JP7828446B2 - 香味吸引器具又はエアロゾル生成装置、その動作方法及びそのプログラム - Google Patents

香味吸引器具又はエアロゾル生成装置、その動作方法及びそのプログラム

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Description

本出願は、香味吸引器具又はエアロゾル生成装置(以下、「香味吸引器具等」という。)に関する。
なお、香味吸引器具は香味を吸引するための器具のことであり、加熱型の香味吸引器具(加熱により香味を生成するもの。)と、非加熱型の香味吸引器具(例えば、超音波霧化により香味を生成するもの。)とを含む。香味吸引器具は、限定するわけではないが、具体的には例えば、電子たばこや加熱式たばこ、従来のたばこを含む。また、「エアロゾル生成装置」は、生成されたエアロゾルを吸引するための装置のことであり、加熱型のエアロゾル生成装置(加熱によりエアロゾルを生成するもの。)と、非加熱型のエアロゾル生成装置(例えば、超音波霧化によりエアロゾルを生成するもの。)とを含む。エアロゾル生成装置は、限定するわけではないが、具体的には例えば、電子たばこや加熱式たばこ、医療用のネブライザを含む。従って、香味吸引器具の少なくとも一部はエアロゾル生成装置であり、エアロゾル生成装置の少なくとも一部は香味吸引器具である。なお、燃焼を伴わない加熱型のエアロゾル生成装置等、例えば電子タバコのことをRRP(Reduced-Risk Products)と呼ぶことがある。
従来、バッテリ等の電源を備え、当該電源からの電力による加熱により香味及びエアロゾルの一方又は双方(以下、「香味等」という。)を生成する香味吸引器具等において、加熱前に電源の残量を確認し、電源の残量が不足している場合には加熱を制限するという制御が行われていた(例えば、特許文献1を参照。)。また、電源の充電に応答して、このような加熱の制限を解除するという制御が行われていた。
国際公開第2020/084757号
しかしながら、単に電源の充電に応答して加熱の制限を解除してしまうと、電源の残量が不十分であるにも関わらず加熱の制限が解除されてしまうといった問題があった。
本発明は以上に鑑みてなされたものであり、その課題は、電源からの電力による香味等を生成するための加熱の制限がなされている場合に、電源の残量が不十分であるときには当該制限が解除されないように構成された香味吸引器具等を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の実施形態によれば、香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、前記加熱部に電力を供給する電源と、前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部とを備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、前記制御部は、前記加熱部による加熱が制限されている場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき当該制限を解除するように更に構成された、装置が提供される。
一実施形態において、前記制御部は、前記加熱部による加熱を開始するための前記装置に対する第1の所定操作に応答して、前記電源の残量が不足しているかについて第1の判定をするように更に構成されていてよい。
一実施形態において、前記第1の判定は、前記電源の残量を測定することと、前記電源から前記加熱部に一時的に電力を供給して前記電源の作動電圧を測定することとのうちの一方又は双方を含むことができる。
一実施形態において、前記制御部は、前記装置に対する前記第1の所定操作とは異なる第2の所定操作に応答して、前記電源の残量が不足しているかについて第2の判定をするように更に構成されていてよい。
一実施形態において、前記制御部は、前記電源の残量が不足していると判定した場合に残量不足状態であると設定するように更に構成されていてよく、前記第2の判定は、前記残量不足状態であると設定されているかを判定することと、前記残量不足状態であると設定されていると判定しなかった場合に、前記電源の残量を測定することと、前記電源から前記加熱部に一時的に電力を供給して前記電源の作動電圧を測定することとのうちの一方又は双方を含む測定処理を行い、前記残量不足状態であると設定されていると判定した場合に、前記測定処理を省略することとを含むことができる。
一実施形態において、前記所定の条件は、前記電源への充電開始前に測定された前記電源の残量を基準として、前記電源の残量が所定量以上増加したという条件であることができる。
一実施形態において、前記所定量は、前記電源の残量が不足しているかについての判定を実行するのに十分な量であることができる。
一実施形態において、前記装置は、前記香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を含む基材を交換可能なように構成されていてよく、前記所定量は、少なくとも1つの前記基材を消費するのに十分な量であることができる。
一実施形態において、前記制御部は、前記電源の温度に基づき、少なくとも1つの前記基材を消費するのに十分な前記量を決定するように更に構成されていてよい。
一実施形態である装置は、前記所定量をユーザが設定可能なように構成されていてよい。
一実施形態において、前記制御部は、ユーザによる前記装置の使用履歴に基づき前記所定量を決定するように更に構成されていてよい。
一実施形態である装置は、前記所定量を書き換え可能なように構成されていてよい。
一実施形態において、前記所定の条件は前記電源が満充電されたという条件であってよい。
一実施形態において、前記所定の条件は、前記電源への充電を開始してから所定時間以上経過したという条件であってよい。
一実施形態において、前記制御部は、前記電源の充電のために前記装置に接続された外部装置の種類を決定し、決定された前記外部装置の種類に基づき、前記所定時間を決定するように更に構成されていてよい。
一実施形態である装置は、前記所定時間が書き換え可能なように構成されていてよい。
一実施形態において、前記制御部が前記加熱部による加熱を制限することは、前記制御部が、前記加熱部による加熱を開始させないように制限することを含むことができる。
上記課題を解決するため、本発明の実施形態によれば、香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、前記加熱部に電力を供給する電源とを備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置の制御部が実行する方法であって、前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するステップと、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき当該制限を解除するステップとを含む方法が提供される。
上記課題を解決するため、本発明の実施形態によれば、香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、前記加熱部に電力を供給する電源とを備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置の制御部に、前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するステップと、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき当該制限を解除するステップとを実行させるプログラムが提供される。
本発明の一実施形態によれば、電源からの電力による香味等を生成するための加熱の制限を、電源の残量が不十分であるときに解除することが防止される。そのため、電池の残量が不十分であるときになされる加熱の制限と、その解除とが不必要に繰り返されることが防止される。
一実施形態に係るエアロゾル生成装置の外観を示す斜視図。 図1のエアロゾル生成装置へのたばこスティックの挿入について説明するための説明図。 図1のエアロゾル生成装置の概略的な回路構成の一例を示すブロック図。 1回のセッションにおいて実現され得る温度プロファイルの一例について説明するための説明図。 複数回のセッションの進行に伴う電源電圧の降下について説明するための説明図。 複数の温度範囲について異なる閾値の設定の一例について説明するための説明図。 一実施形態に係るエアロゾル生成装置により実行される処理の概略的な流れの一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る事前チェック処理の流れの一例を示すフローチャート。 一実施形態に係るセッション開始チェック処理の流れの一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る電圧測定処理の流れの一例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
1 装置の構成例
本明細書では、本開示に係る技術が、燃焼を伴うことなく香味源及びエアロゾル源の一方または双方(以下、「香味源等」という。)を加熱することにより霧化させてエアロゾルを生成する非燃焼型の香味吸引器具等に適用される例を主に説明する。なお、かかる例に限定されず、本開示に係る技術は、例えば燃焼型の装置又は医療用のネブライザなど、いかなる種類の香味吸引器具等に適用されてもよい。
1-1 外観
図1は、一実施形態に係る香味吸引器具等10の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示した香味吸引器具等10へのたばこスティックの挿入について説明するための説明図である。図1を参照すると、香味吸引器具等10は、本体101、前面パネル102、表示窓103、及びスライダ104を備える。
