JP7788552B2 - 煙検知装置 - Google Patents
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Description
本発明は、煙を検知する装置に関する。
監視対象の空間に含まれる煙を検知することで、監視対象の空間における煙の発生を検知する煙検知装置がある。煙検知装置の一方式として、光電式と呼ばれる方式がある。光電式の煙検知装置は、発光部及び受光部を収容する容器内に外部から流れ込む空気中の煙の粒子により発光部から発光された光が反射した反射光を受光部が受光した際に生成する信号に基づき煙の検知を行う。
光電式の煙検知装置のさらに一方式として、2受光式と呼ばれる方式がある。2受光式の煙検知装置は、発光部から発光軸方向に偏光を発光し、発光軸に対し異なる方向から交差する受光軸を有する2つの受光部が生成する信号に基づき、空気中の煙の種類を判定する。
2受光式の煙検知装置を開示している特許文献として、例えば特許文献1がある。
同じ強度の光を受光した際に受光部が生成する信号の振幅値は、受光部が有する受光素子の個体差等により製品毎に異なる。従って、光電式の煙検知装置は通常、工場出荷前に、基準環境下において受光部が生成する信号の振幅値で基準振幅値を除算した乗数を算出し、運用時に、受光部が生成する信号の振幅値に対し算出した乗数を乗算した値を受光部の出力値とすることで、いずれの製品においても、基準環境下における受光部の出力値が基準強度を示すようにしている。その結果、例えば、受光部の出力値を所定の閾値と比較することで、いずれの煙検知装置も同様の感度で煙を検知できる。
煙検知装置の運用時において、受光素子の経年劣化、発光部及び受光部への汚れの沈着等により、受光部の出力値は緩やかに変化するのが一般的である。2受光式の煙検知装置は、既述のように、2つの受光部の各々が生成する信号に基づき空気中の煙の種類を判定する。従って、これら2つの受光部の各々の出力値が経年劣化等により変化すると、煙検知装置が正しく煙の種類を判定できなくなる場合がある。
上記の事情に鑑み、本発明は、経年劣化等が生じても正しく煙の種類を判定可能な2受光式の煙検知装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、偏光を発光する発光部と、前記発光部の発光軸と交差する第1受光軸を有する第1受光部と、前記発光部の発光軸と交差し前記第1受光軸と異なる方向の第2受光軸を有する第2受光部と、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号に基づき空気中の煙を検知し、煙を検知した場合、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号と、前記発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号とに基づき空気中の煙の種類を判定する煙判定部と、前記煙判定部により空気中の煙が検知されていない期間中に、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号の振幅値に対する前記発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号の振幅値の比率が所定値となるように、前記第1受光部が生成する信号及び前記第2受光部が生成する信号の少なくとも一方に乗算される乗率を決定する乗率決定部とを備え、前記煙判定部は、前記第1受光部が生成する信号及び前記第2受光部が生成する信号の少なくとも一方の振幅値に前記乗率決定部により決定された乗率を乗じた値に基づき空気中の煙の種類を判定する煙検知装置を提案する。
本発明に係る煙検知装置によれば、経年劣化等が生じても正しく煙の種類を判定できる。
[実施形態]
以下に、本発明の一実施形態に係る煙検知装置1を説明する。煙検知装置1は2受光式の煙検知装置である。図1は、煙検知装置1の構成を模式的に示した図である。ただし、図1においては、本発明の特徴に関係しない構成部については図示が省略されている。図1(A)は煙検知装置1の容器の蓋を取り外した状態を平面視した図である。図1(B)は図1(A)に破線で示す断面を矢印Aの方向に見た図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る煙検知装置1を説明する。煙検知装置1は2受光式の煙検知装置である。図1は、煙検知装置1の構成を模式的に示した図である。ただし、図1においては、本発明の特徴に関係しない構成部については図示が省略されている。図1(A)は煙検知装置1の容器の蓋を取り外した状態を平面視した図である。図1(B)は図1(A)に破線で示す断面を矢印Aの方向に見た図である。
以下の説明において、便宜的に、図1(A)が描かれている紙面が拡がる方向を水平面とする。
煙検知装置1は、第1電子回路基板10、第2電子回路基板11、第3電子回路基板12、第1発光部13、第1受光部14、第2受光部15、遮光部材16、第2発光部17、信号増幅部18、信号処理部19、容器20を備える。
第1電子回路基板10は、水平面に対し垂直に起立するように配置されている電子回路基板である。第1電子回路基板10には、第1発光部13が配置されている。
第2電子回路基板11は、水平面に沿った方向に配置されている電子回路基板である。第2電子回路基板11には、第1受光部14、遮光部材16、第2発光部17、信号増幅部18、信号処理部19が配置されている。
