給電対象物を充電するための技術に関して、従来は少なくとも以下に説明される課題があった。
給電対象物に対して給電を行うための専用の充電設備が必要である場合がある。例えば、給電対象物には移動体が含まれ得る。移動体には、例えば、電動アシスト自転車、電動小型モビリティ等の電動車両が含まれる。電動車両に対して給電を行うために、専用の充電設備が必要である。したがって、ユーザは、電動車両を外出先で充電するために、専用の給電設備を探さなければならなかった。当該給電設備を使用する場合であっても、ユーザは、例えば電動車両に備えられるバッテリを取り外す等の特別な作業を行わなければならなかった。このような手間を避けたいユーザは、電動車両の電力残容量を常に気にしながら、当該電動車両を使用しなければならなかった。
また、上述した給電対象物がレンタル品である場合、ユーザは、当該レンタル品を充電している時間において当該レンタル品を実質的に利用できない。この場合、ユーザがレンタル品を実質的に利用できない時間が発生したにも関わらず、当該時間分を含めたレンタル料金が当該ユーザに課され得るという問題がある。ユーザが、例えば自宅でレンタル品を充電した場合には、当該レンタル品を充電するために使用した電力量に応じた電気料金がユーザに課されるという問題もある。
以上の予備的説明を踏まえ、以下に実施形態が開示される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る給電システム10の概略図である。
給電システム10は、給電対象物12に対して給電(充電)を行うためのシステムである。給電対象物12には移動体が含まれてもよい。移動体には、電動アシスト自転車(以下、単に自転車)、電動小型モビリティ等の電動車両が含まれてもよい。また、給電対象物12には、ユーザUSRに有償でレンタルされるレンタル品が含まれてもよい。本実施形態では、複数のユーザUSRにレンタルされ得る自転車が給電対象物12に含まれる場合を例に説明する。
図1に示すように、給電システム10は、アダプタ100と、給電支援装置200(端末装置14)と、携帯端末装置300と、サーバ装置400とを備える。給電支援装置200は、給電対象物12に取り付けられる。なお、自転車である給電対象物12における給電支援装置200の設置位置は、図1による図示(当該自転車の網籠の中)に限定されない。
また、アダプタ100と、給電支援装置200とは、接続ケーブル24を介して接続可能である。接続ケーブル24は、給電ケーブルと通信ケーブルとを兼ねる所定のケーブルである。接続ケーブル24には、例えば、PD(Power Delivery)に対応したUSB(Universal Serial Bus)ケーブルが含まれるが、これに限定されない。
図2は、第1の実施形態に係るアダプタ100のブロック図である。
図2に示すように、アダプタ100は、第1接続部102と、第2接続部104と、制御部106とを備える。
第1接続部102には、一般的な電源コンセント18に接続可能な電源プラグ102aが含まれる(図1も参照)。電源コンセント18は、電源コンセント18のオーナによって、市街に適宜設置される。電源コンセント18は、例えば建物の外壁に設置されるが、これに限定されない。オーナは個人(自然人)に限定されず、企業、団体等であってもよい。
アダプタ100は、当該オーナによって管理され得るとともに、当該オーナによって電源コンセント18に接続され得る。アダプタ100には、電源コンセント18から外れることを抑止するための部材である固定部材(不図示)が備えられてもよい。オーナが屋外に設置されたアダプタ100を紛失することが防止され得る。
第2接続部104には、上述した接続ケーブル24に接続可能なコネクタ104aが含まれる(図1も参照)。
接続ケーブル24は、給電支援装置200を介して、給電対象物12に備えられるバッテリ20(図1)と接続される。そのため、第2接続部104は、接続ケーブル24と給電支援装置200とを介して、給電対象物12のバッテリ20と接続され得る。また、第2接続部104は、第1接続部102と接続される。そのため、アダプタ100は、第1接続部102に接続された電源コンセント18から供給される電力を、接続ケーブル24と給電支援装置200とを介して、給電対象物12のバッテリ20に供給できる。給電支援装置200のより詳しい説明は後述する。
制御部106には、マイクロコントローラ等の比較的小型のコンピュータが含まれ得る。したがって、制御部106には、当該コンピュータを構成する不図示のプロセッサ、メモリ等が備えられ得る。制御部106には、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のIC(Integrated Circuit)が含まれてもよい。
図2に示すように、制御部106は、認証情報取得部108と、認証部110と、給電制御部112とを備える。認証情報取得部108と、認証部110と、給電制御部112とは、例えば上述したメモリによって記憶されるプログラムを、上述したプロセッサが実行することによって、実現され得る。認証情報取得部108と、認証部110と、給電制御部112との少なくとも一部は、上述したASIC、FPGA等のICによって実現されてもよい。
認証情報取得部108は、認証情報を取得する。より詳しい説明は後述するが、認証情報は、接続ケーブル24を介して、給電支援装置200から供給される。認証情報には、例えば、給電支援装置200(給電対象物12)を所持しているユーザUSRをアダプタ100の正規利用者として認証するための情報が含まれる。
なお、アダプタ100には、Bluetooth(登録商標)等の無線通信を行うための不図示の通信モジュールが備えられてもよい。その場合、認証情報取得部108は、当該無線通信によって、給電支援装置200から認証情報を取得してもよい。
認証部110は、認証情報取得部108によって取得された認証情報に基づいて認証を行う。これにより、認証部110は、給電支援装置200を所持しているユーザUSRをアダプタ100の正規利用者として認証できる。認証部110は、例えば、上述したメモリによってあらかじめ記憶された照合用の情報と、認証情報取得部108によって取得された認証情報とを照合することで、認証を行う。
