JPH01100411A - 開先位置検出方法 - Google Patents
開先位置検出方法Info
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- JPH01100411A JPH01100411A JP25868087A JP25868087A JPH01100411A JP H01100411 A JPH01100411 A JP H01100411A JP 25868087 A JP25868087 A JP 25868087A JP 25868087 A JP25868087 A JP 25868087A JP H01100411 A JPH01100411 A JP H01100411A
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Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動溶接装置等における開先位置検出方法に
関する。
関する。
第7図は光切断法を用いた従来の開先位置検出方法を示
す図である。同図中、1はレーザ発振器、2はスリット
光、3は測定対象物、4はTV左カメラ10はモニタ、
14は走査線、71は処理装置である。レーザ発振器1
から発せられたレーザ測定対象物3のスリット光2が投
射している部分を中心とした部分をTV左カメラで所定
角度から撮像する。このとき、TV右カメラはモニタ効
果を考慮して、開先幅方向と水平走査線14とが平行と
なる如く設置されるケースが多い。このTV右カメラで
得られた画像信号を、処理装置71で2値化処理して開
先の形状および位置をモニタ10に白線Aで表示する。
す図である。同図中、1はレーザ発振器、2はスリット
光、3は測定対象物、4はTV左カメラ10はモニタ、
14は走査線、71は処理装置である。レーザ発振器1
から発せられたレーザ測定対象物3のスリット光2が投
射している部分を中心とした部分をTV左カメラで所定
角度から撮像する。このとき、TV右カメラはモニタ効
果を考慮して、開先幅方向と水平走査線14とが平行と
なる如く設置されるケースが多い。このTV右カメラで
得られた画像信号を、処理装置71で2値化処理して開
先の形状および位置をモニタ10に白線Aで表示する。
この光切断法においては、M1定対象物3上に得られる
光切断線の画像上の位置を認識するために、2値化処理
、すなわち画像上の輝度がある設定値(以下しきい値と
称する)を越えた場合を「白」とし、それ以外は「黒」
とすることにより光切断線を画像上に白線Aとして表示
させる処理を行なう。
光切断線の画像上の位置を認識するために、2値化処理
、すなわち画像上の輝度がある設定値(以下しきい値と
称する)を越えた場合を「白」とし、それ以外は「黒」
とすることにより光切断線を画像上に白線Aとして表示
させる処理を行なう。
上記従来の方法では、走査線yaの画素Xにおける輝度
Bは、スリット光2による輝度レベルをB (x、
y a) 、周囲光レベルをBb (x、ya)とする
と、B (x、ya)+Bb (、、x、ya)で求ま
る。これを輝度Bと画素Xとの関係で表わすと、第8図
(a)(b)に示すようになる。ここで、第8図(a)
は周囲光レベルBb (x、ya)が低い(周囲光が暗
い)場合、第8図(b)は周囲光レベルBb(X、ya
)が高い(周囲光が明るい)場合をそれぞれ示す図であ
り、同じ測定対象物をM1定している。同図中、破線は
しきい値Cを示す。このように従来の方法においては、
周囲光レベルBb (x、ya)が変化すると輝度Bも
変化してしまうため、周囲光レベルBb (x。
Bは、スリット光2による輝度レベルをB (x、
y a) 、周囲光レベルをBb (x、ya)とする
と、B (x、ya)+Bb (、、x、ya)で求ま
る。これを輝度Bと画素Xとの関係で表わすと、第8図
(a)(b)に示すようになる。ここで、第8図(a)
は周囲光レベルBb (x、ya)が低い(周囲光が暗
い)場合、第8図(b)は周囲光レベルBb(X、ya
)が高い(周囲光が明るい)場合をそれぞれ示す図であ
り、同じ測定対象物をM1定している。同図中、破線は
しきい値Cを示す。このように従来の方法においては、
周囲光レベルBb (x、ya)が変化すると輝度Bも
変化してしまうため、周囲光レベルBb (x。
ya)の変化によってしきい値が適正でなくなり、開先
位置の検出に誤差が生じたり、検出不能となったりする
おそれがある。すなわち、2値化のためのしきい値Cが