第3電子回路基板12は、水平面に対し垂直に起立するように配置されている電子回路基板である。第3電子回路基板12には、第2受光部15が配置されている。
なお、信号増幅部18と信号処理部19は第2電子回路基板11以外の電子回路基板(例えば、第1電子回路基板10又は第3電子回路基板12)に配置されてもよい。
第1発光部13は、図1において矢印Bで示される発光軸(以下、「発光軸B」という)の方向に偏光を発光する。例えば、第1発光部13が発光する偏光が直線偏光の場合、その直線の方向は水平面に対して垂直であり、第1発光部13が発光する偏光が楕円偏光の場合、その楕円の長軸の方向は水平面に対して垂直である。
第1受光部14は、図1(B)において矢印Cで示される第1受光軸(以下、「第1受光軸C」という)の方向に向かう光を受光し、受光した光の強度を示す信号を生成する。以下、第1受光部14が生成する信号の振幅値を振幅値A1という。第1受光軸Cは、発光軸Bを含む垂直面(水平面と直交する面)内において発光軸Bと所定の角度で交差する軸である。
第2受光部15は、図1(A)において矢印Dで示される第2受光軸(以下、「第2受光軸D」という)の方向に向かう光を受光し、受光した光の強度を示す信号を生成する。以下、第2受光部15が生成する信号の振幅値を振幅値A2という。第2受光軸Dは、発光軸Bを含む水平面内において発光軸Bと所定の角度で交差する軸である。
なお、発光軸Bと第1受光軸Cの間の角度と、発光軸Bと第2受光軸Dの間の角度は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
遮光部材16は、第1受光部14を囲むように配置された筒状の遮光性の部材である。遮光部材16の上側の底面は、第1受光軸Cに向かう光が第1受光部14に達するように開口している。遮光部材16は、第1受光軸Cに交差する方向で第1受光部14に向かう光を遮光する。遮光部材16により遮光される光には、第1発光部13から発光され、発光軸Bから外れて第1受光部14に向かう光や、第1発光部13から発光され、容器20内で反射して第1受光部14に向かう光が含まれる。遮光部材16は、それらの光が煙の有無の判定や煙の種類の判定に与える影響を低減する役割を果たす。
第2発光部17は、容器20及び容器20内の構造物(第1発光部13、第1受光部14、第2受光部15を含む)の少なくとも一方の汚損の程度を判定するための非偏光を発光する。第2発光部17が発光する光は容器20内の煙検知領域を含む広い領域に向かう。
第2発光部17は、第2発光部17から第1受光部14に直接向かう光が遮光部材16により遮光される位置に配置されている。そのため、第2発光部17が発光した光が直接、第1受光部14に届く場合と比較し、汚損の判定時に第1受光部14が生成する信号の振幅値A1が全体的に小さくなり、正常時の振幅値A1に対する汚損時の振幅値A1の変化量が顕著に現れる。従って、汚損の程度の判定が容易となる。
信号増幅部18は、第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号を増幅するアンプである。本実施形態において、信号増幅部18は、第1受光部14が生成する信号及び第2受光部15が生成する信号を同一の増幅率Gで増幅する。
以下、第1受光部14が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値を振幅値B1という。振幅値B1は、振幅値A1に増幅率Gを乗じた値である。また、第2受光部15が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値を振幅値B2という。振幅値B2は、振幅値A2に増幅率Gを乗じた値である。
信号処理部19は、データ処理を行うユニットであり、第1受光部14及び第2受光部15が生成し信号増幅部18が増幅したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、データを記憶するメモリ(記憶部)、データを処理するプロセッサ、計時を行うクロック等を有する。
煙検知装置1の工場出荷時に、メモリには第1受光部14用の乗率M1と第2受光部15用の乗率M2の初期値が記憶されている。そして、煙検知装置1の運用中に、後述の乗率決定部により乗率M1と乗率M2は更新される。
乗率M1の初期値は、容器20内が所定濃度の白煙(又は白煙の代替物)で満たされ、第1発光部13が発光している環境下において第1受光部14が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1で、所定の基準値Sを除算した値である。すなわち、上記の環境下における振幅値B1に乗率M1を乗算した値が基準値Sとなるように、乗率M1が初期値として煙検知装置1に設定されている。
乗率M2の初期値は、容器20内が白煙で満たされ、第1発光部13が発光している環境下において第2受光部15が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B2で、基準値Sを除算した値である。すなわち、上記の環境下における振幅値B2に乗率M2を乗算した値が基準値Sとなるように、乗率M2が初期値として煙検知装置1に設定されている。
以下、第1受光部14が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1に乗率M1を乗じて得られる振幅値を第1受光部14の振幅値C1という。また、第2受光部15が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B2に乗率M2を乗じた値を第2受光部15の振幅値C2という。