給電制御部112は、認証部110による上記の認証が成立したか否かに基づいて、電源コンセント18から給電対象物12へのアダプタ100を介した給電を制御するための処理を実行する。
より具体的に、認証部110による認証が成立しない場合、給電制御部112は、電源コンセント18から給電対象物12へのアダプタ100を介した給電を制限(禁止)する。なお、接続ケーブル24が第2接続部104に接続された時点(初期状態)では、給電制御部112は、当該給電を制限している。
これに対し、認証部110による認証が成立した場合、給電制御部112は、電源コンセント18から給電対象物12へのアダプタ100を介した給電を許容する。認証部110による認証が成立した場合、給電制御部112は、所定条件(終了条件)が成立するまでは、当該給電を許容する。終了条件には、例えばアダプタ100と給電支援装置200(給電対象物12)との接続が解除されること、当該給電対象物12が満充電されること等が含まれ得るが、これらに限定されない。
図3は、第1の実施形態に係る給電支援装置200のブロック図である。
給電支援装置200は、アダプタ100から供給される電力量(供給電力量)を示す情報を取得するデバイスである。また、給電支援装置200は、後述する認証情報供給部210によって、上述した認証情報をアダプタ100に供給する認証用のデバイスである端末装置14として機能する。換言すれば、給電支援装置200には、端末装置14が備えられる。図3に示すように、給電支援装置200は、コネクタ202と、通信部204と、制御部206とを備える。
コネクタ202は、接続ケーブル24と接続可能なコネクタである(図1も参照)。コネクタ202と接続ケーブル24とは、着脱可能であってもよいし、不可分に一体化されてもよい。
通信部204には、無線通信を行うための不図示の通信モジュールが含まれる。無線通信には、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信が含まれる。
給電支援装置200の制御部206には、マイクロコントローラ等の比較的小型のコンピュータが含まれ得る。したがって、制御部206には、当該コンピュータを構成するプロセッサ、メモリ等が備えられ得る。制御部206には、ASIC、FPGA等のICが含まれてもよい。
図3に示すように、制御部206は、接続判定部208と、認証情報供給部210と、利用情報取得部212と、利用情報供給部214とを備える。接続判定部208と、認証情報供給部210と、利用情報取得部212と、利用情報供給部214とは、例えば制御部206に備えられる上述のメモリによって記憶されるプログラムを、制御部206に備えられる上述のプロセッサが実行することによって、実現され得る。接続判定部208と、認証情報供給部210と、利用情報取得部212と、利用情報供給部214との少なくとも一部は、制御部206に備えられる上述の所定の集積回路によって実現されてもよい。
接続判定部208は、給電対象物12とアダプタ100とが接続ケーブル24によって接続されたか否かを判定する。より具体的に、接続判定部208は、給電支援装置200と接続ケーブル24とを介して、アダプタ100とバッテリ20とが接続されたか否かを判定する。接続判定部208は、例えば、アダプタ100、給電支援装置200、接続ケーブル24等に適宜備えられる不図示のセンサの検出信号に基づいて、給電対象物12とアダプタ100とが接続ケーブル24によって接続されたか否かを判定する。
認証情報供給部210は、給電対象物12とアダプタ100とが接続ケーブル24によって接続されたと接続判定部208により判定された場合に、給電支援装置200のコネクタ202から認証情報を出力するための処理を実行する。これにより、上述したように、アダプタ100が、認証情報に基づく認証を実行する。なお、認証情報は、例えば制御部206に備えられる上述のメモリによって、あらかじめ記憶される。
利用情報取得部212は、ユーザUSRによるアダプタ100の利用状況を示す利用情報を取得する。利用情報には、例えば、オーナ情報と給電量情報とが含まれ得る。
オーナ情報は、電源コンセント18(アダプタ100)のオーナを示す識別情報である。オーナ情報は、例えばアダプタ100のメモリ(上述)によってあらかじめ記憶される。オーナ情報は、接続ケーブル24を介して給電支援装置200に供給され得る。
給電量情報は、供給電力量を示す情報である。供給電力量は、接続ケーブル24を介して給電対象物12に供給された電力量である。本実施形態によれば、供給電力量は、電源コンセント18からアダプタ100を介して給電対象物12に供給された電力量であると解され得る。利用情報取得部212は、例えば、供給電力量を検出するためのセンサである電力量センサ(不図示)の検出信号に基づいて給電量情報を取得する。電力量センサは、給電対象物12に備えられるが、アダプタ100に備えられてもよい。その場合、給電量情報は、例えば接続ケーブル24を介して給電支援装置200に供給される。
なお、上述したように、無線通信可能な通信モジュールがアダプタ100に備えられてもよい。その場合、利用情報のうちの少なくとも一部は、当該無線通信によって、アダプタ100から給電支援装置200に供給されてもよい。
利用情報供給部214は、利用情報取得部212によって取得された利用情報を携帯端末装置300に出力(送信)する。利用情報供給部214は、無線通信によって、利用情報を携帯端末装置300に出力する。なお、上述したように、アダプタ100には不図示の通信モジュールが備えられてもよい。その場合、当該通信モジュールによって、利用情報(オーナ情報、給電量情報)のうちの少なくとも一部がアダプタ100から携帯端末装置300に出力されてもよい。
図4は、第1の実施形態に係る携帯端末装置300のブロック図である。