適切な値に設定されていても、周囲からの外乱によって
適正な2値化画像が得られない。また、開先面は鏡面反
射をし易く、開先底部3aには第9図(a)に示す如く
多重反射像54が観測されるおそれがある。従来はこの
多重があった。しかるにこの細線化の行なわれ方によっ
ては第9図(C)に示すような歪んだ像となってしまう
。
位置の検出に誤差が生じたり、検出不能となったりする
おそれがある。すなわち、2値化のためのしきい値Cが
適切な値に設定されていても、周囲からの外乱によって
適正な2値化画像が得られない。また、開先面は鏡面反
射をし易く、開先底部3aには第9図(a)に示す如く
多重反射像54が観測されるおそれがある。従来はこの
多重があった。しかるにこの細線化の行なわれ方によっ
ては第9図(C)に示すような歪んだ像となってしまう
。
また、特開昭61−186803号公報においては、画
像上の最大輝度位置を識別するという方法が開示されて
いるが、この方法では測定対象物3の表面性状(反射率
)の変動に伴い画像輝度が変動したり、測定対象物3上
の傷・スパッタ等による影響や測定対象物3の傾斜の影
響を受は易いため、その適用条件が非常に限定されたも
のとなる。また、この方法では得られた画像から開先位
置等を識別する演算処理として、画像全面で微分処理を
行なうために演算時間が長く、また大量の記憶容量をも
ったメモリを必要とする。
像上の最大輝度位置を識別するという方法が開示されて
いるが、この方法では測定対象物3の表面性状(反射率
)の変動に伴い画像輝度が変動したり、測定対象物3上
の傷・スパッタ等による影響や測定対象物3の傾斜の影
響を受は易いため、その適用条件が非常に限定されたも
のとなる。また、この方法では得られた画像から開先位
置等を識別する演算処理として、画像全面で微分処理を
行なうために演算時間が長く、また大量の記憶容量をも
ったメモリを必要とする。
このように従来の方法では、工業上利用する場合におい
て問題が多かった。
て問題が多かった。
そこで本発明は、様々な条件下においても、常に正確に
開先位置の検出を行なうことが可能で、かつ短時間で演
算処理が行なえる開先位置検出方法を提供することを目
的とする。
開先位置の検出を行なうことが可能で、かつ短時間で演
算処理が行なえる開先位置検出方法を提供することを目
的とする。
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために、次
のような手段を講じた。すなわち、スリット光を開先部
およびその近傍に照射し、この開先部からの反射光を受
光部が平面上で複数の画素に分割されているイメージセ
ンサで受けて開先位置を検出する方法において、イメー
ジセンサの水平走査線と開先幅方向とが直交し、かつ開
先底部が表面部よりも水平走査線上長時間側となるよう
にイメージセンサと開先幅方向との相対的位置関係を設
定−し、画像の走査線上の任意の画素と、この画素から
走査線方向長時間側に一つもしくは複数の画素骨だけ離
れた画素との輝度差が、予め設定するしきい値を越えた
とき、白点(画像中でスリット光による反射光を感受し
た点)であると判別する如く2値化処理を行ない、画像
全体を2値化処理するに当たり、走査線の短時間側から
前記処理を順次行ない、この白点が得られた時点で2値
化処理を打ち切り、この走査線の残った長時間側の部分
は黒点であると判別する処理を全走査線に亙り繰返し行
ない、上記処理により得られる2値化画像の白線画デー
タを各画素間の平均化および各画像間の平均化等によっ
て、さらにノイズ成分を除去し、その後に1次、あるい
は2次微分処理することにより開先エツジあるいは開先
底位置を決定するようにした。
のような手段を講じた。すなわち、スリット光を開先部
およびその近傍に照射し、この開先部からの反射光を受
光部が平面上で複数の画素に分割されているイメージセ
ンサで受けて開先位置を検出する方法において、イメー
ジセンサの水平走査線と開先幅方向とが直交し、かつ開
先底部が表面部よりも水平走査線上長時間側となるよう
にイメージセンサと開先幅方向との相対的位置関係を設
定−し、画像の走査線上の任意の画素と、この画素から
走査線方向長時間側に一つもしくは複数の画素骨だけ離
れた画素との輝度差が、予め設定するしきい値を越えた
とき、白点(画像中でスリット光による反射光を感受し
た点)であると判別する如く2値化処理を行ない、画像
全体を2値化処理するに当たり、走査線の短時間側から
前記処理を順次行ない、この白点が得られた時点で2値
化処理を打ち切り、この走査線の残った長時間側の部分
