JP7802001B2 - ダイレクトボンディングによる基板への複数のチップの接合方法 - Google Patents

ダイレクトボンディングによる基板への複数のチップの接合方法

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Description

本発明の技術分野は、特にエレクトロニクスの分野、特にマイクロエレクトロニクスの分野において、ダイレクトボンディングによる基板への複数のチップの接合(bonding)に関する。
2014 IEEE Compound Semiconductor Integrated Circuit Symposium (CSICS) conferenceで発表された、S. Menezoらによる文献"Advances on III-V on Silicon DBR and DFB Lasers for WDM Optical Interconnects and Associated Heterogeneous Integration 200 mm-wafer-scale Technology"は、受け側のプレートに接合される複数のチップを収容する複数のキャビティを備えたメカニカルグリップを用いて、受け側のプレートに複数のチップをダイレクトボンディングするチップの接合方法について説明している。接合する前の複数のチップを収容するための複数のキャビティを有するメカニカルグリップを使用することの欠点は、複数のチップが同一の厚さを有しておらず、複数のキャビティが同一の深さを有していない場合に、複数のチップの接合される面が同一平面上に含まれないことであり、その結果、複数のチップを受け側のプレートに接合する目的でメカニカルグリップと受け側のプレートとが一緒になるので、これらの複数のチップと受け側のプレートとの間の接触がないために、一部の複数のチップは受け側のプレートに接着しないことがある。さらに、このような複数のチップの接合工程では、各チップを受け側のプレートに正確に位置合わせすることができない。
チップを基板にダイレクトボンディングする場合において、例えば、IEEE 2015 International 3D Systems Integration Conference, TS7.4.1 to TS7.4.4で発表された、福島誉史らの"Transfer and Non-Transfer Stacking Technologies Based on Chip-to-Wafer Self-Assembly for High-Throughput and High-Precision Alignment and Microbump Bonding"に記載されているように、水滴による毛細管現象によりセルフアラインメントを行う技術を用いて、接合されるチップを適切な方法で位置決めすることができる。しかし、このセルフアラインメント技術は、接合されるチップ上に親水性領域と疎水性領域を設け、基板とチップとの間に介在する水の蒸発によってチップを基板に接合する際に適切な位置決めができるように、適量の水を供給する必要があるため、実施が複雑であることに変わりはない。したがって、この解決策は、特に、複数のチップを基板に接合するために適用しなければならない場合には、実施が困難である。さらに、この解決策は、その上に疎水性構造を形成することによってチップを修飾する必要があるので、コストも無視できない。
したがって、ダイレクトボンディングによって複数のチップを基板に接合するための、信頼性が高く実装が容易な解決策の開発が求められている。
本発明の目的は、複数のチップの基板への接合を容易にすることである。
この目的のために、本発明は、ダイレクトボンディングによって複数のチップを基板に接合する方法に関し、当該接合方法は、複数のチップが接触する支持体を提供する段階を含み、支持体に接触する複数のチップは互いに離間している。この接合方法は、基板の一方の面上に液膜を形成する段階と、複数のチップを液膜(liquid film)に接触させる段階であって、複数のチップを液膜に接触させる作用により、複数のチップを基板に向けて引き付ける段階と、複数のチップを基板にダイレクトボンディングするために液膜を蒸発させる段階とを含むことを特徴とする。
これにより、接合方法では、液膜を介して接合対象の複数のチップ同士の段差を吸収しつつ、複数のチップの一括接合とも呼ばれる複数のチップの基板への接合を行うことができる。より具体的には、段差は、複数のチップの接合面同士の段差であり、これらの接合面は、ダイレクトボンディングによって基板に接合するために基板に接触することを意図している。
接合方法は、以下の特徴のうちの1又は複数をさらに含むことができる。
・液膜は脱イオン水の膜である。
・液膜の形成段階は、液膜が遠心によって基板の面上に成膜される。
・複数のチップを液膜に接触させる段階は、基板と支持体を一体化させることにより行う。
・接合方法は、基板と支持体との間に配置された少なくとも1つの当接部(abutment)を用いて、複数のチップを液膜と接触させる一体化動作を停止させ、その結果として、この一体化が停止した瞬間に、複数のチップが液膜に接触し、液膜は各チップを基板から分離させる。
・支持体は、複数のチップが載置されるメカニカルグリップである。
・メカニカルグリップは複数のキャビティを備え、各チップはキャビティ内に配置され、このキャビティから突出しており、複数のキャビティから複数のチップを除去する段階を含み、複数のチップを除去する段階は、複数のチップを液膜に接触させた後、複数のチップを基板に接合させる前に実施される。
・複数のキャビティからの複数のチップの除去段階は、支持体と基板とを離間させることによって行われる。
・接合方法は、前記支持体は複数のチップが接合された接着フィルムを有し、接着フィルムは、蒸発段階において変形するような弾性を示し、基板に複数のチップを接合した後、当該接合方法は、接着フィルムを除去する段階を含む。
・接着フィルムの除去段階は、接着フィルムを加熱処理する段階、又は接着フィルムを紫外線照射処理する段階を含む。
・接合方法は、当接部をメカニカルグリップ上に位置決めし、当接部をメカニカルグリップ上に位置決めした後に基板を当接部に接触させ、基板が当接部に接触する瞬間に複数のチップが液膜に接触することを含む。
・接合方法は、当接部と接着フィルムとを接合し、当接部と接着フィルムとを接合した後に当接部と基板とを接触させ、当接部と基板とが接触した瞬間に、複数のチップと液膜とが接触することを含む。
・蒸発段階において、基板が±1°、好ましくは±0.1°の水平状態に維持される。