本体101は、香味吸引器具等10の1つ以上の回路基板を内部に支持する筐体である。本実施形態において、本体101は、図中の上下方向に長い、丸みを帯びた略直方体の形状を有する。本体101のサイズは、例えばユーザが片手で把持できる程度のサイズであってよい。前面パネル102は、本体101の前面を覆う可撓性のパネル部材である。前面パネル102は、本体101から取外し可能であってもよい。前面パネル102は、ユーザ入力を受け付ける入力部としても機能する。例えば、ユーザが前面パネル102の中央を押し込むと、本体101と前面パネル102との間に配設されるボタン(図示せず)が押下され、ユーザ入力が検知され得る。表示窓103は、前面パネル102の略中央で長手方向に沿って延在する帯状の窓である。表示窓103は、本体101と前面パネル102との間に配設される1つ以上のLED(Light-Emitting Diode)が発する光を外部へ透過させる。
スライダ104は、本体101の上面に方向104aに沿ってスライド可能に配設されるカバー部材である。図2に示したように、スライダ104を図中手前へスライドさせる(即ち、スライダ104を開ける)と、本体101の上面の開口106が露出する。ユーザは、香味吸引器具等10を使用してエアロゾルを吸引する際、スライダ104を開けて露出させた開口106から、方向106aに沿って管状の挿入孔107へ、たばこスティック15を挿入する。即ち、挿入孔107は、たばこスティック15を受け入れる受入部としての役割を有する。挿入孔107の軸方向に直交する断面は、例えば円形、楕円形又は多角形であってよく、その断面積は底面に近付くにつれて徐々に減少する。それにより、挿入孔107へ挿入されたたばこスティック15の外側面が挿入孔107の内側面から押圧され、たばこスティック15の脱落が摩擦力によって防止されると共に、後述する加熱部130からたばこスティック15への熱伝達の伝達効率が高められる。ユーザは、エアロゾルの吸引を終了すると、たばこスティック15を挿入孔107から引抜き、スライダ104を閉じる。
たばこスティック15は、筒状の巻紙の内側に充填物を保持するたばこ物品である。たばこスティック15の充填物は、例えば、エアロゾル生成基体とたばこ刻みとの混合物であってよい。エアロゾル生成基体として、例えばグリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、1,3-ブタンジオール、又はこれらの混合物といった、いかなる種類のエアロゾル源を含有する基体が使用されてもよい。たばこ刻みは、いわゆる香味源である。たばこ刻みの材料は、例えばラミナ又は中骨などであってよい。なお、たばこ刻みの代わりに、非たばこ由来の香味源が使用されてもよい。即ち、たばこスティック15は、香味源等を含む基材に相当する。なお、別実施形態において、香味源及びエアロゾル源の一方のみを含む基材を用いてもよい。
以下、たばこスティック15は、香味等のM回の吸引を可能にする量の香味源等を含むものとする。Mは、2以上の任意の整数であってよい。例えば、Mは、一般的な紙巻たばこにおける1本当たりの吸引回数に近い、約10~20の範囲内の値であってもよい。
なお、上述した例に限定されず、香味吸引器具等10は、スティック状ではない形状の物品(例えば、カプセル、カートリッジ又はリザーバ)を受け入れ可能であってもよい。物品に含まれる香味源等は、固体であっても液体であってもよい。
1-2 回路構成
図3は、香味吸引器具等10の概略的な回路構成の一例を示すブロック図である。図3を参照すると、香味吸引器具等10は、制御部120、記憶部121、入力検知部122、状態検知部123、吸引検知部124、発光部125、振動部126、通信インタフェース(I/F)127、接続I/F128、加熱部130、第1スイッチ131、第2スイッチ132、バッテリ140、昇圧回路141、残量計142、及び測定回路150を備える。
制御部120は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はマイクロコントローラといったプロセッサであってよい。制御部120は、記憶部121に記憶されるコンピュータプログラム(ソフトウェア又はファームウェアともいう)を実行することにより、香味吸引器具等10の機能全般を制御する。記憶部121は、例えば半導体メモリであってよい。記憶部121は、1つ以上のコンピュータプログラムと、後述する温度制御機能及びチェック機能において利用されるデータ(例えば、複数の種類の判定閾値)とを記憶する。
入力検知部122は、香味吸引器具等10に対する操作であるユーザ入力を検知するための検知回路である。入力検知部122は、例えば、ユーザによる前面パネル102の押し込み(即ち、ボタンの押下)を検知し、検知した状態を示す入力信号を制御部120へ出力する。なお、香味吸引器具等10は、前面パネル102の代わりに(又はそれに加えて)、例えばボタン、スイッチ又はタッチ感応面など、いかなる種類の入力デバイスを備えていてもよい。状態検知部123は、香味吸引器具等に対する操作であるスライダ104の開閉状態を検知するための検知回路である。一例として、状態検知部123は、スライダ104の開閉に起因する磁界の変化を、ホール素子を用いて検知するホールICを含んでよい。状態検知部123は、スライダ104が開かれているか又は閉じられているかを示す状態検知信号を制御部120へ出力する。吸引検知部124は、ユーザによるたばこスティック15の吸引(パフ)を検知するための検知回路である。一例として、吸引検知部124は、開口106の近傍に配設されるサーミスタ(図示せず)を含んでもよい。この場合、吸引検知部124は、ユーザによる吸引に起因する温度変化がもたらすサーミスタの抵抗値の変化に基づいて吸引を検知し得る。他の例として、吸引検知部124は、挿入孔107の底部に配設される圧力センサ(図示せず)を含んでもよい。この場合、吸引検知部124は、吸引により引き起こされる気流がもたらす気圧の減少に基づいて吸引を検知し得る。吸引検知部124は、例えば、吸引が行われているか否かを示す吸引検知信号を制御部120へ出力する。
発光部125は、1つ以上のLEDと、LEDを駆動するためのドライバとを含む。発光部125は、制御部120から入力される指示信号に従ってLEDの各々を発光させる。振動部126は、バイブレータ(例えば、偏心モータ)と、バイブレータを駆動するためのドライバとを含む。振動部126は、制御部120から入力される指示信号に従ってバイブレータを振動させる。制御部120は、例えば、香味吸引器具等10の何らかのステータス(例えば、後述するバッテリ140の電力の残量)をユーザに報知するために、発光部125及び振動部126の一方又は双方を任意のパターンで使用してよい。したがって、本実施形態において、発光部125及び振動部126は、まとめて報知部160として言及されてもよい。例えば、発光部125の発光パターンは、各LEDの発光状態(常時発光/点滅/非発光)、点滅周期、発光するLEDの個数、及び発光色といった要素で区別され得る。振動部126の振動パターンは、バイブレータの振動状態(振動/停止)、振動の強さ及び振動期間の長さといった要素で区別され得る。
無線I/F127は、香味吸引器具等10が他の装置(例えば、ユーザが所持するPC(Personal Computer)又はスマートフォン)と無線で通信するための通信インタフェースである。無線I/F127は、例えばBluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、又は無線LAN(Local Area Network)といった任意の無線通信プロトコルに準拠するインタフェースであってよい。接続I/F128は、香味吸引器具等10を他の装置へ接続するための端子やコイル等の機構を有するインタフェースである。接続I/F128は、例えばUSB(Universal Serial Bus)インタフェースであってよい。接続I/F128は、外部電源から(図示しない給電線を介して又はワイヤレスで)バッテリ140を充電するために利用されてもよい。
加熱部130は、たばこスティック15のエアロゾル生成基体に含まれるエアロゾル源を加熱してエアロゾルを発生させる抵抗発熱性の部品即ちヒータである。なお、本実施形態においては、発生したエアロゾルがたばこスティック15に含まれる香味源を通過することにより当該エアロゾルに香味が付与されるよう構成されている。しかしながら、別実施形態においては、加熱自体により香味が発生する香味源を用いてもよい。加熱部130の抵抗発熱材料として、例えば、銅、ニッケル合金、クロム合金、ステンレス、及び白金ロジウムのうちの1つ、又は2つ以上の混合物が使用されてよい。加熱部130の一端は第1スイッチ131及び昇圧回路141を介してバッテリ140の正極へ接続され、加熱部130の他端は第2スイッチ132を介してバッテリ140の負極へ接続される。第1スイッチ131は、加熱部130と昇圧回路141との間の給電線に設けられるスイッチング素子である。第2スイッチ132は、加熱部130とバッテリ140との間の接地線に設けられるスイッチング素子である。第1スイッチ131及び第2スイッチ132は、例えばFET(Field Effect Transistor)であってよい。制御部120は、例えば、第1スイッチ131及び第2スイッチ132のゲートへパルス信号である制御信号を出力して両スイッチをオンすることにより、昇圧回路141で増幅された電圧で、バッテリ140から加熱部130へ電力を供給させることができる。
