JP7846521B2 - 防氷・防雪用乳化組成物 - Google Patents
防氷・防雪用乳化組成物Info
- Publication number
- JP7846521B2 JP7846521B2 JP2021204134A JP2021204134A JP7846521B2 JP 7846521 B2 JP7846521 B2 JP 7846521B2 JP 2021204134 A JP2021204134 A JP 2021204134A JP 2021204134 A JP2021204134 A JP 2021204134A JP 7846521 B2 JP7846521 B2 JP 7846521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- snow
- groups
- cellulose fibers
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
このため、防雪効果がある塗料の開発が進められており、例えば特許文献1には、酸化硬化性の樹脂とフッ素系界面活性剤を含む有機溶剤系の塗料を乾燥させて形成される塗膜によって雪を滑らせる効果を長期に渡って持続する旨、記載されている。
〔1〕 以下の成分(A)~(C)を含有する、防氷・防雪用乳化組成物。
(A) 下記成分(a)及び成分(b)からなる群より選択される一種以上の変性セルロース繊維
(a) I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維
(b) I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維のアニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される一種以上の基に修飾基が結合されてなる疎水変性セルロース繊維
(B) 水
(C) 25℃1気圧で液体の有機化合物
〔2〕 前記〔1〕に記載の防氷・防雪用乳化組成物を塗布、乾燥させる工程
を含む、防氷・防雪用膜の製造方法。
〔3〕 前記〔1〕に記載の防氷・防雪用乳化組成物が乾燥し、塗膜を形成した構造体。
本発明の防氷・防雪用乳化組成物は、以下の成分(A)~(C)を含有する。
本明細書において、「防氷・防雪用」とは、防氷用及び防雪用の少なくとも一方の用途、好ましくは両方の用途であることを意味する。
成分(A)は、下記成分(a)及び成分(b)からなる群より選択される一種以上の変性セルロース繊維である。
(a) I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維
(b) I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維のアニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される一種以上の基に修飾基が結合されてなる疎水変性セルロース繊維
変性セルロース繊維の平均繊維径としては、取扱い性の観点から、好ましくは0.1nm以上、より好ましくは1.0nm以上、更に好ましくは2.0nm以上であり、成膜した時の強度の観点から、好ましくは200nm以下、より好ましくは100nm以下、更に好ましくは50nm以下である。変性セルロース繊維の平均繊維径は、後述の実施例に記載の方法によって測定される。
本発明で用いられるアニオン変性セルロース繊維は、セルロース繊維中にアニオン性基を含むようにアニオン変性されたセルロース繊維である。
成分(b)の疎水変性セルロース繊維は、I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維の特定の基に修飾基が結合する。修飾基の結合箇所としては、アニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される一種以上の基である。
成分(A)の変性セルロース繊維のなかで、成分(a)の「I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維」は、例えば、(1)原料のセルロース繊維にアニオン性基を導入してアニオン変性セルロース繊維を得る工程を含む方法によって製造することができる。
成分(A-1)アニオン変性セルロース繊維、
成分(A-2)アミノ変性シリコーン、及びカチオン性基を有する炭化水素系化合物からなる群より選択される一種以上の化合物
成分(B)水、並びに
成分(C)25℃1気圧で液体の有機化合物
を混合する工程が挙げられる。かかる態様は、後述の本発明の乳化組成物の製造方法における工程、即ち、成分(A-1)、成分(A-2)、成分(B)及び成分(C)を混合する工程と同一である。かかる態様によれば、疎水変性セルロース繊維と本発明の乳化組成物とを同一の工程で製造できるため、より好ましい製造方法ということができる。
本発明で用いられるアニオン変性セルロース繊維は、原料のセルロース繊維に酸化処理又はアニオン性基の付加処理を施して、少なくとも1つ以上のアニオン性基を導入してアニオン変性させることによって得ることができる。
セルロース繊維にカルボキシ基を導入する方法としては、例えばセルロースのヒドロキシ基を酸化してカルボキシ基に変換する方法や、セルロースのヒドロキシ基にカルボキシ基を有する化合物、カルボキシ基を有する化合物の酸無水物及びそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種を反応させる方法が挙げられる。
セルロース繊維にアニオン性基としてスルホン酸基を導入する方法としては、セルロース繊維に硫酸を添加し加熱する方法等が挙げられる。
