JP7843675B2 - プラズマ処理方法及びプラズマ処理システム - Google Patents
プラズマ処理方法及びプラズマ処理システムInfo
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Description
先ず、一実施形態にかかるプラズマ処理システムについて説明する。図1は、プラズマ処理システムの構成例を説明するための図である。
以下に、プラズマ処理装置1の一例としての容量結合型のプラズマ処理装置の構成例について説明する。図2は、容量結合型のプラズマ処理装置の構成例を説明するための図である。
次に、プラズマ処理方法の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、プラズマ処理としてエッチングを行う場合について説明する。図3は、第1の実施形態にかかるプラズマ処理の主な工程を示すフロー図である。
先ず、第1の処理ガスのプラズマにより、プラズマ処理チャンバ10の内部の部材(以下、「チャンバ内部材」という場合がある。)の表面に対して第1の保護膜を形成する、いわゆるプリコーティングを行う(図3のステップS1)。チャンバ内部材は、少なくともプラズマ処理空間10sに露出する部材を含み、プラズマ処理チャンバ10も含む。また、チャンバ内部材は、例えばSiや石英で形成される部材を含む。第1の処理ガスは、ハロゲンを含有しないプリカーサガスを含む。プリカーサガスは、炭化水素(CxHy:x、yは整数)ガスであり、例えばCH4、C2H6、C2H4、C3H8、C3H6等である。なお、第1の処理ガスは、さらに希ガスを含んでいてもよい。希ガスは、例えばAr、He等である。
次に、処理対象体である基板Wを第2の処理ガスのプラズマによりエッチングする(図3のステップS2)。第2の処理ガスは、少なくとも水素含有ガスを含む。水素含有ガスは、例えばHBr、CH2F2、H2等である。また、第2の処理ガスは、フロロカーボンガスやハイドロフロロカーボンガスを含んでいてもよく、ハロゲン含有ガスを含んでいてもよい。フロロカーボンガスは、例えばC4F6ガスやC4F8ガス等であり、ハイドロフロロカーボンガスは、例えばCHF3やCH2F2等であり、ハロゲン含有ガスは、例えばCl2やSiCl4等である。また、第2の処理ガスは、WF6等の金属含有ガスを含んでいてもよい。さらに、第2の処理ガスは、希ガス、酸素含有ガス、窒素含有ガスを含んでいてもよい。希ガスは、例えばAr、He等であり、酸素含有ガスは、例えばO2等であり、窒素含有ガスは、例えばN2等である。これら第2の処理ガスは、基板Wに含まれるエッチング対象膜や求められるエッチング後のエッチング対象膜の形状によって選択される。
次に、第1の保護膜を除去可能なガスを含む第3の処理ガスのプラズマにより、チャンバ内部材の表面から第1の保護膜を除去する(図3のステップS3)。第1の保護膜を除去可能なガスは、酸素含有ガスである。酸素含有ガスは、例えばO2等である。
次に、プラズマ処理方法の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、第1の保護膜、すなわち単層をプリコーティングしたが、本第2の実施形態では、複数層の保護膜をプリコーティングする。なお、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、プラズマ処理としてエッチングを行う場合について説明する。図6は、第2の実施形態にかかるプラズマ処理の主な工程を示すフロー図である。