携帯端末装置300は、ユーザUSRによって携帯され得る通信デバイスである。スマートフォン等の可搬型のスマートデバイスが携帯端末装置300に含まれるが、これに限定されない。図4に示すように、携帯端末装置300は、通信部302と、表示部304と、操作部306と、演算部308と、記憶部310とを備える。
通信部302には、不図示の通信モジュールが含まれる。当該通信モジュールは、無線通信によって、例えば上述した給電支援装置200と通信する。また、当該通信モジュールは、ネットワークNW(図1)を介して、サーバ装置400と通信する。ネットワークNWは、インターネットを含んでもよい。サーバ装置400のより詳しい説明は後述する。
表示部304には、不図示の出力表示装置が含まれる。当該出力表示装置は、例えば、表示画面(スクリーン)を形成する表示パネル、表示素子等を備える。表示パネルは、例えば液晶パネルであるが、これに限定されない。
操作部306には、ユーザUSRによって操作され得る入力装置が含まれる。当該入力装置には、例えば上述した表示パネルとともに表示部304に配されるタッチパネルが含まれるが、これに限定されない。
演算部308には、不図示の処理回路(Processing circuitry)が含まれる。当該処理回路は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサを1以上含む。当該処理回路は、ASIC、FPGA等のICを含んでもよい。
記憶部310には、1以上のメモリが含まれる。1以上のメモリは、不揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、プログラム、テーブル、マップ等を非一時的に記憶する記録媒体である。例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が、不揮発性メモリに含まれる。記憶部310(1以上のメモリ)は、揮発性メモリを含んでもよい。例えばRAM(Random Access Memory)が、揮発性メモリに含まれる。
演算部308は、情報取得部312と情報送信部314とを備える。情報取得部312と情報送信部314とは、携帯端末装置300の記憶部310(メモリ)によって記憶されているプログラムを、携帯端末装置300の演算部308(プロセッサ)が実行することによって、実現される。例えば、スマートフォンである携帯端末装置300が所定のアプリケーションソフトを実行することによって、情報取得部312と情報送信部314とが実現され得る。なお、携帯端末装置300に備えられるASIC、FPGA等のIC(上述)によって、情報取得部312と情報送信部314とのうちの少なくとも一部が実現されてもよい。
情報取得部312は、給電支援装置200から無線通信によって供給される利用情報を取得する。給電支援装置200から供給される利用情報は、通信部302を介して取得され得る。上述したように、利用情報の少なくとも一部は、アダプタ100から携帯端末装置300(通信部302)に供給されてもよい。
情報送信部314は、ユーザ情報と、情報取得部312によって取得された利用情報とをサーバ装置400に送信(供給)する。ユーザ情報は、携帯端末装置300を所持しているユーザUSRを示す識別情報である。ユーザ情報は、例えば携帯端末装置300の記憶部310によって、あらかじめ記憶される。情報送信部314は、ユーザ情報と利用情報とを関連付けて、サーバ装置400に送信する。なお、携帯端末装置300とサーバ装置400との通信は、上述した通信部302によって、ネットワークNWを介して行なわれ得る。
情報送信部314は、サーバ装置400に、携帯端末装置300(ユーザUSR)の位置を示す位置情報をさらに送信してもよい。位置情報は、例えば携帯端末装置300に備えられ得る不図示のGNSS(Global Navigation Satellite System)センサによって取得される。
図5は、第1の実施形態に係るサーバ装置400のブロック図である。
サーバ装置400は、携帯端末装置300と通信可能なコンピュータである。図5に示すように、サーバ装置400は、通信部402と、演算部404と、記憶部406とを備える。
通信部402には、不図示の通信モジュールが含まれる。通信部402は、携帯端末装置300(通信部302)とネットワークNWを介して通信する。
演算部404には、不図示の処理回路が含まれる。当該処理回路は、例えば、CPU、GPU等のプロセッサを1以上含む。当該処理回路は、ASIC、FPGA等のIC路を含んでもよい。
記憶部406には、1以上のメモリが含まれる。1以上のメモリは、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含む。記憶部406(1以上のメモリ)は、RAM等の揮発性メモリを含んでもよい。
演算部404は、情報取得部408と、利用態様判定部410と、電力量判定部412と、給電時間判定部414と、支払処理部416とを備える。情報取得部408と、利用態様判定部410と、電力量判定部412と、給電時間判定部414と、支払処理部416とは、サーバ装置400の記憶部406(メモリ)によって記憶されているプログラムをサーバ装置400の演算部404(プロセッサ)が実行することによって、実現される。サーバ装置400に備えられるASIC、FPGA等の集積回路(上述)によって、情報取得部408と、利用態様判定部410と、電力量判定部412と、給電時間判定部414と、支払処理部416とのうちの少なくとも一部が実現されてもよい。
情報取得部408は、携帯端末装置300(情報送信部314)から送信されたユーザ情報と利用情報とを、通信部402を介して取得する。
利用態様判定部410は、ユーザ情報と利用情報とに基づいて、ユーザUSRによる利用態様を判定(特定)する。例えば、利用態様判定部410は、ユーザ情報によって示されるユーザUSRと、利用情報(オーナ情報)によって示されるオーナとが同一(同一人物)であるか否かを判定する。ユーザUSRとオーナとが同一でない場合、利用態様判定部410は、当該ユーザUSRが当該ユーザUSR以外の者(オーナ)によって管理されている電源コンセント18を利用していると判定する。