セルロース繊維にアニオン性基としてリン酸基を導入する方法としては、乾燥状態又は湿潤状態のセルロース繊維に、リン酸又はリン酸誘導体の粉末や水溶液を混合する方法や、セルロース繊維の分散液にリン酸又はリン酸誘導体の水溶液を添加する方法等が挙げられる。これらの方法を採用した場合、一般的に、リン酸又はリン酸誘導体の粉末や水溶液を混合または添加した後に、脱水処理及び加熱処理等を行う。
このようにして得られるアニオン変性セルロース繊維中に含まれるアニオン性基は、例えばカルボキシ基、スルホン酸基及びリン酸基等が挙げられる。前記アニオン性基は、セルロース繊維への修飾基の導入効率の観点から、カルボキシ基であることが好ましい。アニオン変性セルロース繊維におけるアニオン性基の対となるイオン(カウンターイオン)としては、例えば、製造時のアルカリ存在下で生じるナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン及びアルミニウムイオン等の金属イオンや、これらの金属イオンを酸で置換して生じるプロトン等が挙げられる。
成分(b)の疎水変性セルロース繊維は、前記アニオン変性セルロース繊維に、高分子化合物、及びカチオン性基を有する炭化水素系化合物からなる群より選択される一種以上の化合物を結合させることにより製造することができる。かかる製造方法としては、公知の方法、例えば特開2015-143336号公報に記載の方法を用いることができる。
本発明において修飾用化合物として用いられる高分子化合物は、市販品を用いるか、公知の方法に従って調製することができる。高分子化合物は1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
アミノ変性シリコーンとは、アミノ基を有するシリコーン系化合物である。アミノ変性シリコーンとしては、25℃での動粘度が10mm2/s以上20,000mm2/s以下のものが好ましい。さらに、アミノ当量が400g/mol以上16,000g/mol以下のアミノ変性シリコーンが好ましいものとして挙げられる。
-C3H6-NH2
-C3H6-NH-C2H4-NH2
-C3H6-NH-[C2H4-NH]e-C2H4-NH2
-C3H6-NH(CH3)
-C3H6-NH-C2H4-NH(CH3)
-C3H6-NH-[C2H4-NH]f-C2H4-NH(CH3)
-C3H6-N(CH3)2
-C3H6-N(CH3)-C2H4-N(CH3)2
-C3H6-N(CH3)-[C2H4-N(CH3)]g-C2H4-N(CH3)2
-C3H6-NH-cyclo-C5H11
(ここで、e、f、gは、それぞれ1~30の数である。)
H2N(CH2)2NH(CH2)3Si(CH3)(OCH3)2 (a2)
本発明における、カチオン性基を有する炭化水素系化合物とは、一つのカチオン性基に対して一つ以上の炭化水素基が結合したものである。カチオン性基を有する炭化水素系化合物の合計炭素数は、高い防氷性及び防雪性を有する膜を得る観点から、好ましくは16以上であり、さらに好ましくは18以上であり、ハンドリング性の観点から、好ましくは40以下であり、より好ましくは30以下であり、更に好ましくは26以下である。
カチオン性基を有する炭化水素系化合物は、オキシアルキレン基を含まないものがより好ましい。
前記炭化水素系化合物における炭化水素基としては、例えば、鎖式飽和炭化水素基、鎖式不飽和炭化水素基、環式飽和炭化水素基、及び芳香族炭化水素基が挙げられる。炭化水素基の炭素数は、入手性の観点から、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上であり、更に好ましくは3以上であり、同様の観点から、好ましくは40以下であり、より好ましくは30以下であり、更に好ましくは24以下である。なお、炭化水素基の炭素数とは、別に規定の無い限り、一つの炭化水素基における炭素数のことを意味する。
疎水変性セルロース繊維を得る工程における、前記アニオン変性セルロース繊維中のアニオン性基に対する、使用する修飾用化合物のアニオン性基と反応し得る官能基の当量は、防氷性及び防雪性及びその耐久性の観点から、好ましくは0.1当量以上、より好ましくは0.5当量以上、更に好ましくは1当量以上であり、同様の観点から、好ましくは20当量以下、より好ましくは10当量以下、更に好ましくは2当量以下である。
変性セルロース繊維の製造方法のいずれかの段階においてセルロースを微細化することにより、マイクロメータースケールのセルロースをナノメータースケールに微細化することができる。平均繊維径をナノメートルサイズにまで小さくすることによって、成膜時の強度が向上するため、微細化処理工程をさらに実施することが好ましい。
本発明における成分(B)は水である。成分(B)は、変性セルロース繊維の製造の際の溶媒として、及び本発明の乳化組成物の構成成分の一つとしての役割を有する。
本発明における成分(C)は25℃1気圧で液体の有機化合物である。成分(C)は疎水変性セルロース繊維の製造の際の溶媒であってもよい。
25℃1気圧で液体の有機化合物の水への溶解度は、25℃の水100gあたり、10g以下が好ましく、1g以下が更に好ましい。
成分(C)の分子量は、防氷性及び防雪性を向上させた膜を得る観点から、好ましくは100,000以下、より好ましくは50,000以下、更に好ましくは10,000以下であり、同上の観点から、好ましくは100以上、より好ましくは200以上である。
油脂としては、例えば、大豆油、ヤシ油、アマニ油、綿実油、ナタネ油、ヒマシ油などの植物油や動物油等が挙げられる。
本発明の乳化組成物は、成分(D)の修飾用化合物以外のポリエーテル変性シリコーン化合物を含んでいてもよい。かかる成分(D)を乳化組成物に配合することによって、防氷性及び防雪性向上させた膜を得ることができる。成分(D)の一例としては、メチルシリコーン鎖を主鎖とし、ポリオキシエチレン基からなる側鎖をもつ化合物が挙げられ、具体的には、下記一般式で示される化合物が挙げられる。