は黒点であると判別する処理を全走査線に亙り繰返し行
ない、上記処理により得られる2値化画像の白線画デー
タを各画素間の平均化および各画像間の平均化等によっ
て、さらにノイズ成分を除去し、その後に1次、あるい
は2次微分処理することにより開先エツジあるいは開先
底位置を決定するようにした。
このような手段を講じたことにより、スリット光像位置
より走査線の長時間側、すなわち多重反射像が発生する
部分については演算を行なわないため、多重反射像は無
視される。また、「白」と判定した後の長時間側部分は
比較演算を行なわない上、2値化処理と細線化処理とが
同時に行なわれるため、演算処理時間を短縮し得る。ま
た、同一走査線上の異なった二つの画素の輝度差をしき
い値と比較しているため、周囲光量や測定対象物の表面
性状(反射率)、傾斜、傷・スパッタ等による外乱の影
響を受けずに、正確に開先位置を検出することが可能と
なる。
より走査線の長時間側、すなわち多重反射像が発生する
部分については演算を行なわないため、多重反射像は無
視される。また、「白」と判定した後の長時間側部分は
比較演算を行なわない上、2値化処理と細線化処理とが
同時に行なわれるため、演算処理時間を短縮し得る。ま
た、同一走査線上の異なった二つの画素の輝度差をしき
い値と比較しているため、周囲光量や測定対象物の表面
性状(反射率)、傾斜、傷・スパッタ等による外乱の影
響を受けずに、正確に開先位置を検出することが可能と
なる。
第1図は本発明の一実施例を示す図である。なお、第7
図と同一部分は同一符号を付した。レーザ発振器1で発
せられたレーザ光はシリンドリカルレンズ(不図示)で
スリット光2となり、測定対象物3に投射される。測定
対象物3のスリット光2が投射されている部分を中心と
した部分をTV左カメラで所定角度から撮像する。TV
左カメラで得られた画像信号はA/D変換器5に入力し
、デジタル信号に変換されて画像用RAM6に記憶され
る。CPU7は処理手順格納用ROM8に記憶されてい
る処理手順に従って画像用RAM6に記憶された画像情
報を処理する。そして、この処理がなされた画像信号は
、D/A変換器9によってアナログ信号とされてモニタ
10に入力され、画像として出力される。また、CPU
7の出力はI/Filを介して溶接トーチ、ワーク等の
位置決めモータ12へ入力さ〜れ、このモータ12を駆
動する。13は処理条件設定器であり、しきい値C1画
素間隔α、平均化画面数に等を設定し、CPU7に与え
る。なおTV左カメラは後述処理に便利なように固体撮
像索子を用い、カメラの向きは開先の幅方向が走査線1
4に直交し、かつ開先底部3aが表面側3bより走査線
14の長時間側(第1図中では右側)にあるように撮像
方向をセットする。
図と同一部分は同一符号を付した。レーザ発振器1で発
せられたレーザ光はシリンドリカルレンズ(不図示)で
スリット光2となり、測定対象物3に投射される。測定
対象物3のスリット光2が投射されている部分を中心と
した部分をTV左カメラで所定角度から撮像する。TV
左カメラで得られた画像信号はA/D変換器5に入力し
、デジタル信号に変換されて画像用RAM6に記憶され
る。CPU7は処理手順格納用ROM8に記憶されてい
る処理手順に従って画像用RAM6に記憶された画像情
報を処理する。そして、この処理がなされた画像信号は
、D/A変換器9によってアナログ信号とされてモニタ
10に入力され、画像として出力される。また、CPU
7の出力はI/Filを介して溶接トーチ、ワーク等の
位置決めモータ12へ入力さ〜れ、このモータ12を駆
動する。13は処理条件設定器であり、しきい値C1画
素間隔α、平均化画面数に等を設定し、CPU7に与え
る。なおTV左カメラは後述処理に便利なように固体撮
像索子を用い、カメラの向きは開先の幅方向が走査線1
4に直交し、かつ開先底部3aが表面側3bより走査線
14の長時間側(第1図中では右側)にあるように撮像
方向をセットする。
第2図(a)(b)は本方法の上記構成装置における処
理手順を示す流れ図である。本図を用いて本方法におけ
る処理手順を詳しく説明する。
理手順を示す流れ図である。本図を用いて本方法におけ
る処理手順を詳しく説明する。
TS2図(a)において、ステップ21は初期設定であ
り、画面番号Pは1に設定される。次にステップ22に
おいて、第2画面の一画面分の視覚情報(生画像)を取
込んで画像用RAM6に記憶させる。この視覚情報の一
画面中のデータは第3図に示すような構成となっている
(mニー走査線上の水平画素数、nニー画面中の走査線
