JP7862995B2 - 操作装置 - Google Patents
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Description
本実施形態は、遮蔽装置の操作装置に関する。
従来、操作装置を有する遮蔽装置としては、下記特許文献1に示されるものが知られている。この特許文献1に示される遮蔽装置は、ヘッドボックス内において回転可能に軸支され、第1移動部材を移動可能な第1駆動軸と、ヘッドボックス内において回転可能に軸支され、第2移動部材を移動可能な第2駆動軸と、第1駆動軸を回転駆動可能な第1プーリと、第2駆動軸を回転駆動可能な第2プーリとを備え、第1プーリにより巻取り及び巻解き可能に設けられる第1操作コードの操作によって第1遮蔽材の昇降を行い、第2プーリにより巻取り及び巻解き可能に設けられる第2操作コードの操作によって第2遮蔽材の昇降を行う。
このような遮蔽装置によれば、第1プーリと第2プーリとを左右方向に並設することができるため、第1操作コードの垂下位置と第2操作コードの垂下位置とを左右方向に異ならせることができ、これにより第1遮蔽材及び第2遮蔽材の開閉を行う2種類の操作コードを判別しやすい状態でヘッドボックスから垂下させることができる。
しかしながら、このような遮蔽装置は、第1及び第2駆動軸を回転駆動するために2つの第1及び第2プーリと、第1及び第2プーリを回転操作させる2つの操作コードとがそれぞれ必要である。2つの操作コードの垂下位置を左右方向に異ならせることができるものの、操作コードの操作方法によっては2つの操作コード同士が絡み合う等、互いに干渉する可能性があるため、操作性の向上が求められていた。また、1つの無端状の操作コードによりプーリを回転させ、回転方向に応じて開閉に係る異なる動作をする遮蔽装置においても、無端状の操作コードの一方側と他方側が互い異なる位置から垂下しており、同様に操作性の向上が求められていた。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、操作性を向上可能な技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、遮蔽材の下端に連結されるボトムレールと、前記遮蔽材の上端に連結される中間バーとを備える遮蔽装置を操作するための操作装置であって、前記ボトムレールを昇降操作可能である第1状態と、前記中間バーを昇降操作可能である第2状態とに前記操作装置を切り替える操作部を備える。また、本発明の一態様は、後方側に配される第1遮蔽材と、前方側に配される第2遮蔽材とを備える遮蔽装置を操作するための操作装置であって、前記第1遮蔽材を開閉操作可能である第1状態と、前記第2遮蔽材を開閉操作可能である第2状態とに前記操作装置を切り替える操作部を備える。また、本発明の一態様は、複数のルーバーを備える縦型ブラインドを操作するための操作装置であって、前記複数のルーバーを閉方向へ移動操作可能な第1状態と、前記複数のルーバーを開方向へ移動操作可能な第2状態とに前記操作装置を切り替える操作部を備える。
本発明によれば、操作コードの操作性を向上することができる。
本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、遮蔽材として昇降可能な2種のスクリーンを備えるプリーツスクリーンに本発明を適用した遮蔽装置を例にとり説明を行う。なお、本実施形態においては、遮蔽装置が設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、遮蔽装置の長手方向を左右方向と称して以後説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1実施形態>
(全体構成)
第1実施形態に係る遮蔽装置の全体構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す正面図であり、図2はその概略平面透視図である。なお、図1においてはボトムレールが下降された状態にある遮蔽装置が示されており、そのヘッドボックスのみ内部が示されている。
(全体構成)
第1実施形態に係る遮蔽装置の全体構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す正面図であり、図2はその概略平面透視図である。なお、図1においてはボトムレールが下降された状態にある遮蔽装置が示されており、そのヘッドボックスのみ内部が示されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る遮蔽装置1は、ヘッドボックス2と、第1移動部材としてのボトムレール31と、紐状またはテープ状に形成された2本の昇降コード32と、第1遮蔽材としてのスクリーン33と、第2移動部材としての中間バー41と、紐状またはテープ状に形成された2本の調光コード42と、第2遮蔽材としてのスクリーン43と、操作装置6とを備える。
ヘッドボックス2は、ブラケット21を介して不図示の窓枠等に固定され、内部に収容空間を有した長尺の箱状に形成される。ヘッドボックス2内には、第1駆動軸201aと、2つの第1巻取ドラム202aと、第1ブレーキ装置203aと、第1ストッパ装置204aと、第2駆動軸201bと、2つの第2巻取ドラム202bと、第2ブレーキ装置203bと、第2ストッパ装置204bと、連動ギア205と、リミッター206とが収容される。
第1駆動軸201a、2つの第1巻取ドラム202a、第1ブレーキ装置203a、及び第1ストッパ装置204aは、ボトムレール31を昇降する第1駆動系を構成する。また、第2駆動軸201b、2つの第2巻取ドラム202b、第2ブレーキ装置203b、及び第2ストッパ装置204bは、中間バー41を昇降する第2駆動系を構成する。連動ギア205は、所定の条件下において第1駆動系に第2駆動系を連動させるように構成される。本実施形態において、第1駆動系は後方側に配され、第2駆動系は前方側に配され、第1駆動系と第2駆動系とが前後方向に互いに位置を異ならせて並設される。なお、例えば、第1駆動系と第2駆動系とを上下方向に位置を異ならせるように並設しても良く、第1駆動系と第2駆動系の配列を前後方向あるいは上下方向に逆にしても良い。
第1及び第2駆動軸201a,201bは、それぞれ、左右方向に延在する角柱状の部材であり、ヘッドボックス2内において軸心方向を左右方向に向けて回転可能に軸支される。ここで、第1駆動軸201aの軸心は、第2駆動軸201bの軸心に対して、上下方向において同位置且つ後方に位置しており、軸心の位置が前後方向に異なっている。なお、以降の説明においては、第1駆動軸201aの軸心を第1軸心と呼称し、第2駆動軸201bの軸心を第2軸心と呼称する。
2つの第1巻取ドラム202aは、それぞれ、第1駆動軸201aと一体回転するように第1駆動軸201aに貫通され、2つの昇降コード32のうち対応する昇降コード32の一端が巻取及び巻解き可能に連結される。2つの第2巻取ドラム202bは、それぞれ、第2駆動軸201bと一体回転するように第2駆動軸201bに貫通され、2つの調光コード42のうち対応する調光コード42の一端が巻取及び巻解き可能に連結される。第1ストッパ装置204aは、第1駆動軸201aの回転を拘束する。第2ストッパ装置204bは、第2駆動軸201bの回転を拘束する。第1ブレーキ装置203aは、第1駆動軸201aの回転を減速する。第2ブレーキ装置203bは、第2駆動軸201bの回転を減速する。リミッター206は、昇降コード32の巻解き量を規制することでボトムレール31の下限位置を決定する。
ボトムレール31は、左右方向に長尺に形成された部材であり、2本の昇降コード32の他端が接続され、遮蔽装置1において最下端に位置するようにヘッドボックス2から吊り下げ支持される。中間バー41は、左右方向に長尺に形成された部材であり、2本の調光コード42の他端が接続され、上下方向においてヘッドボックス2とボトムレール31との間に位置するようにヘッドボックス2から吊り下げ支持される。スクリーン33は、上下方向に折りたたみ可能なプリーツ状に形成された遮蔽部材であり、上端が中間バー41の下面に連結されるとともに下端がボトムレール31の上面に連結され、2本の昇降コード32が部分的に上下方向に挿通される。スクリーン43は、上下方向に折りたたみ可能なプリーツ状に形成された遮蔽部材であり、上端がヘッドボックス2の下面に連結されるとともに下端が中間バー41の上面に連結され、2本の調光コード42が部分的に上下方向に挿通される。
操作装置6は、図2に示されるようにヘッドボックス2の左右端部の一方、本実施形態においては図中右側端部に設けられ、遮蔽装置1の使用者による操作部63の操作に応じて、ボトムレール31、中間バー41のそれぞれを昇降させる。
(操作装置の構成)
第1実施形態に係る操作装置の構成について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る操作装置の構成を示す分解斜視図である。
