JP7809088B2 - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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Description

本開示は、キッチンに組み込まれて食器の洗浄、乾燥を行う食器洗い乾燥機に関する。
従来から食器の洗浄、乾燥を行う食器洗い乾燥機において、厨房家具(システムキッチン)に組み込まれて使用されるタイプの物が1つの形態として知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004-16604号公報
特許文献1に開示された従来の食器洗い乾燥機は、筐体の中に収容された食器を収納する洗浄槽を前方に引き出して食器の出し入れを行うようになっており、筐体を厨房家具(システムキッチン)の設置面に固定するように構成されている。
食器洗い乾燥機の筐体は、厨房家具(システムキッチン)の天板(カウンタートップ)と設置面との間の空間に、前方から挿入するようにして設置するようになっており、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となるように設置することができるようになっている。
また、扉体前面の化粧パネルを厨房家具(システムキッチン)の面材と同一色の面材、あるいは同一材質で同一色の面材で構成し、さらに化粧パネルを分割して左右方向ライン用のパネルを作ることで、左右方向に関して厨房家具(システムキッチン)の引出しのラインなどと食器洗い乾燥機の扉体のラインを合わせて、厨房家具(システムキッチン)の正面のデザインの統一性を出すことができるようになっている。
しかし、食器洗い乾燥機は種々ある厨房家具(システムキッチン)に収容されることが想定されるので、それに対応して前後(奥行)方向での面を合わせるために扉体の化粧パネルも異なる厚さの物が複数用意されているが、特許文献1に開示された従来の食器洗い乾燥機では、左右方向に関しては左右方向ライン用のパネルを用いることで厨房家具(システムキッチン)の引出しのラインなどと食器洗い乾燥機の扉体のラインを合わせることはできるが、厨房家具(システムキッチン)との前後(奥行)方向、言い換えると扉体の化粧パネルの厚さ方向での保持は考慮されていない。
よって、少し厚さのある扉体の化粧パネルに、左右方向のラインを合わせるためだけの薄い左右方向ライン用のパネルを用いると、前後(奥行)方向における化粧パネルと左右方向ライン用のパネルの厚さを調整する保持構造となっていないため、左右方向ライン用のパネルが前後(奥行)方向にがたつきが生じてしまい、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性が損なわれてしまう。
本開示は上述の課題を解決するものであり、扉体の化粧パネルの厚さが異なっていても左右方向ライン用のパネルをがたつかせることなく保持でき、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことのない食器洗い乾燥機を提供することを目的とする。
本開示に係る食器洗い乾燥機は、厨房家具の正面側から挿入され、厨房家具内に収容される筐体と、筐体に収容され、収容された状態から前方へ引き出し可能な本体と、を備え、本体の正面側には、本体を引き出すための扉体が設けられ、扉体は、厨房家具の正面外観と意匠を合わせるための化粧パネルと、厨房家具の扉、あるいは引出しの把手により厨房家具の左右方向に形成されるラインと扉体のラインを合わせるための左右方向ライン用パネルを有し、左右方向ライン用パネルには、扉体に取り付けられた状態で正面からみたとき、左右長手方向の上部に、左右方向ライン用パネルの意匠面から奥行方向に一段低い段部が設けられ、左右長手方向の両端部に、左右方向ライン用パネルの意匠面から奥行方向への低さが異なる左右1対の複数の段部が、それぞれ切り取り可能に左右方向ライン用パネルと一体に設けられ、扉体に取り付けられた状態で正面からみたとき、左右方向ライン用パネルは、左右1対の複数の段部の内、何れか1対の段部を枠体で押さえて扉体に保持するものである。
本開示によれば、左右方向ライン用パネルには、扉体に取り付けられた状態で正面からみたとき、左右長手方向の両端部と上部に、左右方向ライン用パネルの意匠面から奥行方向に一段低い段部が設けられ、左右長手方向の両端部の段部に、粘着テープあるいは接着剤でスペーサーが取り付けられ、扉体に取り付けられた状態で正面からみたとき、左右方向ライン用パネルは、段部に取り付けられたスペーサーを枠体で押さえて扉体に保持するようにしたので、左右方向ライン用パネルが前後(奥行)方向にがたつくことがなくなり、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことがない。
