(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(移動販売システムのシステム構成)
図1を用いて、第1の実施形態に係る移動販売システム1のシステム構成を説明する。図1は、第1の実施形態に係る移動販売システムの構成の一例を示す図である。
移動販売システム1は、図1に示すように、移動販売ロボット10と、ユーザ端末20と、サーバ装置30とを有する。移動販売ロボット10、ユーザ端末20及びサーバ装置30は、LAN(Local Area network)等のネットワークNに接続される。
移動販売ロボット10は、商品の搬送と販売とを行う自走式の無人販売装置である。例えば、移動販売ロボット10は、ショッピングモール等の予め定められた範囲内を走行し、走行先の各位置において商品の販売を行う。移動販売ロボット10は、予め定められた経路で走行する巡回走行、及び客に指定された呼出位置に向かう呼出走行を行う。なお、移動販売ロボット10の台数は問わない。複数の移動販売ロボット10は、互いに連携して動作する。例えば、商品を販売中の移動販売ロボット10が収容している商品に欠品が生じた場合、当該移動販売ロボット10は、欠品した商品を収容している他の移動販売ロボット10に対して応援を要請する。以降、応援を要請する側の移動販売ロボット10を被応援ロボット100とも呼ぶ。また、応援を要請された側の移動販売ロボット10を応援ロボット101とも呼ぶ。即ち、全ての移動販売ロボット10は、被応援ロボット100又は応援ロボット101のどちらにもなり得る。なお、移動販売ロボット10は、本開示における無人販売装置の一例である。また、移動販売システム1は、本開示における無人販売システムの一例である。
(移動販売ロボットの概略構成)
図2から図4を用いて、移動販売ロボット10の概略構成を説明する。図2は、第1の実施形態に係る移動販売ロボットの外観構成の一例を示す第1の斜視図である。図3は、第1の実施形態に係る移動販売ロボットの外観構成の一例を示す第2の斜視図である。図4は、第1の実施形態に係る移動販売ロボットの外観構成の一例を示す第3の斜視図である。
図2から図4では、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の3軸方向を用いて移動販売ロボット10の構成を説明する。X軸は、移動販売ロボット10を前後に貫き、移動販売ロボット10の後方から前方に向かう軸である。Y軸は、移動販売ロボット10を左右に貫き、移動販売ロボット10の前方に向かって左側から右側に向かう軸である。Z軸は、移動販売ロボット10を上下に貫き、移動販売ロボット10の下方から上方に向かう軸である。以下、移動販売ロボット10の前方に向かって左側(Y軸負方向側)を移動販売ロボット10の正面側ともいう。また、移動販売ロボット10の前方に向かって右側(Y軸正方向側)を移動販売ロボット10の背面側ともいう。
移動販売ロボット10は、本体部11と、移動部12と、ユーザインタフェース部13とを備える。本体部11は、正面及び背面側が開放された箱状の筐体で形成される。本体部11の内部には収容部111が設けられる。
収容部111は、食料品等の商品Mを収容するための空間である。収容部111には、商品Mを陳列可能な複数の棚112が、移動販売ロボット10の前後方向に亘って、上下多段に配設される。商品Mは、移動販売ロボット10を管理する店員等によって、棚112の上に載置される。収容部111に収容される商品Mは、食料品に限らず、医薬品、レジャー用品など他のジャンルの商品であってもよい。また、収容部111は、複数のジャンルの商品Mを収容するものであってもよい。
なお、棚112は、例えば同一種別の商品Mを分類して載置するため、複数の領域に区分されてもよい。この場合、棚112は、例えばトレイ等を用いることで、複数の領域に区分されてもよい。
棚112の正面側には、商品Mの名称や価格を表示するための棚札113が設けられる。棚札113は、情報をデジタル表示する、電子棚札やデジタルサイネージであってもよい。また、棚112の各々には、棚112に載置された商品Mの重量を検出可能な重量検知部159(図5参照)が設けられる。重量検知部159は、重量変化を検知することにより、棚112に載置された商品Mが当該棚112から取り出されたこと、あるいは商品Mが当該棚112に戻されたことを検知する。重量検知部159の詳細は後述する。
なお、本実施形態では、棚112の正面側に棚札113を設けたが、棚112の背面側にも棚札113を設ける構成としてもよい。また、本実施形態では、本体部11(収容部111)の正面側及び背面側の両方を開放する構成としたが、一方のみ(例えば正面側のみ)を開放する構成としてもよい。
また、本体部11(収容部111)の正面側及び背面側の何れか一方又は両方に、ガラスなどの光透過性の部材で形成した扉部を開閉可能に取り付け、扉部を介して収容部111内にアクセス可能な構成としてもよい。例えば、本体部11の正面側に扉部を取り付け、本体部11の背面側を壁面で覆う形態としてもよい。また、この場合、背面側の壁面は、ガラス等の光透過性の部材を用いて形成してもよい。これにより、移動販売ロボット10の移動時等に、収容部111内の商品Mが収容部111の外に落ちてしまうことを防止することができる。
更には、上記扉部に電子錠等を設けることでロック可能な構成としてもよい。これにより、例えば、移動販売ロボット10の移動時等に収容部111内の商品が不正に取り出されることを防止することもできる。
本体部11の前方側には、発光部114と測距センサ115とが設けられる。発光部114は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を有し、後述する制御部154の制御指示に従って発光することで、移動販売ロボット10の動作状態を報知する。例えば、発光部114は、移動販売ロボット10の移動時に発光することで、移動販売ロボット10が移動中であることを報知する。なお、発光部114の発光色は単色に限らないものとする。例えば、発光部114は、移動販売ロボット10の動作状態に応じて、発光色を異ならせたり、発光パターンを変えたりしてもよい。また、発光部114は、本体部11の前方側に限らず、後方側に設けてもよい。
測距センサ115は、移動販売ロボット10の周辺に存在する物体の検知、及び当該物体の位置と物体までの距離とを計測するセンサである。測距センサ115のセンシング結果は、後述する制御部154に出力され、移動販売ロボット10が移動する際の衝突回避に使用される。測距センサ115は、例えば、画像を撮像するカメラや、超音波により物体検知や距離の測定を行うセンサ装置、レーザ光により物体検知を行うLiDAR(Light Detection and ranging)等のセンサ装置で実現することができる。
なお、測距センサ115が設けられる位置は、移動販売ロボット10の前方に限らない。例えば、測距センサ115は、移動販売ロボット10の後方等、他の位置に設けてもよい。また、後述する撮像部134(図3参照)を測距センサ115として用いてもよい。
移動部12は、本体部11の下方に設けられ、本体部11を移動可能に支持する。具体的には、移動部12は、非駆動輪121と、駆動輪122と、駆動輪122を駆動する駆動部123とを備える。
非駆動輪121は、小型の車輪である。非駆動輪121は、駆動輪122の回転によって生じる力の向きに応じて自由に向きを変えることで、移動販売ロボット10(移動部12)の進行方向を変える。
駆動輪122は、駆動部123によって回転駆動されることにより、移動販売ロボット10(移動部120)を前進、後退、又は回転させる。
駆動部123は、モータや電源等の駆動源を有する。駆動部123は、後述する制御部154の制御指示に従い、駆動輪122を回転駆動することで、移動販売ロボット10(移動部12)を、制御部154が指示した方向及び位置に移動させる。
ユーザインタフェース部13は、本体部11の上部に設けられる。ユーザインタフェース部13は、第1表示部131、第2表示部132、第3表示部133、撮像部134、及び消毒装置135等を備える。
第1表示部131は、移動販売ロボット10の正面側に設置される表示デバイスである。第2表示部132は、移動販売ロボット10の後方側に設置される表示デバイスである。第3表示部133は、移動販売ロボット10の背面側に設置される表示デバイスである。第1表示部131、第2表示部132及び第3表示部133には、商品Mを販売する際に行われる、商品登録処理及び決済処理に係る各種の情報が表示される。また、第1表示部131、第2表示部132及び第3表示部133には、各種広告画面が表示される。各種広告画面とは、例えば、収容部111に収容された商品Mを宣伝するための情報や、商品Mの販促に係る情報、企業の宣伝広告等である。
撮像部134は、移動販売ロボット10の後方側に設置される。撮像部134は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)等の撮像素子を有するデジタルカメラである。撮像部134は、決済処理を行う際に、客の顔を撮像することで、客の顔認証に必要な情報を取得する。
消毒装置135は、移動販売ロボット10を利用する客の消毒を行う装置である。本実施形態において、消毒とは、対象物に存在する病原性のある細菌、ウイルス、その他微生物を死滅させて(又は除去して)害のない程度にすることをいう。また、消毒は、除菌、殺菌、又は滅菌に読み替え可能であるものとする。
消毒装置135の装置構成は特に問わない。例えば、消毒装置135は、アルコール等の消毒液を噴霧する噴霧器であってもよい。また、消毒装置135は、紫外線を照射する紫外線消毒装置であってもよい。消毒装置135は、客の操作に応じて、消毒液の噴霧や紫外線の照射等、消毒動作を行う。
なお、ユーザインタフェース部13の構成は、図示例に限定されないものとする。例えば、ユーザインタフェース部13が備える表示デバイスの個数や設置位置は、図示した例に限らないものとする。また、ユーザインタフェース部13は、消毒装置135を備えない構成としてもよい。また、ユーザインタフェース部13は、二次元コード等のコードシンボルに保持された情報を読み取るリーダ装置や、ICカードやクレジットカード等のカード媒体から情報を読み取るリーダ装置等を備えてもよい。
図1に戻り、ユーザ端末20は、移動販売システム1のユーザが使用する携帯端末である。ユーザ端末20は、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末によって実現される。ユーザ端末20は、客から移動販売ロボット10の呼び出しを要求する呼出要求を受け付け、受け付けた呼出要求をサーバ装置30に送信する。なお、ユーザ端末20の台数は問わない。
サーバ装置30は、移動販売システム1を管理する。サーバ装置30は、例えば、PC(Personal Computer)等の情報処理装置によって実現される。サーバ装置30は、移動販売ロボット10の各々が販売する商品を管理する。また、サーバ装置30は、移動販売ロボット10を管理して、ユーザ端末20から受信した呼出要求で指定された呼出位置に当該移動販売ロボット10を走行させる。例えば、サーバ装置30は、移動販売ロボット10及びユーザ端末20の現在位置を管理し、ユーザ端末20から移動販売ロボット10の呼出要求を受け付けると、当該呼出要求で指定された移動販売ロボット10をユーザ端末20の位置に向けて走行させる。
(移動販売ロボットのハードウエア構成)
