JPH01100200A - 抗マラリアワクチン - Google Patents

抗マラリアワクチン

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JPH01100200A
JPH01100200A JP63222595A JP22259588A JPH01100200A JP H01100200 A JPH01100200 A JP H01100200A JP 63222595 A JP63222595 A JP 63222595A JP 22259588 A JP22259588 A JP 22259588A JP H01100200 A JPH01100200 A JP H01100200A
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dna
amino acid
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JP63222595A
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Ulrich Certa
ウルリッヒ セルタ
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F Hoffmann La Roche AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
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    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/20Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans from protozoa
    • C07K16/205Plasmodium
    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒトのマラリアはPlasmodiumの4種、即ち、
P、Ialciparum、 P、vivax、P、o
valeおよびP、 mala+iae、により起る。
世界保健機構(WHO)の1986年の報告によると、
世界中でほぼ1億人のマラリア感染患者がいる。これら
の中のおよそ100万人は大部分がP、 falcip
arumに感染した小さい子供達で、致命的な患者であ
る。薬剤耐性の寄生虫と殺虫剤に抵抗性の蚊媒体の出現
の結果、マラリアは蔓延している。インド保健省(In
dianHealth Authorities)によ
ると、1962年に100.000人のマラリア患者で
あったのが1980年には300万人の、主としてP、
vivaxによる患者が報告されている(Bruce−
Chwat+。
Es5e+uial MalariolB7 、第2版
、Heinemann、 ロンドン[1986年コ参照
)。
最近の技術の進歩により、マラリアの増殖体と反応性の
ある抗マラリアワクチンを生産することが出来るという
希望が出てきた。先ず、例えば遺伝子のクローニングと
それを微生物宿主中で発現する事、また抗原同定へのモ
ノクローン抗体の使用など、マラリアワクチンの開発に
新しい手法が利用できる。第二に、ヒト赤血球細胞中で
のP、 Ialciparumの長期培養(Trage
tら、5cience 193巻、673−675頁[
1976年コ)によりマラリア寄生虫の研究のための材
料が提供できるようになった。さらに最近、この寄生虫
の生育サイクル中の全ての段階を実験室内で維持するこ
・とが可能となった(Ponnuduraiら、Tra
ns、 R,Soc。
T+op、 Med、 l(yg、  76巻、812
−818頁[1982年コ : Maxie+ら、5c
ience  227巻、440−442頁[1985
年])。
P、 talciparumの自然の生育サイクルには
3つの段階がある。第一段階は蚊がスポロゾイトを食餌
摂取の際にを推動物の血管内に導入する。このスポロゾ
イトが血液を経て肝臓に移動し、宿主の肝細胞を侵食す
る。第二の段階は、これらのスポロゾイトから分裂小体
が形成されるものである。分裂小体は宿主の赤血球中で
何サイクルか増殖し、有性原虫細胞に生長する。有性原
虫細胞は寄生虫の有性段階であり、蚊が食餌を摂取する
際に取り込む。有性原虫細胞は蚊の胃の中で受精し、ス
ポロゾイトに生長し、唾液腺に移行する。ここから再び
サイクルが始まる。
スポロゾイト、分裂小体および有性原虫細胞は異なった
抗原を有する。理論的にはワクチンはマラリア寄生虫の
どの生育段階に対しても生成できるが、この寄生虫のポ
リペプチドの多くは遺伝的に多形性、即ち、ポリペプチ
ドが世代毎にわずかに変化することが知られている。こ
のため、そのようなポリペプチドを抗原として用いてマ
ラリアに対してを推動物を免疫処理しても、−度形成し
た抗体がそのうちに変化した抗原を認識できなくなるた
め有効でない。従って、理想的なワクチンは変化が起ら
ないアミノ酸配列を有する寄生虫のポリペプチドに対し
て、即ち、遺伝的に安定なポリペプチドに対して生成し
たものであろう。例えば酵素のように特有の機能を実施
するポリペプチドのアミノ酸配列(−次構造)は、少な
くともその機能に重要な一次構造の領域では一定である
ことが知られている。
P、 Ialcipa+umの遺伝的に安定なポリペプ
チドの例としては(I)式のアミノ酸配列を有する分裂
小体抗原がある。
但し、 −W−はGJjnまたは非存在; −X−はMetまたはGln; −Y−はGlyまたはCys; −Z−はGl!yまたはCysである。
本発明はアミノ酸配列(I)を有する Plas+uodium 1alcipa+um分裂小
体抗原と少なくとも一つの特異エピトープで符合するポ
リペプチドに関する。特異エピトープはポリペプチド上
にあってそのポリペプチドの部分配列の特異分子構造に
より形成される免疫原決定因子である。本発明はまた、
上記の定義によるポリペプチドであってさらに、アフィ
ニティーペプチドと共有結合しているポリペプチドに関
する。
アフィニティーペプチドというのは、アフィニティーク
ロマトグラフィーの担体物質によりよく結合するアミノ
酸配列を含有するペプチド残基をいう。アフィニティー
ペプチド残基の例としては、少なくとも2個のヒスチジ
ン残基を含むペプチド残基がある。このようなアフィニ
ティーペプチド残基はニトリロトリ酢酸−ニッケルキレ
ート樹脂に選択的に結合する(欧州特許出願公開Nα2
53゜303参照)。そのようなアフィニティーペプチ
ド残基を含有するボリペチドはこのような樹脂により他
のポリペプチドから選択的に分離する・ことが出来る。
アフィニティーペプチドは前述のポリペプチドのC末端
でもN末端でも結合できるが、N末端への結合の方が好
ましく、特に本発明によるポリペプチドの発現の際にマ
ラアリ抗原の天然の停止コドンを利用する場合にそれが
好ましい。
本発明による好ましいポリペプチドは一般式、−B で示される。
但し、 Aはアフィニティーペプチドであるか存在しないかであ
り、 Bはアミノ酸配列(1)を有するP、 Ialcipa
rum分裂小体抗原と少なくとも一つの特異エピトープ
で符合するポリペプチドである。
本発明による最も好ましいポリペプチドは以下のアミノ
酸配列を有する。
本発明はまた、ポリペプチドがマラリア寄生虫の分裂小
体期、好ましくはアミノ酸配列(I)を有するP、 f
alciparumの分裂小体抗原に対して免疫応答を
誘発できるものであれば、付加、欠損、挿入またはアミ
ノ酸置換による上述のアミノ酸配列由来のアミノ酸配列
を有し、一般式A−Bで示すポリペプチドにも関するも
のである。本発明はまた、本発明によるポリペプチドを
コードするDNA配列、およびそのようなりNA配列を
含有する複製可能な微生物ベクター、特に発現ベクター
、即ち、本発明によるポリペプチドをコードするDNA
配列が、そのDNA配列によりコードされるポリペプチ
ドが発現されるように発現調節配列と結合している複製
可能な微生物ベクターに関する。さらに本発明は、その
ような複製可能なベクター或いは発現ベクターを含有す
る微生物、およびその生産方法に関する。さらにまた本
発明は、ポリペプチドの生産方法およびマラリアに対す
る哺乳動物の免疫処理へのその利用に関する。
ポリペプチドのアミノ酸配列である種の置換はそのポリ
ペプチドの立体構造成いは生物活性に影響しないので、
本発明によるポリペプチドのアミノ酸配列も上記配列と
異なっていてもよい。そのようなアミノ酸置換の例とし
ては、 AJa/5erSVaji/Ijje、Asp/GJu
STh r/Se r、AJa/Gfly。
A1a/Thr、Ser/Asn、Aj!a/VaJ、
Se r/GJy、Ty r/Phe。
AJa/Pro、Lys/Arg、Asp/Asn、L
eu/l1le、Leu/Vai。
AJla/Gfluおよびこれらの逆がある(Dool
目tle、 ”The Proteins” 、H,N
eu+ajhおよびRlL、Hil1編集、^cade
mic Press、 ニューヨーク[1979年]参
照)。
本発明によるポリペプチドは担体物質と共有結合してい
てもよく、或いは担体物質に吸着していてもよい。適当
な担体物質は例えば一種またはそれ以上のアミノ酸の共
重合体(例えばポリリジン)または糖類(例えば多糖類
)などのような天然または合成の重合化合物である。そ
の他の適当な担体化合物は、ヘモシアニン(例えばKL
H=スカシガイのヘモシアニン)のような天然ポリペプ
チド、血清たん白質(例えばガンマ−グロブリン、血清
アルブミン)およびトキソイド類(例えばジフテリアま
たは破傷風トキソイド)である。この他の適当な担体物
質は本技術の熟練者に公知のものである。
本発明によるポリペプチドの担体物質への共有結合は、
例えばポリペプチドの遊離力ルボギシル基、アミノ基ま
たは水酸基と担体物質の対応する基との間で直接ペプチ
ドまたはエステル結合を形成するか、m−マレイミドベ
ンゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(M
BS)またはスクシンイミジル4−(p−マレイミドフ
ェニル)ブチレート(SMPB)などの従来の二官能基
試薬を用いて間接的に行なうかの公知の方法で実施でき
る。上記およびその他の二官能基試薬は市販されており
、例えば米国イリノイ州ロックフォードのPierce
 Chemical Compan7から入手できる。
さらに、グルタルアルデヒドなどのようなC2,−ジフ
ルh−j−−ル類(^vrameas。
Immunpchem、6巻、43−52頁[1969
年])も使用できる。
ポリペプチドを結合した担体物質は非結合ポリペプチド
と分離することが出来、必要なら過剰の試薬からも公知
の方法で分離できる(例えば透析或いはカラムクロマト
グラフィー)。
本発明によるポリペプチドは液相法、または好ましくは
merrilieldの方法(J、Am、Chem、S
oc 、  8° 5巻、2149−2154頁[19
63年])などの固相法、或いはその他の公知の同等な
方法などの従来のペプチド合成法により生産できる。
固相合成法は合成しようとするペプチドのC末端アミノ
酸に始まり、保護した形で適当な樹脂にカプリングする
。出発原料はアミノ基を保護したアミノ酸をベンジルエ
ステル結合を介してクロロメチル化または水酸化メチル
化樹脂に、或いはアミド結合を介してベンズヒドリルア
ミン(BHA)樹脂、メチルベンズヒドリルアミン(M
 B HA)樹脂或いはベンジロキシベンジルアルコー
ル樹脂にカプリングして調製できる。これらの樹脂は市
販されており、その製造法および利用はよく知られてい
る。
本発明で使用できるアミノ酸の保護および保護基の除去
の一般的な方法は“The Peptides”、第2