第1実施形態に係る操作装置の構成について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る操作装置の構成を示す分解斜視図である。
図3に示すように、操作装置6は、筐体60(図4参照)、第1出力軸61a、第2出力軸61b、プーリ62、操作部63、伝達軸65、連結部材66、第1受け部材67a、第2受け部材67b、入力ギア68a、出力ギア68b、中間ギア68c及び切替連動機構69を備える。
筐体60は、2つの筐体部60a,60bと、セパレータ60cとによって構成される。操作装置6における操作部63を除く各構成要素は、2つの筐体部60a,60bによって画成される空間内に収容される。筐体60内の収容空間は、セパレータ60cによって左右方向に分離され、収容空間に収容される各構成要素のうち、プーリ62のみが収容空間における右側の空間内に収容される。
(プーリの構成)
第1実施形態に係るプーリの構成について図4~図7を参照して説明する。図4、図5は、それぞれ、本実施形態に係る操作装置の内部構成を示す平面図、底面図である。なお、説明の便宜上、以降の説明では底面を斜め下方から見た図についても底面図と称する。図6、図7は、それぞれ、操作コードが牽引されない状態、操作コードが牽引された状態における図4のA-A線断面図である。
第1実施形態に係るプーリの構成について図4~図7を参照して説明する。図4、図5は、それぞれ、本実施形態に係る操作装置の内部構成を示す平面図、底面図である。なお、説明の便宜上、以降の説明では底面を斜め下方から見た図についても底面図と称する。図6、図7は、それぞれ、操作コードが牽引されない状態、操作コードが牽引された状態における図4のA-A線断面図である。
プーリ62は、図4~図7に示すように、全体として略円筒状に形成され、筐体部60aに形成された固定軸601により回転可能に軸支される。プーリ62の外周には、紐状に形成された操作コード631が巻取り及び巻解き可能に連結される。プーリ62の内部には、ぜんまいバネ621が設けられる。ぜんまいバネ621は、図6に示すように、その一端がプーリ62に連結されると共に、他端が固定軸601に連結されており、操作コード631が巻き取られる巻取方向の付勢力をプーリ62に常時付与する。これにより操作者が操作コード631を所定量以上引き下げると、図7に示すように、操作コード631がプーリ62から巻き解かれてプーリ62が回転することによって、ぜんまいバネ621が縮径する。その後に操作者が手を放す等して操作コード631の引き下げを解除すると、ぜんまいバネ621の復元力によりプーリ62は逆方向に回転し、操作コード631が巻き取られる。
なお、以降の説明において、第1軸心周りの回転方向について、操作コード631がプーリ62から巻き解かれる回転方向(図6、図7中反時計周り)を巻き解き方向と称し、プーリ62が操作コード631を巻き取る回転方向を巻き取り方向(図6、図7中時計周り)と称する。
(操作部の構成)
第1実施形態に係る操作部の構成について図1及び図4を参照して説明する。
第1実施形態に係る操作部の構成について図1及び図4を参照して説明する。
操作部63は、図1に示すように、操作コード631と、中空円筒状の切替操作部632と、中空円筒状の操作棒633と、コード止め635とを備える。操作棒633下端には、中空円筒状に形成され操作者が把持するための把持部634が形成されており、その下端にコード止め635が設けられる。操作コード631は、図4に示すように、一端がプーリ62に連結され、他端がプーリ62から垂下すると共に、切替操作部632、操作棒633内に挿通され、コード止め635に連結される。操作コード631は、ぜんまいバネ621の付勢力により上方に付勢されているものの、把持部634下端にコード止め635が当接するため、これ以上の操作コード631の巻取りが防止されている。操作者がコード止め635を把持部634から引き離す操作を行うことによって、操作コード631がプーリ62から巻き解かれてプーリ62が回転される。また、所定量以上引き下げた後に手を離すと、操作コード631がプーリ62に巻き取られ、コード止め635と把持部634とが再度当接した状態となる。
切替操作部632は、その上端部において筐体部60a,60bにより軸心周りに回動可能に支持されている。切替操作部632の上端部における外周における周方向に異なる位置には、径外方向に突出する2つの係合部632Eが形成される(図13参照)。このような切替操作部632によれば、後に詳述するように、操作者による切替操作に応じて、切替連動機構69が動作される。また、切替操作部632には、図3に示すように、筐体60に固定された状態で切替操作部632を締結する略C字状のトルクバネ639が設けられる。これにより、操作者が把持部634を把持して回転操作しようとする際に所定量以上のトルクが必要となるため、適度な操作感を得ながら回転操作することができる。
(連結機構の構成)
第1実施形態に係る連結機構について図3~図5及び図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る連結機構の構成を示す底面図である。
第1実施形態に係る連結機構について図3~図5及び図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る連結機構の構成を示す底面図である。
連結機構は、プーリ62による回転力を第1駆動軸201aまたは第2駆動軸201bのいずれかに伝達する機構であり、第1出力軸61a、第2出力軸61b、伝達軸65、連結部材66、第1受け部材67a、第2受け部材67b、入力ギア68a、出力ギア68b、中間ギア68cにより構成される。
伝達軸65は、図3に示すように、左右方向に延在するように形成された長尺部材であり、その軸心が第1軸心と同心となるように筐体60により回転可能に軸支される。伝達軸65には入力ギア68aが相対回転可能に挿通され、伝達軸65の右側端部にはプーリ62が一体回転可能に連結され、伝達軸65の左側端部には第1出力軸61aが相対回転可能に連結される。
第1出力軸61aは、図4及び図5に示すように、左右方向に延在するように形成された長尺部材であり、その軸心が第1軸心と同心となるように筐体60及び伝達軸65により回転可能に軸支される。第1出力軸61aの左右方向内方側(図4,5中左側)端部には、第1駆動軸201aが一体回転可能に連結される。
第1出力軸61aの左右方向外方側(図4,5中右側)には第1受け部材67aが一体形成される。第1受け部材67aは、第1出力軸61aに対して全周に亘って径外方向に突出する略円盤状に形成される。第1受け部材67aの左右方向外方側の面には、互いに周方向に異なる位置に複数の係合歯671が形成される。
第2出力軸61bは、図4及び図5に示すように、左右方向に延在するように形成された長尺部材であり、その軸心が第2軸心と同心となるように筐体60により回転可能に軸支される。第2出力軸61bの左右方向内方側(図4,5中左側)端部には、第2駆動軸201bが一体回転可能に連結される。
入力ギア68aは、図3~図5に示すように、伝達軸65に対して相対回転するように設けられた平歯車である。入力ギア68aの左右方向内方側(図4,5中左側)には第2受け部材67bが一体形成される。第2受け部材67bは、伝達軸65に対して全周に亘って径外方向に突出する略円盤状に形成される。第2受け部材67bの左右方向内方側の面には、互いに周方向に異なる位置に複数の係合歯671が形成される。
出力ギア68bは、図3~図5に示すように、第2出力軸61bと一体回転するように設けられた平歯車である。中間ギア68cは、左右方向を向く軸回りに回転可能に筐体60により軸支され、入力ギア68a及び出力ギア68bに噛み合うように設けられた平歯車である。入力ギア68aに回転駆動力が入力されると、中間ギア68cを介して出力ギア68bが入力ギア68aと同方向の回転駆動力を、第2出力軸61bを介して出力することができる。
(連結部材)
第1実施形態に係る連結部材の構成について図3、図8~図11を参照して説明する。図9は、図8のB-B線断面図である。図10、図11は、連結部材の構成を示す斜視図である。なお、図10は第1伝達部材及び円筒カムが取り外された状態の連結部材を示し、図11は第1伝達部材が取り外された状態の連結部材を示す。
第1実施形態に係る連結部材の構成について図3、図8~図11を参照して説明する。図9は、図8のB-B線断面図である。図10、図11は、連結部材の構成を示す斜視図である。なお、図10は第1伝達部材及び円筒カムが取り外された状態の連結部材を示し、図11は第1伝達部材が取り外された状態の連結部材を示す。
連結部材66は、伝達軸65に対して軸方向に移動可能に設けられた部材であり、第1受け部材67aまたは第2受け部材67bのいずれかに連結されることによって、第1出力軸61aまたは第2出力軸61bのいずれかに伝達軸65の回転力を伝達する。図3、図8~図11に示すように、連結部材66は、円筒カム661、円筒部材662、クラッチバネ663、第1伝達部材664、第2伝達部材665を備える。
