JP7705704B2 - 冷却装置および光照射装置 - Google Patents
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Description
このような紫外線硬化型インキや紫外線硬化樹脂の硬化には、一般に、紫外光を照射する光照射装置が用いられるが、特にオフセット枚葉印刷やFPDのシール用途においては、幅広な矩形形状の照射領域に高い照射強度の紫外光を照射する必要があるため、照射領域に対向して配置した幅広な光源を有する光照射装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図12(a)は、(図示しない)LEDパッケージからなる光源を冷却するための、ヒートシンク13および電動ファン12を備えた冷却装置11を、電動ファン12を設けた側から正面視したときの図である。
また、図12(b)は、図12(a)に示す冷却装置11の側面図を示すものであり、図12(a)および図12(b)に示すとおり、冷却装置11はヒートシンク13上に電動ファン12が配設されてなるものであり、(図12(a)の紙面裏側または図12(b)の左側に位置する図示しない)光源に隣接して配置されるものである。
上記複数のフィンの配置幅lよりも大きな直径Dを有する回転羽根vを回転させることにより、複数のフィンfの配置幅l全体に亘って、フィンf、f間の隙間から(図12(b)の左側に位置する)光源側に送風し、(図12(b)の左側に位置する)光源で加熱された空気をフィン間の隙間から(図12(b)の右側に)排出して、光源を冷却することができる。
図14(a)および図14(b)は、各々図12(a)および図12(b)に対応する図であって、図14(a)および図14(b)に示す冷却装置11は、図12(a)および図12(b)に示す冷却装置11に比較して、フィンfの数が増加して、フィンの配置幅lが長くなっている。
これに伴い、図14(a)に示す冷却装置11は、図12(a)に示す冷却装置11に比較して、回転羽根vの回転領域全体に亘って、フィンf、f間の隙間が存在するため、冷却効率を向上し得ると考えられた。
(1)互いに離間した状態で長手方向に平行に配置された複数の放熱フィンを有するヒートシンクと、
前記ヒートシンク上に配置された、矩形状フレーム内に回転羽根が収容された電動ファンとを有し、
前記放熱フィンの長手方向と直交する方向における複数の放熱フィンの配置幅が前記電動ファンを構成する回転羽根の直径と同一またはそれ以上の長さを有し、
前記電動ファン側から正面視したときに、前記放熱フィンの長手方向に対し前記電動ファンが3°~45°の角度で傾斜して配置されている
ことを特徴とする冷却装置、
(2)前記電動ファンが、ヒートシンク上に複数配置されている上記(1)に記載の冷却装置、
(3)前記電動ファンを構成する矩形状フレームの角部に設けられ、前記矩形状フレームの対角線上に対向して位置する一対の固定部において、前記電動ファンが前記ヒートシンクに固定されている上記(1)または(2)に記載の冷却装置、
(4)前記複数の放熱フィンの配置幅が、前記電動ファンを構成する矩形状フレームの一辺の長さとの関係で、下記式
を満たす上記(1)~(3)のいずれかに記載の冷却装置、
(5)前記電動ファンを構成する矩形状フレームの角部に各々固定部が設けられ、前記電動ファンを構成する回転羽根の直径が前記矩形状フレームの隣り合う固定部間の距離よりも大きい上記(1)~(4)のいずれかに記載の冷却装置、
(6)長尺状の光源と上記(1)~(5)のいずれかに記載の冷却装置とを有し、
前記長尺状の光源に対し、前記電動ファンを設置した側とは反対側のヒートシンクの主表面が対向するように前記冷却装置が配置されている
ことを特徴とする光照射装置
を提供するものである。
図2(a)に示す配置形態において、電動ファン12は、ヒートシンクを構成する放熱フィンfの長手方向に対して、電動ファンを構成する矩形状フレームrの一対の辺(図2(a)に示す電動ファンの矩形状フレームrの上辺および下辺)が平行になるようにヒートシンク13上に配置されている。
図2(b)に示す配置形態において、電動ファン2は、ヒートシンクを構成する放熱フィンfの長手方向に対して、電動ファンを構成する矩形状フレームrの一対の辺(図2(a)に示す電動ファンの矩形状フレームrの上辺および下辺)が角度αを成すようにヒートシンク上に傾斜して配置されている。