なお、ここで乗率M1の初期値の算出に用いられる基準値Sと、乗率M2の初期値の算出に用いられる基準値Sとは同じ値であるものとする。従って、容器20内が白煙で満たされ第1発光部13が発光している環境下における振幅値B1に対する振幅値B2(又は、振幅値C1に対する振幅値C2)の比率は1となる。なお、乗率M1の初期値の算出に用いられる基準値Sと、乗率M2の初期値の算出に用いられる基準値Sとが異なる値であってもよい。
信号処理部19は、メモリに記憶されているプログラムに従いプロセッサがデータ処理を行うことで、発光制御部、煙判定部、汚損判定部、乗率決定部、異常検知部を備える装置として機能する。
発光制御部は、第1発光部13及び第2発光部17に対し発光の開始及び終了を指示する。本実施形態においては、例として、煙検知装置1は、毎日、0時から23時59分まで煙判定モードで動作し、23時59分から24時(翌日0時)まで汚損判定モードで動作するものとする。
煙判定モードは煙の検知及び検知した煙の種類の判定を行う動作モードである。発光制御部は、煙判定モードの開始時に、第1発光部13に発光の開始を指示し、第2発光部17に発光の終了を指示する。
汚損判定モードは容器20及び容器20内の構造物の少なくとも一方の汚損の程度を判定するモードである。発光制御部は、汚損判定モードの開始時に、第1発光部13に発光の終了を指示し、第2発光部17に発光の開始を指示する。
なお、煙判定モードと汚損判定モードの長さは上述したものに限られない。
煙判定部は、煙判定モードにおいて、第1受光部14が生成する信号に基づき空気中の煙を検知する。
煙判定部が煙を検知するために、メモリには、煙検知用の閾値U1が記憶されている。煙判定部は、煙判定モードにおいて、第1受光部14が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1に乗率M1を乗算した振幅値C1と閾値U1の比較結果が所定の条件E1を満たした場合、煙検知装置1の周囲の空間において煙が発生している、と判定する。条件E1は、例えば、所定時間間隔で繰り返し行われる振幅値C1と閾値U1の比較において、振幅値C1が閾値U1を超えている、という判定結果が所定回数、連続する、といった条件であるが、これに限られない。
煙判定部は、上述した判定により、煙検知装置1の周囲の空間における空気中の煙を検知した場合、第1発光部13が発光中に第1受光部14が生成する信号と、第1発光部13が発光中に第2受光部15が生成する信号とに基づき、煙検知装置1の周囲の空間における空気中の煙の種類を判定する。
煙判定部が煙の種類を判定するために、メモリには、例えば、白煙と灰色煙とを判別するための閾値U2と、灰色煙と黒煙とを判別するための閾値U3が記憶されている。
なお、白煙、灰色煙、黒煙は煙判定部が判別する煙の種類の例示であって、他の種類の煙が判別可能であってもよい。また、煙判定部が煙の種類の判定に用いる閾値の数は、煙判定部が判別可能な煙の種類の数やその判別方法に応じて変化してよい。
煙判定部は、煙判定モードにおいて煙を検知すると、第1受光部14が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1に乗率M1を乗算した振幅値C1に対する、第2受光部15が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B2に乗率M2を乗算した振幅値C2の比率Rを算出する。続いて、煙判定部は、比率Rが閾値U2以下であれば煙の種類を白煙、比率Rが閾値U2より大きく閾値U3以下であれば煙の種類を灰色煙、比率Rが閾値U3より大きければ煙の種類を黒煙、と判定する。
煙検知装置1は、煙判定部により煙を検知すると、例えば、スピーカ(図1において図示略)から「白煙が発生しています。」といった警告メッセージを発音する、ディスプレイ(液晶ディスプレイや7セグメントLED等、図1において図示略)に警告メッセージを表示する、警告灯(図1において図示略)を点灯させる、通信ユニット(図1において図示略)から上位システムに煙の検知及びその煙の種類を示す通知を送信する、等の所定の処理を行う。
汚損判定部は、汚損判定モードにおいて、第1受光部14が生成する信号及び第2受光部15が生成する信号の少なくとも一方に基づき、容器20及び容器20内の構造物の少なくとも一方の汚損の程度を判定する。
汚損判定部が汚損の程度を判定するために、メモリには、汚損判定用の閾値U4及び閾値U5が記憶されている。汚損判定部は、汚損判定モードにおいて、例えば、第1受光部14が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1に乗率M1を乗算した振幅値C1が閾値U4を下回った場合、又は、第2受光部15が生成する信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B2に乗率M2を乗算した振幅値C2が閾値U5を下回った場合、容器20又は容器20内の構造物の汚損の程度が許容範囲を超えた、と判定する。
煙検知装置1は、汚損判定部により汚損の程度が許容範囲を超えたと判定した場合、例えば、スピーカ(図1において図示略)から「クリーニングが必要です。」といった警告メッセージを発音するとともに、通信ユニット(図1において図示略)から上位システムに煙検知装置1の清掃を促す通知を送信する。
乗率決定部は、第1発光部13、第1受光部14、第2受光部15の経年劣化や汚損等が煙判定部による判定の結果に与える影響を低減するために、煙検知装置1の運用中に乗率M1及び乗率M2を更新する役割を果たす。
