JP7706156B2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7706156B2
JP7706156B2 JP2022008942A JP2022008942A JP7706156B2 JP 7706156 B2 JP7706156 B2 JP 7706156B2 JP 2022008942 A JP2022008942 A JP 2022008942A JP 2022008942 A JP2022008942 A JP 2022008942A JP 7706156 B2 JP7706156 B2 JP 7706156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
valve
valve port
port
body assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022008942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023107650A (ja
Inventor
英達 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2022008942A priority Critical patent/JP7706156B2/ja
Publication of JP2023107650A publication Critical patent/JP2023107650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7706156B2 publication Critical patent/JP7706156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)

Description

本発明は、弁装置に関する。
流体の流量制御のために、様々な弁装置が使用されている。一例として、特許文献1に開示されている電動弁は、冷凍サイクルシステム等における冷媒の流量制御を目的として、モ-タを動力として弁体を駆動することによりオリフィスの開度を制御することができる。
特開2011-208716号公報
特許文献1に示す電動弁のような弁装置は、単一の弁体を使用しているため、流量制御の分解能が低く抑えられ、それにより弁体の機能が制限されるという問題がある。これに対し、弁体を長手方向に長く確保し、弁体形状を細かく調整すれば、ある程度の分解能を確保できるが、弁体の全長が長くなり、弁装置のコンパクト化が図れないという別な問題が生じる。
本発明は、従来とは異なる視点に着目してなされたものであり、弁の機能を高めることができる弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の弁装置は、
弁室と第1の流路とを連通する第1の弁口と、前記弁室と第2の流路とを連通する第2の弁口とを備えた弁本体と、
前記第1の弁口に対して嵌入可能な第1の弁体と、前記第2の弁口に対して嵌入可能な第2の弁体とを備えた弁体アッセンブリと、を有し、
前記第1の弁体は、前記第1の弁体の移動方向に向かうにしたがって、前記第1の弁体の移動方向に直交する断面の面積が変化するテーパ部を備え、
前記第2の弁体は、前記第2の弁体の移動方向に直交する断面の面積が一様である円筒部を備え、
前記弁体アッセンブリを移動させることにより、各弁口に対して弁体が同時に変位し、
少なくとも前記円筒部が前記第2の弁口内に位置するとき、前記テーパ部が前記第1の弁口内に位置する、ことを特徴とする。
本発明によれば、弁の機能を高めることができる弁装置を提供することができる。
図1は、第1の実施形態による電気的駆動弁の概略構成を示す縦断面図である。 図2は、図1に示す電気的駆動弁の弁体アッセンブリの周辺を拡大して示す図である。 図3は、弁体アッセンブリの平面図である。 図4は、電気的駆動弁の流量制御特性を示す図である。 図5は、比較例にかかる弁体の弁口周辺を拡大した断面図である。 図6は、弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図7は、弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図8は、弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図9は、弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図10は、弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図11は、弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図12は、第1の実施形態の変形例1にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図13は、第1の実施形態の変形例2にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図14は、第1の実施形態の変形例3にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図15は、第1の実施形態の変形例4にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図16は、第1の実施形態の変形例5にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図17は、第1の実施形態の変形例6にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図18は、第1の実施形態の変形例7にかかる弁体アッセンブリの図3と同様な平面図である。 図19は、第2の実施形態にかかる電気的駆動弁の流量制御特性を示す図である。 図20は、第2の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図21は、第2の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図22は、第2の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図23は、第2の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図24は、第3の実施形態にかかる電気的駆動弁の流量制御特性を示す図である。 図25は、第3の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図26は、第3の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。 