利用態様判定部410は、上述したユーザ情報と位置情報とに基づいて、給電対象物12に対する給電が行なわれている場所がユーザ施設であるか否かを判定してもよい。ユーザ施設は、ユーザUSRによって提供(管理)される電源が備えられている施設(場所)である。ユーザ施設には、例えば、ユーザUSRの自宅が含まれる。給電対象物12に対する給電が行なわれている場所がユーザ施設でない場合にも、利用態様判定部410は、ユーザUSRが当該ユーザUSR以外の者(オーナ)によって管理されている電源コンセント18を利用していると判定し得る。なお、その場合、ユーザUSRと、当該ユーザUSRのユーザ施設との関係は、記憶部406によってあらかじめ記憶される。
電力量判定部412は、利用情報(給電量情報)に基づいて、供給電力量を判定(特定)する。上述したように、供給電力量は、接続ケーブル24を介して給電対象物12に供給された電力量である。
給電時間判定部414は、利用情報(給電量情報)に基づいて、給電時間を判定(特定)する。給電時間は、ユーザUSRが給電対象物12に対する給電に要した時間である。上述したように、給電量情報は供給電力量を示す。供給電力量は、電源コンセント18の電力(単位時間あたりの出力)と、給電時間との積である。電源コンセント18の電力は、記憶部406によってあらかじめ記憶され得る。したがって、給電時間判定部414は、電源コンセント18の電力を示す情報と、供給電力量を示す情報とに基づいて、給電時間を判定し得る。
給電時間は、アダプタ100、給電支援装置200または携帯端末装置300に備えられるタイマ等を用いて計測されてもよい。その場合、給電時間を示す情報は、情報取得部408によって取得され得る。
支払処理部416は、利用態様判定部410による判定結果と、電力量判定部412による判定結果と、給電時間判定部414による判定結果とに基づいて、支払処理を実行する。支払処理は、電源コンセント18のオーナないし電源コンセント18を利用したユーザUSRに対価を支払うための処理である。支払処理に関して、より具体的に、支払処理部416は、次に説明される(1)~(3)の処理を実行し得る。
(1)支払処理部416は、給電時間に基づいて、当該給電時間に応じた対価をユーザUSRに対して支払うための処理を実行する。当該対価は、レンタル品である給電対象物12に対して給電を行うためにユーザUSRが拘束された時間を補償するための対価である。当該対価には金銭が含まれ得る。当該対価をユーザUSRに支払うための原資は、例えばユーザUSRに給電対象物12をレンタルした貸与事業者に請求される。支払処理部416によって当該処理が実行されることにより、ユーザUSRは、当該ユーザUSRによるレンタル品の実質的な利用時間に対してレンタル料金が割高になることを気にすることなく、給電対象物12に対する給電を行い得る。換言すれば、支払処理部416は、電源コンセント18の利用をユーザUSRに促し得る。なお、レンタル料金(レンタルに係るルール)を示す情報は、記憶部406によってあらかじめ記憶され得る。
(2)ユーザUSRが当該ユーザUSR以外の者(オーナ)によって管理されている電源コンセント18を利用した場合、支払処理部416は、当該電源コンセント18を提供するオーナに対して供給電力量に応じた対価を支払うための処理を実行する。当該対価をオーナに支払うための原資は、例えば電源コンセント18を利用したユーザUSRに請求される。支払処理部416は、当該処理を実行することにより、電源コンセント18をユーザUSRに提供することをオーナに促し得る。
(3)ユーザUSRが当該ユーザUSRによって管理されている電源(電源コンセント18)を利用した場合、支払処理部416は、供給電力量に応じた対価を当該ユーザUSRに対して支払うための処理を実行する。当該対価には、レンタル品である給電対象物12に対して給電を行うことによって発生した電気料金を当該ユーザUSRに還元するための金銭が含まれ得る。当該対価をユーザUSRに支払うための原資は、例えばユーザUSRに給電対象物12をレンタルした貸与事業者に請求される。支払処理部416によって当該処理が実行されることにより、ユーザUSRは、レンタル品に対して給電を行うことによって発生する電気料金を気にすることなく当該給電を行い得る。換言すれば、支払処理部416は、当該処理を実行することにより、ユーザUSRによって管理される電源(ユーザ施設)の利用を当該ユーザUSRに促し得る。
図6は、第1の実施形態に係る給電方法を示すフローチャートである。
上記の給電システム10(コンピュータシステム)は、図6の給電方法を実行し得る。図6に示すように、当該給電方法は、接続判定ステップS1と、認証情報取得ステップS2と、認証ステップS3と、給電制御ステップS4と、利用情報取得ステップS5と、情報取得ステップS6と、利用態様判定ステップS7と、電力量判定ステップS8と、給電時間判定ステップS9と、支払処理ステップS10とを有する。給電制御ステップS4には、給電制限維持ステップS41と、給電制限解除ステップS42とが含まれる。なお、上述したように、アダプタ100の給電制御部112は、初期状態では当該アダプタ100を介した給電を制限している。
接続判定ステップS1では、給電支援装置200の接続判定部208が、給電対象物12とアダプタ100とが接続ケーブル24によって接続されたか否かを判定する。給電対象物12とアダプタ100とが接続ケーブル24によって接続されていないと接続判定部208により判定された場合は、接続判定ステップS1が再度実行される。
給電対象物12とアダプタ100とが接続ケーブル24によって接続されたと接続判定部208により判定された場合は、認証情報取得ステップS2が開始される。認証情報取得ステップS2では、給電支援装置200の認証情報供給部210が、接続ケーブル24を介してアダプタ100に認証情報を供給する。これにより、アダプタ100の認証情報取得部108が、認証情報を取得する。
次に、認証ステップS3に移行して、アダプタ100の認証部110が、認証情報に基づく認証を行う。