図5から図8を用いて、移動販売ロボット10のハードウエア構成を説明する。図5は、第1の実施形態に係る移動販売ロボットのハードウエア構成の一例を示す図である。図6は、商品マスタのデータ構成の一例を示す図である。図7は、収容商品テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図8は、商品登録ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図5に示すように、移動販売ロボット10は、当該移動販売ロボット10の全体を制御する制御部154と、記憶部162と、各種周辺機器とを備える。
制御部154は、CPU(Central Processing Unit)151と、ROM(Read Only Memory)152と、RAM(Random Access Memory)153とを備える。CPU151は、移動販売ロボット10の各部を統括的に制御する。ROM152は、各種プログラムを記憶する。RAM153は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
CPU151、ROM152、及びRAM153は、バス等を介して接続される。制御部154は、CPU151が、記憶部162に記憶されてRAM153に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
移動販売ロボット10は、各種周辺機器として、上述した発光部114、駆動部123、及び撮像部134を備える。また、移動販売ロボット10は、表示部155、操作部156、収音部157、センサ部158、重量検知部159、測位部160、通信部161等を備える。
表示部155は、上述した第1表示部131、第2表示部132、及び第3表示部133等の表示デバイスである。表示部155は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。表示部155は、CPU151の制御の下、各種の情報を表示する。なお、棚札113が電子棚札である場合、表示部155は当該電子棚札を含むものとする。
操作部156は、キーボード、ポインティングデバイス等の入力デバイスである。操作部156は、客から受け付けた操作内容をCPU151に出力する。なお、操作部156は、表示部155の表示画面に設けられるタッチパネルであってもよい。
収音部157は、移動販売ロボット10の周辺の音声を収音し、収音した音声の音声信号をCPU151に出力する。収音部157は、例えば、マイクロフォン等の収音装置で実現される。収音部157は、例えば、移動販売ロボット10の巡回走行中に商品の購入を希望する客から走行を停止させるための音声を収音する。
センサ部158は、上述した測距センサ115等のセンサ装置である。センサ部158は、センシングによって得られた検知結果をCPU151に出力する。
重量検知部159は、収容部111に収容された商品の重量を検知する重量センサである。具体的には、重量検知部159は、棚112の各々に設けられて、棚112に載置された商品の重量や重量変化を検知する。なお、棚112の各々と、当該棚112に設けられる重量検知部159とは、予め関連付けられており、重量検知部159で重量変化が検知された場合には、変化のあった棚112を特定することが可能であるとする。
なお、棚112が、複数の領域に区分される場合には、区分された領域毎に重量検知部159を設けてもよい。この場合、区分された各領域と、当該領域に設けられる重量検知部159とが関連付けられるものとする。
測位部160は、移動販売ロボット10が存在する位置を測定する。測位部160は、例えばGPS(Global Positioning System)等の測位技術を用いた測位装置によって実現することができる。
また、測位部160は、ビーコン測位、RFID(Radio Frequency Identifier)測位等の測位技術を利用した位置計測装置によって実現してもよい。この場合、移動販売ロボット10が移動可能な範囲の各位置に、ビーコン測位やRFID測位等の測位技術に対応した端末を設けることで、当該端末と測位部160とで形成される測位システムにより、移動販売ロボット10が存在する位置を測定(特定)することができる。
通信部161は、ネットワークNに接続可能な無線通信インタフェースである。通信部161は、ネットワークNを介して、サーバ装置30等の外部装置と通信を行う。
記憶部162は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部162は、CPU151が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。
また、記憶部162は、マップ情報1621と、商品マスタ1622と、収容商品テーブル1623と、商品登録ファイル1624とを記憶する。マップ情報1621は、移動販売ロボット10が移動する範囲のマップを示した情報である。マップ情報1621は、測位部160が特定した位置と、移動販売ロボット10が移動可能な範囲における位置とを関連付ける情報である。移動販売ロボット10は、特定されたマップ情報1621における位置を頼りにして、巡回走行や呼出走行を行う。なお、マップ情報1621の形式は問わない。
商品マスタ1622は、販売対象の商品に関する情報を記憶したデータテーブルである。商品マスタ1622は、図6に示すように、商品を識別する商品コードに関連付けて、当該商品コードに対応する商品の商品情報を記憶する。商品情報は、商品名、種別、価格、重量、及び商品アイコン等を含む。
また、記憶部162は、商品マスタ1622を記憶しない構成としてもよい。この場合、移動販売ロボット10は、サーバ装置30に記憶された商品マスタ3162(図9参照)を参照することで、商品マスタ1622を保持する構成と同様に商品マスタ3162を取り扱うことができる。
収容商品テーブル1623は、収容部111に収容された商品に関する情報を記憶するためのデータテーブルである。収容商品テーブル1623は、図7に示すように、収容部111に設けられた棚112の各々を識別可能な棚IDに関連付けて、当該棚IDの棚112に載置される商品の商品コードと、載置された商品の数量とを記憶する。
なお、収容商品テーブル1623のデータ構成は、図7の例に限定されるものではない。例えば、棚112が、複数の領域に区分される場合には、収容商品テーブル1623は、区分された領域毎に識別子を割り当て、当該領域に載置される商品の商品コードと、数量とを関連付けて記憶してもよい。
商品登録ファイル1624は、客が移動販売ロボット10の棚112から取り出した商品Mを登録したファイルである。商品登録ファイル1624は、図8に示すように、客を一意に特定するユーザIDに関連付けて、当該ユーザIDの客が移動販売ロボット10の棚112から取り出した商品Mの商品コードと、数量と、単価とを記憶する。なお、商品登録ファイル1624のデータ構成は、図8の例に限定されるものではなく、客が移動販売ロボット10の棚112から取り出した商品Mを特定可能な情報を含めばよい。
ここで、ユーザIDは、例えば、客が移動販売ロボット10を呼び出した際に、サーバ装置30が発行したピンコードであってもよいし、移動販売ロボット10の呼び出しを行った客のユーザ端末20から送信される顔画像やユーザIDであってもよい。
移動販売ロボット10は、客が棚112から商品Mの取り出しを完了した際に、商品登録ファイル1624をサーバ装置30に送信する。そして、サーバ装置30は、商品登録ファイル1624の登録内容に基づいて決済処理を行う。なお、移動販売ロボット10は、客が棚112から商品Mを取り出すたびに、取り出した商品の商品コードをサーバ装置30に送信し、サーバ装置30において商品の登録処理、及び決済処理の両方を行ってもよい。
(ユーザ端末のハードウエア構成)
図9を用いて、ユーザ端末20を説明する。図9は、第1の実施形態に係るユーザ端末のハードウエア構成の一例を示す図である。
図9に示すように、ユーザ端末20は、当該ユーザ端末20の全体を制御する制御部214と、記憶部220と、各種周辺機器とを備える。
制御部214は、CPU211と、ROM212と、RAM213とを備える。CPU211は、ユーザ端末20の各部を統括的に制御する。ROM212は、各種プログラムを記憶する。RAM213は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
CPU211、ROM212、及びRAM213は、バス等を介して接続される。制御部214は、CPU211が、記憶部220に記憶されてRAM213に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
ユーザ端末20は、各種周辺機器として、表示部215、操作部216、撮像部217、測位部218、通信部219、及び記憶部220を備える。
表示部215は、表示デバイスであり、例えばLCD等で構成される。表示部215は、CPU211の制御の下、各種の情報を表示する。操作部216は、キーボード、ポインティングデバイス等の入力デバイスである。操作部216は、客から受け付けた操作内容をCPU211に出力する。なお、操作部216は、表示部215の表示画面に設けられるタッチパネルであってもよい。
撮像部217は、CCDやCMOS等の撮像素子を有するデジタルカメラである。撮像部217は、ユーザ端末20を使用する客を撮像することで、客の顔画像等を取得する。
測位部218は、ユーザ端末20が存在する位置を測定する。測位部218は、例えばGPS等の測位技術を用いた測位装置によって実現することができる。また、測位部218は、上述した測位部160と同様に、ビーコン測位、RFID測位等の測位技術を利用した位置計測装置によって実現してもよい。
通信部219は、ネットワークNに接続可能な無線通信インタフェースである。通信部219は、ネットワークNを介してサーバ装置30等の外部装置と通信を行う。
記憶部220は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部220は、CPU211が実行することが可能なプログラム(移動販売システム1の処理に関するアプリケーションプログラムを含む)や各種の設定情報を記憶する。
また、記憶部220は、マップ情報2201等を記憶する。マップ情報2201は、移動販売ロボット10が移動する範囲のマップを示す情報である。マップ情報2201は、移動販売ロボット10が備えるマップ情報1621と同じ情報を格納している。
(サーバ装置のハードウエア構成)
図10から図15を用いて、サーバ装置30を説明する。図10は、第1の実施形態に係るサーバ装置のハードウエア構成の一例を示す図である。図11は、ロボット管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図12は、商品管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図13は、ユーザ管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図14は、呼出管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図15は、取引管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図10に示すように、サーバ装置30は、当該サーバ装置30の全体を制御する制御部314と、通信部315と、記憶部316とを備える。