実施の形態1に係る食器洗い乾燥機が厨房家具(システムキッチン)に収容された状態の一例を示す外観斜視図である。 実施の形態1に係る食器洗い乾燥機が厨房家具(システムキッチン)に収容された状態で、洗浄槽を引き出したときの一例を示す外観斜視図である。 実施の形態1に係る食器洗い乾燥機が厨房家具(システムキッチン)に収容された状態の一例を示す右側面方向から見た模式断面図である。 本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルと化粧パネル取付構造を示す要部分解斜視図である。 (a)図2に示す切断線A―Aで切断した本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの扉体への取付構造の一例を示す概略断面図、(b)図2に示す切断線A―Aで切断した本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの扉体への取付構造の他の一例を示す概略断面図、(c)図2に示す切断線A―Aで切断した本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの扉体への取付構造の他の一例を示す概略断面図である。 (a)本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの変形例を示す斜視図、(b)本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の変形例の横ライン形成パネルと上枠体との組立状態を側面側から見た部分断面図である。 本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部斜視図である。 本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の前面部の爪掛けリブの一部拡大図である。 本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の前面部の爪掛けリブに一実施例の扉体の横ライン形成パネルを取り付けた状態を示す要部拡大図である。 本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、上枠体を取り外した状態を示す要部拡大図である。 本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部斜視図である。 (a)本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルを右側面から見た図、(b)本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルから上位段部を切除した状態を右側面から見た図、(c)本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態4に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの斜視図である。 本発明の実施形態4に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部拡大斜視図である。
実施の形態1.
(構成、動作)
本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機の概略構成について、図1~図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る食器洗い乾燥機が厨房家具(システムキッチン)に収容された状態の一例を示す外観斜視図、図2は、実施の形態1に係る食器洗い乾燥機が厨房家具(システムキッチン)に収容された状態で、洗浄槽を引き出したときの一例を示す外観斜視図、図3は、実施の形態1に係る食器洗い乾燥機が厨房家具(システムキッチン)に収容された状態の一例を示す右側面方向から見た模式断面図である。本実施の形態1に係る食器洗い乾燥機は、厨房家具(システムキッチン)に収容されて用いられるビルトイン型の食器洗い乾燥機であり、実施の形態1では、ビルトイン型の食器洗い乾燥機の一例として、洗浄槽を前方に引き出す方式の食器洗い乾燥機を例示する。
なお、図1を含む以下の図面では各構成部材の寸法の関係及び形状が模式的に示してある場合、実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面では、同一の部材若しくは部分あるいは同一の機能を有する部材若しくは部分には、同一の符号を付すか、あるいは符号を付すことを省略している場合がある。
食器洗い乾燥機2が収容される厨房家具(システムキッチンと称されることもある)1は、キッチン本体1bと、キッチン本体1bの上部に設けられた天板(カウンタートップと称されることもある)1aから成り、キッチン本体1bは、主に合板などの木材で形成される。天板1aは、主に人工大理石のように傷が付きにくい材質、金属で例えばステンレスのように錆びにくい材質などで形成される。天板1aには、例えば誘導加熱調理器30のような加熱調理手段が取り付けられ、水を流すシンク1aaが設けられるなどしている。