他の特徴および利点は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
以下の詳細な説明を読むことによって、本発明のより良い理解が得られるであろう。この詳細な説明は、単に非限定的な例として与えられ、以下に示す添付図面を参照してなされる。
図1は、本発明による接合方法を介して基板に接合された複数のチップを示す。 図2は、本発明の特定の実施形態による接合方法の段階を図式的に示す。 図3は、液膜が形成された基板を横から見た図である。 図4は、基板に接合される複数のチップを支持する複数のチップの支持体の側面図を示す。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る、図4の支持体が機械内に配置される接合方法の段階を示す。 図6は、第1の実施形態に係る、支持体上の液膜および基板の移動を示す。 図7は、第1の実施形態に係る、機械の上側支持体による基板の把持を示す。 図8は、第1の実施形態に係る、基板と支持体とを離間させる様子を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る、液膜の蒸発によって複数のチップと基板が接合された結果を示す図である。 図10は、接合方法の第2の実施形態に関連して、複数のチップが接合される接着フィルムを含む複数のチップ用支持体の断面図を示す。 図11は、図10の支持体の平面図を示す。 図12は、第2の実施形態に係る、図10の支持体、基板および図3の液膜の、接合方法を実施するための機械における位置決めを示す。 図13は、第2の実施形態に係る、接着フィルムに接合された複数のチップを、基板上に形成された液膜に接触させる様子を示す図である。 図14は、第2の実施形態に係る、液膜の蒸発が複数のチップと基板との接合をもたらした結果を示す図である。 図15は、第2の実施形態に係る、支持体の接着フィルムを複数のチップから剥離するための処理を示す図である。 図16は、第2の実施形態に係る、複数のチップからの剥離を確実にする接着フィルムの剥離の様子を示す図である。 図17は、遠心による成膜によって基板上に得られる脱イオン水の膜の厚さ(μm)を、遠心の時間(秒)の関数として示した図である。これらの図では、同じ要素を指定するために同じ参照番号が使用されている。
<詳細な説明>
ダイレクトボンディングは分子接着による接合であり、中間接着剤を塗布することなく2つの表面を接着させるものである。
本明細書において、用語「2つの値の間の」は、これらの2つの値によって定義される限界が、考慮される値の範囲に含まれることを意味すると理解される。
本明細書において、2つの要素を近づける、または2つの要素間を一体化することは、2つの要素の一方を固定したまま2つの要素の他方に近づける、又は2つの要素を両方動かして一体化させることによって、2つの要素を空間的に近づけることに相当する。同じ原理が2つの要素の離間にも適用される。
ダイレクトボンディングによって複数のチップ100を基板101に接合する方法は、例えば、図1に示すような、複数のチップ100が基板101に接合されたものを得ることを可能にする。接合方法は、図2に示される段階を含むことができる。この接合方法の第1の実施形態の一例を、特定の側面図を示す図3~9に示す。この接合方法の第2の実施形態の一例を図3及び図10~図16に示し、特に図10及び図12~図16については支持体105の部分断面を示す側面図、図11については平面図を示す。
複数のチップ100は、マイクロエレクトロニクスの技術段階(例えば、材料堆積、フォトリソグラフィ、エッチングなど)を経ていても経ていなくてもよい。例えば、マイクロエレクトロニクスの技術段階を経たチップは、回路レベル、配線レベルで構成することができる。複数のチップ100は、シリコン(silicon)、リン化インジウム(InP)、砒化ガリウム(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)、シリカ、ゲルマニウム、またはサファイアを含むか、又はこれらに基づくことができ、これらの複数のチップ100は、表面において、シリカ、窒化ケイ素、銅またはチタンなどの金属などの材料層を示すことができ、二酸化ハフニウム(HfO)、有機ケイ素材料(SiOC)、窒化アルミニウム(AlN)、又はアルミナ(Al)の層などのマイクロエレクトロニクスから知られている他のすべての層を示すことができる。複数のチップ100は、「ダイ」とも呼ばれる電子チップとすることができる。
基板101は、好ましくは、これらの複数のチップ100を基板101にダイレクトボンディングすることによって、複数のチップ100に、好ましくは電気的に連結または接続される電子部品102(図1)を含むことができる。基板101は、電子部品102を形成するために技術段階が適用された、例えばシリコンインゴットを切断した後に得られる、例えばシリコンのスライスとも呼ばれるウエハとすることができる。また、電子部品102を含む基板101は、機能化基板101とも呼ばれる。図1は、特に、電子部品102を含む基板101にダイレクトボンディングすることによって接合された複数のチップ100を示し、各電子部品102は、例えば、複数のチップ100のうちの1つのみに接合されている。図1に示される非限定的な例によれば、18個の複数のチップ100は、それぞれ対応する電子部品102に接続されている。
接合方法は、基板101の面104上に液膜103を形成する段階E1を含む。したがって、接合方法は、この段階E1の前に、基板101を提供する段階を含むことができる。例えば、図3において、基板101の面104は、複数のチップ100をダイレクトボンディングによって接合しなければならない面である。基板101の面104は、好ましくは平坦である。この液膜103の役割は、特に毛細管現象によって、複数のチップ100を基板101に向けて引き付けることである。
また、接合方法は、基板101に接合される複数のチップ100が接触する支持体105を提供する段階E2も含む。換言すると、提供段階E2は、支持体105と、支持体105に接触する複数のチップ100とを提供することを可能にする。図4及び図10は、以下により詳細に説明され、第1の実施形態および第2の実施形態においてそれぞれ使用することができる支持体105の2つの具体的な実施形態を示す図である。このような支持体105の利点は、基板101に対するこれらの複数のチップ100の一括接合を実施する目的で、基板101への接合のための複数のチップ100を同時に提示することができることである。