HLB値=20×親水基部の分子量の総和/分子量
本発明の乳化組成物は、成分(A)及び成分(D)以外の高分子化合物(成分(E))を更に含んでいてもよい。
かかる高分子化合物は、高い防氷性及び防雪性を有する膜を得る観点から、下記の高分子化合物(X)及び高分子化合物(Y)からなる群より選択される1種以上が好ましい。
高分子化合物(X):主鎖にエステル基、アミド基、ウレタン基、アミノ基、エーテル基又はカーボネート基を有する高分子化合物(但し、成分(A)及び成分(D)のいずれかに該当する高分子化合物は、高分子化合物(X)として扱わない。)
高分子化合物(Y):側鎖にエステル基若しくはアミド基を有するメタクリル系又はアクリル系高分子
主鎖にエステル基を有する高分子化合物(X)としては、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、及びアルケニルコハク酸等のジカルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール等のジオールとの縮合物等、あるいは、グルコール酸、乳酸などの一分子内にヒドロキシ基とカルボキシル基の両方を有する化合物の縮合物が挙げられる。
側鎖にエステル基若しくはアミド基を有するメタクリル系又はアクリル系高分子(以下、単に(メタ)アクリル系高分子ともいう)としては、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート等のポリアルキル(メタ)アクリレート、スチレンアクリル、ウレタンアクリル等アクリルとの共重合体、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリN-メチル(メタ)アクリルアミド、ポリN,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、ポリN-フェニル(メタ)アクリルアミド等のポリ(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
本発明においては、高い防氷性及び防雪性を有する膜を得る観点から、成分(E)が(メタ)アクリル系高分子を含む高分子化合物であることが好ましい。
本発明の乳化組成物は、前記成分以外に、可塑剤、結晶核剤、充填剤(無機充填剤、有機充填剤)、加水分解抑制剤、難燃剤、酸化防止剤、炭化水素系ワックス類やアニオン型界面活性剤である滑剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防曇剤、光安定剤、顔料、防カビ剤、抗菌剤、発泡剤、界面活性剤;でんぷん類、アルギン酸等の多糖類;ゼラチン、ニカワ、カゼイン等の天然たんぱく質;タンニン、ゼオライト、セラミックス、金属粉末等の無機化合物;香料;流動調整剤;レべリング剤;導電剤;紫外線分散剤;消臭剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。また同様に、本発明の効果を阻害しない範囲内で他の高分子材料や他の組成物を添加することも可能である。
本発明の防氷・防雪用乳化組成物は、前記の成分(A)、成分(B)及び成分(C)を必須成分として含む、乳化状態の組成物である。本発明における乳化は、水と、25℃1気圧で液体の有機化合物を混合した状態で機械力をかけ、一方の液中に他方の液滴が微細に分散した状態とすることである。o/w型エマルション、w/o型エマルションのどちらでもよいが好ましくはo/w型エマルションである。
本発明の防氷・防雪用乳化組成物の製造方法は、前述の成分(A)、成分(B)、成分(C)等を混合する工程を有するものである。ここで、変性セルロース繊維の水分散液に25℃1気圧で液体の有機化合物を混合してもよく、あるいは、変性セルロース繊維の該有機化合物分散液と水とを混合してもよい。
好ましくは、成分(A-1)と成分(A-2)とを、成分(B)及び成分(C)の存在下で混合する工程を含む製造方法が好ましい。
従って、本発明の乳化組成物の好ましい一態様は、成分(A-1)、成分(A-2)、成分(B)、及び成分(C)を含有するものである。その場合、成分(A)の含有量は、成分(A-1)と成分(A-2)との合計含有量である。
本発明の、変性セルロース繊維を含有する膜の製造方法は、前記本発明の乳化組成物を塗布、乾燥させる工程を含む。
前記の製造方法によって得られる防氷・防雪用膜は、文献(超撥水・超撥油・滑液性表面の技術/発行者:元木浩/発行所:サイエンス&テクノロジー株式会社/2016年1月28日発行)に示される滑液表面性を示すことが好ましい。滑落角の値が小さいほど、その膜の滑液性が高いことを示す。
本発明の膜における成分(C)や、成分(D)及び/又は成分(E)の好ましい量の範囲についても、乳化組成物におけるそれらの好ましい量の範囲に対応する。
本発明の防氷・防雪用乳化組成物が乾燥し、前記の基質上に塗膜を形成した構造体は、基質の表面を滑液表面に改質することができる。本発明の膜は屋根、建造物の壁面や柵、太陽光パネル、標識や看板、信号機などの道路設備、飛行機、自動車、電車の車両や電線、あるいは衣服等の被覆材として好適に用いることができる。これにより、雪や氷等の付着を抑制する防氷・防雪膜等として、好適に用いることができる。
(A)下記成分(a)及び成分(b)からなる群より選択される一種以上の変性セルロース繊維、
(a)I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維