図3に示すように、食器洗い乾燥機2の筐体2aは、キッチン本体1bの置台部1c上面である設置面1dに設置され、筐体2aの上面は天板1a、両側面は図示しないキッチン本体1bの側板、背面はキッチン本体1bの背面板1baに覆われており、後述する食器洗い乾燥機2の洗浄槽2caが筐体2aに収容された状態では、図1に示すように食器洗い乾燥機2は、操作部2dと、左右方向ライン用パネル14aと化粧パネル14bからなる意匠部材14と、枠体15を含む扉体2bだけが外観として表れている。
なお、以降の説明において食器洗い乾燥機2あるいは厨房家具1の「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」は図1、図2に示すように定義した方向で説明する。図2に示すように食器洗い乾燥機2の扉体2bを引き、筐体2aに収容された洗浄槽2caを含む本体2cが引き出される方向が前側であり、「左」、「右」は、食器洗い乾燥機2あるいは厨房家具1の前側から見た場合の方向である。
洗浄槽2caを含む本体2cは筐体2aとレール4により連結され、筐体2aの筐体開口2aaから前方への引き出し、筐体2a内への収容がレール4によりスムーズにできるようになっている。
前述のように箱状の洗浄槽2caは上部が開口しているため、洗浄を行う場合は洗浄槽開口2cbを閉塞する必要がある。筐体2a内には、洗浄槽開口2cbを閉塞するための蓋体3が設けられている。蓋体3は、図示しないが洗浄槽2caを含む本体2cの前方への引き出し、筐体2a内への収容の動作に連動して、上下に動作するようになっている。
蓋体3の洗浄槽開口2cbと接触する部位には図示しないパッキンが設けられていて、洗浄槽2caを含む本体2cが筐体2a内へ完全に収容されたときに、蓋体3が最も低くなる位置まで下降し蓋体3のパッキンが洗浄槽開口2cbと接触して水が漏れないように閉塞される。
反対に洗浄槽2cが筐体2a内へ完全に収容された状態から洗浄槽2caを含む本体2cを前方に引き出すようにすると蓋体3が徐々に上昇し、洗浄槽2caを含む本体2cを前方に引き出すときにパッキンが擦れて引き出すときの抵抗にならないよう、蓋体3のパッキンが洗浄槽開口2cbと接触しない高さになるまで蓋体3が上昇するようになっている。
図2に示すように洗浄槽2caは上部に洗浄槽開口2cbが設けられて開口している箱状をしており、図3に示すように、洗浄槽2caの内部には食器かご9が収容されているが、それは洗浄槽開口2cbから入れられる。食器かご9には載置可能な複数の食器類10が載置される。
食器かご9の下方には、食器類10を洗浄あるいはすすぎのための水を噴射する洗浄ノズル5が水平方向において回転自在に設けられている。操作部2dに設けられた図示しない洗浄開始のスイッチを操作すると、本体2c内に設けられた制御部11の図示しないマイコンにより洗浄工程の動作が開始され、洗浄あるいはすすぎのための水は、図示しない給水弁を介して洗浄層2caの内部に給水される。
本体2cには図示しない水位センサが設けられており、水位センサにより所定の水量が洗浄層2caに給水されたことが検知されると給水が停止されて洗浄あるいはすすぎが開始され、洗浄槽2caに給水された洗浄あるいはすすぎのための水は、加熱ヒーター8により洗浄あるいはすすぎに適した温度まで加熱される。
洗浄あるいはすすぎが開始されると、洗浄ポンプ6が駆動されると洗浄ポンプ6から圧送された水が洗浄ノズル5より食器類10へ噴射されるが、その噴射される水の噴射方向とは逆方向に働く反力が洗浄ノズル5の回転に利用されており、洗浄あるいはすすぎの水が食器類10に噴射されるのに合わせて洗浄ノズル5が水平方向で噴射の方向とは逆に回転して、洗浄ノズル5が回転することにより食器類10に洗浄あるいはすすぎのための水が満遍なく噴射される。
食器類10に噴射された水は、洗浄工程あるいはすすぎ工程であれば図示しない回収経路により繰り返し洗浄ポンプ6に回収されて、繰り返し洗浄ノズル5から食器類10に噴射され、その繰り返しにより食器類10の汚れを洗い流すようになっている。
洗浄工程の後のすすぎ工程は複数回行われるが、洗浄工程、すすぎ工程でその都度、給水排水を行う。洗浄工程からすすぎ工程に移行するときは、排水ポンプ7が駆動されて洗浄槽2ca内の洗浄のための水が洗浄槽2ca外へ排出され、すすぎのための水が図示しない給水弁を介して洗浄層2caの内部に給水されてすすぎ工程が開始される。
すすぎ工程が完了し、排水ポンプ7が駆動されて洗浄槽2ca内のすすぎのための水が洗浄槽2ca外へ排出された後、乾燥工程が開始される。乾燥工程では、乾燥ファン12により浄槽2ca外から取り入れた空気を、乾燥用ヒーター13で加温して洗浄槽2ca内に供給される。この加温された空気が食器類10に残る水分の乾燥を促進して、食器類10が乾燥するようになっている。洗浄槽2ca内に供給された空気は、扉体2bに設けられた図示しない排気口から洗浄槽2ca外へ排出される。
(扉体の意匠部材周辺の構成)
