JPH01101546A - 写真感光材料のための足を有するカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、写真感光材料のロールを収容しておき、写真
感光材料を繰り出すためのカセ・ノドの分野に関するも
のである。

一般に、写真感光材料のロールを収容しておき、写真感
光材料を繰り出すための直方体形のカセットが、これま
でに使用されてきている。製作コストを考慮して、これ
らのカセットは、写真感光材料のロールが使い尽くされ
た後に捨てられるように、しばしば板紙から製造されて
いる。このようなカセットの１例が、米国特許筒４．２
１２，３８９号に示されている。

しかしながら、この特許公報の第１図から、ほぼ直方体
形の形状は、写真感光材料のロールを収容するのに最適
なカセットの形状であるとは考えられない、このような
パッケージの形状は、カセットの各々のコーナーに未使
用の体積を伴うため効率的な空間を与えるものではない
。

米国特許（デザインパテント）第２７６．４３９号は、
写真感光材料のためのほぼ円筒形のカセットを示してい
る。円筒形カセットは、より効率的な空間を有するデザ
インであるにもかかわらず、多くの付加的な制限を受け
る。すなわち、円筒形カセットは積み重ねることができ
ず、転がりやすい傾向があり、写真植字機のような写真
感光材料を消費する機械中に挿入されたとき、整列しな
くなる。

さらに、円筒形カセットは、最近の機械の形式に適合す
るものではない。すなわち、既に使用されている機械は
、本来、ほぼ直方体形のカセットに適した形状を有して
いる。

したがって、効率的な空間を備え、しかも円筒形カセッ
トに関する前述の欠点を有しない、写真感光材料を収容
しておき、これを繰り出すためのカセットを提供する必
要がある。

発明の要約 上記の点に鑑み、本発明の目的は、写真感光材料のロー
ルを収容しておき、写真感光材料を繰り出すための、新
しい、改良されたカセットを提供することである。

本発明によるカセットは、本質的に、少なくとも１つの
三面形コーナーを有し、板紙のような安価なシート材料
から形成されたほぼ直方体形のカセット本体を含んでい
る。カセット本体を構成する安価なシート材料は、カセ
ット本体にオリフィスを与えるような形状を有しており
、このオリフィスから写真感光材料を取り出すことがで
きる。

シールがこのオリフィスに沿って設けられ、光および粒
状物質がカセット内に侵入し、その中にある写真感光材
料が損なわれることを防止する。また、カセットは、カ
セット本体の両端にそれぞれ配置された１対の成型加工
された矩形のカセ−／　）端部カバーを含んでいる。

成型加工された矩形カセット端部カバーは、カセット本
体の両端に配置され、これと連結するようになっている
。カセット端部カバーは、カセットの両端を形成すると
ともに、カセット内に収容された。写真感光材料のロー
ルを支持し、さらに、カセット本体の三面形コーナー部
において前記本体を越えて突出する部分を有し、カセッ
トに対する足を提供する。

好ましい実施例の詳細な説明 以下において、添付図面を参照しながら、本発明の好ま
しい実施例を説明する。第１図には、本発明による写真
感光材料を収容しておき、これを繰り出すためのカセッ
トが示されている。第１図において、符号（ｌＯ）はカ
セット本体を表し、符号（２０）は１対のカセット端部
カバーを表している。

カセット本体（１０）は、板紙のような安価なシート材
料から形成される。シート材料は、折り畳まれ、または
曲げられて、写真感光材料（３０）のロールを収容する
ための、２つの三面形コーナーを備えたほぼ直方体形の
囲いを形成する。折り曲げられたシート材料の１対の端
縁が微小間隔をおいて対向し、その間にカセットから写
真感光材料を繰り出すためのオリフィス（１２）が形成
される。前記オリフィス（１２）に沿って囲いの内側か
らシール（１６）が取付けられる。すなわち、シール（
１６）は、シート材料のオリフィス（１２）を形成する
１対の端縁にそれぞれ取付けられた細長いフェルト等を
、前記囲いが形成されたとき、それらフェルト等の互い
の端縁を圧接させることにより、光密シールとして構成
される。そして、写真感光材料は、両面がそれぞれ前記
フェルト等の圧接部に摺擦しながらオリフィス（１２）
から繰り出されるようになっており、光および粒状物質
がカセット内に侵入し、その中にある写真感光材料が損
なわれることを防止する。