支持体105に接触する複数のチップ100は互いに離間している。「互いに離間された複数のチップ100」によって、これらの複数のチップ100は、それらの形成を可能にしたウエハまたはスライス内に配置されていないことが理解される。特に、互いに離間された複数のチップ100は、1枚又は複数枚のウエハから切り出された複数のチップ100であり、これにより、基板101に接合される複数のチップ100が全て同じ厚さにならない可能性があり、したがって、これらの複数のチップ100を基板101に一括接合することがより困難になる。
接合方法は、複数のチップ100を液膜103に接触させる段階E3(第1の実施形態に係る図6及び第2の実施形態に係る図13)を含み、複数のチップ100を液膜103に接触させることによって、複数のチップ100を基板101に向かって引き付ける。この引き付けは毛細管現象による引き付けである。
特に、複数のチップ100と液膜103との間に接触があると同時に、毛細管現象の力によって、複数のチップ100を基板101に対して均等な距離に配置するための引き付けが生じる。
図2では、段階E1の後に段階E2が示されているが、その順序は重要ではない。
また、接合方法は、ダイレクトボンディングによって複数のチップ100を基板101に接合するための液膜103の蒸発段階E4を含む。特に、蒸発段階E4は、複数のチップ100が接触している液膜103の蒸発を可能にする。したがって、液膜103の蒸発段階E4の最後に、複数のチップ100は基板101に、特に基板101の面104にダイレクトボンディングによって接合される(図9および14)。複数のチップ100の接合に至る蒸発段階E4は、第1の実施形態の文脈では図8から図9への経過によって示され、第2の実施形態の文脈では図13から図14への経過によって示される。これは、蒸発段階E4の間、液膜103と複数のチップ100との間の毛細管現象により、特に蒸発段階E4の後に複数のチップ100が基板101の面104に接触するまで複数のチップ100が液膜103に対して維持され、その結果、ダイレクトボンディングが実施されることになるからである。換言すると、接合方法は、蒸発段階E4の後に実施されるダイレクトボンディングによる複数のチップ100の接合段階E5を含むことができる。
液膜103の蒸発によって、液膜103の体積を減少させることが可能になり、毛細管現象により、複数のチップ100の基板101に対する引き付けを確実に継続させることができる。
段階E1、E2、E3、E4を実施から、液膜103を使用することにより、複数のチップ100の厚さの差、又はより一般的には複数のチップ100の接合面106の段差の差を補うことができる。複数のチップ100の接合面106は、複数のチップ100を基板101に接合するために基板101と接触する面である。したがって、各チップ100は、接合面106(図4~図16)を含む。各接合面106は、好ましくは、この接合面106を含むチップ100の厚さの測定方向と直交する。複数のチップ100を支持体105に接触させたとき、接合面106が必ずしも一平面上にあるとは限らないため、全ての複数のチップ100を基板101に接触させることを可能にする目的で、液膜103によって接合面106間の段差を取ることができる。さらに、複数のチップ100を液膜103に接触させることにより、その後、液膜103が蒸発して複数のチップ100が基板101に接触するまで、複数のチップ100と基板101とを一体化させるために毛細管現象により把持することが可能となり、そこから所望のダイレクトボンディングが実現される。
図3に示す例のような液膜103は、好ましくは、脱イオン水のフィルムである。脱イオン水は蒸発後に残留物が残らないという利点がある。膜状の脱イオン水は、基板101が完全に親水性である場合又はその面104が親水性である場合、及び、複数のチップ100が完全に親水性である場合又は少なくとも接合面106が親水性である場合に、適合性を示すという利点を有する。したがって、親水性領域と疎水性領域という複雑な構造を設ける必要がなく、接合方法がシンプルに実施できる。
好ましくは、液膜103は、基板101の表面の全体、例えばこの表面は基板101の面104であるという意味で連続的であり、液膜103の厚さを局所的に変化させることが可能である。
液膜103の厚さは、10μm~100μmとすることができる。もちろん、液膜103の厚さは、異なる複数のチップ100の接合面106間の段差の差に応じて適合され、特に、蒸発段階E4の前に、複数のチップ100のうちの1つが基板101の表面に直接接触することを防止することができる。例えば、厚さ100μmの液膜103の場合、接合される異なるチップの接合面106間の段差は、それに達することなく、最大で±50μmまでの範囲で補うことができる。
以上のことから、好ましくはこの液膜103の適切な厚さを確保しながら、基板101の面104上に液膜103を形成するための解決策を見出すニーズがある。このニーズを満たすために、液膜103の形成段階E1は、遠心によって液膜103を基板101上、特に基板101の面104上に成膜させるようにできる。遠心による成膜の技術は、特に、液膜103が脱イオン水から形成される場合に、所望の液膜103を得るのに非常に特に適している。例えば、30回転/分で20秒かけて遠心しながら成膜することで、基板101上に厚さ50μm~75μm程度の脱イオン水の膜を得ることができる。図17は、このような遠心の際に得られる脱イオン水から形成された液膜103の厚さ(水厚(μm))を、遠心の時間の関数として示した例である。したがって、基板101の回転時間と基板101の回転速度とにより、この基板101上に液膜103を遠心で成膜することが可能となり、液膜103の膜厚を例えば10μm~100μmに制御することが可能となる。
好ましくは、液膜103は、基板101上で10°未満、好ましくは5°未満の接触角を示すようなものである。同様に、液膜103は、各複数のチップ100上で10°未満、好ましくは5°未満の接触角を示すようなものである。このような接触角は、非常に良好な親水性を確保し、したがって、高い毛管力を確保するという利点を示し、これは、接合方法の実施に特に適している。
基板101と支持体105とを一体化することにより、複数のチップ100と液膜103とを接触させる段階E3を確保することができる。このような一体化は、これらの複数のチップ100を液膜と接触させる目的で、複数のチップ100と基板101とを同時に一体化するという利点を示し、この液膜103は、その後、その蒸発によって所望のダイレクトボンディングを可能にする。図6に示すように、第1の実施形態によれば、この一体化により、基板101の面104に形成された液膜103に複数のチップ100を接触させることができる。図12から図13への経過は、第2の実施形態との関連で、この一体化を示すものである。
液膜103の蒸発により、液膜を用いずに被接合基板にチップを直接接触させる場合と比較して、ゆっくりと接合することができる。このように、液膜がない場合には、接合が急速に進み欠陥が発生するが、液膜103では欠陥の発生が制限される。
液膜103を蒸発させることにより複数のチップ100を基板101に接触させることが可能になったことは前述した通りである。したがって、複数のチップ100を基板101に接触させるのが液膜103の蒸発であるために、所定の瞬間に、各複数のチップ100と基板101との間に介在する液膜103に複数のチップ100を確実に接触させる必要がある。この必要性を満たすために、接合方法は、複数のチップ100が液膜103と接触することを確実にするために、基板101と支持体105との間に配置された少なくとも1つの当接部107a,107b(楔とも呼ぶ)の使用を含むことができ、これにより、一体化が停止された瞬間に複数のチップ100が液膜103と接触し、液膜103が各チップ100を基板101から分離させる。このように、(複数の)当接部107a,107bは、適切なタイミングでの一体化の停止を容易にする。図5~図9及び図12~図16は、2つの当接部107a,107bを使用した場合を示す。その後、液膜103がゆっくりと蒸発することにより複数のチップ100と基板101との接合が得られるまで、複数のチップ100と基板101とを一体化させることができるので、これにより、液膜を用いずにチップと基板とを直接接触させる場合の特徴である上記欠陥の発生を抑制することができる。
好ましくは、支持体105と基板101とが一体化されるとき、支持体105と基板101はそれぞれ±1°、好ましくは±0.1°の水平状態に維持される。このように基板101を水平にすることで、液膜103が基板101上を滑ることを防止することができる。この水平性はまた、この液膜103によりすべての複数のチップ100を接触させることができ、過度に厚い液膜103を必要としないという利点も有する。これらの水平度は、少なくとも複数のチップ100が基板101にダイレクトボンディングされるまで、特に維持される。液膜103は、例えば、基板101を裏返したときに、基板101に対する毛細管現象の力を用いて維持することができる。1又は複数の当接部107a,107bの使用はまた、水平性を維持することを可能にし、また全ての複数のチップ100に接触するために過度に厚い液膜103を必要としない。
したがって、好ましい態様では、蒸発段階E4の間、基板101、好ましくは平坦であるその面104は、±1°、好ましくは±0.1°の水平状態に維持され、液膜103が基板101上を滑るのを防止し、その結果、基板101に対する複数のチップ100の位置ずれも防止することができる。
支持体105は、例えば、特に剛性のプレートによって形成され、複数のチップ100が載置されるメカニカルグリップとすることができる。したがって、複数のチップ100と基板101との接触は、例えば、複数のチップ100を基板101に固定する必要がなく、重力による接触とすることができる。第1の実施形態では、メカニカルグリップが支持体105として使用される。メカニカルグリップを使用する利点は、洗浄中にこれらの複数のチップ100を運ぶメカニカルグリップを劣化させることなく、基板101に接合される前に複数のチップ100を洗浄する技術を使用することを可能にすることであり、例えば、このために、メカニカルグリップを、シリコン(silicon)、二酸化ケイ素、サファイア、ゲルマニウム、炭化ケイ素、アルミナ又は窒化ケイ素で作ることができる。このグリップは、これらの材料のうちの1つだけで構成することができ、又は、少なくともこれらの材料のうちの1つでコーティングすることもできる。洗浄技術の1つとして、Oプラズマを用いることで、複数のチップ100の表面における炭化水素汚染を除去することが可能である。他の洗浄技術として、複数のチップ100の切断による微粒子汚染を除去することを可能にするメガソニック処理を挙げることができる。メガソニック処理は、当業者に知られた処理であり、例えば、ECS Transactions, 33 (4), 495-500 (2010)に掲載されたF. Fournelらによる文献"Innovative megasonic cleaning technology evaluated through direct wafer bonding"に示されている。
メカニカルグリップは、図4~図9にそれぞれ点線で図示された複数のキャビティ108を含むことができ、各チップ100は、特に、複数のチップ100を基板101と接触させる段階E3の前にキャビティ108内に配置され、このキャビティ108から突出する。好ましくは、メカニカルグリップの各キャビティ108は、複数のチップ100の一方のみを収容する。この場合、複数のチップ100が基板101に接合される前に、複数のチップ100が複数のキャビティ108から引き抜かれる/引き出される(図8)。したがって、接合方法は、複数のチップ100を複数のキャビティ108から除去する段階を含むことができ、これにより複数のチップ100を複数のキャビティ108から取り出すことができ、複数のチップ100の除去段階は、複数のチップ100を基板101に接合する前に、複数のチップ100が液膜103に接触した後に行われる。複数のキャビティ108は、複数のチップを基板101に接合する目的で、適切な方法で複数のチップ100を位置決めすることを可能にする。複数のチップ100が複数のキャビティ108から突出していることにより、例えば、上述した(複数の)当接部107a,107bを用いて液膜103と支持体105との接触を回避することにより、液膜103を支持体105に接触させることなく、液膜103を複数のチップ100に接触させることができる。その後、基板101との接合前に複数のキャビティ108から複数のチップ100を除去することにより(図8)、接合時に複数のキャビティ108内で複数のチップ100が機械的にロックすることを回避することができる(図9)。これは、複数のチップ100を基板101に接合する際に、複数のチップ100が少なくとも部分的に複数のキャビティ108内に残っている場合、いくつかの複数のチップ100が複数のキャビティ108の側壁に接触している間に基板101が押しつけられると、支持体105に対して基板101がロックされる可能性があるためである。