JP7794597B2 - 薬剤容器及びこれを備えた揮散装置 - Google Patents

薬剤容器及びこれを備えた揮散装置

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Description

本発明は、薬剤容器及びこれを備えた揮散装置に関する。
特許文献1には、従来の薬剤容器(特許文献1では、薬剤揮散体)が開示されている。特許文献1に記載の薬剤揮散体は、薬剤を収容する容器と、容器の開口を閉じる可撓性シート層とを備える。可撓性シート層は、薬剤を揮散させる揮散層と、揮散層と容器との間に配置される破断層とを有する。
破断層は、揮散層の外側から押圧力を受けると、揮散層よりも少ない伸長量で破断し得る。このため、薬剤揮散体に対して、揮散層の外側から押圧力を加えると、揮散層と共に破断層がたわむが、先に破断層が破断し、薬剤が出ることができる状態となる。薬剤は、破断した穴を通って揮散層に至ると、揮散層は、揮散層から揮発し、薬剤容器が置かれている空間に拡散される。
特開2018-196581号公報
ところで、特許文献1に記載の薬剤揮散体は、可撓性シート層は、容器のフランジに接合されている。具体的には、フランジの一面に対して、破断層が重なり、破断層の上に揮散層が溶着されている。
しかしながら、揮散層を破断層の上に溶着しようとする場合、破断層の厚さ方向の両面に溶着層を形成する必要がある。そして、フランジ、破断層及び揮散層を三者一体に重ねた上で、揮散層の上から加熱する必要があるが、この場合、破断層とフランジとの溶着部分にまで熱が届きにくく、溶着不良が生じる可能性があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、第1膜と第1膜に重ねられた第2膜とを有する薬剤容器において、フランジ部に対して、第1膜及び第2膜の適切な接合強度が得られる薬剤容器及びこれを備えた揮散装置を提供することを目的とする。
本開示の薬剤容器は、一面に開口面を有し、前記薬剤が収容された収容部と、前記収容部の前記開口面の外周に沿って設けられたフランジ部と、前記開口面を閉じるように前記フランジ部に接合された第1膜と、前記第1膜の外側の面に配置された第2膜と、を有し、前記第2膜は、前記フランジ部のうち、前記第1膜の接合部分よりも外縁側の面に接合されている。
本開示の薬剤容器は、前記第1膜の接合部分と前記第2膜の接合部分との間に隙間が介在していることが好ましい。
本開示の薬剤容器は、前記隙間が1mm以上3mm以下であることが好ましい。
本開示の薬剤容器は、フランジ部の前記第1膜の接合部分と前記第2膜の接合部分とは同一平面上に位置していることが好ましい。
本開示の揮散装置は、上記態様の薬剤容器と、前記薬剤容器を収容可能な筐体と、前記筐体に対して第一位置から第二位置まで移動可能に設けられた操作部を有する可動体と、を備え、前記可動体は、前記操作部が前記第二位置へ移動すると、前記第2膜を介して前記第1膜を破断させる突入部を有する。
本開示の薬剤容器及びこれを備えた揮散装置は、第1膜と第2膜とを有する薬剤容器において、フランジ部に対して、第1膜及び第2膜の適切な接合強度を得ることができる、という利点がある。
図1は、実施形態に係る薬剤容器の斜視図である。 図2は、実施形態に係る薬剤容器の分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る薬剤容器の断面図である。 図4は、実施形態に係る薬剤容器のフランジ部において、破断膜と揮散膜との接合部分を説明する説明図である。 図5(A)から(H)は、実施形態に係る薬剤容器の製造工程を説明する説明図である。 図6は、実施形態に係る薬剤容器の使用に用いられる揮散装置の背面側からみた斜視図である。 図7は、実施形態に係る揮散装置の正面側からみた斜視図である。 図8は、実施形態に係る揮散装置の分解斜視図である。 図9(A)は、実施形態に係る揮散装置のフレームと可動体との分解斜視図である。図9(B)は、図9(A)を組み立てた斜視図である。 図10(A)は、図9(B)のA-A線断面図である。図10(B)は、図10(A)において、操作部を第二位置に移動させた断面図である。 図11(A)は、実施形態に係る揮散装置の可動体を正面側からみた斜視図である。図6(B)は、実施形態に係る揮散装置の可動体を背面側からみた斜視図である。 図12(A)は、実施形態に係る揮散装置において、可動体の動きを説明するための説明図である。図12(B)は、実施形態に係る揮散装置において、操作部が第二位置にあるときの、可動体の動きを説明するための説明図である。 図13(A)(B)は、実施形態に係る揮散装置において、ガイド部の機能を説明する拡大図である。 図14は、実施形態に係る揮散装置において、振動部の拡大斜視図である。 図15(A)から(G)は、実施形態に係る揮散装置において、振動子と接触部との動きを説明する説明図である。 図16(A)から(C)は、実施形態に係る薬剤容器の破断膜に穴を開けるときの状態を説明する説明図である。