図27は、第4の実施形態にかかる弁体アッセンブリの位置を変えて示す図である。 図28は、第4の実施形態にかかる弁体アッセンブリの位置を変えて示す図である。 図29は、第4の実施形態にかかる弁体アッセンブリの位置を変えて示す図である。 図30は、第4の実施形態にかかる弁体アッセンブリの位置を変えて示す図である。 図31は、冷房・暖房・暖房除湿が可能な一般的なヒートポンプ式空調機の冷媒の流れを示す概略図である。 図32は、冷房・暖房・暖房除湿が可能な一般的なヒートポンプ式空調機の冷媒の流れを示す概略図である。 図33は、冷房・暖房・暖房除湿が可能な一般的なヒートポンプ式空調機の冷媒の流れを示す概略図である。 図34は、冷房・暖房・暖房除湿をそれぞれ実現するための各弁開閉制御をまとめた表を示す図である。 図35は、その他の変形例を示す第2の弁口付近を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態として、弁装置の一タイプである電気的駆動弁を参照して説明する。本明細書にて、テーパ部は、弁体アッセンブリの移動方向に直交する方向の断面積が変化する可変断面積部であり、ストレート部は、移動方向に直交する方向の断面積が変化しない固定断面積部である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態による電気的駆動弁10の概略構成を示す縦断面図である。図2は、図1に示す電気的駆動弁10の弁体アッセンブリの周辺を拡大して示す図である。図3は、弁体アッセンブリの平面図である。電気的駆動弁10の軸線をLとする。また、本明細書中、コイル側を上方とし、弁本体側を下方とするものとする。
図1において、電気的駆動弁10は、弁室12を有する弁本体14と、弁体アッセンブリ13と、弁本体14の上部に接続されるキャン15と、キャン15の外側に配置されるステータコイル18と、ステータコイル18の通電励磁によって回転するロータ16と、弁体アッセンブリ13に取り付けられた雄ねじ部材17と、ステータコイル18の外側を覆うハウジング19と、を備えている。
ロータ16は、不図示の支持部材を介して、キャン15に対して軸線L回りに回転可能であって軸線L方向に固定されている。ロータ16の上端には、軸受20を介して、弁体アッセンブリ13の軸部13bが保持されており、ロータ16に対して軸部13bは、軸線L回りに相対回転可能であって軸線L方向に相対移動可能に嵌合している。
ロータ16の内周には雌ねじ16aが形成され、雄ねじ部材17の外周に形成された雄ねじ17aに螺合している。雄ねじ部材17は、弁体アッセンブリ13の軸部13bの外周に固定されており、弁体アッセンブリ13と共に軸線L方向に移動可能となっている。ロータ16の回転に応じて雌ねじ16aと雄ねじ17aとが螺動することにより、ロータ16に対して雄ねじ部材17が軸線L方向に移動する。
弁本体14は、有底円筒状の下本体部14aと、有底円筒状の中本体部14bと、有底円筒状の上本体部14cとを別個に形成して、図1の破線位置で接合して一体化してなる。下本体部14aの底壁には、下開口14dが貫通して形成され、下開口14dに第2の配管T2が接続されている。
中本体部14bの側壁には、横開口14fが貫通して形成され、横開口14fに第1の配管T1が接続されている。中本体部14bの底壁には、第1の弁口14g、第2の弁口14h、及び第3の弁口14iが貫通し、またその中心が同一線上に並ぶようにして形成されている。第1の弁口14g、第2の弁口14h、及び第3の弁口14iは、それぞれ円形を有しており、その合計断面積よりも、下開口14dの断面積の方が大きく、また横開口14fの断面積の方が大きくなっている。
上本体部14cの底壁には、矩形状のガイド穴14jが貫通して形成されている。横開口14f、第1の弁口14g、第2の弁口14h、及び第3の弁口14iが、流体が移動可能に弁室12に連通している。
図2,3において、弁体アッセンブリ13は、円形のフランジ部13aと、フランジ部13aの上面中央に接続された軸部13bとを連設してなる。弁体アッセンブリ13の素材としては、アルミニウム、真鍮、SUS、PTFEなどの樹脂などを使用できる。軸部13bは、ガイド穴14jの矩形断面形状に等しい軸線直交方向断面形状(非円形状)を有しており、上本体部14cのガイド穴14jに対して軸線L回りに回転が阻止されるが、軸線L方向に移動可能に嵌合している。軸部13b及びガイド穴14jの断面形状は、矩形に限らず非円形状であれば足りる。
フランジ部13aの下面には、第1の弁口14gに対して第1の弁体13cが嵌入可能に形成され、第2の弁口14hに対して第2の弁体13dが嵌入可能に形成され、第3の弁口14iに対して第3の弁体13eが嵌入可能に形成されている。第1の弁体13cの全長が最も短く、第3の弁体13eの全長が最も長い。
図2に示すように、第1の弁体13cは、下方に向かうに従って縮径するテーパ形状を有し、具体的には、フランジ部13a側から、第11テーパ部13fと、第11テーパ部13fよりもテーパ角が大きい第12テーパ部13gとを連設してなる。第11テーパ部13fの最大外径は、第1の弁口14gの内径に等しい。第1の弁体13cの軸線L1は、軸線Lと平行である。ここで、テーパ角とは、弁体の軸線に対する傾斜角θをいう。
また、第2の弁体13dは、フランジ部13a側から、円筒状の第20ストレート部13hと、下方に向かうに従って縮径する第21テーパ部13iと、第21テーパ部13iよりもテーパ角が大きい第22テーパ部13jとを連設してなる。第20ストレート部13hの外径及び第21テーパ部13iの最大外径は、第2の弁口14hの内径に等しい。第2の弁体13dの軸線は、軸線Lと重なる。
また、第3の弁体13eは、フランジ部13a側から、円筒状の第30ストレート部13mと、下方に向かうに従って縮径する第31テーパ部13nと、第31テーパ部13nよりもテーパ角が大きい第32テーパ部13oとを連設してなる。第30ストレート部13mの外径及び第31テーパ部13nの最大外径は、第3の弁口14iの内径に等しい。第3の弁体13eの軸線L3は、軸線Lと平行である。
本実施形態では、軸線L方向において、第11テーパ部13fと第12テーパ部13gとの境界が、第20ストレート部13hと第21テーパ部13iとの境界に一致し、第21テーパ部13iと第22テーパ部13jとの境界が、第30ストレート部13mと第31テーパ部13nとの境界に一致する。
(電気的駆動弁の動作)
弁体アッセンブリ13が、上方のストロークエンドに位置した状態(完全開弁位置)で、第1の弁口14gから第1の弁体13cが離間し、第2の弁口14hから第2の弁体13dが離間し、第3の弁口14iから第3の弁体13eが離間する。かかる状態では、第1の配管T1から弁室12に進入した流体は、第1の弁口14g、第2の弁口14h、及び第3の弁口14iの全てを介して、第2の配管T2に向かって排出されるため、大容量の流体送出を行える。