認証が成立していない場合は、給電制御ステップS4の給電制限維持ステップS41に移行して、アダプタ100の給電制御部112が、上述した給電の制限を維持する。給電制限維持ステップS41が実行された場合は、図6の給電方法は終了する。
これに対し、認証が成立した場合は、給電制御ステップS4の給電制限解除ステップS42に移行して、アダプタ100の給電制御部112が、上述した給電の制限を解除(緩和)する。これにより、給電対象物12へのアダプタ100を介した給電が許容される。
給電制限解除ステップS42が実行された場合は、利用情報取得ステップS5に移行して、給電支援装置200の利用情報取得部212が、利用情報を取得する。利用情報取得部212によって取得された利用情報は、無線通信によって、給電支援装置200から携帯端末装置300に供給される。
次に、情報取得ステップS6に移行して、携帯端末装置300が、給電支援装置200から取得した利用情報を、ユーザ情報とともにサーバ装置400に供給する。携帯端末装置300は、ネットワークNWを介して、利用情報とユーザ情報とをサーバ装置400に供給する。これにより、サーバ装置400の情報取得部408が、利用情報とユーザ情報とを取得する。ネットワークNWにはインターネットが含まれ得る。
次に、利用態様判定ステップS7に移行して、サーバ装置400の利用態様判定部410が、ユーザ情報と利用情報とに基づいて、ユーザUSRによる利用態様を判定(特定)する。
なお、利用態様判定ステップS7は、上述する情報取得ステップS6の後、かつ後述する支払処理ステップS10より先に実行される。利用態様判定ステップS7は、後述する電力量判定ステップS8または給電時間判定ステップS9の後に実行されてもよい。
次に、電力量判定ステップS8に移行して、サーバ装置400の電力量判定部412が、利用情報(給電量情報)に基づいて供給電力量を判定(特定)する。さらに、給電時間判定ステップS9に移行して、サーバ装置400の給電時間判定部414が、特定された供給電力量に基づいて給電時間を判定(特定)する。
なお、上述したように、給電時間がタイマによって計測されるとともに、当該タイマによって計測された給電時間を示す情報が、利用情報とともにサーバ装置400に供給されてもよい。その場合、電力量判定ステップS8と給電時間判定ステップS9とは互いに順不同である。
次に、支払処理ステップS10に移行して、サーバ装置400の支払処理部416が、利用態様判定ステップS7の実行結果と、電力量判定ステップS8の実行結果と、給電時間判定ステップS9の実行結果とに基づいて、支払処理を実行する。支払処理部416は、支払処理に関して上述した(1)~(3)の処理を実行し得る。
こうして、図6の給電方法は終了する。なお、給電制御ステップS4が実行された場合、給電制御部112は、上述した終了条件が成立したか否かを判定し得る。給電制御部112は、終了条件が成立したと判定した場合は、上述した初期状態に移行する。すなわち、給電制御部112は、終了条件が成立したと判定した場合は、上述した給電の制限を再開する。
上記の給電システム10および給電方法によれば、電源コンセント18のオーナは、当該電源コンセント18にアダプタ100を接続する。これにより、オーナは、給電設備を手軽にユーザUSRに提供できる。しかも、上記の給電システム10および給電方法によれば、オーナは、当該オーナの電源コンセント18がユーザUSRによって利用されることによって対価を受け取り得る。
また、上記の給電システム10および給電方法によれば、ユーザUSRは、給電対象物12とアダプタ100とを接続ケーブル24によって接続する。これにより、ユーザUSRは、バッテリ20を取り外すための作業を行うことなく、給電対象物12に対する給電を手軽に行い得る。しかも、上記の給電システム10および給電方法によれば、ユーザUSRは、給電時間に応じた対価ないし供給電力量に応じた対価を、利用態様に応じて受け取り得る。
さらに、アダプタ100は、正規のユーザUSRによる認証が成立しない場合は、給電対象物12への給電を制限する。これにより、正規のユーザUSRでない者が電源コンセント18を利用することが抑制される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態と重複する説明は適宜割愛する。また、第2の実施形態に用いられる図は、第1の実施形態において説明した構成と同一の構成については同一の符号を付す。
図7は、第2の実施形態に係る給電システム10(給電システム10A)の概略図である。
給電システム10Aは、アダプタ100(アダプタ100A)と、給電支援装置200(給電支援装置200A)と、携帯端末装置300(携帯端末装置300A、端末装置14)と、サーバ装置400とを備える。本実施形態では、給電支援装置200Aではなく携帯端末装置300Aが、認証情報をアダプタ100Aに供給する認証用のデバイスである端末装置14として機能する。換言すれば、本実施形態では、携帯端末装置300Aに、端末装置14が備えられる。この点において、本実施形態に係る給電システム10Aは、第1の実施形態に係る給電システム10(図1~図6)と少なくとも相違する。
図8は、第2の実施形態に係るアダプタ100Aのブロック図である。
図8に示すように、アダプタ100Aは、通信部114と、第1接続部102と、第2接続部104と、制御部106とを備える。
通信部114には、不図示の通信モジュールが含まれる。当該通信モジュールによって、通信部114は、携帯端末装置300A(通信部302)と無線通信を行う。無線通信には、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信が含まれる。
第1の実施形態と同様に、制御部106は、認証情報取得部108と、認証部110と、給電制御部112とを備える(図2も参照)。本実施形態における認証情報取得部108は、携帯端末装置300Aから供給される認証情報を、通信部114を介して取得する。
図9は、第2の実施形態に係る給電支援装置200Aのブロック図である。