<実施形態>
(1)薬剤容器
本実施形態に係る薬剤容器4は、図1に示すような薬剤1Yが収容された容器であり、例えば、後述の揮散装置1によって、周囲の空間に薬剤1Yを拡散することができる。揮散装置1としては、例えば、居住空間、自動車内、事務所、トイレ空間、クローゼット等種々の使用用途が挙げられる。
薬剤1Yは、揮発性を有する液状の薬剤1Yである。薬剤1Yとしては、特に制限はなく、例えば、芳香剤、消臭剤、防虫剤、又はこれらの混合物等が挙げられる。また、薬剤1Yには、目的に応じて添加物が含まれる。添加物としては、例えば、香料、消臭成分、防虫成分、着色料等が挙げられる。
薬剤容器4は、図2に示すように、容器本体41と、蓋体44と、板部材45と、を備える。
(1.1)容器本体
容器本体41は、薬剤容器4の主体を構成する部分である。容器本体41は、硬質な樹脂で構成されている。樹脂としては、特に制限はなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリ塩化ビニル、あるいはこれらの積層体等が挙げられる。本実施形態では、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンとの積層体で構成されている。
本実施形態に係る容器本体41は、薬剤1Yの残量が視認できるように、透明な樹脂で構成されている。ここでいう「透明」とは、薬剤1Yの残量が視認できる程度の透明度であればよく、いわゆる半透明も含まれる。なお、本発明では、容器本体41は不透明な材料で構成されてもよい。
容器本体41は、収容部42と、フランジ部43と、を備える。収容部42は、容器本体41において薬剤1Yが収容される部分である。収容部42は、一面に開口面を有する容器状に形成されている。収容部42は、図3に示すように、剤収容部421と、板材収容部422と、を備える。
剤収容部421は、主に薬剤1Yが収容される部分である。剤収容部421は、図3に示すように、平面視略矩形状の底壁4211と、底壁4211の外周縁から立ち上がる第一側壁4212と、を備える。板材収容部422は、板部材45が収容される部分であり、剤収容部421とフランジ部43との間に形成される。板材収容部422は、剤収容部421の第一側壁4212につながる支持部4221と、支持部4221の外周縁から立ち上がる第二側壁4222と、を備える。第二側壁4222のフランジ部43側の端によって、収容部42の開口面が形成されている。
底壁4211に対して直交する方向の剤収容部421の寸法(内寸)は、特に制限はないが、例えば、5mm以上20mm以下に設定される。底壁4211に対して直交する方向の板材収容部422の高さ寸法(内寸)は、板部材45の厚さ寸法に応じて適宜設定されるが、例えば、1mm以上5mm以下に設定される。
フランジ部43は、蓋体44が接合される部分である。フランジ部43は、収容部42の開口面の外周の全周に沿って設けられている。フランジ部43の蓋体44が接合される面(「接合面431」という場合がある)は、平面である。接合面43の全面が同一平面上に位置している。
(1.2)蓋体
蓋体44は、容器本体41の開口面を閉じるようにして、フランジ部43に接合される。フランジ部43に対する蓋体44の接合方法としては、例えば、溶着、接着等により実現されるが、ここでは、溶着によって接合されている。蓋体44は、可とう性を有している。蓋体44は、破断膜441と、揮散膜442と、を備える。蓋体44は、薬剤容器4の内側から外側に向かって、破断膜441、揮散膜442の順に配置されている。破断膜441と揮散膜442との間の隙間として許容できる寸法(すなわち、膜同士が近接する場合の寸法)は、1mm以下である。
破断膜441は、蓋体44の厚さ方向の外側から揮散膜442に外力(押圧力)が加わった際に、揮散膜442よりも少ない伸長量で破断するように構成されている。破断膜441は、液不透過性の材料で構成されている。破断膜441としては、例えば、ポリエチレン層、アルミニウム層及びポリエチレンテレフタレート層が積層された薄膜が挙げられる。
破断膜441の具体例として、例えば、第一のポリエチレン層、アルミニウム層、第二のポリエチレン層及びポリエチレンテレフタレート層が、内側から外側に向かって、この順で積層された薄膜が挙げられる。この場合、例えば、第一のポリエチレン層の厚さが、5μm以上30μm、アルミニウム層の厚さが5μm以上25μm以下、第二のポリエチレン層の厚さが5μm以上25μm以下、ポリエチレンテレフタレート層の厚さが5μm以上25μm以下に設定される。
揮散膜442は、破断膜441に形成された穴(破断穴)を通過した薬剤1Yを保持しつつ、薬剤1Yを揮散させる。揮散膜442は、破断膜441の外側の面(破断膜441の厚さ方向において、容器本体41とは反対側の面)に配置されている。揮散膜442は、蓋体44の厚さ方向の外側から揮散膜442に外力が加わった際に、揮散膜442よりも破断しにくい。揮散膜442としては、例えば、テスリン(商標)、ダラミック(商標)等の多孔質フィルムが挙げられる。