第1伝達部材664、第2伝達部材665は、それぞれ、第1受け部材67a、第2受け部材67bに対応して設けられ、いずれも伝達軸65が挿通される円盤状部を有する。連結部材66は、全体として略円柱状に形成され、第1伝達部材664、第2伝達部材665は、それぞれ、連結部材66の左右方向内方側(図8中左側)、左右方向外方側(図8中右側)の側面をなす。
図8に示すように、第1伝達部材664の円盤状部における左右方向内方側の面には、互いに周方向に異なる位置に複数の係合歯664Eが形成される。この複数の係合歯664Eは、第1受け部材67aの複数の係合歯671に対応して設けられたものであり、具体的には、複数の係合歯664Eのそれぞれは、第1受け部材67aの複数の係合歯671のそれぞれと伝達軸65の回転方向に係合可能に形成される。
第2伝達部材665の円盤状部における左右方向外方側の面には、互いに周方向に異なる位置に複数の係合歯665Eが形成される。この複数の係合歯665Eは、第2受け部材67bの複数の係合歯671に対応して設けられたものであり、具体的には、複数の係合歯665Eのそれぞれは、第2受け部材67bの複数の係合歯671のそれぞれと伝達軸65の回転方向に係合可能に形成される。
第1伝達部材664は、図3に示すように、その円盤状部の左右方向外方側に形成された筒状部を有する。伝達軸65の外周には、図9~図11に示すように、軸方向における所定距離に亘って径外方向に突出する突出部65Pが複数形成される。第1伝達部材664の筒状部は、伝達軸65により挿通可能に、且つその内周形状が複数の突出部65Pに嵌合するように形成される。これによって、第1伝達部材664は、伝達軸65に対して、一体回転可能に、且つ軸方向に移動可能に設けられる。
第2伝達部材665には、図3に示すように、その円盤状部の左右方向内方に突出する複数の突出片が形成される。第1伝達部材664の筒状部の外周には、図3及び図9に示すように、左右方向に延び、第2伝達部材665の突出片が嵌合可能な溝が複数形成される。第1伝達部材664の筒状部に形成された複数の溝に第2伝達部材665の複数の突出片が嵌合されることによって、第1伝達部材664と第2伝達部材665とが一体回転可能に連結される。この際、筒状部と複数の突出片によって、第1伝達部材664と第2伝達部材665のそれぞれの円盤状部に挟まれた円柱状部が形成される。
円筒部材662は、図3、図9~図11に示すように、第1伝達部材664と第2伝達部材665により形成された円柱状部が挿通可能な略円筒状に形成された部材である。円筒部材662の左右方向内方側端部、即ち、円柱状部が挿通された際に第1伝達部材664が位置する側の端部には、図10、図11に示すように、切り欠き662Nが形成される。第1伝達部材664には、図9に示すように、切り欠き662Nに対応して設けられた突出部664Pが形成される。第1伝達部材664、第2伝達部材665、円筒部材662が組み付けられた際に切り欠き662Nに突出部664Pが嵌合することによって、円筒部材662が第1伝達部材664、第2伝達部材665に対して一体回転するように設けられる。
クラッチバネ663は、図10に示すように、円筒部材662の周壁を締結するように巻回された線状の弾性部材であり、その両端部が径外方向を向くように折り曲げられる。円筒カム661は、図8、図9、図11に示すように、クラッチバネ663が巻回された円筒部材662を挿通可能な略円筒状に形成された部材であり、円筒部材662に対して相対回転可能に設けられる。円筒カム661には、図11に示すように、クラッチバネ663の両端部のそれぞれと周方向に係合可能に形成された2つの切り欠き661Nが形成される。
クラッチバネ663が円筒部材662を締結している状態においては、クラッチバネ663の両端部のそれぞれと2つの切り欠き661Nとが係合されることによって、クラッチバネ663を介して、円筒部材662の回転力が円筒カム661に伝達され、円筒部材662と一体回転することとなる。2つの切り欠き661Nのそれぞれは、円筒カム661が、円筒部材662に対して所定の角度範囲以上に一体回転した場合、クラッチバネ663を弛緩させるように端部と周方向に係合するように形成される。クラッチバネ663が弛緩された状態においては、クラッチバネ663による円筒部材662の締結が解除され、円筒カム661は、クラッチバネ663とともに円筒部材662と相対回転することとなる。
円筒カム661の外周には、図8に示すように、カム溝CGが周方向における所定距離範囲に亘って形成される。カム溝CGは、後述するカム部材693C(図12参照)が円筒カム661に対して相対的に摺動するように形成された溝である。カム溝CGは、周方向に延びる非連結経路CG0と、非連結経路CG0に接続された第1連結経路CG1、第2連結経路CG2とを有する。第1連結経路CG1は、非連結経路CG0に対して、左右方向外方側(図8中右側)に傾斜して巻き解き方向(図8中上側)に延びるように形成される。第2連結経路CG2は、非連結経路CG0に対して、左右方向内方側(図8中左側)に傾斜して巻き解き方向に延びるように形成される。非連結経路CG0の巻き解き方向端部、第1連結経路CG1の巻き取り方向端部、及び第2連結経路CG2の巻き取り方向端部は互いに接続されており、カム溝CGは、全体として略Y字状に形成される。
カム部材693Cは、後に詳述するように、可動に設けられるが、円筒カム661の周方向には移動不能に設けられる。円筒カム661の2つの切り欠き661Nは、カム溝CGの周方向における距離範囲に対応して形成される。具体的には、2つの切り欠き661Nのうちの一方が、カム部材693Cが第1連結経路CG1及び第2連結経路CG2の巻き解き方向側端部に達した場合に円筒カム661の巻き解き方向への回転を規制するような位置に形成される。また、2つの切り欠き661Nのうちの他方が、カム部材693Cが非連結経路CG0の巻き取り方向側端部に達した場合に円筒カム661の巻き取り方向への回転を規制するような位置に形成される。
このように構成された連結部材66によれば、後述するように、カム部材693Cの動作に応じて、連結部材66が伝達軸65の軸方向に移動されることによって、連結機構を第1連結状態、第2連結状態、非連結状態に切り替えられる。第1連結状態においては、第1伝達部材664と第1受け部材67aとが回転方向に係合されて回転力を伝達可能に連結される。第2連結状態においては、第2伝達部材665と第2受け部材67bとが回転方向に係合されて回転力を伝達可能に連結される。非連結状態においては、第1伝達部材664と第1受け部材67aとが回転力を伝達可能に連結されず、且つ、第2伝達部材665と第2受け部材67bとが回転力を伝達可能に連結されない。
(切替連動機構の構成)
第1実施形態に係る切替連動機構の構成について図12~図16を参照して説明する。図12は、切替連動機構の構成を示す分解斜視図である。図13、図14は、それぞれ、切替連動機構の構成を示す上方斜視図、下方斜視図である。図15、図16は、それぞれ、第1連結状態、第2連結状態における切替連動機構を示す平面図である。
第1実施形態に係る切替連動機構の構成について図12~図16を参照して説明する。図12は、切替連動機構の構成を示す分解斜視図である。図13、図14は、それぞれ、切替連動機構の構成を示す上方斜視図、下方斜視図である。図15、図16は、それぞれ、第1連結状態、第2連結状態における切替連動機構を示す平面図である。
切替連動機構69は、図12~図14に示すように、切替伝達部691と、切替変換部692と、切替案内部693と、止め輪694と、弾性規制部695とを備える。切替伝達部691は、切替操作部632に対する切替操作に応じて左右方向に移動し、切替操作による直線運動を切替変換部692へ伝達する。切替変換部692は、切替伝達部691により伝達された直線運動を回転運動に変換する。切替案内部693は、切替変換部692により回転されることによって、連結機構を第1連結状態または第2連結状態に切り替えるように、連結部材66を左右方向に案内する。止め輪694は、切替案内部693を切替変換部692に取り付けるために用いられる。
切替伝達部691は、図12~図14に示すように、左右方向に延在する略板状に形成されており、第2出力軸61bの下方に位置付けられ(図5参照)、筐体60によりその板面の面内方向が水平を向いた状態で左右方向に移動可能に支持される。切替伝達部691には、被係合部691E及び連結孔691Hが形成される。被係合部691Eは、切替伝達部691における左右方向外方側(図12中右側)の前端部に形成され、切替操作部632の2つの係合部632Eのそれぞれに係合されるように前方に突出する。連結孔691Hは、切替伝達部691における左右方向内方側(図12中左側)に形成された、前後方向に延びる長孔状の貫通穴である。
切替変換部692は、図12~図14に示すように、上下方向に直交する一方向に延在し、一端部が他の部分より広い幅を有する略板状に形成された部材である。切替変換部692は、その板面の面内方向が水平を向いた状態で上下方向を向く軸回りに回転可能に筐体60によって支持される。切替変換部692の回転角度範囲は、広い幅に形成された一端部が後方に常に位置するように筐体60によって制限される。切替変換部692には、連結孔692Hと、係合部692Eと、回転軸692Aと、連結ピン692Pとが形成される。