次に、扉体の意匠部材周辺の構成を、図4、図5を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルと化粧パネル取付構造を示す要部分解斜視図、図5(a)は、図2に示す切断線A―Aで切断した本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの扉体への取付構造の一例を示す概略断面図、(b)は、図2に示す切断線A―Aで切断した本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの扉体への取付構造の他の一例を示す概略断面図、(c)は、図2に示す切断線A―Aで切断した本発明の実施形態1に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの扉体への取付構造の他の一例を示す概略断面図である。
図4に示すように、筐体2aの前面側には扉体2bがあり、扉体2bの上側には操作部2dが設けられている。操作部2dの下方で、扉体2bの前側の扉体前面部2eには、前述したように左右方向ライン用パネル14aと化粧パネル14bからなる意匠部材14が設けられ、端部を枠体15で囲むようにして保持されている。
左右方向ライン用パネル14aと枠体15は樹脂で形成されている。化粧パネル14bは木材を加工した合板、あるいはステンレスなどの金属、あるいは金属にホーロー加工したものなどで形成されている。
枠体15は、4つに分割された左枠体15a、右枠体15b、下枠体15c、上枠体15dからなっている。なお、ここでは枠体は、4つに分割された形態で説明したが、左枠体と右枠体と下枠体を一体で形成したものでもよい。
さらに、意匠部材14の取付について説明すると、扉体2bの前側の扉体前面部2eには、扉体前面部2eから一段突出している扉体前面段部2ebが設けられていて、意匠部材14の内、下側にある化粧パネル14bは、この扉体前面段部2ebと接するようにして左枠体15a、右枠体15b、下枠体15cで保持される。なお、図示しないが左枠体15a、右枠体15b、下枠体15cは扉体2bの支持部にネジで固定され化粧パネル14bを保持している。
意匠部材14の内、上側にある左右方向ライン用パネル14aは、扉体前面段部2ebがない扉体前面部2eに取り付けれ、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaの辺りを左枠体15a及び右枠体15bで押さえて保持することになるが、下側にある化粧パネル14bには、前述のように合板、ステンレス、ホーロー加工品などの種類があり、例えば1.5mm、3mm、4.5mmのように複数の異なる厚さのものがあることから、左右方向ライン用パネル14aを保持するときに化粧パネル14bとの厚さを調整するためのスペーサー18を用意している。
スペーサーの一例として、化粧パネル14bの厚さが4.5mmのものであれば、それに対対応する厚めのスペーサー18a、化粧パネル14bの厚さが3mmのものであれば、それに対対応する中間の厚さのスペーサー18b、化粧パネル14bの厚さが1.5mmのものであれば、それに対応する薄めのスペーサー18cが用意されている。
化粧パネル14bの厚さが4.5mmのものである場合、図5(a)に示すように、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaと、左枠体15a及び右枠体15bの裏側との間にスペーサー18aを挟み込んで、スペーサー18aを左枠体15a及び右枠体15bで押さえるようにして、左右方向ライン用パネル14aを保持するようになっている。スペーサー18aは接着剤あるいは両面テープなどにより、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaに取り付けられている。
また、化粧パネル14bの厚さが3mmのものである場合、図5(b)に示すように、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaと、左枠体15a及び右枠体15bの裏側との間にスペーサー18bを挟み込んで、スペーサー18bを左枠体15a及び右枠体15bで押さえるようにして、左右方向ライン用パネル14aを保持するようになっている。スペーサー18bは、スペーサー18aと同様に、接着剤あるいは両面テープなどにより、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaに取り付けられている。
さらに、化粧パネル14bの厚さが1.5mmのものである場合、図5(c)に示すように、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaと、左枠体15a及び右枠体15bの裏側との間にスペーサー18cを挟み込んで、スペーサー18cを左枠体15a及び右枠体15bで押さえるようにして、左右方向ライン用パネル14aを保持するようになっている。スペーサー18cは、スペーサー18a、スペーサー18bと同様に、接着剤あるいは両面テープなどにより、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaに取り付けられている。
