JP7789340B2 - 硬化性人工爪組成物 - Google Patents
硬化性人工爪組成物Info
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Description
このような爪の装飾や補強のためには、いわゆるマニキュア、ペディキュア、スカルプチュアと呼ばれる樹脂含有の材料が爪に塗布されている。
特許文献1には、アクリロイルモルフォリンと、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、他の多官能ラジカル重合性不飽和基含有化合物を含む光硬化性人工爪組成物が記載されている。
特許文献2には、ヒドロキシエチルアクリルアミドと、アクリロイルモルホリンを含む爪化粧料が記載されている。
特許文献3には、(メタ)アクリルアミド基及びカーボネート骨格を有するポリウレタンを含有する光硬化性爪化粧料が記載されている。
特許文献4には、ヒドロキシプロピルメタクリレートと、テトラヒドロフランメタクリレートを含む、人工爪コーティング組成物が記載されている。
しかしながら、これら特許文献1~4に記載されている光硬化性人工爪組成物が、基材に対して高い接着力を示す硬化塗膜を形成することができ、基材への密着性が長期間持続することについて、記載も示唆もされていない。
具体的には以下の通りである。
項1:(1)ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、(2)分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル(メタ)アクリルアミド、(3)重合開始剤、を含有する、硬化性人工爪組成物。
項2:前記ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの重量平均分子量が、5,000~50,000である、項1に記載の硬化性人工爪組成物。
本発明の硬化性人工爪組成物は、エネルギーを付与することで硬化する。例えば、紫外光(UV)等の光照射により硬化する光硬化性人工爪組成物があげられるが、特に限定されない。
本発明の硬化性人工爪組成物は、(1)ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、(2)分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル(メタ)アクリルアミド、(3)重合開始剤、を含有する。
本発明者は、分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル(メタ)アクリルアミドは、その分子構造から、分極(電荷の偏り)が生じやすく、硬化塗膜を形成した際に、分子鎖同士が相互作用しやすいため、基材に対する接着力が大きくなったと推測している。さらに、環状構造やアミド基を有することから、硬化塗膜に適度な硬度を付与することが可能となり、物理的観点と化学的観点の両面から、硬化塗膜が基材に対して高い接着力を発揮するとともに基材への密着性が長期間持続することになったと推測している。しかしながら、本発明は、この推測に限定されるものではない。
ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、分子内にポリカーボネート骨格を有するとともに、ウレタン結合と(メタ)アクリロイル基をそれぞれ1個以上有するオリゴマーであれば、特に制限されない。
一分子中に含まれる(メタ)アクリロイル基の数は特に制限されないが、硬化性人工爪組成物の硬化性、塗膜の硬度等の観点から、1~10個、好ましくは2~8個である。(メタ)アクリロイル基の数は、赤外吸収分光法(IR)、核磁気共鳴法(NMR)、ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)等を用いて分析することによって確認できる。
ポリカーボネート骨格を有する(メタ)アクリレートオリゴマーは、市販品または合成品のいずれを使用してもよい。
ポリカーボネート骨格を有する(メタ)アクリレートオリゴマーの市販品としては、例えば、SUA TH1(ケーエスエム社製)、UV-3310B(三菱ケミカル社製)、UN-9000PEP、UN-9200A、AU-2040(トクシキ社製)、KUA-PC2I(ケーエスエム社製)等からなる群より選ばれる1種類以上があげられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の硬化性人工爪組成物は、分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマーを含むか、ジアルキル(メタ)アクリルアミドを含むか、分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー及びジアルキル(メタ)アクリルアミドの両者を含むものである。
分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマーは、分子内に、炭素以外に窒素、酸素又は硫黄から選ばれる1種類以上の元素を有する複素環(基)を有している。
複素環(基)としては、例えば、フリル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、キノリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ベンゾトリアゾリル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジオキニル、ジオキソラニル、グリシジル、オキセタニル、ジチオラニル、ジオキソチアゾリジニル、アダマンチニル、ジオキソオキサゾリジニル等からなる群より選ばれる1種類以上があげられるが、これらに限定されるものではない。