連結孔692Hは、切替変換部692において広い幅に形成された一端(以下、後端と呼称)部において、幅方向に延びるように形成された貫通孔である。係合部692Eは、連結孔692Hよりも他端(以下、前端と呼称)側において、上方に突出する略円柱状に形成される。回転軸692Aは、係合部692Eよりも前端側において、上方に突出する略円柱状に形成され、その軸方向が上下方向を向くように筐体60により軸支される。連結ピン692Pは、前端部において上方に突出する略円柱状に形成され、切替伝達部691の連結孔691Hに挿通される。
切替案内部693は、図12~図14に示すように、略長方形を成す略板状に形成され、その板面の面内方向が水平を向いた状態で、切替変換部692及び筐体60によって上下方向を向く軸周りに回転可能に支持される部材である。切替案内部693の回転角度範囲は、常に一端が前方に位置し、他端が後方に位置するように制限される。切替案内部693には、カム部材693Cと、2つの被案内部693Gと、被係合部693Eと、連結ピン693P(図14参照)とが形成される。以降の説明においては、便宜上、切替案内部693における前方に位置する一端を前端と呼称し、後方に位置する他端を後端と呼称する。
カム部材693Cは、切替案内部693の上面において、上方に突出し、上方から見て前端側に向かって先細る略水滴状に形成される。2つの被案内部693Gは、切替案内部693の上面において対向してカム部材693Cを挟み込むように設けられ、それぞれ、上方に突出した平面視略扇状に形成される。筐体部60bには、2つの被案内部693Gに対応して2つの案内部60G(図3、図15、図16参照)が形成される。2つの被案内部693Gは、溝として形成される2つの案内部60Gに嵌合されて案内される。これによって、切替案内部693は、カム部材693Cの前端部の向きが変わるように、上下方向を向く仮想の軸回りに回転可能に筐体60に支持される。更に、筐体部60bには、カム部材693Cが嵌合可能に平面視略長方形状に形成された穴である回転制限部60Lが形成される(図15、図16参照)。切替案内部693は、2つの案内部60G及び回転制限部60Lによって、上述したように回転角度範囲が制限される。
被係合部693Eは、切替案内部693の前端部において、切替案内部693が切替変換部692に組み付けられた際に切替変換部692の係合部692Eが左右方向に係合可能な切り欠きとして形成される。連結ピン693Pは、切替案内部693の底面において下方に突出する略円柱状に形成される。連結ピン693Pは、切替案内部693が切替変換部692に組み付けられた際に切替変換部692の連結孔692Hに対して摺動可能に嵌合するように形成される。
止め輪694は、平面視略C字状に形成された板状部材である。切替変換部692の回転軸692Aの側面には、全周に亘って溝が形成され、これによって、回転軸692Aの一部は他の部分よりも径が小さい小径部が形成される。止め輪694は、切替案内部693が切替変換部692に組み付けられた後、回転軸692Aの溝に挿入されることによって、回転軸692Aの小径部に嵌め込まれるように形成される。止め輪694は、回転軸692Aの小径部に嵌め込まれた際に、係合部692E及び切替案内部693のそれぞれの一部に上下方向に重なるように形成されており、これによって、切替案内部693の切替変換部692からの脱落が防止される。
弾性規制部695は、図3、図13、図14に示すように、長尺な板状に形成された弾性部材が折り曲げられたものである。弾性規制部695は、板面に対して両端部が略直交するように折り曲げられるとともに、中央部において両端部の折り曲げ方向とは逆方に突出する突出部が形成される。弾性規制部695は、図13に示すように、突出部が後方を向くように筐体60に固定的に設けられる。後に詳述するように、切替変換部692の連結ピン692Pは、切替伝達部691によって左右方向に移動されるように設けられる。弾性規制部695は、その突出部が連結ピン692Pの移動経路上に位置付けられて切替伝達部691の移動を規制するとともに、連結ピン692Pが弾性規制部695の弾性力に抗して突出部を乗り越え可能に撓むことができる、所謂板バネである。弾性規制部695によれば、連結ピン692Pが弾性規制部695の突出部を乗り越える際に操作者にクリック感を与えることができ、延いては、操作者が操作状態を把握することができる。
(切替連動機構の動作)
切替連動機構の動作について図15~図17を参照して説明する。図17は、切替連動機構と連結部材との接続を説明するための底面図である。
切替連動機構の動作について図15~図17を参照して説明する。図17は、切替連動機構と連結部材との接続を説明するための底面図である。
図15に示すように、操作部63に対する回転操作によって切替操作部632が平面視で反時計回りに回転されると、切替操作部632の2つの係合部632Eのうち一方が、左右方向外方(図15中右側)から切替伝達部691の被係合部691Eと係合し、切替伝達部691が左右方向内方(図15中左側)へ移動される。切替伝達部691が左右方向内方へ移動されると、切替変換部692の連結ピン692Pが弾性規制部695を乗り越えて左右方向内方へ移動し、切替変換部692がその回転軸692A周りに平面視で時計回りに回転される。切替変換部692が時計回りに回転されると、切替変換部692の係合部692Eが左右方向外方に移動される。係合部692Eが左右方向外方に移動されると、係合部692Eに係合される被係合部693Eが形成される切替案内部693の前端部が左右方向外方に押圧され、切替案内部693が上方から見て反時計回りに回転され、切替案内部693のカム部材693Cの先端部が左右方向外方側に傾く。
図16に示すように、操作部63に対する回転操作によって切替操作部632が平面視で時計回りに回転されると、切替操作部632の2つの係合部632Eのうち他方が、左右方向内方(図16中左側)から切替伝達部691の被係合部691Eと係合し、切替伝達部691が左右方向外方(図16中右側)へ移動される。切替伝達部691が左右方向外方へ移動されると、切替変換部692の連結ピン692Pが弾性規制部695を乗り越えて左右方向外方へ移動し、切替変換部692がその回転軸692A周りに平面視で反時計回りに回転される。切替変換部692が反時計回りに回転されると、切替変換部692の係合部692Eが左右方向内方に移動される。係合部692Eが左右方向内方に移動されると、係合部692Eに係合される被係合部693Eが形成される切替案内部693の前端部が左右方向内方に押圧され、切替案内部693が上方から見て時計回りに回転され、切替案内部693のカム部材693Cの先端部が左右方向内方側に傾く。
連結部材66及び切替案内部693は、カム部材693Cが円筒カム661のカム溝CGに嵌合するように筐体60に設けられる。操作部63に対する回転操作に応じて、カム部材693Cの先端部の向きが左右方向に変更されることによって、後に詳述するように、連結部材66が巻き解き方向に回転された際にカム部材693Cが嵌るカム溝CGにおける経路が変更される。
(第1駆動状態への移行動作)
第1駆動状態への移行動作について図18~図24を参照して説明する。図18は、第1連結状態における操作装置を示す平面図である。図19は、先端部が第1連結経路に向けられたカム部材を示す底面図である。図20は、第1連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図21は、第1連結状態で回転力が伝達される際の連結部材を示す底面図である。図22は、第1連結状態から非連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図23は、第1連結状態への移行に係るカム溝に対するカム部材の相対位置変化を示す図である。図24は、ボトムレール上昇動作がなされる遮蔽装置を示す図である。
第1駆動状態への移行動作について図18~図24を参照して説明する。図18は、第1連結状態における操作装置を示す平面図である。図19は、先端部が第1連結経路に向けられたカム部材を示す底面図である。図20は、第1連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図21は、第1連結状態で回転力が伝達される際の連結部材を示す底面図である。図22は、第1連結状態から非連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図23は、第1連結状態への移行に係るカム溝に対するカム部材の相対位置変化を示す図である。図24は、ボトムレール上昇動作がなされる遮蔽装置を示す図である。