制御部314は、CPU311と、ROM312と、RAM313とを備える。CPU311は、サーバ装置30の各部を統括的に制御する。ROM312は、各種プログラムを記憶する。RAM313は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
CPU311、ROM312、及びRAM313は、バス等を介して接続される。制御部314は、CPU311が、記憶部316に記憶されてRAM313に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
通信部315は、ネットワークNに接続可能な有線又は無線の通信インタフェースである。通信部315は、ネットワークNを介して移動販売ロボット10、ユーザ端末20等の外部装置と通信を行う。
記憶部316は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部316は、CPU311が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。
記憶部316は、マップ情報3161と、商品マスタ3162とを記憶する。マップ情報3161は、移動販売ロボット10が移動する範囲のマップを示す情報である。マップ情報3161は、移動販売ロボット10が備えるマップ情報1621と、ユーザ端末20が備えるマップ情報2201と同じ情報を格納している。商品マスタ3162は、販売対象の商品に関する情報を記憶したデータテーブルである。商品マスタ3162のデータ構成は、上述した商品マスタ1622と同様である。
また、記憶部316は、ロボット管理テーブル3163、商品管理テーブル3164、ユーザ管理テーブル3165、呼出管理テーブル3166、及び取引管理テーブル3167等を記憶する。
ロボット管理テーブル3163は、移動販売ロボット10の位置及び状態を管理するためのデータテーブルである。ロボット管理テーブル3163は、図11に示すように、移動販売ロボット10を一意に特定する識別情報であるロボットIDに関連付けて、当該ロボットIDに対応する移動販売ロボット10の現在位置を示す位置情報と、移動販売ロボット10の状態を示す状態情報等を記憶する。
移動販売ロボット10の位置情報は、経度・緯度等の座標値で示されてもよい。また、位置情報は、移動販売ロボット10が移動可能な範囲を複数のブロックに分割した、ブロック番号等で示されてもよい。
移動販売ロボット10の状態情報は、例えば、移動販売ロボット10が客の呼び出し先に移動する「移動中」の状態にあること、移動販売ロボット10が呼び出し先に到着し、取引開始の操作を待機する「取引待機中」の状態にあること、客の操作により取引が開始された「取引中」の状態にあること、応援ロボット101を要請した「応援要請中」の状態にあること、被応援ロボット100の応援に向かう「応援中」の状態であること等である。また、移動販売ロボット10の状態情報は、移動販売ロボット10の巡回時等、客からの呼び出しに応じることが可能な「呼出待機中」の状態にあること、商品の補充等で移動販売ロボット10による販売を行うことができない「販売不可」の状態にあること、等である。
ロボット管理テーブル3163に記憶される情報は、サーバ装置30の制御により、移動販売ロボット10の位置や移動販売ロボット10の状態に応じて更新される。
商品管理テーブル3164は、移動販売ロボット10の各々で販売される商品を管理するためのデータテーブルである。商品管理テーブル3164は、図12に示すように、ロボットIDに関連付けて、当該ロボットIDの移動販売ロボット10が販売する商品の商品コードと、移動販売ロボット10の棚112に残っている当該商品の数(残数)等を記憶する。
商品管理テーブル3164に記憶される情報は、サーバ装置30の制御により、移動販売ロボット10が保持する商品の残数に応じて更新される。
ユーザ管理テーブル3165は、移動販売システム1を利用する客を管理するためのデータテーブルである。ユーザ管理テーブル3165は、図13に示すように、客を識別可能なユーザIDに関連付けて、当該ユーザIDの客に関するユーザ情報を記憶する。
ユーザ情報は、客の顔部の特徴を示した特徴情報と、電子決済に使用する決済用情報等を含む。特徴情報は、例えば客の顔部を撮像した顔画像や、顔部の特徴を示した特徴量等であり、後述する顔認証処理において照合用データとして使用される。決済用情報は、客が予め契約した電子決済サービスを利用するためのアカウント等の情報である。ここで、電子決済サービスは、コード決済、電子マネー決済、クレジット決済等を含む。また、電子決済サービスがクレジット決済である場合、決済用情報は客が所有するクレジットカードの番号であってもよい。
ユーザ情報は、例えば、公知の会員登録等の方法により客から取得され、ユーザ管理テーブル3165に登録される。ユーザIDは、自動で割り当てる形態としてもよいし、客が入力したユニークな情報を用いる形態としてもよい。なお、ユーザ情報は上記例に限らず、他の情報を含んでもよい。例えば、ユーザ情報は、客の氏名や年齢、住所等の個人情報を含んでもよい。また、ユーザ情報は、客が使用する端末(ユーザ端末20)の端末IDやアドレス等を含んでもよい。
呼出管理テーブル3166は、ユーザ端末20による移動販売ロボット10の呼び出しを管理するためのデータテーブルである。呼出管理テーブル3166は、図14に示すように、呼び出しを行ったユーザ端末20の端末ID、呼び出しを受け付けた日時(呼出日時)、呼び出し先の位置を示す位置情報(以下、単に「呼出位置」ともいう)、呼び出した客の認証に用いる認証用情報、呼び出しに対応する移動販売ロボット10のロボットID、及び呼び出し先に当該移動販売ロボット10が到着した日時(到着日時)等を関連付けて記憶する。また、呼び出しは、客のみでなく、第2の実施形態に示すように被応援ロボット100からも要請される。被応援ロボット100から呼出要求(応援要請)を受けた場合、呼出管理テーブル3166は、呼び出しを行った被応援ロボット100のロボットID、呼び出し(応援要請)を受け付けた日時、応援要請場所を示す位置情報(呼出位置)、当該被応援ロボット100に対して呼出要求を行ったユーザ端末の端末ID、当該呼び出しを受けて発行した認証用情報等を記憶する。
認証用情報は、例えば、所定桁数の数列で構成されるピンコードや、客の顔画像やユーザID等を用いることができる。前者の場合、ピンコードは、制御部314が発行してもよいし、客から指定されたものであってもよい。また、後者の場合には、呼び出しを行った客のユーザ端末20から送信される顔画像やユーザID、又は送信された顔画像に基づき、制御部314がユーザ管理テーブル3165から特定したユーザID等を用いることができる。
取引管理テーブル3167は、移動販売ロボット10を介した取引を管理するためのデータテーブルである。取引管理テーブル3167は、図15に示すように、取引を識別する取引IDに関連付けて、取引が行われた移動販売ロボット10のロボットID、取引を行う客のユーザID、当該客が購入する商品の商品コード、及び決済済か否かを判別するための決済フラグ等を記憶する。
(移動販売ロボットの機能構成)
図16を用いて、移動販売ロボット10の機能構成を説明する。図16は、第1の実施形態に係る移動販売ロボットの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
移動販売ロボット10の制御部154は、プログラムをRAM153に展開して動作させることによって、図16に示す送受信部1541と、自己位置特定部1542と、商品特定部1543と、商品登録部1544と、決済要求部1545と、決済完了通知取得部1546と、収容商品管理部1547と、応援要請部1548と、駆動制御部1549と、表示制御部1550とを機能部として実現する。なお、これら各機能は専用回路等のハードウエアで構成してもよい。
送受信部1541は、通信部161を介して、サーバ装置30などの外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部1541は、自装置の位置を示す位置情報及び状態情報を、随時、サーバ装置30に送信する。
また、送受信部1541は、認証要求をサーバ装置30に送信するとともに、サーバ装置30から認証通知を受信する。認証要求は、移動販売ロボット10が受付けたピンコードと、ロボットIDとを含む。また、送受信部1541は、決済要求をサーバ装置30に送信するとともに、サーバ装置30から決済完了通知を受信する。
自己位置特定部1542は、測位部160の出力とマップ情報1021とを照合することによって、移動販売ロボット10の位置を特定する。
商品特定部1543は、商品を収容する収容部111(棚112)から商品Mが取り出されたこと、及び商品を収容する収容部111(棚112)に商品Mが戻されたことを検出する。また、商品特定部1543は、収容部111(棚112)から取り出された商品M、又は収容部111(棚112)に戻された商品Mを特定する。具体的には、商品特定部1543は、重量検知部159が検知した重量の変化量に基づいて、商品Mが取り出されたこと、及び商品Mが戻されたことを検出する。また、商品特定部1543は、重量検知部159が検知した重量の変化量と、商品マスタ1622に登録された重量とを照合することによって、商品Mを特定する。
商品登録部1544は、商品特定部1543が、収容部111から取り出されたと特定された商品Mを、商品登録ファイル1624に登録する。また、商品登録部1544は、商品特定部1543が、収容部111に戻された特定された商品Mを、商品登録ファイル1624から削除する。
決済要求部1545は、操作部156の操作に基づく入力情報を受付けることによって、客の決済要求を受け付ける。例えば、決済要求部1545は、客の操作によって入力されたピンコードを受付けて、サーバ装置30に対して決済要求を行う。また、決済要求部1545は、撮像部134が撮像した客の顔画像データをサーバ装置30に送信して、顔認証による決済の実行を要求する。また、決済要求部1545は、決済を行うために必要な商品登録ファイル1624をサーバ装置30に出力する。
決済完了通知取得部1546は、サーバ装置30から、決済処理が完了したことを示す決済完了通知を取得する。
収容商品管理部1547は、収容商品テーブル1623を参照して、自身の収容部111に収容された商品Mの数量を管理する。
応援要請部1548は、サーバ装置30を介して、自身以外の移動販売ロボット10に対して、自身の現在位置と欠品商品を特定する情報とを含む応援要請情報を出力する。
駆動制御部1549は、駆動部123を制御して移動販売ロボット10を走行させ、あるいは停止させる。移動販売ロボット10は、駆動制御部1549の制御によって、予め定められた経路で走行する巡回走行と、客によって指定された呼出位置に向かう呼出走行と、別の移動販売ロボット10からの応援要請情報に基づく応援指示を受けて、自装置を、応援要請情報を出力した移動販売ロボット10の現在位置まで移動させる応援走行とを行う。なお、駆動制御部1549は、本開示における応援制御部の一例である。
また、駆動制御部1549は、収容部111に収容されたいずれかの商品、あるいは全ての商品の在庫がなくなったことが検知されると、移動販売ロボット10を、例えばバックヤード等に移動させて、在庫がなくなった商品の補充を行わせる。