バッテリ140は、加熱部130及び香味吸引器具等10の他の構成要素へ電力を供給するための電源である。図3では、バッテリ140から加熱部130以外の構成要素への給電線は省略されている。バッテリ140は、例えばリチウムイオンバッテリであってよい。本実施形態において、バッテリ140は、N回(Nは2以上の整数)のセッションを完了させるために要する電力量(即ち、N本のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な電力量)に相当する容量を有する。それにより、ユーザは、バッテリ140を最大限まで充電すれば、セッションが完了するごとに毎回バッテリ140を再充電する必要性なく、複数本のたばこスティック15を連続して楽しむことができる。バッテリ140の容量はコスト及びサイズとのトレードオフを考慮して決定されてよく、一例に過ぎないものの、Nは25前後であってよい。昇圧回路(DC/DCコンバータ)141は、加熱部130への給電のためにバッテリ140の電圧を増幅する電圧変換回路である。
残量計142は、バッテリ140の電力の残量その他のステータスを監視するためのICチップである。例えば、残量計142は、クーロンカウンティング法に従って、充電時にバッテリ140へ流入した電流量及び放電時にバッテリ140から流出した電流量を測定し、測定した電流量を積算することにより、バッテリ140の電力の残量を導出する。なお、残量計142は、電圧測定法又はインピーダンス追跡法といった他のアルゴリズムに従ってバッテリ140の電力の残量を導出してもよい。また、残量計142は、バッテリ140の温度を測定可能であってもよい。制御部120は、例えばクロックライン及びデータラインからなるI2C(Inter-Integrated Circuit)通信線を介して残量計142と接続され、I2Cのマスタデバイスとして動作する。この場合、制御部120は、スレーブデバイスである残量計142が周期的に更新するバッテリ残量の値R及びバッテリ温度の値TBATを、任意のタイミングで取得することができる。残量計142は、さらにバッテリ140の充電率(SOC:State Of Charge)、劣化度(SOH:State Of Health)、及び相対充電率(RSOC)といった他のステータスを測定して、これらステータスの値を制御部120へ出力可能であってもよい。
測定回路150は、加熱部130の温度との相関を有する温度指標を測定するための回路である。ここでの温度指標は、加熱部130の温度そのものを表してもよく、又は加熱部130の電気抵抗値を表してもよい。一般に抵抗発熱材料の電気抵抗値は例えば温度が上昇するにつれて単調に増加する(即ち、温度との相関を有する)という特性を有するため、加熱部130の電気抵抗値を温度指標として利用することができる。なお、加熱部130の温度は、加熱部130の近傍に配設されるサーミスタ(図示せず)を用いて測定されてもよい。
本実施形態において、制御部120は、バッテリ140の残量値R及び温度値TBATを含む様々なステータス値を残量計142から取得可能であることに加えて、バッテリ140の出力電圧VBAT(以下、単に電源電圧ともいう)を測定可能である。制御部120は、例えば、第1スイッチ131及び第2スイッチ132へ短い制御パルスを出力することによりバッテリ140から加熱部130へ電圧パルスを印加させ、その電圧パルスの電圧レベルをアナログ-デジタル変換することにより、電源電圧を示す値VBATを取得することができる。図3の例では、制御部120は、昇圧回路141を介して電圧値VBATを取得するように構成されている。なお、制御部120は、ノイズの影響を軽減し又は除去するために、一定の時間間隔で複数回連続して電源電圧を測定し、それら測定結果の平均値を電圧値VBATとして取得してもよい。
1-3 温度プロファイルの例
制御部120は、バッテリ140から加熱部130への電力の供給を、セッションの全体を通じて良好なユーザ体験を提供するための所望の温度プロファイルを実現するように制御する。本明細書において、セッションとは、1つの物品(ここでは、挿入孔107が受け入れた1本のたばこスティック15)に含まれる香味源等を消費するための温度制御が行われるひとまとまりの期間をいう。セッションは、加熱期間と呼ばれてもよい。上述したように、ユーザは、1回のセッション中に最大M回の吸引を行うことができる。
制御部120により行われる温度制御は、典型的には、測定回路150により測定される温度指標を制御量、電力供給のデューティ比を操作量とするフィードバック制御(例えば、PID制御)であってよい。制御部120は、例えば、反復される制御サイクルの各々で、PID制御を通じて導出されるデューティ比に従って変調した制御パルスを、第1スイッチ131及び第2スイッチ132へ出力する。すると、バッテリ140から加熱部130へ対応するデューティ比で電圧パルスが印加される。こうした制御サイクルの反復を通じて、加熱部130の温度はPID制御の目標値に近付けられる。
図4は、1回のセッションにおいて実現され得る温度プロファイルの一例について説明するための説明図である。図中の横軸は、加熱部130への給電開始からの経過時間を表し、縦軸は加熱部130の温度を表す。太い折れ線は、一例としての温度プロファイル40を表す。温度プロファイル40は、冒頭の予熱期間(T0~T2)、及び予熱期間に後続する吸引可能期間(T2~T8)からなる。一例として、吸引可能期間全体の長さは5分程度であってよい。
予熱期間は、加熱部130の温度を環境温度H0から第1温度H1へ急速に上昇させる昇温区間(T0~T1)、及び加熱部130の温度を第1温度H1に維持する維持区間(T1~T2)を含む。このように、最初に加熱部130を急速に第1温度H1まで加熱することで、たばこスティック15のエアロゾル生成基体の全体に早期に十分に熱を行き渡らせて、良好な品質のエアロゾルをより早くユーザに提供開始することができる。
吸引可能期間は、加熱部130の温度を第1温度H1に維持する維持区間(T2~T3)、加熱部130の温度を第2温度H2へ向けて下降させる降温区間(T3~T4)、及び加熱部130の温度を第2温度H2に維持する維持区間(T4~T5)を含む。このように、一旦第1温度H1まで上昇した加熱部130の温度を第2温度H2まで下降させることで、程よい喫味での吸引をより長く安定的にユーザに提供することができる。降温区間では、バッテリ140から加熱部130への電力の供給が停止されてもよい。吸引可能期間は、さらに、加熱部130の温度を第2温度H2から第3温度H3へ徐々に昇温させる昇温区間(T5~T6)、加熱部130の温度を第3温度H3に維持する維持区間(T6~T7)、及び加熱部130の温度を環境温度H0へ向けて下降させる降温区間(T7~T8)を含む。このように、吸引可能期間の後半で加熱部130の温度を再度上昇させることで、たばこスティック15に含まれる香味源等が減少していく状況において喫味の低下を抑制して、吸引可能期間の最後まで満足度の高い体験をユーザに提供することができる。
一例として、第1温度H1は295℃、第2温度H2は230℃、第3温度H3は260℃であってよい。しかしながら、例えば製造者の設計指針、ユーザの好み、又はたばこ物品の銘柄ごとの特性に応じて、異なる温度プロファイルが設計されてもよい。
温度プロファイル40のように、セッションの途中で加熱部130を急速に昇温させようとする場合、急速昇温中にバッテリ140からの出力電流量が顕著に増大する。バッテリ140からの出力電流量が増大すると、それに応じてバッテリ140の内部抵抗での電圧降下が大きくなり、電源電圧も一時的に有意に降下する。そして、セッション中の電源電圧の最小値(以下、最小電圧という)が香味吸引器具等10の回路の動作可能電圧を下回ると、装置が動作不良に陥る虞がある。こうした事態を未然に防ぎ、バッテリ140の状態を適時にユーザへ報知して再充電を促すために、本実施形態に係る香味吸引器具等10に、次節で説明する複数のチェック機能を取り入れる。
2 バッテリ状態のチェック
2-1 セッション開始チェック
図5は、複数回のセッションの進行に伴う電源電圧の降下について説明するための説明図である。図中の横軸は、複数回のセッションをまたいだ時間の進行を表し、但しセッションの合間の期間は省略されている。図中の縦軸は、電源電圧[V]を表す。電圧値Vinit,nは、n番目のセッションの開始時のバッテリ140の電源電圧を、値Vmin,nは、n番目のセッション中のバッテリ140の最小電圧を表す。図中のグラフの実線部分50は、n番目のセッションにおける電源電圧の時間的変化を表しており、電源電圧は、セッション開始時のVinit,nから一時的にVmin,nまで降下した後、セッション後半にVinit,n+1まで回復する。セッションの合間の自然放電を無視すれば、次のn+1番目のセッションの開始時の電源電圧はVinit,n+1となる。
図中の水平線55は、香味吸引器具等10の回路の動作可能電圧を表す。図5の例では、n番目のセッションにおける最小電圧Vmin,nは動作可能電圧55を下回らないため、香味吸引器具等10はn番目のセッションを完了させることができる。一方、n+1番目のセッションにおける最小電圧Vmin,n+1は動作可能電圧55を下回る。そのため、図示した電源電圧Vinit,n+1でn+1番目のセッションが開始されると、n+1番目のセッションの途中で香味吸引器具等10が動作不良に陥り、セッションが途中停止することになる。こうしたセッションの途中停止は、ユーザの吸引体験を毀損するだけでなく、加熱途中のたばこスティック15に含まれる残りの香味源等を無駄にするという不利益をもユーザに与える。
セッションの途中停止による不利益を防止するために、セッションの開始時に電源電圧を測定し、測定値が所定の電圧閾値を下回る場合にセッションを開始しないという対策があり得る。本実施形態では、制御部120は、加熱開始を求める香味吸引器具等10に対する所定操作、例えば、ボタンの長押しのようなユーザ入力の検知に応じて、電圧値VBATを取得し、取得した電圧値VBATが電圧閾値Vthを下回る場合にはセッションを開始しない(即ち、加熱部130に加熱を開始させないように加熱を制限する)ことを決定し得る。