(b)I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維のアニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される一種以上の基に修飾基が結合してなる疎水変性セルロース繊維、及び
(C)25℃1気圧で液体の有機化合物、
を含有し、粒子状構造を有する膜である。
測定対象のセルロース繊維に水を加えて、その含有量が0.0001質量%の分散液を調製する。該分散液をマイカ(雲母)上に滴下して乾燥したものを観察試料として、原子間力顕微鏡(AFM)(Digital instrument社製、Nanoscope II Tappingmode AFM;プローブはナノセンサーズ社製、Point Probe(NCH)を使用)を用いて、該観察試料中のセルロース繊維の繊維高さ(繊維のあるところとないところの高さの差)を測定する。その際、該セルロース繊維が確認できる顕微鏡画像において、セルロース繊維を100本以上抽出し、それらの繊維高さから平均繊維径を算出する。繊維方向の距離より、平均繊維長を算出する。平均アスペクト比は平均繊維長/平均繊維径より算出する。AFMによる画像で分析される高さを繊維径とみなすことができる。
測定対象のセルロース繊維に脱イオン水を加えて、その含有量が0.01質量%の分散液を調製する。該分散液を湿式分散タイプ画像解析粒度分布計(ジャスコインターナショナル社製、商品名:IF-3200)を用いて、フロントレンズ:2倍、テレセントリックズームレンズ:1倍、画像分解能:0.835μm/ピクセル、シリンジ内径:6515μm、スペーサー厚み:500μm、画像認識モード:ゴースト、閾値:8、分析サンプル量:1mL、サンプリング:15%の条件で測定する。セルロース繊維を100本以上測定し、それらの平均ISO繊維径を平均繊維径をとして、平均ISO繊維長を平均繊維長として算出する。
乾燥質量0.5gの測定対象のセルロース繊維を100mLビーカーにとり、脱イオン水又はメタノール/水=2/1の混合溶媒を加えて全体で55mLとし、ここに0.01M塩化ナトリウム水溶液5mLを加えて分散液を調製する。測定対象のセルロース繊維が十分に分散するまで該分散液を攪拌する。この分散液に0.1M塩酸を加えてpHを2.5~3に調整し、自動滴定装置(東亜ディーケーケー社製、商品名「AUT-701」)を用い、0.05M水酸化ナトリウム水溶液を、待ち時間60秒の条件で該分散液に滴下し、1分ごとの電導度及びpHの値を測定する。pH11程度になるまで測定を続け、電導度曲線を得る。この電導度曲線から、水酸化ナトリウム滴定量を求め、次式により、測定対象のセルロース繊維のアニオン性基含有量を算出する。
アニオン性基含有量(mmol/g)=[水酸化ナトリウム滴定量×水酸化ナトリウム水溶液濃度(0.05M)]/[測定対象のセルロース繊維の質量(0.5g)]
測定対象の酸化セルロース繊維のカルボキシ基含有量を、上記アニオン性基含有量の測定方法によって測定する。
一方、これとは別に、ビーカーに、測定対象の酸化セルロース繊維の水分散液100g(固形分含有量1.0質量%)、酢酸緩衝液(pH4.8)100g、2-メチル-2-ブテン0.33g、亜塩素酸ナトリウム0.45gを加え25℃で16時間撹拌して、酸化セルロース繊維に残存するアルデヒド基の酸化処理を行う。反応終了後、脱イオン水にて洗浄を行い、アルデヒド基を酸化処理したセルロース繊維を得る。反応液を凍結乾燥処理し、得られた乾燥品のカルボキシ基含有量を上記アニオン性基含有量の測定方法で測定し、「酸化処理した酸化セルロース繊維のカルボキシ基含有量」を算出する。続いて、式1にて測定対象の酸化セルロース繊維のアルデヒド基含有量を算出する。
ハロゲン水分計(島津製作所社製;商品名「MOC-120H」)を用いて測定する。サンプル1gに対して150℃恒温で30秒ごとの測定を行い、質量減少がサンプルの初期量の0.1%以下となった値を固形分含有量とする。
疎水変性セルロース繊維等の各種の結晶構造は、X線回折計(リガク社製、MiniFlexII)を用いて以下の条件で測定することにより確認する。
測定条件は、X線源:Cu/Kα-radiation、管電圧:30kv、管電流:15mA、測定範囲:回折角2θ=5~45°、X線のスキャンスピード:10°/minとする。測定用サンプルは面積320mm2×厚さ1mmのペレットに圧縮して作製する。また、セルロースI型結晶構造の結晶化度は得られたX線回折強度を、以下の式Aに基づいて算出する。
セルロースI型結晶化度(%)=[(I22.6-I18.5)/I22.6]×100
〔式中、I22.6は、X線回折における格子面(002面)(回折角2θ=22.6°)の回折強度、I18.5は、アモルファス部(回折角2θ=18.5°)の回折強度を示す〕
したがって、上記式Aで得られる結晶化度が35%以下の場合には、以下の式Bに基づいて算出した値を結晶化度として用いることができる。
セルロースI型結晶化度(%)=[Ac/(Ac+Aa)]×100
〔式中、Acは、X線回折における格子面(002面)(回折角2θ=22.6°)、(011面)(回折角2θ=15.1°)および(0-11面)(回折角2θ=16.2°)のピーク面積の総和、Aaは,アモルファス部(回折角2θ=18.5°)のピーク面積を示し、各ピーク面積は得られたX線回折チャートをガウス関数でフィッティングすることで求める〕
疎水変性セルロース繊維におけるセルロース繊維(換算量)は、以下の方法によって測定する。
(1)添加される「修飾用化合物」が1種類の場合
セルロース繊維量(換算量)を下記式Cによって算出する。
<式C>
セルロース繊維量(換算量)(g)=疎水変性セルロース繊維の質量(g)/〔1+修飾用化合物の分子量(g/mol)×修飾基の結合量(mmol/g)×0.001〕