弁体アッセンブリ13が、上方のストロークエンドに位置した状態から、ステータコイル18への通電励磁によってロータ16が一方向に回転すると、雄ねじ部材17との間に相対回転が生じ、雌ねじ16aと雄ねじ17aとが螺動する。ロータ16は軸線方向に位置が固定されているため、雄ねじ部材17が弁体アッセンブリ13と共に軸線方向下方に移動する。これにより、第1の弁体13c、第2の弁体13d、及び第3の弁口14iが同時に変位する。
ロータ16の回転角度に応じて、まず第3の弁体13eが第3の弁口14iに進入し、次に第2の弁体13dが第2の弁口14hに進入し、最後に第1の弁体13cが第1の弁口14gに進入する。このように弁体が順次弁口に進入することにより、細かい流量制御が可能になる。
弁体アッセンブリ13が、下方のストロークエンドに位置した状態(完全閉弁位置)で、第1の弁口14gを第1の弁体13cが遮蔽し、第2の弁口14hを第2の弁体13dが遮蔽し、第3の弁口14iが第3の弁体13eが遮蔽するため、弁室12の流体が、第2の配管T2に向かって排出されることが阻止される。
本実施形態によれば、矩形断面形状の軸部13bが、ガイド穴14jに嵌合しているため、軸線L回りに回転が阻止され、それにより第1の弁口14gに対し第1の弁体13cを確実に進入させ、第2の弁口14hに対し第2の弁体13dを確実に進入させ、第3の弁口14iに対し第3の弁体13eを確実に進入させることができる。
弁体アッセンブリ13が、下方のストロークエンドに位置した状態から、ステータコイル18への通電励磁によってロータ16が逆方向に回転すると、ロータ16の回転角度に応じて、まず第1の弁体13cが第1の弁口14gから離間し、次に第2の弁体13dが第2の弁口14hが離間し、最後に第3の弁体13eが第3の弁口14iから離間して、最終的に上方のストロークエンドに到達する。
(流量制御の調整例)
以下、電気的駆動弁10の流量制御の調整例について、具体的に説明する。図4は、電気的駆動弁10の流量制御特性を示す図であり、縦軸が流量、横軸が弁体アッセンブリ(または弁体)の軸線L方向における弁口に対する相対位置(ただし、完全閉弁位置を0とする)を示す。図5は、比較例にかかる弁体の弁口周辺を拡大した断面図である。図6~11は、弁体アッセンブリ13の軸線方向位置を変えて示す図である。
図5に示す比較例は、本実施形態の第1の弁口14g、第2の弁口14h、及び第3の弁口14iの合計断面積と等しい断面積を持つ単一の円形弁口14’と、第1の弁体13cに類似する形状の弁体13’とを有する。
(比較例)
図4に示す破線は、比較例による流量制御特性を示す。比較例においては、弁体13’が円形弁口14’に対して軸線方向に上昇するにつれて、弁体13’と円形弁口14’との隙間から流体が流出し、弁体変位量に対する流体の流出量は、弁体13’が位置p5に到達するまでリニアな関係である。
図4に示す位置p5以上に、比較例の弁体13’が上昇すると、弁体13’と円形弁口14’との隙間から流出する流体量が増加し、図4に示す位置p7に到達した時点で、弁体13’と円形弁口14’の上端(弁座)との隙間の流れ方向断面積が、円形弁口14’の断面積と等しくなる。そのため、図4に示す位置p7以上では、弁体13’の位置に関わらず、流体の流出量は一定となる。
(第1ステップ:0~p1)
一方、図4に示す実線は、本実施形態による流量制御特性を示す。完全閉弁位置から弁体アッセンブリ13が上昇するにつれて、まず第1の弁体13cと第1の弁口14gとの間に隙間が生じ、第1の弁口14gから流体の流出が開始される。このとき、第2の弁体13dの第20ストレート部13hは第2の弁口14h内に位置し、また第3の弁体13eの第30ストレート部13mも第3の弁口14i内に位置するため、第2の弁口14h及び第3の弁口14iからの流体の流出は阻止される。弁体アッセンブリ13の変位量に対する流体の流出量は位置p1までリニアな関係であり、第1の弁口14gの断面積が比較的小さいため、同じ位置でも比較例よりも流出量を小さく抑えることができる。
(第2ステップ:p1~p2)
弁体アッセンブリ13が位置p1に到達したとき、図6に示すように、第11テーパ部13fと第12テーパ部13gとの境界が、軸線方向において第1の弁口14gの上端位置に一致する。このとき、第2の弁体13dの第20ストレート部13hは第2の弁口14h内に位置し、また第3の弁体13eの第30ストレート部13mも第3の弁口14i内に位置したままであるため、第2の弁口14h及び第3の弁口14iからの流体の流出は阻止される。第11テーパ部13fのテーパ角よりも、第12テーパ部13gのテーパ角の方が大きいため、第1の弁体13cが第1の弁口14gから離間して軸線方向に上昇するにつれて、弁体アッセンブリ13の変位量に対する流体の流出量は、位置p1までよりも大きくなるが、弁体アッセンブリ13が位置p2に到達するまでリニアな関係であり、同じ位置でも比較例よりも流出量を小さく抑えることができる。
(第3ステップ:p2~p3)
弁体アッセンブリ13が位置p2に到達したとき、図7に示すように、第12テーパ部13gの先端が、軸線方向において第1の弁口14gの上端位置に一致し、また第2の弁体13dの第20ストレート部13hと第21テーパ部13iとの境界が、軸線方向において第2の弁口14hの上端位置に一致する。以降、第1の弁口14gを介して流れる流体に加え、第2の弁体13dと第2の弁口14hとの間に隙間が生じることにより、第2の弁口14hから流体の流出が開始される。このとき、第1の弁体13cが第1の弁口14gから大きく離間したため、第1の弁口14gから流出する流体の量は一定となり、また第3の弁体13eの第30ストレート部13mは第3の弁口14i内に位置するため、第3の弁口14iからの流体の流出は阻止される。このため、弁体アッセンブリ13の変位量に対する流体の流出量は、位置p1~位置p2の間よりも小さくなり、弁体アッセンブリ13が位置p3に到達するまでリニアな関係であって、同じ位置でも比較例よりも流出量を小さく抑えることができる。
(第4ステップ:p3~p4)
弁体アッセンブリ13が位置p3に到達したとき、図8に示すように、第21テーパ部13iと第22テーパ部13jとの境界が、軸線方向において第2の弁口14hの上端位置に一致する。このとき、第1の弁口14gから流出する流体の量は一定のままであり、第3の弁体13eの第30ストレート部13mは第3の弁口14i内に位置したままであるため、第3の弁口14iからの流体の流出は阻止される。第21テーパ部13iのテーパ角よりも、第22テーパ部13jのテーパ角の方が大きいため、第2の弁体13dが軸線方向に上昇するにつれて、弁体アッセンブリ13の変位量に対する流体の流出量は、位置p2~位置p3の間よりも大きくなるが、弁体アッセンブリ13が位置p4に到達するまでリニアな関係であり、同じ位置でも比較例よりも流出量を小さく抑えることができる。