数又は垂直画素数)。次のステップ23およびステップ
24では、走査線番号yおよび画素番号Xの初期条件を
それぞれYo、Xoに設定する。次にステップ25で画
像用RAM6に記憶されたデータをCPU7に読出し、
任意の画素(x、y)の輝度B (x、y)と同一走査
線上の近傍画素(X+α。
り、画面番号Pは1に設定される。次にステップ22に
おいて、第2画面の一画面分の視覚情報(生画像)を取
込んで画像用RAM6に記憶させる。この視覚情報の一
画面中のデータは第3図に示すような構成となっている
(mニー走査線上の水平画素数、nニー画面中の走査線
数又は垂直画素数)。次のステップ23およびステップ
24では、走査線番号yおよび画素番号Xの初期条件を
それぞれYo、Xoに設定する。次にステップ25で画
像用RAM6に記憶されたデータをCPU7に読出し、
任意の画素(x、y)の輝度B (x、y)と同一走査
線上の近傍画素(X+α。
y)の輝度B(x+α、y)との輝度差を算出する画素
間演算処理を行なう。この画素間演算は下式による。
間演算処理を行なう。この画素間演算は下式による。
B(x+α、 y) −B (x、 y、)この輝
度差を予め設定されたしきい値Cと比較し、B(x+α
、y)−B (x、y)≧Cが成り立った場合は、ステ
ップ26で(x、y)〜(X+α。
度差を予め設定されたしきい値Cと比較し、B(x+α
、y)−B (x、y)≧Cが成り立った場合は、ステ
ップ26で(x、y)〜(X+α。
y)の画素を「白」、それ以外の画素を「黒」とする2
値化処理を行なう。続いてステップ27において、上2
2値化処理で「白」とされた( x +y)〜(X+α
、y>の画素をRAMに記憶し、ステップ28に移る。
値化処理を行なう。続いてステップ27において、上2
2値化処理で「白」とされた( x +y)〜(X+α
、y>の画素をRAMに記憶し、ステップ28に移る。
ステップ25の比較において、B (x+α、y)−B
(x、y)≧Cが成り立たない場合は、ステップ32
において次に処理を行なう画素番号をX十ΔXとする(
ΔXは任意に設定する)。次にステップ33において、
画素番号Xが一走査線上の画素数mを超えたか否かの判
断、すなわち−走査線に対する処理が終了したか否かの
判断をし、X≧mが成り立たない場合は、まだ現在の走
査線番号yの走査線上の画素の処理が終っていないので
、ステップ25以降の処理を繰返す。X≧mが成り立っ
た場合は、走査線番号yの走査線に対する処理が終了し
たので、ステップ28に移る。ステップ28においては
、現在の走査線番号yと一画面中の走査線数nとの比較
、すなわち一画面分の処理が終了したか否かの判断をす
る。ここでy≧nが成り立たなかった場合は、現在の画
面番号Pの画像処理が終っていないので、ステップ29
で次に処理を行なう走査線番号をy+Δy(Δyは任意
に設定)とし、ステップ24以降の処理を繰返す。y≧
nが成り立った場合は一画面分の処理が終了したので、
次にステップ30で現在の画面番号Pが平均化画面数k
に至ったか否かの判断をし、画面番号Pが平均化画面数
kに至っていなかった場合にはステップ31で次に処理
を行なう画面番号をP+1として、ステップ22以降の
処理を繰返す。画面番号Pが平均化画面数kに至ってい
た場合には細線化処理および特徴抽出処理に移る。
(x、y)≧Cが成り立たない場合は、ステップ32
において次に処理を行なう画素番号をX十ΔXとする(
ΔXは任意に設定する)。次にステップ33において、
画素番号Xが一走査線上の画素数mを超えたか否かの判
断、すなわち−走査線に対する処理が終了したか否かの
判断をし、X≧mが成り立たない場合は、まだ現在の走
査線番号yの走査線上の画素の処理が終っていないので
、ステップ25以降の処理を繰返す。X≧mが成り立っ
た場合は、走査線番号yの走査線に対する処理が終了し
たので、ステップ28に移る。ステップ28においては
、現在の走査線番号yと一画面中の走査線数nとの比較
、すなわち一画面分の処理が終了したか否かの判断をす
る。ここでy≧nが成り立たなかった場合は、現在の画
面番号Pの画像処理が終っていないので、ステップ29
で次に処理を行なう走査線番号をy+Δy(Δyは任意
に設定)とし、ステップ24以降の処理を繰返す。y≧
nが成り立った場合は一画面分の処理が終了したので、
次にステップ30で現在の画面番号Pが平均化画面数k
に至ったか否かの判断をし、画面番号Pが平均化画面数
kに至っていなかった場合にはステップ31で次に処理
を行なう画面番号をP+1として、ステップ22以降の