(2)添加される「修飾用化合物」が2種類以上の場合
各化合物のモル比率(即ち、添加される化合物の合計モル量を1とした時のモル比率)を考慮して、セルロース繊維量(換算量)を算出する。
B型粘度計(東機産業TVB-10)No.1ローターを用いて、25℃、回転速度60RPM、1分後の粘度を測定する。
Cryo-SEMによる乳化組成物の観察は、FEI社製電界放射型走査電子顕微鏡Scios DualBeamを用いて行う。凍結した乳化組成物から水分を徐々に昇華させながら観察を行う。加速電圧2kV、倍率25000倍にて観察を行う。
レーザー回折法による乳化滴の粒径測定は、堀場製作所製LA-960を用いて行う。
測定条件:測定用セルに水を加え、吸光度が適正範囲になる濃度で体積粒度分布及び体積中位粒径(D50)を測定する。なお、相対屈折率1.20、温度25℃、循環ポンプON、循環速度5、撹拌速度5とする。
調製例1
針葉樹の漂白クラフトパルプ(ウエストフレザー社製、商品名:ヒントン)を原料の天然セルロース繊維として用いた。TEMPOとしては、市販品(ALDRICH社製、Free radical、98質量%)を用いた。次亜塩素酸ナトリウム、臭化ナトリウム及び水酸化ナトリウムとしては市販品を用いた。
調製例1で最終的に得られたアニオン変性セルロース繊維に脱イオン水を添加して懸濁液(固形分含有量2.0質量%)100gを調製した。これに0.5M水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH=8に調整後、脱イオン水を加えて合計200gとした。この懸濁液に、高圧ホモジナイザー(吉田機械社製、商品名:ナノヴェイタL-ES)を用いて150MPaで微細化処理を3回行い、微細化アニオン変性セルロース繊維分散液(固形分含有量1.0質量%)を得た。この微細化アニオン変性セルロース繊維が有するカルボキシ基のカウンターイオンはナトリウムイオンであった。この微細化アニオン変性セルロース繊維を「TCNF(Na型)」と略記する。
調製例2で得られた微細化アニオン変性セルロース繊維分散液(固形分含有量1.0質量%)182gをはかり取り、脱イオン水を加えて合計400gとした。そこに0.1M水酸化ナトリウム水溶液1.2mL、水素化ホウ素ナトリウム120mgを加え、25℃で4時間撹拌した。次に、1M塩酸9mLを加えてプロトン化を行った。反応終了後ろ過し、得られたケークを脱イオン水で6回洗浄して塩および塩酸を除去し、アルデヒド基が還元処理された、微細化アニオン変性セルロース繊維分散液(固形分含有量0.9質量%)を得た。得られたセルロース繊維のカルボキシ基含有量は1.50mmol/g、アルデヒド基含有量は0.02mmol/gであった。この微細化アニオン変性セルロース繊維が有するカルボキシ基は遊離酸型(COOH)となっており、「TCNF(H型)」と略記する。この微細化アニオン変性セルロース繊維の結晶化度は30%、平均繊維径は3.3nm、平均繊維長は600nmであった。
実施例1
ビーカーに、調製例3で得られた微細化アニオン変性セルロース繊維分散液を66.7g(固形分含有量0.9質量%)、シリコーンオイル1を6.0g、修飾用化合物としてアミノ変性シリコーン1を1.91g(アニオン変性セルロース繊維のカルボキシ基に対して1.25当量に相当)混合し、そこに脱イオン水を加えて合計100gとした。この分散液をメカニカルスターラーで常温で5分間撹拌した後、高圧ホモジナイザー(吉田機械社製、商品名:ナノヴェイタL-ES)にて150MPaで10パス処理させることで、アニオン変性セルロース繊維に、アミノ変性シリコーンがイオン結合を介して結合した疎水変性セルロース繊維を含む乳化組成物を得た。得られた組成物は白濁液であって、光学顕微鏡によって水中に油滴が分散している様子が観察されたため、乳化組成物であると判断した。レーザー回折法による平均乳化粒径は300nmであった。
ビーカーに実施例1で得られた乳化組成物100gをはかり取り、そこにポリエーテル変性シリコーン1を0.2g添加し、25℃で30分撹拌し、乳化組成物を得た。
シリコーンオイル1の量を2.0gとしたこと以外は実施例1と同様にして、アニオン変性セルロース繊維に、アミノ変性シリコーンがイオン結合を介して結合した疎水変性セルロース繊維を含む乳化組成物を得た。得られた乳化組成物100gに対して、ポリエーテル変性シリコーン1を0.2g添加して攪拌し、乳化組成物を得た。
シリコーンオイル1の代わりにシリコーンオイル2を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、アニオン変性セルロース繊維に、アミノ変性シリコーンがイオン結合を介して結合した疎水変性セルロース繊維を含む乳化組成物を得た。得られた乳化組成物100gに対して、ポリエーテル変性シリコーン1を0.2g添加して攪拌し、乳化組成物を得た。
シリコーンオイル1の代わりにシリコーンオイル3を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、アニオン変性セルロース繊維に、アミノ変性シリコーンがイオン結合を介して結合した疎水変性セルロース繊維を含む乳化組成物を得た。得られた乳化組成物100gに対して、ポリエーテル変性シリコーン1を0.2g添加して攪拌し、乳化組成物を得た。
実施例2の乳化組成物に更にスチレンアクリル1のエマルジョン(固形分45%)3.3g加えて攪拌し、乳化組成物を得た。
実施例2の乳化組成物に更にスチレンアクリル1のエマルジョン(固形分45%)6.6g加えて攪拌し、乳化組成物を得た。
実施例2の乳化組成物に更にスチレンアクリル1のエマルジョン(固形分45%)13.2gを加えて攪拌し、乳化組成物を得た。
実施例2の乳化組成物に更にウレタン1のエマルジョン(固形分29.5%)20.3gを加えて攪拌し、乳化組成物を得た。