(第5ステップ:p4~p6)
弁体アッセンブリ13が位置p4に到達したとき、図9に示すように、第22テーパ部13jの先端が、軸線方向において第2の弁口14hの上端位置に一致し、また第3の弁体13eの第30ストレート部13mと第31テーパ部13nとの境界が、軸線方向において第3の弁口14iの上端位置に一致する。このとき、第1の弁口14gから流出する流体の量は一定のままであることに加え、以降は第2の弁口14hから流出する流体の量も一定となる。それに加えて、第3の弁体13eと第3の弁口14iとの間に隙間が生じ、第3の弁口14iから流体の流出が開始される。このため、弁体アッセンブリ13の変位量に対する流体の流出量は、位置p3~位置p4の間よりも小さくなり、弁体アッセンブリ13が位置p6に到達するまでリニアな関係であって、同じ位置でも比較例よりも流出量を小さく抑えることができる。
(第6ステップ:p6~p7)
弁体アッセンブリ13が位置p6に到達したとき、図10に示すように、第31テーパ部13nと第32テーパ部13oとの境界が、軸線方向において第3の弁口14iの上端位置に一致する。このとき、第1の弁口14gから流出する流体の量、及び第2の弁口14hから流出する流体の量は一定である。第31テーパ部13nのテーパ角よりも、第32テーパ部13oのテーパ角の方が大きいため、第3の弁体13eが軸線方向に上昇するにつれて、弁体アッセンブリ13の変位量に対する流体の流出量は、位置p4~位置p6の間よりも大きくなるが、弁体アッセンブリ13が位置p7に到達するまでリニアな関係であり、同じ位置でも比較例よりも流出量を小さく抑えることができる。
(第7ステップ:p7以降)
弁体アッセンブリ13が位置p7に到達したとき、図11に示すように、第32テーパ部13oの先端が、軸線方向において第3の弁口14iの上端位置に一致する。このとき、第1の弁口14gから流出する流体の量、及び第2の弁口14hから流出する流体の量は一定であり、以降は第3の弁口14iから流出する流体の量も一定となる。
図4の破線と実線とを比較すると明らかであるが、比較例に対して本実施形態は、弁体アッセンブリ13の全長を抑えることができるにもかかわらず、流量制御の分解能を高めることができ、それにより流量特性を緻密に制御することができる。
(第1の実施形態の変形例1)
図12は、第1の実施形態の変形例1にかかる弁体アッセンブリ13Aの図3と同様な平面図である。上述した第1の実施形態では、弁体の中心が一列になるように弁体を配置しているが、本変形例では、第1の弁体13Ac,第2の弁体13Ad,及び第3の弁体13Aeの中心が、フランジ部13Aaの中心と同軸な円に沿って等間隔に配置されている。図示していないが、第1の弁体13Ac,第2の弁体13Ad,及び第3の弁体13Aeの中心に対応して、第1の弁口,第2の弁口,及び第3の弁口も、同様に弁体アッセンブリ13Aの中心と同軸な円に沿って等間隔に配置されている。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第1の実施形態の変形例2)
図13は、第1の実施形態の変形例2にかかる弁体アッセンブリ13Bの図3と同様な平面図である。上述した第1の実施形態では、軸部が矩形断面形状を有していたが、本変形例では、軸部13Bbは円筒形状を有し、且つ軸線L方向に沿って延在するV字溝(凹部)13Bsを有する。図示していないが、軸部13Bbが嵌合するガイド穴も全体的に円形であり、内周から突出する突起(凸部)を有する。ガイド穴に軸部13Bbを嵌合させたとき、該突起がV字溝に係合する。ガイド穴と軸部13Bbとが係合することで、軸線方向に摺動可能であるが、相対回転不能となるため、第1の弁口に対し第1の弁体13Bcを確実に進入させ、第2の弁口に対し第2の弁体13Bdを確実に進入させ、第3の弁口に対し第3の弁体13Beを確実に進入させることができる。なお、軸部に凸部を形成し、それに対応してガイド穴に凹部を形成してもよい。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第1の実施形態の変形例3)
図14は、第1の実施形態の変形例3にかかる弁体アッセンブリ13Cの図3と同様な平面図である。変形例1と同様に、第1の弁体13Cc,第2の弁体13Cd,及び第3の弁体13Ceの中心が、フランジ部13Caの中心と同軸な円に沿って等間隔に配置されている。また、変形例2と同様に、軸部13Cbは円筒形状を有し、且つ軸線L方向に沿って延在するV字溝(凹部)13Csを有する。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第1の実施形態の変形例4)
図15は、第1の実施形態の変形例4にかかる弁体アッセンブリ13Dの図3と同様な平面図である。上述した変形例3では、フランジ部13Caが円形であるが、本変形例では、フランジ部13Daを軸線方向に見た形状が、長辺と短辺とを交互に接続した六角形(非円形状)である。短辺の一つは、弁本体14Dの中本体部14Db(ハッチングで示す)の平面状内周面14Dsに当接し、相互に摺動可能となっている。中本体部14Dbとフランジ部13Daとが係合することで、軸線方向に摺動可能であるが、相対回転不能となるため、弁体アッセンブリ13Dと中本体部14Dbとの軸線回りの相対回転が阻止される。このため、第1の弁口に対し第1の弁体13Dcを確実に進入させ、第2の弁口に対し第2の弁体13Ddを確実に進入させ、第3の弁口に対し第3の弁体13Deを確実に進入させることができる。本変形例では、軸部13Dbは完全円筒形状である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第1の実施形態の変形例5)
図16は、第1の実施形態の変形例5にかかる弁体アッセンブリ13Eの図3と同様な平面図である。上述した変形例4では、フランジ部13Daが六角形であるが、本変形例では、フランジ部13Eaを軸線方向に見た形状が、長辺と短辺とを備えた長方形であり、また、中本体部14Eb(ハッチングで示す)の軸線直交方向内周断面も、フランジ部13Eaに対応した長方形である。中本体部14Ebとフランジ部13Eaとの隙間は、誇張して示している。中本体部14Ebの内周とフランジ部13Eaの外周とが係合することで、軸線方向に摺動可能であるが、周方向に相対移動不能となるため、弁体アッセンブリ13Eと中本体部14Ebとの軸線回りの相対回転が阻止される。このため、第1の弁口に対し第1の弁体13Ecを確実に進入させ、第2の弁口に対し第2の弁体13Edを確実に進入させ、第3の弁口に対し第3の弁体13Eeを確実に進入させることができる。本変形例では、軸部13Ebは完全円筒形状である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第1の実施形態の変形例6)