何れの場合も、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaの上部は、上枠体5dを取り付けることで覆われるため、視認されなくなり外観に影響を及ぼすことはない。
以上のように、化粧パネルの厚さに応じたスペーサーを用意し、左枠体及び右枠体で押さえるようにして、左右方向ライン用パネルを保持するようにしたので、左右方向ライン用パネルが前後(奥行)方向にがたつくことなく固定できるようになるので、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことがない。
また、化粧パネルの厚さに応じたスペーサーを用意することで、左右方向ライン用パネル及び枠体の種類は増やすことなく取り付けが可能であるので、コストを抑えることもできる。
なお、変形例として、図6(a)に示すように左右方向ライン用パネル14aの段部14aaの上部に突出部14acを設け、図6(b)に示すように上枠体5dに、突出部14acを受ける受け部15daと組み合わせることで、左右方向ライン用パネル14aの保持がより確実になる。また、左右方向ライン用パネル14aの段部14aaの上部に設けられた突出部14acは、上枠体5dを取り付けることで覆われるため、視認されなくなることから、外観に影響を及ぼすことが無く保持力を向上させることができるので、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことがない。
実施の形態2.
本開示の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機は、左右方向ライン用パネルの構成の一部と、扉体前面部の構成の一部が本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機と相違する。本開示の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機について、図7から図10により本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機との相違点を中心に説明する。
図7は、本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部斜視図、図8は、本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の前面部の爪掛けリブの一部拡大図、図9は、本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の前面部の爪掛けリブに一実施例の扉体の横ライン形成パネルを取り付けた状態を示す要部拡大図、図10は、本発明の実施形態2に係る食器洗い乾燥機の、上枠体を取り外した状態を示す要部拡大図である。
本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機の左右方向ライン用パネル14aと異なり、図7に示すように左右方向ライン用パネル14aの段部14aaの上部両端に、爪形状が内側に向いている爪部14adが設けられている。また、図8に示すように、扉体前面部2eには、扉体前面部2eから前面側に突出した爪掛けリブ2eaが設けられている。左右方向ライン用パネル14aは本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機と同様、樹脂で形成されている。
本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機では、左右方向ライン用パネル14aを左枠体15a及び右枠体15bで保持する前の段階では、左右方向ライン用パネル14aを手で押さえながら左枠体15a及び右枠体15bを図示しないネジで取り付けて固定しなければならない。
しかし、本開示の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機では、図9、図10に示すように、扉体前面部2eの爪掛けリブ2eaに、左右方向ライン用パネル14aの爪部14adを掛けるようにして取り付けることで、左枠体15a及び右枠体15bで保持される前の段階でも、左右方向ライン用パネル14aを手で押さえることなく、その位置に保持されるので、左枠体15a及び右枠体15bによる固定が容易になる。よって、組み立て性の向上が図れる。
また、図10に示すように、扉体前面部2eの爪掛けリブ2eaに、左右方向ライン用パネル14aの爪部14adが掛けられている構成は、上枠体5dを取り付けることで覆われるため、視認されなくなることから、外観に影響を及ぼすことなく、組み立て性の向上が図れるので、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことがない。
実施の形態3.