そのため、乗率決定部は、煙判定部により空気中の煙が検知されていない期間中に、煙判定モードにおいて、第1受光部14が生成する信号の振幅値に対する第2受光部15が生成する信号の振幅値の比率が所定値となるように、第1受光部14が生成する信号及び第2受光部15が生成する信号の少なくとも一方に乗算される乗率を決定する。
本実施形態において、乗率決定部は、乗率M1と乗率M2の両方に関し、それらの更新値を決定するものとする。以下にその具体例を示す。
乗率決定部が乗率M1と乗率M2の更新値を決定するために、メモリには煙検知装置1の工場出荷時に、振幅値γ1と振幅値γ2が記憶されている。
振幅値γ1は、煙検知装置1の工場出荷時に、煙判定モードにおいて、無煙環境下で、第1受光部14が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1に乗率M1の初期値を乗算した値である。
振幅値γ2は、煙検知装置1の工場出荷時に、煙判定モードにおいて、無煙環境下で、第2受光部15が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B2に乗率M2の初期値を乗算した値である。
また、乗率決定部が乗率M1と乗率M2の更新値を決定するために、メモリには煙検知装置1の運用時に継続的に測定される振幅値B1と振幅値B2が、例えば、直近の過去の所定時間長(以下、10分とする)の期間に関し、ログデータとして順次、記憶されてゆく。
乗率決定部は、例えば、所定の時間長(例えば30日)が経過する毎に、まず、直近の過去における煙が検知されていない期間を特定する。
図2は、メモリに記憶されているログデータが示す、直近の過去の所定時間長の期間における振幅値B1の経時変化を示したグラフである。図2の例では、期間T4が汚損判定モードの期間であり、それ以外の期間が煙判定モードの期間である。
図2の例の場合、乗率決定部は、メモリから読み出したログデータが示す、期間T2における振幅値B1にその時点の乗率M1を乗算した値が閾値U1を継続的に超過していると判定する。その結果、乗率決定部は、期間T2を煙が検知されている期間として特定し、それ以外の期間、すなわち、期間T1、T3、T4、T5を、煙が検知されていない期間として特定する。
続いて、乗率決定部は、煙が検知されていない期間である期間T1、T3、T4、T5のうち、汚損判定モードの期間である期間T4を除く期間T1、T3、T5における振幅値B1の代表値として、例えば、それらの期間における振幅値B1の平均値D1を算出する。なお、平均値に代えて、中央値や最頻値等が代表値として用いられてもよい。
続いて、乗率決定部は、振幅値γ1を平均値D1で除算して、更新後の乗率M1を算出する。このように算出される更新後の乗率M1は、現時点の煙検知装置1において、煙判定モード時に無煙環境下で算出される振幅値C1が、工場出荷時の煙検知装置1において、煙判定モード時に無煙環境下で算出された振幅値γ1と一致するように調整された乗率である。乗率決定部は、そのように算出した更新後の乗率M1でメモリに記憶されている乗率M1を上書きする。
続いて、乗率決定部は、期間T1、T3、T5における振幅値B2の代表値として、例えば、それらの期間における振幅値B2の平均値D2を算出する。
続いて、乗率決定部は、振幅値γ2を平均値D2で除算して、更新後の乗率M2を算出する。このように算出される更新後の乗率M2は、現時点の煙検知装置1において、煙判定モード時に無煙環境下で算出される振幅値C2が、工場出荷時の煙検知装置1において、煙判定モード時に無煙環境下で算出された振幅値γ2と一致するように調整された乗率である。乗率決定部は、そのように算出した更新後の乗率M2でメモリに記憶されている乗率M2を上書きする。
上記のように乗率決定部が決定する更新後の乗率M1と乗率M2を用いて算出される振幅値C1と振幅値C2の比は、振幅値γ1と振幅値γ2の比と一致する。すなわち、乗率決定部は、振幅値C1に対する振幅値C2の比率が、初期値として与えられている振幅値γ1に対する振幅値γ2の比率となるように、更新後の乗率M1と乗率M2を決定する。
上記のように乗率決定部により乗率M1と乗率M2が更新されることにより、煙検知装置1の経年劣化や汚損等が煙判定部の判定結果に与える影響が低減される。
異常検知部は、煙判定部により空気中の煙が検知されていない期間中の煙判定モードにおいて、第1受光部14が生成する信号の振幅値に対する第2受光部15が生成する信号の振幅値の比率に基づき煙検知装置1の異常を検知する。
異常検知部は、煙検知装置1の異常を検知するために、例えば、所定の時間長(例えば5分)が経過する毎に、メモリからログデータを読み出し、ログデータが示す同じタイミングで測定された振幅値B1に対する振幅値B2の比率Pを算出する。
図3は、異常検知部が過去の所定期間に関し算出した比率Pの経時変化を示したグラフの例である。図3の例において、期間T4が汚損判定モードの期間であり、期間T2が煙の検知されている期間である。なお、異常検知部は、乗率決定部と同様の方法で、煙の検知されている期間を特定する。
異常検知部は、煙判定モードにおいて煙の検知されていない期間である期間T1、T3、T5のうち、時刻t1において、比率Pが非連続的に変化していることを検知する。異常検知部は、例えば、比率Pの移動平均の変化率が所定の閾値を超えるか否かの判定結果に基づき、比率Pが非連続的に変化している時刻を特定するが、既知の他の方法によって比率Pが非連続的に変化している時刻の特定が行われてもよい。
