A JP H01103140A JP 25883587 A JP25883587 A JP 25883587A JP 25883587 A JP25883587 A JP 25883587A JP H01103140 A JPH01103140 A JP H01103140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antioxidant
metal
brush
powder
metal powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25883587A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirota Nakamura
中村 大太
Hiroshi Ito
宏 伊東
Masanori Miyashita
宮下 昌紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP25883587A priority Critical patent/JPH01103140A/ja
Publication of JPH01103140A publication Critical patent/JPH01103140A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発IJJの目的 [産業上の利用分野] 本発明は、金属黒鉛質ブラシに関し、特に酸化防止剤を
含浸せしめてなる金属黒鉛質ブラシに関するものである
[従来の技術] 従来この種の金属黒鉛質ブラシとしては、lO〜95玉
量%の金属粉末(たとえば銅粉末)と5〜90重量%の
黒鉛粉末とを配合したのち加圧成形し更に焼成して作成
されるものか提案されていた。
[解決すべき問題点] しかしながら従来の金属黒鉛質ブラシでは、電流密度が
高く使用中に発熱し高温状態となっていたのて、金属粉
末か酸化され易い欠点があり、特に高湿度の環境下で使
用されると金属粉末の酸化が促進され易い欠点かあり、
ひいてはその金属粉末の酸化に伴なって比抵抗が増大す
る欠点かあって、結果的にモータ使用時の整流不良ある
いは異常摩耗を生じる欠点かあった。
そこで本発明は、これらの欠点を解決すべく、酸化防止
剤を含浸せしめることにより高温あるいは高湿度の環境
においても酸化を十分に抑制されてなる金属黒鉛質ブラ
シを提供せんとするものである。
(2)発明の構成 [問題点の解決手段] 本発明により提供される問題点の解決手段は、「金属粉
末と黒鉛粉末よりなる金属黒鉛質ブラシにおいて、少な
くとも一表面近傍で前記金属粉末が含浸された酸化防止
剤との間で錯化合物を形成してなることを特徴とする金
属黒鉛質ブラシ」 である。
[作用] 未発IJIにかかる金属黒鉛質ブラシは、酸化防止剤を
含浸せしめることにより、金属粉末とその含浸された酸
化防止剤との間で錯化合物を形成せしめてなるので、高
湿度の環境下で使用ないし保存される場合にあっても前
記金属粉末が酸化されることを抑制する作用をなし、ひ
いては比抵抗が使用期間の遷延に伴なって増大されるこ
とを抑制する作用をなし、結果的にモータ使用時の整流
不良あるいは異常摩耗を防止する作用をなす。
[実施例] 次に本発明について、添付図面を参照しつつ具体的に説
明する。
第1図は、本発明にかかる金属黒鉛質ブラシの一実施例
を示す斜視図である。
第2図は、第1図実施例の断面図である。
まず本発明にかかる金属黒鉛質ブラシの一実施例につい
て、その構成を説明する。
」は本発明の金属黒鉛質ブラシで、銅粉末あるいは銀粉
末などの金属粉末と黒鉛粉末とを互いに配合したのち加
圧成形し焼成することにより作成されたブラシ本体11
と、酸化防止剤液を含浸せしめることによりブラシ本体
11の少なくとも表面近傍において形成された酸化防止
剤層12とを包有している。ブラシ本体11は、ロータ
の整流子(図示せず)に対して当接される前面11Aと
、電源に対して接続するためのリード線11Bが植設さ
れた後面ttCとを包有している。酸化防止剤層12は
、含浸された酸化防止剤と金属粉末との間の反応で生成
された錯化合物を含む層で、高温高湿の環境下でも酸化
され難く、特に潤滑剤として酸化速度を促進する二硫化
物たとえば二硫化モリブデンを添加する場合でもこのよ
うな環境下で酸化を十分に防止する。
更に本発明にかかる金属黒鉛質ツラシの一実施例につい
て、その作成要領を説明する。