本実施形態に係る蓋体44は、図3に示すように、フランジ部43の接合面431において、破断膜441が内縁側の一部分に接合され、揮散膜442が、破断膜441の接合部分よりも外縁側の部分に接合されている。これによって、フランジ部43に対し、まず破断膜441を接合し、次に揮散膜442を接合することができるので、接合不良を生じにくくすることができる。溶着により接合する場合、破断膜441に対して、厚さ方向の一方にのみ溶着層を設けるだけでよく、製造性も高くすることができる。
ここで、図4には、フランジ部43に対する破断膜441と揮散膜442との接合部分を示している。図4中の符号M1は、破断膜441の接合部分を示し、符号M2は、揮散膜442の接合部分を示す。図4に示すように、破断膜441の接合部分と揮散膜442の接合部分との間には、所定の隙間S1が介在している。破断膜441の接合部分と揮散膜442の接合部分との間に、全周に亘って、所定の隙間S1が介在していることにより、フランジ部43に対して破断膜441が精度よく接合されていなくても、揮散膜442を適切に接合することができる。
所定の隙間S1は、1mm以上3mm以下に設定されることが好ましく、ここでは、設計上、全周に亘って1.5mmの隙間となるように設計されている。この場合、例えば、破断膜441が幅方向の一方に、設計上の位置から1.5mmずれた場合、幅方向の一方における破断膜441の接合部分M1と揮散膜442の接合部分M2との間の隙間が0mmになり、他方のM1とM2との間の隙間が3mmになるが、揮散膜442の接合部分M2の位置や接合面積は設計通り変化はない。
なお、本実施形態では、一例として次のように設計されている。接合面431の内縁から破断膜441の内縁までの寸法L2が1mm、破断膜441の接合部分M1の幅寸法H1が4mm、揮散膜442の接合部分の幅寸法H2が3.5mmに設計されている。ただし、これらの寸法は一例に過ぎない。
(1.3)板部材
板部材45は、蓋体44に対して、外力が加わった際に、蓋体44の伸びを部分的に阻止するための部材である。板部材45によって、外力が加わった際に、破断膜441がより破断し易くなる。板部材45は、図2に示すように、略矩形状に形成された板状に形成されている。板部材45の材料としては、特に制限はなく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリ塩化ビニル、あるいはこれらの積層体等が挙げられる。
板部材45には、複数(ここでは二つ)の貫通穴451が形成されている。複数の貫通穴451は、板部材45の長手方向の両端部分に形成されている。貫通穴451は、外力が加えられる予定の部分に対応する位置に形成されている。
(1.4)製造方法
本実施形態に係る薬剤容器4は、例えば、図5に示すような製造方法によって製造される。まず容器本体41を成形するが、容器本体41を成形した後、容器本体41の板材収容部422に板部材45を配置する。その後、薬剤1Yを剤収容部421に充填する(図5(A)から(C))。
次に、容器本体41のフランジ部43の内周縁から一範囲までの部分に対して、破断膜441をなすシート材441Aを接合する。この後、接合したシート材441Aを、接合した部分の周囲をカットするようにして切断し、破断膜441を形成する。(図5(D)から(E))。
次に、破断膜441の外側から揮散膜442をなすシート材442Aを重ね、フランジ部43における、破断膜441の接合部分よりも外縁側の部分に対して、シート材442Aを接合する。その後、揮散膜442をなすシート材442Aを切断し、揮散膜442を軽視し、薬剤容器4が完成する。
<使用例>
このような構成の薬剤容器4の使用方法の一例として、以下の揮散装置1に用いられた例を説明する。
(2)全体構成
本実施形態に係る揮散装置1は、内部に収容された薬剤容器4から薬剤1Yを揮散させ、揮散装置1が配置された空間に薬剤1Yを拡散する装置である。揮散装置1は、図6に示すように、薬剤容器4を収容する筐体2と、筐体2に対して移動する可動体3と、を備える。可動体3が筐体2に対して移動することで、薬剤容器4の破断膜441が破断し、薬剤容器4内の薬剤1Yが揮散膜442に流れ始める。
本実施形態に係る揮散装置1は、図7に示すように、載置面1Gに載せて使用される。ただし、本発明では、揮散装置1の設置態様は特に制限はなく、例えば、天井等から吊るしたり、取手等に引っ掛けたり、ガラス面や鏡面等に吸盤等で引っ付けたりして設置されてもよい。ここでは、設置態様の一例として、水平な載置面1Gに載せた例を挙げて説明する。
(3)筐体