本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機は、左右方向ライン用パネルの構成の一部が本開示の実施の形態1、2に係る食器洗い乾燥機と相違する。本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機について、図11と図12により本開示の実施の形態1、2に係る食器洗い乾燥機との相違点を中心に説明する。
図11は、本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部斜視図、図12(a)は、本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルを右側面から見た図、図12(b)は、本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルから上位段部を切除した状態を右側面から見た図、図12(c)は、本発明の実施形態3に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部拡大斜視図である。
図11に示すように、左右方向ライン用パネル20aの左右方向の両側端部には、それぞれ1対となった3組の段部が設けられている。詳しく説明すると、図12(a)、(c)に示すように、左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afとの段差が一番小さい、別の言い方をすると、一番厚い側段部20ab(上位段部ともいう)と、左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afとの段差が一番大きい、別の言い方をすると、一番薄い側段部20ad(下位段部ともいう)と、左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afとの段差が側段部20abと側段部20adのほぼ中間、別の言い方をすると、側段部20abと側段部20adのほぼ中間の厚さの側段部20ac(中位段部ともいう)の3組の段部である。なお、左右方向ライン用パネル20aは本開示の実施の形態1、2に係る食器洗い乾燥機の左右方向ライン用パネル14aと同様、樹脂で形成されている。
前述のように、それぞれ側段部20abを上位段部、側段部20acを中位段部、側段部20adを下位段部と称するのは、図12(a)に示すように側段部20ab、側段部20ac、側段部20adの順に上から配置されているからである。
図11、図12に示すように側段部20ab(上位段部)、側段部20ac(中位段部)、側段部20ad(下位段部)は、それぞれ左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afから連なる側面部20agと、薄板部20aeで接続されている。
前述のように左右方向ライン用パネル20aは樹脂で形成されており、側段部20ab、側段部20ac、側段部20adは、それぞれ薄板部20aeのところで切除可能になっている。一例として、図2(b)に側段部(上位段部)20abを切除した状態を側面からみている。
本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機の説明で前述したように、下側にある化粧パネル14bには、例えば1.5mm、3mm、4.5mmのように複数の異なる厚さのものがある。それに対応するために、本開示の実施の形態1に係る食器洗い乾燥機では、左右方向ライン用パネル14aを保持するときに化粧パネル14bとの厚さを調整するためのスペーサー18を用意していたが、スペーサー18の代わりとしてスペーサーの厚みを再現する側段部20ab(上位段部)、側段部20ac(中位段部)、側段部20ad(下位段部)が設けられている。
化粧パネル14bの厚さが4.5mmのものである場合、左右一対の側段部20ab(上位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえることで、左右方向ライン用パネル20aを保持できる。側段部20ac(中位段部)と側段部20ad(下位段部)は前述のように薄板部20aeのところで切除可能であるが、側段部20ab(上位段部)よりも薄く、左枠体15a及び右枠体15bで覆われるので、視認されなくなり外観に影響を及ぼすことはなく、例え、側段部20ac(中位段部)と側段部20ad(下位段部)を切除しても、切除した箇所は左枠体15a及び右枠体15bで覆われるので、外観に影響を及ぼすことはない。
また、化粧パネル14bの厚さが3mmのものである場合、左右一対の側段部20ac(中位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえることで、左右方向ライン用パネル20aを保持できる。この場合、図12(a)に示すように、側段部20ab(上位段部)は側段部20ac(中位段部)よりも厚みがあり前方に突出しているため、側段部20ac(中位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえるには、側段部20ab(上位段部)を薄板部20aeのところで切除しておく必要があり、切除することで側段部20ac(中位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえることが出来るようになる。