比率Pが非連続的に変化する場合、煙検知装置1のいずれかの部品に故障が発生したか、大きなゴミが付着した等の不具合が生じている可能性が高い。従って、この場合、異常検知部は時刻t1において煙検知装置1に何らかの異常が生じている、と判定する。
煙検知装置1は、異常検知部により自装置の異常を検知すると、例えば、スピーカ(図1において図示略)から「異常が発生しています。」といった警告メッセージを発音するとともに、通信ユニット(図1において図示略)から上位システムに異常の発生を示す通知を送信する。
上記のように異常検知部により、振幅値B1に対する振幅値B2の比率Pに基づき煙検知装置1の異常が検知される結果、例えば、振幅値B1のみに基づき煙検知装置1の異常を検知する場合や、振幅値B2のみに基づき煙検知装置1の異常を検知する場合においては検知が困難な異常の発生を検知できる。例えば、煙検知装置1の周囲において埃が発生し、細かい埃が容器20内に侵入した場合、振幅値B1と振幅値B2は連動して変化する。従って、振幅値B1又は振幅値B2と比較し、比率Pにはそれらの外乱による影響が現れにくい。従って、比率Pに基づく異常検知を行うことで、それらの外乱に拠らない異常を容易に検知できる。
以上が、信号処理部19の行う処理の説明である。
容器20(図1参照)は、煙を検知するための暗空間を形成する構成部であり、第1発光部13、第1受光部14、第2受光部15等を収容する。容器20には、監視対象の空間から内部へ空気が流れ込む際の通路となる流入口と、内部に流れ込んだ空気が外部へ流れ出す際の通路となる流出口が設けられている。
なお、煙検知装置1は、図1に示した構成部に加え、例えば、外部から容器20内へと向かう空気の流れを強制的に生成するファンや、容器20内へと向かう空気から、煙の粒子のサイズよりも大きいサイズの粉塵を除去するためのフィルタ等を備えていてもよい。
上述した煙検知装置1によれば、経年劣化等が生じても正しく煙の種類を判定できる。
[変形例]
上述の実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下に示す2以上の変形例が適宜組み合わされてもよい。
上述の実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下に示す2以上の変形例が適宜組み合わされてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態において、乗率決定部は、煙判定モードにおいて、すなわち、第1発光部13が発光している状態において、無煙環境下で第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号に基づき、更新後の乗率M1及び乗率M2を決定する。この場合、第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号は、第1発光部13が発光した光のうち容器20の内壁面や容器20内の構造物に反射した光である迷光に反応して生成する信号である。従って、第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号の振幅値が小さすぎる場合がある。
上述の実施形態において、乗率決定部は、煙判定モードにおいて、すなわち、第1発光部13が発光している状態において、無煙環境下で第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号に基づき、更新後の乗率M1及び乗率M2を決定する。この場合、第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号は、第1発光部13が発光した光のうち容器20の内壁面や容器20内の構造物に反射した光である迷光に反応して生成する信号である。従って、第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号の振幅値が小さすぎる場合がある。
そこで、乗率決定部が、煙判定モードではなく汚損判定モードにおいて、すなわち、第2発光部17が発光している状態において、第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号に基づき、更新後の乗率M1及び乗率M2を決定する構成が採用されてもよい。
以下、この変形例に係る煙検知装置1が上述した実施形態に係る煙検知装置1と異なる点を説明し、それらに共通する点については説明を省略する。
まず、この変形例においては、工場出荷時にメモリに、上述した実施形態における場合と異なる振幅値γ1と振幅値γ2が記憶される。
上述した実施形態において、振幅値γ1と振幅値γ2は、煙判定モードにおいて第1受光部14又は第2受光部15が生成した信号に基づく値であるのに対し、この変形例において、振幅値γ1と振幅値γ2は、汚損判定モードにおいて第1受光部14又は第2受光部15が生成した信号に基づく値である。
すなわち、この変形例において、振幅値γ1は、煙検知装置1の工場出荷時に、汚損判定モードにおいて、無煙環境下で、第1受光部14が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B1に乗率M1の初期値を乗算した値である。
また、この変形例において、振幅値γ2は、煙検知装置1の工場出荷時に、汚損判定モードにおいて、無煙環境下で、第2受光部15が生成した信号を信号増幅部18が増幅した信号の振幅値B2に乗率M2の初期値を乗算した値である。