アミノ変性シリコーン1の代わりに、オレイルアミン0.30g(アニオン変性セルロース繊維のカルボキシ基に対して1.25当量に相当)を配合した以外は実施例1と同様にして乳化組成物を調製し、得られた乳化組成物100gに対して、ポリエーテル変性シリコーン1を0.2g添加して攪拌し、乳化組成物を得た。
シリコーンオイル1の代わりにパルミチン酸イソプロピルを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、乳化組成物を調製し、得られた乳化組成物100gに対して、ポリエーテル変性シリコーン1を0.2g添加して攪拌し、乳化組成物を得た。
比較例1として、市販防雪塗料「関西ペイント製ラク雪塗料」を塗工液とした。当該防雪塗料は、アクリル系合成樹脂及び顔料が有機溶剤に分散した塗料である点で、本発明の乳化組成物には該当しない。
比較例2として、凹凸構造に潤滑油を被覆させた表面を作製した。具体的には、ガラス基板(10cm×10cm×厚み5mm)に、凹凸構造を有する撥水性シート(東洋アルミ社製「Toyal Ultra Lotus(登録商標)」)をセロハンテープで貼り付けた。撥水性シート100cm2に対して、潤滑油としてのシリコーンオイル1を0.19g塗布し、膜厚20μmの潤滑油被覆表面膜を作製した。
[修飾用化合物]
アミノ変性シリコーン1:ダウ・東レ社製「DOWSILTMSS-3551」、動粘度:1,000、アミノ当量:1,700
オレイルアミン:富士フィルム和光純薬社製
[成分(C)]
シリコーンオイル1:信越化学工業社製「KF-96-100cs」、SP値:7.3
シリコーンオイル2:信越化学工業社製「KF-96-10cs」、SP値:7.3
シリコーンオイル3:信越化学工業社製「KF-96-3000cs」、SP値:7.3
パルミチン酸イソプロピル:富士フィルム和光純薬社製、SP値:8.5
[成分(D)]
ポリエーテル変性シリコーン1:信越化学工業社製「KF-640」、HLB:14
[成分(E)]
スチレンアクリル1:ダイセルオルネクス社製「VIACRYL VSC 6286w/45WA」
ウレタン1:ダイセルオルネクス社製、DAOTAN TW 6450/30WA、固形分29.5%
実施例1~11で作製した乳化組成物、及び比較例1で作製した塗工液を、それぞれ別々のガラス基板(10cm×10cm×厚み5mm)上に塗布し、ガラス基板全域に塗り広げた。次いで、1気圧、25℃、湿度約40%RHで24時間乾燥させて基板上に膜を作製した。下記の測定方法によって、それぞれの膜の厚みを測定したところ、いずれも20μmであった。
比較例1の塗工液については、乾燥後の膜厚が20μmとなるように、実施例と同じガラス基板上に刷毛で塗り広げ、1気圧、25℃、湿度約40%RHで24時間乾燥させて膜を作製した。
乾燥後の膜の厚みは、レーザー顕微鏡(キーエンス社製、VK-9710)を用いて以下の測定条件で測定した。測定条件は、対物レンズ:10倍、光量:3%、明るさ:1548、Zピッチ:0.5μmとした。膜の一部を金属製のスパーテルで削り取り、ガラス基板を露出させたサンプルを測定し、内蔵の画像処理ソフトを用いてガラス基板の高さと膜のある部分の高さを計測し、それらの差をとることで膜の厚みを求めた。
上記の膜が形成された各基板及びガラス基板そのものを、45°の傾斜台に両面テープ(Scotch超強力両面テープ スーパー多用途 幅12mm、3M社製)で固定した。次いで気温2℃の部屋の中で、電動氷かき器(DTY19、ドウシシャ社製)にて各基板表面に砕氷を降らせ、基板上にどの程度の氷が残っているのかを測定した。具体的な滑氷性の評価基準は以下のとおりであり、数値が高いほど、膜が高い滑氷性を有することを示す。なお、砕氷の比重は0.49g/cm3であった。
4:氷の8割以上、9割未満が滑り落ちた。
3:氷の5割以上、8割未満が滑り落ちた。
2:氷の2割以上、5割未満が滑り落ちた。
1:氷の2割未満が滑り落ちた。
MTS雪氷研究所社製の低温試験室(1℃)において、滑雪性評価を行った。上記の膜が形成された各基板及びガラス基板そのものの裏に1cm×2cm×t2mmのステンレス片を両面テープ(Scotch超強力両面テープ スーパー多用途 幅12mm、3M社製)で貼り付け、磁石が備え付けられた固定台に基板が90°になるように設置した。次いで、基板正面から風速5m/sで30分間人工雪を吹き付け、滑雪性を以下の基準で評価した。数値が高いほど、膜が高い滑雪性を有することを示す。なお、人工雪の比重は0.29g/cm3であった。
4:15分以内に滑雪。
3:20分以内に滑雪。
2:30分以内に滑雪。
1:30分の試験時間内に滑雪しなかった。
滑雪性評価試験後の膜表面をレーザー顕微鏡で観察し、以下の評価基準で耐傷性を評価した。数値が高いほど膜の耐傷性が高いことを示す。なお、滑雪性評価試験前の膜の傷箇所は、観察視野の膜の面積の1割未満であった。
3:傷箇所が観察視野の膜の面積の1割以上2割未満。
2:傷箇所が観察視野の膜の面積の2割以上5割未満。
1:傷箇所が観察視野の膜の面積の5割以上。
スーパーキセノンウェザーメーターSX75(スガ試験機製)を用い、放射照度:180W/m2、BPT:63℃、湿度:50%RH、3000時間の条件で、実施例2及び比較例2において製造された膜が形成された基板の耐候性試験の加速試験を実施した。
その結果、実施例2の乳化組成物から作製した膜は3000時間後でも黄変せず、かつ高い滑氷性を維持しており、耐候性に優れることが分かった。一方、比較例2の膜は3000時間後激しく黄変し、膜が崩壊してしまい、耐候性が低い、即ち、膜の耐久性が低いことが分かった。
Claims (7)
- 以下の成分(A)~(C)を含有する、防氷・防雪用乳化組成物。