巻(E、GrossおよびJ、 meienhofet
編集、^cademic Press、 ニューヨーク
、1−284頁[1979年])に記載されている。保
護基として例えば、9−フルオレニルメチロキシカルボ
ニル(Fmoc)、第三級ブチロキシカルボニル(Bo
c)、ベンジル(B Z J)、t−ブチル(But)
、2−クロロベンジロキシカルボニル(2CJ−Z) 
、ジメチルベンジル(Dcb)および3,4−ジメチル
ベンジル(Dmb)基などがある。
α−アミノ保護基を除去後、保護アミノ酸を希望する配
列に従って順番に、樹脂に結合したC末端アミノ酸にカ
ップルしていく。このようにして全ペプチドを合成する
。別法としては、小ペプチドを合成してから連結して目
的のペプチドを合成する。カプリング用試薬は本技術で
公知のものであるが、ジシクロへキシルカルボジイミド
(D CC)が特に好ましい。
保護アミノ酸またはペプチドのそれぞれを過剰に固相合
成反応槽に入れて、カプリング反応はジメチルホルムア
ミド(DMF)または塩化メチレン(CH2Cj!2 
) 、或いはその混合物中で実施する。カプリングが不
完全な場合には、次のアミノ酸のカプリングのためにN
末端のα−アミノ保護基を除去する前に反応をくり返す
。各カプリング反応の収量を、好ましくはニンヒドリン
法によって追跡する。カプリング反応および洗滌ステッ
プは自動的に行なうことが出来る。
担体物質からのペプチドの切断は、例えばp−クレゾー
ルおよびジメチルスルフィドの存在下で弗化水素(HF
)と0℃で1時間の反応後、p−クレゾール存在下で0
℃にて2時間のHFとの第二回目の反応によるなど、ペ
プチド化学でよく知られる方法により達成できる。クロ
ロメチル化または水酸化メチル化担体からペプチドを切
断する遊離C末端を有するペプチドが得られ、ベンジル
ヒドリルアミンまたはメチルベンジルヒドリルアミン担
体からペプチドを切断するとアミド化されたC末端を有
するポリペプチドが得られる。
別法として、本発明のポリペプチドは組換えDNA技術
(mannig+isら、“tnolecularCl
oning−A Labotajoty manual
 ’ 、Co1d SpringHarbor Lab
orajoB  [1982年1)の方法を使用して生
産することも出来る。例えば、そのようなポリペプチド
をコードするDNA断片は、例えばmejh、 Enx
7mo1. 68巻、90−108頁[1979年]に
naran、gらにより記載されているりん酸トリエス
テル法、或いはりん酸ジエステル法(Brown  ら
、mejh、  EnBmol、 68巻、109−1
51頁[1979年])によるなど、公知の化学的方法
により合成できる。いずれの方法でも、先ず長いオリゴ
ヌクレオチドを合成し、それらを決まったように連結す
る。DNA断片のヌクレオチド配列はPlasmodi
um寄生虫の天然のポリペプチドをコードするヌクレオ
チド配列と同一でよい。遺伝子コードは変化するもので
あるから、部分的または完全に異なったヌクレオチド配
列が同じポリペプチドをコードする可能性も一方ではあ
る。使用するコドンは組換えポリペプチドの発現に使用
する宿主に望ましいコドン利用(Gros jeanら
、gene18巻、199−209頁[1982年コ)
を採用するとよい。このようにして得られるD N A
’断片が、例えば望ましくない制限酵素切断部位を導入
したり、ポリペプチドの発現を阻害したり、発現ベクタ
ーの構築を困難にすることがないように注意せねばなら
ない。
さらに、一般式A−Bで示されるポリペプチドはPL+
smodiumの分離体の遺伝子から部分配列Bをコー
ドするDNA断片を単離し、それを宿主生物中で発現す
ることにより生産することも出来る。
部分配列BをコードするDNA断片はPlasmodi
um株の遺伝子DNAを一種またはそれ以上の適当な制
限エンドヌクレアーゼ、例えばEcoRIで切断して得
られる。長さが1.5から8×103塩基対の断片を単
離して適当なベクター、例えばAmerican T7
pe Cu1tute Co11cc目on、1230
1Parklawn Dtive、  Rockvil
le、  Maryland、USAより入手可能な(
ATCCNα37194)λファージベクターg t 
11  (Young ら、Ptoc、Najl、 A
cad。
Sci、USA 80巻、1194−1198頁[19
83年コ)に挿入する。組換えファージDNAは試験管
内でファージ内にパケジングできる。このようにして得
られるファージを適当な宿主細胞、例えばプラスミドp
MC9(ATCCNα37195)を含有するE、co
J!i  Y1088株に導入する。およそ100,0
00個の組換えファージの巾から適当なプローブとハイ
ブリダイズするファージを選択する。適当なプローブは
本発明のポリペプチドをコードする遺伝子DNAの部分
配列に対応するオリゴヌクレオチドである。プローブの
選択およびその使用に関しては、本技術の熟練者には公
知である。目的のDNA断片を含むファージは増殖させ
、そのDNAを単離する。続いて、そのDNA断片を適
当な複製可能な微生物ベクター、好ましくは必要な発現
シグナルを有し、本発明による一般式A−Bなるポリペ
プチドの部分配列Aをコードしている発現ベクターに挿
入する。ベクターpDs78/RBsn、6×H1sは
好ましい発現ベクターである。本ベクターの構築および
生産は実施例に詳細に記載されている。
本発明のポリペプチドはヌクレオチドを対応して調整し
、他の適当な発現ベクターに入れても生産できる。その
ような発現ベクターの例は1986年7月2日公開の欧
州特許出願公開番号Nα186069に記載されている
。他の発現ベクターは本技術の熟練者にはよく知られて
いる。
本発明によるポリペプチドをコードするDNA配列を有
するDNA断片を含有する発現ベクターは次に適当な宿
主生物に導入される。適当な宿主生物は例えば、発現ベ
クターによりコードされるポリペプチドを発現すること
が出来る酵母細胞または細菌細胞のような微生物である
。好ましい宿主生物はE、  coJ i  M15 
(J、Bacteriol 。
120巻、466−474 [1974年]でVill
arejoらによりDZ  291として記載されてい
る)である。他の適当な宿主生物はE、caf!i  
294 (ATCCNα31446)、E、coj!i
  RRI (ATCCN(131343)およびE、
coj!i  W3110 (ATCCNα27325
)である。
本発明によるポリペプチドを発現する手法は使用する発
現ベクターおよび宿主生物に依存する。
通常、発現ベクターを含有する宿主微生物をその微生物
の生育の至適条件下で培養する。単位時間当たりの細胞
数の増加が低下する対数増殖終期にかけて、本発明のポ
リペプチドの発現を誘導する。
即ち、ポリペプチドをコードするDNAを転写し、転写
されたmRNAを翻訳する。誘導は誘導剤または抗レプ
レッサーを生育培地に添加し、或いは温度変化によるな
ど物理的パラメーター変化により行なう。本発明で使用
する発現ベクターでは発現は1acレプレツサーにより
制御される。イソプロピル−β−D−チオガラクトピラ
ノシド(IPTG)の添加により発現調節配列が抑制解
除され、その結果ポリペプチドの合成が誘導される。
宿主細胞中で生産したポリペプチドは特別の輸送機構に
より細胞から分泌させるか、或いは細胞を破砕して単離
する。細胞破砕は物理的(Charmら、meth、E
nx7mol、  22巻、476−556頁[197
1年])、酵素的(リゾチーム処理)または化学的(界
面活性剤処理、尿素またはグアニジン塩酸処理等)方法
、或いはそれらの組合せにより実施できる。
真核細胞では、細胞から分泌されるポリペプチドは前駆
体分子として合成される。成熟ポリペプチドはいわゆる
シグナルペプチドの切断により生成する。原核宿主生物
は真核細胞の前駆体分子からシグナルペプチドを切断す
ることが出来ないから、真核細胞ポリペプチドは原核宿
主生物中では成熟型として直接発現されなければならな
い。
DNAの段階ではATGコドンに対応する翻訳開始シグ
ナルAUGは原核宿主細胞で生産されるポリペプチド全
てのN末端にメチオニンを付加することになる。発現系
によってはこのN末端メチオニン残基は切断除去される
。しかし、N末端メチオニンの有無はポリペプチドの生
物活性に影響しない(Winnacker、 ”Gen
e and Klone”、255頁、Ve「lag 
Chemie、Weinheim、  BRD [19
85年]参照)。N末端メチオニンに問題がある場合に
は、N末端メチオニンに特異的なペプチダーゼを用いて
切断除去できる。Milletら(proc、 Nat
l、 Acad。
Sci、 Ll、 S、 A、 84巻、2718−2
722頁[1987年]はSalmonella ty
phimutiumからのそのようなペプチダーゼの単
離を報告している。従って、本発明はN末端にメチオニ
ン残基を有するポリペプチドとメチオニン残基が存在し
ないポリペプチドに関する。
本発明によるポリペプチドは、例えば異なる速度での遠
心分離、硫酸アンモニウム沈澱、透析(常圧ま・たは減
圧下)、調製用等電点電気泳動、調製用ゲル電気泳動、
或いはゲル濾過、高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)、イオン交換クロマトグラフィー、逆相クロマトグ
ラフィーおよびアフィニティークロマトグラフィー(例
えばブルーセファロースCL−6B、りん酸セルロース
、ポリペプチドに対するモノクローナル抗体結合担体、
或いは本発明に記載する金属キレート樹脂を用いて)な
どの各種クロマトグラフィー法などの公知の方法で精製
できる。
本発明において好ましい精製法はアフィニティークロマ
トグラフィー精製である。本発明によるポリペプチドを
金属キレート樹脂(Sulkowtk7゜Trends
 in Biotechn、  3巻、1−7頁[19
85年])またはりん酸セルロース上で精製するのが特
に好ましい。隣接するヒスチジン残基のニトリロトリ酢
酸−ニッケルキレート樹脂(NTA樹脂)への選択的な
結合、およびアルドラーゼのりん酸セルロースへの親和
性をそれぞれ利用するものである。これら二つの精製法
を組合せることもできる。
本発明のポリペプチドは多量体、例えば二量体、二量体
または四量体、として存在することもでき、また融合た
ん白質の一部分ともなる。多量体はポリペプチドが原核
宿主生物中で生産される際、例えばシスティン残基の間
のジスルフィド結合の形成の結果形成する。融合たん白
質は本発明のポリペプチドをコードするDNA断片を他
の任意のポリペプチドをコードする一つまたはそれ以上
のDNA断片と結合することにより生産される。そのよ
うな融合ポリペプチドの例は、上に定義した一般式A−
Bで示されるポリペプチドである。その他の例は一般弐
B−CまたはA−B−Cで示されるポリペプチドであり
、式中Cは任意のポリペプチドでAおよびBは上述のと
おりである。一般式A−B−Cで示されるポリペプチド
の例としては、例えば一般式A−BのB部分とβ−ガラ
クトシダーゼとの融合ポリペプチドがあり、これはRu
therら、EMBOJ、2巻、1791−1794頁
[1983年]に従って生成できる。アフィニティーペ
プチドAもポリペプチドCも本発明のポリペプチドの抗
原として、またはマラリアに対するワクチンとしての機
能に有害であってはならない。
本発明はまた、本発明によるポリペプチドおよび適当な
アジュバントを含有する免疫原組成物にも関する。ヒト
および動物に使用する適当なアジュバントは本技術の熟
練者には公知である(WHOTechn、 Rep、5
eries 595巻、1−40頁[1,976年] 
 HJollisら、 ”Chemical and 
Biologica18uis of Adjuvan
(s″、 +n01ecular Biocbemis