金属粉末および黒鉛粉末を互いに配合したのち加圧成形
し焼成して作成したブラシ本体11を。
0.1〜50重量%(好ましくは0.2〜5重量%)の
酸化防止剤を含む溶液(たとえばベンゾトリアゾールの
水溶液、メタノール溶液あるいはアセトン溶液)すなわ
ち酸化防止剤液に対して所定時間(たとえば5分間)だ
け浸漬し、そののち20〜200℃(好ましくは40〜
80℃)の温度で乾燥する。
ここて酸化防止剤液中の酸化防止剤の濃度か0.1〜5
0重量%とされている根拠は、(i)0.1重量%未満
では、ブラシ本体IIに含浸される酸化防止剤の量が不
十分であり、また(ii)50重量%をこえると、ブラ
シ本体11に対する酸化防止剤の含浸ムラが生じ、乾燥
ののちブラシ本体11の表面に残留物が付着して使用時
の妨げとなることにある。
また乾燥温度が20〜200°Cとされている根拠は、
(i) 2o℃未満であれば、乾燥に長時間を要し、ま
た(ii) 20口°Cをこえると、錯化合物の分解か
生じることにある。
これによりブラシ本体0の少なくとも表面近傍に対し酸
化防止剤か含浸せしめられ、その酸化防止剤と金属粉末
との錯化合物が金属粉末の表面に形成されてなる酸化防
止剤層12が形成される。
以上により本発明の金属黒鉛質ブラシ耗が作成される。
また本発明にかかる金属黒鉛質ブラシの一実施例につい
て、その作用を説明する。
本発明の金属黒鉛質ブラシ刊は、ホルダに組み込みその
前面11Aをロータの整流子に当接しかつリート線tt
aを介して所定の電源に接続する。
このとき高湿度の環境下で使用されても、酸化防止剤層
12が金属粉末の錯化合物であるので、その酸化を抑制
でき、ひいては比抵抗か増大されることを抑制てきる。
これにより本発明の金属黒鉛質ブラシ則の電気抵抗は、
酸化防止剤液12が存在しない場合に比し実質的に変化
されることがない。したがって本発明の金属黒鉛質ブラ
シ用は、酸化防止剤層12が存在しない場合と同様にロ
ータの整流子に対し制御電流を伝達する。
また酸化防止剤層12が金属粉末の錯化合物であるので
、実質的に本発明の金属黒鉛質ブラシ用の電気抵抗を増
大せしめることがなく、ひいては上述の酸化抑制作用と
相俟って、高温度かつ高湿度の環境下にあっても、本発
明の金属黒鉛質ブラシ10は、長期間にわたり安定して
ロータのfi流子に対し制御電流を伝達する。
加えて本発明にかかる金属黒鉛質ブラシの一実施例につ
いて、−層具体的に理解できるように数値などを挙げて
説明する。
一〇9110− 粘結剤として15重量%のフェノール樹脂を添加して混
練したのち乾燥し粉砕して黒鉛粉末を作成した。その黒
鉛粉末と別途作成した銅粉末とを、50重量%ずつ配合
し加圧成形したのち、 800℃の温度で焼成して3.
05gのブラシ本体11を作成した。このブラシ本体1
1を、酸化防止剤液すなわちベンゾトリアゾールを4重
量%含む水溶液に対して5分間たけ浸漬したのち60℃
の温度で乾燥し、これにより本発明の金属黒鉛質ブラシ
刊を作成した。
金属黒鉛質ブラシ刊の重量を計量して当初の重量と比較
したところ、0.05重量%増加していた。
すなわち酸化防止剤の含浸量は、0.05重量%であっ
た。
次いで金属黒鉛質ブラシ刊は、相対湿度が90%でかつ
温度が60℃の環境に放置され、放置時間と比抵抗との
関係か測定された。その測定結果は、第1表に比抵抗増
加率として示すとおりてあった。
工よ亀桝l工 粘結剤として15重量%のフェノール樹脂と潤滑剤とし
て6重量%の二硫化モリブデンとを添加して混練したの
ち乾燥し粉砕して黒鉛粉末を作成した。その黒鉛粉末を
別途作成した銅粉とを、50重量%ずつ配合し加圧成形
したのち、 800℃の温度で焼成して0.285gの
ブラシ本体11を作成した。このブラシ本体11を、酸
化防止剤液すなわちベンゾトリアゾールを2重量%含む
水溶液に対して5分間だけ浸漬したのち60℃の温度で
乾燥し、これにより本発明の金属黒鉛質ブラシ刊を作成
した。
金属黒鉛質ブラシ刊の重量を計量して当初の重量と比較
したところ、0.04重量%増加していた。
すなわち酸化防止剤の含浸量は、0.04重量%であっ
た。
次いで全屈黒鉛質ブラシ用は、相対湿度が90%でかつ
温度が60℃の環境に放置され、放置時間と比抵抗との
関係が測定された。その測定結果は、第1表に比抵抗増
加率として示すとおりてあった。
(比較例1) 酸化防止剤液に浸漬されなかったことを除き、実施例1
が反復された。
金属黒鉛質ブラシを相対湿度が90%でかつ温度60℃