(A) 下記成分(b)の変性セルロース繊維
(b) I型結晶構造を有するアニオン変性セルロース繊維のアニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される一種以上の基に、高分子化合物及びカチオン性基を有する炭化水素系化合物からなる群より選択される1種以上の修飾用化合物が結合されてなる疎水変性セルロース繊維であって、前記高分子化合物がアミノ変性シリコーンであり、前記カチオン性基を有する炭化水素系化合物が、1級アミン、2級アミン、3級アミン及び4級アンモニウムからなる群より選択される化合物である疎水変性セルロース繊維
(B) 水
(C) 25℃1気圧で液体の有機化合物であって、前記有機化合物が、エステル油、炭化水素油、前記修飾用化合物以外のシリコーン油、エーテル油、油脂、フッ素系不活性液体及び脂肪酸からなる群より選択される一種以上の有機化合物 - 成分(C)における修飾用化合物以外のシリコーン油が、ジメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンからなる群より選択される1種以上である、請求項1に記載の防氷・防雪用乳化組成物。
- さらに下記成分(D)を含む、請求項1又は2に記載の防氷・防雪用乳化組成物。
(D) ポリエーテル変性シリコーン化合物 - さらに下記成分(E)を含む、請求項3に記載の防氷・防雪用乳化組成物。
(E) 成分(A)及び成分(D)以外の高分子化合物 - 成分(E)が、(メタ)アクリル系高分子を含む高分子化合物である、請求項4に記載の防氷・防雪用乳化組成物。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の防氷・防雪用乳化組成物を塗布、乾燥させる工程
を含む、防氷・防雪用膜の製造方法。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の防氷・防雪用乳化組成物が乾燥し、塗膜を形成した構造体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020208768 | 2020-12-16 | ||
| JP2020208768 | 2020-12-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022095596A JP2022095596A (ja) | 2022-06-28 |
| JP7846521B2 true JP7846521B2 (ja) | 2026-04-15 |
Family
ID=82163070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021204134A Active JP7846521B2 (ja) | 2020-12-16 | 2021-12-16 | 防氷・防雪用乳化組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7846521B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115368816B (zh) * | 2022-09-16 | 2023-06-16 | 国网江西省电力有限公司电力科学研究院 | 一种风力发电机叶片防冰涂料的制备方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012531478A (ja) | 2009-06-30 | 2012-12-10 | アルバータ イノベイツ−テクノロジー フューチャーズ | ナノ結晶セルロースを用いて処方した航空機用防氷液 |
| JP2018035302A (ja) | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 第一工業製薬株式会社 | 凍結抑制剤 |
| JP2019189841A (ja) | 2017-11-01 | 2019-10-31 | 花王株式会社 | 疎水変性セルロース繊維及び有機媒体を有する膜 |
| JP2020143188A (ja) | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 日立化成株式会社 | 樹脂組成物及びその製造方法、硬化物、基板、並びに硬化物付き基板 |
| US20200332130A1 (en) | 2019-04-16 | 2020-10-22 | John E. Walls | Composition and method for the inhibition of snow and ice adhesion |
| JP2021095557A (ja) | 2019-08-02 | 2021-06-24 | 花王株式会社 | 疎水変性セルロース繊維を含有する乳化組成物 |
-
2021
- 2021-12-16 JP JP2021204134A patent/JP7846521B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012531478A (ja) | 2009-06-30 | 2012-12-10 | アルバータ イノベイツ−テクノロジー フューチャーズ | ナノ結晶セルロースを用いて処方した航空機用防氷液 |
| JP2018035302A (ja) | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 第一工業製薬株式会社 | 凍結抑制剤 |
| JP2019189841A (ja) | 2017-11-01 | 2019-10-31 | 花王株式会社 | 疎水変性セルロース繊維及び有機媒体を有する膜 |