図17は、第1の実施形態の変形例6にかかる弁体アッセンブリ13Fの図3と同様な平面図である。上述した変形例4に対し、フランジ部13Faの形状は類似するが、中本体部14Fb(ハッチングで示す)の軸線直交方向内周面は、フランジ部13Faの外周コーナーに係合し、軸線方向に相対摺動可能である2つの凹溝14Fsを有する。凹溝14Fsとフランジ部13Faとの隙間は、誇張して示している。凹溝14Fsとフランジ部13Faのコーナーとが係合することで、軸線方向に摺動可能であるが、相対回転不能となるため、弁体アッセンブリ13Fと中本体部14Fbとの軸線回りの相対回転が阻止される。このため、第1の弁口に対し第1の弁体13Fcを確実に進入させ、第2の弁口に対し第2の弁体13Fdを確実に進入させ、第3の弁口に対し第3の弁体13Feを確実に進入させることができる。本変形例では、軸部13Fbは完全円筒形状である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第1の実施形態の変形例7)
図18は、第1の実施形態の変形例7にかかる弁体アッセンブリ13Gの図3と同様な平面図である。上述した変形例1に対し、第1の弁体13Gc、第2の弁体13Gd、及び第3の弁体13Geの配置は共通し、またフランジ部13Gaの円形である点は共通するが、フランジ部13Gaの外周にV字状の切欠(凹部)13Gsを形成している点が異なる。一方、中本体部14Gb(ハッチングで示す)の軸線直交方向内周面は、切欠13Gsに係合する突起(凸部)14Gsを有する。切欠13Gsと突起14Gsとが係合することで、軸線方向に摺動可能であるが、周方向に相対移動不能となるため、弁体アッセンブリ13Gと中本体部14Gbとの軸線回りの相対回転が阻止される。このため、第1の弁口に対し第1の弁体13Gcを確実に進入させ、第2の弁口に対し第2の弁体13Gdを確実に進入させ、第3の弁口に対し第3の弁体13Geを確実に進入させることができる。本変形例では、軸部13Gbは完全円筒形状である。なお、フランジ部に凸部を形成し、それに対応して中本体部に凹部を形成してもよい。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
(第2の実施形態)
図19は、第2の実施形態にかかる電気的駆動弁の流量制御特性を示す図であり、縦軸が流量、横軸が弁体アッセンブリの軸線方向における弁口に対する相対位置(ただし、完全閉弁位置を0とする)を示す。図20~23は、第2の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。本実施形態は、弁体アッセンブリ13H以外は第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
第1の実施形態においては、図4に示すように、弁体アッセンブリの変位量に対する流体の流出量が変曲点で大きく変化する傾向があるが、本実施形態によれば、流量変化の割合を抑えて、よりスムーズな流量制御を行える。
図20に示すように、弁体アッセンブリ13Hは、円形のフランジ部13Haと、フランジ部13Haの上面中央に接続された軸部13Hbとを連設してなる。フランジ部13Ha及び軸部13Hbは、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
フランジ部13Haの下面には、第1の弁口14gに対向して第1の弁体13Hcが形成され、第2の弁口14hに対向して第2の弁体13Hdが形成され、第3の弁口14iに対向して第3の弁体13Heが形成されている。第1の弁体13Hc、第2の弁体Hd,及び第3の弁体13Heの全長は略等しい。
図20に示すように、第1の弁体13Hcは、フランジ部13Ha側から、下方に向かうに従って縮径する第10テーパ部13Hfと、円筒状の第11ストレート部13Hgと、第10テーパ部13Hfよりもテーパ角が大きい第12テーパ部13Hqとを連設してなる。第10テーパ部13Hfの最大外径は、第1の弁口14gの内径に等しい。第1の弁体13Hcの軸線L1は、軸線Lと平行である。
また、第2の弁体13Hdは、フランジ部13Ha側から、円筒状の第20ストレート部13Hhと、下方に向かうに従って縮径する第21テーパ部13Hiと、円筒状の第22ストレート部13Hjと、第21テーパ部13Hiよりもテーパ角が大きい第23テーパ部13Hkとを連設してなる。第20ストレート部13Hhの外径及び第21テーパ部13Hiの最大外径は、第2の弁口14hの内径に等しい。第2の弁体13Hdの軸線は、軸線Lと重なる。
また、第3の弁体13Heは、フランジ部13Ha側から、円筒状の第30ストレート部13Hmと、下方に向かうに従って縮径する第31テーパ部13Hnと、第31テーパ部13Hnよりもテーパ角が大きい第32テーパ部13Hoとを連設してなる。第30ストレート部13Hmの外径及び第31テーパ部13Hnの最大外径は、第3の弁口14iの内径に等しい。第3の弁体13Heの軸線L3は、軸線Lと平行である。
本実施形態では、軸線L方向において、第10テーパ部13Hfと第11ストレート部13Hgとの境界が、第20ストレート部13Hhと第21テーパ部13Hiとの境界に一致する。また、第21テーパ部13Hiと第22ストレート部13Hjとの境界が、第30ストレート部13Hmと第31テーパ部13Hnとの境界に一致する。
完全閉弁位置から、図20に示すように、第10テーパ部13Hfと第11ストレート部13Hgとの境界が、軸線方向において第1の弁口14gの上端に一致し、また第20ストレート部13Hhと第21テーパ部13Hiとの境界が、軸線方向において第2の弁口14hの上端に一致するまで、弁体アッセンブリ13Hを上昇させると、図19に示す0から位置p11までの流量変化が生じる。このとき、第3の弁口14iは、第30ストレート部13Hmにより遮蔽される。
位置P11から、図21に示すように、第21テーパ部13Hiと第22ストレート部13Hjとの境界が、軸線方向において第2の弁口14hの上端に一致し、また第30ストレート部13Hmと第31テーパ部13Hnとの境界が、軸線方向において第3の弁口14iの上端に一致するまで、弁体アッセンブリ13Hを上昇させると、図19に示す位置p11から位置p12までの流量変化が生じる。このとき、第1の弁口14gには、第11ストレート部13Hgが配置され、第1の弁口14gを通過する流体の量は一定で、第3の弁口14iは、第30ストレート部13Hmにより遮蔽される。