図24(a)に示すように操作部63に対して平面視で反時計回りの回転操作がなされ、図24(b)に示すようにコード止め635が操作者により引き下げられて操作コード631が牽引されると、図18に示すように連結部材66が左右方向内方(図18中左側)に移動されて連結機構が第1連結状態となる。第1連結状態においてはプーリ62の回転が第1駆動軸201aに接続された第1出力軸61aに伝達されるため、遮蔽装置1は、第1駆動軸201aが回転駆動される第1駆動状態となる。
連結機構が第1連結状態に移行される際、まず、切替案内部693が、図19に示すように、カム部材693Cの先端部が左右方向外方側(図19中右側)に傾けられるように回転される。この状態でプーリ62が巻き解き方向に回転されると、図23(a),(b)に示すように、連結部材66の周方向に不動に設けられたカム部材693Cが第1連結経路CG1に侵入するようにカム部材693Cとカム溝CGとの相対位置が変化し、図23(c)に示すように、カム部材693Cが第1連結経路CG1の巻き解き方向端部に位置付けられる。図23(b)に示す状態においては、カム部材693Cの左右方向内方(図23中左側)の側面に第1連結経路CG1と第2連結経路CG2とを隔てる隔壁の端部が当接し、カム部材693Cが第1連結経路CG1に侵入するように案内される。
カム部材693Cは左右方向に不動に設けられているため、カム部材693Cが第1連結経路CG1に位置付けられることによって、図20に示すように、連結部材66が左右方向内方(図20中左側)に移動され、連結機構が第1連結状態に切り替えられる。
更に、プーリ62が巻き解き方向に回転されると、図21に示すように、円筒カム661及びクラッチバネ663に対して、連結部材66における他の構成要素が相対回転するとともに、伝達軸65、連結部材66、第1受け部材67aを介して、第1出力軸61aが巻き解き方向に回転され、遮蔽装置1が第1駆動状態となる。第1駆動状態においては、第1駆動軸201aから回転力が伝達された2つの第1巻取ドラム202aが、それぞれに連結された2つの昇降コード32を巻き取り、これによって、図24(b)に示すようにボトムレール31が上昇される。
操作者により引き下げられたコード止め635が手放されると、ぜんまいバネ621の復元力によりプーリ62が巻き取り方向に回転されて、図24(c)に示すように、把持部634下端にコード止め635が当接するまで操作コード631がプーリ62に巻取られる。この際、連結部材66が巻き取り方向に回転され、図23(d)に示すように、カム部材693Cが非連結経路CG0に侵入するようにカム部材693Cとカム溝CGとの相対位置が変化し、図23(e)に示すように、カム部材693Cが非連結経路CG0の巻き取り方向端部に位置付けられる。
カム部材693Cが非連結経路CG0に位置付けられることによって、図22に示すように、連結部材66が左右方向外方(図22中右側)に移動され、連結機構が非連結状態に切り替えられる。更に、プーリ62が巻き取り方向に回転されると、円筒カム661及びクラッチバネ663に対して、連結部材66における他の構成要素が相対回転するが、連結機構が非連結状態であるため、当該回転は第1及び第2受け部材67a,67bのいずれにも伝達されない。
(第2駆動状態への移行動作)
第2駆動状態への移行動作について図25~図31を参照して説明する。図25は、第2連結状態における操作装置を示す平面図である。図26は、先端部が第2連結経路に向けられたカム部材を示す底面図である。図27は、第2連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図28は、第2連結状態で回転力が伝達される際の連結部材を示す底面図である。図29は、第2連結状態から非連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図30は、第2連結状態への移行に係るカム溝に対するカム部材の相対位置変化を示す図である。図31は、中間バー上昇動作がなされる遮蔽装置を示す図である。
第2駆動状態への移行動作について図25~図31を参照して説明する。図25は、第2連結状態における操作装置を示す平面図である。図26は、先端部が第2連結経路に向けられたカム部材を示す底面図である。図27は、第2連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図28は、第2連結状態で回転力が伝達される際の連結部材を示す底面図である。図29は、第2連結状態から非連結状態に移行される際の連結部材を示す底面図である。図30は、第2連結状態への移行に係るカム溝に対するカム部材の相対位置変化を示す図である。図31は、中間バー上昇動作がなされる遮蔽装置を示す図である。
図31(a)に示すように操作部63に対して平面視で時計回りの回転操作がなされ、図31(b)に示すようにコード止め635が操作者により引き下げられて操作コード631が牽引されると、図25に示すように連結部材66が左右方向外方(図25中右側)に移動されて連結機構が第2連結状態となる。第2連結状態においてはプーリ62の回転が第2駆動軸201bに接続された第2出力軸61bに伝達されるため、遮蔽装置1は、第2駆動軸201bが回転駆動される第2駆動状態となる。
連結機構が第2連結状態に移行される際、まず、切替案内部693が、図26に示すように、カム部材693Cの先端部が左右方向内方側(図26中左側)に傾けられるように回転される。この状態でプーリ62が巻き解き方向に回転されると、図30(a),(b)に示すように、連結部材66の周方向に不動に設けられたカム部材693Cが第2連結経路CG2に侵入するようにカム部材693Cとカム溝CGとの相対位置が変化し、図30(c)に示すように、カム部材693Cが第2連結経路CG2の巻き解き方向端部に位置付けられる。図30(b)に示す状態においては、カム部材693Cの左右方向外方側(図30中右側)の側面に第1連結経路CG1と第2連結経路CG2とを隔てる隔壁の端部が当接し、カム部材693Cが第2連結経路CG2に侵入するように案内される。
カム部材693Cは左右方向に不動に設けられているため、カム部材693Cが第2連結経路CG2に位置付けられることによって、図27に示すように、連結部材66が左右方向外方(図27中右側)に移動され、連結機構が第2連結状態に切り替えられる。
更に、プーリ62が巻き解き方向に回転されると、図28に示すように、円筒カム661及びクラッチバネ663に対して、連結部材66における他の構成要素が相対回転するとともに、伝達軸65、連結部材66、第2受け部材67bを介して、第2出力軸61bが巻き解き方向に回転され、遮蔽装置1が第2駆動状態となる。第2駆動状態においては、第2駆動軸201bから回転力が伝達された2つの第2巻取ドラム202bが、それぞれに連結された2つの調光コード42を巻き取り、これによって、図31(b)に示すように中間バー41が上昇される。
操作者により引き下げられたコード止め635が手放されると、ぜんまいバネ621の復元力によりプーリ62が巻き取り方向に回転されて、図31(c)に示すように、把持部634下端にコード止め635が当接するまで操作コード631がプーリ62に巻取られる。この際、連結部材66が巻き取り方向に回転され、図30(d)に示すように、カム部材693Cが非連結経路CG0に侵入するようにカム部材693Cとカム溝CGとの相対位置が変化し、図30(e)に示すように、カム部材693Cが非連結経路CG0の巻き取り方向端部に位置付けられる。
カム部材693Cが非連結経路CG0に位置付けられることによって、図29に示すように、連結部材66が左右方向内方(図29中左側)に移動され、連結機構が非連結状態に切り替えられる。更に、プーリ62が巻き取り方向に回転されると、円筒カム661及びクラッチバネ663に対して、連結部材66における他の構成要素が相対回転するが、連結機構が非連結状態であるため、当該回転は第1及び第2受け部材67a,67bのいずれにも伝達されない。
(操作装置による効果)
第1実施形態に係る操作装置による効果について説明する。
第1実施形態に係る操作装置による効果について説明する。
以上に説明した第1実施形態に係る操作装置6によれば、連結部材66と、切替連動機構69、具体的にはカム部材693Cとが協働して、連結部材66の回転運動を伝達軸65の軸方向を向く直線運動に変換することによって、連結部材66の回転力によりプーリ62の回転力を伝達する駆動軸を容易に切り替えることができ、延いては、駆動対象の切り替えに係る操作性を向上させることができる。
また、カム部材693Cとカム溝CGが形成された円筒カム661とを用いて連結部材66を伝達軸65の軸方向に移動させることによって、連結部材66の回転と軸方向移動とを操作装置6の設計者の意図通りに連動させることができ、延いては、連結部材66の軸方向移動を円滑なものとすることができる。
また、プーリ62がぜんまいバネ621の付勢力により巻き取り方向に回転されるとともに、カム溝CGに非連結経路CG0が形成されることによって、より簡易な構成で第1駆動軸201a、第2駆動軸201bからプーリ62への回転力の伝達を防止することができる。
<第2実施形態>
(全体構成)