また、本発明に係る冷却装置が、ヒートシンク上に電動ファンを複数配置してなるものである場合、各電動ファンの配置時における傾斜角度(図3の例における傾斜角度α)も、互いに同一であってもよいし異なっていてもよいが、放熱フィンの配置領域全体に亘って冷却効果を均一化する上では、傾斜角度も同一であることが好ましい。
本発明に係る冷却装置が、ヒートシンク上に電動ファンを複数配置してなるものである場合、(図3に示す例においてaで表される)隣り合う電動ファンに収容される回転羽根の軸間距離と、(後述する図4に示す例においてd2で表される)回転羽根を収容する矩形状フレームの一辺の長さにより規定される、「回転羽根の軸間距離/回転羽根を収容する矩形状フレームの一辺の長さ」は、1.10~1.70であることが好ましく、1.25~1.50であることがより好ましく、1.30~1.48であることがさらに好ましい。
なお、本出願書類において、隣り合う固定部とは、矩形状フレームの一辺においてその両端部に設けられる固定部(図4(a)に例示する矩形状フレームrの一辺においてその両端部に設けられる固定部s、s)を意味する。
なお、本発明に係る冷却装置において、矩形状フレームは、通常、正面視したときに正方形状を有している。
なお、本出願書類において、複数の放熱フィンの配置幅とは、複数並置された放熱フィンの両端に形成された溝の底面における最外端間の距離(図5(b)で示す例におけるg1-g2間の距離)を意味する。
図6に示すように、電動ファン2の矩形状フレームrは、通常、正面視したときに正方形状を成していることから、上記複数の放熱フィンの配置幅lが、上記電動ファンを構成する矩形状フレームの一辺の長さd2との関係で、下記式
を満たすことが適当である。
電動ファンを構成する矩形状フレームの一辺の長さd2が複数の放熱フィンの配置幅lとの関係で上記関係を満たすものであることにより、矩形状フレームrの角部に設けられた固定部sにより、複数の放熱フィンfの配置領域の外側(図6に示す例における平坦部p)に電動ファン2を固定しつつ、電動ファン2を放熱フィンの長手方向に対して傾斜して配置することができる。
を満たすことが適当である。
電動ファンを構成する矩形状フレームの一辺の長さd2が複数の放熱フィンの配置幅lとの関係で上記関係を満たすものであることにより、矩形状フレームrの角部に設けられた固定部sにより、電動ファン2を放熱フィンの長手方向に対して傾斜して配置しつつ、放熱フィンfの配置領域の外側(図6に示す例における平坦部p)に電動ファン2を容易に固定することができる。
図7~図9に示す固定形態例は、3台の同一の電動ファン2を配置した側から正面視したときに、放熱フィンfの長手方向に対し電動ファン2を45°の角度で傾斜してヒートシンクに配置した形態例である。
このような形態で電動ファンを矩形状フレームに固定することにより、放熱フィンが設けられている領域の外側に電動ファンを固定することができ、放熱フィンが設けられている領域に別途設置部材を設けたり、設置部材の設置箇所において放熱フィンを削除する必要がないことから、優れた冷却効率を容易に発揮することができる。
本発明に係る光照射装置は、長尺状の光源と本発明の冷却装置とを有し、前記長尺状の光源に対し、前記電動ファンを設置した側とは反対側のヒートシンクの主表面が対向するように前記冷却装置が配置されていることを特徴とするものである。
筐体を有する光照射装置の形態例としては、例えば、ヒートシンクの片側主表面に電動ファンを、反対側主表面に光源を固定した上で、これ等を収容する筐体中に得られた固定物を収容する形態を挙げることができる。
<光照射装置の構成>
以下の実施例および比較例においては、図11に示す形態を有する光照射装置4を用いて照射試験を行った。
図11(a)は、長尺状の光源5を有するとともに、長尺状の光源5を冷却するための、ヒートシンク3に電動ファン2を2台固定した冷却装置を有する光照射装置4を、電動ファン2を設けた側から正面視したときの図であり、図11(b)は図11(a)に示す光照射装置4の側面図を示すものであり、図11(c)は、図11(a)に示す光照射装置4を、長尺状の光源5を設けた側から正面視したときの図である。