位置P12から、図22に示すように、第11ストレート部13Hgと第12テーパ部13Hqとの境界が、軸線方向において第1の弁口14gの上端に一致し、第22ストレート部13Hjと第23テーパ部13Hkとの境界が、軸線方向において第2の弁口14hの上端に一致し、第31テーパ部13Hnと第32テーパ部13Hoとの境界が、軸線方向において第3の弁口14iの上端に一致するまで、弁体アッセンブリ13Hを上昇させると、図19に示す位置p12から位置p13までの流量変化が生じる。
位置P13から、図23に示すように、弁体アッセンブリ13Hを弁口から離間するように上昇させると、図19に示す位置p13から位置p14までの流量変化が生じる。位置p14以上に弁体アッセンブリ13Hを上昇させても、電気的駆動弁から流出される流体の量は一定となる。
本実施の形態によれば、第1の弁口14gにおける流量制御が開始されてから終了するまで、第2の弁口14h及び第3の弁口14iを介して流れる流体の流量変化を生じさせない(0~p11)。また第2の弁口14hにおける流量制御が開始されてから終了するまで、第1の弁口14g及び第3の弁口14iを介して流れる流体の流量変化を生じさせない(p11~p12)。さらに第3の弁口14iにおける流量制御が開始されてから終了するまで、第1の弁口14g及び第2の弁口14hを介して流れる流体の流量変化を生じさせない(p12~p13)。このように、各弁口における流量変化をリレー形式で行わせることで、急激な流量変化を生じさせることなく、スムーズな流量制御を行える。
(第3の実施形態)
図24は、第3の実施形態にかかる電気的駆動弁の流量制御特性を示す図であり、縦軸が流量、横軸が弁体アッセンブリの軸線方向における弁口に対する相対位置(ただし、完全閉弁位置を0とする)を示す。図25,26は、第3の実施形態にかかる弁体アッセンブリの軸線方向位置を変えて示す図である。本実施形態は、第1の実施形態に対して弁体アッセンブリ13I及び中本体部14Ibが異なる。
本実施形態の中本体部14Ibは、第1の弁口14Igと第2の弁口14Ihとを有する。中本体部14Ib以外の弁本体は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図25に示すように、弁体アッセンブリ13Iは、円形のフランジ部13Iaと、フランジ部13Iaの上面中央に接続された軸部13Ibとを連設してなる。フランジ部13Ia及び軸部13Ibは、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
フランジ部13Iaの下面には、第1の弁口14Igに対向して第1の弁体13Icが形成され、第2の弁口14Ihに対向して第2の弁体13Idが形成されている。
第1の弁体13Icは、下方に向かうに従って縮径するテーパ形状を有し、具体的には、フランジ部13Ia側から、第11テーパ部13Ifと、第11テーパ部13Ifよりもテーパ角が大きい第12テーパ部13Igとを連設してなる。第1の弁体13Icの軸線L1は、軸線Lと平行である。
また、第2の弁体13Idは、円筒状の第20ストレート部13Ihのみを有する。第20ストレート部13Ihの先端外周に、面取りを設けてもよい。第20ストレート部13Ihの外径は、第2の弁口14Ihの内径に等しい。第2の弁体13Idの軸線L2は、軸線Lと平行である。
完全閉弁位置から、図25に示すように、第11テーパ部13Ifと第12テーパ部13Igとの境界が、軸線方向において第1の弁口14Igの上端に一致するまで、弁体アッセンブリ13Iを上昇させると、図24に示す0から位置p21までの流量変化が生じる。このときまで、第2の弁口14Ihは、第20ストレート部13Ihにより遮蔽されるため、第2の弁口14Ihからは流体の流出は生じない。
その後、位置P21から、弁体アッセンブリ13Iを上昇させると、図26に示すように、第1の弁口14Igから第1の弁体13Icが離間して、第1の弁口14Igと第12テーパ部13Igとの間の隙間に応じた流量変化を生じる。一方、第2の弁体13Idは円筒形状であるため、位置P21から、弁体アッセンブリ13Iを上昇させると、すぐに第2の弁口14Ihが開放される。すなわち、第2の弁体13Idは、弁体アッセンブリ13Iの位置に応じて、第2の弁口14Ihを全開または全閉するため、図24に示す位置p21から位置p22までに示すように、急激な流量変化を生じさせることができる。
(第4の実施形態)
図27~30は、第4の実施形態にかかる弁体アッセンブリ13Kの位置を変えて示す図である。本実施形態は、第1の実施形態に対して弁体アッセンブリ13K及び弁本体14Kが異なる。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
弁本体14Kは、第1の弁口14Kgを介して弁室12に連通する第1出口側流路14Kfと、第2の弁口14Khを介して弁室12に連通する第2出口側流路14Kdとを連設してなる。弁室12には、不図示の供給路を介して流体が供給される。
図27に示すように、弁体アッセンブリ13Kは、円形のフランジ部13Kaと、フランジ部13Kaの上面中央に接続された軸部13Kbとを連設してなる。フランジ部13Ka及び軸部13Kbは、第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
フランジ部13Kaの下面には、第1の弁口14Kgに対向して第1の弁体13Kcが形成され、第2の弁口14Khに対向して第2の弁体13Kdが形成されている。
第1の弁体13Kcは、フランジ部13Ka側から、第1の弁口14Kgより小径の円筒状の第10ストレート部13Ksと、下方に向かうにつれて拡径する第11テーパ部(負テーパ部)13Ktと、短円筒状の第12ストレート部13Kuと、下方に向かうにつれて縮径する第13テーパ部(正テーパ部)13Kvと、第13テーパ部13Kvよりもテーパ角が大きい第14テーパ部(正テーパ部)13Kwとを連設してなる。第12ストレート部13Kuの外径は、第1の弁口14Kgの内径に等しい。第1の弁体13Kcの軸線L1は、軸線Lと平行である。
また、第2の弁体13Kdは、円筒状の第20ストレート部13Khのみを有する。第20ストレート部13Khの外径は、第2の弁口14Khの内径に等しい。第2の弁体13Kdの軸線L2は、軸線Lと平行である。
(第4の実施形態の適用例)
以下、第4の実施形態にかかる電気的駆動弁の好ましい適用例について説明する。
図31~33は、冷房・暖房・暖房除湿が可能な一般的なヒートポンプ式空調機の冷媒の流れを示す概略図である。図31~33において、2つの膨張弁EXV1,EXV2が使用され、また2つの電磁弁SV1,SV2が使用されており、さらに実線は冷媒の流れが許容され、破線は冷媒の流れが遮断されることを示している。
図34は、膨張弁EXV1,EXV2と、電磁弁SV1,SV2の開閉状態(Open/Close)及び流量制御状態(Control)を示す表を示している。
(冷房)