この場合、囲いの外側に同じ構成のシール（１６）を設
けることも可能である。また、前述の米国特許第４，２
１２．３８９号に示されたのと同様に、直方体形の囲い
の１つの角で対向するシート材料の２つの端部の一方を
さらに本体（１０）の内側に折り曲げ、この折り曲げ部
分がシート材料の他方の端部と平行になるようにしてオ
リフィスを形成し、前記折り曲げ部分の外側部分にフェ
ルト等を取付け、このフェルト等の表面と他方の縁部の
内側面を接触させることによってシール（１６）を構成
することもできる。

カセット端部カバー（２０）は、プラスチックから成型
加工され、その表面内に成型加工された円形の凹部（２
２）および強化リブ（２４）を含んでいる。第１図から
理解できるように、カセット端部カバー（２０）は、カ
セット本体（１０）の端に連結するようになりでおり、
その中に写真感光材料のロールを収容するための光を遮
蔽する囲いが形成される。

第３図は、カセット端部カバー（２０）の下部における
一方のコーナーの断面図であり、一般的に、カセット端
部カバーの外周の回りにのび、板紙のシートの幅よりも
わずかに小さい幅を有する溝（２６）を示している。カ
セット本体の端はカセット端部カバーの溝（２６）に挿
入され、カセット端部カバーがプレスされる。これによ
って光を遮蔽するシールが達成され、加えて、カセット
端部カバーが強化されることに７より、カセット全体に
剛性が付加される。−旦プレスされると、カセット端部
カバーは、のり、またはこの場合にはステープル（２８
）のような適当な手段によって、カセット本体に強固に
連結される。

第２図は、上記の写真感光材料のロールを収容しておき
、写真感光材料を繰り出すためのカセットの断面図であ
る。この図から、カセット本体は、１対の三面形コーナ
ー（１８）を備えたほぼ直方体形の形状に形成されてい
ることがわかる。三面形コーナーの数を増加または減少
させることができ、この場合にも、依然として本発明に
よって達成される有利な効果の得られることが、当業者
によって理解されるであろう、説明のために、ここに記
述されるカセット本体における三面形コーナーの数は２
である。

カセット内に収容された写真感光材料のロール（３０）
とともに組み立てられたとき、ロール（３０）の内径は
カセット端部カバーの円形の凹部（２２）の直径よりも
太き（、この円形の凹部（２２）にはめ込まれ、その両
端を支持されることができる。また、凹部（２２）の丸
みを帯びた表面により、ロールは容易に回転することが
でき、シール（１６）およびオリフィス（１２）を通し
て、カセットから写真感光材料を繰り出すことが可能と
なる。

第２図から、組み立てられたとき、各カセット端部カバ
ーの下部の２つのコーナー（２６）は、カセット本体（
１０）の三面形コーナー部（１８）において本体（１０
）を越えて突出する部分を有していることが理解される
であろう、カセット端部カバーの下部の４つ（各カバー
ごとに２つ）のコーナー（２６）は、カセットに対する
足を提供するものであり、これによって、カセットを積
み重ねることが可能になり、平面上に置かれたときにカ
セットが転がることを防止する。さらに、カセットの適
切な装填を検出するためのスイッチを備えた機械に対し
て、カセット端部カバー（２０）は、その外周面に、カ
セットが適切に装填されたことを示す検出スイッチを操
作するのに適した側面を含んでいる。

このような検出スイッチは、本発明によるカセットのコ
ンパクトなデザイン（すなわち、カセットの向かい合っ
た三面形コーナー）によって提供される付加的な空間を
利用するように、機械内に配置され得るのが好ましい。