fr7and Biophysicsl 3巻、1−1
48頁[1973年] 、Sptinger Ve+l
ag 、 、ベルリン)。
本発明によるポリペプチドは滅菌水或いは塩溶液、好ま
しくは食塩溶液、で再構成できる凍結乾゛燥物としても
調製できる。本発明によるポリペプチドおよび免疫原組
成物を哺乳動物に投与すると免疫系が活性化され、ポリ
ペプチドに対する抗体が形成する。本発明はまたそのよ
うな抗体にも関する。本発明による抗体はマラリア寄生
虫に存在するポリペプチドの天然同等物を認識し、従っ
て受動免疫或いは診断目的に利用できる。
本発明によるポリペプチドに対する抗体はサル、ウサギ
、ウマ、ヤギ、モルモット、ラッチ、マウス、ウシ、ヒ
ツジ等で、またヒトで産生ずることが出来る。必要に応
じて抗血清でも精製抗体でも使用できる。抗体の精製は
、例えば硫酸アンモニウムによる沈澱などの公知の方法
で行なうことが出来る。本発明のポリペプチドに対する
モノクローナル抗体をKHh l e rらか開発した
方法(Nature256巻、495−497頁[19
75年])に従って生産することも可能である。ポリク
ローナルまたはモノクローナル抗体は本発明のポリペプ
チド或いはその天然同等物のアフィニティークロマトグ
ラフィー精製にも利用できる。
本発明によるポリペプチドおよび免疫原性組成物は哺乳
動物のマラリアに対する免疫処理に使用できる。投与方
式、投与量および投与回数は本技術の熟練者には公知の
方法により至適な条件を決めるこさが出来る。典型的に
は、マラリア抗原、即ち本発明のポリペプチド、に対す
る高力価の抗体を得るためには長期間に亘り何回かの投
与を行なう。
以下に示す図面および詳細な実施例は本発明をより良く
理解するのに役立つ。しかし、本発明は実施例或いは図
面に示されるものに限定されることはない。
B、  Bg、  E、 H,Sa、 Xおよびxbは
それぞれ制限酵素BamHI、Bgj!II、EcoR
I。
Hindlll、5aII、Xho IおよびXbaI
を表わす。区は遺伝子b1 as 1 a c Iおよ
びneoのプロモーターを表わす、■は遺伝子t)Il
a、cat、neoおよび!acIのりボゾーム結合部
位を表わす;口はターミネータ−toおよびT1を示す
、[lは調節可能なプロモータ/オペレーター因子N2
50PSN250P29を表わす;「]はりボゾーム結
合部位RBSnを表わす;→はこのりボゾーム結合部位
制御下のコード領域を表わす;==コは6個のヒスチジ
ンをコードする領域を表わす;−複製(repl)に必
要な領域を表わす;[I)はジヒドロ葉酸レダクターゼ
(dh[r) 、クロラムフェニコールアセチルトラン
スフェラーゼ(cat)、1acレプレツサー(1ac
I)、β−ラクタマーゼ(bla)およびネオマイシン
フオスフォトランスフェラーゼ(n e o)をコード
する領域を表わす。
第1図 はプラスミドpDS78/RBSnを図示した
ものである。
第2図 はプラスミドpDS78/RBSIIのヌクレ
オチド配列を示す。配列中に第 1図に示す制限酵素部位を上線で示し、β−ラクタマー
ゼおよびジヒドロ葉酸 レダクターゼのコード領域を下線で示 す。
第3図 はプラスミドpDMI、1を図示したち、ので
ある。
第4図 はプラスミドpDM1.1のヌクレオチド配列
を示す。配列中に第3図に示 す制限酵素部を上線で示し、ネオマイ シンフォスホトランスフェラーゼおよ びJacレプレツーサーのコード領域 は下線で示す。
第5図 は制御可能なプロモーター/オペレーター因子
N250PSN250P29゜リボゾーム結合部位RB
SIIおよび6個のヒスチジンをコードする領域を有 するXhoI/BamHI断片の調製 を図示したものである。
第6図 はプラスミドpDS78/RBSIIおよび制
御可能なプロモーター/オペレ ーター因子N250PSN250P2 9、リボゾーム結合部位RBSIIおよび6個のヒスチ
ジンをコードする領域 を有するXhoI/BamHI断片F を用いてのプラスミドpDS78/ RBSn、6xHisの構築を図示し たものである。
第7図 はP、 falcipa+umの12種の株か
らの遺伝子DNAのサザントランスファー分 析(Southern、 J、 mot、Biol、 
 98巻、50.3−517頁[1975年コ)である
。12の全ての分離株に典型的な りra I断片がある。Kl−BからのP、Ialci
puum  DNA断片をプローブとした(実施例参照
)。
第8図 P、Ialciparum分裂小体抗原に対す
る抗体を有する11分離株からの P、 falcipatumたん白質のウェスタントラ
ンスファー分析(ウェスタンプロッ ト、Towbinら; Proc、 Najt、^ca
d、Sci。
USA、76巻、4350−4354 [1979年])を示す。
E、coliの溶菌物を寄生虫抗原に 対する抗体でウェスタンプロット試験 した。MW−8Tと記したものは染色 前の分子量標準を含有する。大きさは キロダルトン(=1,000ダルトン)で示す。1列目
は形質転換細胞の非誘 導溶菌物である。2列目は誘導したプ ローブを含有する。3列目は非転換株 で対照である。4列目はP、 IalciparumK
lの溶菌物を含む。予想どおり抗体 は2列目の組換えたん白(27KD) および4列目の寄生虫たん白質とのみ 反応する。
第10図 組換えたん白質(41KD)の精製組換えた
ん白質(41KD)の精製に 於ける各種精製段階の分析用ポリアク リルアミドゲル電気泳動およびウェス タンプロット分析である。
(A)  クマツシーブルーで染色したポリアクリルア
ミドゲル。1タリ目:p8/3で形質転換したE、co
Ji細胞の 溶菌物。2列目:溶菌物の遠心分離 (100,000Xg)後の可溶性区 分。3列目:りん酸セルロースカラム に特異結合した溶出物。4列目:NT A樹脂に特異的に結合した物質の溶出 液。5列目:  Sephacr71TMS −200
カラムでの限外濾過後の最終生成物。
以下の分子量マーカーたん白質を使用 した:31=カルボアンヒドラーゼ、 分子量(MW)=31.000ダルト ン;45=卵アルブミン、MW=45゜000ダルトン
;66=ウシ血清アル ブミン、MW=66.000ダルトン:92=フォスフ
ォリラーゼB、MW= 92.000ダルトン。
ポリアクリルアミドゲル(A)  E。
coJ i溶菌物に対するウサギ抗血清でのウェスタン
プロット。
ポリアクリルアミドゲル(A) P。
Ialciparumの分裂小体抗原(Perrinら
、J、 C11−n、 Invest、 75巻、17
18−1721頁[1985年])に対する抗 体を用いたウェスタンプロット。
第11図 プラスミドp8/3のヌクレオチド配列 ポリペプチド(41KD)をコードす る配列は115−117の位置(S) のATGで始まり、1255−125 7の位置(T)の終止コドンで終る。
アファイニテーペプチドをコードする 配列は上述のATGで始まり、166 −168位のチロシンをコードするコ ドンTATで終る。ポリペプチド(4 IKD)の部分配列Bをコードする配 列は169−171の位置のメチオニ ンをコードするATGコドンに始まり、同じ< 125
5−1257位の終止コドンで終る。
第12図 41,000ダルトンの分裂小体抗原をコー
ドするP、 Ialciparum  K 1分離株の
遺伝子のヌクレオチド配列および それに由来するアミノ酸配列。N末端 メチオニンに下線を施しである。読み ワクは1087から1089位の終止 コドンTAAで終る。本図はまた分裂 小体抗原のコード配列の前および後ろ の非コード配列一部も示している。他 の分離株(RO−33,ガーナ)の遺 伝子DNAのヌクレオチド配列も大部 分かに1分離株からのヌクレオチド配 列と同一であった。M25は P、 Ialciparu+からM25分離株のcDN
Aの対応する配列を示す。コー ド配列中でのヌクレオチド配列の差は 3つのコドンで、第12図で囲ってい る。ヌクレオチド配列の差の結果、2 個のアミノ酸に変化が生じている。K 1分離株の分裂小体抗原のMetまた はGlyがM25分離株の分裂小体抗 原ではGlnまたはCysに対応して 、  いる。
使用する略号 ATP     :アデノシン三りん酸bp     
=塩基対 BSA     :ウシ血清アルブミンcpm    
 ニー分間光たりのカウント数dATP    :デオ
キシアデノシン三りん酸dCTP    :デオキシシ
チジン三りん酸dGTP    :デオキシグアノシン
三りん酸dTTP    :デオキシチミジン三りん酸
DTT      ニジチオトレイトールEDTA  
  :エチレンジアミン四酢酸IPTG    :イソ
プロピルβ−D−チオガラクトピラノシド kb      :1,000塩基対 kD     :キロダルトン M      :モル mM      :ミリモル ml       =ミリリットル nm      :ナノメーター PFU       :プラーク形成単位RPM   
    ニー分間光たりの回転数SDS     ニド
デシル硫酸ナトリウムTEMED   :N、N、N’
、N’  −テトラメチルエチレンジアミン Tris    ニドリスヒドロキシメタンX−GaJ
!:5−ブロモ−4−クロロ−3−インドニルβ−D−
ガラクトピ ラノシド 緩衝液および培地 2g ポリビニルピロリドン 2g ファイコール 2g  B5A 100mg  ナトリウムアジド DNAゲルローディング緩衝液 1xTBE(成分は下記参照) 20% グリセロール 0.1% ブロモフェノールブルー 0.1% キシレンシアツール ホルムアミド混液 80%(w/v )ホルムアミド 50mM  トリス/ホウ酸[pH8,3]1mM  
EDTA 0.1% キシレンシアツール 0.1% ブロモフェノールブルー HIN緩衝液 10mM)リス/H(、e [p)17. 4110m
M  塩化マグネシウム 50mM  塩化ナトリウム リガーゼ緩衝液 50mM  )リス/HC1[pH7,8]10mM 
 塩化マグネシウム 20mM  DTT 10mM  dATP LB培地:1リツトル当たり: 10g  バクトドリプトン 5g 酵母エキス Log  塩化ナトリウム SDSゲルローディング緩衝液: 5%  SDS 5mM   )リス/HCj!  [pH6,8]20
0mM  DTT 20%  グリセロール 0.1% ブロモフェノールブルー 20XSSC: 1リツトル当たり: 175.3g  塩化ナリトウム 82.2g  クエン酸ナトリウム[pH7,,0]S
M緩衝液: lQmM  塩化ナトリウム lQmM  塩化マグネシウム 10mM  )リス/HCI  [pH7,4]10x
T4  ポリメラーゼ緩衝液: 0.33M)リス/酢酸[pH7,9]0.66M  
酢酸カリウム 0、IOM  酢酸マグネシウム 5mM    DTT 1mg/ml   B5A 10xTBE: 0.89M)リス/ホウ酸[pH8,0]0、89M 
 ホウ酸 20mM   EDTA IQxTBS : 0.5M)リス/HCj!  [pH7,4]1.5M
塩化ナトリウム 1QQxTE: 1M  )リス/HCI [pH8,0]100mM 
 EDTA 以下の実施例中では、次の方法を何回か使用したのでま
とめて記載する。
方法1: 酢酸リチウムによるDMAの沈澱DNA溶液
を0. 1容量の5M酢酸リチウムおよび2倍容量のイ
ソプロパツールで処理し、よく攪拌してドライアイス上
に10分間放置する。沈でんしたDNAをエツペンドル
フ机上遠心分離機にて12.00Orpm  (20°
C)で10分間遠心分離し、上澄液を注意深く除去する
。沈でん物を80%(v/v)エタノールで一回洗滌し
た後、真空遠心分離機で5分間乾燥する。DNAは水に
溶解して以後の実験に使用する。
方法2:  DNAのアガロースゲル電気泳動  −乾
燥DNAを1×のDNAゲルローディング緩衝液に溶解
し、65℃で5分間加熱する。100m1の1xTBE
緩衝液をアガロース(0,8%ゲルでは800■、1.