冷房時には、図34に示すように、膨張弁EXV1,EXV2が開状態となり、電磁弁SV1,SV2が閉状態となる。図31に示すように、アキュームレータ100からの冷媒は、コンプレッサ101で圧縮される。圧縮され高温・高圧となった冷媒は、全開状態の膨張弁EXV1を通過し、コンデンサ103を通過することで冷媒の液化が促進され、膨張弁EXV2を通過する際に絞り制御が行われ、エバポレータ104を通過することで冷媒の気化が促進される。このときの熱交換を利用して、冷房が行われる。その後、アキュームレータ100で、冷媒の気液分離が行われ、気相状態の冷媒がコンプレッサ101に向かう。冷房温度の調整は、膨張弁EXV2を通過する冷媒の流量調整により行われる。
(暖房)
暖房時には、図34に示すように、膨張弁EXV1,電磁弁SV2が開状態となり、膨張弁EXV2、電磁弁SV1が閉状態となる。図32に示すように、アキュームレータ100からの冷媒は、コンプレッサ101で圧縮される。圧縮され高温・高圧となった冷媒は、ヒートポンプコンデンサ102で凝縮熱が放出され、中温・高圧の冷媒に変化する。このときの熱交換を利用して、暖房が行われる。その後、冷媒は膨張弁EXV1を通過した後、低温・低圧の冷媒となり、コンデンサ103を通過することで冷媒の気化が促進され、電磁弁SV2を通過し、アキュームレータ100において冷媒の気液分離が行われ、気相状態の冷媒がコンプレッサ101に向かう。暖房温度の調整は、膨張弁EXV1を通過する冷媒の流量調整により行われる。
(暖房除湿)
暖房除湿時には、図34に示すように、膨張弁EXV1,EXV2,電磁弁SV1が開状態となり、電磁弁SV2が閉状態となる。図33に示すように、アキュームレータ100からの冷媒は、コンプレッサ101で圧縮される。圧縮され高温・高圧となった冷媒は、ヒートポンプコンデンサ102で凝縮熱が放出され、中温・高圧の冷媒に変化する。このときの熱交換を利用して、暖房が行われる。その後、冷媒は膨張弁EXV1を通過した後、コンデンサ103を通過することで冷媒の液化が促進され、膨張弁EXV2を通過した後、エバポレータ104を通過することで冷媒の気化が促進される。このときの熱交換を利用して、除湿が行われる。その後、アキュームレータ100で、冷媒の気液分離が行われ、気相状態の冷媒がコンプレッサ101に向かう。暖房温度の調整は、膨張弁EXV1を通過する冷媒の流量調整により行われ、除湿の調整は膨張弁EXV2を通過する冷媒の流量調整により行われる。
このように、一般的なヒートポンプ式空調機において、冷房・暖房・暖房除湿を行うためには、膨張弁EXV1,EXV2と、電磁弁SV1,SV2が必要になる。これに対し、第4の実施形態にかかる電気的駆動弁10K(図31~33に点線で図示)により、膨張弁EXV1及び電磁弁SV1との代替が可能となる。以下、具体的に説明する。
図27~30において、ヒートポンプコンデンサ102の出口が弁室12に接続され、また第1出口側流路14Kfがコンデンサ103の入口に接続され、第2出口側流路14Kdが、膨張弁EXV2の入口に接続されているものとする。また、弁体アッセンブリ13Kの軸線方向の移動制御は、不図示の制御装置により行われるものとする。
冷房時には、弁体アッセンブリ13Kは、図27~28に示す範囲を上下限として軸線方向に位置する。このとき、第1の弁口14Kgの内側には、第10ストレート部13Ksが配置され、第2の弁口14Khは、第20ストレート部13Khにより遮蔽される。このため、図27に示す完全遮蔽位置以外では、弁体アッセンブリ13Kの位置に関わらず、第1の弁口14Kgと第10ストレート部13Ksとの間の隙間を通過した所定量の冷媒が、コンデンサ103に向かって流れる。冷房温度の調整は、膨張弁EXV2により行う。ただし、冷媒は、コンデンサ103を介して膨張弁EXV2に向かう(図31参照)。
暖房時には、弁体アッセンブリ13Kは、図28~29に示す範囲で軸線方向に移動する。このとき、第1の弁口14Kgの内側には、第11テーパ部13Ktが配置され、第2の弁口14Khは、第20ストレート部13Khにより遮蔽される。このため、弁体アッセンブリ13Kの位置に応じて、第1の弁口14Kgと第11テーパ部13Ktとの間の隙間を通過してコンデンサ103に向かう冷媒の流量が変化する。これにより暖房温度の調整を行える(図32参照)。
暖房除湿時には、弁体アッセンブリ13Kは、図29~30に示す範囲で軸線方向に移動する。このとき、第1の弁口14Kgの内側には、第13テーパ部13Kvまたは第14テーパ部13Kwが配置され、第2の弁口14Khからは、第20ストレート部13Khが退避する。このため、弁体アッセンブリ13Kの位置に応じて、第1の弁口14Kgと、第13テーパ部13Kvまたは第14テーパ部13Kwとの間の隙間を通過してコンデンサ103に向かう冷媒の流量が変化する。これにより暖房温度の調整を行える。これと並行して、冷媒は、膨張弁EXV2に向かう(図33参照)。除湿の調整は、EXV2により行う。
第4の実施形態によれば、異なる機能を持つ2つの弁装置を、単一の電気的駆動弁10Kに代替させることができ、空調機のコスト低減に貢献する。
(その他の変形例)
図35は、上述の実施形態の変形例を示す第2の弁口14Kh付近を拡大して示す断面図である。本変形例においては、第2の弁口14Khの内周に樹脂製の環状シール体21を配置している。環状シール体21の内周は、第20ストレート部13Khの外周面に当接しており、これにより第2の弁口14Khと第20ストレート部13Khとの間の隙間が密封され、冷媒の漏れが抑制される。なお、フランジ部と中本体部の底壁(弁口の周囲)との間に、平板状のシール部材を配置して、完全閉弁状態での流体漏れを抑制することもできる。
ただし、本発明は以上の実施形態に限定されない。例えば、弁本体において、第1の弁体が嵌入する第1の弁口の周囲に、第2の弁口を輪帯状に形成し、弁体アッセンブリの第2の弁体を第1の弁体を取り巻く管状として、第2の弁口に嵌入させるようにしてもよい。その際に、第2の弁体の肉厚を先端に向かうに従って薄くすることで、弁体アッセンブリの軸線方向位置に応じて、第2の弁口を通過する流体の流量が変化する。このような例によれば、弁本体と弁体アッセンブリとの相対回転方向位置に関わらず、開閉弁動作が可能になり、ガイドを設ける必要がなくなる。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の各実施例に種々の改変を施すことができることは言うまでもない。
本発明の弁装置を使用する流体は、冷媒に限られず、空気などの気体、水などの液体であってもよく、その使用圧力は例えば0.3MPa前後であってよい。
10 電気的駆動弁
13~13K 弁体アッセンブリ
13c~13Kc 第1の弁体
13d~13Kd 第2の弁体
13e~13He 第3の弁体
14、14D、14E、14K 弁本体
14g、14Ig、14Kg 第1の弁口
14h、14Ih、14Kh 第2の弁口
14i 第3の弁口