の環境に放こしたときの比抵抗増加率は、第1表に示す
とおりてあった。
工塩帆±ス工 酸化防止剤液に浸漬されなかったことを除き、実施例2
が反復された。
金属黒鉛質ブラシを相対湿度か90%でかつ温度60℃
の環境に放置したときの比抵抗増加率は、第1表に示す
とおりであった。
なお、ト述ではり−ト線llBがブラシ本体11に対し
て植設されているが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、リード線がブラシ本体に対して植設されてい
ない金属黒鉛質ブラシも包有している。
また上述ではブラシ本体11に対する酸化防止剤液の含
浸か常圧で行なわれているが、本発明は、これに限定さ
れるものではなく、ブラシ本体11の内部まで酸化防止
剤液を含浸せしめるために減圧下で含浸せしめる場合を
も包有している。
(3)発明の効果 上述より明らかなように本発明にかかる金属黒鉛質ブラ
シは、金属粉末よりなる金属黒鉛質ブラシてあって、特
に 少なくとも表面近傍て前記金属粉末が含浸された酸化防
止剤との間で錯化合物を形成し てなるので、 (i)高湿度の環境下で使用しても金属粉末が酸化され
ることを抑制できる効 果 を有し、ひいては (ii)比抵抗か使用期間の遷延に伴なって増大される
ことを抑制することかて きる効果 を有し、結果的に (iii)モータ使用時のfi流不良あるいは異常摩耗
を防1ヒできる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる金属黒鉛質ブラシの一実施例を
示す斜視図、第2図は第1図実施例の断面図である。 10・・・・−・・・・・・・・・金属黒鉛質ブラシ1
1・・・・・・・・・・・・ブラシ本体11A・・・・
・・・・前面 11B・・・・・・・・リード線 11C・・・・・・・・後面 12・・・・・・・・・・・・酸化防止剤層第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属粉末と黒鉛粉末よりなる金属黒鉛質ブラシに
    おいて、少なくとも表面近傍で前記金属粉末が含浸され
    た酸化防止剤との間で錯化合物を形成してなることを特
    徴とする金属黒鉛質ブラシ。
  2. (2)金属粉末が銅粉末であり、かつ酸化防止剤がベン
    ゾトリアゾールを含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項記載の金属黒鉛質ブラシ。
JP25883587A 1987-10-14 1987-10-14 金属黒鉛質ブラシ Pending JPH01103140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25883587A JPH01103140A (ja) 1987-10-14 1987-10-14 金属黒鉛質ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25883587A JPH01103140A (ja) 1987-10-14 1987-10-14 金属黒鉛質ブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01103140A true JPH01103140A (ja) 1989-04-20

Family

ID=17325682

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25883587A Pending JPH01103140A (ja) 1987-10-14 1987-10-14 金属黒鉛質ブラシ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081231A (ja) * 2004-09-02 2006-03-23 Totan Kako Kk 電気機械用カーボンブラシ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423906A (en) * 1977-07-22 1979-02-22 Ina Sankyo Kk Method of preventing contact failure

Patent Citations (1)

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