表示制御部1550は、表示部155を制御して当該表示部155に各種表示コンテンツを表示させる。例えば、表示制御部1550は、商品登録部1544が登録した商品に係る情報を第1表示部131に整列表示させる。また、表示制御部1550は、商品の登録を完了した指示を受け付けて、第2表示部132に、決済処理に係る情報、例えば、客の顔認証を行うために撮像部134が撮像した客の顔画像等を表示する。また、表示制御部1550は、棚札113が電子棚札である場合、電子棚札の表示の制御を行う。また、表示制御部1550は、客が欲する商品Mが欠品した場合に、応援ロボット101を選択する応援ロボット選択画面60(図19参照)や、応援ロボット呼出画面70(図19参照)等を表示する。
(サーバ装置の機能構成)
図17を用いて、サーバ装置30の機能構成を説明する。図17は、第1の実施形態に係るサーバ装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
サーバ装置30の制御部314は、プログラムをRAM313に展開して動作させることによって、図17に示す送受信部3141と、情報管理部3142と、照合部3143と、決済処理部3144と、ロボット選択部3145と、ロボット管理部3146とを機能部として実現する。なお、これら各機能は専用回路等のハードウエアで構成してもよい。
送受信部3141は、通信部315を介して、ユーザ端末20や各移動販売ロボット10などの外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部3141は、移動販売ロボット10の各々から当該移動販売ロボット10の位置を示す位置情報及び状態を示す状態情報を受信する。また、送受信部3141は、移動販売ロボット10の位置情報及び状態情報をユーザ端末20に送信する。また、送受信部3141は、ユーザ端末20から商品情報要求を受信するとともに、当該商品情報要求に対応した商品情報を当該ユーザ端末20に送信する。
また、送受信部3141は、ユーザ端末20から呼出要求を受信し、当該呼出要求に含まれるロボットIDで特定される移動販売ロボット10に移動指示を送信する。移動指示は、ユーザ端末20からの呼出要求に含まれる呼出位置に移動することを移動販売ロボット10に指示するものである。移動指示は、呼出要求を送信したユーザ端末20の端末ID、呼出位置等の情報を含む。
また、送受信部3141は、移動販売ロボット10から到着通知を受信するとともに、当該移動販売ロボット10の呼出要求の要求元であるユーザ端末20に到着通知を送信する。到着通知は、移動販売ロボット10が指定された呼出位置に到着したことを示すものである。到着通知は、呼出位置に到着した移動販売ロボットのロボットID等の情報を含む。更に、送受信部3141は、被応援ロボット100の応援に向かった応援ロボット101から、被応援ロボット100の位置に到着したことを示す到着通知を受信する。
また、送受信部3141は、呼出要求に対応してピンコード(認証用情報)をユーザ端末20に送信するとともに、客によって移動販売ロボット10に入力されたピンコードや客の顔画像を当該移動販売ロボットから受信する。送受信部3141は、ユーザ端末20に送信したピンコードと移動販売ロボット10に入力されたピンコードとが照合部3143によって照合されると、認証通知を移動販売ロボット10に送信する。認証通知は、移動販売ロボット10を呼び出した客と当該移動販売ロボット10で買物を開始しようとする客とが一致していることを示すものである。
更に、送受信部3141は、決済要求を移動販売ロボット10から受信し、当該決済要求に応じて決済処理がなされると、決済完了通知を当該移動販売ロボット10に送信する。また、送受信部3141は、ユーザ端末20に対して、決済内容を示す決済情報を送信する。決済要求は、移動販売ロボット10で客が購入する商品の代金の決済処理を要求するものである。決済要求は、サーバ装置30で実行される決済処理に必要な情報を含む。決済処理に必要な情報は、客を認証するための客の顔画像データと、客が購入する商品の商品登録ファイル1624である。また、決済要求は、クレジットカード決済、電子マネー決済等の決済方法に係る情報を含んでもよい。決済完了通知は、決済要求に応じて決済が完了したことを示すものである。決済完了通知は、決済された取引を特定する取引ID等の情報を含む。決済情報は、移動販売ロボット10に収容された商品の購入に係る決済の内容を示す情報である。
また、送受信部3141は、移動販売ロボット10(被応援ロボット100)が出力した、被応援ロボット100の現在位置と、被応援ロボット100が収容する商品Mの中の欠品商品を特定する情報とを含む応援要請情報を受信する。また、送受信部3141は、被応援ロボット100に対して、ロボット選択部3145が選択した、応援に向かうことができる応援ロボット101の現在位置を、被応援ロボット100に対して出力する。更に、送受信部3141は、被応援ロボット100から、客の操作入力によって指定された応援ロボット101を特定する情報を受信する。そして、送受信部3141は、指定された応援ロボット101に対して、応援要請情報を出力した被応援ロボット100の現在位置まで移動させる応援走行の実行指示を送信する。なお、送受信部3141は、本開示における受信部の一例である。また、送受信部3141は、本開示における送信部の一例である。
情報管理部3142は、移動販売ロボット10の移動先の設定順序を管理する。具体的には、情報管理部3142は、呼出管理テーブル3166において到着日時が登録されていない呼出要求について、呼出日時が早い呼出要求から順に移動販売ロボット10を呼出位置に移動させる。なお、応援ロボット101については、応援を要請した被応援ロボット100の位置が、呼出位置として登録される。
照合部3143は、移動販売ロボット10を呼び出した客と当該移動販売ロボット10で買物を開始しようとする客とが一致しているか否か照合する。具体的には、照合部3143は、送受信部3141がユーザ端末20から呼出要求を受信すると、当該呼出要求に対応付けたピンコードを発行する。そして、照合部3143は、送受信部3141が移動販売ロボット10から受信したピンコードと発行したピンコードとが一致するか否かを照合する。
また、照合部3143は、被応援ロボット100を呼び出した客と、当該被応援ロボット100の応援に向かった応援ロボット101で商品を購入する客とが一致しているかを照合する。この場合、サーバ装置30は、応援ロボット101に、被応援ロボット100の呼出要求時に発行されたピンコードと同じピンコードを引き継がせる。客は、応援ロボット101が到着した際に、被応援ロボット100の呼出時に発行されたピンコードを入力する。照合部3143は、応援ロボット101に対して入力されたピンコードが、被応援ロボット100の呼出時に発行されたピンコードと一致することによって、客に応援ロボット101での買物を許可する。
なお、照合部3143は、顔認証によって、客の照合を行ってもよい。この場合、送受信部3141は、移動販売ロボット10から顔画像データを受信する。そして、照合部3143は、ユーザ管理テーブル3165を参照して、受信した顔画像データの特徴量と呼び出した客の顔部の特徴量とに基づいて照合を行う。なお、応援ロボット101による応援が要請された際には、上述したピンコードと同様に、サーバ装置30は、客の顔画像データを、被応援ロボット100と共有させる。
決済処理部3144は、送受信部3141が移動販売ロボット10から受信した決済要求に係る決済処理を実行する。本実施形態においては、決済処理部3144は顔認証による電子決済処理を実行する。決済処理部3144は、照合部3143において移動販売ロボット10から受信した客の顔画像データが認証されたことを条件として、送受信部3141が移動販売ロボット10から取得した商品登録ファイル1624に基づいて、決済事業者との間で決済を行う。決済処理部3144は、決済事業者の決済サーバを通信することによって決済処理を実行する。なお、決済処理部3144は、クレジットカード決済や二次元コード決済によって電子決済するものであってもよい。
ロボット選択部3145は、応援要請情報に含まれる欠品商品を収容している移動販売ロボット10を選択する。更に、ロボット選択部3145は、欠品商品を収容している移動販売ロボット10の中から、応援要請情報を出力した被応援ロボット100の応援に向かうことが可能な移動販売ロボット10を選択する。なお、ロボット選択部3145は、本開示における選択部の一例である。
なお、上述した送受信部3141、情報管理部3142、照合部3143、決済処理部3144、及びロボット選択部3145の一部又は全てを移動販売ロボット10自身が有するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末20は、移動販売ロボット10との間で各種情報を送受信する。
ロボット管理部3146は、ユーザ端末20からの呼出要求や、各移動販売ロボット10からの位置情報及び状態情報、被応援ロボット100からの応援要請情報等に基づいて、送受信部3141が情報を送信する送信先や送信内容を設定する。ロボット管理部3146は、送受信部3141がユーザ端末20から呼出要求を受信すると、呼出要求に含まれるロボットIDに対応する移動販売ロボット10を移動指示の送信先として設定し、当該呼出要求に含まれる呼出位置を送信内容として設定する。また、ロボット管理部3146は、ロボット管理テーブル3163に記憶された各移動販売ロボット10の状態情報を確認し、「呼出待機中」の状態にある移動販売ロボット10の中から、呼出要求に対応する移動販売ロボット10を選択する。また、ロボット管理部3146は、被応援ロボット100からの応援要請情報を受信すると、ロボット選択部3145に対して、被応援ロボット100の応援に向かわせる応援ロボット101を選択させる。また、ロボット管理部3146は、送受信部3141に対して、呼出要求を受けた移動販売ロボット10や、応援要請を受けた移動販売ロボット10(応援ロボット101)に対して移動指示を送信させる。
併せて、ロボット管理部3146は、呼出要求の要求元であるユーザ端末20を送信先として設定し、選択した移動販売ロボット10が呼出位置に到着するまでの所要時間を算出して当該推定時間を送信内容として設定する。推定時間は、呼出管理テーブル3166に登録された、該当する移動販売ロボット10への呼出要求(到着日時が登録されていない未対応のもの)の数、予め設定された1取引での購入制限時間、ロボット管理テーブル3163に登録されている当該移動販売ロボット10の位置情報及び状態情報等に基づいて算出される。
また、ロボット管理部3146は、商品管理テーブル3164を参照して、搭載する商品のいずれか、又は全ての残数が0になったロボットIDに対応する移動販売ロボット10を移動指示の送信先として設定し、当該商品を補充する位置(例えばバックヤード等)を移動先として設定する。
(ユーザ端末の機能構成)
図18を用いて、ユーザ端末20の機能構成を説明する。図18は、第1の実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
ユーザ端末20の制御部214は、プログラムをRAM213に展開して動作させることによって、図18に示す送受信部2141と、入力受付部2142と、自己位置特定部2143と、表示制御部2144とを機能部として実現する。なお、これら各機能は専用回路等のハードウエアで構成してもよい。
送受信部2141は、通信部219を介して、サーバ装置30などの外部装置との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部2141は、サーバ装置30から移動販売ロボット10のロボットID、現在位置、及び状態情報等を受信する。また、送受信部2141は、サーバ装置30に対して、商品情報要求や呼出要求等を送信する。