但し、電圧値VBATは、上述したように、バッテリ140から加熱部130へ印加される電圧パルスの電圧レベルを測定することにより取得される。こうした加熱目的ではない加熱部130への電圧パルスの印加は、電力の浪費をもたらし、あるいは無用な温度上昇を招きかねないことから、必要最小限の頻度で行われるべきである。ここで、セッション開始時の電源電圧は、バッテリ残量が減少するにつれて低下する性質を有する。この性質に着目し、本実施形態において、制御部120は、電源電圧と電圧閾値との比較に先立って、バッテリ残量と残量閾値との比較を行う。具体的には、制御部120は、加熱開始を求める香味吸引器具等10に対する所定操作の検知に応じて、残量計142からバッテリ140の電力の残量を示す残量値Rを取得し、残量値Rが所定の残量閾値Rth0を下回る場合にはセッションを開始しない(即ち、加熱部130に加熱を開始させないように加熱を制限する)ことを決定する。この場合、制御部120は、電圧値VBATと電圧閾値Vthとの比較を行う前に残量不足を判定できるため、電圧測定がもたらす電力の浪費及び無用な温度上昇を回避することができる。
制御部120は、残量値Rが残量閾値Rth0を上回る場合には、上述した電圧値VBATと電圧閾値Vthとの比較をさらに行い、電圧値VBATが電圧閾値Vthを上回るときに、セッションを開始する(即ち、加熱部130に加熱を開始させる)ことを決定する。このように、残量値及び電圧値の双方に基づく二重のチェックを行うことで、残量測定アルゴリズムの誤差、一時的な外乱、又はデバイスの個体差といった要因による判定の誤りの確率を低減し、セッションの途中停止をより確実に防止することができる。
これ以降の説明では、加熱開始を求める香味吸引器具等10に対する所定操作に応じて行われる上述したチェック機能を「セッション開始チェック」という。なお、本実施形態では、残量値及び電圧値の双方に基づく二重のチェックが行われる例を説明したが、他の実施形態において、残量値及び電圧値の一方に基づくチェックのみが行われてもよい。
2-2 事前チェック
香味吸引器具等10にセッション開始チェックのみが実装されるとすれば、ユーザは、バッテリ140に十分な量の電力が残っているかを知るために、加熱開始を求める操作を行わなければならない。しかしながら、ユーザは、エアロゾルを吸引することを容認されていない場所でそのような操作を行うことはできない。一方で、上述したセッション開始チェックを呼び出すことが加熱開始とは無関係の操作によってのみ可能であるとすると、ユーザは、セッションを開始するに際して、セッションの途中停止を回避するために、セッション開始チェックの呼び出し及び加熱開始という2回の操作を強いられることになり、操作が煩雑となる。そこで、本実施形態では、香味吸引器具等10に、加熱開始を求める香味吸引器具等10に対する所定操作をトリガとする上述したセッション開始チェックに加えて、香味吸引器具等10に対する別の所定操作をトリガとしてバッテリ140の残量をチェックする機能を実装する。これ以降の説明では、この別のチェック機能を「事前チェック」という。
説明の便宜上、香味吸引器具等10に対するセッション開始チェックを呼び出す所定操作を第1の所定操作とし、香味吸引器具等10に対する事前チェックを呼び出す所定操作を第2の所定操作とする。第1の所定操作は、加熱開始を求める操作に相当し、例えばボタン(前面パネル102)の長押しであってよい。この場合、第2の所定操作は、例えばスライダ104を開ける操作、ボタンの短押し、又はボタンの複数回連続押しなど、ボタンの長押し以外の任意の操作であってよい。
事前チェックにおいて、制御部120は、第2の所定操作に応じて、残量計142から残量値Rを取得し、取得した残量値Rに基づいて、1本のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力がバッテリ140に残っているか否かを判定する。この判定は、残量値Rを上述した残量閾値Rth0と比較することにより行われる。制御部120は、残量値Rが残量閾値Rth0を上回る場合には、バッテリ140に十分な量の電力が残っており、1回のセッションを、途中停止を引き起こすことなく完了させることができると判定し得る。一方、制御部120は、残量値Rが残量閾値Rth0を下回る場合には、残量不足であると判定し得る。
このように、加熱開始を求める操作とは別個の操作に応じてバッテリ残量が不足していないかをチェックできるようにすることで、ユーザは、吸引を行う場所以外のどのような場所にいるときでも、電力の残量についてのチェック結果を知ることができる。
事前チェックにおいて、制御部120は、上述した残量不足の判定に加えて、バッテリ140の電力の残量が高々1回のセッションを完了させることができる程度の量であるかを判定してもよい。この判定は、残量値Rを、残量閾値Rth0に加えて、さらなる残量閾値Rth1(Rth1>Rth0)と比較することにより行われる。制御部120は、残量値Rが残量閾値Rth1を上回る場合には、2本以上のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力がバッテリ140に残っていると判定し得る。一方、制御部120は、残量値Rが残量閾値Rth0を上回り且つ残量閾値Rth1を下回る場合には、現時点では残量不足ではないものの、ユーザが次の1本のたばこスティック15を使用した後にバッテリ140が残量不足となると判定し得る。
2-3 チェック結果の報知
上述した事前チェック及びセッション開始チェックのチェック結果は、様々な態様でユーザへ報知されてよい。例えば、制御部120は、次の5種類のチェック結果について、それぞれの態様での報知を報知部160に指示し得る:
・事前チェック-残量不足
・事前チェック-残り1本
・事前チェック-残り2本以上
・セッション開始チェック-残量不足
・セッション開始チェック-加熱開始
(1)事前チェック-残量不足
事前チェックにおいて、R<Rth0である場合、即ち1本のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力がバッテリ140に残っていないことを残量値Rが示す場合、報知部160は、残量不足をユーザに伝えるための報知を行う。この残量不足の報知は、充電の必要性をユーザに確実に認識させるために、例えば、警告色(例えば、赤色)でのLEDの発光若しくは点滅、又は、相対的に強い強度若しくは相対的に長い期間にわたるバイブレータの振動により行われてもよい。
(2)事前チェック-残り1本
事前チェックにおいて、Rth0≦R<Rth1である場合、即ち残量不足ではないものの高々1本のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するための電力しかバッテリ140に残っていないことを残量値Rが示す場合、報知部160は、充電を行わずに使用できるたばこスティック15の残り本数が1本であることをユーザに伝えるための報知を行う。この報知は、上述した残量不足の報知及び後述する残り2本以上の報知とは、報知態様(例えば、発光パターン又は振動パターン)において区別される。ユーザは、この残り1本の報知を受けることで、次の1本のたばこスティックを使用した後に再充電を行わなければそれ以上のエアロゾルの吸引ができなくなることを、前もって認識することができる。
(3)事前チェック-残り2本以上
事前チェックにおいて、Rth1≦Rである場合、即ち2本以上のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力がバッテリ140に残っていることを残量値Rが示す場合、報知部160は、バッテリ140に残っている電力量(バッテリ残量)をユーザへ報知するための報知を行ってよい。例えば、バッテリ残量は、離散的な数値として決定されるバッテリレベル、相対充電率、又は充電を行わずに使用できるたばこスティックの残り本数といった形式で報知されてよい。例えば、点灯するLEDの数、LEDの点滅回数、又はバイブレータの振動回数によって、バッテリレベル又はたばこスティックの残り本数が表現されてもよい。
(4)セッション開始チェック-残量不足
セッション開始チェックにおいて、R<Rth0又はVBAT<Vthである場合、即ち1本のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力がバッテリ140に残っていないことを残量値R又は電圧値VBATが示す場合、報知部160は、残量不足をユーザに伝えるための報知を行う。この残量不足の報知は、事前チェックにおける残量不足の報知と同じ態様で行われてよい(又は異なる態様で行われてもよい)。
(5)セッション開始チェック-加熱開始
セッション開始チェックにおいて、Rth0≦R且つVth≦VBATである場合、報知部160は、加熱開始をユーザに伝えるための報知を行う。この加熱開始の報知は、例えば、非警告色(例えば、白色)でのLEDの発光若しくは点滅、又は、相対的に弱い強度若しくは相対的に短い期間にわたるバイブレータの振動により行われてもよい。この報知の後に(又は同時に)、制御部120は、バッテリ140から加熱部130への電力の供給を開始させる。そして、制御部120は、図4を用いて説明したように進行するセッションの途中のいくつかのタイミングで、報知部160にさらなる報知(例えば、予熱期間の終了、及び吸引可能期間の終了の予告)を行わせてもよい。
(6)他の報知態様
本実施形態では、発光部125及び振動部126の一方又は双方が報知を行う例を主に説明したが、報知の態様はかかる例に限定されない。例えば、上に列挙した報知の各々は、発光又は振動の代わりに(又はそれに加えて)、スピーカから出力される音声、又は外部デバイスへ送信されるメッセージによって行われてもよい、
2-4 閾値の設定例
(1)基本的な考え方
上述した電圧閾値Vth、残量閾値Rth0(第1残量閾値)及び第2残量閾値Rth1(第2残量閾値)の値は、予め決定され、記憶部121に記憶される。例えば、電圧閾値Vthは、香味吸引器具等10の回路の正常な動作が保証される最小の動作可能電圧55に、加熱期間中の電圧降下量(例えば、Vinit,nとVmin,nとの差)及び電圧のばらつきを吸収するためのマージンを加算することにより決定されてよい。
残量閾値Rth0は、バッテリ140の残量[mAh]と(セッション開始時の)出力電圧[V]との間の関係を表す特性グラフを用いて、電圧閾値Vthの値を残量値に換算することにより決定されてよい。残量閾値Rth1は、残量閾値Rth0に、1本のたばこスティック15の使用(1回のセッションの完了)により消費される電力量を加算することにより決定されてよい。
なお、多くの場合、回路の動作可能電圧を基準として決定される電圧閾値に対応するバッテリ残量が、1セッション当たりの消費電力量を上回る。そのため、ここでは回路の動作可能電圧を基準として電圧閾値Vth及び残量閾値Rth0を決定する例を説明した。しかしながら、電圧閾値Vth及び残量閾値Rth0は、かかる例に限定されず、1セッション当たりの消費電力量を基準として決定されてもよい。
(2)温度依存の閾値
発明者らは、バッテリの残量-出力電圧特性がバッテリ温度に依存して相違し得ることを認識している。典型的には、バッテリ残量が同一であれば、バッテリ温度が低温になるほど、出力電圧は低下する傾向にある。そこで、本実施形態において、記憶部121は、残量閾値Rth0,Rth1の各々について、2つ以上の温度範囲にそれぞれ関連付けられる異なる設定値を記憶しているものとする。
図6は、複数の温度範囲について異なる閾値の設定の一例について説明するための説明図である。図6の例では、バッテリ温度TBATは、10℃未満(カテゴリC1)、10℃以上20℃未満(カテゴリC2)、及び20℃以上(カテゴリC3)という3つの温度範囲にカテゴリ分けされている。残量閾値Rth1は、バッテリ温度TBATがカテゴリC1に属する場合にはRth1_low、バッテリ温度TBATがカテゴリC2に属する場合にはRth1_mid、バッテリ温度TBATがカテゴリC3に属する場合にはRth1_highに設定される。同様に、残量閾値Rth0は、バッテリ温度TBATがカテゴリC1に属する場合にはRth0_low、バッテリ温度TBATがカテゴリC2に属する場合にはRth0_mid、バッテリ温度TBATがカテゴリC3に属する場合にはRth0_highに設定される。これら設定値の間には、次のような関係が成り立つ:
th1_high<Rth1_mid<Rth1_low
th0_high<Rth0_mid<Rth0_low
このように、バッテリ温度TBATに依存して異なる残量閾値を事前チェック及びセッション開始チェックにおいて選択的に使用することで、環境温度(あるいは環境温度の影響を受けるバッテリ温度)の変化に関わらず信頼性の高いチェックを行うことが可能となる。
図6の例では、電圧閾値Vthは、バッテリ温度のカテゴリによらず共通的な値に設定される。但し、電圧閾値Vthもまた、バッテリ温度のカテゴリごとに異なる値に設定されてもよい。
ここで、1つのユースケースを考える。残量閾値は、例えばRth1_low=400mAh、Rth1_mid=380mAh、Rth0_low=260mAh、Rth0_mid=240mAhのように設定されるものとする。また、ユーザは、バッテリ残量が250mAh(即ち、R=250mAh)である香味吸引器具等10を所持しており、環境温度15℃の屋内にいるものとする。但し、エアロゾルの吸引は、環境温度5℃の屋外において可能である。ユーザは、まず、屋内で第2の所定操作により事前チェック機能を呼び出す。制御部120は、バッテリ温度TBAT=15℃であることから、残量値Rを残量閾値Rth1_mid(=380mAh)及びRth0_mid(=240mAh)と比較し、残り1本のたばこスティック15を使用できると判定する(Rth0_mid<R<Rth1_mid)。報知部160は、この判定結果をユーザへ報知する。ユーザは、残り1本の吸引を楽しむために、屋外へ出て、第1の所定操作により香味吸引器具等10に加熱開始を指示する。このとき、バッテリ温度TBATは、環境温度の変化の影響を受けて、10℃よりも低い温度へ低下している。仮にこの場合にもセッション開始チェックにおいて同じ残量閾値Rth1_mid及びRth0_midが使用されるとすれば、バッテリ残量は不足していないと判定され、加熱が開始される。しかし、低温を原因として、加熱開始後のセッションの途中でバッテリ140の出力不足によって装置が動作不良に陥る虞がある。対照的に、本実施形態では、制御部120は、セッション開始チェックにおいて、低下したバッテリ温度TBATを考慮して、残量値Rを残量閾値Rth1_low(=400mAh)及びRth0_low(=260mAh)と比較する。この場合、残量値Rは残量閾値Rth0_lowを下回るため、制御部120は、残量不足であると判定し、加熱部130の加熱を開始させない。それにより、セッションの途中停止が未然に防止され、中途半端に加熱されたたばこスティック15が無駄になる事態が回避される。
2-5 冗長な再判定の省略
制御部120は、事前チェック又はセッション開始チェックにおける残量不足の判定の結果を示すフラグ(以下、残量不足フラグという)をメモリに保持していてもよい。具体的には、制御部120は、各チェックにおいてバッテリ140に十分な量の電力が残っていない(残量値R<残量閾値Rth0)と判定すると、残量不足フラグの値を、残量不足を示す値(例えば、"1")に書換える。なお、残量不足フラグの値が残量不足を示す値であることは、香味吸引器具等10が残量不足状態であると設定されており、加熱部130による加熱が制限されていることに相当する。そして、制御部120は、バッテリ140の充電が開始されたことを検知した後、所定の条件が満たされたと判定すると、残量不足フラグの値を(残量不足ではないことを示す)元の値(例えば、"0")に戻す。なお、残量不足フラグの値が残量不足ではないことを示す値であることは、香味吸引器具等10が残量不足状態であると設定されておらず、加熱部130による加熱の制限が解除されていることに相当する。
制御部120は、事前チェックを求める第2の所定操作に応じて、残量不足フラグを参照し、その値が残量不足を示している場合には、一度残量不足であると判定した後にバッテリ140に対して十分な充電が行われていないため、残量値Rに基づく判定を行うことなく、バッテリ残量は不足していると判定する。
同様に、制御部120は、加熱開始を求める第1の所定操作に応じて、残量不足フラグを参照し、その値が残量不足を示している場合には、一度残量不足であると判定した後にバッテリ140に対して十分な充電が行われていないため、残量値R及び電圧値VBATに基づく判定を行うことなく、バッテリ残量は不足していると判定する。このとき、制御部120は、第1の所定操作に応じて加熱部130に加熱を開始させないように加熱を制限する。
このようなフラグ管理を行うことで、バッテリ残量に関する冗長な再判定を省略することができる。それにより、制御部120と残量計142との間の通信が削減され、回路に掛かる負荷が抑制される。また、それにより、残量値R及び電圧値VBATを測定するために消費される電力が削減されることから、事前チェック又はセッション開始チェックが繰り返された場合であっても、バッテリ140の残量が永久故障と判断される程度まで極端に低下する可能性を低減することができる。
2-6 加熱の制限を解除するための所定の条件
2-6-1 第1の類型
加熱の制限を解除するための所定の条件の例は、バッテリ140への充電開始前に測定された残量値Rである残量値RC_latestを基準として、バッテリ140の残量が所定量ΔR以上増加したという条件である。このために、制御部120は、バッテリ140への充電開始前の事前チェック又はセッション開始チェック時に測定した残量値Rを残量値RC_latestとして記憶部121に記憶することができる。
所定量ΔRは、バッテリ140の残量についての判定をするのに十分な量であってよい。従って、所定量ΔRは、後述するセッション開始チェック処理や事前チェック処理を少なくとも1回完了するのに十分な量であってよい。このような所定量ΔRは、事前に実験的に求め、予め記憶部121に記憶することができる。
所定量ΔRは、少なくとも1本のたばこスティック15を消費するのに十分な量であってよい。従って、所定量ΔRは、残量閾値Rth0-残量値RC_latest又は残量閾値Rth0とRth1の差Rth1-Rth0として決定されてよい。また、少なくとも1本のたばこスティック15を消費するのに十分な量は、バッテリ温度TBATに基づき決定されてよい。即ち、所定量ΔRは、バッテリ温度TBATがカテゴリC1に属する場合にはRth0_low-RC_latest又はRth1_low-th0_lowとして、バッテリ温度TBATがカテゴリC2に属する場合にはRth0_mid-RC_latest又はRth1_mid-Rth0_midとして、バッテリ温度TBATがカテゴリC3に属する場合にはRth0_high-RC_latest又はRth1_high-Rth0_highとして決定されてよい。
香味吸引器具等10は、所定量ΔRをユーザが設定可能なように構成されてよい。香味吸引器具等10は、前面パネル102(入力部)又は無線I/F127を介して、ユーザが所定量ΔRを入力可能なように構成されていてよい。あるいは、香味吸引器具等10は、前面パネル102(入力部)又は無線I/F127を介してユーザが入力したたばこスティック15の消費可能本数ΔNに基づき、所定量ΔRを決定してよい。例えば、制御部120は、(Rth1-Rth0)×ΔNとして所定量ΔRを決定するよう構成することができる。
制御部120は、ユーザによる香味吸引器具等10の使用履歴に基づき所定量ΔRを決定するよう構成されていてよい。例えば、制御部120は、バッテリ140を充電した後にユーザが消費するたばこスティック15の平均本数、最小本数又は最大本数(以下、「平均本数等」という。)ΔNstatisticalを使用履歴として記憶部121に記憶し、当該平均本数等ΔNstatisticalのたばこスティック15の消費が可能なように、(Rth1-Rth0)×ΔNstatisticalとして、あるいは機械学習を用いて、所定量ΔRを決定するよう構成することができる。
なお、上述したような構成によれば、香味吸引器具等10は、所定量ΔRを書き換え可能なように構成されることが理解されよう。
2-6-2 第2の類型
加熱の制限を解除するための所定の条件の別の例は、バッテリ140が満充電されたという条件である。なお、バッテリ140が満充電されたと判定するための手法は任意である。以下、限定することなく例示する。
制御部120は、充電中に測定された残量値Rが所定値以上となった場合に、バッテリ140は満充電されたと判定してよい。あるいは、制御部120は、充電中に測定されたバッテリ140の充電率又は相対充電率が所定値以上となった場合に、バッテリ140は満充電されたと判定してよい。あるいは、制御部120は、充電中にバッテリ140に流れる電流が所定値以下となった場合に、又は、充電中のバッテリ140の電圧値VBATが所定値以上となった場合に、バッテリ140は満充電されたと判定してよい。
また、香味吸引器具等10は、バッテリ140の劣化度に応じた上記閾値を予め記憶部121に記憶し、制御部120は、充電中に測定されたバッテリ140の劣化度に基づき上記閾値を決定するように構成されていてよい。更にまた、香味吸引器具等10は、バッテリ140の温度TBATに応じた上記閾値を予め記憶部121に記憶し、制御部120は、充電中に測定されたバッテリ140の温度TBATに基づき上記閾値を決定するように構成されていてよい。
なお、バッテリ140が満充電されたと判定される状態となった後もバッテリ140を充電し続けると、微小な放電と充電とが繰り返されることにより、バッテリ140は一時的に満充電されたと判定されない状態となることがある。そのため、制御部120は、充電中にバッテリ140が満充電されたと一度判定した後は、充電が終了するまで当該判定を維持するように構成されていてよい。
2-6-3 第3の類型
加熱の制限を解除するための所定の条件のまた別の例は、充電を開始してから所定時間Δt以上経過したという条件である。制御部120は、バッテリ140の充電のために香味吸引器具等に接続された外部装置の種類を決定し、決定された前記外部装置の種類に基づき所定時間Δtを決定するように構成されていてよい。例えば、制御部120は、充電中にバッテリ140に流れる電流値の時間変化率に基づき外部装置の種類を決定し、当該時間変化率が大きい外部装置ほど所定時間Δtが短くなるように所定時間Δtを決定することができる。香味吸引器具等10は、外部装置の種類ごとの所定時間Δtを記憶部121に予め記憶するように構成されていてよい。また、香味吸引器具等10は、所定時間Δtを書き換え可能なように構成されていてよい。
2-7 変形例
図6を用いて説明した温度範囲ごとの閾値の設定に関する第1の変形例において、制御部120は、残量計142からバッテリ温度TBATを取得する代わりに、チェック時点の日付及び時刻の少なくとも一方からバッテリ温度を推定し、推定した温度に対応する残量閾値を事前チェック又はセッション開始チェックのために使用し、加熱の制限を解除するための所定の条件が満たされたかを判定するために使用してもよい。一例として、記憶部121は、残量閾値Rth0及びRth1、所定量ΔR並びにバッテリ140が満充電されたかを判定するための上記閾値の各々について、温暖期に使用すべき値及び寒冷期に使用すべき値を予め記憶していてもよい。この場合、制御部120は、チェック時点の日付が温暖期及び寒冷期のうちのどちらに属するかに応じて異なる残量閾値Rth0及びRth1、所定量ΔR並びにバッテリ140が満充電されたかを判定するための上記閾値の値を記憶部121から読出して使用し得る。他の例として、記憶部121は、残量閾値Rth0及びRth1、所定量ΔR並びにバッテリ140が満充電されたかを判定するための上記閾値の各々について、日中に使用すべき値及び夜間に使用すべき値を予め記憶していてもよい。この場合、制御部120は、チェック時点の時刻が日中及び夜間のうちのどちらに属するかに応じて異なる残量閾値Rth0及びRth1、所定量ΔR並びにバッテリ140が満充電されたかを判定するための上記閾値の値を記憶部121から読出して使用し得る。
第2の変形例において、制御部120は、バッテリ140の近傍に配設されるサーミスタからの出力値に基づいてバッテリ温度を推定し、推定した温度に対応する残量閾値を事前チェック又はセッション開始チェックのために使用し、加熱の制限を解除するための所定の条件が満たされたかを判定するために使用してもよい。
2-8 その他のチェック
制御部120は、任意のタイミングで、バッテリ140の残量及び電圧以外の装置の様々なステータスについて、異常が発生していないかを確認するためのチェックを行ってよい。例えば、次のようなチェック項目のうちの1つ以上のチェックが行われ得る:
・加熱部130の温度(異常な高温を示していないか)
・他の部位の温度(異常な高温を示していないか)
・前面パネル102の装着状態(本体101から取外されていないか)
・残量計142により監視されるバッテリ140の状態(異常が検知されていないか)
制御部120は、あるチェック項目について異常を検知した場合、検知した異常の種類を示すエラーコードを記憶部121に記憶させ、報知部160に異常の発生をユーザへ報知させる。制御部120は、加熱開始を求める第1の所定操作が検知されたとしても、異常が解消されていない場合には、加熱部130に加熱を開始させない。
3 処理の流れ
本節では、上述した香味吸引器具等10により実行される処理の流れのいくつかの例を、フローチャートを用いて説明する。以下の説明では、処理ステップをS(ステップ)と略記する。
なお、説明の簡明さのために、各フローチャートにおいて、前節で説明した異常検知のための処理ステップは図示しない。異常検知は、制御部120の通常の制御ルーチンの一部で周期的に行われてもよく、又は事前チェック若しくはセッション開始チェックの一部で行われてもよい。制御部120とは別個の検知回路が、異常を検知して、検知した異常を(例えば、割込み信号によって)制御部120へ通知してもよい。
3-1 概略的な流れ
図7は、本実施形態に係る香味吸引器具等10により実行される処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
制御部120は、待機状態において、ユーザ入力及びバッテリ140の充電の状態を継続的に監視している(S101,S103,S113)。ユーザ入力は、入力検知部122、状態検知部123又は吸引検知部124により検知され得る。例えば、事前チェックを求める第2の所定操作が検知されると(S101-Yes)、処理はS105へ進む。また、加熱開始を求める第1の所定操作が検知されると(S103-Yes)、処理はS107へ進む
S105で、制御部120は、事前チェック処理を実行することにより、バッテリ140の電力の残量をチェックし、チェック結果に応じた報知を報知部160に行わせる。ここで実行される事前チェック処理のより具体的な流れについて、後にさらに説明する。
S107で、制御部120は、セッション開始チェック処理を実行することにより、バッテリ140がセッションを開始できる状態にあるかを判定する。ここで実行されるセッション開始チェック処理のより具体的な流れについて、後にさらに説明する。
セッション開始チェック処理において、バッテリ140に1つの物品に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力が残っていないと判定された場合(S109-Yes)、制御部120は、セッションを開始することなく待機状態に戻る。
一方、セッション開始チェック処理において、バッテリ140に1つの物品に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力が残っていると判定された場合(S109-No)、制御部120は、S111で、加熱部130に加熱を開始させ、図4を用いて説明したような温度プロファイル40を実現するための1セッションの温度制御を実行する。このセッションの間に、加熱部130は、バッテリ140から電力の供給を受けて、香味源等を含むたばこスティック15を加熱してエアロゾルを発生させる。ユーザは、予熱期間の終了後の吸引可能期間において、複数回エアロゾルを吸引することができる。
待機状態の間、ユーザは、接続I/F128を介して香味吸引器具等10を外部電源へ接続して、バッテリ140を充電することができる。バッテリ140の充電が開始されたことを検知した(S113-Yes)後、所定の条件が満たされたと判定した(S114-Yes)ことに基づき、制御部120は、S115で、残量不足フラグの値を、偽を意味する"0"に更新する。なお、S115において、残量不足フラグの値が既に"0"であった場合には、制御部120は何もしなくてよい。あるいは、S113又はS114の直前に、残量不足フラグの値が"0"でないかを判定するステップ(図示せず)を設け、残量不足フラグの値が"0"でないと判定した場合にS113又はS114に進み、そうでない場合にS101に戻るように構成してもよい。何れにせよ、S113、S114及びS115を含むステップによれば、残量不足フラグの値が"0"でなく後述する真を意味する"1"であり、従って加熱部130による加熱が制限されている場合に、バッテリ140の充電開始後所定の条件が満たされることに基づき残量不足フラグの値は"0"となり、従って加熱部130による加熱の当該制限は解除されることが理解されよう。
なお、香味吸引器具等10により実行される処理は、バッテリ140の充電が開始されたことを検知した(S113-Yes)直後に、バッテリ140の充電が開始されてからの経過時間を測定するためのタイマを起動するステップ(図示せず)を含んでいてもよい。また、所定の条件が満たされたかを判定するステップ(S114)は、残量計142からバッテリ140の温度を示す温度値TBATを取得するステップを含んでいてもよい。あるいは、所定の条件が満たされたかを判定するステップ(S114)は、バッテリ温度を上述したように推定するか、又は、上述したように記憶されたバッテリ温度を記憶部121から読み出すステップを含んでいてもよい。所定の条件が満たされたかを判定するステップ(S114)は、残量計142からバッテリ140の充電率若しくは相対充電率又は劣化度を取得するステップを含んでいてもよい。
3-2 事前チェック処理
図8は、図7のS105において実行され得る事前チェック処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、S121で、制御部120は、残量不足フラグが真を意味する"1"を示しているかを判定する。残量不足フラグが"1"を示している場合、処理はS145へ進む。一方、残量不足フラグが"0"を示している場合、処理はS123へ進む。
S123で、制御部120は、残量計142からバッテリ140の電力の残量を示す残量値Rを取得する。なお、事前チェック処理は、S123の直後又は後に、S123で取得した残量値Rを、加熱の制限を解除するための所定の条件の判定に用いる残量値RC_latestとして記憶部121に記憶するステップ(図示せず)を含むことができる。既に記憶されている残量値RC_latestは、新たに取得した残量値Rで更新されてよい。次いで、S125で、制御部120は、残量計142からバッテリ140の温度を示す温度値TBATを取得する。次いで、S127で、制御部120は、温度値TBATが属する温度範囲に関連付けられている残量閾値Rth0及びRth1を記憶部121から取得する。例えば、制御部120は、図6に示したRth0_low、Rth0_mid及びRth0_highのうちの1つ、並びにRth1_low、Rth1_mid及びRth1_highのうちの1つを取得する。
次いで、S129で、制御部120は、残量値Rを残量閾値Rth0と比較する。ここで、Rth0≦Rである場合(S129-No)、制御部120は、S131でさらに残量値Rを残量閾値Rth1と比較する。
S129及びS131での閾値比較の結果、Rth1≦Rである場合、S133で、制御部120は、残り2本以上のたばこスティック15の吸引のために十分な量の電力がバッテリ140に残っていると判定する。この場合、S135で、制御部120は、報知部160にバッテリ残量をユーザへ報知させる。例えば、報知部160は、バッテリレベル又はたばこスティックの残り本数に対応する数のLEDを発光させる。
閾値比較の結果、Rth0≦R<Rth1である場合、S137で、制御部120は、残り1本のたばこスティック15の吸引が可能な量の電力がバッテリ140に残っていると判定する。この場合、S139で、制御部120は、報知部160に吸引可能なたばこスティック15の残り本数が1本であることをユーザへ報知させる。例えば、報知部160は、予め設定される固有の発光パターンでLEDを発光させ、又は固有の振動パターンでバイブレータを振動させる。
閾値比較の結果、R<Rth0である場合、S141で、制御部120は、1本のたばこスティック15に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力がバッテリ140に残っていないと判定する。この場合、S143で、制御部120は、残量不足フラグの値を"1"に更新する。次いで、S145で、制御部120は、報知部160にバッテリ140の電力の残量が不足していることをユーザへ報知させる。例えば、報知部160は、ユーザに再充電を促すための警告色でLEDを発光させ又は固有の振動パターンでバイブレータを振動させる。
なお、事前チェック処理の別例は、残量値Rと残量閾値Rth0との比較(S129)に加えて又は代えて、電圧測定処理を実行することにより得られたバッテリ140の出力電圧を示す電圧値VBATと電圧閾値Vthとの比較(後述するセッション開始チェック処理を参照。)に基づき、十分な量の電力がバッテリ140に残っていないと判定するステップを含んでいてもよい。
3-3 セッション開始チェック処理
図9は、図7のS107において実行され得るセッション開始チェック処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、S151で、制御部120は、残量不足フラグが"1"を示しているかを判定する。残量不足フラグが"1"を示している場合、処理はS175へ進む。一方、残量不足フラグが"0"を示している場合、処理はS153へ進む。
S153で、制御部120は、残量計142からバッテリ140の電力の残量を示す残量値Rを取得する。なお、セッション開始チェック処理は、S153の直後又は後に、S153で取得した残量値Rを、加熱の制限を解除するための所定の条件の判定に用いる残量値RC_latestとして記憶部121に記憶するステップ(図示せず)を含むことができる。既に記憶されている残量値RC_latestは、新たに取得した残量値Rで更新されてよい。次いで、S155で、制御部120は、残量計142からバッテリ140の温度を示す温度値TBATを取得する。次いで、S157で、制御部120は、温度値TBATが属する温度範囲に関連付けられている残量閾値Rth0を記憶部121から取得する。例えば、制御部120は、図6に示したRth0_low、Rth0_mid及びRth0_highのうちの1つを取得する。
次いで、S159で、制御部120は、残量値Rを残量閾値Rth0と比較する。ここで、Rth0≦Rである場合には処理はS161へ進み(S159-No)、R<Rth0である場合には処理はS171へ進む(S159-Yes)。
S161で、制御部120は、電圧閾値Vthを記憶部121から取得する。次いで、S163で、制御部120は、電圧測定処理を実行することにより、バッテリ140の出力電圧を示す電圧値VBATを取得する。ここで実行される電圧測定処理のより具体的な流れについて、後にさらに説明する。次いで、S165で、制御部120は、電圧値VBATを電圧閾値Vthと比較する。ここで、Vth≦VBATである場合には処理はS167へ進み(S165-No)、VBAT<Vthである場合には処理はS171へ進む(S165-Yes)。
S167で、制御部120は、残量値及び電圧値に基づく二重のチェックの結果として、バッテリ140にはセッションが途中停止しない程度に十分な量の電力が残されているためにセッションを開始できると判定する。この場合、図7のS111で、制御部120は、加熱部130に加熱を開始させ、1セッションの温度制御を実行する。
一方、S171で、制御部120は、十分な量の電力がバッテリ140に残っていないと判定する。S173で、制御部120は、残量不足フラグの値を"1"に更新する。そして、S175で、制御部120は、報知部160にバッテリ140の電力の残量が不足していることをユーザへ報知させる。この場合、制御部120は、加熱部130に加熱を開始させることなく、図7の冒頭の待機状態へ戻る。
なお、セッション開始チェック処理の別例においては、十分な量の電力がバッテリ140に残っていないと判定する際、残量値Rを残量閾値Rth0と比較するステップ(S159)と電圧値VBATを電圧閾値Vthと比較するステップ(S165)の一方を省略してもよい。
3-4 電圧測定処理
図10は、図9のS163において実行され得る電圧測定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、S181で、制御部120は、第1スイッチ131及び第2スイッチ132をオンすることにより、バッテリ140から加熱部130への電圧パルスの出力を開始させる。
次いで、S183で、制御部120は、昇圧回路141を介して入力される電圧レベルをアナログ-デジタル変換することにより、バッテリ140の出力電圧を測定する。この測定は、一定の時間間隔で複数回行われる。
次いで、S185で、制御部120は、第1スイッチ131及び第2スイッチ132をオフすることにより、バッテリ140から加熱部130への電圧パルスの出力を終了させる。
次いで、S187で、制御部120は、S183で測定した出力電圧の平均値を、電圧閾値と比較すべき電圧値VBATとして算出する。
4 まとめ
ここまで、図1~図10を用いて、本開示の様々な実施形態及び変形例について説明した。本開示に係る技術によれば、加熱部が電源から電力の供給を受けて香味源等を含む物品を加熱して香味等を発生させる香味吸引器具等において、加熱開始を求めるユーザ入力に応じて、1つの物品に含まれる香味源等を消費するために十分な量の電力が電源に残っていないと判定される場合に、加熱が開始されずに制限され、代わりに残量不足がユーザへ報知される。これに加えて、加熱開始を求めるユーザ入力とは異なるユーザ入力に応じて、上記十分な量の電力が電源に残っているか否かのチェックが行われ、そのチェック結果がユーザへ報知される。したがって、ユーザは、加熱開始を求める操作を行うだけで、セッションの途中停止のリスク無しでエアロゾルの吸引を開始することができ、且つ、どのような場所にいるときでも電力の残量についてのチェック結果を知ることができる。更には、加熱が制限されている場合に電源の残量が不十分なときには当該制限は解除されないから、加熱を制限するための処理が不必要に繰り返されることが防止される。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
なお、最後に、本開示の特徴の一部を以下に記載する。
[特徴1]
香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
前記加熱部に電力を供給する電源と、
前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
前記制御部は、前記加熱部による加熱が制限されている場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき当該制限を解除するように更に構成された、
装置。
[特徴2]
特徴1に記載の装置であって、
前記制御部は、前記加熱部による加熱を開始するための前記装置に対する第1の所定操作に応答して、前記電源の残量が不足しているかについて第1の判定をするように更に構成された、
装置。
[特徴3]
特徴2に記載の装置であって、前記第1の判定は、
前記電源の残量を測定することと、
前記電源から前記加熱部に一時的に電力を供給して前記電源の作動電圧を測定することと
のうちの一方又は双方を含む、装置。
[特徴4]
特徴2又は3に記載の装置であって、
前記制御部は、前記装置に対する前記第1の所定操作とは異なる第2の所定操作に応答して、前記電源の残量が不足しているかについて第2の判定をするように更に構成された、
装置。
[特徴5]
特徴4に記載の装置であって、
前記制御部は、前記電源の残量が不足していると判定した場合に残量不足状態であると設定するように更に構成され、
前記第2の判定は、
前記残量不足状態であると設定されているかを判定することと、
前記残量不足状態であると設定されていると判定しなかった場合に、
前記電源の残量を測定することと、
前記電源から前記加熱部に一時的に電力を供給して前記電源の作動電圧を測定することと
のうちの一方又は双方を含む測定処理を行い、
前記残量不足状態であると設定されていると判定した場合に、前記測定処理を省略することと
を含む、装置。
[特徴6]
特徴1から5のうちの何れか一項に記載の装置であって、
前記所定の条件は、前記電源への充電開始前に測定された前記電源の残量を基準として、前記電源の残量が所定量以上増加したという条件である、
装置。
[特徴7]
特徴6に記載の装置であって、前記所定量は、前記電源の残量が不足しているかについての判定を実行するのに十分な量である、装置。
[特徴8]
特徴6に記載の装置であって、
前記装置は、前記香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を含む基材を交換可能なように構成され、
前記所定量は、少なくとも1つの前記基材を消費するのに十分な量である、
装置。
[特徴9]
特徴8に記載の装置であって、前記制御部は、前記電源の温度に基づき、少なくとも1つの前記基材を消費するのに十分な前記量を決定するように更に構成された、装置。
[特徴10]
特徴6に記載の装置であって、前記所定量をユーザが設定可能なように構成された装置。
[特徴11]
特徴6に記載の装置であって、前記制御部は、ユーザによる前記装置の使用履歴に基づき前記所定量を決定するように更に構成された、装置。
[特徴12]
特徴6に記載の装置であって、前記所定量を書き換え可能なように構成された装置。
[特徴13]
特徴1から5のうちの何れか一項に記載の装置であって、前記所定の条件は前記電源が満充電されたという条件である、装置。
[特徴14]
特徴1から5のうちの何れか一項に記載の装置であって、前記所定の条件は、前記電源への充電を開始してから所定時間以上経過したという条件である、装置。
[特徴15]
特徴14に記載の装置であって、前記制御部は、
前記電源の充電のために前記装置に接続された外部装置の種類を決定し、
決定された前記外部装置の種類に基づき、前記所定時間を決定する
ように更に構成された、装置。
[特徴16]
特徴14に記載の装置であって、前記所定時間が書き換え可能なように構成された装置。
[特徴17]
特徴1から16のうちの何れか一項に記載の装置であって、前記制御部が前記加熱部による加熱を制限することは、前記制御部が、前記加熱部による加熱を開始させないように制限することを含む、装置。
[特徴18]
香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、前記加熱部に電力を供給する電源とを備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置の制御部が実行する方法であって、
前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するステップと、
前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき当該制限を解除するステップと
を含む方法。
[特徴19]
香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、前記加熱部に電力を供給する電源とを備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置の制御部に、
前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するステップと、
前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき当該制限を解除するステップと
を実行させるプログラム。
10…香味吸引器具等
15…たばこスティック(物品)
101…本体
102…前面パネル
103…表示窓
104…スライダ
106…開口
107…挿入孔
120…制御部
121…記憶部
122…入力検知部
123…状態検知部
130…加熱部
140…バッテリ(電源)
142…残量計
160…報知部

Claims (8)

  1. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、
    前記制御部は、前記加熱部による加熱を開始するための前記装置に対する第1の所定操作に応答して、前記電源の残量が不足しているかについて第1の判定をするように更に構成され、
    前記制御部は、前記装置に対する前記第1の所定操作とは異なる第2の所定操作に応答して、前記電源の残量が不足しているかについて第2の判定をするように更に構成され、
    前記制御部は、前記電源の残量が不足していると判定した場合に残量不足状態であると設定するように更に構成され、
    前記第2の判定は、
    前記残量不足状態であると設定されているかを判定することと、
    前記残量不足状態であると設定されていると判定しなかった場合に、
    前記電源の残量を測定することと、
    前記電源から前記加熱部に一時的に電力を供給して前記電源の作動電圧を測定することと
    のうちの一方又は双方を含む測定処理を行い、
    前記残量不足状態であると設定されていると判定した場合に、前記測定処理を省略することと
    を含む、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、前記第1の判定は、
    前記電源の残量を測定することと、
    前記電源から前記加熱部に一時的に電力を供給して前記電源の作動電圧を測定することと
    のうちの一方又は双方を含む、装置。
  3. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、
    前記所定の条件は、前記電源への充電開始前に測定された前記電源の残量を基準として、前記電源の残量が所定量以上増加したという条件であり、
    前記装置は、前記香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を含む基材を交換可能なように構成され、
    前記所定量は、少なくとも1つの前記基材を消費するのに十分な量であり、前記制御部は、前記電源の温度に基づき、少なくとも1つの前記基材を消費するのに十分な前記量を決定するように更に構成された、装置。
  4. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、
    前記所定の条件は、前記電源への充電開始前に測定された前記電源の残量を基準として、前記電源の残量が所定量以上増加したという条件であり、前記所定量をユーザが設定可能なように構成された装置。
  5. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、
    前記所定の条件は、前記電源への充電開始前に測定された前記電源の残量を基準として、前記電源の残量が所定量以上増加したという条件であり、前記制御部は、ユーザによる前記装置の使用履歴に基づき前記所定量を決定するように更に構成された、装置。
  6. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、
    前記所定の条件は、前記電源への充電開始前に測定された前記電源の残量を基準として、前記電源の残量が所定量以上増加したという条件であり、前記所定量を書き換え可能なように構成された装置。
  7. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、前記所定の条件は、前記電源への充電を開始してから所定時間以上経過したという条件であり、前記制御部は、
    前記電源の充電のために前記装置に接続された外部装置の種類を決定し、
    決定された前記外部装置の種類に基づき、前記所定時間を決定する
    ように更に構成された、装置。
  8. 香味源及びエアロゾル源の一方又は双方を加熱するように構成された加熱部と、
    前記加熱部に電力を供給する電源と、
    前記電源の残量が不足している場合に前記加熱部による加熱を制限するように構成された制御部と
    を備えた香味吸引器具又はエアロゾル生成装置である装置であって、
    前記制御部は、メモリに保持されたフラグの値が前記加熱部による加熱が制限されていることを示す場合に、前記電源への充電開始後所定の条件が満たされることに基づき、前記フラグを前記加熱部による加熱が制限されていないことを示す値に更新することによって当該制限を解除するように更に構成され、前記所定の条件は、前記電源への充電を開始してから所定時間以上経過したという条件であり、前記所定時間が書き換え可能なように構成された装置。
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