筐体2は、揮散装置1の外殻を構成する。筐体2は、本体部21と、脚部22と、を備える。本体部21の正面及び背面は、水平面に対して傾斜している。ここでは、本体部21の正面に直交する方向に沿って本体部21を見た場合(これを本体部21の「正面視」という)に、左右方向に平行な方向を「幅方向」とし、幅方向に直交する方向を「長さ方向」として定義する。また、幅方向と長さ方向に直交する方向(すなわち、本体部21の正面に直交する方向)を「厚さ方向」として定義する。以下の説明において、本体部21の長さ方向は、単に「長さ方向」と記載される。筐体2の幅方向は、単に「幅方向」と記載される。筐体2の厚さ方向は、単に「厚さ方向」と記載される。
本体部21は、扁平な箱状に形成されており、正面視略矩形状に形成されている。ここでいう「扁平」とは、厚さ方向の寸法が、幅方向の寸法及び長さ方向の寸法よりも短い形状を意味する。長さ方向は、載置面1Gに載る脚部22の下面(筐体2の底部という場合がある)に対して傾斜している。長さ方向と脚部22の下面とのなす角(側面視におけるなす角)は、例えば、45°以上90°未満である。
筐体2は、図8に示すように、脚部22並びに本体部21の背面及び側周面を構成するフレーム23と、本体部21の正面を構成するカバー29と、を備える。筐体2は、フレーム23とカバー29とを組み立てることで中空状に構成される。筐体2の材質としては、特に制限はなく、例えば、合成樹脂、金属、パルプ、カーボン、セラミック等が挙げられる。
(3.1)フレーム
フレーム23は、筐体2の骨格をなす部分である。フレーム23は、厚さ方向の正面側の面に開口面を有する容器状に形成されている。フレーム23は、背板部24と、側板部28と、を備える。
背板部24は、本体部21の背面を構成する部分である。背板部24は、水平面に対して傾斜しており、背板部24の主面は厚さ方向に向いている。背板部24は、図9に示すように、複数の通気口25と、取付け部26と、を備える。
通気口25は、薬剤容器4から揮散した薬剤1Yが通る開口である。通気口25は、背板部24を貫通している。複数の通気口25は、背板部24の中央部分(すなわち、取付け部26)以外の部分に形成されている。各通気口25の形状としては、部位に応じて、矩形状、三角形状又は台形状等に形成されているが、これに限らず、例えば、円形状、楕円形状、五角形状、六角形状、網目状等に形成することもできる。
取付け部26は、可動体3を取り付けるための部分である。取付け部26は、背板部24の幅方向の中央部で、かつ長さ方向の中央部の一範囲をなす部分で構成される。取付け部26は、図9(A)に示すように、操作部開口261と、一対の保持部262と、複数のガイド部263と、振動部27と、を備える。
操作部開口261は、可動体3の操作部31が通される開口である。操作部開口261は、略矩形状に形成されている。操作部開口261に対して、後述の操作部31が、筐体2の内側から外側に向かって通され、筐体2から露出する。操作部開口261内において、操作部31は、厚さ方向に沿って移動し得る。
保持部262は、可動体3の弾性部33の一部を取付け部26上に保持する部分である。可動体3は、上述したように、厚さ方向に沿って移動し得るが、保持部262によって弾性部33が保持されることで、可動体3の移動範囲が一定の範囲に規制される。弾性部33の動作については、後述の「(3.3)弾性部」で説明する。
一対の保持部262は、図9(A)に示すように、長さ方向に離れている。本実施形態に係る揮散装置1では、一対の保持部262は、可動体3の長手方向(長さ方向)の両端部に対応する位置に形成されている。ただし、一対の保持部262としては、幅方向に離れていてもよく、この場合、可動体3の短手方向の両端部に対応する位置に形成されるとよい。
各保持部262は、本実施形態では、弾性部33の一部を、厚さ方向に移動しないように保持する鉤状の爪によって構成されている。ただし、保持部262としては、爪に限らず、例えば、溶着、溶接、ピン止め、ねじ止め、断面C字状の軸受け等で構成されてもよい。
取付け部26は、操作部開口261と一対の保持部262のほか、複数のガイド部263と振動部27とを備えるが、ガイド部263と振動部27については、可動体3を説明した後に説明することとする。
側板部28は、背板部24の外周から厚さ方向に突き出た部分である。側板部28の突出先端によってフレーム23の開口面を構成する。側板部28は、筐体2の側周面を構成する。本実施形態に係る揮散装置1では、側板部28には通気口25は形成されていないが、通気口25が形成されていてもよい。
(3.2)カバー
カバー29は、フレーム23の正面の開口面を閉じる部材である。カバー29は、図8に示すように、フレーム23内に、可動体3及び薬剤容器4を収容した状態で、フレーム23の開口面を閉じる。カバー29は、薬剤容器4内の薬剤1Yの残量を視認できる残量表示窓291を有する。残量表示窓291は、カバー29本体に形成された長さ方向に延びる貫通穴294と、貫通穴294を覆う透明板293と、で構成されている。貫通穴294は、筐体2の内部に収容された薬剤容器4に対応する位置に形成されている。
(4)可動体