商品情報要求は、移動販売ロボット10を指定して当該移動販売ロボット10が収容する商品、即ち販売する商品の情報を要求するものである。商品情報要求は、要求元であるユーザ端末20の端末ID、指定する移動販売ロボット10のロボットID等の情報を含む。呼出要求は、移動販売ロボット10を指定して当該移動販売ロボット10の呼び出しを要求するものである。
呼出要求は、移動販売ロボット10を指定して当該移動販売ロボット10の呼び出しを要求するものである。呼出要求は、要求元であるユーザ端末20の端末ID、指定する移動販売ロボット10のロボットID、呼び出し先の位置を示す位置情報(呼出位置)等の情報を含む。また、客が認証用情報を指定する構成の場合、呼出要求は、指定された認証用情報を更に含む。なお、本実施形態においては、呼出位置はユーザ端末20が存在する位置、即ち測位部218によって測位された位置としているが、ユーザ端末20で客が希望する呼出位置を指定してもよい。
また、送受信部2141は、商品情報要求に応じてサーバ装置30が送信した商品情報を受信する。更に、送受信部2141は、サーバ装置30が呼出要求に対応付けて発行したピンコードを受信する。ピンコードは、移動販売ロボット10を呼び出した客と当該移動販売ロボット10で買物を開始しようとする客とが一致するかを認証(照合)するための認証用情報である。
また、送受信部2141は、呼出要求を受けて到着した移動販売ロボット10が応援要請情報を出力した場合に、サーバ装置30から、応援ロボット101の到着予想時刻を受信してもよい。送受信部2141が受信した応援ロボット101の到着予想時刻は、表示制御部2144によって、ユーザ端末20の表示部215に表示される。
更に、送受信部2141は、サーバ装置30から到着通知や決済情報通知を受信する。到着通知は、呼出要求で指定された呼出位置に移動販売ロボット10が到着したことを示すものである。決済情報通知は、移動販売ロボット10に収容された商品の購入に係る決済の内容を示す情報である。
入力受付部2142は、操作部216の操作に基づく入力情報を受付ける。例えば、入力受付部2142は、操作部216から商品情報要求や呼出要求を受付ける。
自己位置特定部2143は、測位部218の出力に基づいて、マップ情報2201で表されたエリア内でのユーザ端末20の位置を特定する。
表示制御部2144は、表示部215に各種情報を表示させる。具体的には、表示制御部2144は、表示部215に、移動販売ロボット10が販売する商品の購入を支援するための各種の画面(GUI:Graphical User Interface)を表示させる。例えば、表示制御部2144は、移動販売ロボット10の呼び出しを支援するための表示画面を表示部215に表示させる。また、表示制御部2144は、表示部215に、決済内容を示す決済情報を表示させる。
(応援を要請する際に被応援ロボットの表示部に表示される画面遷移の一例)
図19を用いて、応援ロボット101を要請する際に、被応援ロボット100の第1表示部131に表示される画面遷移を説明する。図19は、応援ロボットを要請する際に、被応援ロボットの表示部に表示される画面遷移の一例を示す図である。
客が、自身が呼び出した移動販売ロボット10で買物をしている場合を想定する。客が移動販売ロボット10の収容部111から商品Mを取り出すと、移動販売ロボット10の第1表示部131には、図19に示す商品登録画面40が表示される。
商品登録画面40には、図19に示すように、客が収容部111から取り出した商品Mを特定する情報、即ち商品アイコン41と、商品名42と、登録点数43と、小計44とが整列表示される。
商品アイコン41は、商品Mを示す画像である。商品名42は、商品Mの名称である。登録点数43は、商品Mの個数を示す。小計44は、各商品Mの小計金額を示す。
表示制御部1550は、登録された商品Mを、商品登録画面40の上から順に整列表示する。このとき、最も新しく登録された商品は、商品アイコン41と、商品名42と、登録点数43と、小計44とにハッチングを付して表示される。これにより、客は、最新の登録情報を即座に確認することができる。また、表示制御部1550は、客が、収容部111から取り出した商品を収容部111に戻した際に、当該商品に係る情報を商品登録画面40から削除する。
表示制御部1550は、商品特定部1543が特定した商品Mの商品コードを商品マスタ1622と照合することによって、商品アイコン41と、商品名42と、登録点数43と、小計44とをそれぞれ特定して、第1表示部131に表示する。
また、商品登録画面40には、図19に示すように、合計点数45と、合計金額46と、登録完了ボタン(会計指示ボタン)47とが表示される。合計点数45は、登録された商品の合計点数である。合計点数45は、各商品の登録点数43の合計値である。合計金額46は、登録された商品の合計金額である。合計金額46は、各商品の小計44の合計値である。登録完了ボタン47は、客が、購入する全ての商品を収容部111から取り出した際に押下するボタンである。商品登録部1544は、登録完了ボタン47が押下されたことを検出すると、商品登録処理を終了する。登録完了ボタン47は決済処理へ進むことを指示するために押下されるボタンでもある。
収容商品管理部1547は、移動販売ロボット10が収容部111に収容している商品Mの中に、残数がゼロの商品Mがあることを検出した場合に、表示制御部1550に対して、商品登録画面40に、欠品商品選択ボタン48を表示させる。
客は、移動販売ロボット10の収容部111を確認して、欠品している商品Mを購入したい場合に、欠品商品選択ボタン48を押下する。
収容商品管理部1547は、欠品商品選択ボタン48が押下されたことを検出すると、表示制御部1550に対して、移動販売ロボット10の第1表示部131に欠品商品一覧画面50を表示させる(図19の遷移201)。
欠品商品一覧画面50は、図19に示すように、その時点で欠品になっている商品Mの一覧(商品アイコン、商品名、単価)を含む。また、欠品商品一覧画面50には、客に対して、欲しい商品の選択を要請するメッセージが表示される。
客は、欠品商品一覧画面50の中に欲しい商品がある場合、該当する商品を含む行を押下する。なお、欠品商品一覧画面50の中の複数の商品を選択することも可能である。ここでは、一例として、客が商品Eを選択したものとして説明を進める(図19の遷移202)。
欠品商品一覧画面50において商品Eが選択されると、応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、自装置の現在位置と自装置において商品Eが欠品していることを示す情報とを含む応援要請情報を出力する。サーバ装置30のロボット選択部3145は、応援要請情報を取得すると、欠品商品を収容しており、尚且つ応援に向かうことが可能な移動販売ロボット10を選択する。そして、サーバ装置30は、選択された移動販売ロボット10の現在位置を、被応援ロボット100に送信する。被応援ロボット100は、サーバ装置30から、移動販売ロボット10の選択結果を受信すると、応援要請部1548は、表示制御部1550に対して、移動販売ロボット10の第1表示部131に応援ロボット選択画面60を表示させる。
応援ロボット選択画面60には、移動販売ロボットマップ61と、キャンセルボタン64とが表示される。
移動販売ロボットマップ61は、応援に向かうことが可能な移動販売ロボット10の現在位置を示すマップである。移動販売ロボットマップ61において、応援に向かうことが可能な移動販売ロボット10の現在位置は、ロボットマーク62で表示される。各ロボットマーク62には、移動販売ロボット10を一意に特定する識別番号が表示される。また、各ロボットマーク62は、客が押下可能な大きさで描画される。客は、応援に呼びたい移動販売ロボット10のロボットマーク62を押下することができる。
キャンセルボタン64は、応援ロボット101の要請のキャンセルを指示するボタンである。キャンセルボタン64が押下されると、応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、応援要請をキャンセルすることを示す情報を送信する。そして、サーバ装置30は、応援要請をキャンセルすることを示す情報を受信すると、応援ロボット101の選択結果をキャンセルする。また、キャンセルボタン64が押下されると、表示制御部1550は、移動販売ロボット10の第1表示部131に商品登録画面40を表示させる(図19の遷移203)。
応援ロボット選択画面60において、客が、応援に向かう移動販売ロボット10のロボットマーク62を押下すると、応援に向かう移動販売ロボット10が選択される。ここでは、客が、「ロボット12」を示すロボットマーク62を押下したものとして説明を進める(図19の遷移204)。
応援に向かう移動販売ロボット10(この場合は「ロボット12」)が選択されると、移動販売ロボット10の応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、応援を要請する移動販売ロボット10の選択結果(「ロボット12」を応援に向かわせることを示す情報)を送信する。サーバ装置30は、応援を要請する移動販売ロボット10の選択結果を受信すると、選択された移動販売ロボット10(この場合は「ロボット12」)に対して、応援のための移動指示を送信する。
移動販売ロボット10(被応援ロボット100)の送受信部1541は、応援のための移動指示を受信すると、表示制御部1550に対して、移動販売ロボット10の第1表示部131に、応援ロボット呼出画面70を表示させる。
応援ロボット呼出画面70には、移動販売ロボットマップ61と、呼び出しボタン71と、キャンセルボタン72とが表示される。
移動販売ロボットマップ61には、客が選択した移動販売ロボット10を示すロボットマーク63が表示される。ロボットマーク63は、ロボットマーク62の表示形態が変更されたアイコンであり、当該ロボットマーク63に対応する移動販売ロボット10(この場合は「ロボット12」)が、応援ロボット101として選択されたことを示す。
呼び出しボタン71は、選択した移動販売ロボット10(この場合は「ロボット12」)に対して、呼び出しを指示するボタンである。呼び出しボタン71が押下されると、移動販売ロボット10の応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、選択した移動販売ロボット10に対する応援走行の実施を要請する。サーバ装置30は、応援走行の実施の要請を受けて、選択された移動販売ロボット10(応援ロボット101)に対して、応援走行の実行指示を送信する。更に、サーバ装置30の送受信部3141は、被応援ロボット100に対して、応援ロボット101の現在位置を示す情報を送信する。
また、呼び出しボタン71が押下されると、表示制御部1550は、移動販売ロボット10の第1表示部131に応援ロボット呼出中画面80を表示させる(図19の遷移206)。
キャンセルボタン72は、応援ロボット101の要請のキャンセルを指示するボタンである。キャンセルボタン72は、応援ロボット選択画面60におけるキャンセルボタン64と同じ機能を有する。即ち、キャンセルボタン72が押下されると、応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、応援要請をキャンセルすることを示す情報を送信する。そして、サーバ装置30は、応援要請をキャンセルすることを示す情報を受信すると、応援ロボット101の選択結果をキャンセルする。また、キャンセルボタン72が押下される(図19の遷移205)と、表示制御部1550は、移動販売ロボット10の第1表示部131に商品登録画面40を表示させる。