| JP2020143188A (ja) | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 日立化成株式会社 | 樹脂組成物及びその製造方法、硬化物、基板、並びに硬化物付き基板 |
| US20200332130A1 (en) | 2019-04-16 | 2020-10-22 | John E. Walls | Composition and method for the inhibition of snow and ice adhesion |
| JP2021095557A (ja) | 2019-08-02 | 2021-06-24 | 花王株式会社 | 疎水変性セルロース繊維を含有する乳化組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022095596A (ja) | 2022-06-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7583547B2 (ja) | 疎水変性セルロース繊維を含有する乳化組成物 | |
| ES2828601T3 (es) | Resinas de poliéster a base de ácidos grasos de longitud en aceite corta y revestimientos asociados | |
| EP2035487B1 (de) | Polyhydroxyfunktionelle polysiloxane, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung | |
| TWI755494B (zh) | 具疏水改質纖維素纖維及油之膜 | |
| EP2253655B1 (de) | Verzweigte Polydimethylsiloxan-Polyoxyalkylen Copolymere, ein Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Anti-Vernebelungsadditiv in UV-härtenden Silikonen | |
| US8632791B2 (en) | Silicone microparticles comprising silicone elastomer spherical microparticles coated with polyorganosilsesquioxane, and method of producing same | |
| JP2026063257A (ja) | コーティング剤 | |
| JP2026063258A (ja) | 硬質表面処理剤 | |
| JP7846521B2 (ja) | 防氷・防雪用乳化組成物 | |
| JP7341000B2 (ja) | 水生生物付着抑制剤 | |
| JP2024142577A (ja) | 乳化組成物 | |
| JP7842576B2 (ja) | 乳化組成物 | |
| JP7773364B2 (ja) | 積層体の形成方法 | |
| JP2019189841A (ja) | 疎水変性セルロース繊維及び有機媒体を有する膜 | |
| JP7372087B2 (ja) | 流動抵抗低減剤 | |
| JP2026015129A (ja) | 組成物 | |
| EP3087122A1 (en) | Water dispersible dendritic polymers | |
| JP7810549B2 (ja) | 積層体及び積層体を備えた船舶 | |
| JP2026060316A (ja) | 滑液表面膜の滑液表面性回復方法 | |
| JP7842577B2 (ja) | 乳化組成物の製造方法 | |
| JP7776329B2 (ja) | 乳化組成物 | |
| JP2025166819A (ja) | 湿潤粉体付着抑制剤 | |
| JP2022117974A (ja) | 乳化組成物の製造方法 | |
| JP2024113425A (ja) | 乳化組成物 | |
| JP2024067274A (ja) | 乳化組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240909 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250708 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20250709 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20250829 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20251105 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20260121 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20260318 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20260402 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20260403 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7846521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |