実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、媒体処理装置の一例を示すブロック図である。媒体処理装置100は、紙幣及び硬貨を含む貨幣、ゲームのコイン等、物理的な実態を有し、取引に用いられることが可能な交換媒体(以下、単に媒体と記載)を処理するものであり、一例として、キャッシュレジスタ、自動販売機、両替機、現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用されるが、適用対象はこれに限られない。媒体処理装置100は、入力媒体収納部101、出力用媒体収納部102、識別部103及び制御部104を備える。以下、各構成要素について説明する。
入力媒体収納部101は、媒体処理装置100に入力された媒体をその内部に収納するが、媒体処理装置100から出力するための媒体(以下、出力用媒体とも記載)は収納しない。つまり、入力媒体収納部101に収納された媒体は、媒体処理装置100から出力されない。一方、入力媒体収納部101とは別に設けられた出力用媒体収納部102は、出力用媒体をその内部に収納するが、入力された媒体は収納しない。したがって、出力用媒体収納部102において、媒体処理装置100に入力された媒体と出力用媒体は混在しない。このように、入力媒体収納部101と出力用媒体収納部102は、明確に用途が分けられている。
ここで、媒体処理装置100に入力される媒体は、例えば、支払い、両替又は交換といった用途でユーザから渡される媒体である。一方、媒体処理装置100から出力される媒体は、例えば、支払いの釣銭、両替又は交換といった用途でユーザに渡される媒体である。
識別部103は、出力用媒体収納部102に収納された出力用媒体の劣化度を識別するものである。識別部103は、例えば可視光による出力用媒体の映像を撮像するセンサと、撮像された映像を用いてその劣化度を解析する解析部で構成される。
劣化度は、媒体の新品の状態からの汚れが生じたことによる見た目の変化度合いを示すものであり、例えば媒体が硬貨又はコインであれば、キズ(欠損箇所)や錆び等による汚れに伴う見た目の変化、媒体が紙幣であれば、キズ、折目や皺といった汚れに伴う見た目の変化を示す。この見た目の変化は、例えば新品の媒体全体の色と識別対象となる媒体全体の色の色空間上における変化、又は上述の汚れが識別対象となる媒体に占める領域、の少なくともいずれかに基づいて決定される。色の変化を判断する色空間は、HSV色空間、HLS色空間、RGB色空間、CMTK色空間等、任意の空間を用いることができる。識別部103は、劣化度の識別を、出力用媒体の1以上のサンプル映像と出力用媒体の映像とを比較することによって実行しても良い。別の例として、識別部103は、劣化度判定用のAI(Artificial Intelligence)モデルに対して出力用媒体の画像を入力させることによって、AIモデルから出力された出力用媒体の劣化度の情報を取得しても良い。このAIモデルは、対象となる出力用媒体の映像に基づいて、その劣化度を判定するよう学習されたモデルである。劣化度の高低は、少なくとも2種類以上の指標で示される。なお、劣化度の判定に用いられるサンプル映像やAIモデルは、後述のメモリに格納されている。
制御部104は、識別部103の識別結果(つまり、劣化度の高低)に応じて、識別部103で識別された出力用媒体を、媒体処理装置100に設けられた出力用媒体の出力部まで搬送するか否かを制御する。例えば、劣化度の高低が「高」「低」の2種類の指標で識別される場合、識別部103の識別結果が「低」(第1の劣化度)であれば、制御部104は、識別された出力用媒体を出力部まで搬送する。しかしながら、識別部103の識別結果が「高」(第2の劣化度)であれば、制御部104は、識別された出力用媒体を出力部まで搬送しない。例えば、制御部104は、識別された出力用媒体を、出力部以外の媒体処理装置100内外の場所に搬送することができる。また、制御部104は、媒体処理装置100のそのほかの各部の動作を制御することもできる。
なお、媒体処理装置100において、出力用媒体収納部102に収納された出力用媒体を出力部まで搬送する搬送部(搬送経路)が形成されている。この搬送部の搬送方法は、モータ等によるベルトの回転、空気圧、電磁気力等任意のものを用いることができる。搬送の開始、停止、加減速等の制御は、制御部104によって実現される。また、媒体処理装置100に入力された媒体を入力媒体収納部101に収納させるために、同様の搬送部が設けられていても良い。
図2は、媒体処理装置100の代表的な処理の一例を示したフローチャートであり、このフローチャートによって、媒体処理装置100の処理が説明される。フローチャートに示された媒体処理装置100各部の処理は、制御部104の制御によって実行される。
制御部104は、媒体処理装置100に入力された媒体を搬送することにより、入力媒体収納部101に収納させる(ステップS11)。また、制御部104は、出力用媒体収納部102に収納された出力用媒体の劣化度を識別する(ステップS12)。なお、識別部103は、識別対象である出力用媒体が出力部まで搬送中のタイミングにおいてその劣化度を識別しても良いし、出力用媒体が出力部まで搬送される前(つまり、出力用媒体が出力用媒体収納部102に収納されているとき)のタイミングにおいてその劣化度を識別しても良い。制御部104は、識別部103の識別の結果に応じて、識別された出力用媒体を出力部まで搬送するか否かを制御する(ステップS13)。なお、ステップS11の処理は、ステップS12及びS13の処理の前後いずれのタイミングでなされても良く、同時に実行されても良い。
このように、媒体処理装置100は、出力用媒体の劣化度に応じて出力用媒体の搬送を制御するため、劣化度が低い媒体を出力することができる。
実施の形態2
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、実施の形態1にて説明した媒体処理装置100の具体例を開示する。
図3は、実施の形態2に係る貨幣入出金装置の一例を示すブロック図である。貨幣入出金装置200は、小売やサービス業務の会計処理に用いられる自動釣銭機であり、概略、制御部201、紙幣処理部210及び硬貨処理部220を備える。また、貨幣入出金装置200は、POS(Point Of Sales)レジスタ装置である上位装置300と接続されている。
制御部201は、紙幣処理部210及び硬貨処理部220の各部と接続されており、各部から受信した信号に基づいて、制御するための制御信号を各部に出力する。また、制御部201は、上位装置300と通信を実行することにより、紙幣処理部210及び硬貨処理部220が実行した入金処理の結果を上位装置300に出力する一方、上位装置300からの指示を取得し、その指示に基づいて制御信号を各部に出力することもできる。このようにして、制御部201は、貨幣入出金装置200の全体処理(貨幣入出金に関する処理)を制御する。
紙幣処理部210、硬貨処理部220は、それぞれ、日本の紙幣及び硬貨の入出金を取り扱うユニットであり、それぞれ、制御部201を介して同一の上位装置300に接続される。以下、紙幣処理部210、硬貨処理部220の各部の詳細について説明する。
図4Aは、紙幣処理部210の一例を示すブロック図である。紙幣処理部210は、紙幣入金口211、入金紙幣搬送部212、紙幣識別部213、入金紙幣収納庫214、出金紙幣収納庫215、出金紙幣搬送部216及び紙幣出金口217を備える。紙幣入金口211~入金紙幣収納庫214は、入金された紙幣を収納する処理を実行し、出金紙幣収納庫215~紙幣出金口217は、釣銭としての紙幣を出金する処理を実行する。また、図4Aにおける矢印は、紙幣の流れを示すものであり、各部の接続関係における双方向性を排除するものではない。以下、各部について説明する。
紙幣入金口211は、貨幣入出金装置200の外部と連通しており、貨幣入出金装置200のユーザ(例えば、店員や施設のスタッフ)が、紙幣入金口211を介して紙幣を貨幣入出金装置200に投入することができる。
入金紙幣搬送部212は、紙幣入金口211から入金された紙幣を入金紙幣収納庫214へと搬送する搬送部である。入金紙幣搬送部212は、モータによって駆動するベルトを有しており、上位装置300から制御部201に対して紙幣の入金の指示がなされた場合に、それに基づく制御部201からの制御信号を受信する。そして、その制御信号に応じたベルトの動きによって、紙幣を入金紙幣収納庫214へと搬送させる。また、制御部201は、制御信号によって、搬送の開始だけでなく、停止を制御することもできる。入金紙幣搬送部212は、その途中に紙幣識別部213が設けられており、紙幣識別部213を境にして、紙幣入金口211に近い側を入金紙幣搬送部212A、入金紙幣収納庫214に近い側を入金紙幣搬送部212Bと称する。
紙幣識別部213は、入金紙幣用のカメラを有しており、このカメラによって入金紙幣搬送部212上を通過する紙幣を撮影し、その映像に基づいて、撮影された紙幣の金種を判別する。詳細には、撮影された紙幣が千円券、五千円券、一万円券のいずれであるかを、紙幣1枚毎に判定する。紙幣識別部213は、この判定を、紙幣の各金種の1以上のサンプル映像と撮影された映像とを比較することによって実行しても良い。別の例として、紙幣識別部213は、紙幣識別用のAIモデルに対して撮影された映像を入力させることによって、そのAIモデルから出力された金種の情報を取得しても良い。このAIモデルは、対象となる紙幣の映像に基づいて、その紙幣を判定するよう学習されたモデルである。紙幣識別部213のこの識別結果は、制御部201に出力される。なお、紙幣の判別に用いられるサンプル映像やAIモデルは、後述のメモリに格納されている。
入金紙幣収納庫214は、入金紙幣搬送部212によって搬送され、紙幣識別部213によって識別された紙幣(入金された紙幣)を収納する収納庫である。ここで、紙幣はその金種にかかわらず一か所の入金紙幣収納庫214に収納される。そのため、金種に応じて収納する空間領域を分ける場合と比較して、紙幣の収納に用いることができるスペースを小さくすることができる。
出金紙幣収納庫215は、入金紙幣収納庫214とは別に設けられた、出金する紙幣用の収納庫である。図4Bに示す通り、出金紙幣収納庫215は、金種毎に、千円券を収納する千円券収納庫215A、五千円券を収納する五千円券収納庫215B、及び一万円券を収納する一万円券収納庫215Cを有する。これらの収納庫は、空間が区分されることにより構成されており、各収納庫には、釣銭(又は両替)として、未使用の新札又は新札に近い紙幣(実施の形態1における劣化度が低い紙幣)が予め格納されている。ユーザは、出金紙幣収納庫215からそのような紙幣を出金させることで、小売り又は役務に関する客に対して、新札又は新札に近い紙幣を提供することができる。
図4Aに戻り、説明を続ける。出金紙幣搬送部216は、出金紙幣収納庫215から出金された紙幣を紙幣出金口217へと搬送する搬送部である。出金紙幣搬送部216は、モータによって駆動するベルトを有しており、上位装置300から制御部201に対して紙幣の出金の指示がなされた場合に、それに基づく制御部201からの制御信号を受信する。そして、その制御信号に応じたベルトの動きによって、紙幣を紙幣出金口217へと搬送させる。出金紙幣搬送部216は、その途中に紙幣識別部213が設けられており、紙幣識別部213を境にして、出金紙幣収納庫215に近い側を出金紙幣搬送部216A、紙幣出金口217に近い側を出金紙幣搬送部216Bと称する。なお、出金紙幣搬送部216の搬送は、制御部201によって制御される。また、後述の通り、出金紙幣搬送部216で搬送される紙幣は、紙幣出金口217に搬送されるだけでなく、入金紙幣収納庫214に搬送されても良い。
なお、紙幣識別部213は、出金紙幣用のカメラをさらに有しており、このカメラによって出金紙幣搬送部216上を通過する紙幣を撮影し、その映像に基づいて、搬送中の紙幣の劣化度を識別する。劣化度の定義は、実施の形態1に記載した通りであり、説明を省略する。ここでは、劣化度が「高」又は「低」の2種類の指標で示される。
例えば、紙幣識別部213は、出金紙幣搬送部216上で搬送される紙幣を撮影し、その映像に基づいて、撮影された紙幣の金種を判別する。そして、紙幣識別部213は、金種が判別された紙幣について、劣化度を識別する。この劣化度の識別は、判別された金種の紙幣の1以上のサンプル映像と撮影された映像とを比較することによって実行されても良い。紙幣の判別方法の詳細は、入金紙幣に関するものと同様である。また、劣化度の識別方法の詳細は、実施の形態1に記載したものと同様であるため、説明を省略する。
また、別の例として、紙幣識別部213は、紙幣の劣化度識別用のAIモデルに対して撮影された紙幣の映像を入力させることによって、そのAIモデルから出力された紙幣の劣化度の情報を取得しても良い。このAIモデルは、対象となる紙幣の映像に基づいて、その劣化度を判定するよう学習されたモデルである。このような識別方法では、紙幣識別部213は、撮影された紙幣の金種を事前に判別することなく、その劣化度を判定することができる。なお、劣化度の判定に用いられるサンプル映像やAIモデルは、後述のメモリに格納されている。
ここで、紙幣識別部213によって撮影された紙幣の劣化度が「低」である場合には、制御部201は、撮影された紙幣が、客に渡すのに適する状態であると判定する。この場合、制御部201は、その紙幣をそのまま紙幣出金口217に排出させるよう、出金紙幣搬送部216(特に出金紙幣搬送部216B)を制御する。一方、紙幣識別部213によって撮影された紙幣の劣化度が「高」である場合には、制御部201は、撮影された紙幣が客に渡すのに適さない状態であると判定する。この場合、制御部201は、その紙幣を紙幣出金口217に排出させず、入金紙幣収納庫214に戻すよう、出金紙幣搬送部216及び戻り紙幣搬送部(不図示)を制御する。戻り紙幣搬送部は、出金紙幣搬送部216が紙幣識別部213周辺から分岐し、入金紙幣収納庫214まで接続される搬送部である。戻り紙幣搬送部は、モータによって駆動するベルトを有しており、紙幣識別部213が識別対象である紙幣の劣化度を「高」と判定した場合に、制御部201からの制御信号に基づいて、その紙幣を入金紙幣収納庫214まで搬送する。このようにして、紙幣は、紙幣識別部213周辺において搬送の向きを変え、入金紙幣収納庫214に収納される。この処理は、図4Aにおいて破線の矢印として示される。
紙幣出金口217は、貨幣入出金装置200の外部と連通しており、貨幣入出金装置200のユーザが、紙幣出金口217から排出された紙幣を受け取って客に渡すことができる。
次に、硬貨処理部220の構成について説明する。
図5Aは、硬貨処理部220の一例を示すブロック図である。硬貨処理部220は、硬貨入金口221、入金硬貨搬送部222、硬貨識別部223、入金硬貨収納庫224、出金硬貨収納庫225、出金硬貨搬送部226及び硬貨出金口227を備える。硬貨入金口221~入金硬貨収納庫224は、入金された硬貨を収納する処理を実行し、出金硬貨収納庫225~硬貨出金口227は、釣銭としての紙幣を出金する処理を実行する。また、図5Aにおける矢印は、硬貨の流れを示すものであり、各部の接続関係における双方向性を排除するものではない。以下、各部について説明する。
硬貨入金口221は、貨幣入出金装置200の外部と連通しており、貨幣入出金装置200のユーザが、硬貨入金口221を介して硬貨を貨幣入出金装置200に投入することができる。
入金硬貨搬送部222は、硬貨入金口221から入金された硬貨を入金硬貨収納庫224へと搬送する搬送部である。入金硬貨搬送部222は、モータによって駆動するベルトを有しており、上位装置300から制御部201に対して硬貨の入金の指示がなされた場合に、それに基づく制御部201からの制御信号を受信する。そして、その制御信号に応じたベルトの動きによって、硬貨を入金硬貨収納庫224へと搬送させる。また、制御部201は、制御信号によって、搬送の開始だけでなく、停止を制御することもできる。入金硬貨搬送部222は、その途中に硬貨識別部223が設けられており、硬貨識別部223を境にして、硬貨入金口221に近い側を入金硬貨搬送部222A、入金硬貨収納庫224に近い側を入金硬貨搬送部222Bと称する。
硬貨識別部223は、入金硬貨用のカメラを有しており、このカメラによって入金硬貨搬送部222上を通過する硬貨を撮影し、その映像に基づいて、撮影された硬貨の金種を判別する。詳細には、撮影された硬貨が1円、5円、10円、50円、100円、500円のいずれであるかを、硬貨1枚毎に判定する。硬貨識別部223は、この判定を、硬貨の各金種の1以上のサンプル映像と撮影された映像とを比較することによって実行しても良い。別の例として、硬貨識別部223は、硬貨識別用のAIモデルに対して撮影された映像を入力させることによって、そのAIモデルから出力された金種の情報を取得しても良い。このAIモデルは、対象となる硬貨の映像に基づいて、その硬貨を判定するよう学習されたモデルである。硬貨識別部223のこの識別結果は、制御部201に出力される。なお、金種の判別に用いられるサンプル映像やAIモデルは、後述のメモリに格納されている。
入金硬貨収納庫224は、入金硬貨搬送部222によって搬送され、硬貨識別部223によって識別された硬貨(入金された硬貨)を収納する収納庫である。ここで、硬貨はその金種にかかわらず一か所の入金硬貨収納庫224に収納される。そのため、金種に応じて収納する空間領域を分ける場合と比較して、硬貨の収納に用いることができるスペースを小さくすることができる。
出金硬貨収納庫225は、入金硬貨収納庫224とは別に設けられた、出金する硬貨用の収納庫である。図5Bに示す通り、出金硬貨収納庫225は、金種毎に、1円硬貨を収納する1円硬貨収納庫225A、5円硬貨を収納する5円硬貨収納庫225B、10円硬貨を収納する10円硬貨収納庫225C、50円硬貨を収納する50円硬貨収納庫225D、100円硬貨を収納する100円硬貨収納庫225E、及び500円硬貨を収納する500円硬貨収納庫225Fを有する。これらの収納庫は、空間が区分されることにより構成されており、各収納庫には、釣銭(又は両替)として、未使用の硬貨又は新品に近い硬貨(劣化度が低い硬貨)が予め格納されている。ユーザは、出金硬貨収納庫225からそのような硬貨を出金させることで、小売り又は役務に関する客に対して、新品又は新品に近い硬貨を提供することができる。
図5Aに戻り、説明を続ける。出金硬貨搬送部226は、出金硬貨収納庫225から出金された硬貨を硬貨出金口227へと搬送する搬送部である。出金硬貨搬送部226は、モータによって駆動するベルトを有しており、上位装置300から制御部201に対して硬貨の出金の指示がなされた場合に、それに基づく制御部201からの制御信号を受信する。そして、その制御信号に応じたベルトの動きによって、硬貨を硬貨出金口227へと搬送させる。出金硬貨搬送部226は、その途中に硬貨識別部223が設けられており、硬貨識別部223を境にして、出金硬貨収納庫225に近い側を出金硬貨搬送部226A、硬貨出金口227に近い側を出金硬貨搬送部226Bと称する。なお、出金硬貨搬送部226の搬送は、制御部201によって制御される。また、後述の通り、出金硬貨搬送部226で搬送される硬貨は、硬貨出金口227に搬送されるだけでなく、入金硬貨収納庫224に搬送されても良い。
なお、硬貨識別部223は、出金硬貨用のカメラをさらに有しており、このカメラによって出金硬貨搬送部226上を通過する硬貨を撮影し、その映像に基づいて、搬送中の硬貨の劣化度を識別する。劣化度の定義は、上述の通りであり、その指標は「高」又は「低」の2種類で示される。
例えば、硬貨識別部223は、出金硬貨搬送部226上で搬送される硬貨を撮影し、その映像に基づいて、撮影された硬貨の金種を判別する。この判別方法の詳細は、入金硬貨に関するものと同様であるため、説明を省略する。そして、硬貨識別部223は、金種が判別された硬貨について、劣化度を識別する。この劣化度の識別は、判別された金種の硬貨の1以上のサンプル映像と撮影された映像とを比較することによって実行されても良い。
また、別の例として、硬貨識別部223は、硬貨の劣化度を識別するためのAIモデルに対して撮影された硬貨の映像を入力させることによって、そのAIモデルから出力された硬貨の劣化度の情報を取得しても良い。このAIモデルは、対象となる硬貨の映像に基づいて、その劣化度を判定するよう学習されたモデルである。このような識別方法では、硬貨識別部223は、撮影された硬貨の金種を事前に判別することなく、その劣化度を判定することができる。なお、劣化度の判定に用いられるサンプル映像やAIモデルは、後述のメモリに格納されている。
ここで、硬貨識別部223によって撮影された硬貨の劣化度が「低」である場合には、制御部201は、撮影された硬貨が客に渡すのに適する状態であると判定する。この場合、制御部201は、その硬貨をそのまま硬貨出金口227に排出させるよう、出金硬貨搬送部226(特に出金硬貨搬送部226B)を制御する。一方、硬貨識別部223によって撮影された硬貨の劣化度が「高」である場合には、制御部201は、撮影された硬貨が客に渡すのに適さない状態であると判定する。この場合、制御部201は、その硬貨を硬貨出金口227に排出させず、入金硬貨収納庫224に戻すよう、出金硬貨搬送部226及び戻り硬貨搬送部(不図示)を制御する。戻り硬貨搬送部は、出金硬貨搬送部226が硬貨識別部223周辺から分岐し、入金硬貨収納庫224まで接続される搬送部である。戻り硬貨搬送部は、モータによって駆動するベルトを有しており、硬貨識別部223が識別対象である硬貨の劣化度を「高」と判定した場合に、制御部201からの制御信号に基づいて、その硬貨を入金硬貨収納庫224まで搬送する。このようにして、硬貨は、硬貨識別部223周辺において搬送の向きを変え、入金硬貨収納庫224に収納される。この処理は、図5Aにおいて破線の矢印として示される。
硬貨出金口227は、貨幣入出金装置200の外部と連通しており、貨幣入出金装置200のユーザが、硬貨出金口227から排出された硬貨を受け取って客に渡すことができる。
図6Aは、貨幣入出金装置200の内部構成を概略的に示す斜視図である。また、図6Bは、図6Aにおいて紙幣処理部210を構成する部分を概略的に示す側面図であり、図6Cは、図6Aにおいて硬貨処理部220を構成する部分を概略的に示す側面図である。図6A及び図6Bが示す通り、紙幣処理部210において、紙幣を入金紙幣収納庫214に入金させる紙幣入金口211及び入金紙幣搬送部212は上方に設けられる一方、紙幣を出金紙幣収納庫215から出金させる出金紙幣搬送部216及び紙幣出金口217は下方に設けられる。紙幣識別部213によって劣化度が「高」と判定された紙幣を入金紙幣収納庫214に搬送する戻り紙幣搬送部(不図示)も、貨幣入出金装置200の下方に設けられる。また、紙幣入金口211及び紙幣出金口217は貨幣入出金装置200の同一側面(手前側)に設けられる。手前側と反対の奥側には、入金紙幣収納庫214が設けられ、入金紙幣収納庫214の手前側であって入金紙幣搬送部212の下方には出金紙幣収納庫215が設けられる。さらに、紙幣識別部213は、入金紙幣搬送部212で搬送される紙幣と出金紙幣搬送部216で搬送される紙幣の両方を検出できるように、入金紙幣搬送部212と出金紙幣搬送部216との間に設けられている。
また、図6A及び図6Cが示す通り、硬貨処理部220において、硬貨を入金硬貨収納庫224に入金させる硬貨入金口221及び入金硬貨搬送部222は上方に設けられる一方、硬貨を出金硬貨収納庫225から出金させる出金硬貨搬送部226及び硬貨出金口227は下方に設けられる。硬貨識別部223によって劣化度が「高」と判定された硬貨を入金硬貨収納庫224に搬送する戻り硬貨搬送部(不図示)も、貨幣入出金装置200の下方に設けられる。また、硬貨入金口221及び硬貨出金口227は貨幣入出金装置200の手前側に設けられる。手前側と反対の奥側には、入金硬貨収納庫224が設けられ、入金硬貨収納庫224の手前側であって入金硬貨搬送部222の下方には出金硬貨収納庫225が設けられる。さらに、硬貨識別部223は、入金硬貨搬送部222で搬送される硬貨と出金硬貨搬送部226で搬送される硬貨の両方を検出できるように、入金硬貨搬送部222と出金硬貨搬送部226との間に設けられている。
図3に戻ると、上位装置300は、紙幣識別部213が識別した入金紙幣の金種の情報と、硬貨識別部223が識別した入金硬貨の金種の情報(つまり、貨幣入出金装置200に入金された金額の情報)を、制御部201を介して取得する。上位装置300は、これらの情報と、ユーザが入力した商品又はサービスの金額に基づいて、前者の情報が示す金額から、後者の金額を引いた額を、客が必要な釣銭の金額として算出する。上位装置300は、算出した釣銭の金額情報を、出金額の情報として制御部201に出力する。制御部201は、その情報に基づいて、釣銭としてどの紙幣又は硬貨を何枚出金させるべきかを判定する。そして、判定された各紙幣又は硬貨を紙幣出金口217又は硬貨出金口227まで搬送するように、出金紙幣搬送部216又は出金硬貨搬送部226を制御する。
例えば、紙幣識別部213が識別した入金紙幣の金種の情報が「一万円札」であり、ユーザが上位装置300に入力した商品金額が「6380円」だった場合に、上位装置300は、両者の差分である「3620円」を釣銭の金額として算出し、その金額情報を制御部201に出力する。制御部201は、その情報に基づいて、紙幣である「千円」が3枚、硬貨である「500円」、「100円」、「10円」がそれぞれ1枚、1枚、2枚必要であると判定する。これにより、制御部201は、出金紙幣搬送部216を制御して3枚の千円券を紙幣出金口217まで搬送させるよう制御するとともに、出金硬貨搬送部226を制御して、1枚の500円硬貨、1枚の100円硬貨、及び2枚の10円硬貨を紙幣出金口217まで搬送させるよう制御する。
このとき、出金紙幣搬送部216によって搬送される各紙幣は、上述の通り、紙幣識別部213によってその劣化度が判定される。そして、劣化度が「低」である紙幣はそのまま紙幣出金口217まで搬送されるが、劣化度が「高」である紙幣は入金紙幣収納庫214まで搬送される。そして、制御部201は、劣化度が「高」であると判定された紙幣について、判定されたものと同じ種別及び枚数の紙幣が、出金紙幣収納庫215(この例では千円券収納庫215A)から出金紙幣搬送部216によって紙幣出金口217まで搬送されるよう制御される。なお、この紙幣も紙幣識別部213によってその劣化度が判定され、劣化度が「低」であればそのまま紙幣出金口217まで搬送されるが、劣化度が「高」であれば入金紙幣収納庫214まで搬送される。この処理は、紙幣識別部213によって劣化度が「低」であると判定された紙幣の種別及び枚数が、釣銭として必要な紙幣の種別及び枚数と同じになるまで繰り返される。この処理は、硬貨についても同様に実行されることで、硬貨識別部223によって劣化度が「低」であると判定された硬貨の種別及び枚数が、釣銭として必要な硬貨の種別及び枚数と同じになるまで繰り返される。
図7A及び7Bは、貨幣入出金装置200の代表的な処理の一例を示したフローチャートであり、以下これらの図を参照しながら処理を説明する。なお、各ステップの詳細については、上述に記載した通りであるため、適宜説明を省略する。また、以下では貨幣の例として紙幣を挙げて説明するが、硬貨でも同様の処理が実現可能である。
まず、ユーザは紙幣処理部210に紙幣を投入する。制御部201は、入金紙幣搬送部212を制御することで、この入金された紙幣を入金紙幣収納庫214まで搬送させる(ステップS21)。このとき、搬送中の紙幣は入金紙幣搬送部212Aによって搬送後、紙幣識別部213を通過することでその金種が識別される(ステップS22)。入金された紙幣は、入金紙幣搬送部212Bによって搬送され、入金紙幣収納庫214に収納される(ステップS23)。この処理は、全ての入金が終了するまで紙幣1枚毎になされる。
制御部201は、ステップS22によって識別された、全ての入金された紙幣の金種の情報と、硬貨識別部223を通過した全ての硬貨の金種の情報に基づいて、貨幣入出金装置200に入金された合計額を計算する(ステップS24)。制御部201は、この合計額の情報を上位装置300に送信する。上位装置300は、この情報に基づいて、釣銭が必要か否かを計算し、計算結果である釣銭の情報を制御部201に出力する。制御部201は、釣銭の情報を取得して、釣銭が必要であるか否かを判定する(ステップS25)。釣銭が必要でない場合(ステップS25のNo)、取引は終了し、制御部201の処理は終了する。
釣銭が必要である場合(ステップS25のYes)、制御部201は、出金紙幣収納庫215における各金種の収納庫から、釣銭に必要な分だけの枚数の紙幣を、出金紙幣搬送部216を制御することによって搬送させる(ステップS26)。このとき、搬送中の紙幣は出金紙幣搬送部216Aによって搬送後、紙幣識別部213を通過することでその劣化度が識別される。制御部201は、劣化度が「低」の場合は、紙幣識別部213の識別対象である釣銭に問題がないと判断し、劣化度が「高」の場合は、識別対象である釣銭に問題があると判断する。制御部201は、識別対象である釣銭の少なくとも1枚に問題があるか否かを判定する(ステップS27)。
釣銭に問題がない場合(ステップS27のNo)、制御部201は、出金紙幣搬送部216を制御し、識別対象である釣銭を紙幣出金口217まで搬送して排出させる(ステップS28)。これにより、取引は終了し、制御部201の処理は終了する。
釣銭の少なくとも1枚に問題がある場合(ステップS27のYes)、制御部201は、出金紙幣搬送部216及び戻り紙幣搬送部を制御し、問題があると判定された釣銭を入金紙幣収納庫214に収納させる(ステップS28)。そして、制御部201は、問題があると判定された釣銭と同じ金種の紙幣を、その金種が格納された出金紙幣収納庫215から搬送させる(ステップS30)。そして、搬送された釣銭について、再度ステップS27の判定処理を実行する。
以上に示したように、貨幣入出金装置200では、入金用、出金用(釣銭用)にそれぞれ収納庫が分けられるほか、入金される硬貨及び紙幣については、金種毎に収納庫が区別されず、一か所の収納庫に収納される。この構成により、貨幣入出金装置200の各収納庫の役割は単純化され、収納庫の数が削減されることで、装置本体の大きさを抑えることができる。例えば、貨幣入出金装置200の大きさを、レジ台に収まるようなサイズとすることができる。また、出金用の収納庫及び搬送部が入金用の収納庫及び搬送部と別個に設けられているため、例えば未使用の貨幣といったような劣化度の低い貨幣を、入金用の搬送部を通ることなく、釣銭として素早く出金することができる。そのため、貨幣入出金装置200は、例えばホテルのように、利用客に与える印象を向上させることが好ましい場所において用いることができる。
また、制御部201は、出金用の貨幣(紙幣及び釣銭)について、識別部によってその劣化度を識別し、劣化度が高い場合には出金口まで搬送せずに回収を行う。これにより、劣化度が低い貨幣を確実に出金させることができるため、サービス利用者に与える印象を向上させることができる。
また、制御部201は、識別部によって識別した貨幣の劣化度が高い場合には、その貨幣を、入金紙幣収納庫214(又は入金硬貨収納庫224)まで搬送する。つまり、入金貨幣用の収納庫を転用することができる。これにより、回収対象とする貨幣用の収納庫を新たに設ける必要がなく、貨幣入出金装置200本体の大きさを抑えることができる。
また、紙幣識別部213は、入金紙幣搬送部212と出金紙幣搬送部216との間に設けられ、入金紙幣搬送部212で搬送される紙幣と、出金紙幣搬送部216で搬送される紙幣とを識別することができる。これにより、入金紙幣搬送部212と出金紙幣搬送部216で紙幣識別部213用のスペースを個別に設ける必要がないため、紙幣処理部210のスペース、ひいては貨幣入出金装置200本体の大きさを抑えることができる。硬貨処理部220についても、同様の構成を採用することができるため、硬貨処理部220のスペース、ひいては貨幣入出金装置200本体の大きさを抑えることができる。
また、制御部201は、紙幣識別部213において識別した紙幣の劣化度が高いと判定された場合に、その紙幣と同じ種別の紙幣を、出金紙幣収納庫215から新たに紙幣出金口217まで搬送させることができる。制御部201は、硬貨についても、同様の処理を実行することができる。これにより、貨幣入出金装置200は、劣化度が低い貨幣について、釣銭等、利用者が必要としている金額分を出金することができる。
さらに、貨幣入出金装置200は上位装置300と接続されており、出金額の情報を取得することができる。制御部201は、その出金額の情報に基づいて、紙幣識別部213又は硬貨識別部223によって劣化度が高いと識別された貨幣が、その出金額の分だけ紙幣又は硬貨の出力部まで搬送されるまで、紙幣識別部213又は硬貨識別部223が識別した新たに搬送された貨幣の劣化度に基づいて、その貨幣を出力部まで搬送するか否かの制御を実行する。これにより、貨幣入出金装置200は、劣化度が低い貨幣について、釣銭等、利用者が必要としている金額分をより確実に出金することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、入金又は出金について外国貨幣を適用することで、貨幣入出金装置200を日本貨幣と外国貨幣との両替機として機能させることもできる。この場合、上位装置300は、貨幣入出金装置200に入金された合計額と対応する日本貨幣又は外国貨幣の金額を算出し、その金額を出金させるような指示を制御部201に出力する。制御部201は、その金額に対応する紙幣又は硬貨を、出金紙幣搬送部216又は出金硬貨搬送部226を用いて搬送させるように制御する。このとき、出金しようとしている貨幣について、劣化度が「高」であると紙幣識別部213又は硬貨識別部223で判定された貨幣については、実施の形態2に記載の通り、出金させず、別の貨幣を出金させるように制御される。
また、制御部201は、紙幣識別部213又は硬貨識別部223によって識別された出金搬送中の貨幣が特定の種類の貨幣である場合は、劣化度が「高」と判定された場合でも、その貨幣をそのまま出金口まで出力する一方、識別された貨幣が他の種類の貨幣である場合、上述の通り、その劣化度が「高」と判定された場合に、出金口まで搬送せずに回収を行うようにしても良い。例えば、硬貨識別部223が、出金硬貨搬送部226において1円硬貨等の少額硬貨が出金搬送中であることを識別した場合、その劣化度が「高」と判定された場合でも、制御部201は、その貨幣をそのまま硬貨出金口227まで出力させることができる。これは、劣化度が低い紙幣又は硬貨を求める客が、特定の種類の紙幣又は硬貨については劣化度が高くても問題ないと判断する可能性があるためである。このような特定の種類の情報については、後述のメモリに格納されている。
以上に示した実施の形態では、この開示をハードウェアの構成として説明したが、この開示は、これに限定されるものではない。この開示は、上述の各実施形態において説明された媒体処理装置又は貨幣入出金装置の処理(ステップ)を、媒体処理装置又は貨幣入出金装置を構成するコンピュータ内のプロセッサにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
図8は、以上に示した各実施の形態の処理が実行される情報処理装置(コンピュータ)のハードウェア構成例を示すブロック図である。図8を参照すると、この情報処理装置90は、信号処理回路91、プロセッサ92及びメモリ93を含む。情報処理装置90は、媒体処理装置100又は貨幣入出金装置200を構成する。
信号処理回路91は、プロセッサ92の制御に応じて、信号を処理するための回路である。なお、信号処理回路91は、送信装置から信号を受信する通信回路を含んでいても良い。
プロセッサ92は、メモリ93からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された装置の処理を行う。プロセッサ92は、1個に限られず、複数設けられてもよい。プロセッサ92の一例として、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、DSP(Demand-Side Platform)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のうち一つを用いてもよいし、そのうちの複数を並列で用いてもよい。
メモリ93は、揮発性メモリや不揮発性メモリ、またはそれらの組み合わせで構成される。メモリ93は、1個に限られず、複数設けられてもよい。なお、揮発性メモリは、例えば、DRAM (Dynamic Random Access Memory)、SRAM (Static Random Access Memory)等のRAM (Random Access Memory)であってもよい。不揮発性メモリは、例えば、PROM (Programmable Random Only Memory)、EPROM (Erasable Programmable Read Only Memory) 等のROM (Random Only Memory)、フラッシュメモリや、SSD(Solid State Drive)であってもよい。
メモリ93は、1以上の命令を格納するために使用される。ここで、1以上の命令は、ソフトウェアモジュール群としてメモリ93に格納される。プロセッサ92は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ93から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された処理を行うことができる。
なお、メモリ93は、プロセッサ92の外部に設けられるものに加えて、プロセッサ92に内蔵されているものを含んでもよい。また、メモリ93は、プロセッサ92を構成するプロセッサから離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ92は、I/O(Input/Output)インタフェースを介してメモリ93にアクセスすることができる。
以上に説明したように、上述の実施形態における各装置が有する1又は複数のプロセッサは、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。この処理により、各実施の形態に記載された信号処理方法が実現できる。
プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disk(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記によって限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。