処理を繰返す。画面番号Pが平均化画面数kに至ってい
た場合には細線化処理および特徴抽出処理に移る。
上記のデータ細線化および特徴抽出処理手順を第2図(
b)に示す。ステップ34において各々の走査線14の
Xの平均値または最大値、最小値の抽出を行なって時間
的変動ノイズを除去する。
b)に示す。ステップ34において各々の走査線14の
Xの平均値または最大値、最小値の抽出を行なって時間
的変動ノイズを除去する。
次にステップ35において線画データのY方向移動平均
化により、表面凹凸ノイズを除去する(Y方向スムーズ
イング処理)。続いてステップ36およびステップ37
において線画の1次、2次微分処理を行ない、ステップ
38において2次微分値の最大値・最小値を抽出するこ
とにより開先特徴点(底部3a、両肩3c、3d)位置
検出を行なう。そしてステップ39において上記特徴点
データより偏差量の補正を行ない、溶接トーチ、ワーク
等の位置決めモータ12へ補正した偏差量信号を出力す
る。
化により、表面凹凸ノイズを除去する(Y方向スムーズ
イング処理)。続いてステップ36およびステップ37
において線画の1次、2次微分処理を行ない、ステップ
38において2次微分値の最大値・最小値を抽出するこ
とにより開先特徴点(底部3a、両肩3c、3d)位置
検出を行なう。そしてステップ39において上記特徴点
データより偏差量の補正を行ない、溶接トーチ、ワーク
等の位置決めモータ12へ補正した偏差量信号を出力す
る。
第4図(a)(b)は画素間の輝度差ΔBと走査線方向
の画素Xとの関係を示す図であり、第4図(a)は周囲
光が暗い場合、第4図(b)は周囲光が明るい場合をそ
れぞれ示している。この図から分るように、本方法によ
れば二つの位置における輝度の差をとっているため、周
囲光に影響されない。すなわち周囲光の明るさが違って
いても、常にほぼ同一の輝度差分布曲線(第4図に示す
もの)を得ることが可能となる。このように一定の輝度
差分布曲線を得られる理由を以下に説明する。
の画素Xとの関係を示す図であり、第4図(a)は周囲
光が暗い場合、第4図(b)は周囲光が明るい場合をそ
れぞれ示している。この図から分るように、本方法によ
れば二つの位置における輝度の差をとっているため、周
囲光に影響されない。すなわち周囲光の明るさが違って
いても、常にほぼ同一の輝度差分布曲線(第4図に示す
もの)を得ることが可能となる。このように一定の輝度
差分布曲線を得られる理由を以下に説明する。
周囲光が暗い場合の輝度差分布は
(B’(x+α、ya)−B (x、ya)1+ (B
bl (x+α、ya) B b 1 (x、 y a) 1である。
bl (x+α、ya) B b 1 (x、 y a) 1である。
画素間隔αが小さく、αに対し周囲光の光分布がほぼ平
坦とみなせるときは、周囲光による差分項は Bbl (x+α、ya) −Bb1 (x、ya)!qQ である。
坦とみなせるときは、周囲光による差分項は Bbl (x+α、ya) −Bb1 (x、ya)!qQ である。
このため輝度差分布は
ΔB ’i B (x+α、ya)
−B (x、ya) ・・・(1)である。
周囲光が明るい場合の輝度差分布は
iB (X+(Z、ya)−B (x、ya)1+(B
b2(x+α、ya) −Bb2 (x、ya)1 となる。
b2(x+α、ya) −Bb2 (x、ya)1 となる。
上記した周囲光が暗い場合と同様にして、周囲光による
差分項は Bb2 (x+α+ya) −Bb2 (x、ya) 0 このため周囲光が明るい場合の輝度差分布もΔB Li
B (x + a 、 y a )−B (x、ya
) ・・・(2)である。
差分項は Bb2 (x+α+ya) −Bb2 (x、ya) 0 このため周囲光が明るい場合の輝度差分布もΔB Li
B (x + a 、 y a )−B (x、ya
) ・・・(2)である。
(1)(2)式から分るように、不法では周囲光の明暗
による影響を受けにくい。
による影響を受けにくい。
ただし、B (x、y)はスリット光2による明るさ分
布、B b 1(x r y ) 、B b 2
(x * y )は周囲光による明るさ分布、輝度差
を取るための比較画素との画素間数αくく全水平画素数
である。
布、B b 1(x r y ) 、B b 2
(x * y )は周囲光による明るさ分布、輝度差
を取るための比較画素との画素間数αくく全水平画素数
である。
また第4図の(a)(b)は、周囲光の暗い場合と明る
い場合として示しているが、測定対象物の反射率の低い