ジアルキル(メタ)アクリルアミドとしては、例えば、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジブチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジイソブチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジ-tert-ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジヘプチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジオクチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジ-tert-オクチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジドデシル(メタ)アクリルアミド及びN,N-ジオクタデシル(メタ)アクリルアミド等からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
本発明の硬化性人工爪組成物において、分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマーと、ジアルキル(メタ)アクリルアミドの両者を含む場合、両者の含有割合は、両者の合計を100質量%として、分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマーが1~99質量%、好ましくは20~80質量%、より好ましくは30~70質量%である。
重合開始剤は、光(例えば、紫外光)や熱の照射等によりエネルギーが与えられることで、ラジカルを発生するものである。例えば、アシルフォスフィンオキシド系、α-ヒドロキシアルキルフェノン系、ベンゾインエーテル系、ベンジルケタール系、アシッドエステル系、α-アミノアルキルフェノン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、チタノセン系、キノン系、過酸化物系、アゾ系、過硫酸塩系等からなる群より選ばれる1種類以上の重合開始剤があげられる。
例えば、光重合開始剤を用いると、硬化性人工爪組成物に対して、UV-LED光源を含む各種の光源を用いて光を照射した場合であっても、良好な硬化性を付与することができる。
アシルフォスフィンオキシド系重合開始剤としては、例えば、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキシド、ビス(2,6-ジメトキシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルペンチルフォスフィンオキシド等からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
特に、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシドは、皮膚コンディショニング剤としても機能することから、本発明において好ましく用いることができる。
硬化性人工爪組成物には、粘度や使用性、塗膜の耐久性などに悪影響を与えない範囲で各種の添加剤を配合することができる。そのような添加剤としては、例えば、「ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び、ジアルキル(メタ)アクリルアミド」以外のラジカル重合性不飽和基含有化合物(以下、「その他のラジカル重合性化合物」という場合がある。)、着色剤、多官能チオール化合物、ポリオール化合物、重合禁止剤、樹脂、溶剤、香料、シリコーン系やフッ素系の消泡剤、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤、第3級アミン等の重合促進剤、連鎖移動剤、充填剤、表面張力調整剤、難燃剤、酸化防止剤、イオン吸着体、低応力化剤、防腐剤、抗菌剤、可撓性付与剤、ワックス類、ハロゲントラップ剤、レベリング剤、濡れ改良剤等の各種の添加剤からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
(i)主骨格(主鎖)にウレタン結合、エポキシ基の開環反応によって生じる結合、エステル結合、エーテル結合、ウレア結合、アミド結合からなる群より選ばれる1種類以上を有する(メタ)アクリレートオリゴマー、
(ii)主骨格(主鎖)がスチレン系、(メタ)アクリル系、オレフィン系、ジエン系モノマーからなる群より選ばれる1種類以上のモノマーの重合により分子鎖を有する(メタ)アクリレートオリゴマー、
(iii)(メタ)アクリロイル基を1個以上有する(メタ)アクリレートモノマー、
からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
(メタ)アクリレートオリゴマーは、市販品または合成品のいずれを使用してもよい。
市販品は、AH-600、AT-600、UA-306H、UF-8001G(共栄社化学社製)や、RUA-071、RUA-003VE、RUA-075、RUA-048(亜細亜化学工業社製)等からなる群より選ばれる1種類以上があげられるが、これらに限定されるものではない。
ここで、イソシアネート基含有ポリエーテルウレタンプレポリマーは、炭素数3以上のアルキレン基を有するポリオール化合物と、ポリイソシアネートとを反応させたもので、例えば、重量平均分子量が400~30,000のものである。ポリオール化合物としては、ポリプロピレンポリオールが好ましい。ポリイソシアネートとしては、非芳香族系ポリイソシアネート、例えば、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、これらのイソシアヌレート化物、ビューレット化物等からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
市販品は、例えば、アロニックス(登録商標)M-6100、M-6200、M-6250、M-6500、M-7100、M-7300K、M-8030、M-8060、M-8100、M-8530、M-8560、M-9050(東亞合成社製)や、UV-3500BA、UV3520TL、UV-3200B、UV-3000B(三菱ケミカル社製)等からなる群より選ばれる1種類以上があげられるが、これらに限定されるものではない。
市販品は、例えば、UV-6640B、UV-6100B、UV-3700B(三菱ケミカル社製)、LIGHT ACRYLATE(登録商標)3EG-A,4EG-A、9EG-A、14EG-A、PTMGA-250、BP-4EA、BP-4PA,BP-10EA、LIGHT ESTER4EG、9EG,14EG(共栄社化学社製)、EBECRYL(登録商標)3700(ダイセル・サイテック社製)等からなる群より選ばれる1種類以上があげられるが、これらに限定されるものではない。