以下の実施例および比較例においては、光照射装置4を構成する、電動ファン2、ヒートシンク3および光源5として、以下に示すものを用い、周囲環境温度25℃の条件下、光源5から図11(b)の左側に光照射しつつ、電動ファン2、2を駆動して光源5側に送風して冷却処理を行ったときの、冷却処理を開始して温度飽和したとき(一定温度に達したとき)における光源5の温度Tを測定した。光源5の温度の測定位置は、図11(c)に示す、光源5の長手方向中央部(2台の電動ファン2、2を構成する回転羽根v、vの軸間の中央部に対応する位置)cとした。
実施例1~実施例4および比較例1においては、図11(a)に示す、2台の電動ファン2、2を電動ファン側から正面視したときに、放熱フィンfの長手方向に対する2台の電動ファン2、2の傾斜角度αおよび2台の電動ファン2、2を各々構成する回転羽根の軸間距離aを表1に示すとおり変化させた。
なお、以下に示す各符号は、図11に付した符号と対応するものである。
ヒートシンク3として、放熱フィンfを11枚長手方向に平行に配置したものを使用した。放熱フィンfを含むヒートシンクの構成材としては全てアルミニウムを採用した。
(放熱フィンサイズ)
放熱フィンの長手方向の長さL1:325mm
放熱フィンの高さ(放熱フィンの深さ)L2:32mm
放熱フィンの厚みL3:5mm
放熱フィンの長手方向と直交する方向における複数の放熱フィンの配置幅l:115mm
(ヒートシンク本体サイズ)
ヒートシンクの厚みL4:45mm
放熱フィンfの長手方向に直交する方向のヒートシンクの長さL5:175mm
放熱フィンの長手方向と平行な方向におけるヒートシンクの長さL6:325mm
電動ファン2、2として、いずれも山洋電気(株)製9G1248G101を用いた。
矩形状フレームrの1辺の長さ:120mm
矩形状フレームrの厚さ:38mm
隣り合う固定部s、s間の距離: 104.8mm
回転羽根vの直径D:113.5mm
定格電圧:48V
定格電流:0.25A
定格入力:12W
定格回転速度:3600min-1
光源として、発熱部が横80mm、縦320mm、厚さ1mmのサイズを有する発熱量200Wである紫外線照射光源を用いた。
また、比較例1で測定された温度に対する各実施例で測定された温度の温度差ΔTを表1に併記する。
2、12 電動ファン
3、13 ヒートシンク
4 光照射装置
5 光源
v 回転羽根
f 放熱フィン
s 固定部
r 矩形状フレーム
p 平坦部
l 放熱フィンの配置幅
b 支柱
h 設置部材
D 回転羽根の直径
d1 隣り合う上記固定部間の距離
d2 矩形状フレームの一辺の長さ
Claims (5)
- 互いに離間した状態で長手方向に平行に配置された複数の放熱フィンを有する長尺状のヒートシンクと、
前記長尺状のヒートシンク上の長手方向に複数配置された、矩形状フレーム内に回転羽根が収容された電動ファンとを有し、
前記放熱フィンの長手方向と直交する方向における前記複数の放熱フィンの配置幅が前記電動ファンを構成する回転羽根の直径と同一またはそれ以上の長さを有し、
前記電動ファン側から正面視したときに、前記放熱フィンの長手方向に対し前記複数の電動ファンが20°~40°の同一の角度で傾斜して配置され、
前記電動ファンの矩形状フレームが止め具で固定されており、当該止め具による固定位置が前記複数の放熱フィンの配置位置の外側に設けられたヒートシンクの平坦部のみである
ことを特徴とする冷却装置。 - 前記電動ファンを構成する矩形状フレームの角部に設けられ、前記矩形状フレームの対角線上に対向して位置する一対の固定部において、前記電動ファンが前記ヒートシンクに固定されている請求項1に記載の冷却装置。
- 前記電動ファンを構成する矩形状フレームの角部に各々固定部が設けられ、前記電動ファンを構成する回転羽根の直径が前記矩形状フレームの隣りあう固定部間の距離よりも大きく、
前記電動ファンを構成する回転羽根の設置領域全体に前記ヒートシンクの放熱フィンが設けられている、
請求項1~請求項3のいずれかに記載の冷却装置。 - 長尺状の光源と請求項1~請求項4のいずれかに記載の冷却装置とを有し、
前記長尺状の光源に対し、前記電動ファンを設置した側とは反対側のヒートシンクの主表面が対向するように前記冷却装置が配置されている
ことを特徴とする光照射装置。
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