2%ゲルでは1.2g)と混合し、アガロースが完全に
溶解するまで沸とうさせる。冷却後2μlの塩化エチジ
ウム溶液(10mg/ml)を添加し、ゲル溶液を水平
ゲル電気泳動装置(I B I、スイス、ジュネーブ、
ジエノフイツト)に流し込む。ゲルが固まったら試料を
ゲルにのせ、150ボルトの一定電圧で2時間DNAを
分離する。市販されている一定の長さのDNA断片混合
物(Gibco−BRL sスイス、バーゼル)をサイ
ズマーカーとして使用する。DNAのバンドは300 
nmのUV線下で検出する。
方法3:アガロースゲルからのDMAの単離DNAをア
ガロースゲル上で分離する(方法2)。ニトロセルロー
ス膜N A 45 (Schleicherand 5
chuell、西ドイツ、ダツセル)を−枚単離しよう
するバンドの前に置き、DNAを200■で5分間メン
ブレン上に電気泳動する。メンブレンをピンセットで取
り除き、流水蒸溜水で洗う。メンブレンをエツペンドル
フ管に入れ、200μ矛の1.5M酢酸リチウム、10
mMトリス/塩酸[pH8,0] 、0.1mMEDT
A中で65℃、10分間DNAを溶出する。溶出をもう
一回くり返す。上澄液をまとめて2倍容量のイソプ、ロ
バノール処理を行なう。沈でんしたDNA (方法1)
を50μmの水に溶解する。
方法4ニラムダ−ファージのプラーク精製バクテリア培
養物(例えばE、coli  Y2O2S)を寒天平板
上でラムダファージに感染させる。その結果、バクテリ
ア培養の上に溶菌プラークが形成する。プラークを含む
寒天の円筒塊(直径5mm)を逆パスツールピペットで
切り出す。
寒天円筒を500μlの8M緩衝液を含むエツペンドル
フ管に入れ、5分間振とうする。ファージけん濁液を遠
心分離にかけ(20℃にて12.OQQ+pm、5分間
)、上澄液を新しい管に移す、。
1μ(のファージ液を1mlの8M緩衝液で希釈する。
この溶液の1.10および100μlをMorriso
n、Methods Enxymol、  68巻、3
26−331頁[1979年]、に従ってMg+処理し
た、プラスミドpMC9(ATCC磁37197)を含
有するE、colt  Y1090の細胞けん濁液50
μlに添加する。室温で30分間インキュベート後、本
溶液をLB培地の0.8%(w/v )寒天添加物3m
lに加えてLB−アンピシリン寒天平板(L 、B培地
、40μg / mlアンピシリン)上に注ぐ。力価に
よっては(例えば1 : 1000の希釈で)、抗体反
応或いはDNA/)イブリダイゼーションで陽性な場合
、個々のプラークを形成する平板もあり、それらプラー
クを単離できる。プラークからのファージを、例えばフ
ァージDNAの単離法を用いて増殖させる。
方法5ニラムダフアージDNAの単離 滅菌したつまようじを用いて個々のプラーグを寒天平板
から取り、つまようじを500μlの3M緩衝液中で3
7℃30分間インキュベートする。つまようじを除去し
、ファージ液を遠心分離にかける(206C,12,0
00rpm、10分間)。上澄液を新しい容器に移し、
50μ(のクロロホルムで処理する。100μ(のファ
ージ液を取り、Mg+で処理したE、coli  YI
O90(ATCCNα37197)の細胞けん濁液50
μ(と混合する。室温で30分間インキュベーション後
、けん濁液を0.8%(w/v)寒天含有のLB培培地
3m色混ぜてLB−アンピシリン寒天平板上に注ぐ(方
法4参照)。37℃で5時間インキュベーションの後に
ペトリ皿上に5mlの8M緩衝液をかけ、室温にて一晩
振とうする。そうすることによりファージが寒天より溶
出する。
ファージ含有の8M緩衝液をとり、12.00Orpm
で10分間遠心分離する(室温)。上澄液(=ファージ
保存液)を100μmのクロロホルムで処理する。ファ
ージ保存液中のファーシカ価は通常、1010−10 
”P F U/mlである。50m1のLB培地(40
μg / mlのアンピシリンおよび10mMの塩化マ
グネシウム含有)にプラスミドpMC9(ATCC!1
h37195)を含有するE、coJi  Y2O2S
の飽和培養液250μlおよびファージ保存液1mlを
植菌し、37℃で一晩振とう培養する。2mlのクロロ
ホルムを添加後、細胞片を遠心分離除去する(206C
,12゜00Orpm、10分間)。DNaseIおよ
びRNase溶液(それぞれ10mg/mlの水溶液)
の各50μ(を上澄液に添加し、混合液を37℃で30
分間インキュベートする。14m1の35%(w/v)
ポリエチレングリコール6000(S I GMA、米
国、ミズリー州、セントルイス)、2.5M塩化ナトリ
ウムをファージ液(45ml)中に加え、充分混合した
後、液を氷上に一時間放置する。ファージを遠心分離(
4℃、12゜000 tpmで20分間)にて分離し、
1mlの3M緩衝液に溶解する。10μ(の25%(w
/v)ドデシル硫酸リチウム溶液(Serva、 Ch
emie口+unschwig AG sスイス、バー
ゼル)、511Jの0.5MEDTA [p)18.0
]および少量のプロテナーゼK (merck 、西ド
イツ、ダルムスタット)を添加した後、ファージ粒子を
65℃で10分間融解する。予めLM)リス/塩酸[p
H8,0]で飽和したフェノールの一容量を融解液に加
える。
十分混合してから遠心分離(6000rpmで5分間)
で相分離を行なう。上澄液を除去し、抽出をくり返して
二回目の上澄液より方法1に従ってDNAを沈でんする
方法6:ベクターの調製 1μgのプラスミドまたはファージDNAを100μm
のT4ポリメラーゼ緩衝液中で10単位の制限酵素を用
いて37℃にて一時間消化する。
400μmの水と5単位のバクテリアフォスファターゼ
(Gibco−BRL )を添加し、DNAを65°C
にて一時間脱りん酸する。反応液をフェノールで二回抽
出し、沈でんする(方法1)。ベクター断片はアガロー
スゲル(方法2)で精製して単離しく方法3)、50μ
(の水に溶解する。
方法7:E、coJiの形質転換 3mlのLB培地にE、cof!iの細胞を植菌し、3
7℃で一晩振とうする。この飽和培養液の1mlを用い
て50m1のLB液体培地を植菌する。これを600n
mの吸光度(OD6oo)が0.2の値に達するまで振
とう培養する。細胞を集め(室温にて600Orpm5
分間)、水冷した50mM塩化カルシウム50m1にけ
ん濁する。細胞を再び集め(上述)、10m1の50m
M塩化カルシウム、20%グリセロールにけん濁する。
コンピーテントな細胞を500μlずつ一80℃で凍結
する。
形質転換には一つを氷上でゆっくり(30分間)融解す
る。10μJ(7)DNA溶液(1−Long)、8μ
mの30%(W/マ)ポリエチレングリコール(S I
GMA) 、10μJの500mM塩化マグネシウム、
100mM塩化カルシウムおよび72μオの水をよく混
合し、100μlのコンピーテントな細胞と氷上で20
分間インキュベートする。続いて混合物を室温にてさら
に10分間インキュベートする。
M13タイプのベクター(Yanisch−Perto
nら、gene33巻、103−119頁[1985年
])を用いる場合には、50μ矛の10%(W/V )
X−Ga 、l  (G i b c o−BRL)ジ
メチルホルムアミド溶液、10μmの100mM  I
PTG(G i b c o−BRL)水溶液および5
0μ(のTG−1(^mersham、西ドイツ、ブラ
ウンシュバイク)飽和培養液を加える。十分に混合した
後、3mlの0.8%(w/v )加LB培地を添加し
、混合液をLB寒天平板上に注ぐ。平板は37℃で一晩
インキユベートする。
抗生物質耐性で選択可能なプラスミドDNA(pUC,
pDs78/RBSII、5!x)(is等)を用いる
場合には、形質転換液に1mlのLB培地を添加してイ
ンキュベーションを37℃で一時間行なう。細胞を60
0 Orpmで3分間(室温)遠心分離で集め、100
μlのLB培地にけん濁する。この100μ(を回転デ
ィスク(SchiiN、西ドイツ、ゲッチンゲン)を用
い、選択に必要な抗生物質を含有するLB寒天平板上に
均一にまき、37℃にて一晩インキユベートする。
方法8:配列決定のためのDNAの調製配列決定を行な
おうとするDNA断片を含有するM−13タイプのベク
ターを有する細菌TG−1を上述のように形質転換し、
白色のプラークを得る。この白色プラークをつまようじ
で吊り、3mlのLB培地にけん濁する。これにさらに
10μmの飽和TG−1培養液を添加する。混合液を3
7℃で5時間振とうする。1.5mlの培養液をエツペ
ンドルフ管に移し、遠心分離にかける(20℃、12.