複数のチップ100は、基板101と支持体105とを、好ましくは少なくとも基板101に接合される複数のチップ100の中で最も厚いチップ100の厚さに等しい距離だけ離すことによって、簡単な方法で複数のキャビティ108から引き抜くことができる。もちろん、離間移動中は、液膜103と複数のチップ100との間の毛細管現象により、液膜103による複数のチップ100の維持が確保される。複数のキャビティ108の深さは、もちろん、複数のチップ100に適合し、特にその厚さに適合しており、各チップ100が配置されるキャビティ108から突出するために、当該チップ100の厚さは、このチップ100が配置されるキャビティ108の深さよりも厳密に大きい(チップ100が液膜103と接触する前に、キャビティ108の底部からその厚さに沿って延びるチップ100)。例えば、複数のキャビティ108は、400μm~500μmの深さを示すことができ、このようなキャビティは、500μm~600μmの厚さを有するチップ100を受け入れるためにそれぞれ好適である。
特に、各キャビティ108は、底部と、底部をキャビティの開口部に連結する側壁とを含む開口キャビティ108である。この場合、支持体105上に載置される各チップ100は、
・その接合面106がキャビティ108の外側に位置しており、
・チップ100の厚さに沿ってその接合面106と反対側に、キャビティ108の底部と接触する面を示す。
例えば、複数のチップ100を複数のキャビティ108から引き抜くために、支持体105及び基板101は、例えば、支持体105及び/又は基板101を移動させることによって分離され得る。換言すると、複数のキャビティ108からの複数のチップ100の除去の段階は、支持体105と基板101とを離間させることによって実施することができる。このような離間により、複数のチップ100を複数のキャビティ108から除去する必要性を満たすことができる。
あるいは、複数のキャビティ108の深さが許すならば、複数のチップ100を液膜103に接触させるだけで、複数のチップ100が基板101に向かって引き付けられるので、複数のチップ100を複数のキャビティ108から引き出すことができる。そして、これらの複数のチップ100を基板101に接合する前に、全ての複数のチップ100を複数のキャビティから引き出す。
接合方法は、(複数の)当接部107a,107bを用いる場合、(複数の)当接部107a,107bをメカニカルグリップ上に位置決めし、(複数の)当接部107a,107bをメカニカルグリップ上に位置決めした後、基板101を(複数の)当接部107a,107bに接触させることを含むことができる。これにより、複数のチップ100と基板101との間の完全な平行性と適切な距離を保証することができ、異なる複数のチップ100に対しても同様に液膜103が接触することを保証することができる。この場合、接触する瞬間、すなわち基板101が(複数の)当接部107a,107bに接触する瞬間に、複数のチップ100は液膜103に接触する(図6)。
支持体105としてメカニカルグリップを使用する場合には、例えば、機械109に属するガイド114a、114b(図5~9)を使用することによって、下側支持体110と、当該下側支持体110に対して移動可能な上側支持体111とを備えた機械109を使用することができる。この下側支持体110及び上側支持体111は、それぞれ「チャック」と呼ぶこともできる。この場合、接合方法は、複数のチップ100が載置される支持体105を、複数のチップ100が上側支持体111に対向する状態で、下側支持体110上に配置されるようにすることができる(図5)。続いて、基板101を(複数の)当接部107a,107bに対して配置する前に(図6)、(複数の)当接部107a,107bを支持体105上に配置し(図5)、これにより液膜103を複数のチップ100に接触させる。したがって、ここでは、支持体105に接近するのは基板101である。続いて、上側支持体111は、例えば吸引(suction)によって基板101を把持して接触するまで下側支持体110の方向に下降でき(図7)、その後、複数のチップ100を基板101に接合する前に(図9)、複数のキャビティ108から複数のチップ100を除去するために基板101と支持体105を離間させるように上昇させることができる(図8)。ここでの利点は、複数のチップ100が滑ることを防止し、基板101の水平性を保証することである。
上側支持体111の変位が正確に制御される場合には、(複数の)当接部107a,107bは、好ましくは使用しないことが可能である。基板101を上側支持体111に固定し、液膜103を複数のチップ100に接触させるために支持体111を所定の高さまで下げ、その後、液膜103に保持された複数のチップ100とともに上側支持体111を上昇させることが可能である。続いて、複数のチップ100を基板101に接合することを可能にする液膜103の蒸発を待つ。
例えば、複数のチップ100は、メカニカルグリップの表面において、複数のキャビティ108から平均100μm突出する。複数のチップ100は、±50μmの可変厚さを有することができる。当接部107a,107bは、この例によれば、150μmの厚さを有し、当接部が一方で支持体105と、他方で基板101と接触するときに、支持体105から基板101を150μm離間するスペーサを形成することができる。この場合、液膜103がなければ、どのチップ100も基板101に押し付けることができない。厚さ100μmの液膜103では、毛細管現象により全ての複数のチップ100が基板101側に引き付けられ、液膜103が蒸発した後に接合される。
メカニカルグリップの別の実施形態によれば、提供される支持体105は、複数のチップ100が接着フィルム112に接着することによって接合される(図10~図15)接着フィルム112を含むことができる。接着フィルム112は、蒸発段階E4で変形するような弾性を有しており、液膜103の蒸発に伴って複数のチップ100が基板101に接近することができる。接着フィルム112を使用する利点は、特に、液膜103の接合または蒸発の間の接着フィルム112に対する複数のチップ100の動きを防止しつつ、複数のチップ100の互いに対する配置を最適化することである。これにより、複数のキャビティ108を有するメカニカルグリップの使用と比較して、液膜103上での複数のチップ100のいかなる滑りも回避されるので、より正確な接合が得られる。複数のチップ100を基板101に接合した後、接合方法は、複数のチップ100に対して接着フィルム112を除去する段階(図15及び図16)を含むことができる。接着フィルム112の除去のこの段階は、複数のチップ100から分離する目的で接着フィルム112(図15)を処理する段階を含むことができる。例えば、この処理段階により、接着フィルム112を矢印F2のように引っ張って剥離(図16)するなどして、接着フィルムの剥離を容易にするために、接着フィルムの接着力を低減させることが可能となる。