16 ロータ
18 ステータコイル
21 環状シール体

Claims (5)

  1. 弁室と第1の流路とを連通する第1の弁口と、前記弁室と第2の流路とを連通する第2の弁口とを備えた弁本体と、
    前記第1の弁口に対して嵌入可能な第1の弁体と、前記第2の弁口に対して嵌入可能な第2の弁体とを備えた弁体アッセンブリと、を有し、
    前記第1の弁体は、前記第1の弁体の移動方向に向かうにしたがって、前記第1の弁体の移動方向に直交する断面の面積が変化するテーパ部を備え、
    前記第2の弁体は、前記第2の弁体の移動方向に直交する断面の面積が一様である円筒部を備え、
    前記弁体アッセンブリを移動させることにより、各弁口に対して弁体が同時に変位し、
    少なくとも前記円筒部が前記第2の弁口内に位置するとき、前記テーパ部が前記第1の弁口内に位置する、
    ことを特徴とする弁装置。
  2. 前記第1の弁体は、前記弁体アッセンブリの移動方向一方向に向かうに従って、移動方向に直交する方向の断面積が減少する正テーパ部と、移動方向に直交する方向の断面積が増大する負テーパ部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の弁装置。
  3. 前記正テーパ部と前記負テーパ部との間に、円筒状のストレート部を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の弁装置。
  4. 前記弁体アッセンブリの軸線方向に沿った前記第1の弁体と前記第2の弁体の長さが互いに異なり、前記第1の弁体と前記第2の弁体は、前記弁口に対して順次、進入または離間する、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の弁装置。
  5. 前記第1の弁体が前記第1の弁口から退避する前に、前記第2の弁体が前記第2の弁口から退避する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の弁装置。
JP2022008942A 2022-01-24 2022-01-24 弁装置 Active JP7706156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022008942A JP7706156B2 (ja) 2022-01-24 2022-01-24 弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022008942A JP7706156B2 (ja) 2022-01-24 2022-01-24 弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023107650A JP2023107650A (ja) 2023-08-03
JP7706156B2 true JP7706156B2 (ja) 2025-07-11

Family

ID=87474821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022008942A Active JP7706156B2 (ja) 2022-01-24 2022-01-24 弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7706156B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019132313A (ja) 2018-01-30 2019-08-08 三菱重工コンプレッサ株式会社 タービン用の弁装置、タービン、およびそれらの製造方法
CN112145779A (zh) 2020-08-13 2020-12-29 浙江理工大学 具有止回功能的电磁调节阀

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019132313A (ja) 2018-01-30 2019-08-08 三菱重工コンプレッサ株式会社 タービン用の弁装置、タービン、およびそれらの製造方法
CN112145779A (zh) 2020-08-13 2020-12-29 浙江理工大学 具有止回功能的电磁调节阀

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023107650A (ja) 2023-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10260786B2 (en) Electromagnetic valve
US9121522B2 (en) Electrically operated valve
EP1316750B1 (en) Proportional solenoid valve
JP7340044B2 (ja) 流体管理ユニット及び熱管理システム
US11225125B2 (en) Integrated valve device
WO2019117225A1 (ja) 容量制御弁及び容量制御弁の制御方法
CN111810653B (zh) 电动阀以及冷冻循环系统
CN107489786A (zh) 滑动式切换阀以及冷冻循环系统
JP4056378B2 (ja) 差圧弁
US9777954B2 (en) Expansion valve with vibration proof spring
EP3351874B1 (en) Expansion valve
JP7107881B2 (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP2022095807A (ja) 電動弁及び冷凍サイクルシステム
JP7706156B2 (ja) 弁装置
JP2004257727A (ja) 膨張弁
CN115405709B (zh) 双孔口膨胀阀
US4856292A (en) Pressure control valve assembly
CN113280122B (zh) 电动阀以及冷冻循环系统
CN217519254U (zh) 双孔口膨胀阀和包括其的制冷系统
EP3438513A1 (en) Control valve
CN222229528U (zh) 流量控制阀、热管理系统、空调系统和燃料计量系统
JP6194403B2 (ja) 電動弁
CN112879596B (zh) 旋转式切换阀以及冷冻循环系统
JP2002130870A (ja) 双方向弁
JPH09178300A (ja) 熱ポンプ型エアコンディショナー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7706156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150