OOOrpmで5分間)、800μ、(の上澄液を新し
い試験管に移し、200μlの20%(w/v)ポリエ
チレングリコール、2.5M塩化ナトリム溶液と混合し
て室温にて20分間インキュベートする。培養液の残り
は4℃で保存するか、或いは「ミニ−溶菌J DNAの
調製(方法10)に用いる。ファージは遠心分離(20
℃。
123)QQOrpmにて10分間)により集める。
沈でん物を100μlのIXTE緩衝液に溶解し、10
0μmの飽和フェノールで抽出する。遠心分離(12,
000+pmで5分間)で相を分離する。
80μlの水層を新しい試料管にとり、DNAを沈でん
して12μ(の水に溶解する(方法1)。
方法9:サンガー法によるDNA配列決定方法8に従っ
て調製したDNA3μ(を2μlの水、1μ(のHIN
緩衝液、1.μlの25μMdATP、2ul!(Da
 −[”2P] −ATP (6000Ci / mm
 o l 、 Ame+sham)および1μJの配列
決定スターター(Pharmacia、スイス、デュー
ベンドルフ)と混合し、55℃に5分間加熱する。
その後、溶液を氷上に置く。一方、それぞれ3piの停
止液入〇、Go、To、およびcoを含有する試験管4
本を準備する。停止液は次の組成である: Ao :3μM  ddATP。
112μM  dCTP。
112μM  dGTP。
112μM  dTTP C’:100μM  ddCTP。
11.5μM  dCTP。
112μM  dGTP 112μM  dTTP G’:100μM  ddGTP。
112μM  dCTP。
5.6μM  dGTP。
112μM  dTTP To 500μM  ddTTP。
85μM  dCTP。
85μM  dGTP。
5.6μM  dTTP 5単位のフレナラポリメラーゼ(Phar+nacia
 )をDNAを含有する試験管に入れてよく混合する。
それぞれ3μ矛のこの溶液を各停止液と混ぜ、37℃で
10分間インキュベートする。4本の試験管のそれぞれ
に1μ矛の0.25mMdATPを添加し、混合した後
再び10分間インキュベートする。最後に2μ矛のホル
ムアミド混液を加えて96℃に5分間加熱して反応を停
止する。DNAを次の組成の0.2mmゲルにかける。
6m1lOXTBE緩衝液 28.8g  尿素 3.6g アクリルアミド(llio−RadLabo
raloBes AG 、スイス、ブラッドブラッグ) 180mg  ビスアクリルアミド(!1io−Rad
 ) 400μf  10%過硫酸アンモニウ ム  20μI  TEMED DNAは40ワツトの一定電力で1から6時間分離する
。ガラス板をとり、ゲルを10%(v/v)酢酸および
10%(v/v)メタノール中で5分間固定する。次に
ゲルを10%(v/v)メタノール中で5分間ずつ二回
洗滌し、Whafman3M濾紙(Bender an
d l1obe:n、、スイス、チューリッヒ)上に置
いてゲル乾燥器で乾燥する。乾燥したゲルをKODAK
−XARフィルム(Eaglman Kodak Co
、、米国ニューヨーク州、ローチエスター)を用いて2
〜20時間オートラジオグラフにかける。
方法10:少量のDNA単離(「ミニ溶菌」)およそ1
−2m1のバクテリア培養物(例えばM−13タイプの
ベクターを含有するE、coj!1TG−1:方法8を
参照)を12.QQOrpmにて5分間(室温)遠心分
離する。上澄液を注意深く吸引除去する。集菌細胞を5
00μオの50mMトリス/塩酸[p)17.6] 、
5mM  EDTAにけん濁する。少量のリゾチーム(
S IGMA)を添加後、室温で5分間インキュベート
する。次に15μmの25%(v/y )ドデシル硫酸
リチウム溶液(S IGMA)および30μmの5M酢
酸カリを加えて注意深(混合する。氷上で15分間イン
キュベーションした後、12.000rpmで15分間
(4℃)遠心分離する。上澄液を傾斜により新しい試験
管に移し、50μmのRNase溶液(10mg/ml
)で処理する。37℃で5分間インキュベートの後、フ
ェノールで一回、クロロホルムで一回(それぞれ等量)
抽出する。水層中のDNAを沈でんしく方法1)、10
0μmの水に溶解する。
方法11 : DNAの放射標識にツクトランスレーシ
ョン) 20μlのDNA溶液に次の試薬を加える。5μlの旧
N緩衝液、10μmのα−[32P]−ATP (60
00Ci/mmoji、 Amcrsham)、5ul
i7)DNa s e  I (lng/ml) 、5
μj!の1mMdCTp、dGTP、dTTPおよび5
μJのDNAポリメラーゼI (Boehrirger
mannhein  A G、  スイス、ロットクロ
イン)。
50μlのバッチを14℃で90分間インキュベートし
、フェノールで一回抽出する(方法5を参照)。水層に
DNAプローブが含まれており、ハイブリダイゼーショ
ン実験に直接使用する。
方法12:DNAのハイブリダイゼーションDNAを含
有するフィルターをプレハイブリダイゼーション液(2
x S S C,0,1%(w/v )ドデシル硫酸リ
チウム、10μg / mll変性中シ胸腺DNA、 
5XDenbatdt’s、  5XTE緩衝液)と6
0℃にて一時間インキユベートする。ウシ胸腺DNAは
沸とうさせて予め熱変性する。プレハイブリダイゼーシ
ョン液を、さらに約1107cpの放射活性試料を含有
するハイブリダイゼーション液と交換する。60℃で一
晩インキユベートした後、フィルターを2xsscで3
0分間ずつ二回洗滌する。フィルターを乾燥し、Kod
ak XARフィルムに露出する。
方法13 : Lae+++mli Natu+e  
227巻、68〇−685頁[1970年]による12
% SDSポリアクリルアミドゲルの調製 60m1分離ゲル 15m11.5M)リス/塩酸[pH8,8]0.4%
(w/v )SDS、8mM  EDTA24m129
%(w/v)アクリルアミド(Bio−Rad) 1%(w/v )ビスアクリルアミド(Bio−Rad
)水溶液 25m1の水 500μm10%(w/v )過硫酸アンモニウム水溶
液 溶液を混合する。2枚のガラス板の間に流し込む直前に
100μlのTEMEDを添加する。分離用ゲルが固化
した後に、次の組成を有する収集用ゲルを注ぐ。
20m1収集用ゲル 5m1O,5M)リス/塩酸[pH6,8]0.4%(
w/v )SDS、8mM  EDTA3 ml 29
%(w/v )  アクリルアミド1%(V/V )ビ
スアクリルアミド水溶液、12m1の水 250μm10%(W/V )過硫酸アンモニウム水溶
液。
混合した後、30μmのTEMEDを加え、固化する前
にコームを挿入する。190mMグリシン、25mM)
リス[pH7,6] 、1%(、v/v )SDSを電
気泳動緩衝液として使用する。市販の分子量標準(Bi
o−Rad)を大きさのマーカーとしてのせる。
方法14:イムノブロッティング(ウェスタンブロッテ
ィング) 4μlのたん白質試料を12%SDSポリアクリルアミ
ドゲル上で25mAの一定電流で45分間分離する。ゲ
ルを取り除いてトランスファー緩衝液中に置く。水で湿
めらせた一枚のニトロセルロース(Schlei’ch
er & 5chuell)をゲルの上にのせる。ゲル
とニトロセルロースをWhatman 3MM濾紙でお
おい、スポンジをそれぞれの上に置く。このようにして
得られるサンドウィッチを電気泳動装置に入れ、ニトロ
セルロースを陽極電極につなぐ。たん白質の移行は40
0mAの一定電流で15分間行なう。転移の後、ニトロ
セルロースを1×TBS緩衝液中で10分分間上うする
。つづいでIXTBs、5%(w/v )脱脂ミルク粉
末中で30分間前処理インキュベートする。病原体抗原
に対する抗体を1xTBS、5%(w/v)脱脂粉乳で
1 : 1000に希釈し、ニトロセルロースと−時間
インキュベートする。次にニトロセルロースを1xTB
S中で3分間ずつ5回洗滌し、続いてIXTBS、5%
(w/v)脱脂粉乳中のヤギの抗つザキーベルオキシダ
ーゼ血清(Bio−Rad;1:1000に希釈)と1
時間インキュベートする。ニトロセルロースをもう一度
上述のように洗滌し、5mlの1XTBS中に入れる。
溶液を10m1の4−クロロナフトール溶液(S IG
MA、メタノール中50 mg/ ml )で処理し、
よく混合する。50μmの過酸化水素を添加して呈色反
応を開始する。バンドが検出できるようになったら1.
ニトロセルロースを水の中に保存して過剰露光を防ぐ。
発色前のマーカーたん白質を製造元の指示に従って使用
し、分子量マーカーとする。
方法15:DNAのナイロン膜へのサザントランスファ
ー 試料当たり約10μgのプラスミド或いは病原体DNA
をアガロースゲル(方法2)で分離する。
溶出後にゲルを写真に撮影し、0.2Nの塩酸中で15
分間ずつ2回洗滌する。ゲルを0.5M)リス/塩酸[
pH8,01,1,5M塩化ナトリウム中で15分間ず
つ2回中和し、20XSSCに浸したスポンジ上に置く
。ゲルの上にナイロン膜(Pall、  スイス、バー
ゲル)をのせる。その上に3枚のWhalman 3M
M濾紙を約20枚のペーパータオルをのせる。全体に上
から500gの重量をかける。3時間後に膜をとり、先
ず室温で、続いて真空下で80℃1時間乾燥する。膜は
さらに方法12に従って処理してもよい。
〈実施例〉 プラスミドpDS78/RBSn、5xHisの構築 プラスミドpDS78/RBSI[を使用してプラスミ
ドpDs78/RBSII、6XHisを構築した。本
プラスミドおよびプラスミドpDM1゜1で形質転換し
たE、coli  M15細胞は1987年9月3日に
ゲッチンゲンのDeutscheSammlung v
an Mikroo+ganismenに寄託した[E
、co l i  M15  (pDs78/RBSI
I :pDMl、1) 、DMS  Nα4232]。
pDS78/RBSII (第1図および第2図)の制
限酵素XbaIとXhoIの切断部位の間、複製部位お
よび細胞にアンピシリン耐性を賦与するβ−ラクタマー
ゼの遺伝子は元来、プラスミド1) B R322(B
olivar  ら、Gene2巻、95−113頁[
1977年コ ; 5ujcliffe、 Co1d 
SpringHatbor Symp、Quant、B
iol、  43巻、77−90頁[1979年])。
しかし、β−ラクタマーゼの遺伝子は制限酵素Hiuc
nおよびPstIの切断部位を除去しである。このよう
なりNAの修飾がβ−ラクタマーゼのアミノ酸配列には
影響しないようになっている。プラスミドのその他の部
分には調節可能なプロモーター/オペレーター因子N2
50PSN250P29 (R,Gen+z 、学位論
文、ハイデルベルグ大学、西ドイツ[1984年コ)お
よびリボゾーム結合部位RBSIIが存在する。このリ
ボゾーム結合部位はE、coliファージT5のプロモ
ーターPG25のりボゾーム結合部位(R,Gentx
 、上述)に由来し、DNA合成によってEcoRI/
BamHI断片として調製した。これに続いてマウス細
胞株AT−3000のジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子
(Changら、Nature275巻、617−62
4頁[1978年]  ; Mastersら、Gen
e21巻、59−63頁[1983年])があり、これ
は翻訳の終止コドンのすぐ前に制限酵素Bg1■の切断
部位を導入しである。さらに、プラスミドpDS78/
RBsnはE、coliラムダファージのターミネータ
−t o (Schwarjxら、Nature272
巻、41〇−414頁[1978年])、プロモーター
なしのクロラムフェニコールアセチントランスフェラー
ゼ(Marcoli らFEBS  Lettets、
  110巻、11−14頁[1980年])およびE
colt  rrBオペロン(Brosius ら、J
、Mol。
Biol、  148巻、107−127頁[1981
年])のターミネータ−T1を含有している。
pDS78/RBSI[は調節可能なプロモータ−/オ
ペレーター因子N250PSN250P25とりボゾー
ム結合部位RBSnを保有している。
この発現シグナルの効率が高いことから、プラスミドp
DS78/RBSIIおよびプラスミドpDS78/R
BSII、6XHisのような誘導体はE、coli細
胞中で、1acレプレツサーがオペレーターに結合して
プロモーター/オペレーター因子が抑制されている時の
み安定に維持される。j7acレプレッサーはj!ac
I遺伝子によりコードされる。N250PSN250P
25は細胞内に十分量のレプレッサー分子が存在する時
のみ有効に抑制を受ける。従ってレプレッサー遺伝子の
発現が増加するようになったプロモーター変異を有する
Jaclq配列を使用した。このJacIq配列はプラ
スミドpDM1.1 (第3図および第4図)に含まれ
ている。このプラスミドは、jacI遺伝子の他にバク
テリアにカナマイシン耐性を賦与する遺伝子neo遺伝
子を有する。
カナマイシン耐性はマーカーとして使用できる。
pDMI、1は上記プラスミドとの適合性を有する。上
述の発現ベクターで形質転換されるE、coI量細胞は
発現ベクターを細胞中で安定に維持するためにはpDM
l、1を保有していなければならない。この系の誘導は
目的の細胞濃度で培地中にI PTGを添加することに
より達成できる。
プラスミドpDM1.1 (第3図および第4図)はE
、coli細胞にカナマイシン耐性を賦与するトランス
ボゾンTn5 (Bickら、Gene19巻、327
−336頁[1982年])からのネオマイシンホスフ
ォトランスフェラーゼのneo遺伝子およびプロモータ
ー変異I  (Calos、 Na1ure274巻、
762−765頁[1978年])Jacレプレッサー
をコードするj7acI遺伝子(Farabough、
 Na1ure274巻、765−769頁[1978
年])を保有している。さらにプラスミドpDM1.1
はプラスミドpACYC184(Chang ら、J、
Bac!’e+iol 、  134巻、1141−1