場合と高い場合としても同様の作用・効果が成立する。
い場合として示しているが、測定対象物の反射率の低い
場合と高い場合としても同様の作用・効果が成立する。
不法では第5図(a)に示す画像を処理し、モニタ10
に出力する際には、輝度差がしきい値C以下の部分51
は「黒」とし、しきい値Cを越えた画素から1〜数画素
間52を「白」とする。そして、・「白」とした1〜数
画素間以降53は比較演算を行なわずに無条件で「黒」
とする。これを全走査線にわたって実行することによっ
て画面全体の2値化を行なうと同時に細線化像が得られ
る。
に出力する際には、輝度差がしきい値C以下の部分51
は「黒」とし、しきい値Cを越えた画素から1〜数画素
間52を「白」とする。そして、・「白」とした1〜数
画素間以降53は比較演算を行なわずに無条件で「黒」
とする。これを全走査線にわたって実行することによっ
て画面全体の2値化を行なうと同時に細線化像が得られ
る。
従って、スリット光像位置より走査線の長時間側、すな
わち多重反射像が発生する部分については演算を行なわ
ないため、多重反射像54は無視される。
わち多重反射像が発生する部分については演算を行なわ
ないため、多重反射像54は無視される。
上記処理により、得られた線画像は第6図(a)に示す
ようなデータ列となる。このデータ列をY方向に1回微
分すると第6図(b)に示す1次微分データとなり、2
回微分すると第6図(c)に示す2次微分データが得ら
れる。■開先の場合の一例としては、この2次微分デー
タの最大値(矢印A)の点が開先の底部3aであり、矢
印A点がらY軸の各々正負の方向に最少値を検出するこ
とにより開先の肩3c、3dが検出される。(矢印B、
C) このようにスリット光像位置より走査線の長時間側、す
なわち多重反射像54が発生する部分については演算を
行なわないため、多重反射像54は無視される。また、
「白」と判定した後の長時間側部分は比較演算を行なわ
ない上、2値化処理と細線化処理とが同時に行なわれる
ため、演算処理時間を短縮し得る。また、同一走査線上
の異なった二つの画素の輝度差をしきい値Cと比較して
いるため、周囲光量や測定対象物3の表面性状(反射率
)、傾斜、傷・スパッタ等による外乱の影響を受けずに
、正確に開先位置を検出することが可能となる。
ようなデータ列となる。このデータ列をY方向に1回微
分すると第6図(b)に示す1次微分データとなり、2
回微分すると第6図(c)に示す2次微分データが得ら
れる。■開先の場合の一例としては、この2次微分デー
タの最大値(矢印A)の点が開先の底部3aであり、矢
印A点がらY軸の各々正負の方向に最少値を検出するこ
とにより開先の肩3c、3dが検出される。(矢印B、
C) このようにスリット光像位置より走査線の長時間側、す
なわち多重反射像54が発生する部分については演算を
行なわないため、多重反射像54は無視される。また、
「白」と判定した後の長時間側部分は比較演算を行なわ
ない上、2値化処理と細線化処理とが同時に行なわれる
ため、演算処理時間を短縮し得る。また、同一走査線上
の異なった二つの画素の輝度差をしきい値Cと比較して
いるため、周囲光量や測定対象物3の表面性状(反射率
)、傾斜、傷・スパッタ等による外乱の影響を受けずに
、正確に開先位置を検出することが可能となる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である
のは勿論である。
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である
のは勿論である。
本発明によれば、スリット光を開先部およびその近傍に
照射し、この開先部からの反射光を受光部が平面上で複
数の画素に分割されているイメージセンサで受けて開先
位置を検出する方法において、イメージセンサの水平走
査線と開先幅方向とが直交し、かつ開先底部が表面部よ
りも水平走査線上長時間側となるようにイメージセンサ
と開先幅方向との相対的位置関係を設定し、画像の走査
線上の任意の画素と、この画素から走査線方向長時間側
に一つもしくは複数の画素骨だけ離れた画素との輝度差
が、予め設定するしきい値を越えたとき、白点(画像中
でスリット光による反射光を感受した点)であると判別
する如く2値化処理を行ない、画像全体を2値化処理す
るに当たり、走査線の短時間側から前記処理を順次行な
い、この白点が得られた時点で2値化処理を打ち切り、
この走査線の残った長時間側の部分は黒点であると判別
する処理を全走査線に亙り繰返し行ない、上記処理によ
り得られる2値化画像の白線画データを平均化した後、