例えば、接着フィルム112の除去段階は、接着フィルム112を加熱することによる、又は接着フィルム112に紫外線を照射することによる、接着フィルム112の処理段階(図15において接着フィルム112に向けられた矢印F1の列によって表される)を含むことができる。この加熱により、接着フィルム112を熱的に緩んだ場合に、その除去を容易にすることが可能となる。接着フィルム112に紫外線(UV,ultraviolet)を照射することにより、紫外線照射により接着フィルムが緩んだ場合に、接着フィルムの剥離を容易にすることができる。
支持体105が接着フィルム112を含む場合には、接着フィルム112は、その周縁部をリングとも呼ばれるフレーム113(図10~図15)に接着して保持することにより、接着フィルム112を支持する機能を持たせることができる。図10及び図12~図16において、これらの図を理解しやすくするために、支持体105は側断面に沿って表している。
支持体105が接着フィルム112を含む場合、接合方法は、接着フィルム112に(複数の)当接部107a,107bを接合することと、接着フィルム112に(複数の)当接部107a,107bを接合した後に、(複数の)当接部107a,107bを基板101に接触させることを含むことができる。この場合、接触する瞬間、すなわち(複数の)当接部107a,107bが基板101に接触する瞬間に、複数のチップ100が液膜103に接触するので、複数のチップ100と基板101との距離や平行度の制御が容易になる。換言すると、(複数の)当接部107a,107bの存在は、複数のチップ100と基板101との間の適切な距離を保証することができ、したがって、液膜103が異なる複数のチップ100に同じように接触することを保証することができる。好ましくは、フレーム113、(複数の)当接部107a,107b及び複数のチップ100は、接着フィルム112の同一の面に接合される。例えば、複数のチップ100も接合された接着フィルム112に接合された(複数の)当接部107a,107bが存在することにより、(複数の)当接部107a,107bが基板101に接触したときに、(複数の)当接部107a,107bの寸法決定において接着フィルム112の厚さを考慮することなく、複数のチップ100が液膜103に接触することを保証することができ、異なる厚さの異なる接着フィルム112を使用することができる。
接着フィルム112の使用に関連して、支持体105は、上述の支持体105と基板101との一体化の際に、基板101の下方または基板101の上方のいずれかに配置され得る。図12~図14に示す例では、支持体105が基板101の上方に配置されており、支持体105を基板101に向けて変位させることにより、基板101と支持体105とが一体化され、基板101は固定されたままとなる。複数のチップ100が液膜103に接触できるように複数のチップ100が液膜103に面していれば、支持体105と基板101は逆でもよい。
下側支持体110、上側支持体111及びガイド114a,114bを含む上記機械109は、接着フィルム112を有する支持体105の場合にも使用できる。しかし、上側支持体111が支持体105を吸引によって保持している場合には、液膜103の蒸発時に複数のチップ100が接着フィルム112に伴って基板101側に変形することを可能にするために、複数のチップ100が付着している接着フィルム112の領域では吸引が生じてはならない。したがって、接合方法は、以下のようにすることができる。
・複数のチップ100が接着フィルム112への接着によって接合された支持体105は、上側支持体111に接触させて配置することができ、接着フィルム112を吸引することによって、複数のチップ100の無い接着フィルムの領域においてフレーム113に接触させて支持体105を保持する(図12)。
・基板101を下側支持体110上に配置する(図12)。
・任意に、(複数の)当接部107a,107bは、接着フィルム112に接合されるか(図12)、または基板101上に配置される。
・複数のチップ100を液膜103に接触させるために、上側支持体111を下側支持体110に向かって下降させる。好ましくは、この下降は、(複数の)当接部107a,107bによって制限される(図13)。
・複数のチップ100に接触した液膜103を蒸発させた後、複数のチップ100は基板101に接合され(図14)、基板101、複数のチップ100及び支持体105で形成されたアセンブリを機械109から引き抜くことを可能にするために上側支持体111を上昇させることができ(図15)、接着フィルム112を除去することによって複数のチップ100から支持体105を分離する(図16)。
接着フィルム112を使用する場合、好ましくは上側支持体111の変位が正確に制御される場合には、(複数の)当接部107a,107bを使用しないことも可能である。その場合、接着フィルム112をフレーム113の基部においてのみ上側支持体111に固定し、その後、液膜103を複数のチップ100に接触させるために、上側支持体111を所定の高さまで下降させることが可能である。その後、上側支持体111とフレーム113との距離を変化させずに、液膜103の蒸発と複数のチップ100の接合を待てば十分である(図14)。また、液膜103の蒸発に伴って、上側支持体111を徐々に下降させてもよい。