156頁[1978年])の複製および娘細胞への移動
に必要な全ての情報を含む領域を保有している。
プラスミドpDS78/RBSn、(3x)(is(第
5図および第6図)の構築のためpDS78/RBSn
のリボゾーム結合部位RBSIIより成るEcoRI/
BamHI断片に6個のヒスチジンをコードする断片を
結合した。
このために先ず、第5図に二重鎖DNA配列として示す
二本の相補オリゴヌクレオチドをマルチ合成装置(19
85年5月21日発行の欧州特許出願NcL181.4
91に記載)により一定孔径のガラス(CI’G)を担
体として使用(Kiefe+ら、Immunol、Me
jh、 3巻、69−83頁[1985年]  ; S
p+oatら、Tef+ahed+、 Left、、 
 24巻5771−5774頁[1983年]:Ada
ms ら、J。
Amer、 Chem、Soc、  l Q 5巻、6
61−663頁[1985年])シて同時に合成する。
凍結乾燥したオリゴヌクレオチドを水に取り、4℃にて
1時間溶解する。DNAfi度は100100n!e/
m1となる。りん酸化反応にはそれぞれ150pMoi
eの2つのオリゴヌクレオチドを20μiの50mM)
リス/塩酸[pH8,5]および[32P] −ATP
 (5000Ci/mMoI!Amersham)およ
び1単位(U)のT4−ポリヌクレオチドキナーゼ(G
 i b c o−BRL)と37℃で20分間インキ
ュベートする。続いて5nMo ieのATPを添加し
、さらに37℃で20分間インキュベート後65℃に加
熱して反応を停止する。
りん酸化オリゴヌクレオチドとのライゲーションのため
にプラスミドpDS78/RBSIIのDNA2pMo
j!eを先ず制限酵素BamHIを用いて製造元の指示
に従って切断した。DNAをフェノールで抽出し、エー
テルで洗滌後方法1に従って沈でんする。沈でん物を乾
燥して20μmのTE緩衝液に取る。りん酸化オリゴヌ
クレオチドとのライゲーションのため、BamHIで切
断したプラスミドDNA  1.5pMoj!eを2単
位のT4−DNAリガーゼを含有するりガーゼ緩衝液中
で、それぞれ60μMoj!eのりん酸化オリゴヌクレ
オチドと15℃で2時間インキュベートする。65℃で
さらに5分間インキュベートした後、DNAを制限酵素
XhoIおよびBamHIを用いて製造元の説明に従っ
て切断し、調節可能なプロモーターN250PSN25
0P29、リボゾーム結合部位RBSIIおよび6個の
ヒスチジンをコードする領域を含むXho I/Bam
HI断片F(第5図)を単離した。
プラスミドpDS78/RBSI[,6XHisの構築
のために上述のXhoI/BamHI断片Fとプラスミ
ドpDs78/RBSIIに組込み、このプラスミドの
XhoI/BamHI断片を置換した(第6図)。この
目的で先ず、プラスミドpDS78/RBSIIのDN
A/pMoj!eを制限酵素XhoIおよびBamHI
で切断し、方法3に従って長い方のDNAを単離した。
0.05μMoJ eの本断片を0.1μMoJeの単
離したXhoI/BamHIの断片Fと2単位T4−D
NAリガーゼ含有のライゲーション緩衝液中で15℃、
2時間インキュベートした。pDS78/RBSII、
6XHisによる形質転換のために、プラスミドpDM
1.1で形質転換したE、cojiiM15細胞をMo
trisonの方法(Methods Enx7mo1
.68巻、326−331頁[1979年])に従って
調製した。65℃で7分間加熱後に200μlのコンピ
ーテントな細胞にライゲーション反応液を添加した。氷
上に30分間保持した後、42℃で2分間インキュベー
トして0.5mlのLB培地を添加後に37℃で90分
間インキュベートした。次に細胞をアンピシリン100
mg/mlおよびカナマイシン25 p g / ml
含有のLB寒天平板にまき、インキュベーター中で37
℃−晩インキユベートした。各コロニーを滅菌つまよう
じで吊り上げて100μg / mlのアンピシリンお
よび25μg / mlのカナマイシン含有のLB培地
10m1中で12時間振とう機上でインキュベートした
。その後、細胞を集めてプラスミドDNAをBirnb
oimらの方法(Nucleic Ac1dsRes、
 7巻、1515−1523頁[1979年コ)に従っ
て単離した。
それぞれ0. 2μgの単離したプラスミドを制限酵素
XhoIおよびBamHIで切断し、プラスミド内にX
hoI/BamHI断片Fが存在するかどうか試験した
。この断片を有するプラスミドをpDS78/RBSn
、6XHis(第6図)と命名した。
pDS78/RBSII、6×Hisに正しい配列が存
在することを示すために、二重鎖の環状プラスミドDN
Aの配列をγ−[”2P] −ATI’の標識開始配列
(「プライマー」)を使用して配列決定した。この開始
配列はプラスミドpDS78/RBSnの89−108
番目のヌクレオチドを含んである。0.3μMoj!e
の単離プラスミドDNAをアルコール沈でんし、沈でん
物を80%(w/v )エタノールで一回洗滌後乾燥し
、8μmの1/47E緩衝液に溶解した。サンプルを9
5℃に5分間インキュベートし、0℃に冷却後遠心分離
(12,000rpm、2分間)する。
2μm容量の1.5μMoj!eの開始配列を添加し、
先ず95℃に2分間、続いて42℃に5分間インキュベ
ートする。次にDNAをSangerらの方法(Pro
c、 Natl、 Acad、 Sci、 USA  
74巻、5463−6567頁[1977年])に従っ
て配列決定した。放射標識のプライマーを使用したので
、反応は全て非標識ののデオキシヌクレオチド三りん酸
を用いて行なう。DNA配列分析の結果、pDS78/
RBSU、6xHisは第5図に示す配列を有すること
がわかった。
P、 falcipa+um細胞(Kl単離株)を10
枚の培養皿を用いて常法(Tragerら、5cien
ce 193巻、673−675頁[1976年])に
より培養し、0.1%のサポニン含有の培養培地で洗滌
した。
洗滌後2mlのtOmM  EDTA、pH8,0゜0
.5%(W/W)SDSの再けん濁した。50lTlg
のプロテナーゼK (Me+ck )を添加してから6
5℃に10分間インキュベートし、続いて2mlのフェ
ノール(トリス/塩酸[pH8,0]で飽和)で処理す
る。振とうして相を混合して遠心分離(20℃、6.0
00+pmで10分間)により分離する。フェノール抽
出は二回くり返えす(分離層はもう見えなくなる)。D
NAを方法1に従って沈でんし、エタノールで洗滌後乾
燥する。
DNAは2mlの水に溶かして、例えば0.5X16m
mの針を持つ注射器で80回出し入れする等の物理的方
法で切断した。その後、0.2容量の5xEcoRIメ
、チラーゼ緩衝液(50mM)リス/塩酸[p)17.
5] 、0.25M  NaCj!、50mM  ED
TA、25mM  β−メルカプトエタノール、0.4
mM5−アデノシルメチオニン)を添加する。10Mg
のDNAをB0単位のEcoRIメチラーゼ(New 
England Biolabs 。
米国、マサチュセツツ州、バーバリー)を用いて37℃
30分間メチル化した。DNAを上述と同様にフェノー
ルで一回抽出し、方法1に従って沈でんした。DNAを
200μmのT4−ポリメラーゼ緩衝液に溶解し、5μ
lの5 m M  d A T P 。
dCTP、dGTPおよびdTTP並びに10単位のT
4ポリメラーゼ(G i b c o−BRL)を添加
後37℃に30分間インキュベートした。
DNAを再びフェノールで抽出して方法1のように沈で
んした。DNAを50μlの74−DNAリガーゼ緩衝
液に溶解し、0D26o=0.01単位のりん酸化した
EcoRIオリゴヌクレオチドアダプター(Ner E
uglaud Biolabs )および2μmの74
−DNAリガーゼ(12ワイス単位、New Engl
and B11oabs )を添加して14℃で一晩ラ
イゲーションを行なった。DNAを方法1に従って沈で
んし、20μlの1XDNAゲルローデイング緩衝液を
溶解して0.8%アガロースゲルで分離した(方法2)
。2−6Kb (IKb=1゜000ヌクレオチド)の
長さのDNA断片を〃抹3に従って単離した。得られた
DNAを50μlの水に溶解し、6μlの10×リガー
ゼ緩衝液、2μlの脱りん酸ラムダアーム(Prome
gaBiojech 、米国、ウィスコンシン州、メジ
ソン)および6ワイス単位のT4−DNAリガーゼを添
加して14℃にて一晩ライゲーションを行なう。
20μlの「パツケジングエキストラクト」(Geno
fit S、A、、  スイス、ジュネーブ)を添加後
、DNAを20℃にて2時間、製造元の指示に従ってフ
ァージ粒子にパツケジングする。500μlの3M緩衝
液と50μオのクロロホルムを添加して遺伝子バンクを
抗体テストに使用できる。
遺伝子バンクの抗体テスト P、 falciparumの分裂小体段階の表層たん
白に対する抗体をPerrinら、J、 Cl1n、 
Invest、 75巻、1718−1721頁[19
84年]により記載されるようにしてウサギに生成させ
た。41,000の分子量を有するP、Ialcipa
rum  K 12分裂率体表層抗原に特異的な抗血清
を選択して遺伝子バンクの抗体テストに用いた。
E、coli  Y1090を40Mg/mlのアンピ
シリン含有のLB培地3ml中で37℃にて一晩振とう
する。翌朝、細胞を集菌しく20℃、7、OOOXgに
て10分間)、1mlの3M緩衝液にけん濁する。遺伝
子バンクの106個の感染ファージ粒子をこの細胞液に
加え、室温にて30分間インキュベーションを行なう。
42℃に加温した60m1の0.8%寒天加LB培地を
添加してよく混合する。感染細胞を含有する軟寒天を4
0Mg / mlのアンピシリン含有LB寒天平板(直
径135mm)6枚に分注して42℃で5時間インキュ
ベートする。100mMのI PTG溶液に浸して乾燥
したニトロセルロースフィルター(Schleic)+
er and 5chuell)を各平板にのせ、37
℃で一晩インキュベーションを行なう。翌日、フィルタ
ーと平板の位置関係を記してからフィルターをIXTB
S中で保存する。100mMのI PTG溶液で処理し
た新しいニトロセルロースフィルターを平板上にのせ、
印をつけて37℃にて4時間平板上にでインキュベート
する。二組のフィルターをIXTBS中で振とうし、1
×TBS、20%FC8(ウシ胎児血清)中で20分間
インキュベートする。ウサギ抗血清を1×T B S/
20%FC3で1 : 1000に希釈し、二組のフィ
ルターを振とう槽中、室温にて1時間インキュベートす
る。次にフィルターを1×TBS、0.1% Trij
onX −100(B i o −Rad)で振とうし
ながら3分間ずつ3回洗い、続いて1xTBS、o、1
% プロテアーゼ除去ウシ血清アルブミン(S IGM
A)中で5μCiの[1251]−プロティンA(^m
er山m、カタログ番号LM、144)と−時間インキ
ュベートする。フィルターを再び上述のとおり洗滌し、
室温で乾燥する。フィルターとKodak XARに対
して感光する。印の、助けを借りて両方の平板にあるプ
ラークを確認し、平板よりつり上げる。各試料を方法4
に従って種々の希釈で軟寒天により平板にまき、上述と
同様に固定する。陽性プラーク(K 1−A)を選択し
、ラムダファージを方法5に従って増殖してDNAを単
離する。
10μgのKl−A  DNAを490μlのT4ポリ
メタラーゼ緩衝液に溶解し、50単位のHindmで3
7℃、1時間消化する。DNAを沈でんしく方法1)、
0.8%アガロースゲル(方法2)で分析する。10μ
gのgtllDNAをHindnIで消化し、対照とし
て分析する。Kl−A  DNAを有するバンドにHi
nd■断片(270塩基対)が存在した。その断片を単
離(方法3)し、50μlの水に溶解して4℃に保存す
る。配列決定には、50ngのHindmで切断した脱
りん酸化M13  mp18DNA(Pharmaci
a:方法6)を溶解したKl−AからのHindn[断
片10μj!と混合し、2μ(の10×リガーゼ緩衝液
、6μmの水および4ワイス単位のT4−DNAリガー
ゼ(New EnglandBiolabs )を添加
してDNAを室温にて一時間ライゲーションする。コン
ピーテントな E、coli  TG−1細胞をライゲーションしたD
NAで形質転換する(方法7)。白色プラークを単離し
、増殖させ、配列決定に十分量のDNAを単離する(方
法8)。DNAの配列は方法9に従って決定した。使用
したHindlI[断片を有するM2S  mp18ク
ローンはK1−10−Mと命令した。
Kl−A−M  DNAのHindI[[断片を使用し
て、次に分裂小体の抗原をコードするより長いDNAを
単離する。このために、M2SのKl−A−Mクローン
の二重鎖DNAを単離した(方法10)、20単位のH
indl[Iを添加してDNA5μgを37℃′にて1
時間消化する。溶液から沈でん化を行なう(方法1)。
DNAを1.2%のアガロースゲル(方法2)で分離す
る。270bpのHindllI断片を単離しく方法3
)、精製したDNAを20μlの水に溶解する。DNA
を「ニックトランスレーション」により標識する(方法
11) 。P、 Ialcipatumのラムダを用い
た遺伝子バンクを再び上述のように平板にまく (2×
105個のファージ粒子を直径135mmのシャーレ−
2枚に)。5時間後、プラークが見えたら、シャーレ−
を37℃のインキュベーターから出し、冷蔵庫中で一晩
保存する。PALL製ナイロンフィルター(P A L
 L、スイス、バーゲル)を冷却した平板に置き、シャ
ーレ−とフィルターの位置関係をインクで記す。5分後
にフィルターを注意して平板からはがし、プラークのつ
いた面を上にして予めアルカリ溶液(0,5M水酸化ナ
トリウムおよび0.5M)リス)に浸したWhajma
n 3 MM濾紙に置く。数分後にフィルターをアルカ
リ溶液に浸した新しい3MM濾紙にのせる。その後、フ
ィルターを3MM濾紙上でざっと乾燥し、次に予め1.