1次、あるいは2次微分処理することにより開先エツジ
あるいは開先底位置を決定するようにしたので、周囲光
の明るさ、測定対象物の表面性状(反射率)や傷・スパ
ッタおよび傾斜等といった様々な外乱の影響を受けにく
く、どのような条件下においても、常に正確な開先位置
の検出を行なうことが可能で、かつ短時間で演算処理が
行なえる開先位置検出方法を提供できる。
照射し、この開先部からの反射光を受光部が平面上で複
数の画素に分割されているイメージセンサで受けて開先
位置を検出する方法において、イメージセンサの水平走
査線と開先幅方向とが直交し、かつ開先底部が表面部よ
りも水平走査線上長時間側となるようにイメージセンサ
と開先幅方向との相対的位置関係を設定し、画像の走査
線上の任意の画素と、この画素から走査線方向長時間側
に一つもしくは複数の画素骨だけ離れた画素との輝度差
が、予め設定するしきい値を越えたとき、白点(画像中
でスリット光による反射光を感受した点)であると判別
する如く2値化処理を行ない、画像全体を2値化処理す
るに当たり、走査線の短時間側から前記処理を順次行な
い、この白点が得られた時点で2値化処理を打ち切り、
この走査線の残った長時間側の部分は黒点であると判別
する処理を全走査線に亙り繰返し行ない、上記処理によ
り得られる2値化画像の白線画データを平均化した後、
1次、あるいは2次微分処理することにより開先エツジ
あるいは開先底位置を決定するようにしたので、周囲光
の明るさ、測定対象物の表面性状(反射率)や傷・スパ
ッタおよび傾斜等といった様々な外乱の影響を受けにく
く、どのような条件下においても、常に正確な開先位置
の検出を行なうことが可能で、かつ短時間で演算処理が
行なえる開先位置検出方法を提供できる。
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は開先位置検出法の構成を示す図、第2図(a)(b)
は本方法の処理手順を示す流れ図である。第3図は視覚
情報の一画面中のデータ構成を示す図、第4図(a)(
b)は画素間の輝度差ΔBと走査線方向の画素Xとの関
係を示す図であり、第4図(a)は周囲光が暗い場合を
示す図、第4図(b)は周囲光が明るい場合を示す図で
ある。第5図(a)(b)は処理前の画像と処理後の′
v!A像を比較して示す図である。第6図(a)は2値
化処理および細線化処理によって得られたデータ列を示
す図、第6図(b)は同図(a)を1回微分した1次微
分データを示す図、第6図(c)は同図(a)を2回微
分した2次微分データを示す図である。第7図〜第9図
は従来例を示す図で、第7図は光切断法を用いた開先位
置検出方法の構成の一例を示す図である。第8図(a)
(b)は輝度レベルBと走査線方向の画素Xとの関係を
示す図であり、第8図(a)は周囲光が暗い場合を示す
図、第8図(b)は周囲光が明るい場合を示す図である
。第9図(a)(b)(c)は従来の細線化処理の手順
を示す図である。 1・・・レーザ発振器、2・・・スリット光、3・・・
測定対象物、3a・・・開先底部、3b・・・表面側、
3c。 3d・・・開先肩部、4・・・TV右カメラ5・・・A
/D変換器、6・・・画像用RAM、7・・・CPU、
8・・・処理手段格納用ROM、・9・・・D/A変換
器、10・・・モニタ、11・・・I/F、12・・・
位置決めモータ、13・・・処理条件設定器、14・・
・走査線、54・・・多重反射像。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 2 図(b) @媚X
は開先位置検出法の構成を示す図、第2図(a)(b)
は本方法の処理手順を示す流れ図である。第3図は視覚
情報の一画面中のデータ構成を示す図、第4図(a)(
b)は画素間の輝度差ΔBと走査線方向の画素Xとの関
係を示す図であり、第4図(a)は周囲光が暗い場合を
示す図、第4図(b)は周囲光が明るい場合を示す図で
ある。第5図(a)(b)は処理前の画像と処理後の′
v!A像を比較して示す図である。第6図(a)は2値
化処理および細線化処理によって得られたデータ列を示
す図、第6図(b)は同図(a)を1回微分した1次微
分データを示す図、第6図(c)は同図(a)を2回微
分した2次微分データを示す図である。第7図〜第9図
は従来例を示す図で、第7図は光切断法を用いた開先位
置検出方法の構成の一例を示す図である。第8図(a)
(b)は輝度レベルBと走査線方向の画素Xとの関係を
示す図であり、第8図(a)は周囲光が暗い場合を示す