可動体3は、筐体2に対して、移動可能に設けられた部材である。可動体3は、図11に示すように、操作部31と、可動部32と、一対の弾性部33と、を備える。操作部31は、図10に示すように、厚さ方向に沿って移動し得る。操作部31は、初期の位置(可動部32が背板部24に当たる位置;図10(A)参照)と、可動部32が薬剤容器4を開封する位置(図10(B)参照)との間で移動可能に構成されている。本実施形態では、操作部31の移動範囲のうち、初期の位置を「第一位置」とし、可動部32が薬剤容器4を開封する位置を「第二位置」として定義する。
本実施形態では、操作部31、可動部32及び弾性部33は、一体に成形されている。可動体3の材料としては、特に制限はなく、例えば、合成樹脂、金属、パルプ、カーボン等が挙げられる。
(4.1)操作部
操作部31は、ユーザによって操作される部分である。操作部31は、上述した通り、筐体2の背板部24の操作部開口261を通って、筐体2から露出する。本実施形態に係る操作部31は、厚さ方向に沿って、第一位置から第二位置へ移動可能である。第一位置にある操作部31をユーザが筐体2に向かって押し込むことで、可動体3を移動させることができる。
操作部31は、図11(B)に示すように、可動部32から厚さ方向の背面側に向かって突き出している。操作部31は、直方体状に形成されているが、例えば、円筒状、円柱状、半球状、円錐台状、角錐台状等、種々の形状を採ることができる。
(4.2)可動部
可動部32は、可動体3の主体を構成する部分である。可動部32は、操作部31と一体に動く。可動部32は、長さ方向に平行な長軸(言い換えると「長手軸」)を有する長円形状に形成されている。可動部32は、図11(A)に示すように、長手軸に沿う方向に離れて形成された複数(ここでは二つ)の突入部321と、長手軸に直交する短手軸に沿って離れた一対の被ガイド部322と、を備える。
各突入部321は、図10(A)に示すように、操作部31が第一位置にあると、薬剤容器4に対して離れている。一方、各突入部321は、図10(B)に示すように、操作部31が第二位置に移動すると、薬剤容器4に対して穴を開け、薬剤容器4を開封する。複数の突入部321は、図11(A)に示すように、可動部32の長手軸に沿う方向の両端部に形成されている。各突入部321は、可動部32の移動方向の第一位置側の面から突き出している。各突入部321の形状としては、例えば、錘状(円錐状、角錘状)、針状、棒状等が挙げられるが、円錐状であることが好ましい。
本明細書でいう「錘状」とは、突出先端が尖った立体形状を意味する。突入部の先端は、必ずしも鋭利な先端である必要はなく、曲率半径が小さい半球面状の先端であってもよい。
複数の突入部321は、可動部32の長手軸方向(すなわち、長さ方向)に離れている。これによって、図10に示すように、薬剤容器4に対して、薬剤容器4の中央よりも上方と下方に穴を開けることができ、薬剤容器4内の気相に対応する部分と液相に対応する部分との両方に穴を開けることができる。この結果、複数の穴のうちの上方の穴を空気取り込み穴とし、下方の穴を薬剤通過用の穴とすることができる。このため、薬剤容器4は、薬剤1Yを吐出しやすくでき、薬剤1Yの安定した揮発量を維持できる。可動部32の長手軸方向に並ぶ突入部321のうちの下方の突入部321は、できる限り容器本体41の開口縁に近い位置に穴を開けることが好ましい。なお、上方とは、揮散装置1を載置面1Gに置いた状態における上方を意味する。下方とは、揮散装置1を載置面1Gに置いた状態における下方を意味する。
図11(A)に示すように、被ガイド部322は、ガイド部263と嵌まり合って、ガイド部263によって案内される部分である。本実施形態に係る被ガイド部322は、短手軸方向(幅方向)に離れた一対の凹状の溝3221で構成されている。各溝3221は、可動部32の移動方向(厚さ方向)に沿って延びている。一対の溝3221の開口面は、互いに反対方向を向いている。
可動部32には、後述の振動部27を通すための開口部323が形成されている。開口部323は、長手軸方向において操作部31よりも上方に形成されている。開口部323については、後述の「(5)振動子、接触部」で説明する。
(4.3)弾性部
一対の弾性部33は、可動部32と筐体2とをつなぐ部分である。弾性部33は、図11(A)に示すように、円弧部331と、円弧部331の両端から延出した一対のアーム部332と、で構成されており、略U字状に形成されている。円弧部331は、図9(B)に示すように、筐体2の保持部262によって保持される部分である。アーム部332は、図11に示すように、円弧部331と可動部32とをつなぐ。円弧部331が、可動部32の長手軸方向の端縁に対して隙間を介して配置されている。一対のアーム部332が、可動部32の短手軸方向の端縁に対して隙間を介して配置されている。アーム部332の長手方向のうちの円弧部331とは反対側の端部は、可動部32の長手軸方向の中央部分に接続されている。
可動部32に対する一対の弾性部33の各々の接続部分は、長手軸方向に互いに離れている。ここでは、当該接続部分の間には、被ガイド部322が配置されている。接続部分同士の間の寸法D1は、2mm以上30mm以下であることが好ましく、より好ましくは、5mm以上10mm以下である。