また、応援ロボット呼出画面70には、選択された応援ロボット101が、移動販売ロボット10(被応援ロボット100)到着予想時刻までの残り時間等が表示される。
応援ロボット呼出画面70において、呼び出しボタン71が押下された際に表示される応援ロボット呼出中画面80には、応援ロボット101の現在位置を示す情報を含む移動販売ロボットマップ61と、応援ロボット101の識別番号、客が選択した欠品商品を特定する情報、応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間が表示される。応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間は、時間の経過とともに、随時減算された値が表示される。
なお、移動販売システム1は、応援ロボット呼出中画面80を、ユーザ端末20の表示部215に表示してもよい。この場合、サーバ装置30が、ユーザ端末20に対して、応援ロボット呼出中画面80を表示するために必要な情報を送信する。
図19には図示しないが、応援ロボット101が到着すると、応援ロボット呼出中画面80における応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間が0となる。そして、表示制御部1550は、応援ロボット呼出中画面80の表示を消去する。
(移動販売システムが行う処理の流れ)
図20を用いて、移動販売システム1が行う処理の流れを説明する。図20は、第1の実施形態に係る移動販売システムが行う処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図20のシーケンス図は、客が、自身のユーザ端末20から移動販売ロボット10に呼出要求を行い、到着した移動販売ロボット10で商品を購入している際に、購入したい商品が欠品していた場合に、別の移動販売ロボットに応援要請を行う場合の処理の流れを示す。
客は、ユーザ端末20の表示部215に表示された商品情報を確認して購入したい商品があると、当該商品を収容する移動販売ロボット10を呼び出すための操作を行う。これにより、ユーザ端末20には呼出要求が入力される。ユーザ端末20は、自装置が存在する場所の位置情報を取得し、取得した位置情報を呼出位置とした呼出要求をサーバ装置30に送信する(ステップS1)。
サーバ装置30は、呼出要求を受信すると呼出要求受付処理を実行する(ステップS2)。サーバ装置30は、呼出要求受付処理にて発行したピンコードをユーザ端末20に送信する(ステップS3)。また、サーバ装置30は、呼出要求で指定された移動販売ロボット10に対して、呼出位置を含む移動指示を送信する(ステップS4)。
移動販売ロボット10は、駆動部123を制御して移動指示で指定された呼出位置に移動する(ステップS5)。移動販売ロボット10が呼出位置に到着すると、当該移動販売ロボット10は、サーバ装置30に到着通知を送信する(ステップS6)。なお、移動販売ロボット10は、自装置の存在位置を示す位置情報のみをサーバ装置30に送信し、サーバ装置30が、移動販売ロボット10の呼出位置への到着を判断してもよい。
サーバ装置30は、受信した到着通知に基づいて呼出管理テーブル3166を更新する(ステップS7)。具体的には、サーバ装置30は、呼出管理テーブル3166において該当する呼出要求の到着日時を登録する。次に、サーバ装置30は、呼出要求の要求元であるユーザ端末20に対して到着通知を送信する(ステップS8)。
ユーザ端末20は、到着通知を受信すると、表示部215に、呼び出した移動販売ロボット10が到着したことを示す情報を表示する(ステップS9)。客は、移動販売ロボット10の到着を認識し、サーバ装置30から受信したピンコードを移動販売ロボット10の操作部156に入力する(ステップS10)。
移動販売ロボット10は、ピンコードの入力を受付けると、入力されたピンコード、及びロボットIDを含む認証要求をサーバ装置30に送信する(ステップS11)。
サーバ装置30は、ピンコードの認証を行う(ステップS12)。サーバ装置30は、ピンコードを認証して、呼出要求を行ったユーザと買物を開始しようとしているユーザとが一致したと認められる場合、認証通知を移動販売ロボット10に送信する(ステップS13)。
移動販売ロボット10は、認証通知を受信すると、商品の販売に係る処理を許可する。そして、収容部111から商品が取り出されたことを検知すると、当該商品について商品登録を実行する(ステップS14)。
移動販売ロボット10は、自装置が収容している商品の中に欠品している商品がある場合に、欠品商品があることを示す情報を表示する。そして、客が欠品商品の購入を希望する場合、客が選択した欠品商品に係る情報(例えば欠品商品の商品コード)をサーバ装置30に送信する(ステップS15)。
サーバ装置30は、欠品商品を収容している移動販売ロボット10を選択する(ステップS16)。そして、移動販売ロボット10に対して、選択された移動販売ロボット10の現在位置を送信する(ステップS17)。
移動販売ロボット10は、第1表示部131に、欠品商品を収容している移動販売ロボット10の位置を示す応援ロボット選択画面60(図19参照)を表示する(ステップS18)。
移動販売ロボット10は、客の選択操作によって選択された、応援を要請する移動販売ロボット10の選択結果をサーバ装置30に送信する(ステップS19)。
サーバ装置30は、選択された移動販売ロボット10(被応援ロボット100)に対して、応援を要請した移動販売ロボット10(被応援ロボット100)の現在位置まで移動させる指示を行う(ステップS20)。
被応援ロボット100は、サーバ装置30からの移動指示を受けて、応援を要請した被応援ロボット100の現在位置まで移動する(ステップS21)。
移動販売ロボット10は、客の、登録完了ボタン(会計指示ボタン)47の操作を検出して、登録された商品に係る決済要求をサーバ装置30に送信する(ステップS22)。
サーバ装置30は、受信した決済要求に基づいて決済処理を実行する(ステップS23)。決済処理にて正常に決済が完了すると、サーバ装置30は、決済完了通知を移動販売ロボット10(被応援ロボット100)に送信する(ステップS24)。また、サーバ装置30は、決済内容を示す決済情報をユーザ端末20に送信する(ステップS25)。
移動販売ロボット10(被応援ロボット100)は、決済完了通知を受信すると、例えば第2表示部132に、決済が完了したことを示す情報を表示する(ステップS26)。
ユーザ端末20は、決済情報を受信すると、表示部215に、決済内容を示す情報を表示する(ステップS27)。
移動販売ロボット10(応援ロボット101)が被応援ロボット100の現在位置に到着すると、応援ロボット101は、サーバ装置30に到着通知を送信する(ステップS28)。
サーバ装置30は、受信した到着通知に基づいて呼出管理テーブル3166を更新する(ステップS29)。次に、サーバ装置30は、被応援ロボット100の呼出要求の要求元であるユーザ端末20に対して到着通知を送信する(ステップS30)。
ユーザ端末20は、到着通知を受信すると、表示部215に、応援ロボット101が到着したことを示す情報を表示する(ステップS31)。客は、応援ロボット101の到着を認識し、サーバ装置30から受信したピンコードを応援ロボット101の操作部156に入力する(ステップS32)。
応援ロボット101は、ピンコードの入力を受付けると、入力されたピンコード、及びロボットIDを含む認証要求をサーバ装置30に送信する(ステップS33)。
サーバ装置30は、ピンコードの認証を行う(ステップS34)。サーバ装置30は、ピンコードを認証して、被応援ロボット100の呼出要求を行ったユーザと買物を開始しようとしているユーザとが一致したと認められる場合、認証通知を応援ロボット101に送信する(ステップS35)。
応援ロボット101は、認証通知を受信すると、商品の販売に係る処理を許可する。そして、収容部111から商品が取り出されたことを検知すると、当該商品について商品登録を実行する(ステップS36)。
応援ロボット101は、客の、登録完了ボタン(会計指示ボタン)47の操作を検出して、登録された商品に係る決済要求をサーバ装置30に送信する(ステップS37)。
サーバ装置30は、受信した決済要求に基づいて決済処理を実行する(ステップS38)。決済処理にて正常に決済が完了すると、サーバ装置30は、決済完了通知を応援ロボット101に送信する(ステップS39)。また、サーバ装置30は、決済内容を示す決済情報をユーザ端末20に送信する(ステップS40)。
応援ロボット101は、決済完了通知を受信すると、例えば第2表示部132に、決済が完了したことを示す情報を表示する(ステップS41)。
ユーザ端末20は、決済情報を受信すると、表示部215に、決済内容を示す情報を表示する(ステップS42)。
以上の動作により、移動販売システム1は、複数の移動販売ロボット10を連携動作させることによる商品販売を可能とする。
なお、図20では、被応援ロボット100と応援ロボット101は、自装置が販売した商品Mに係る決済処理を、被応援ロボット100と応援ロボット101とで、それぞれ行う例を示したが、決済処理を行う方法は、これに限定されない。
例えば、被応援ロボット100が、自身が記憶する商品登録ファイル1624を、応援ロボット101に直接転送、又はサーバ装置30を介して転送してもよい。これによって、応援ロボット101は、被応援ロボット100が生成した商品登録ファイル1624を引き継ぐことができるため、被応援ロボット100における商品登録情報と応援ロボット101における商品登録情報とを併せて、決済処理を纏めて行うことができる。
また、図20のステップS26において、被応援ロボット100における決済処理が完了した時点で、被応援ロボット100は、応援ロボット101の到着を待たずに、その場から移動してもよい。その場合、客は、応援ロボット101が到着するまでの残り時間を知ることができなくなるため、サーバ装置30は、客のユーザ端末20に対して、応援ロボット101が到着するまでの残り時間を送信するのが望ましい。これにより、客は、自身のユーザ端末20において、応援ロボット101が到着するまでの残り時間を確認することができる。
(第1の実施形態の作用効果)
以上説明したように、第1の実施形態に係る移動販売システム1(無人販売システム)は、販売する商品Mを収容する収容部111と自装置を移動させる駆動部123とを備えた複数の移動販売ロボット10(無人販売装置)を有して、移動販売ロボット10は、他の移動販売ロボット10に対して、自装置の現在位置と欠品商品を特定する情報とを含む応援要請情報を出力する応援要請部1548と、他の移動販売ロボット10の応援要請情報に基づく応援指示を受けて、自装置(応援ロボット101)を、応援要請情報を出力した移動販売ロボット10(被応援ロボット100)の現在位置まで移動させる駆動制御部1549(応援制御部)と、を備える。したがって、買物を支援する複数の移動販売ロボット10(無人販売装置)を、互いに連携して動作させることができる。
また、第1の実施形態に係る移動販売システム1において、応援要請情報は、応援を要請する移動販売ロボット10(被応援ロボット100)で買物を行っている客の操作によって選択された、被応援ロボット100とは異なる移動販売ロボット10(応援ロボット101)を特定する情報を含む。したがって、例えば、欠品商品を収容していて、現在位置に最も近い移動販売ロボット10(応援ロボット101)に対して応援を要請することができるため、欠品商品が生じた場合であっても、短時間待つことで、応援ロボット101から当該欠品商品を購入することができる。