次に、この変形例においては、ログデータとして、例えば、直近の過去の所定回数分の汚損判定モードにおいて測定された振幅値B1と振幅値B2が記憶される。以下、例として、ログデータに直近の過去の5回分の汚損判定モードにおける振幅値B1と振幅値B2が記憶されるものとし、それら5回の汚損判定モードの期間を期間T1~T5とする。
この変形例において、乗率決定部は、例えば、所定の時間長(例えば30日)が経過する毎に、ログデータが示す期間T1~T5の各々における振幅値B1と振幅値B2の平均値を算出する。以下、期間T1~T5の各々における振幅値B1の平均値を平均値F1(T1)~F1(T5)とし、期間T1~T5の各々における振幅値B2の平均値を平均値F2(T1)~F2(T5)とする。
また、乗率決定部は、振幅値B1と振幅値B2の各々に関し、期間T1~T5を通した平均値を算出する。以下、期間T1~T5を通した振幅値B1の平均値を平均値F1とし、期間T1~T5を通した振幅値B2の平均値を平均値F2とする。
乗率決定部は、平均値F1(T1)~F1(T5)のうち、平均値F1との差が所定の閾値以上であるものがあれば、その平均値に応じた期間を、煙が検知された期間として除外する。また、乗率決定部は、平均値F2(T1)~F1(T5)のうち、平均値F2との差が所定の閾値以上であるものがあれば、その平均値に応じた期間を、煙が検知された期間として特定する。
以下、例として、平均値F1(T2)と平均値F1の差が所定の閾値以上であり、また、平均値F2(T2)と平均値F2の差が所定の閾値以上であり、期間T2が煙の検知された期間として特定され、期間T1、T3、T4、T5が煙の検知されなかった期間として特定されたものとする。
続いて、乗率決定部は、煙が検知されなかった期間T1、T3、T4、T5における振幅値B1の平均値D1を算出する。また、乗率決定部は、煙が検知されなかった期間T1、T3、T4、T5における振幅値B2の平均値D2を算出する。
続いて、乗率決定部は、振幅値γ1を平均値D1で除算して、更新後の乗率M1を算出する。このように算出される更新後の乗率M1は、現時点の煙検知装置1において、汚損判定モード時に無煙環境下で算出される振幅値C1が、工場出荷時の煙検知装置1において、汚損判定モード時に無煙環境下で算出された振幅値γ1と一致するように調整された乗率である。乗率決定部は、そのように算出した更新後の乗率M1でメモリに記憶されている乗率M1を上書きする。
続いて、乗率決定部は、振幅値γ2を平均値D2で除算して、更新後の乗率M2を算出する。このように算出される更新後の乗率M2は、現時点の煙検知装置1において、汚損判定モード時に無煙環境下で算出される振幅値C2が、工場出荷時の煙検知装置1において、汚損判定モード時に無煙環境下で算出された振幅値γ2と一致するように調整された乗率である。乗率決定部は、そのように算出した更新後の乗率M2でメモリに記憶されている乗率M2を上書きする。
上記のように乗率決定部が決定する更新後の乗率M1と乗率M2を用いて算出される振幅値C1と振幅値C2の比は、振幅値γ1と振幅値γ2の比と一致する。すなわち、乗率決定部は、振幅値C1に対する振幅値C2の比率が、初期値として与えられている振幅値γ1に対する振幅値γ2の比率となるように、更新後の乗率M1と乗率M2を決定する。
この変形例によれば、第1発光部13が発光する光の迷光に反応して第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号の振幅値が小さすぎる場合であっても、第2発光部17が発光する光に反応して第1受光部14及び第2受光部15が生成する信号の十分に大きい振幅値に基づき乗率M1と乗率M2が更新されるため、煙検知装置1の経年劣化や汚損等が煙判定部の判定結果に与える影響が低減される。
(変形例2)
上述した実施形態において、乗率決定部は更新後の乗率M1と乗率M2を個別に算出する。すなわち、乗率決定部は、更新後の乗率M1を振幅値γ1に基づき算出し、更新後の乗率M2を振幅値γ2に基づき算出する。これに代えて、乗率決定部が、更新後の乗率M2を、更新後の乗率M1に基づき決定してもよい。
上述した実施形態において、乗率決定部は更新後の乗率M1と乗率M2を個別に算出する。すなわち、乗率決定部は、更新後の乗率M1を振幅値γ1に基づき算出し、更新後の乗率M2を振幅値γ2に基づき算出する。これに代えて、乗率決定部が、更新後の乗率M2を、更新後の乗率M1に基づき決定してもよい。
この変形例において、工場出荷時に、メモリには振幅値γ1と比率Qが記憶される。振幅値γ1は、上述した実施形態における振幅値γ1と同じ値である。乗率決定部は、上述した実施形態における場合と同様に、振幅値γ1を用いて更新後の乗率M1を決定する。
比率Qは、上述した実施形態における振幅値γ1に対する振幅値γ2の比率である。
乗率決定部は、更新後の乗率M1を用いて算出される振幅値C1に対する、更新後の乗率M2を用いて算出される振幅値C2の比率が比率Qとなるように、更新後の乗率M2を算出する。すなわち、乗率決定部は、ログデータが示す煙判定モードにおける煙が検知されなかった期間の振幅値B1の平均値に更新後の乗率M1を乗算した値に比率Qをさらに乗算した値を、ログデータが示す煙判定モードにおける煙が検知されなかった期間の振幅値B2の平均値で除算することで、更新後の乗率M2を算出する。
なお、上記の例では、この変形例において更新後の乗率M1を決定する方法は、上述した実施形態において更新後の乗率M1を決定する方法と同じものとした。その結果、この変形例において決定される更新後の乗率M2は、上述した実施形態において決定される更新後の乗率M2と同一のものとなる。