したがって、上記のことから、本発明によるカセットは
、円筒形カセットの空間効率を高めるとともに、ほぼ直
方体形のカセットのすべての利点を保持するものである
ことが理解されるであろう。

本発明によるカセットは、断面においてかなり小さく、
よって機械内で占有する空間はより小さくなる。したが
って、機械内の空間は、ここではあらゆる未使用の空間
が重要となるが、別の利用、例えば、付加的な機械のハ
ードウェアのために供されることができる。カセットの
足により、本発明のカセットは、平面上におかれたとき
に転がることがなく、積み重ねることが可能である。加
えて、カセットが機械内に配置されたときに整列しない
という問題を解決する。カセットの形状は、最近使用さ
れている、ほぼ直方体形のカセットを使用するように意
図された機械の最近の形式に完全に適合するものである
。

本発明によるカセットは、また、機械が特定のタイプの
写真感光材料のみを使用するように設計されている場合
に、特に有用である。そのような機械に対して必要な写
真感光材料は、本発明によるカセットに収納され、機械
内で使用される。−方、通常のカセット、すなわちほぼ
直方体形のまたはほぼ円筒形のカセットはこれに適さな
い。したがって、メーカーは、特定の写真感光材料のみ
が機械とともに使用されることを保証することができる
。

本発明は、これまで好ましい実施例において説明されて
きたが、使用されてきた用語は、単に説明のためのもの
であり、これによって本発明は限定されるものではな（
、そのより広範な側面において、本発明の原理から逸脱
することなく、添付の特許請求の範囲内において、変更
がなされ得ることが理解される０例えば、上記の実施例
において、三面形コーナーは互いに隣合っているが、カ
セット本体の互いに向かい合った角を三面形コーナーと
することができる。さらに、カセット本体における三面
形コーナーの数は、少なくとも１つから、多くとも４つ
まで変化させるセとができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるカセットの１実施例を示す斜視
図、 第２図は、第１図における２−２＆ｊｌに沿った断面図
、 第３図は、同実施例における成型加工された矩形カセッ
ト端部カバーのコーナーの断面図である。 （１０）　　・・・・・・・・・　カセット本体（１２
）・・・・・・・・・　オリフィス（１６）　　・・・
・・・・・・　シール（１８）　　・・・・・・・・・
　三面形コーナー（２０）　　・・・・・・・・・　カ
セット端部カバー（２２）　　・・・・・・・・・　凹
部（２４）　　・・・・・・・・・　強化リプ（２６）
・・・・・・・・・溝

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）少なくとも１つの三面形コーナーを備え、
   オリフィスを有するシート材料から形成された、ほぼ直
   方体形のカセット本体と、 （ｂ）前記オリフィスに沿って設けられたシールと、 （ｃ）前記カセット本体の両端にそれぞれ配置され、前
   記三面形コーナー部における前記カセット本体部を越え
   て突出する部分を有し、前記カセット本体の両端に連結
   されることにより、前記本体内の写真感光材料のロール
   を支持することができるようにした一対の成型加工され
   た矩形カセット端部カバーと、 （ｄ）前記カセット端部カバーを前記カセット本体に固
   定的に取付けるための手段と を含んでいることを特徴とする、写真感光材料のロール
   を収容しておき、写真感光材料を繰り出すためのカセッ
   ト。
2. （２）前記カセット端部カバーが、さらに整列検出装置
   と協同する側面を含んでいることを特徴とする第１請求
   項記載のカセット。
3. （３）前記シート材料が板紙であることを特徴とする第
   １請求項記載のカセット。
4. （４）前記カセット端部カバーがプラスチックからなる
   ことを特徴とする第１請求項記載のカセット。
5. （５）前記カセット端部カバーを前記カセット本体に固
   定的に取付けるための前記手段がステープルであること
   を特徴とする第１請求項記載のカセット。