5M  NaCJ、0.5M)リス/塩酸[pH8,0
]に浸したWhatman 3MM濾紙上に5分間ずつ
2回置く。フィルターを風乾してから80℃にて90−
分間、真空中で焼く。270bpのHindI[断片(
IX107cpm)をプローブとしたハイブリダイゼー
ションは方法12に従って行なった。
陽性プラークを上述のよう比選択し、ハイブリダイゼー
ションの特異性を放射活性プローブを用いて方法4およ
び方法12に従って試験した。プラークKl−Bを方法
5に従って増殖させ、DNAを上述のようにHindn
[を用いて消化してアガロースゲル(方法2)により分
離する。べフタ−DNAには存在しないHindlII
断片を単離し、M13  mp18にクローニングし、
配列析 1μgのKl−BラムダDNAを50μlのT4ポリメ
ラーゼ緩衝液中で5単位のEcoRIで1時間消化する
。DNAを分析しく方法2)、1.3Kbの断片を単離
した(方法3)。単離した断片DNAを20μmの水に
溶解する。1μgのp U C18D N A (Ph
armacia )を5単位のEcoRIで消化し、方
法6に従ってさらに処理する。ゲルから分離(方法3)
した後、線状化したベクターを50μオの水に溶解する
。1μmのベクターを5μオの1.3kb断片、1μl
の10×リガーゼ緩衝液および6ワイス単位のT4−D
NAリガーゼと室温で1時間インキュベートする。E、
coliの細胞を方法7に従ってDNAで形質転換し、
形質転換株よりプラスミドDNAを単離する(方法10
)。得られたプラスミドをpKl−Bと命令した。それ
ぞれ0.5μgのpKl−BDNAを制限酵素5phI
、XmnI。
HpaIで、またさらにHi ndllIと二重消化に
より消化し、方法2に従ってアガロースゲルで分析した
。pKl−B中のP、1alcipa+um全DNAの
全配列をこの制限酵素分析の助けで決定できる。
E、cojiiでのHpaI/5phI断片の発現P、
Ialciparumに特異なHpaI/5phI断片
をクローンpK1−Bより方法1から3に従い単離する
。6μgのpKl−B  DNAを100μlの1×T
4ポリメラーゼ緩衝液中で15単位のHpaIおよび1
5単位の5pHIを用いて37℃、15分間消化した。
DNAを沈でんしく方法↓)、0.8%アガロースゲル
で分離(方法2)して700bp断片を単離した(方法
3)。本断片を20μlの水にけん濁し、10μMo1
eのりん酸化BamHIオリゴ、ヌクレオチドアダプタ
ー(12マー、CCCGGATCCGGG :NewE
ngl++nd Biolabs ) 、2. 5μ4
!の10×リガーゼ緩衝液および6ワイス単位の’l’
4  DNAリガーゼを添加して14℃にて一晩ライゲ
ーションを行なう。DNAを沈でんしく方法1)、50
μlの1×T4ポリメラーゼ緩衝液に溶解した後、40
単位のBamHIを加えて37℃にて1時間消化した。
DNAを沈でんしく方法1)、1.0パーセントのアガ
ロースゲル(方法2)で分離する。
700bp断片を単離しく方法3)で10μlの水に溶
解した。ベクターの調製(方法6参照)のため、1μg
のpDS78/RBSII、6XHisベクターDNA
を10単位のBamHIで37℃にて1時間、T4ポリ
メラーゼ緩衝液中で消化した。ベクターDNAを脱りん
酸(方法4)し、フェノールで一回抽出しく上記参照)
てから0.8%アガロースゲル(方法2)上で精製し、
方法3に従って単離した。単離したDNAは50μmの
水に溶解した。
BamHIで消化して脱りん酸化した(方法6)線状p
DS78/RBSII、5XHisベクターDNAの5
μlを5μmのクロロbp断片、1.2μlの10×リ
ガーゼ緩衝液および6ワイス単位の74−DNAリガー
ゼと室温にて1時間インキュベートした。次に10μm
のDNAを用いてコンピーテントなM15 (pDMl
、1)細胞を形質転換しく方法7)、100μg / 
mlのアンピシリンおよび25μg / mlのカナマ
イシン含有のLB平板にまいた。各コロニーをつまよう
じで吊り、100μg / mlのアンピシリンおよび
25μg / mlのカナマイシン含有のLB培地3m
lに移植した。37℃にて振とう機−上でインキュベー
トして600nmに於ける吸光度(OD6oo)が培地
に対して0.6となるまで続ける。培養物500μlを
非誘導培養対照として採取しておく。
IPTG(最終濃度1mM)を残りの培養物に添加し、
誘導培養をさらに3時間続ける。その後、500μlの
誘導培養物を採取して先きの非誘導サンプルと共に遠心
分離する(20℃、12.000 rpmで3分間)。
上澄液を吸出し、細胞性でん物を100μ(のSDS試
料緩衝液にけん濁する。試料を7分間煮沸してからたん
白質を電気泳動(50mAの一定電流で3時間)により
12%SDSゲル(方法13)で分離する。ゲルは30
%(v/v)酢酸および10%(v/v)メタノールに
溶解した0、1%クマシーブルーと振とうして30分間
染色した。非誘導試料と比較して予想分子量27KD 
(=27,000ダルトン)を有する余分のバンドを示
すクローンは方法14に従って分析した。新規たん白質
はたん白(27KD)と命名した。発現したたん白のア
ミノ酸配列はアミノ酸配列(n)に対応した。
病原体11分離株の抗原に対する抗体による分析P、f
alciparu+Ilの次の分離11株を試験した:
RO−33、ガーナ、RO−56、エチオピア;Gev
eva  Na13、セネガルl−83、ホンジュラス
、RO−53、カメルーン、R−FCR3、ガンビア、
MAD−20、パプアニューギニア;5423)ブラジ
ル、RO−58、東アフリカ;FCH−5−C23)タ
ンザニア;に1、タイ。病原体はマラリア患者から分離
し、標準法により培養した。しかし、P、Ialcip
arumの他の分離株からのマラリア病原体も使用でき
る。2枚の培養皿からの病原体を遠心分離しく4℃、 
、1. 500rpmにて10分間)、200μlの5
DS−ゲルローディング緩衝液に溶解する。7分間煮沸
した後、試料をSDSゲルで分離する(方法13)。試
料をニトロセルロースに移して抗原に対する抗体を用い
て試験する(方法i4)。その結果(第7図)、全ての
分離株に抗原が存在し、それらの分子量は同じぐらいで
あった。
K1からの遺伝子プローブを用いた病原分離株の分析 Kl−BからのEcoRI断片を方法2および方法3に
従って単離し、「ニックトランスレーション」 (方法
11)により標識した。標識プローブをハイブリダイゼ
ーションのプローブ(106cpm)として使用した。
異なるP、 falciparum分離株より10μg
のDNAを単離しく上記参照)、T4ポリメラーゼ緩衝
液中で50単位のDra Iで消化し、1.2%のアガ
ロースゲル(方法2)で分離した。DNAをナイロンフ
ィルターに移しく方法15)、続いてハイブリダイゼー
ションを行なった(方法12)。その結果(第8図)、
試験した全ての分離株で−様なバンドパターンが見られ
、異なる分離株からのDNA配列と共に、本発明による
ポリペプチドに対応する抗原が維持されていることが証
明された。
1μgのpKl−BDNA(濃度0.5μg/μ()を
100μ(の1×T4ポリメラーゼ緩衝液と混合する。
5単位のEcoRIを添加後、混合液を37℃で1時間
インキュベートする。試料をイソプロパツールで沈でん
しく方法1)、0.8%のアガロースゲル(方法2)で
分離する。
方法3に従って1.3kbのEcoRI断片を単離する
。0.5pgのMl 3mp 18DNA(Pharm
acia )をEcoRIおよびフォスファターゼとイ
ンキュベートする(方法6)。5μlのベクターDNA
をpK17BからのEcoRI断片5μl、10×リガ
一ゼ緩衝液2μm、水7μmおよびT4−DNAリガー
ゼ(6ワイス単位、Pbarmacia ) 1 μl
lと混合し、14℃にて一晩ライゲーションを行なう。
得られたDNAを使用して方法7に従って、E、coJ
iTG−1を形質転換した。白色プラークを採取しく方
法8)、TG−1の飽和培養200μmを植菌したLB
培地20m1に移植する。培養を振とう下で37℃5時
間行ない、続いて細胞を4℃、12.00Orpm 5
分間遠心分離して集める。細胞を水で一回洗滌して再び
遠心分離する。M13DNA(MKl−B)を方法10
に従って単離する。50μmのDNAをそれぞれ5単位
のPstIおよびBamHIを用いて37℃、1時間消
化し、方法1に従って沈でんする。DNA沈でん物を1
00μオのエキソヌクレアーゼ■緩衝液(66mM)リ
ス/塩酸[pH8,016,6mM  MgCj!2 
) l、−溶解する。10μmのエキソヌクレアーゼ■
(Gibco−BRL、 5000単位/77μl)を
添加後、室温で30秒間インキュベートする≦10μl
の0.5MEDTAを添加した後、65°010分間加
熱して失活させ、方法1に従って沈でんさせる。
沈でん物を50μmの81緩衝液(2mM酢酸力1ハ 
1mM硫酸鉛、5%(w/v )グリセロール)に溶解
し、10単位の81ヌクレアーゼ(Gibco−BRL
 )を添加して室温にて30分間インキュベートする。
試料をフェノールで2回抽出しく方法6)、DNAを沈
でんする(方法1)。DNAを12μmのHIN緩衝液
に溶解する。1μlのフレナラポリメラーゼ(5単位、
Pharn+acia )を添加後室温に2分間インキ
ュベートし、1μlの2mM  dATPSdCTI’
、dGTP、dTTPを添加して再び37℃で2分間イ
ンキュベートする。30μlの水、5μlの10×リガ
ーゼ緩衝液および1μlの74−DNAリガーゼ(6ワ
イス単位、Pharmacia )を添加して14℃に
て一晩ライゲーションを行なう。これをE、cojii
TG−1に形質転換する(方法7)。4個の白色プラー
クを採取し、DNAを調製して(方法8)配列分析を行
なう(方法9)。発現に使用したDNA (下記参照)
をM2/13と命名した。50μlのM2/13DNA
を20単位のEcoRIで完全消化する。DNAを沈で
んし、50μlのT4ポリメラーゼ緩衝液に溶解する。
DNAを1単位のHindl[を用いて37℃にて2分
間部分消化し、沈でんして(方法1)0.8%アガロー
スゲル(方法2)で分離する。1.3KbのEcoRI
−Hindnl  DNA断片を単離する(方法3)。
50μmのDNA溶液、60μ(の1QxHIN緩衝液
、1μlのフレナラポリメラーゼ(5単位、Pharm
acia )および2ttllの5mM  dATPS
dCTP、dGTP。
dTTTを混合し、37℃で30分間インキュベートす
る。DNAを沈でんしく方法1)、10μlの水に溶解
して10μMoj!eのりん酸化BamHIオリゴヌク
レオチドアダプター(8マー: CGGATCCG :
New England Biolabs)、2.5μ
lの10×リガーゼ緩衝液および6ワイス単位のT4−
DNAリガーゼを添加してから14℃にて一晩ライゲー
ションを行なう。DNAを沈でんしく方法1)、1.0
%のアガロースゲルで分離する(方法2)。1.3kb
のDNA断片を単離して1MgのpDs78/RBSI
[,6xHisベクターと上述のようにライゲートする