また、第1の実施形態に係る移動販売システム1において、移動販売ロボット10(無人販売装置)は、駆動制御部1549(応援制御部)が、応援要請情報を出力した移動販売ロボット10(被応援ロボット100)の応援に向かわせる移動販売ロボット10(応援ロボット101)を移動させた際に、応援要請情報を出力した被応援ロボット100の表示部155に、応援に向かう応援ロボット101が到着する到着予想時刻に係る情報を表示する表示制御部1550を備える。したがって、応援ロボット101が到着するタイミングを事前に知ることができる。
また、第1の実施形態に係るサーバ装置30は、販売する商品Mを収容する収容部111と自装置を移動させる駆動部123とを備えた複数の移動販売ロボット10(無人販売装置)を有する移動販売システム1に用いられて、移動販売ロボット10(被応援ロボット100)が出力した、自装置の現在位置と欠品商品を特定する情報とを含む応援要請情報を受信する送受信部3141(受信部)と、欠品商品を収容している移動販売ロボット10を選択するロボット選択部3145(選択部)と、ロボット選択部3145が選択した移動販売ロボット10の現在位置に係る情報を、応援要請情報を出力した被応援ロボット100に送信する送受信部3141(送信部)と、を備える。したがって、応援要請情報を送信した被応援ロボット100は、客に対して、欠品商品を収容していて応援に向かうことができる移動販売ロボット10の候補を、選択可能に提示することができる。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の移動販売システム1は、移動販売ロボット10が収容している商品Mの中に欠品商品が生じて、尚且つ、客が当該欠品商品の購入を希望した場合に、客自身が応援ロボット101を選択して、選択された応援ロボット101を応援に向かわせた。この実施形態の変形例として、移動販売システム1は、移動販売ロボット10が、自身が収容している商品Mの中に、残数が所定値を下回る商品が生じた場合に、自装置が自ら、応援ロボット101を要請する形態であってもよい。
以下、図21を用いて、第1の実施形態の変形例の移動販売システム1の動作概要を説明する。図21は、第1の実施形態の変形例に係る移動販売システムにおいて、被応援ロボットの表示部に表示される画面遷移の一例を示す図である。
なお、第1の実施形態の変形例の移動販売システム1のシステム構成は、第1の実施形態で説明したシステム構成と同じである。また、第1の実施形態の変形例の移動販売システム1を構成する移動販売ロボット10と、ユーザ端末20と、サーバ装置30のハードウエア構成及び機能構成も、第1の実施形態で説明した内容と同じである。
客が、自身が呼び出した移動販売ロボット10で買物をしている場合を想定する。客が移動販売ロボット10の収容部111から商品Mを取り出すと、移動販売ロボット10の第1表示部131には、図21に示す商品登録画面40が表示される。商品登録画面40の内容は前述した通りである(図19参照)。
移動販売ロボット10の収容商品管理部1547は、収容商品テーブル1623を参照して、自身の収容部111に収容された商品Mの数量を管理する。そして、数量が所定値を下回る商品Mが発生した場合に、表示制御部1551に対して、移動販売ロボット10の第1表示部131に、残数不足商品発生告知画面51を表示させる(図21の遷移221)。
残数不足商品発生告知画面51は、商品登録画面40には、メッセージウインドゥ52が重畳表示された画面である。メッセージウインドゥ52は、残数が少ない商品があるため応援ロボットが来ることを示すメッセージと、不要ボタン53とを含む。
不要ボタン53は、応援ロボット101の呼び出しが不要な場合、例えば、客が残数不足商品を購入する意志がない場合等に、サーバ装置30に対して、応援が不要である旨を伝えるボタンである。不要ボタン53が押下される(図21の遷移222)と、残数不足商品発生告知画面51のメッセージウインドゥ52は消去されて、商品登録画面40に戻る。
なお、このとき、収容商品管理部1547は、表示制御部1551に対して、残数不足商品発生告知画面51の代わりに、数量が所定値を下回る商品一覧画面を表示してもよい。数量が所定値を下回る商品一覧画面は、数量が所定値を下回る商品がリスト表示された画面である。例えば、欠品商品一覧画面50(図19参照)に準じる画面である。
残数不足商品発生告知画面51が表示されてから所定時間が経過すると(タイムアウトすると)、応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、応援要請情報を送信して、残数不足商品を収容した応援ロボット101の応援を要請する。サーバ装置30は、応援要請情報を受信して、ロボット選択部3145は、残数不足商品を収容した移動販売ロボット10の現在位置を算出する。このとき、サーバ装置30は、例えば、応援要請情報を送信した被応援ロボット100から最も近い位置にいる移動販売ロボット10を選択する。そして、サーバ装置30は、選択された移動販売ロボット10の現在位置を、応援要請を送信した移動販売ロボット10に送信する。
そして、応援要請を送信した移動販売ロボット10(被応援ロボット100)は、サーバ装置30から選択された移動販売ロボット10の現在位置を受信すると、表示制御部1551に対して、移動販売ロボット10の第1表示部131に、応援ロボット呼出画面70を表示させる(図21の遷移223)。応援ロボット呼出画面70の内容は、上述した通りである(図19参照)。即ち、応援ロボット呼出画面70には、移動販売ロボットマップ61と、呼び出しボタン71と、キャンセルボタン72とが表示される。
移動販売ロボットマップ61には、サーバ装置30が選択した移動販売ロボット10(応援ロボット101)の現在位置を示すロボットマーク63が表示される。また、応援ロボット呼出画面70には、応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間等が表示される。
応援ロボット呼出画面70において、キャンセルボタン72が押下されると、応援要請部1548は、サーバ装置30に対して、応援要請をキャンセルすることを示す情報を送信する。そして、サーバ装置30は、応援要請をキャンセルすることを示す情報を受信すると、応援ロボット101の選択結果をキャンセルする。また、キャンセルボタン72が押下されると、表示制御部1550は、移動販売ロボット10の第1表示部131に商品登録画面40を表示させる(図21の遷移224)。
また、応援ロボット呼出画面70において、呼び出しボタン71が押下されると、表示制御部1550は、移動販売ロボット10の第1表示部131に応援ロボット呼出中画面80を表示させる(図21の遷移225)。
応援ロボット呼出中画面80の内容は、上述した通りである(図19参照)。即ち、応援ロボット呼出中画面80には、応援ロボット101の現在位置を示す情報を含む移動販売ロボットマップ61と、応援ロボット101の識別番号、客が選択した欠品商品を特定する情報、応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間が表示される。応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間は、時間の経過とともに、随時減算された値が表示される。
(第1の実施形態の変形例の作用効果)
以上説明したように、第1の実施形態の変形例に係る移動販売システム1(無人販売システム)において、応援要請部1548は、更に、収容部111に収容された商品Mの中に残り数量が所定値以下の商品Mが存在する場合に、応援要請情報を出力する。したがって、移動販売ロボット10が、自らの判断で応援を要請することができる。そのため、商品購入中の客が、応援を要請するための特別な操作を行う必要がない。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。
(移動販売システムのシステム構成)
図22を用いて、第2の実施形態に係る移動販売システム2のシステム構成を説明する。図22は、第2の実施形態に係る移動販売システムの構成の一例を示す図である。
移動販売システム2は、図22に示すように、移動販売ロボット10と、ユーザ端末20と、管理者端末25と、サーバ装置30とを有する。移動販売ロボット10、ユーザ端末20、管理者端末25、及びサーバ装置30は、LAN(Local Area network)等のネットワークNに接続される。なお、移動販売システム2は、本開示における無人販売システムの一例である。
移動販売ロボット10、ユーザ端末20、サーバ装置30のハードウエア構成及び機能構成は、第1の実施形態で説明した通りである。そして、移動販売ロボット10は、第1の実施形態で説明した通り、被応援ロボット100又は応援ロボット101のどちらにもなり得る。移動販売ロボット10は、本開示における無人販売装置の一例である。
管理者端末25は、移動販売システム2の管理者が使用する携帯端末である。管理者端末25は、タブレット端末等の携帯端末によって実現される。管理者端末25は、移動販売システム2を構成する複数の移動販売ロボット10の動作状態をリアルタイムでモニタする。また、管理者端末25は、移動販売システム2の管理者から、移動販売ロボット10(被応援ロボット100)の応援に向かう応援要請指示を受け付け、受け付けた応援要請指示をサーバ装置30に送信する。なお、管理者端末25は、本開示における端末装置の一例である。
(管理者端末のハードウエア構成)
図23を用いて、管理者端末25を説明する。図23は、第2の実施形態に係る管理者端末のハードウエア構成の一例を示す図である。
図23に示すように、管理者端末25は、当該管理者端末25の全体を制御する制御部254と、記憶部228と、各種周辺機器とを備える。
制御部254は、CPU251と、ROM252と、RAM253とを備える。CPU251は、管理者端末25の各部を統括的に制御する。ROM252は、各種プログラムを記憶する。RAM253は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
CPU251、ROM252、及びRAM253は、バス等を介して接続される。制御部254は、CPU251が、記憶部228に記憶されてRAM253に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
管理者端末25は、各種周辺機器として、表示部255、操作部256、通信部257、及び記憶部258等を備える。
表示部255は、表示デバイスであり、例えばLCD等で構成される。表示部255は、CPU251の制御の下、各種の情報を表示する。操作部256は、キーボード、タッチパネル、ポインティングデバイス等の入力デバイスである。操作部256は、管理者から受け付けた操作内容をCPU251に出力する。
通信部257は、ネットワークNに接続可能な無線通信インタフェースである。通信部257は、ネットワークNを介してサーバ装置30等の外部装置と通信を行う。
記憶部258は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部258は、CPU251が実行することが可能なプログラム(移動販売システム2の処理に関するアプリケーションプログラムを含む)や各種の設定情報を記憶する。