図9に示すように、給電支援装置200Aは、コネクタ202と、通信部204と、制御部206(制御部206A)とを備える。制御部206Aは、利用情報取得部212と、利用情報供給部214とを備える。
制御部206A(給電支援装置200A)によって取得される利用情報には、オーナ情報と給電量情報とが含まれるが、これに限定されない。例えば、アダプタ100の通信部114によって、携帯端末装置300の通信部302にオーナ情報が供給されてもよい。その場合、制御部206A(給電支援装置200A)は、オーナ情報を取得しなくてもよい。
図10は、第2の実施形態に係る携帯端末装置300Aのブロック図である。
図10に示すように、携帯端末装置300Aは、通信部302と、表示部304と、操作部306と、演算部308と、記憶部310とを備える。演算部308は、認証情報供給部316と、情報取得部312と、情報送信部314とを備える。
認証情報供給部316は、通信部302を介して、アダプタ100に認証情報を供給する。これにより、携帯端末装置300Aは、上述した端末装置14として機能する。なお、認証情報供給部316によってアダプタ100Aに供給される認証情報は、例えば携帯端末装置300Aの記憶部310によって、あらかじめ記憶され得る。
認証情報供給部316は、例えば操作部306を介して行なわれるユーザUSRの指示に基づいて、アダプタ100に認証情報を供給するが、これに限定されない。例えば、携帯端末装置300A(通信部302)が、アダプタ100Aとの無線通信を定期的または継続的に自動で試行してもよい。この場合、ユーザUSRは、携帯端末装置300Aを所持したままアダプタ100Aにある程度接近することで、携帯端末装置300Aの無線通信可能な範囲内にアダプタ100を位置させ得る。これにより、携帯端末装置300Aとアダプタ100Aとの無線通信を自動で開始させることができる。なお、携帯端末装置300A(例えば認証情報供給部316)は、アダプタ100Aとの無線通信に成功した場合に、無線通信に成功したことをユーザUSRに通知するための処理を行ってもよい。これにより、携帯端末装置300Aは、アダプタ100に認証情報を供給するための操作をユーザUSRに促すことができる。なお、無線通信に成功したことをユーザUSRに通知するための処理には、例えば携帯端末装置300Aの表示部304にメッセージを表示させることが含まれ得るが、これに限定されない。
情報取得部312は、第1の実施形態と同様に、利用情報(オーナ情報、給電量情報)を取得し得る。なお、上述したように、無線通信によって、オーナ情報がアダプタ100Aから携帯端末装置300Aに供給されてもよい。その場合、情報取得部312は、無線通信によってアダプタ100Aから供給されるオーナ情報を取得し得る。
情報送信部314の説明は、第1の実施形態と重複するため、割愛する。
サーバ装置400は、第1の実施形態と同様に、通信部402と、演算部404と、記憶部406とを備える。演算部404には、情報取得部408と、利用態様判定部410と、電力量判定部412と、給電時間判定部414と、支払処理部416とが備えられる(図5も参照)。サーバ装置400は、通信部402を介して、携帯端末装置300A(端末装置14)と通信可能である。サーバ装置400のより詳細な説明は、第1の実施形態と重複するため、割愛する。
図11は、第2の実施形態に係る給電方法のフローチャートである。
上記の給電システム10A(コンピュータシステム)は、図11の給電方法を実行し得る。図11に示す給電方法は、第1の実施形態に係る給電方法(図6)と比較して、接続判定ステップS1を含まなくてもよい点が、少なくとも相違する。図11に示す認証情報取得ステップS2は、例えばユーザUSRが操作部306を介して携帯端末装置300Aに指示を行うことで開始される。当該認証情報取得ステップS2では、携帯端末装置300Aの認証情報供給部316が、無線通信によって、アダプタ100Aに認証情報を供給する。図11に示す認証ステップS3以下の各ステップ(S3~S10)の説明は、第1の実施形態と重複するため、割愛する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、電源コンセント18のオーナは、当該電源コンセント18にアダプタ100Aを接続することによって、給電設備を手軽にユーザUSRに提供できる。しかも、オーナは、当該オーナの電源コンセント18がユーザUSRによって利用されることによって対価を受け取り得る。
また、本実施形態によれば、ユーザUSRは、給電対象物12とアダプタ100Aとを接続ケーブル24によって接続するとともに、携帯端末装置300Aを用いてアダプタ100Aに認証情報を供給する。これにより、ユーザUSRは、バッテリ20を取り外すための作業を行うことなく、給電対象物12に対する給電を手軽に行い得る。しかも、ユーザUSRは、給電時間に応じた対価ないし供給電力量に応じた対価を、利用態様に応じて受け取り得る。
さらに、アダプタ100Aは、正規のユーザUSRによる認証が成立しない場合は、給電対象物12への給電を制限する。これにより、正規のユーザUSRでない者が電源コンセント18を利用することが抑制される。
なお、上述したように、本実施形態によれば、認証情報は、無線通信によって携帯端末装置300Aからアダプタ100Aに供給される。また、オーナ情報は、無線通信によってアダプタ100Aから携帯端末装置300Aに供給され得る。この場合、本実施形態に係る接続ケーブル24は、給電ケーブルと通信ケーブルとのうちの少なくとも給電ケーブルとして機能すれば足りる。
上記の各実施形態は、下記のように変形してもよい。下記の変形例では、各実施形態と重複する説明は適宜割愛する。また、下記の変形例に用いられる図は、各実施形態において説明した構成と同一の構成については同一の符号を付す。
(変形例1)
ユーザUSRが当該ユーザUSRによって提供される電源(充電設備)を使用する場合、認証情報に基づく認証(上記の各実施形態参照)は不要である。換言すれば、ユーザUSRが当該ユーザUSRによって管理される電源を使用する場合、アダプタ100は省略され得る。