ただし、この変形例において、上述した実施形態と異なる方法で更新後の乗率M1が決定されてもよい。この変形例においては、更新後の乗率M1の決定方法としてどのような方法が採用されても、更新後の乗率M1と乗率M2を用いて算出される振幅値C1に対する振幅値C2の比率が定数である比率Qとなる。
上述した変形例2は、上述した変形例1と組み合わされてもよい。その場合、工場出荷時にメモリには、上述した変形例1における振幅値γ1と同じ振幅値γ1と、上述した変形例1における振幅値γ1に対する振幅値γ2の比率である比率Qが記憶されればよい。
(変形例3)
上述した実施形態において煙検知装置1が備えるものとした信号増幅部18は必須ではない。煙検知装置1が信号増幅部18を備えない場合、上述した実施形態における振幅値B1に代えて振幅値A1が用いられ、また、上述した実施形態における振幅値B2に代えて振幅値A2が用いられる。
上述した実施形態において煙検知装置1が備えるものとした信号増幅部18は必須ではない。煙検知装置1が信号増幅部18を備えない場合、上述した実施形態における振幅値B1に代えて振幅値A1が用いられ、また、上述した実施形態における振幅値B2に代えて振幅値A2が用いられる。
(変形例4)
上述した実施形態において、信号増幅部18は第1受光部14が生成する信号と第2受光部15が生成する信号とを同一の増幅率で増幅するものとしたが、信号増幅部18がこれらの信号を異なる増幅率で増幅してもよい。
上述した実施形態において、信号増幅部18は第1受光部14が生成する信号と第2受光部15が生成する信号とを同一の増幅率で増幅するものとしたが、信号増幅部18がこれらの信号を異なる増幅率で増幅してもよい。
1…煙検知装置、10…第1電子回路基板、11…第2電子回路基板、12…第3電子回路基板、13…第1発光部、14…第1受光部、15…第2受光部、16…遮光部材、17…第2発光部、18…信号増幅部、19…信号処理部、20…容器。
Claims (10)
- 偏光を発光する発光部と、
前記発光部の発光軸と交差する第1受光軸を有する第1受光部と、
前記発光部の発光軸と交差し前記第1受光軸と異なる方向の第2受光軸を有する第2受光部と、
前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号に基づき空気中の煙を検知し、煙を検知した場合、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号と、前記発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号とに基づき空気中の煙の種類を判定する煙判定部と、
前記煙判定部により空気中の煙が検知されていない期間中に、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号の振幅値に対する前記発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号の振幅値の比率が所定値となるように、前記第1受光部が生成する信号及び前記第2受光部が生成する信号の少なくとも一方に乗算される乗率を決定する乗率決定部と
を備え、
前記煙判定部は、前記第1受光部が生成する信号及び前記第2受光部が生成する信号の少なくとも一方の振幅値に前記乗率決定部により決定された乗率を乗じた値に基づき空気中の煙の種類を判定する
煙検知装置。 - 前記第1受光部が生成する信号の振幅値を記憶する記憶部を備え、
前記乗率決定部は、前記煙判定部により空気中の煙が検知されなかった過去の期間中、かつ、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成した信号の振幅値を前記記憶部から読み出し、当該振幅値が所定値となるように前記第1受光部の信号に乗算される前記第1受光部用の乗率を決定し、
前記煙判定部は、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号の振幅値に対し前記第1受光部用の乗率を乗じた値に基づき空気中の煙を検知する
請求項1に記載の煙検知装置。 - 前記発光部が発光する偏光は直線偏光又は楕円偏光であり、
前記第1受光軸及び前記発光部の発光軸を含む平面は、前記発光部が発光する直線偏光の直線の方向を含む面、又は、前記発光部が発光する楕円偏光の楕円の長軸を含む面に対して平行であり、
前記第2受光軸及び前記発光部の発光軸を含む平面は、前記発光部が発光する直線偏光の直線の方向を含む面、又は、前記発光部が発光する楕円偏光の楕円の長軸を含む面に対して垂直であり、
前記乗率決定部は、前記第1受光部用の乗率に基づき、前記第2受光部用の乗率を決定する
請求項2に記載の煙検知装置。 - 前記煙判定部により空気中の煙が検知されていない期間中の、前記発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号の振幅値に対する前記発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号の振幅値の比率に基づき自装置の異常を検知する異常検知部を備える
請求項1に記載の煙検知装置。 - 偏光を発光する第1発光部と、
前記第1発光部の発光軸と交差する第1受光軸を有する第1受光部と、
前記第1発光部の発光軸と交差し前記第1受光軸と異なる方向の第2受光軸を有する第2受光部と、