また、記憶部258は、マップ情報2581等を記憶する。マップ情報2581は、移動販売ロボット10が移動する範囲のマップを示す情報である。マップ情報2581は、移動販売ロボット10が備えるマップ情報1621と同じ情報を格納している。
なお、管理者端末25は、図23に非図示の測位部を備えて、管理者端末25の現在位置を表示部255に表示してもよい。
(管理者端末の機能構成)
図24を用いて、管理者端末25の機能構成を説明する。図24は、第2の実施形態に係る管理者端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
管理者端末25の制御部254は、プログラムをRAM253に展開して動作させることによって、図24に示す送受信部2541と、入力受付部2542と、ロボット管理部2543と、表示制御部2544とを機能部として実現する。なお、これら各機能は専用回路等のハードウエアで構成してもよい。
送受信部2541は、通信部257を介して、サーバ装置30から、複数の移動販売ロボット10の各々の現在位置と、各移動販売ロボット10の収容部111に収容された商品Mの残数と、各移動販売ロボット10の動作状態とを受信する。また、送受信部2541は、サーバ装置30に対して、管理者が選択した被応援ロボット100と応援ロボット101とを特定する情報、及び応援ロボット101を被応援ロボット100の現在位置まで移動させる指示を送信する。
入力受付部2542は、応援の対象となる移動販売ロボット10(被応援ロボット100)と、応援に向かわせる移動販売ロボット10(応援ロボット101)とを特定する情報を受け付ける。なお、入力受付部2542は、本開示における受付部の一例である。
ロボット管理部2543は、送受信部2141に対して、入力受付部2542が受け付けた、被応援ロボット100と応援ロボット101とを特定する情報と、被応援ロボット100を応援ロボット101の現在位置まで移動させる指示とを、サーバ装置30に送信させる。また、ロボット管理部2543は、サーバ装置30に対して、被応援ロボット100と応援ロボット101とを特定する情報を、被応援ロボット100と応援ロボット101とに対して出力させる。また、ロボット管理部2543は、サーバ装置30に対して、被応援ロボット100と応援ロボット101とを特定する情報を、ユーザ端末20に対して出力させる。なお、ロボット管理部2543は、本開示における応援指示部の一例である。
表示制御部2544は、送受信部2141が受信した、複数の移動販売ロボット10の現在位置と、各移動販売ロボット10の収容部111に収容された商品Mの残数と、各移動販売ロボット10の動作状態とを、表示部255でモニタする。なお、表示制御部2544は、本開示における状態表示部の一例である。
(管理者端末の表示部、及びユーザ端末の表示部に表示される画面遷移の一例)
図25を用いて、管理者端末25の表示部255に表示される画面遷移の一例を説明する。図25は、管理者端末の表示部に表示される画面遷移の一例を示す図である。
移動販売システム2の動作中には、管理者端末25の表示部255には、移動販売ロボット選択画面90が表示される。
移動販売ロボット選択画面90には、図25に示すように、移動販売ロボットマップ61と、移動販売ロボット状態リスト81と、移動待ちロボットリスト82と、被応援ロボット選択ボタン83と、応援ロボット選択ボタン84とが表示される。
移動販売ロボットマップ61は、現在動作中の移動販売ロボット10の現在位置を示すマップである。移動販売ロボットマップ61において、移動販売ロボット10の現在位置は、ロボットマーク62で表示される。
移動販売ロボット状態リスト81は、現在動作中の移動販売ロボット10の動作状態を示すリストである。移動販売ロボット状態リスト81には、移動販売ロボット10の識別番号と、ロボット種別(移動販売ロボット10が実施しているフェアや特集の名称)と、ロボット状態(巡回中、呼び出し中、販売中、応援中、帰還中等)と、商品状態と、現在位置とが表示される。なお、移動販売ロボット状態リスト81は、当該リストの表示領域を上下にフリック又はスワイプすることによってスクロールさせることが可能である。これによって、動作中の移動販売ロボット10の数が多い場合であっても、各移動販売ロボット10の状態を漏れなく表示することが可能である。
また、移動販売ロボット状態リスト81において、商品の欠品がある移動販売ロボット10には、図25に示すように、当該移動販売ロボット10に係る情報の表示領域にハッチングが付される。これによって、管理者端末25の操作者は、欠品が生じている移動販売ロボット10があることを即座に確認することができる。なお、残数が少ない商品に同様のハッチングが付されてもよい。
移動待ちロボットリスト82は、バックヤード等で待機している移動販売ロボット10のリストである。
被応援ロボット選択ボタン83は、被応援ロボット100を選択するボタンである。管理者端末25の操作者は、移動販売ロボット状態リスト81の中から被応援ロボット100を選択して、移動販売ロボット状態リスト81における当該ロボットの表示領域を押下する。その後、被応援ロボット選択ボタン83を押下することによって、被応援ロボット100が選択される。
応援ロボット選択ボタン84は、被応援ロボット100の応援に向かわせる応援ロボット101を選択するボタンである。管理者端末25の操作者は、移動販売ロボット状態リスト81、又は移動待ちロボットリスト82の中から応援ロボット101を選択して、移動販売ロボット状態リスト81、又は移動待ちロボットリスト82における当該ロボットの表示領域を押下する。その後、応援ロボット選択ボタン84を押下することによって、応援ロボット101が選択される。
なお、応援に向かわせる移動販売ロボット10には、被応援ロボット100で欠品になっている商品Mが収容されている必要がある。そのため、管理者端末25の操作者は、図25には非図示の商品確認メニュー等を操作することによって、被応援ロボット100の欠品商品の内容と、応援ロボット101として選択しようとしている移動販売ロボット10に現在収容されている商品Mの内容及び数量とを確認することができる。これによって、管理者端末25の操作者は、適切な応援ロボット101を選択することができる。
ここで、被応援ロボット100として、識別番号4の移動販売ロボット10が選択されて、応援ロボット101として、バックヤード等で待機している移動販売ロボット10の中の一つが選択されたとして説明を続ける(図25の遷移231)。
このとき、管理者端末25の表示部255には、移動指示画面91が表示される。
移動指示画面91には、図25に示すように、移動販売ロボットマップ61と、移動販売ロボット状態リスト81と、移動待ちロボットリスト82と、ロボット移動指示ボタン85とが表示される。
移動販売ロボット状態リスト81において、被応援ロボット100として選択された移動販売ロボット10には、被応援ロボット100として選択されたことを示すハッチングが付された状態になる。
移動待ちロボットリスト82において、応援ロボット101として選択された移動販売ロボット10には、応援ロボット101であることを示すハッチングが付された状態になる。なお、移動販売ロボット状態リスト81に表示された移動販売ロボット10を応援ロボット101として選択してもよい。その場合、選択された応援ロボット101には、応援ロボット101として選択されたことを示す、被応援ロボット100とは異なるハッチングが付される。
ロボット移動指示ボタン85は、選択した応援ロボット101に対して、被応援ロボット100の現在位置まで移動する応援走行の実行を指示するボタンである。ロボット移動指示ボタン85が押下される(図25の遷移232)と、移動販売ロボット10(被応援ロボット100)は、サーバ装置30に、選択された応援ロボット101を被応援ロボット100の現在位置まで移動させる指示を送信する。
サーバ装置30の送受信部3141は、管理者端末25から送信された、被応援ロボット100及び応援ロボット101を特定する情報と、応援を行わせることを示す情報とを受信する。そして、サーバ装置30の情報管理部3142は、応援ロボット101に係る呼出管理テーブル3166の内容を更新する。このとき、ピンコード等の認証用情報は、被応援ロボット100に対して設定された情報と同じ情報が登録される。
また、サーバ装置30の送受信部3141は、応援ロボット101に対して、被応援ロボット100の現在位置まで移動する指示を送信する。
また、サーバ装置30の送受信部3141は、被応援ロボット100に対して、応援ロボット101が応援に向かったことを示す情報と、当該応援ロボット101が到着するまでの残り時間とを送信する。
また、サーバ装置30の送受信部3141は、被応援ロボット100を呼び出した客のユーザ端末20に対して、応援ロボット101が応援に向かったことを示す情報と、当該応援ロボット101が到着するまでの残り時間とを送信する(図25の遷移233)。
ユーザ端末20の送受信部2141は、サーバ装置30から、応援ロボット101が応援に向かったことを示す情報と、当該応援ロボット101が到着するまでの残り時間とを受信する。そして、ユーザ端末20の表示制御部2144は、ユーザ端末20の表示部215に、図25に示す応援ロボット出発告知画面92を表示する。
応援ロボット出発告知画面92には、応援ロボットが向かっていることを示す情報と、不要ボタン93とが表示される。不要ボタン93は、応援ロボット101の呼び出しが不要な場合に、サーバ装置30に対して、応援が不要である旨を伝えるボタンである。不要ボタン93が押下される(図25の遷移224)と、ユーザ端末20の送受信部2141は、サーバ装置30に対して、応援ロボット101による応援が不要であることを示す情報を送信する。サーバ装置30は、応援ロボット101による応援が不要であることを示す情報を受信すると、応援ロボット101に対して、移動前の位置に戻る指示を送信する。
一方、応援ロボット出発告知画面92が表示されてから所定時間が経過すると(タイムアウトすると)、ユーザ端末20の表示制御部2144は、ユーザ端末20の表示部215に残り時間表示画面94を表示する。残り時間表示画面94には、応援ロボット101の到着予想時刻までの残り時間が、時間の経過とともに、随時減算して表示される。
(第2の実施形態の作用効果)
以上説明したように、第2の実施形態の移動販売システム2(無人販売システム)は、複数の移動販売ロボット10(無人販売装置)の現在位置と、当該移動販売ロボット10の収容部111に収容された商品Mの残数と、移動販売ロボット10の動作状態とを表示する表示制御部2544(状態表示部)と、応援の対象となる移動販売ロボット10(被応援ロボット100)と、応援に向かわせる移動販売ロボット10(応援ロボット101)とを特定する情報を受け付ける入力受付部2542(受付部)と、入力受付部2542が受け付けた情報を、被応援ロボット100と応援ロボット101とに対して出力させるロボット管理部2543(応援指示部)と、を有する管理者端末25(端末装置)を更に備える。したがって、移動販売システム2の管理者の判断によって、応援ロボット101を向かわせることができるため、商品購入中の客が、応援を要請するための特別な操作を行う必要がない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例示であり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。