次に、第1の実施形態の具体例について説明する。第1の実施の形態の具体例によれば、複数のチップ100を形成するために切り出される直径50mmのリン化インジウム(InP)ウエハ3枚の厚さが測定される。これら3枚のウエハの厚さを測定したところ、すべて325μm~375μmであった。複数のチップ100は、3枚のInPウエハから切り出して形成される。これらの複数のチップ100はそれぞれ、その厚さに直交して、10mm×10mmの正方形状を示す。続いて、複数のチップ100の厚さの測定方向が複数のキャビティ108の深さの測定方向と平行になるように、メカニカルグリップの複数のキャビティ108内に複数のチップ100を配置する(図4)。メカニカルグリップのサイズは200mmである。複数のキャビティ108は、それぞれ250μmの深さを示し、それぞれキャビティの底部からキャビティ108の開口部に向かって延在する側壁を含み、当該側壁は、対応するキャビティ108の底部に直交して、10.2mm×10.2mmの正方形状を示す。複数のチップ100は、「ピックアンドプレイスマシン(pick and place machine)」とも呼ばれる複数のチップ100を取り扱うためのハンドリング装置によって複数のキャビティ108内に配置されるが、基板101にダイレクトボンディングすることによって接合される接合面106には接触しない。このハンドリング装置は、把持された各チップの端部のみに接触するピラミッド状の工具と、各チップをその側方切欠き端部で把持する爪を形成する工具と、各チップ100を把持するベンチュリを利用する工具とを含むことができる。その後、複数のチップ100は、メカニカルグリップの複数のキャビティ108内の所定の位置にある状態で、複数のチップ100上の炭化水素汚染を除去するために、20秒のOプラズマでInPチップの表面処理を行うことができる。また、この処理は、複数のチップ100のメガソニック処理による微粒子汚染の除去を含むことができる。このメガソニック処理は、メガソニック及び2%のアンモニアを添加した脱イオン水の溶液を用いて行うことができ、このようなメガソニック処理は、例えば、ECS Transactions, 33 (4), 495-500 (2010)に掲載されたF. Fournelらによる文献"Innovative megasonic cleaning technology evaluated through direct wafer bonding"に示されているように、当業者には公知である。任意に、次にシリコンで形成され、150μmの厚さを有する当接部107a,107bは、特に複数のチップ100の表面処理の最後に、複数のキャビティ108が形成された支持体105の面の周辺に配置される(図5)。アセンブリは、上述の機械内の完全に平坦な下側支持体110上に配置される(図5)。下側支持体110の水平度は、好ましくは、±0.1°である。基板101は、例えば、ECS Transactions, 16 (8), 475-488 (2008)に掲載されたF. Fournelらによる文献"Low Temperature Wafer Bonding"に示されているように、ダイレクトボンディングのために従来の方法で準備することもできる。続いて、基板101の表面に脱イオン水の膜を広げて液膜103を形成する(図3)。支持体105(メカニカルグリップ)と基板101とが当接部107a,107bによって分離されたときに複数のチップ100と接触することができるように、基板101の表面に厚さ約50μm~75μmの脱イオン水の膜のみを残すように、30回転/分、20秒の遠心工程を使用して、液膜103を形成することができる。直ちに、基板101を裏返してメカニカルグリップの上方に配置し、複数のチップ100を液膜103に接触させる(図6)。必要に応じて、この配置は、メカニカルグリップ上に配置された当接部107a,107b上に基板101を配置することに相当する。機械109内では、基板101の液膜103が形成されている面104とは反対側の面に、吸引用上側支持体111が下降する(図7)。基板101が上側支持体111によって吸引されると、この上側支持体111は、基板101の水平度、例えば±1°を維持しながら300μm上昇させ、液膜103が基板101の表面上を滑って基板101に接合される複数のチップ100の位置をずらす影響を防止する。液膜103の蒸発に必要な時間が経過すると(例えば、湿度45%以下の大気圧、環境温度で4時間又は30分~6時間)、複数のチップ100は基板101にダイレクトボンディングされ(図9)、基板101は機械109から取り外すことができる。
次に、第2の実施形態の具体例について説明する。第2の実施形態の具体例によれば、複数のチップ100を形成するために切り出される直径50mmのリン化インジウム(InP)ウエハ3枚の厚さが測定される。これら3つのウエハの測定された厚さはすべて325μm~375μmであった。複数のチップ100は、3枚のInPウエハから切り出して形成される。これらの複数のチップ100は、その厚さに直交して、10mm×10mmの正方形状を示す。続いて、複数のチップ100は、例えば紫外線に感光する接着フィルム112上に配置され、複数のチップ100の厚さの測定方向が接着フィルム112の面に直交するようにフレーム113上に張られる(図10及び図11)。そのような接着フィルム112は、Lintec社のAdwill D-650 UV-sensitive filmとすることができる。複数のチップ100は、上記と同じハンドリング装置を用いて接着フィルム112に接着することができる。続いて、炭化水素等の複数のチップ100の有機汚染物質を除去するために、例えば10分間、オゾンを含む雰囲気下でチップに紫外線を照射する処理を施して複数のチップ100の表面処理を行うことができる。その後、ダイレクトボンディング用の複数のチップ100の表面を処理するために、特に上述したように、メガソニック処理によって微粒子汚染を除去することができる。厚さ400μmのシリコン製の当接部107a,107bは、特に複数のチップ100の表面処理の最後に接着フィルム112上に配置することができ(図12)、複数のチップ100はこれらの当接部の間に位置する。接着フィルム112のフレーム113と接触している部分は、例えば上述したように、機械109の上側支持体111と接触して保持され、この保持は、上側支持体111によって接着フィルム112のこの部分のみに加えられる吸引によって行われ、上側支持体111は、例えば±1°の水平度を有する完全に平坦なものである。基板101は、その部分について、ダイレクトボンディングのために従来の方法で準備することもできる。続いて、特に用意した基板101の表面に脱イオン水の膜を広げて液膜103を形成する(図3)。支持体105と基板101とが当接部107a,107bによって分離されたときに複数のチップ100と接触することができるように、基板101の表面に厚さ約50μm~75μmの脱イオン水の膜のみを残すように、30回転/分、20秒間の遠心工程を使用することができる。液膜103を形成した直後に、基板101は下側支持体110上に配置され(図12)、この下側支持体110は、例えば±0.1°まで平坦かつ水平である。上側支持体111は、当接部107a,107bが基板101の面104に接触するまで、複数のチップ100が接合されるべき基板101の面104に向かって下降する(図13)。複数のチップ100を液膜103に接触させた後、この液膜103を、例えば、湿度45%以下の大気圧、環境温度で4時間又は30分~6時間蒸発させる。液膜103の蒸発に要する時間が経過すると、上側支持体111は、例えばその吸引を停止することにより、複数のチップ100が取り付けられた支持体105を解放し、再び高い位置に戻る(図14)。支持体105、基板101並びに基板101及び支持体105に接合された複数のチップ100を含むアセンブリを機械109から取り出した後、接着フィルム112を、剥離を容易にするのに適切な方法で紫外線照射(図15)し(例えば、Lintec社のAdwill D-650 UV-sensitive filmの場合、適切な紫外線照射は160mJ/cmとすることができる)、接着フィルム112を複数のチップ100から分離するために剥離する(図16)。