このうち、アクリルポリオール、ポリオレフィンポリオール、ブタジエンポリオール等からなる群より選ばれる1種類以上をポリオール成分として得られるウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。
硬化前の硬化性人工爪組成物には、顔料等のみではなく樹脂粒子や、公知の硬化性人工爪組成物に配合できる装飾用材料等を配合しておくことも可能である。
多官能チオール化合物としては、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等のポリオール化合物の水酸基に、チオール基又は反応してチオール基になる基を有する化合物が反応して得られたもの等があげられる。例えば、トリメチロールプロパントリス(3-メルカプトプロピオネート)、トリス[(3-メルカプトプロピオニルオキシ)-エチル]-イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオネート)、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3-メルカプトプロピオネート)等からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
多官能チオール化合物を硬化性人工爪組成物に含有させる場合には、好ましくは1.0~10.0質量%となるように含有させることができる。
アルキルポリオールとしては、エチレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オクタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等からなる群より選ばれる1種類以上があげられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、アルキレンオキシドの開館重合により得られるポリエーテルポリオールがあげられる。
重合禁止剤を硬化性人工爪組成物に含有させる場合には、硬化性人工爪組成物全体に対して500~5000ppm、好ましくは1000~4500ppmとなるように配合することができる。
本発明の硬化性人工爪組成物の硬化塗膜は、基材に対する密着性に優れ、基材への密着性が長期間持続し、適度な硬さを有している。
本発明の硬化性人工爪組成物は、いわゆる一般のマニキュアやペディキュアのように、爪の表面に被覆を行うための組成物であり、使用者自身の爪の表面を、必要に応じてサンディングする等して凹凸を設けた表面に被覆してもよい。特にジェルネイルとして好適に使用でき、例えば、使用者の爪に直接塗布されるベースコート層、該ベースコート層の上に塗布されるカラーコート、さらにその上に塗布されるトップコートのいずれにも使用できる。
なお、カラーコートとして用いる場合は、着色剤を用いて、ソリッドカラーやラメ調、金属沢調、暗色や明色等多彩に調色して用いることができる。
本発明の硬化性人工爪組成物の硬化塗膜を形成する際には、ラジカル重合性の硬化性組成物を硬化させる際に用いるのと同様の設備、例えば、一般の紫外線硬化用の設備やマニキュア硬化用の設備を用いることができる。
本発明の硬化性人工爪組成物は、いずれの層に用いても、長期間(例えば、硬化後少なくとも2週間)硬化塗膜が欠けることなく、剥がれず、また下層や使用者の爪に対して浮きが発生することを抑制できる。
本発明の硬化性組成物を用いて被覆される爪は、人の手の爪と足の爪のいずれでもよく、犬や猫などの動物の爪でもよい。
本発明の硬化性人工爪組成物を、爪又は爪に設けられた塗膜の上に塗布して被覆する際、塗布面にサンディングを施してもよく、施さなくてもよい。硬化性人工爪組成物の塗布方法としては、特に限定されず、例えば、筆等の塗布具や、インクジェット等の塗布方法を用いることができる。
本発明の硬化性人工爪組成物は、ジェルネイルにおける、ベースコート層(ジェルベース;下地層)、中間層(カラー層)又はトップコート層のいずれとしても用いることができる。特に、基材に対する密着性が優れていることから、ベースコート層(ジェルベース;下地層)として用いることが好適である。
本発明の硬化性人工爪組成物を塗布後、硬化前に小さな飾りや粉体等を、硬化性人工爪組成物の塗膜表面に付着させ、意匠性を高めることも可能である。
シート表面に予め硬化性人工爪組成物を用いて層を設け、これを転写する方法によれば、筆等の塗布具を使用することなく、爪の表面に均一かつ正確な模様を被覆することが可能であり、た、使用後においても該塗布具を洗浄等する必要がない。
光を照射する際の光源としては、例えば、水銀ランプ、メタルハライドランプ、紫外線発光ダイオード(UV-LED)、紫外線レーザーダイオード(UV-LD)等の公知の紫外線の光源を用いることができる。
その中でも、小型、高寿命、高効率、低コストの観点から、紫外線発光ダイオード(UV-LED)及び紫外線レーザーダイオード(UV-LD)が好ましい。
表1又は表2に示す成分を、表1又は表2に示す量比(質量部)となるように容器内に投入し、ディゾルバーにより撹拌しつつ50℃に加温し撹拌した。撹拌後80℃で2時間静置し脱泡し、硬化性人工爪組成物を得た。これらの工程は、全て遮光下にて行った。
<ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー>
PUA-1:ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(重量平均分子量29,000)
PUA-2:ポリエーテル骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(重量平均分子量4,000)
PUA-3:ポリエステル骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(重量平均分子量740)
PUA-4:ポリエーテル骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(重量平均分子量7,000)
PUA-5:ポリエステル骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(重量平均分子量740)