先ず、第1の処理ガスのプラズマにより、チャンバ内部材の表面に対して第1の保護膜を形成する、いわゆるプリコーティングを行う(図6のステップT1)。第1の処理ガスは、ハロゲンを含有しないプリカーサガスを含む。プリカーサガスは、炭化水素(CxHy:x、yは整数)ガスであり、例えばCH4、C2H6、C2H4、C3H8、C3H6等である。第1の処理ガスは、さらに希ガスを含んでいてもよい。希ガスは、例えばAr、He等である。なお、ステップT1の詳細は、上記第1の実施形態のステップS1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、後述するステップT3で用いられる第2の処理ガスと同じ種類の第4の処理ガスのプラズマにより、図7に示すように第1の保護膜P1の上に第2の保護膜P2形成する、いわゆるプリコーティングを行う(図6のステップT2)。第4の処理ガスは、第2の処理ガスと同じプリカーサガスを含む。第4の処理ガスは、例えばH、F、N、Cのいずれか又は複数を含んでいてもよい。また、第4の処理ガスは、金属含有ガスを含んでいてもよい。
(1)ステップT2の第4の処理ガスの種類が、ステップT3の第2の処理ガスの種類と同じであること。
(2)ステップT2の第4の処理ガスの流量が、ステップT3の第2の処理ガスの流量と同じであること。
(3)ステップT2におけるRF電力と処理圧力がそれぞれ、ステップT3におけるRF電力と処理圧力と同じであること。
次に、処理対象体である基板Wを第2の処理ガスのプラズマによりエッチングする(図6のステップT3)。また、エッチングされる基板Wは1枚でもよいし、複数枚でもよい。なお、ステップT3の詳細は、上記第1の実施形態のステップS2と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第2の保護膜P2を除去可能なガスを含む第5の処理ガスのプラズマにより、第1の保護膜P1から第2の保護膜P2を除去する(図6のステップT4)。第2の保護膜P2を除去可能なガスは、第2の保護膜P2に応じて適宜選択される。例えば、第2の保護膜P2の主成分がフロロカーボン等の有機膜であれば、第2の保護膜P2を除去可能なガス(第5の処理ガス)は、酸素含有ガスである。酸素含有ガスは、例えばO2等である。また、第2の保護膜P2に金属が含まれている場合は、第5の処理ガスは、ハロゲン含有ガスを含んでいてもよい。ハロゲン含有ガスは、例えばCF4ガスやCl2ガス等である。
次に、第1の保護膜P1を除去可能なガスを含む第3の処理ガスのプラズマにより、チャンバ内部材Mの表面から第1の保護膜P1を除去する(図6のステップT5)。第1の保護膜P1を除去可能なガスは、酸素含有ガスである。酸素含有ガスは、例えばO2等である。なお、ステップT5の詳細は、上記第1の実施形態のステップS3と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第1の保護膜P1の膜厚について説明する。ステップT4では、第5の処理ガスのプラズマにより、いわゆるイオンスパッタリングを行って、第2の保護膜P2を除去する。かかる場合、図8に示すように第5の処理ガス(第3の処理ガス)のプラズマにより生成されたイオンが第2の保護膜P2及び第1の保護膜P1に照射される。
以上の第1の実施形態及び第2の実施形態において、第1の保護膜は有機膜であって、第1の処理ガスのプリカーサガスは炭化水素であったが、第1の保護膜とプリカーサガスはこれに限定されない。例えば第1の保護膜が酸化膜(SiO2膜)である場合、第1の処理ガスのプリカーサガスは、ハロゲンを有しなければよく、シリコン含有ガスであってもよい。シリコン含有ガスは、アミノシラン系ガス、シリコンアルコキシド系ガス等である。アミノシラン系ガスは、例えばBTBAS(Bistertiarybutylaminosilane)、BDMAS(Bisdimethylaminosilane)、BDEAS(Bisdiethylaminosilane)、DMAS(Dimethylaminosilane)、DEAS(Diethylaminosilane)、DPAS(Dipropylaminosilane)、BAS(Butylaminosilane)、BEMAS(Bisethylmethylaminosilane)、TDMAS(Tridimethylaminosilane)、HDMS(Hexamethyldisilazane)、DMSDMA(Dimethylsilyldimethylamine)、TMSDMA(Dimethilaminotrimethylsilane)、TMMAS(Trimethylmethylaminosilane)、TMICS(Trimethyl(isocyanato)silane)、TMSA(Trimethylsilylacetylene)、TMSC(Trimethylsilylcyanide)等である。シリコンアルコキシド系ガスは、例えばTEOS(Tetraethoxysilan)等である。また、シリコン含有ガスは、Siソースガスとして、4DMAS(4 Dimethylaminosilane)、DIPAS(Diisopropylaminosilane)等であってもよい。