第2実施形態に係る遮蔽装置の全体構成について図32及び図33を参照して説明する。図32は本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す正面図であり、図33はその概略平面透視図である。なお、図32においてはボトムレールが下降された状態にある遮蔽装置が示されており、そのヘッドボックスのみ内部が示されている。
(全体構成)
第2実施形態に係る遮蔽装置の全体構成について図32及び図33を参照して説明する。図32は本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す正面図であり、図33はその概略平面透視図である。なお、図32においてはボトムレールが下降された状態にある遮蔽装置が示されており、そのヘッドボックスのみ内部が示されている。
図32に示すように、本実施形態に係る遮蔽装置1Aは、中間バー41、2本の調光コード42、スクリーン43が設けられていない点が第1実施形態に係る遮蔽装置1と異なっている。また、遮蔽装置1Aは、ヘッドボックス2に代えてヘッドボックス2Aを備える点、操作装置6に代えて操作装置6Aを備える点、操作部63に代えて操作部73を備える点において、遮蔽装置1とは異なる。
ヘッドボックス2Aは、図33に示すように、内部に収容される構成要素として、2つの第2巻取ドラム202b、第2ブレーキ装置203b、第2ストッパ装置204b、連動ギア205が設けられていない点において、ヘッドボックス2とは異なる。
操作部73は、把持部731と、コード止め732と、操作コード631を備える。把持部731は、操作者が操作コード631の牽引操作を行う際に容易に把持可能な形状に形成された部材であり、操作コード631の下端に連結される。コード止め732は、操作装置6Aに設けられた操作コード631の導出口(不図示)に係止する大きさに形成された部材であり、操作コード631の中途部分に取り付けられる。コード止め732によれば、プーリ62による操作コード631の一定量以上の巻き取りが規制される。
(操作装置の構成)
第2実施形態に係る操作装置の構成について図34及び図35を参照して説明する。図34は、本実施形態に係る操作装置の構成を示す底面図である。図35は、連結状態に移行される際の操作装置を示す平面図である。なお、図34においては、プーリが省略された操作装置が示される。
第2実施形態に係る操作装置の構成について図34及び図35を参照して説明する。図34は、本実施形態に係る操作装置の構成を示す底面図である。図35は、連結状態に移行される際の操作装置を示す平面図である。なお、図34においては、プーリが省略された操作装置が示される。
本実施形態に係る操作装置6Aは、図34及び図35に示すように、連結機構として、連結部材66に代えて連結部材66Aを備える点、第2出力軸61b、第2受け部材67b、入力ギア68a、出力ギア68b及び中間ギア68cが設けられていない点、また、切替連動機構69に代えてカム部材69Cを備える点において、操作装置6とは異なる。
連結部材66Aは、第2伝達部材665が設けられていない点、円筒カム661に代えて円筒カム661Aを備える点において連結部材66とは異なる。円筒カム661Aは、カム溝CGに代えてカム溝CGAが形成される点において円筒カム661と異なる。カム溝CGAは、第2連結経路CG2が設けられていない点においてカム溝CGとは異なる。
カム部材69Cは、第1実施形態に係る切替連動機構69に備えられる切替案内部693に設けられたカム部材693Cに相当する部材である。カム部材69Cは、カム部材693Cと略同形状に形成されるが、先端部の向きが左右方向外方に傾いた状態で回転不能に筐体60に設けられる点においてカム部材693Cとは異なる。
操作者により把持部731が引き下げられてプーリ62が巻き解き方向に回転すると、カム部材69Cが第1連結経路CG1に侵入するように連結部材66Aが回転される。これによって、連結部材66Aが左右方向内方側(図35中左側)に移動されて、操作装置6Aが第1伝達部材664と第1受け部材67aとが回転力を伝達可能に連結される連結状態となり、遮蔽装置1Aが第1出力軸61aを介して第1駆動軸201aが回転駆動される駆動状態となる。
操作者により把持部731が手放されてプーリ62がぜんまいバネ621の復元力により巻き取り方向に回転されると、コード止め732が操作装置6Aの導出口に当接するまで操作コード631がプーリ62に巻き取られる。この際、カム部材69Cが非連結経路CG0に侵入するように連結部材66Aが回転される。これによって、連結部材66Aが左右方向外方側(図35中右側)に移動されて、連結機構が非連結状態となる。更に、プーリ62が巻き取り方向に回転されると、円筒カム661Aに対して、連結部材66Aにおける他の構成要素が相対回転するが、連結機構が非連結状態であるため、連結部材66Aの回転は第1受け部材67aに伝達されない。
(操作装置による効果)
第2実施形態に係る操作装置の効果について説明する。
第2実施形態に係る操作装置の効果について説明する。
操作装置6Aによれば、プーリ62の回転により駆動される駆動系統が1系統のみである遮蔽装置1Aにおいて、把持部731が牽引されると連結状態、把持部731が手放されると非連結状態となるため、より簡易な構成で第1伝達軸201aからプーリ62への回転力の伝達を防止することができる。
上述した第1実施形態において、第1駆動軸201aの回転により移動される第1移動部材と、第2駆動軸201bの回転により移動される第2移動部材とを、それぞれ、上下方向に移動されるボトムレール31、中間バー41としたが、第1移動部材及び第2移動部材の移動方向はいずれの方向であっても良く、第1移動部材及び第2移動部材は前後に配列されてそれぞれ上下方向又は左右に移動するものであっても良い。また、第1駆動軸201a及び第2駆動軸201bは、遮蔽装置における遮蔽材の開閉に係る2種類の動作をさせるように駆動しても良い。例えば、同一の遮蔽材に対して、第1駆動軸201aが第1動作をさせるように遮蔽装置を駆動し、第2駆動軸201bが第1動作とは異なる第2動作をさせるように遮蔽装置を駆動しても良い。
また、切替操作部632の回転操作によりプーリ62の回転駆動力を第1駆動軸201a、第2駆動軸201bのいずれかに選択的に伝達されることとしたが、これに限定するものではない。例えば、切替操作部632を上下又は左右方向にスライド操作させるものとしても良い。
また、遮蔽装置1,1Aとしてプリーツスクリーンを例に挙げて説明したが、本発明は横型ブラインド、縦型ブラインド、ロールスクリーン、ハニカムスクリーン、たくし上げカーテン、アコーディオンドアといったブラインド、カーテン、又は間仕切り等の遮蔽装置に適用できる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る遮蔽装置の構成について説明する。図36は、本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す概略側面図である。
第3実施形態に係る遮蔽装置の構成について説明する。図36は、本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す概略側面図である。
図36に示すように、本実施形態に係る遮蔽装置1Bは、スクリーン33とスクリーン43とが前後方向に異なる位置に配される点において、第1実施形態に係る遮蔽装置1とは異なる。また、遮蔽装置1Bは、ボトムレール31と中間バー41とに代えて、第1ボトムレール31aと第2ボトムレール31bとを備え、2本の昇降コード32と2本の調光コード42とに代えて、2本の昇降コード32aと2本の昇降コード32bとを備える。また、遮蔽装置1Bは、ヘッドボックス2に代えて、2本の昇降コード32aと2本の昇降コード32bとを前後方向に異なる位置から垂下させるヘッドボックス2Bを備える。
スクリーン33は、上端がヘッドボックス2Bの下面の後方側に連結されるとともに、下端が第1ボトムレール31aの上面に連結され、2本の昇降コード32aが部分的に上下方向に挿通される。スクリーン43は、上端がヘッドボックス2Bの下面の前方側に連結されるとともに、下端が第2ボトムレール31bの上面に連結され、2本の昇降コード32bが部分的に上下方向に挿通される。
2本の昇降コード32aは、それぞれ、一端が対応する第1巻取ドラム202aに連結され、他端が第1ボトムレール31aの上面に連結される。同様に、2本の昇降コード32bは、それぞれ、一端が対応する第2巻取ドラム202bに連結され、他端が第2ボトムレール31bの上面に連結される。
第1駆動状態にある遮蔽装置1Bにおいて第1巻取ドラム202aが回転されると第1ボトムレール31aが上昇して後方側のスクリーン33が下方側から折り畳まれる。同様に、第2駆動状態にある遮蔽装置1Bにおいて第2巻取ドラム202bが回転されると前方側のスクリーン43が下方側から折り畳まれる。
このように、操作装置6は、前後に2つのスクリーン33,43を備えた遮蔽装置1Bにも適用することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態に係る遮蔽装置の構成について説明する。図37は、本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す概略側面図である。