その場合、サーバ装置400の利用態様判定部410は、携帯端末装置300から供給されるユーザ情報と、位置情報とに基づいて、給電がユーザ施設で行なわれているか否かを判別し得る。
また、アダプタ100が省略される場合、給電支援装置200の利用情報取得部212は、オーナ情報を取得しなくてもよい。この場合、利用情報取得部212は、例えば給電量情報のみを利用情報として取得してもよい。利用情報取得部212によって取得された給電量情報(利用情報)は、携帯端末装置300を介して、サーバ装置400に送信される。これにより、サーバ装置400の電力量判定部412が、供給電力量を判定(特定)し得る。また、サーバ装置400の給電時間判定部414が、給電時間を判定(特定)し得る。さらに、サーバ装置400の支払処理部416は、電力量判定部412による判定結果と、給電時間判定部414による判定結果とに基づいて、支払処理を適宜実行し得る(上記の各実施形態も参照)。
(変形例2)
図12は、変形例2に係る携帯端末装置300(携帯端末装置300B)のブロック図である。図13は、変形例2に係るサーバ装置400(サーバ装置400B)のブロック図である。
第2の実施形態に関連して、携帯端末装置300B(端末装置14)は、要求部318をさらに備える。また、サーバ装置400Bは、ユーザ認証部418と、認証情報発行部420とをさらに備える。
要求部318は、認証情報の発行をサーバ装置400Bに要求する。サーバ装置400Bのユーザ認証部418は、要求部318による要求に応じて、ユーザUSRを認証する。ユーザ認証部418によるユーザUSRの認証が成立した場合は、認証情報発行部420が、ネットワークNW(図7も参照)を介して、携帯端末装置300Bに認証情報を発行する。これにより、携帯端末装置300B(端末装置14)は、認証情報発行部420から発行された認証情報を、アダプタ100に供給できる。
要求部318は、ユーザUSRによって行なわれる所定の操作(生体認証)に応じて、認証情報の発行をサーバ装置400Bに要求してもよい。例えば、携帯端末装置300Bには、イメージセンサ(カメラ)が備えられてもよい。この場合、要求部318は、ユーザUSRの身体(例えば顔)を示す撮像情報を、カメラによって取得してもよい。要求部318は、カメラによって取得された撮像情報を、ネットワークNWを介してサーバ装置400Bに供給する。これにより、サーバ装置400Bのユーザ認証部418は、撮像情報に基づいて、ユーザUSRを認証し得る。ユーザ認証部418は、例えば、要求部318から供給された撮像情報と、ユーザUSRに関してあらかじめ登録された画像情報(ユーザUSRの顔写真等)とを照合することで、ユーザUSRを認証し得る。
また、例えば、携帯端末装置300Bには、音センサ(マイクロホン)が備えられてもよい。この場合、要求部318は、音声情報をマイクロホンによって取得してもよい。音声情報には、例えばユーザUSRの声紋を示す情報(声紋情報)が含まれ得る。要求部318は、マイクロホンによって取得された音声情報を、ネットワークNWを介してサーバ装置400Bに供給する。これにより、サーバ装置400Bのユーザ認証部418は、音声情報に基づいて、ユーザUSRを認証し得る。ユーザ認証部418は、例えば、要求部318から供給された音声情報と、ユーザUSRに関してあらかじめ登録された音声情報(照合用の声紋情報等)とを照合することで、ユーザUSRを認証し得る。
また、例えば、携帯端末装置300Bには、指紋センサが備えられてもよい。この場合、要求部318は、ユーザUSRの指紋を示す指紋情報を、指紋センサによって取得してもよい。要求部318は、指紋センサによって取得された指紋情報を、ネットワークNWを介してサーバ装置400Bに供給する。これにより、サーバ装置400Bのユーザ認証部418は、指紋情報に基づいて、ユーザUSRを認証し得る。ユーザ認証部418は、例えば、要求部318から供給された指紋情報と、あらかじめ登録されたユーザUSRの指紋情報とを照合することで、ユーザUSRを認証し得る。
本変形例によれば、アダプタ100に供給される認証情報は、サーバ装置400BによってユーザUSRを認証できた場合に、当該サーバ装置400Bによって発行される。これにより、アダプタ100に供給される認証情報の信頼性が向上する。また、本変形例によれば、ユーザUSR以外の者がユーザUSRになりすましてアダプタ100を利用することが抑制され得る。
(変形例3)
変形例2に関連して、図示は省略するが、給電支援装置200に要求部318が備えられてもよい。すなわち、第1の実施形態によれば、給電支援装置200に端末装置14が備えられる。この場合には、給電支援装置200(端末装置14)に要求部318が備えられ得る。また、給電支援装置200には、カメラ、マイクロホン、指紋センサ等の各種センサが、適宜備えられ得る(変形例2も参照)。
給電支援装置200に備えられる要求部318は、各種センサによって検出されるユーザUSRの指紋、声紋等を示す情報(生体情報)を、携帯端末装置300を介して、サーバ装置400に送信する。これにより、給電支援装置200に備えられる要求部318は、認証情報の発行を要求する。サーバ装置400のユーザ認証部418は、上記の生体情報に基づいて、ユーザUSRを認証する。
ユーザ認証部418による認証が成立した場合は、サーバ装置400の認証情報発行部420は、アダプタ100に供給するための認証情報を発行する。認証情報発行部420は、携帯端末装置300を介して、給電支援装置200に当該認証情報を供給する。当該認証情報が給電支援装置200によってアダプタ100に供給されることで、当該アダプタ100の認証部110による認証(各実施形態参照)が行なわれ得る。
(変形例4)
給電支援装置200または携帯端末装置300には、イメージセンサ(カメラ)が備えられてもよい。その場合、オーナ情報は、カメラによって取得されてもよい。所定の識別子は、例えば二次元コードを含むが、これに限定されない。また、所定の識別子は、例えばアダプタ100の筐体に付されるが、これに限定されない。所定の識別子は、アダプタ100の周辺に掲示ないし表示されてもよい。