前記第1発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号に基づき空気中の煙を検知し、煙を検知した場合、前記第1発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号と、前記第1発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号とに基づき空気中の煙の種類を判定する煙判定部と、
非偏光を発光する第2発光部と、
前記第2発光部が発光中に前記第1受光部が生成した信号の振幅値に対する前記第2発光部が発光中に前記第2受光部が生成した信号の振幅値の比率が所定値となるように、前記第1受光部の信号及び前記第2受光部の信号の少なくとも一方に乗算される乗率を決定する乗率決定部と
を備え、
前記煙判定部は、前記第1受光部が生成する信号及び前記第2受光部が生成する信号の少なくとも一方の振幅値に前記乗率決定部により決定された乗率を乗じた値に基づき空気中の煙の種類を判定する
煙検知装置。 - 前記第2発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号及び前記第2発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号の少なくとも一方に基づき、煙を検知するための空間を形成する容器及び前記容器内の構造物の少なくとも一方の汚損の程度を判定する汚損判定部を備える
請求項5に記載の煙検知装置。 - 前記第1受光部が生成する信号の振幅値を記憶する記憶部を備え、
前記乗率決定部は、前記煙判定部により空気中の煙が検知されなかった過去の期間中、かつ、前記第2発光部が発光中に前記第1受光部が生成した信号の振幅値を前記記憶部から読み出し、当該振幅値が所定値となるように前記第1受光部の信号に乗算される前記第1受光部用の乗率を決定し、
前記煙判定部は、前記第1発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号の振幅値に対し、前記第1受光部用の乗率を乗じた値に基づき空気中の煙を検知する
請求項5に記載の煙検知装置。 - 前記第1発光部が発光する偏光は直線偏光又は楕円偏光であり、
前記第1受光軸及び前記第1発光部の発光軸を含む平面は、前記第1発光部が発光する直線偏光の直線の方向を含む面、又は、前記第1発光部が発光する楕円偏光の楕円の長軸を含む面に対して平行であり、
前記第2受光軸及び前記第1発光部の発光軸を含む平面は、前記第1発光部が発光する直線偏光の直線の方向を含む面、又は、前記第1発光部が発光する楕円偏光の楕円の長軸を含む面に対して垂直であり、
前記乗率決定部は、前記第1受光部用の乗率に基づき、前記第2受光部用の乗率を決定する
請求項5に記載の煙検知装置。 - 前記煙判定部により空気中の煙が検知されていない期間中の、前記第1発光部が発光中に前記第1受光部が生成する信号の振幅値に対する前記第1発光部が発光中に前記第2受光部が生成する信号の振幅値の比率に基づき自装置の異常を検知する異常検知部を備える
請求項5に記載の煙検知装置。 - 前記第1受光部が生成する信号及び前記第2受光部が生成する信号を増幅する信号増幅部を備え、
前記乗率決定部及び前記煙判定部は、前記第1受光部が生成する信号の振幅値に代えて、前記第1受光部が生成する信号を前記信号増幅部が増幅した信号の振幅値を用い、前記第2受光部が生成する信号の振幅値に代えて、前記第2受光部が生成する信号を前記信号増幅部が増幅した信号の振幅値を用いる
請求項1又は5に記載の煙検知装置。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022093782 | 2022-06-09 | ||
| JP2022093782 | 2022-06-09 | ||
| PCT/JP2023/020955 WO2023238849A1 (ja) | 2022-06-09 | 2023-06-06 | 煙検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2023238849A1 JPWO2023238849A1 (ja) | 2023-12-14 |
| JP7788552B2 true JP7788552B2 (ja) | 2025-12-18 |
Family
ID=
Citations (5)
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|---|---|---|---|---|
| JP2008281673A (ja) | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Sony Corp | 画像表示装置 |
| JP2009122983A (ja) | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Sharp Corp | 煙センサおよび電子機器 |
| JP2009246095A (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Epson Imaging Devices Corp | 光センサ、光検出装置、電気光学装置及び電子機器 |
| WO2011033552A1 (ja) | 2009-09-15 | 2011-03-24 | ホーチキ株式会社 | 煙感知器 |
| JP2020181507A (ja) | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 能美防災株式会社 | 煙感知器 |
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