PUA-6:ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(重量平均分子量15,000)
<分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー>
THFMA:テトラヒドロフルフリルメタクリレート
CTFA: 環状トリメチロールプロパンホルマールアクリレート
ACMO:アクリロイルモルフォリン
<ジアルキル(メタ)アクリルアミド>
DMAA:ジメチルアクリルアミド
DEAA:ジエチルアクリルアミド
<重合開始剤>
TPO:2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド
HCPK:1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
<その他のモノマー>
IBXA:イソボルニルアクリレート
DCPA:ジメチロール-トリシクロデカンジアクリレート
PEGDA:ポリエチレングリコールジアクリレート(数平均分子量約200)
<ピールオフ荷重>
得られた硬化性人工爪組成物の密着性の評価を、ピールオフ荷重に基づいて行った。ピールオフ荷重の測定は、90°ピールオフ試験により以下のように行った。結果を表1に併せて示す。
(90°ピールオフ試験(90°Peel-off Test))
ナイロン板の表面をエタノールで拭き汚れを除去した後に、硬化後膜厚が100μmの膜厚となるように硬化性人工爪組成物を塗布した。30W-LEDライトで30秒硬化させて、縦10mm、幅50mmの硬化塗膜を形成した。
硬化塗膜の幅方向端部を、デジタルフォースゲージ(イマダ社製、ZTA-100N)に設けたクリップで挟み、ナイロン板から硬化塗膜を100mm/secで幅方向に剥離角90°で剥離し、ピールオフ荷重(硬化塗膜を剥離させる際に要した荷重(kg)の最大値)を測定した。
一方で、表1及び表2より、
<i>(1)ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと(3)重合開始剤を含むものの、(2)分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル(メタ)アクリルアミドを含まない比較例1~3の硬化性人工爪組成物、及び
<ii>(2)分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル(メタ)アクリルアミドと、(3)重合開始剤を含むものの、(1)ポリカーボネート骨格を有しないウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含まない比較例4~7の硬化性人工爪組成物は、いずれも密着性に優れた硬化塗膜を形成できないことがわかる。
本発明の硬化性人工爪組成物は、基板に対する接着力が特に優れており、ジェルネイルを構成する各層(トップ層、カラー層及びベース層)、特に、ベースジェルとして極めて有用である。
Claims (1)
- (1)重量平均分子量が7,000~30,000である、ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、
(2)分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル
(メタ)アクリルアミド、
(3)重合開始剤、
を含有し、
前記(2)分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー、及び/又は、ジアルキル(メタ)アクリルアミドの含有量は、組成物の構成成分全量に対して15~80質量%であり、
前記分子内に複素環を有する(メタ)アクリレートモノマーが、4-(メタ)アクリロイルオキシメチル-2-シクロヘキシル-1,3-ジオキソラン、(2-メチル-2-エチル-1,3-ジオキソラン-4イル)メチル(メタ)アクリレート、環状トリメチロールプロパンホルマール(メタ)アクリレート、(2-イソブチル-2-メチル-1,3-ジオキソラン-4イル)メチル(メタ)アクリレート、(2-エチル-2-メチル-1,3-ジオキソラン-4イル)メチル(メタ)アクリレート、(1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-2イル)メチル(メタ)アクリレート、アルコキシ化テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、(3-エチルオキセタン-3-イル)メチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、(メタ)アクリロイルモルホリン、N-(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミド、ペンタメチルピペリジル(メタ)アクリレ-ト、イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、トリアジントリ(メタ)アクリレート、N-(メタ)アクリルオキシスクシンイミド、N-(メタ)アクリルオキシフタルイミドからなる群より選ばれる1以上であり、
前記ジアルキル(メタ)アクリルアミドが、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジブチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジイソブチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジ-tert-ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジヘプチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジオクチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジ-tert-オクチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジドデシル(メタ)アクリルアミド及びN,N-ジオクタデシル(メタ)アクリルアミドからなる群より選ばれる1以上である、硬化性人工爪組成物。
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