JP7779710B2 - レール設置型の測定装置 - Google Patents
レール設置型の測定装置Info
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Description
特に、ロングレールは、枕木と道床の間の縦方向抵抗力に阻止されて自由に伸縮できない状態になっているため比較的大きな熱応力が蓄積されるので、レール軸力を正確に把握することが重要である。ロングレールの管理における検査査項目として「ふく進検査」と「道床横抵抗力調査」がある。
一方、従来、レール軸力測定装置に関する発明としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている発明がある。このうち、特許文献1に記載されている発明は、レールの中立軸と高さ方向軸に沿って配置し添着した複数のひずみゲージ素子でホイートストンブリッジを構成した検出部と、ブリッジ回路の軸力発生状態の不平衡出力から無軸力状態の不平衡出力を減算してレール軸力を算出する演算手段を備えたディジタル処理器とからレール軸力測定装置を構成したものである。
本発明の他の目的は、軌道作業車による道床整備作業を妨げることがないレール設置型の測定装置を提供することにある。
レールの側面に接合され所定の物理量を検出するための検出手段と、前記検出手段からの信号を受けデータ処理を行う電子基板を内蔵した本体ケースと、前記本体ケースをレールに装着するための取付け手段と、前記本体ケースに設けられた表示手段と、を備えたレール設置型の測定装置において、
前記表示手段は、前記取付け手段によって前記本体ケースがレールに装着された状態で、表示面が鉛直面に対して傾斜しかつ斜め上向きになるように配設され、
前記電子基板は、前記検出手段からの信号に基づいて検出した値を前記表示手段に表示可能に構成したものである。
かかる構成によれば、比較的解像度の低い表示手段であってもセンサの検出情報(測定値)を表示し、走行する車両に搭載された画像カメラで検出情報を取得することができ、複数箇所に設置されているセンサの検出値を効率よく収集することができる。
前記表示手段には、前記検出手段による検出値および前記計数手段による計数値が表示されるようにする。
かかる構成によれば、測定装置を構成する電子部品が故障したり電源が供給されなくなって表示内容の更新が行えなくなったりした場合には、計数手段によるカウント値が変化しなくなるため、測定装置に異常があることを把握することができ、誤った情報に基づく誤った判断がなされるのを防止することができる。
前記本体ケースには、前記電子基板に電源電圧を供給する電池を収納する収納部が設けられ、
前記電子基板は前記電池からの電力で動作するように構成され、所定の時間間隔で前記検出手段からの信号に基づいて検出値を取得し、所定の条件を満たすものあるいは所定の条件を満たしたときに前記検出値を前記表示手段に表示するように構成する。
かかる構成によれば、常時表示を行う表示手段における消費電力を減らすことができるため電源として電池を使用することができるとともに、電池を使用することでソーラーパネルを設置して電源ケーブルを敷設する必要がなくなり、測定装置の設置作業を簡単に行なえるようにすることができる。
かかる構成によれば、測定装置のケースが軌道作業車による道床整備作業を妨げることがないようにすることができる。
前記本体ケースはレールに接合される面がレールの側面に対応して湾曲され、その湾曲された面の一部にレールの側面に貼着された前記検出手段を収容可能な凹部が形成されているようにする。
かかる構成によれば、測定装置のレール側面への設置および取り外しが簡単に行えるとともに、本体ケースのレールに接合される面がレールの側面に対応して湾曲されているため、マグネットの吸着力のみで測定装置をしっかりとレール側面に固定することができる。また、センサおよび電子基板とセンサとを接続するケーブルが本体ケースの後壁に干渉しないようにすることができ、本体ケースとレールとの密着性を高めることができる。
図1には本発明を適用したレール軸力測定装置の一実施形態の斜視図が、また図2にはその分解斜視図が示されている。本実施形態のレール軸力測定装置10は、歪みを検出する歪みセンサを備え測定対象のレールのウェブ側面に装着されて、レール軸力を測定する機能を有する測定器である。