なお、側段部20ad(下位段部)も薄板部20aeのところで切除可能であるが、側段部20ac(中位段部)よりも薄く、左枠体15a及び右枠体15bで覆われるので、視認されなくなり外観に影響を及ぼすことはなく、例え、側段部20ab(上位段部)と側段部20ad(下位段部)を切除しても、切除した箇所は左枠体15a及び右枠体15bで覆われるので、外観に影響を及ぼすことはない。
さらに、化粧パネル14bの厚さが1.5mmのものである場合、左右一対の側段部20ad(下位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえることで、左右方向ライン用パネル20aを保持できる。この場合、図12(a)に示すように、側段部20ab(上位段部)と側段部20ac(中位段部)は、側段部20ad(下位段部)よりも厚みがあり前方に突出しているため、側段部20ad(下位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえるには、側段部20ab(上位段部)と側段部20ac(中位段部)を薄板部20aeのところで切除しておく必要があり、切除することで側段部20ad(下位段部)を左枠体15a及び右枠体15bで押さえることが出来るようになる。なお、側段部20ab(上位段部)と側段部20ac(中位段部)を切除しても、切除した箇所は左枠体15a及び右枠体15bで覆われるので、外観に影響を及ぼすことはない。
以上のように、化粧パネルの厚さに応じて、厚さの異なる複数の左右一対の側段部を、切除可能に左右方向ライン用パネルに構成し、不要な側段部を切除して左枠体及び右枠体で押さえることで、左右方向ライン用パネルを保持するようにしたので、左右方向ライン用パネルが前後(奥行)方向にがたつくことなく固定できるようになり、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことがない。
また、化粧パネルの厚さに応じた、左右方向ライン用パネルに切除可能な可能な厚さの異なる複数の左右一対の側段部を設けたので、左右方向ライン用パネル及び枠体の種類は増やすことなく取り付けが可能となり、コストを抑えることもできる。
実施の形態4.
本開示の実施の形態4に係る食器洗い乾燥機は、左右方向ライン用パネルの構成の一部が本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機と相違する。扉体前面部の構成の一部が本開示の実施の形態1、3に係る食器洗い乾燥機と相違するが、本開示の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機と同じ構成であるので、詳しい説明は省略する。本開示の実施の形態4に係る食器洗い乾燥機について、図13と図14により本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機との相違点を中心に説明する。
図13は、本発明の実施形態4に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの斜視図、図14は、本発明の実施形態4に係る食器洗い乾燥機の、一実施例の扉体の横ライン形成パネルの要部拡大斜視図である。
本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機の左右方向ライン用パネル20aと異なり、図13に示すように左右方向ライン用パネル20aの段部20aaの上部両端に、爪形状が内側に向いている爪部20ahが設けられている。また、図8に示すように、扉体前面部2eには、本開示の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機と同様、扉体前面部2eから前面側に突出した爪掛けリブ2eaが設けられている。
その他は本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機の左右方向ライン用パネル20aと同様、図13に示すように左右方向の両側端部には、それぞれ1対となった3組の段部が設けられていて、図14に示す左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afとの段差が一番小さい側段部20ab(上位段部)と、左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afとの段差が一番大きい側段部20ad(下位段部)と、左右方向ライン用パネル20aの意匠面20afとの段差が側段部20abと側段部20adのほぼ中間の厚さの側段部20ac(中位段部)の3組の段部である。なお、左右方向ライン用パネル20aは本開示の実施の形態1、2、3に係る食器洗い乾燥機と同様、樹脂で形成されている。
本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機では、左右方向ライン用パネル20aを左枠体15a及び右枠体15bで保持する前の段階では、左右方向ライン用パネル20aを手で押さえながら左枠体15a及び右枠体15bを図示しないネジで取り付けて固定しなければならない。