第4実施形態に係る遮蔽装置の構成について説明する。図37は、本実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す概略側面図である。
図37に示すように、本実施形態に係る遮蔽装置1Cは、スクリーン33,43に代えてスクリーン36a,36bを備える点、及び第1ボトムレール31a,第2ボトムレール31bに代えて第1ウエイトバー35a、第2ウエイトバー35bを備える点において、第3実施形態に係る遮蔽装置1Bとは異なる。
スクリーン36a,36bは、いずれも、薄膜状に形成された部材であり、折り目が形成されていない点においてスクリーン33,43とは異なる。第1ウエイトバー35a、第2ウエイトバー35bは、いずれも長尺に形成された略板状の部材であり、それぞれ、その長手方向が左右方向を向くように配される。
スクリーン36aは、上端がヘッドボックス2Cの下面の後方側に連結されるとともに、下端が第1ウエイトバー35aの前後方向一端部に連結される。同様に、スクリーン36bは、上端がヘッドボックス2Cの下面の前方側に連結されるとともに、下端が第2ウエイトバー35bの前後方向一端部に連結される。第1ウエイトバー35a、第2ウエイトバー35bは、それぞれ、スクリーン36a,36bに適度な張力を与える重量を有する。
2本の昇降コード32aは、それぞれ、一端が対応する第1巻取ドラム202aに連結され、他端が第1ウエイトバー35aの前後方向一端部に連結される。同様に、2本の昇降コード32bは、それぞれ、一端が対応する第2巻取ドラム202bに連結され、他端が第2ウエイトバー35bの上面に連結される。
第1駆動状態にある遮蔽装置1Cにおいて第1巻取ドラム202aが回転されると第1ウエイトバー35aが上昇して後方側のスクリーン36aが下方側からたくし上げられる。同様に、第2駆動状態にある遮蔽装置1Cにおいて第2巻取ドラム202bが回転されると前方側のスクリーン36bが下方側からたくし上げられる。
このように、操作装置6は、前後に2つのスクリーン36a,36bを配した所謂ローマンシェードにも適用することができる。
<第5実施形態>
(遮蔽装置の構成)
第5実施形態に係る遮蔽装置の構成について説明する。図38は、実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す正面図である。
(遮蔽装置の構成)
第5実施形態に係る遮蔽装置の構成について説明する。図38は、実施形態に係る遮蔽装置の構成を示す正面図である。
図38に示すように、本実施形態に係る遮蔽装置1Dは、縦型ブラインドであり、ヘッドレール70、遮蔽材としての複数のルーバー71、マスターキャリア72、複数のキャリア76、第1駆動軸74a、第2駆動軸74b(図41参照)、スペーサリンク75、操作装置6B、駆動装置8を備える。
ヘッドレール70は、長尺に形成された支持部材であり、不図示の複数のブラケットを介して、窓枠の上部又は天井面に取り付けられる。複数のルーバー71は、いずれも長尺の略板状に形成された部材であり、それぞれ、マスターキャリア72または複数のキャリア76のいずれかを介して、長手方向を上下方向に向けた状態でヘッドレール70により吊り下げ支持される。
第1駆動軸74aは、軸方向がヘッドレール70の長手方向、即ち左右方向を向くように、ヘッドレール70に設けられる。第2駆動軸74bは、第1駆動軸74aの後方において、軸方向が左右方向を向くように、ヘッドレール70に設けられる。第1駆動軸74a及び第2駆動軸74bは、いずれも、一端(図38中右側の端部)が駆動装置8に接続され、他端(図38中左側の端部)がヘッドレール70により回転可能に軸支される。第1駆動軸74aは、外周に螺旋ねじが形成されたスクリューロッドである。第2駆動軸74bは、外周に軸方向に延びる複数のスプライン溝が形成されたチルトロッドである。
マスターキャリア72及び複数のキャリア76は、いずれも、第1駆動軸74a及び第2駆動軸74bにより挿通されて左右方向に移動可能に支持される。マスターキャリア72及び複数のキャリア76は、それぞれ、1つのルーバー71の長手方向一端部と連結され、これによって、複数のルーバー71がヘッドレール70により吊り下げ支持される。マスターキャリア72は、複数のキャリア76に対して、左右方向左側に配される。
マスターキャリア72は、スクリューロッドとして構成された第1駆動軸74aと螺合するリードナット(不図示)を備え、これによって、第1駆動軸74aの回転によってマスターキャリア72が左右方向に移動される。具体的には、第1駆動軸74aが順方向に回転されることによって左右方向左側(閉方向)へ移動し、第1駆動軸74aが逆方向に回転されることによって左右方向右側(開方向)へ移動するように構成される。マスターキャリア72及び複数のキャリア76は、帯状に形成されたスペーサリンク75によって互いに隣接するキャリア同士が連結される。これによって、マスターキャリア72が閉方向へ移動されるとスペーサリンク75を介して牽引されて複数のキャリア76も閉方向へ移動される。マスターキャリア72が開方向へ移動されると、マスターキャリア72に押されて複数のキャリア76も開方向へ移動される。
マスターキャリア72及び複数のキャリア76は、それぞれ、上下方向を向く軸周りに回転可能に設けられ、ルーバー71の長手方向一端部に係合してルーバー71を吊り下げ支持するキャリアフック(不図示)と、ウォーム(不図示)とを備える。キャリアフックの上端部には、チルトロッドとして形成された第2駆動軸74bに対して、一体回転可能且つ軸方向に相対移動可能に形成されたウォームと噛み合うウォームホイールが形成される。これによって、第2駆動軸74bの回転によってキャリアフックが回転される。具体的には、マスターキャリア72及び複数のキャリア76は、第2駆動軸が順方向に回転されると平面視で逆時計周りにルーバー71を回転させ、第2駆動軸が逆方向に回転されると平面視で時計周りにルーバー71を回転さるように構成される。
(操作装置の構成)
第5実施形態に係る操作装置の構成について説明する。図39、図40は、それぞれ、第1連結状態、第2連結状態における操作装置を示す平面図である。
第5実施形態に係る操作装置の構成について説明する。図39、図40は、それぞれ、第1連結状態、第2連結状態における操作装置を示す平面図である。
図39、図40に示すように、本実施形態に係る操作装置6Bは、第1伝達ギア611a、第2伝達ギア611bを更に備える点において、第1実施形態に係る操作装置6とは異なる。また、操作装置6Bは、第1出力軸61aに第1駆動軸201aではなく主駆動軸612が一体回転可能に連結され、第2出力軸61bには第2駆動軸201bが連結されない点において、操作装置6とは異なる。
第1伝達ギア611aは、第1出力軸61aに一体回転可能に設けられ、第2伝達ギア611bは、第2出力軸61bに一体回転可能に設けられる。第1伝達ギア611aと第2伝達ギア611bとは、互いに噛み合うように設けられる。これによって、第1出力軸61aの回転力が第2出力軸61bに伝達されるとともに、第2出力軸61bの回転力が第1出力軸61aに伝達される。
図39に示すように、第1連結状態に移行された操作装置6Bにおいてプーリ62が回転されると、第1出力軸61aが巻き解き方向に回転される。この際、第1出力軸61aの回転力は、第1伝達ギア611a、第2伝達ギア611bによって第2出力軸61bに伝達される。第2出力軸61bが回転されることにより、出力ギア68b、中間ギア68c、入力ギア68aを介して第2受け部材67bが巻き取り方向に回転されるが、第2受け部材67bと連結部材66とが連結されていないため、第2受け部材67bは空転する。
図40に示すように、第2連結状態に移行された操作装置6Bにおいてプーリ62が回転されると、第2受け部材67bが巻き解き方向に回転される。第2受け部材67bの巻き解き方向の回転力は、入力ギア68a、中間ギア68c、出力ギア68bを介して第2出力軸61bに伝達される。第2出力軸61bの巻き解き方向の回転力は、第2伝達ギア611b、第1伝達ギア611aにより反転されて第1出力軸61aに伝達されるため、第1出力軸61aは巻き取り方向に回転される。
このように、本実施形態に係る操作装置6Bによれば、操作装置6Bの連結状態を切り替えることによって、第1出力軸61a及び第1出力軸61aに連結される主駆動軸612の回転方向を切り替えることができる。主駆動軸612は、駆動装置8に回転力を伝達可能に連結されため、操作装置6Bの連結状態を切り替えることによって、駆動装置8に入力される回転力の方向を切り替えることができる。なお、後述する駆動装置8の説明においては、回転方向に関して、巻き取り方向を順方向と称し、巻き解き方向を逆方向と称する。
(駆動装置の構成)
第5実施形態に係る駆動装置の構成について説明する。図41、図42は、それぞれ、本実施形態に係る駆動装置の構成を示す縦断面図、分解組立図である。