また、前側ケース11Aの開口と後側ケース11Bの開口との間にOリングなどのシール材12(図2参照)が介挿されることで、本体ケース11の内部空間が密閉された構造になるように構成されている。さらに、本体ケース11の高さが、レール頭部の顎下と底部フランジとの間隔よりも小さくなるように、ケースの大きさが設計されている。
特に限定されるものでないが、本実施形態のレール軸力測定装置10においては、図4に示すように、表示パネル13に測定値がQRコード(登録商標)のような2次元コードで表示されるように、電子基板15上のMPUがコード変換機能を有するようにプログラムが作成されている。
ここで、前側ケース11Aの前面の上向きの傾斜角θが小さいほど表示された2次元コードを画像カメラ23による撮影画像のゆがみが小さくなるが、傾斜角θが小さいほど保護用の透明パネル14で反射した光が画像に映り込んで撮影画像が不鮮明になるとともに、本体ケース11のレール側方への突出量が大きくなり、道床整備作業の際に損傷を受けるリスクが大きくなる。ただし、撮影画像のゆがみは画像処理で簡単に補正することができる。
また、画像カメラ23により鮮明な画像を取得して測定値の誤読込みを回避できるようにするために、透明パネル14の表面には、反射防止機能および雨水をはじく撥水機能のある被膜を形成しておくようにするのが望ましい。
前述したように、本実施形態のレール軸力測定装置は、本体ケース11に内蔵した電池を電源として用いている。従って、電池交換の頻度を少なくするために、できるだけ消費電力を減らすことが重要である。そこで、本実施形態においては、表示パネル13として、表示内容を更新するときにのみ電力を消費する電子ペーパーを使用している。また、表示内容の更新回数を少なくするため、工夫を行なっている。具体的には、センサによる検出動作を例えば1時間に1度のような頻度に設定するとともに、所定の条件を満たした場合に表示パネル13の表示内容を更新するようにした。
また、中立温度が低いほど安全度は小さくなり、安全側にあると判断できることが知られている。従って、所定の条件として、上記「72回の測定値の取得と代表値の決定」の代わりに、中立温度の1℃を閾値として、つまり中立温度が1℃変化した場合に、表示パネル13の表示内容を更新するようにしても良い。
本実施形態のレール軸力測定装置においては、上記電子基板15が表示パネル13の表示を更新した回数をカウント値として計数する計数手段を備え、表示パネル13の表示内容として、死活監視用のカウント値とセンサにより測定した温度および歪みの値の3つを選択している。カウント値は、表示内容を更新する度にインクリメントされる値であり、このカウント値が所定期間以上更新されていない場合には、回路の故障、電池切れなど装置に異常が発生していると判定することができる。
上記のような構成を有するレール軸力測定装置によれば、車両に搭載された画像カメラでレール軸力を検出するための温度センサおよび歪みセンサの測定値を取得することができるため、センサが設置されている場所に赴いてデータ収集装置をレール軸力測定装置に接続して測定値を取得する手間を省き、効率よくレール軸力を収集することができる。
ただし、既存の軌道材料モニタリング装置においては、プロファイルカメラおよび画像カメラで取得したデータを記憶する際にキロ程情報を合わせて記憶するようにしているものがある。従って、そのようなモニタリング装置を搭載している列車が走行する路線のレールに装着するレール軸力測定装置にあっては、表示パネル13の表示内容にレール軸力測定装置の位置情報を含ませる必要がない。そのため、本実施形態のレール軸力測定装置においては、表示内容をカウント値とセンサで測定した温度と歪みの値のみとした。
さらに、取得した測定値と測定装置との紐付けの方法としては、位置情報(キロ程)の代わりに測定装置の識別コードを表示パネル13に表示させ、取得した測定値を管理する装置の記憶装置に識別コードと設置位置情報(キロ程)との関係を示すテーブルを記憶しておいて、そのテーブルを参照して測定位置を把握するように構成しても良い。
11 本体ケース
11A 前側ケース
11B 後側ケース
12 シール材
13 表示パネル(表示手段)
14 保護用の透明パネル
15 電子基板
16 電池収納凹部
17 ケーブル挿通孔
18A~18D マグネット(取付け手段)
19 センサとケースとの干渉防止用の凹部
20 ケーブル
21 歪みセンサ