しかし、本開示の実施の形態4に係る食器洗い乾燥機では、扉体前面部2eの爪掛けリブ2eaに、左右方向ライン用パネル20aの爪部20ahを掛けるようにして取り付けることで、左枠体15a及び右枠体15bで保持される前の段階でも、左右方向ライン用パネル20aを手で押さえることなく、その位置に保持されるので、左枠体15a及び右枠体15bによる固定が容易になる。よって、組み立て性の向上が図れる。
また、扉体前面部2eの爪掛けリブ2eaに、左右方向ライン用パネル20aの爪部20ahが掛けられている構成は、本開示の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機と同様、上枠体5dを取り付けることで覆われるため、視認されなくなることから、外観に影響を及ぼすことなく、組み立て性の向上が図れる。
さらに、本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機と同様に、化粧パネルの厚さに応じて、厚さの異なる複数の左右一対の側段部を、切除可能に左右方向ライン用パネルに構成し、不要な側段部を切除して左枠体及び右枠体で押さえることで、左右方向ライン用パネルを保持するようにしたので、左右方向ライン用パネルが前後(奥行)方向にがたつくことなく固定できるようになり、厨房家具(システムキッチン)と食器洗い乾燥機が一体となったときの意匠性を損なうことがない。
それから、本開示の実施の形態3に係る食器洗い乾燥機と同様に、化粧パネルの厚さに応じた、左右方向ライン用パネルに切除可能な可能な厚さの異なる複数の左右一対の側段部を設けたので、左右方向ライン用パネル及び枠体の種類は増やすことなく取り付けが可能となり、コストを抑えることもできる。
1 厨房家具(システムキッチン)、1a 天板(カウンタートップ)、1aa シンク、1b 厨房家具(システムキッチン)本体、1ba 背面板、1c 置台部、1d 設置面、1e 引出し部、2 食器洗い乾燥機、2a 筐体、2aa 筐体開口、2b 扉体、2c 本体、2ca 洗浄槽、2cb 洗浄槽開口、2d 操作部、2e 扉体前面部、2ea 爪掛けリブ、2eb 扉体前面段部、3 蓋体、4 レール、5 洗浄ノズル、6 洗浄ポンプ、7 排水ポンプ、8 加熱ヒーター、9 食器かご、10 食器類、11 制御部、12 乾燥ファン、13 乾燥用ヒーター、14 意匠部材、14a 左右方向ライン用パネル、14aa 段部、14ab 意匠面、14ac 突出部、14ad 爪部、14b 化粧パネル、15 枠体、15a 左枠体、15b 右枠体、15c 下枠体、15d 上枠体、15da 受け部、18 スペーサー、18a スペーサー、18b スペーサー、18c スペーサー、20a 左右方向ライン用パネル、20aa 上段部、20ab 側段部、20ac 側段部、20ad 側段部、20ae 薄板部、20af 意匠面、20ag 側面部、20ah 爪部、30 誘導加熱調理器。

Claims (4)

  1. 厨房家具の正面側から挿入され、前記厨房家具内に収容される筐体と、
    前記筐体に収容され、収容された状態から前方へ引き出し可能な本体と、を備え、
    前記本体の正面側には、前記本体を引き出すための扉体が設けられ、
    前記扉体は、前記厨房家具の正面外観と意匠を合わせるための化粧パネルと、前記厨房家具の扉、あるいは引出しの把手により前記厨房家具の左右方向に形成されるラインと前記扉体のラインを合わせるための左右方向ライン用パネルを有し、
    前記左右方向ライン用パネルには、前記扉体に取り付けられた状態で正面からみたとき、左右長手方向の上部に、前記左右方向ライン用パネルの意匠面から奥行方向に一段低い段部が設けられ、
    左右長手方向の両端部に、前記左右方向ライン用パネルの意匠面から奥行方向への低さが異なる左右1対の複数の段部が、それぞれ切り取り可能に前記左右方向ライン用パネルと一体に設けられ、
    前記扉体に取り付けられた状態で正面からみたとき、前記左右方向ライン用パネルは、前記左右1対の複数の段部の内、何れか1対の段部を枠体で押さえて前記扉体に保持する食器洗い乾燥機。
  2. 前記左右方向ライン用パネルの前記左右長手方向の上部に設けられた段部の左右上方両端部に爪部が設けられ、
    前記左右方向ライン用パネルは、前記爪部は前記扉体前面に設けられた突出形状に係合して保持される請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 前記爪部と前記扉体前面に設けられた前記突出形状は、前記爪部が前記突出形状に係合して保持されている状態で、前記扉体に保持する前記枠体で覆われる請求項に記載の食器洗い乾燥機。
  4. 前記左右1対の複数の段部と前記左右方向ライン用パネルは、前記左右1対の複数の段部の何れの厚さよりも薄い接続部で接続され、前記左右1対の複数の段部の内、不要な段部は前記接続部で切り取り可能である請求項に記載の食器洗い乾燥機。
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