図、第8図(b)は周囲光が明るい場合を示す図である
。第9図(a)(b)(c)は従来の細線化処理の手順
を示す図である。 1・・・レーザ発振器、2・・・スリット光、3・・・
測定対象物、3a・・・開先底部、3b・・・表面側、
3c。 3d・・・開先肩部、4・・・TV右カメラ5・・・A
/D変換器、6・・・画像用RAM、7・・・CPU、
8・・・処理手段格納用ROM、・9・・・D/A変換
器、10・・・モニタ、11・・・I/F、12・・・
位置決めモータ、13・・・処理条件設定器、14・・
・走査線、54・・・多重反射像。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 2 図(b) @媚X
Claims (1)
- スリット光を開先部およびその近傍に照射し、この開先
部からの反射光を受光部が平面上で複数の画素に分割さ
れているイメージセンサで受けて開先位置を検出する方
法において、イメージセンサの水平走査線と開先幅方向
とが直交し、かつ開先底部が表面部よりも水平走査線上
長時間側となるようにイメージセンサと開先幅方向との
相対的位置関係を設定し、画像の走査線上の任意の画素
と、この画素から走査線方向長時間側に一つもしくは複
数の画素分だけ離れた画素との輝度差が、予め設定する
しきい値を越えたとき、白点(画像中でスリット光によ
る反射光を感受した点)であると判別する如く2値化処
理を行ない、画像全体を2値化処理するに当たり、走査
線の短時間側から前記処理を順次行ない、この白点が得
られた時点で2値化処理を打ち切り、この走査線の残っ
た長時間側の部分は黒点であると判別する処理を全走査
線に亙り繰返し行ない、上記処理により得られる2値化
画像の白線画データを1次、あるいは2次微分処理する
ことにより開先エッジあるいは開先底位置を決定するよ
うにしたことを特徴とする開先位置検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25868087A JPH01100411A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 開先位置検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25868087A JPH01100411A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 開先位置検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01100411A true JPH01100411A (ja) | 1989-04-18 |
JPH0585003B2 JPH0585003B2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=17323608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25868087A Granted JPH01100411A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 開先位置検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01100411A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104617A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Nippon Steel Corp | 鋼板の突き合わせ開先位置の検出方法および装置 |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP25868087A patent/JPH01100411A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104617A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Nippon Steel Corp | 鋼板の突き合わせ開先位置の検出方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585003B2 (ja) | 1993-12-06 |
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