22 温度センサ
23 画像カメラ
Claims (7)
- レールの側面に接合され所定の物理量を検出するための検出手段と、前記検出手段からの信号を受けデータ処理を行う電子基板を内蔵した本体ケースと、前記本体ケースをレールに装着するための取付け手段と、前記本体ケースに設けられた表示手段と、を備えたレール設置型の測定装置であって、
前記表示手段は、前記取付け手段によって前記本体ケースがレールに装着された状態で、表示面が鉛直面に対して傾斜しかつ斜め上向きになるように配設され、
前記電子基板は、前記検出手段からの信号に基づいて検出した値を前記表示手段に表示可能に構成され、
前記電子基板はコード変換機能を有し、前記表示手段には表示情報が2次元コードとして表示されるように構成されていることを特徴とするレール設置型の測定装置。 - 前記電子基板は前記表示手段の表示を更新した回数を計数する計数手段を備え、
前記表示手段には、前記検出手段による検出値および前記計数手段による計数値が表示されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレール設置型の測定装置。 - レールの側面に接合され所定の物理量を検出するための検出手段と、前記検出手段からの信号を受けデータ処理を行う電子基板を内蔵した本体ケースと、前記本体ケースをレールに装着するための取付け手段と、前記本体ケースに設けられた表示手段と、を備えたレール設置型の測定装置であって、
前記表示手段は、前記取付け手段によって前記本体ケースがレールに装着された状態で、表示面が鉛直面に対して傾斜しかつ斜め上向きになるように配設され、
前記電子基板は、前記検出手段からの信号に基づいて検出した値を前記表示手段に表示可能に構成され、
前記電子基板は前記表示手段の表示を更新した回数を計数する計数手段を備え、
前記表示手段には、前記検出手段による検出値および前記計数手段による計数値が表示されるように構成されていることを特徴とするレール設置型の測定装置。 - レールの側面に接合され所定の物理量を検出するための検出手段と、前記検出手段からの信号を受けデータ処理を行う電子基板を内蔵した本体ケースと、前記本体ケースをレールに装着するための取付け手段と、前記本体ケースに設けられた表示手段と、を備えたレール設置型の測定装置であって、
前記表示手段は、前記取付け手段によって前記本体ケースがレールに装着された状態で、表示面が鉛直面に対して傾斜しかつ斜め上向きになるように配設され、
前記電子基板は、前記検出手段からの信号に基づいて検出した値を前記表示手段に表示可能に構成され、
前記表示手段は電子ペーパーであり、
前記本体ケースには、前記電子基板に電源電圧を供給する電池を収納する収納部が設けられ、
前記電子基板は前記電池からの電力で動作するように構成され、所定の時間間隔で前記検出手段からの信号に基づいて検出値を取得し、所定の条件を満たすものあるいは所定の条件を満たしたときに前記検出値を前記表示手段に表示するように構成されていることを特徴とするレール設置型の測定装置。 - 前記表示手段は電子ペーパーであり、
前記本体ケースには、前記電子基板に電源電圧を供給する電池を収納する収納部が設けられ、
前記電子基板は前記電池からの電力で動作するように構成され、所定の時間間隔で前記検出手段からの信号に基づいて検出値を取得し、所定の条件を満たすものあるいは所定の条件を満たしたときに前記検出値を前記表示手段に表示するように構成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のレール設置型の測定装置。 - 前記本体ケースの前面部の上端と下端がレールの頭側部と底部フランジの側部とを結んだ接線よりもレール側に位置するように、前記本体ケースが形成されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のレール設置型の測定装置。
- 前記取付け手段はマグネットであり、
前記本体ケースはレールに接合される面がレールの側面に対応して湾曲され、その湾曲された面の一部にレールの側面に貼着された前記検出手段を収容可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のレール設置型の測定装置。
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