フレーム23の取付け部26に対し、可動体3が取り付けられると、図12(A)に示すように、操作部31は第一位置に位置する。操作部31が第一位置に位置する状態で操作部31に外力を付加する(筐体2内に押し込む)と、図12(B)に示すように、弾性部33が弾性変形する。操作部31が第一位置から第二位置へ移動するのに連動して可動部32が動く(図12(A)→図12(B))。この状態で、操作部31に付加された外力を除くと、弾性部33が元の状態に戻る。操作部31が第二位置から第一位置へ移動するのに連動して可動部32が復帰する(図12(B)→図12(A))。
(5)ガイド部
可動体3の被ガイド部322は、図9(B)に示すように、フレーム23に可動体3が取り付けられると、ガイド部263のガイド265と嵌まり合う。ガイド部263は、フレーム23に形成されており、可動部32の一部分(被ガイド部322)と嵌まり合って、可動部32の移動を案内する。これによって、可動部32は、操作部31が第一位置と第二位置との間を移動する際、平行移動することができる。複数のガイド部263は、図9(A)に示すように、幅方向に離れて配置されており、操作部開口261の両側に形成されている。各ガイド部263は、図13に示すように、起立壁264と、ガイド265と、ストッパ266と、を備える。
起立壁264は、背板部24の正面側の面から、厚さ方向に沿って立ち上がる。起立壁264は、操作部開口261の開口周縁のうちの、幅方向の両側部分に沿って形成されている。
ガイド265は、可動部32に形成された被ガイド部322と嵌まり合い、可動部32の移動をガイドする。ガイド265は、可動部32の移動方向に沿って延びた突条2651によって構成されている。ここでは、ガイド265は一つの突条2651で構成されているが、複数の突条2651で構成されてもよい。
ガイド265は、可動部32に形成された溝3221(被ガイド部322)に入り込む。本実施形態では、突条2651(ガイド265)と溝3221(被ガイド部322)との両方が、可動部32の移動方向に沿って延びているため、可動部32は、第一方向から第二方向へ向かう方向に沿って移動する際の安定した平行移動を実現することができる。
ただし、本実施形態では、ガイド265が突条2651で構成され、被ガイド部322が溝3221で構成されたが、例えば、ガイド265は、第一方向から第二方向へ向かう方向に離れた複数の円柱状の突起で構成されてもよい。また、ガイド265は、一の突起で構成されてもよい。さらに、ガイド265が溝3221で構成され、被ガイド部322が、突条2651、あるいは、一又は複数の突起で構成されてもよい。
ストッパ266は、操作部31が第二位置へ移動した際に、可動部32がそれより先に移動するのを妨げる。ストッパ266は、図13(A)に示すように、起立壁264の突出先端に形成された爪で構成されている。ストッパ266は、可動部32が第二位置へ移動すると、図13(B)に示すように、可動部32の一部(規制面3222)に当たる。これによって、操作部31が押し込まれても、その先への可動部32の移動は規制される。
(6)振動子、接触部
本実施形態では、上記のように、操作部31が第二位置へ移動した際、ストッパ266によって操作部31の移動が妨げられる。これに加え、音によって、可動体3が第二位置へ移動したことを認識させるような工夫がなされている。図10に示すように、可動体3に接触部324が形成されると共に筐体2に振動子272が形成されている。振動子272は、操作部31が第二位置へ移動すると、接触部324によって振動子272が振動することで、音が発生するように構成されている。
図9(A)に示すように、筐体2のフレーム23には、振動部27が設けられている。振動部27は、操作部開口261と、上側の保持部262との間に形成されている。振動部27は、図14に示すように、基台部271と、基台部271に設けられた振動子272と、を備える。
基台部271は、振動子272の基台となる部分である。基台部271は、筐体2の内面(フレーム23の正面側の面)から突き出ている。基台部271は、操作部31が第一位置に位置するときの可動部32において、開口部323に通される(図9(B))。
振動子272は、接触部324が接触した後、振動子272によって弾かれることで振動する部分である。振動子272は、基台部271の先端に形成されている。振動子272は、基台部271に接続された固定端と、自由端とを有しており、片持ち梁状に形成されている。振動子272は、固定端と自由端との間の長さ方向の寸法L1が、固定端の幅方向の寸法L2よりも長くなるように形成されている。また、振動子272は、自由端に向かうに従って幅狭となるように形成されている。これによって、振動子272をより振動させやすい構成とすることができる。