(1)(a)ハロゲンを含有しないプリカーサガスを含む第1の処理ガスにより、チャンバの内部の部材の表面に対して第1の保護膜を形成する工程と、
(b)前記部材の表面に前記第1の保護膜が形成された後に、第2の処理ガスのプラズマにより、前記チャンバの内部に搬入された処理対象体をプラズマ処理する工程と、を含む、プラズマ処理方法。
(2)(c)前記プラズマ処理された前記処理対象体が前記チャンバの外部に搬出された後に、前記第1の保護膜を除去可能なガスを含む第3の処理ガスのプラズマにより、前記部材の表面から前記第1の保護膜を除去する工程をさらに含む、前記(1)に記載のプラズマ処理方法。
(3)前記(a)工程において形成される前記第1の保護膜の膜厚は、前記(c)工程において、前記プラズマにより生成されたイオンが前記第1の保護膜に照射された際、前記イオンが前記第1の保護膜に侵入する深さよりも厚い、前記(2)に記載のプラズマ処理方法。
(4)前記プリカーサガスは、炭化水素ガスであり、
前記第1の保護膜を除去可能なガスは、酸素含有ガスである、前記(2)又は(3)に記載のプラズマ処理方法。
(5)前記プリカーサガスは、シリコン含有ガスであり、
前記第1の保護膜を除去可能なガスは、ハロゲン含有ガスである、前記(2)又は(3)に記載のプラズマ処理方法。
(6)(d)前記(a)工程の後であって前記(b)工程の前に、前記第2の処理ガスと同じ種類の第4の処理ガスのプラズマにより、前記第1の保護膜の上に第2の保護膜を形成する工程をさらに含む、前記(1)~(5)のいずれかに記載のプラズマ処理方法。
(7)前記(d)工程におけるプロセス条件は、前記(b)工程における最初のプロセス条件と同じである、前記(6)に記載のプラズマ処理方法。
(8)処理対象体をプラズマ処理するためのチャンバと、
前記チャンバの内部に処理ガスを供給するガス供給部と、
前記チャンバの内部で前記処理ガスからプラズマを生成するプラズマ生成部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、
(a)ハロゲンを含有しないプリカーサガスを含む第1の処理ガスにより、チャンバの内部の部材の表面に対して第1の保護膜を形成する工程と、
(b)前記部材の表面に前記第1の保護膜が形成された後に、第2の処理ガスのプラズマにより、前記チャンバの内部に搬入された処理対象体をプラズマ処理する工程と、を実行するように、前記ガス供給部と前記プラズマ生成部を制御する、プラズマ処理システム。
(9)前記制御部は、(c)前記プラズマ処理された前記処理対象体が前記チャンバの外部に搬出された後に、前記第1の保護膜を除去可能なガスを含む第3の処理ガスのプラズマにより、前記部材の表面から前記第1の保護膜を除去する工程をさらに実行するように、前記ガス供給部と前記プラズマ生成部を制御する、前記(8)に記載のプラズマ処理システム。
(10)前記制御部は、前記(a)工程において形成される前記第1の保護膜の膜厚が、前記(c)工程において、前記プラズマにより生成されたイオンが前記第1の保護膜に照射された際、前記イオンが前記第1の保護膜に侵入する深さよりも厚くなるように、前記ガス供給部と前記プラズマ生成部を制御する、前記(9)に記載のプラズマ処理システム。
(11)前記プリカーサガスは、炭化水素ガスであり、
前記第1の保護膜を除去可能なガスは、酸素含有ガスである、前記(9)又は(10)に記載のプラズマ処理システム。
(12)前記プリカーサガスは、シリコン含有ガスであり、