第5実施形態に係る駆動装置の構成について説明する。図41、図42は、それぞれ、本実施形態に係る駆動装置の構成を示す縦断面図、分解組立図である。
図41、図42に示すように、駆動装置8は、ケース80、太陽歯車811、4つの遊星歯車812、遊星キャリア813、駆動ギア831、従動ギア832、トルクリミッタ841、第1回転体822、第2回転体823、出力軸824を備える。
ケース80には、従動ギア832を相対回転可能に軸支する円形開口と、内周面に4つの遊星歯車812と噛み合う内歯810が形成された円形開口とが形成される。太陽歯車811は、主駆動軸612の端部に一体回転可能に連結され、4つの遊星歯車812と噛み合う。遊星キャリア813は、ケース80により相対回転可能に軸支され、その回転軸心を中心とする円に沿って4つの遊星歯車812を相対回転可能に軸支する。内歯810、太陽歯車811、4つの遊星歯車812、遊星キャリア813によれば、プーリ62の操作荷重を軽減する遊星歯車機構が構成される。
駆動ギア831は、遊星キャリア813と一体回転可能に形成され、従動ギア832と噛み合う。トルクリミッタ841は、一体回転可能に第2駆動軸74bに連結されるとともに、一体回転可能に従動ギア832に連結される。トルクリミッタ841は、第2駆動軸74bに所定量以上の負荷が作用した場合に第2駆動軸74bに対して従動ギア832が空転するように構成される。
出力軸824は、左右方向内方側(図41中左側)が開口された略円筒状に形成され、左右方向外方側(図41中右側)に突出する回転軸824aと、左右方向内方側に突出する回転軸824bとを有し、略円筒状部分には円弧状の切り欠き824cが形成される。回転軸824aは第1回転体822、第2回転体823を軸支する。回転軸824bには、第1駆動軸74aが一体回転可能に連結される。
第2回転体823は、回転軸824aが挿通可能な貫通孔が形成された略円盤状に形成され、係合片823aと係合片823bとを有する。係合片823aは、第2回転体823の径外側縁端から左右方向内方側に突出する円弧状の部材であり、出力軸824の切り欠き824cに導入可能に形成される。係合片823bは、第2回転体823の径内側端部において左右方向外方側に突出し、径外側に向かって開角した扇状に形成された部材である。
第1回転体822は、回転軸824aが挿通可能な貫通孔が形成されるとともに、遊星キャリア813が左右方向外方側の底部を成す円筒状に形成された駆動ギア831の内部に収容可能な略円盤状に形成される。第1回転体822は、その左右方向内方側の側面において左右方向内方側に突出し、径外側に向かって開角した扇状に形成される係合片822aを有する。遊星キャリア813の内周壁には、左右方向内方側に突出し、径外側に向かって開角した扇状に形成される係合片821が形成され、第1回転体822には、遊星キャリア813に収容された状態において係合片821が導入可能な切り欠き822bが形成される。
係合片821、第1回転体822、第2回転体823、出力軸824によれば、第2駆動軸74bが所定角度回転するまで遊星キャリア813からの回転力を第1駆動軸74aに伝達しないように空転する空転機構が構成される。空転後、遊星キャリア813の回転力は第1駆動軸74aに伝達される。
なお、遊星歯車機構と空転機構とを含む駆動装置8の詳細な構成及び動作については、特開2020-200637号公報を参照されたい。
(遮蔽装置の動作)
第5実施形態に係る遮蔽装置の動作について説明する。図43~図46は、ぞれぞれ、全開状態、第1駆動状態、全閉状態、第2駆動状態にある遮蔽装置を示す概略平面図である。
第5実施形態に係る遮蔽装置の動作について説明する。図43~図46は、ぞれぞれ、全開状態、第1駆動状態、全閉状態、第2駆動状態にある遮蔽装置を示す概略平面図である。
全てのルーバー71が左右方向右側端部まで移動されるとともに、平面視で時計回りに限界まで回転されると、図43に示すように、遮蔽装置1Dが全開状態となる。全開状態にある遮蔽装置1Dにおいて、遮蔽装置1Dが第1駆動状態に切り替えられ、操作コード631が牽引されてプーリ62が巻き解き方向に回転されると、図44(a)に示すように、操作装置6B、駆動装置8を介して、第2駆動軸74bが順方向に回転されてルーバー71が反時計回りに回転される。この際、空転機構により第1駆動軸74aは回転されない。
プーリ62が巻き解き方向に更に回転されると、図44(b)に示すように、ルーバー71が反時計回りに限界まで回転され、トルクリミッタ841により従動ギア832が第2駆動軸74bに対して空転する。また、従動ギア832の空転が開始されるタイミングで空転機構による空転が終了し、第1駆動軸74aが順方向に回転される。第1駆動軸74aが順方向に回転されるとマスターキャリア72が閉方向へ移動し、図44(c)に示すように、ルーバー71が閉方向に移動される。
プーリ62が巻き解き方向に更に回転され、マスターキャリア72が左右方向左側端部まで移動されると、図45に示すように、遮蔽装置1Dが全閉状態となる。全閉状態にある遮蔽装置1Dにおいて、遮蔽装置1Dが第2駆動状態に切り替えられ、操作コード631が牽引されてプーリ62が巻き解き方向に回転されると、図46(a)に示すように、操作装置6B、駆動装置8を介して、第2駆動軸74bが逆方向に回転されてルーバー71が時計回りに回転される。この際、空転機構により第1駆動軸74aは回転されない。
プーリ62が巻き解き方向に更に回転されると、図46(b)に示すように、ルーバー71が時計回りに限界まで回転され、トルクリミッタ841により従動ギア832が第2駆動軸74bに対して空転する。また、従動ギア832の空転が開始されるタイミングで空転機構による空転が終了し、第1駆動軸74aが逆方向に回転される。第1駆動軸74aが逆方向に回転されるとマスターキャリア72が開方向へ移動し、図46(c)に示すように、ルーバー71が開方向に移動される。
このように、操作装置6Bによれば、第1駆動軸74a、第2駆動軸74bの回転方向に応じて異なる動作がなされる遮蔽装置1Dにおいても、操作性を向上させることができる。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の各実施形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
1 遮蔽装置
74a,201a 第1駆動軸
74b,201b 第2駆動軸
31 ボトムレール(第1移動部材)
41 中間バー(第2移動部材)
6,6A,6B 操作装置
62 プーリ
63 操作部
631 操作コード
65 伝達軸
66 連結部材
67a 第1受け部材
67b 第2受け部材
69 切替連動機構
71 ルーバー
691 切替伝達部
692 切替変換部
693 切替案内部
695 弾性規制部
74a,201a 第1駆動軸
74b,201b 第2駆動軸
31 ボトムレール(第1移動部材)
41 中間バー(第2移動部材)
6,6A,6B 操作装置
62 プーリ
63 操作部
631 操作コード
65 伝達軸
66 連結部材
67a 第1受け部材
67b 第2受け部材
69 切替連動機構
71 ルーバー
691 切替伝達部
692 切替変換部
693 切替案内部
695 弾性規制部
Claims (2)
- 遮蔽材の下端に連結されるボトムレールと、前記遮蔽材の上端に連結される中間バーとを備える遮蔽装置を操作するための操作装置であって、
前記ボトムレールを昇降操作可能である第1状態と、前記中間バーを昇降操作可能である第2状態とに前記操作装置を切り替える操作部を備え、
前記第1状態または前記第2状態への切り替え操作は、前記操作部を回転させることによりなされることを特徴とする操作装置。 - 操作者により回転操作されるプーリから回転駆動力が伝達される伝達軸と、
前記操作装置が前記第1状態に切り替えられた場合に前記ボトムレールを昇降駆動する第1駆動軸に前記伝達軸の回転力を伝達可能に連結され、前記操作装置が前記第2状態に切り替えられた場合に前記中間バーを昇降駆動する第2駆動軸に前記伝達軸の回転力を伝達可能に連結される連結部材とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021206281 | 2021-12-20 | ||
| JP2021206281 | 2021-12-20 | ||
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Publications (2)
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005350850A (ja) | 2002-06-04 | 2005-12-22 | Ryuzo Tsukamoto | ブラインド |
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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