接触部324は、図11に示すように、可動体3において、開口部323の開口周縁に形成されている。接触部324は、開口部323の開口周縁に形成された突起で構成されているが、開口周縁を振動子272に当たるように設計できれば、開口周縁の一部で構成されてもよい。接触部324は、操作部31が第二位置よりもやや第一位置側で振動子272の自由端に接触し、可動体3が第二位置へ到達すると、振動子272を弾くことができる。
振動子272は、接触部324によって弾かれると振動し、これによって、例えば、「パチン」等の弾かれた音を生じさせる。なお、振動子272としては、必ずしも音が発生しなくてもよく、振動により、可動体3が第二位置に移動したことが分かるようなクリック感を生じさせてもよい。
図15に示すように、操作部31が第一位置にある状態で操作部31を押し込むと、可動部32が第二位置側に移動し、操作部31が第二位置に至る直前で、接触部324が振動子272に接触する(図15(A)→(B))。この位置から操作部31を更に押し込むと、接触部324が振動子272を弾くことで音が発生し、操作部31が第二位置に至る(図15(C)→(D))。
この後、操作部31に加えている外力を除くと、弾性部33が復元し、可動部32が第一位置側に移動する。このとき、接触部324は、再び振動子272に接触した後、接触部324が振動子272を弾くことで再び音が発生し(図15(E)→(F))、操作部31が第一位置に復帰する(図15(G))。
このように、本実施形態に係る揮散装置1は、振動子272と接触部324とを備えるため、薬剤容器4を開封した位置に操作部31が移動したことをユーザに対して知らせることができる。この結果、薬剤容器4を確実に開封させることができる。
また、振動子272は、操作部31よりも上方に位置している。ここで、振動子272は、薬剤容器4の蓋体44に近接する位置に配置されている。後述する破断膜441が破断した後においては、薬剤の自重によって蓋体44の下方が膨らむ。振動子272が操作部31よりも下方にあると、蓋体44に振動子272が接触する可能性がある。振動子272を操作部31よりも上方に位置させることで、蓋体44に振動子272が接触することを回避することができる。
このような構成の揮散装置1では、薬剤容器4に対して次のように動作する。図16に示すように、操作部31が第一位置から第二位置に移動する際、突入部321が揮散膜442を押す。その後、突入部321が破断膜441を押し込む。このとき、揮散膜442及び破断膜441は伸長するが、先に破断膜441が破断し、破断膜441に穴が開く(図16(A)→(B))。この後、操作部31に対する外力が除かれると、弾性部33によって、操作部31は第二位置から第一位置に復帰し、可動部32及び突入部321は、揮散膜442から離れる。
すると、薬剤容器4内の薬剤1Yは、下側の穴を通って外部に出る。薬剤1Yは揮散膜442に浸透し、揮散する。薬剤1Yが外に出ると、容器内が減圧するため、上側の穴を通って空気が取り込まれる。このため、薬剤容器4は、薬剤1Yの安定した揮発量を維持できる。
(7)効果
以上説明したように、本実施形態に係る薬剤容器4では、揮散膜442が、フランジ部43のうち、破断膜441の接合部分M1よりも外縁側の面に接合されているため、フランジ部43に対して、破断膜441と揮散膜442との両方を接合することができる。この結果、フランジ部43に対して、揮散膜441及び破断膜442の適切な接合強度が得られる。しかも、破断部441の厚さ方向の両側に対して、溶着層を設けるなどの工程が不要となり、製造性が向上させることができる。
また、破断膜441の接合部分M1と揮散膜442の接合部分M2との間に隙間が介在しているため、フランジ部43に対して破断膜441の接合位置がずれても、揮散膜442の接合面積を確保できるし、揮散膜442を設計上の位置に接合することができる。当該隙間を1mm以上3mm以下に設定することで、フランジ部43の大型化を抑制できる。
また、フランジ部43の破断膜441の接合部分M1と揮散膜442の接合部分M2とは同一平面上に位置しているため、破断膜441と揮散膜442との隙間を最小限にすることができる。このため、破断膜441と揮散膜442との間に隙間が介在したものに比べて、揮散膜442が破断膜441よりも先に破断したり、揮散膜442が伸びすぎたりすることが低減される。したがって、破断膜441が破断する前に揮散膜442に穴が開くことを防ぐことができる。
また、揮散装置1は、薬剤容器4と、筐体2と、操作部31を有する可動体3とを備え、可動体3は、操作部31が第二位置へ移動すると、揮散膜442を介して破断膜441を破断させる突入部321を有しているため、本実施形態に係る薬剤容器4を好適に使用する揮散装置1を提供することができる。
<変形例>
上記実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態に係る薬剤容器4では、フランジ部43に対して、破断膜441を接合した後、フランジ部43に対して、揮散膜442を接合したが、フランジ部43に対して、破断膜441と揮散膜442とを同時に接合してもよい。