前記第1の保護膜を除去可能なガスは、ハロゲン含有ガスである、前記(9)又は(10)に記載のプラズマ処理システム。
(13)前記制御部は、(d)前記(a)工程の後であって前記(b)工程の前に、前記第2の処理ガスと同じ種類の第4の処理ガスのプラズマにより、前記第1の保護膜の上に第2の保護膜を形成する工程をさらに実行するように、前記ガス供給部と前記プラズマ生成部を制御する、前記(8)~(12)のいずれかに記載のプラズマ処理システム。
(14)前記制御部は、前記(d)工程におけるプロセス条件を、前記(b)工程における最初のプロセス条件と同じに制御する、前記(13)に記載のプラズマ処理システム。
2 制御部
10 プラズマ処理チャンバ
12 プラズマ生成部
20 ガス供給部
W 基板
Claims (8)
- (a)CH 4 ガスのみからなる第1の処理ガスにより、チャンバの内部の部材の表面に対して第1の保護膜を形成する工程と、
(b)前記部材の表面に前記第1の保護膜が形成された後に、第2の処理ガスのプラズマにより、前記チャンバの内部に搬入された処理対象体をプラズマ処理する工程と、
(c)前記プラズマ処理された前記処理対象体が前記チャンバの外部に搬出された後に、前記第1の保護膜を除去可能なガスを含む第3の処理ガスのプラズマにより、前記部材の表面から前記第1の保護膜を除去する工程と、を含み、
前記(a)工程において形成される前記第1の保護膜の膜厚は、前記(c)工程において、前記プラズマにより生成されたイオンが前記第1の保護膜に照射された際、前記イオンが前記第1の保護膜に侵入する深さよりも厚い、プラズマ処理方法。 - 前記第1の保護膜を除去可能なガスは、酸素含有ガスである、請求項1に記載のプラズマ処理方法。
- (d)前記(a)工程の後であって前記(b)工程の前に、前記第2の処理ガスと同じ種類の第4の処理ガスのプラズマにより、前記第1の保護膜の上に第2の保護膜を形成する工程をさらに含む、請求項1又は2に記載のプラズマ処理方法。
- 前記(d)工程におけるプロセス条件は、前記(b)工程における最初のプロセス条件と同じである、請求項3に記載のプラズマ処理方法。
- 処理対象体をプラズマ処理するためのチャンバと、
前記チャンバの内部に処理ガスを供給するガス供給部と、
前記チャンバの内部で前記処理ガスからプラズマを生成するプラズマ生成部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、
(a)CH 4 ガスのみからなる第1の処理ガスにより、前記チャンバの内部の部材の表面に対して第1の保護膜を形成する工程と、
(b)前記部材の表面に前記第1の保護膜が形成された後に、第2の処理ガスのプラズマにより、前記チャンバの内部に搬入された処理対象体をプラズマ処理する工程と、
(c)前記プラズマ処理された前記処理対象体が前記チャンバの外部に搬出された後に、前記第1の保護膜を除去可能なガスを含む第3の処理ガスのプラズマにより、前記部材の表面から前記第1の保護膜を除去する工程と、を実行し、
前記(a)工程において形成される前記第1の保護膜の膜厚が、前記(c)工程において、前記プラズマにより生成されたイオンが前記第1の保護膜に照射された際、前記イオンが前記第1の保護膜に侵入する深さよりも厚くなるように、前記ガス供給部と前記プラズマ生成部を制御する、プラズマ処理システム。 - 前記第1の保護膜を除去可能なガスは、酸素含有ガスである、請求項5に記載のプラズマ処理システム。
- 前記制御部は、(d)前記(a)工程の後であって前記(b)工程の前に、前記第2の処理ガスと同じ種類の第4の処理ガスのプラズマにより、前記第1の保護膜の上に第2の保護膜を形成する工程をさらに実行するように、前記ガス供給部と前記プラズマ生成部を制御する、請求項5又は6に記載のプラズマ処理システム。
- 前記制御部は、前記(d)工程におけるプロセス条件を、前記(b)工程における最初のプロセス条件と同じに制御する、請求項7に記載のプラズマ処理システム。
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