本発明に係る接合方法は、複数のチップ100間の厚さの差が±50μmの範囲であることを考慮しつつ、複数のチップ100を一括して移動させて基板101にダイレクトボンディングによって接合するという技術を提供するという利点を有する。
本発明の接合方法は、基板へのダイレクトボンディングによるチップの接合の分野で産業上利用可能である。

Claims (13)

  1. ダイレクトボンディングによって複数のチップ(100)を基板(101)に接合する接合方法であって、前記接合方法は、複数の前記チップ(100)が接触する支持体(105)を提供する段階(E2)を含み、前記支持体(105)に接触する複数の前記チップ(100)は互いに離間しており、
    以下を含むことを特徴とする、接合方法。
    ・前記基板(101)の一方の平坦な面(104)上に直接、1つの連続した液膜(103)を形成する段階(E1)と、
    ・複数の前記チップ(100)を連続した前記液膜(103)に接触させる段階(E3)であって、複数の前記チップ(100)を前記液膜(103)に接触させる作用により、複数の前記チップ(100)を前記基板(101)に向けて引き付ける段階(E3)と、
    ・複数の前記チップ(100)を前記基板(101)の平坦な面(104)にダイレクトボンディングするための前記液膜(103)の蒸発段階(E4)であって、前記蒸発段階(E4)の間、前記基板(101)は、水平状態に維持される。
  2. 前記液膜(103)が脱イオン水の膜であることを特徴とする、請求項1に記載の接合方法。
  3. 前記液膜(103)を形成する前記段階(E1)は、遠心によって前記基板(101)の面(104)上に前記液膜(103)を成膜させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接合方法。
  4. 前記基板(101)と前記支持体(105)とを一体化させることにより、複数の前記チップ(100)と前記液膜(103)とを接触させる前記段階(E3)を行うことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の接合方法。
  5. 前記基板(101)と前記支持体(105)との間に配置された少なくとも1つの当接部(107a,107b)を用いて、複数の前記チップ(100)を前記液膜(103)に接触させる前記一体化動作を停止させ、その結果として、前記一体化が停止した瞬間に、
    ・複数の前記チップ(100)が前記液膜(103)に接触し、
    ・前記液膜(103)は、各チップ(100)を前記基板(101)から分離させる
    ことを含むことを特徴とする、請求項に記載の接合方法。
  6. 前記支持体(105)は、複数の前記チップ(100)が載置されるメカニカルグリップであることを特徴とする、請求項に記載の接合方法。
  7. 前記メカニカルグリップは複数のキャビティ(108)を含み、各チップ(100)は前記キャビティ(108)内に配置され、このキャビティ(108)から突出しており、複数の前記キャビティ(108)から複数の前記チップ(100)を除去する除去段階を含み、複数の前記チップ(100)を除去する前記除去段階は、複数の前記チップ(100)を前記液膜(103)に接触させた後、複数の前記チップ(100)を前記基板(101)に接合させる前に実施されることを特徴とする、請求項6に記載の接合方法。
  8. 複数の前記キャビティ(108)からの複数の前記チップ(100)を除去する前記除去段階は、前記支持体(105)と前記基板(101)とを離間させることによって行われることを特徴とする請求項7に記載の接合方法。
  9. 以下を特徴とする、請求項に記載の接合方法。
    ・前記支持体(105)は、複数の前記チップ(100)が接合された接着フィルム(112)を有する。
    ・前記接着フィルム(112)は、前記蒸発段階(E4)において変形するような弾性を示す。
    ・前記基板(101)に複数の前記チップ(100)を接合した後、前記接合方法は前記接着フィルム(112)を除去する段階を含む。
  10. 前記接着フィルム(112)を除去する前記段階は、前記接着フィルム(112)を加熱処理する段階、又は前記接着フィルム(112)を紫外線照射処理する段階を含むことを特徴とする請求項9に記載の接合方法。
  11. 前記当接部(107a,107b)を前記メカニカルグリップ上に位置決めし、前記当接部(107a,107b)を前記メカニカルグリップ上に位置決めした後に前記基板(101)を前記当接部(107a,107b)に接触させることを含み、前記基板(101)が前記当接部(107a,107b)に接触する瞬間に、複数の前記チップ(100)が前記液膜(103)に接触することを特徴とする、請求項6~8のいずれか一項に記載の接合方法。
  12. 前記当接部(107a,107b)と前記接着フィルム(112)とを接合し、前記当接部(107a,107b)と前記接着フィルム(112)とを接合した後に前記当接部(107a,107b)と前記基板(101)とを接触させることを含み、前記当接部(107a,107b)と前記基板(101)とが接触した瞬間に、複数の前記チップ(100)と前記液膜(103)とが接触することを特徴とする、請求項9~10のいずれか一項に記載の接合方法。
  13. 前記蒸発段階(E4)において、前記基板(101)が±1°の水平状態に維持されることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の接合方法。
JP2022537366A 2019-12-19 2020-12-17 ダイレクトボンディングによる基板への複数のチップの接合方法 Active JP7802001B2 (ja)

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