上記実施形態に係る揮散装置1では、可動体3は、筐体2とは別部材で構成されたが、筐体2と可動体3とは一体に形成されてもよい。
上記実施形態に係る操作部31は、筐体2の厚さ方向に沿って移動可能に構成されたが、本発明では、操作部31の移動方向は、筐体2の厚さ方向に限らず、例えば、筐体2の長さ方向や上下方向に沿って移動可能に構成されてもよい。この場合、操作部31は、例えば、筐体2の側周面から突き出していてもよい。操作部31の移動に連動して、押す方向と交差する方向に可動部32が移動してもよい。また、操作部31は、押す操作だけでなく、スライド操作、回転操作、引張り操作等によって操作してもよい。
上記実施形態では、可動部32は長円形状に形成されたが、例えば、長方形状、帯状、正方形状、円盤状であってもよい。
上記実施形態では、ガイド265と被ガイド部322は、突条2651又は突起と、凹状の溝3221とで構成されたが、本発明では、例えば、棒と穴とで構成されてもよく、形状には特に制限はない。
上記実施形態では、操作部31が第二位置へ移動した際に可動部32の動きを規制するストッパ266を備えたが、ストッパ266はなくてもよい。すなわち、操作部31は、第一位置から第二位置まで移動した後、更にその先に移動し得るように構成されてもよい。
上記実施形態では、振動子272は、操作部31よりも上方のみに設けられたが、本発明では、操作部31に対して上下方向の両側に設けられてもよいし、下方にのみ設けられてもよい。
上記実施形態では、振動子272が筐体2に設けられ、接触部324が可動体3に設けられたが、振動子272が可動体3に設けられ、接触部324が筐体2に設けられてもよい。この場合も、同様に、薬剤容器4を開封した位置に可動体3が移動したことをユーザに対して知らせることができる。
上記実施形態では、本体部21の長さ方向が水平面に対して傾斜したが、本発明では、本体部21の長さ方向は鉛直方向に平行であってもよい。また、本体部21は、長さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも長く形成されたが、本発明では、長さ方向の寸法と幅方向の寸法は同じであってもよいし、幅方向の寸法が長さ方向の寸法よりも長くてもよい。なお、上記実施形態では、筐体2の「厚さ方向」「長さ方向」「幅方向」に基づいて、実施形態の説明をしたが、筐体2の「厚さ方向」「長さ方向」「幅方向」は、それぞれ、「第1の方向」「第2の方向」「第3の方向」と言い換えることもできる。
また、「破断膜441」「揮散膜442」は、それぞれ、「第1膜」、「第2膜」と言い換えることもできる。
本明細書にて、「略平行」、又は「略直交」のように「略」を伴った表現が、用いられる場合がある。例えば、「略平行」とは、実質的に「平行」であることを意味し、厳密に「平行」な状態だけでなく、数度程度の誤差を含む意味である。他の「略」を伴った表現についても同様である。
また、本明細書において「端部」及び「端」などのように、「…部」の有無で区別した表現が用いられている。例えば、「端」は物体の末の部分を意味するが、「端部」は「端」を含む一定の範囲を持つ域を意味する。端を含む一定の範囲内にある点であれば、いずれも、「端部」であるとする。他の「…部」を伴った表現についても同様である。
1 揮散装置
1Y 薬剤
2 筐体
3 可動体
31 操作部
321 突入部
4 薬剤容器
42 収容部
43 フランジ部
44 蓋体
441 破断膜(第1膜)
442 揮散膜(第2膜)

Claims (4)

  1. 一面に開口面を有し、薬剤が収容された収容部と、
    前記収容部の前記開口面の外周に沿って設けられたフランジ部と、
    前記開口面を閉じるように前記フランジ部に接合された破断膜である第1膜と、
    前記第1膜の外側の面に配置された揮散膜である第2膜と、
    を有し、
    前記第2膜は、前記フランジ部のうち、前記第1膜の接合部分よりも外縁側の面に接合されており
    前記フランジ部の前記第1膜の接合部分と前記第2膜の接合部分とは同一平面上に位置している、
    薬剤容器。
  2. 前記第1膜の接合部分と前記第2膜の接合部分との間に隙間が介在している、
    請求項1記載の薬剤容器。
  3. 前記隙間が1mm以上3mm以下である、
    請求項2記載の薬剤容器。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の薬剤容器と、
    前記薬剤容器を収容可能な筐体と、
    前記筐体に対して第一位置から第二位置まで移動可能に設けられた操作部を有する可動体と、
    を備え、
    前記可動体は、前記操作部が前記第二位置へ移動すると、前記第2膜を介して前記第1膜を破断させる突入部を有する、
    揮散装置。
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