給電支援装置200または携帯端末装置300には、NFC(Near Field Communication)リーダが備えられてもよい。また、オーナ情報は、NFCリーダによって読み取り可能な記録媒体によって記憶されてもよい。その場合、当該記録媒体によって記憶されたオーナ情報が、NFCリーダによって取得されてもよい。NFCリーダによって読み取り可能な記録媒体には、例えばNFCタグ、ICチップ等が含まれる。当該記録媒体は、例えばアダプタ100に備えられ得る。
(複数の変形例の組み合わせ)
上述された複数の変形例は、矛盾しない範囲内において適宜組み合わされてもよい。上述された複数の実施形態が、矛盾しない範囲内において適宜組み合わされてもよい。
上記の各実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
本開示に係る給電システム(10)は、電源コンセント(18)に接続可能であるとともに、前記電源コンセントから供給される電力を接続ケーブル(24)を介して給電対象物(12)に供給し得るアダプタ(100)と、前記アダプタに認証情報を供給し得る端末装置(14)と、を備え、前記アダプタは、前記端末装置から供給される前記認証情報に基づいて認証を行う認証部(110)と、前記認証部による認証が成立していない場合には、前記給電対象物への給電を制限し、前記認証部による認証が成立した場合には、前記給電対象物への前記給電を許容する給電制御部(112)と、を備える。これにより、電源コンセントを提供するオーナと、電源コンセントを利用するユーザとの双方にとって、より良好な給電システムが提供される。
(付記2)
付記1に記載の給電システムであって、前記端末装置は、前記給電対象物に備えられ、前記給電対象物と前記アダプタとが前記接続ケーブルによって接続された場合に、前記端末装置は、前記接続ケーブルを介して前記アダプタに前記認証情報を供給する、給電システムでもよい。これにより、ユーザは、バッテリを取り外すための作業を行うことなく、給電対象物12に対する給電を手軽に行い得る。
(付記3)
付記1に記載の給電システムであって、前記端末装置は、前記給電対象物を利用するユーザ(USR)によって所持される携帯端末装置(300)に備えられ、前記携帯端末装置は、前記認証情報を無線通信によって前記アダプタに供給し得る、給電システムでもよい。
(付記4)
付記1に記載の給電システムは、前記電源コンセントから前記アダプタを介して前記給電対象物に供給された電力量である供給電力量を判定する電力量判定部(412)と、前記電力量判定部によって判定された前記供給電力量に応じた対価を、前記電源コンセントを提供するオーナに対して支払うための処理を行う支払処理部(416)と、を備える、給電システムでもよい。これにより、オーナは、当該オーナの電源コンセントがユーザによって利用されることによって対価を受け取り得る。
(付記5)
付記1に記載の給電システムは、貸与事業者からユーザ(USR)に貸与された前記給電対象物に対する前記給電に要した給電時間を判定する給電時間判定部(414)と、前記給電時間判定部によって判定された前記給電時間に応じた対価を前記ユーザに対して支払うための処理を行う支払処理部(416)と、を備える、給電システムでもよい。これにより、支払処理部は、電源コンセントの利用をユーザに促し得る。
(付記6)
付記1に記載の給電システムであって、貸与事業者からユーザ(USR)に貸与された前記給電対象物に、前記ユーザによって提供される電源から給電が行われた場合に、前記給電対象物に供給された電力量である供給電力量を判定する電力量判定部(412)と、前記電力量判定部によって判定された前記供給電力量に応じた対価を前記ユーザに対して支払うための処理を行う支払処理部(416)と、を備える、給電システムでもよい。これにより、支払処理部は、当該処理を実行することにより、ユーザによって提供される電源(ユーザ施設)の利用をユーザに促し得る。
(付記7)
付記1に記載の給電システムであって、前記端末装置と通信可能なサーバ装置(400)を備え、前記端末装置は、前記認証情報の発行を前記サーバ装置に対して要求する要求部(318)を備え、前記端末装置は、前記サーバ装置によって発行された前記認証情報を前記アダプタに供給する、給電システムでもよい。これにより、アダプタに供給される認証情報の信頼性が向上する。
(付記8)
付記1に記載の給電システムであって、前記給電対象物は移動体を含む、給電システムでもよい。
(付記9)
本開示に係る給電システム(10)は、貸与事業者からユーザ(USR)に貸与された給電対象物(12)に、前記ユーザが提供する給電が行われた場合に、前記給電対象物に供給された電力量である供給電力量を判定する電力量判定部(412)と、前記電力量判定部によって判定された前記供給電力量に応じた対価を前記ユーザに対して支払うための処理を行う支払処理部(416)と、を備える。これにより、支払処理部は、電源コンセントの利用をユーザに促し得る。
(付記10)
本開示に係る給電方法は、電源コンセント(18)に接続可能であるとともに、前記電源コンセントから供給される電力を接続ケーブル(24)を介して給電対象物(12)に供給し得るアダプタ(100)が、端末装置(14)から供給される認証情報に基づいて認証を行う認証ステップ(S3)と、前記認証ステップによる認証が成立していない場合には、前記アダプタが前記給電対象物への給電を制限し、前記認証ステップによる認証が成立した場合には、前記アダプタが前記給電対象物への前記給電を許容する給電制御ステップ(S4)と、を有する。これにより、電源コンセントを提供するオーナと、電源コンセントを利用するユーザとの双方にとって、より良好な給電システムが提供される。
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本開示の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。