得られた新しいプラスミドをp8/3と命名した。
このプラスミドのヌクレオチド配列を第11図に示す。
プラスミドp8/3を含有するクローンを゛さらに上述
のようにSDSたん白ゲル(方法13)およびイムノプ
ロット(方法14)により分析した。プラスミドp8/
3により発現したポリペプチドはおよそ41,000ダ
ルトンの分子量を有するたん白質である。(41KD)
と命名した本たん白質は以下のようにして精製した。
23)E、coJiからのたん白質(41KD)の精製 p8/3を含有する組換えE、cojii細胞60gを
二つに分け、それぞれ30gを70gのガラス粉砕ビー
ズ(直径0.1mm)と各10m1の緩衝液A(50m
M)リス/塩酸[p)17. 0] 、50mM  K
CI)中で細胞ホモジナイザー(モデルMSK、 Br
aun 、西ドイツ、メルスンゲン)を用いて1分間ず
つ3回破砕する。細胞物質を150m1の緩衝液Aで希
釈し、遠心分離する(4℃、10.000xgで30分
間)。目的たん白質(41KD)は上澄液(=粗抽出物
)中に溶解して存在する。
20gのCe1lex P (B i o−Ra d)
を緩衝液Aに浸漬し、カラム(直径=5an、長さ=7
cm)に充填する。カラムを緩衝液Aで平衡化した後、
ポンプを用いて(流速=170ml/hr)抽出物をカ
ラムにのせる。吸着したたん白質(=CellexPC
e1lexP酸濃度を増加することにより(LMりん酸
カリウム[pH7,01でグラジェント)溶出した。
次に、Ce1lex P溶出液をHochuli ら、
J、Chromatogr、  411巻、177−1
84頁[1987年]の方法に従って調製したニッケル
ーニトリルトリ酢酸レジンに吸着させる。このために、
NTA樹脂カラム(直径=1. 6cm、長さ=9cm
、流速=170ml/hr、)を0.1Mトリス/塩酸
[pH7,5] +0.5M  NaCIT:平衡化し
、吸着したたん白質は0から0.5Mイミダゾールのグ
ラジェントにより溶出した(=NTA溶出液)。
NTA溶出液をYMIOメンブレン(Amicon、i
V。
R,Grace & Co、、  米国マサチュセツツ
州、ダンバース)を用いた限外濾過により濃縮し、I’
BS−緩衝液(80g  NaCl!、2g  KCI
2 g  K HP O129g  N a、  HP
 O4・12H20を101の発熱物質除去水に溶解)
を用いた5ephac+yl S −200カラム(P
harmacia 。
直径=2.6cm、長さ=83cm、流速=14.6m
l/hr、)のクロマトグラフィーにかける。精製たん
白質の収量は19 mg (Lower、 J、 Bi
ol、 Chem。
193巻、265−275頁[1951年コの方法によ
りBSAを標準物質として測定)であった。
3、たん白質の免疫学的および生化学的分析上記のとお
りに精製したたん白質(41,KD)をポリアクリルア
ミドゲル電気泳動およびウェスタンプロット(Towb
inら、前述)により分析した(第10図)。第1.O
A図の3列目から(41KD)がE、cof!i由来の
たん白質と比較して増加しているのがわかる。最終物質
(5列目)ではE、coliたん白質がもう検出されな
い(第10B図)。第10C図は精製たん白質(41K
D)が部分的に均質二量体として存在することを示す。
この均質二量体は自然に形成する。これはメルカプトエ
タノール処理により部分的にのみ単量体に分離できる。
プラスミドp8/3から発現するたん白質(4IKD)
のアミノ酸配列はアミノ酸配列(m ”’ )に対応す
る。
たん白質(41KD)のアミノ酸配列を既知たん白質の
アミノ酸配列と比較すると、たん白質(41KD)がア
ルドラーゼと強い相同性を有することがわかった。そこ
で精製たん白質がアルドラーゼ活性を有するかどうかの
試験を行なった。
そのためにアルドラーゼの発色試験を製造元(S IG
MA)の指示に従って使用した。精製たん白質(41K
D)は37℃に於いて1分間当たり1mgのたん白質に
つき13gMのフラクトース−1,6−ニりん酸の比活
性を示した。精製たん白質(41KD)のエンドトキシ
ン含量をLAL試験(PHoquanl Diagno
stik GmbH、西ドイツ)を製造元の指示に従っ
て用いて測定した。エンドトキシン含量はたん内当たり
3. 1.EU/mg以下と測定された(EU=エンド
トキシン単位)。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスミドpDS78/RBSIIを図示した
ものである。 第2図はプラスミドpDS78/RBSIIのヌクレオ
チド配列を示す。 第3図はプラスミドpDM1.1、を図示したものであ
る。 第4図はプラスミドpDM1.1のヌクレオチド配列を
示す。 第5図はXhol/BamHI断片の調製を図示したも
のである。 第6図はプラスミドpDS78/RBSH16XHis
の構築を図示したものである。 第7図はP、 !alcipa+umの12種の株から
の遺伝子1) N Aのサザントランスファー分析を示
す。 第8図はP、 Ialcipmrum蛋白質のウェスタ
ントランスファー分析を示す。 第9図はE、coj7iの溶菌物を寄生虫抗原に対する
抗体でウェスタンプロット試験した結果を示す。 第10図は組換え蛋白質の精製に於ける各種精製段階の
分析用ポリアクリルアミドゲル電気泳動およびウェスタ
ンプロット分析の結果を示す。 第11図はプラスミドp8/3のヌクレオチド配列を示
す。 第12図は41.000ダルトンの分裂小体抗原をコー
ドするP、 Ialciparum  K、分離株の遺
伝子のヌクレオチド配列およびそれに由来するアミノ酸
配列を示す。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 但し、 −W−はGlnまたは非存在; −X−はMetまたはGln; −Y−はGlyまたはCys; −Z−はGlyまたはCysである を有するPlasmodium falciparum
    分裂小体抗原に少なくとも一つの特異エピトープで符号
    するポリペプチド。
  2. (2)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有するPlasmodium falciparum
    分裂小体抗原と少なくとも一つの特異エピトープで符号
    する特許請求の範囲第(1)項記載のポリペプチド。
  3. (3)アフイニテイ−ペプチドと共有結合した特許請求
    の範囲第1)項または第2)項記載のポリペプチド。
  4. (4)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  5. (5)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  6. (6)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  7. (7)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  8. (8)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  9. (9)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  10. (10)アミノ酸配列、 【遺伝子配列があります。】 を有する特許請求の範囲第(1)項〜(3)項のいずれ
    かに記載のポリペプチド。
  11. (11)担体物質に吸着するか共有的に結合した特許請
    求の範囲第(1)項〜(10)項のいずれかに記載のポ
    リペプチド。
  12. (12)特許請求の範囲第(1)項〜(10)項のいず
    れかに記載のポリペプチドをコードするDNA配列。
  13. (13)第12図またはその断片の第1位から第108
    6位までのヌクレオチド配列を含有する特許請求の範囲
    第12)項記載のDNA配列。
  14. (14)第12図またはその断片の第337位から第1
    086位までのヌクレオチド配列を含有する特許請求の
    範囲第(12)項記載のDNA配列。
  15. (15)特許請求の範囲第(12)項〜(14)項のい
    ずれかに記載のDNA配列を含有する複製可能な微生物
    ベクター。
  16. (16)DNA配列によりコードされるポリペプチドが
    発現できるようにDNA配列を発現調節配列と結合した
    特許請求の範囲第(15)項記載の複製可能な微生物ベ
    クター。
  17. (17)特許請求の範囲第(15)項または(16)項
    記載の複製可能なベクターを含有する微生物。
  18. (18)特許請求の範囲第(1)項〜(11)項のいず
    れかに記載のポリペプチドに対して生成した抗体。
  19. (19)特許請求の範囲第(1)項〜(11)項のいず
    れかに記載の、マラリアに対して哺乳動物を免疫処理す
    るためのポリペプチド。
  20. (20)特許請求の範囲第(16)項記載の複製可能な
    微生物ベクターで形質転換した微生物を、そのベクター
    によりコードされるポリペプチドが発現できる条件下で
    培養することから成る、特許請求の範囲第(1)項〜(
    10)項のいずれかに記載のポリペプチドの生産方法。
  21. (21)特許請求の範囲第(15)項または(16)項
    記載の複製可能な微生物ベクターで微生物を形質転換す
    ることより成る、特許請求の範囲第(17)項記載の微
    生物の生産方法。
  22. (22)特許請求の範囲第(1)項〜(11)項のいず
    れかに記載のポリペプチドをそのポリペプチドに対して
    免疫反応を産生できる適当な宿主生物に注射し、形成す
    る抗体を公知の方法により単離することより成る、特許
    請求の範囲第(18)項記載の抗体の生産方法。
  23. (23)特許請求の範囲第(1)項〜(11)項のいず
    れかに記載のポリペプチドおよび適当なアジユバントを
    含有する免疫原性成分。
  24. (24)ワクチンとしての特許請求の範囲第(23)項
    記載の免疫原性成分。
  25. (25)特許請求の範囲第(1)項〜(11)項のいず
    れかに記載のポリペプチド、或いは特許請求の範囲第(
    23)項または(24)項記載の免疫原性成分のマラリ
    アに対する哺乳動物の免疫処理への使用。
  26. (26)特許請求の範囲第(20)項記載の方法により
    調製した特許請求の範囲第(1)項〜(10)項のいず
    れかに記載のポリペプチド。
  27. (27)特許請求の範囲第(21)項記載の方法により
    調製した特許請求の範囲第(17)項記載の微生物。
  28. (28)特許請求の範囲第(22)項記載の方法により
    調製した特許請求の範囲第(18)項記載の抗体。
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