JP7705330B2 - 吸音材 - Google Patents
吸音材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7705330B2 JP7705330B2 JP2021157565A JP2021157565A JP7705330B2 JP 7705330 B2 JP7705330 B2 JP 7705330B2 JP 2021157565 A JP2021157565 A JP 2021157565A JP 2021157565 A JP2021157565 A JP 2021157565A JP 7705330 B2 JP7705330 B2 JP 7705330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- absorbing material
- density
- resin film
- film layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
ところが、上記特許文献1,2のいずれの吸音材もフィルム層とポリウレタン層との厚さや面密度を調整することで、特定の周波数域の吸音性を確保できるものの、吸音材としての総厚さが厚いため、狭く、限られたスペースに装着することが困難であるという問題がある。
音の発生源側の樹脂フィルム層と、
前記樹脂フィルム層に積層される軟質ポリウレタンフォーム層と、の2層からなり、
前記樹脂フィルム層は、密度が0.9~1.5g/cm3、厚さが1~4mm、面密度が0.09~0.60g/cm2とされ、
前記軟質ポリウレタンフォーム層は、密度が0.015~0.1g/cm3、厚さが10~50mm、面密度が0.015~0.50g/cm2とされ、
JISA1405に基づく吸音率が100~500Hzの周波数域において0.5以上の極大値を持つ、
ことを特徴とする。
本発明の吸音材1は、図1に示すように、音の発生源側の樹脂フィルム層10と、樹脂フィルム層10に積層される軟質ポリウレタンフォーム層20と、の2層から構成される。樹脂フィルム層10は、密度が0.9~1.5g/cm3、厚さが1~4mm、面密度が0.09~0.60g/cm2とされる。また、軟質ポリウレタンフォーム層20は、密度が0.015~0.1g/cm3、厚さが10~50mm、面密度が0.015~0.50g/cm2とされる。
これにより、吸音材1は、JISA1405に基づく吸音率が100~500Hzの周波数域において0.5以上の極大値を持つものとしている。
また、総厚さが54mm以下と薄いため、狭く、限られたスペース、例えばタイヤの内腔内やタイヤハウスなどにも取り付けることができる。
吸音材1の樹脂フィルム層10の厚さを1~4mmとしているので、吸音材1を曲面に貼り付ける場合にも「しわ」が入りにくく、吸音効果を低下させずに設置することができる。また、吸音材1では、樹脂フィルム層10を軟質ポリウレタンフォーム層20に積層しているので、ウレタンフォームに耐Noxガス性、耐油性、防水性を付与することができ、吸音材1の使用範囲を拡大することができる。
また、吸音材1は、樹脂フィルム層10に軟質ポリウレタンフォーム層20を積層するだけで製造することができ、軟質ポリウレタンフォーム層20は特殊な配合を必要とせず、軟質ポリウレタンフォーム層20や吸音材1を容易に製造することができる。
また、吸音材1では、軟質ポリウレタンフォーム層20は、樹脂フィルム層10を一定の条件とし、密度や厚さを調整して面密度が小さくなると、吸音率が極大となる周波数が高くなる傾向を示す。例えば、面密度を0.20cm2,0.05g/cm2,0.015g/cm2と変化させると、吸音率の極大値を示す周波数が200Hz、250Hz、315Hzと変化する。
さらに、軟質ポリウレタンフォーム層20の面密度を0.015~0.13g/cm2 の範囲とし、面密度が0.09~0.45g/cm2の樹脂フィルム層10と組み合わせた吸音材1は、JISA1405に基づく吸音率を100~500Hzの周波数域において0.6以上となる極大値を持つものにすることができる。
吸音率の評価は、JISA1405に基づき測定される垂直入射吸音率測定により測定し、周波数として100Hz、125Hz、160Hz、200Hz、250Hz、315Hz、400Hz、500Hzの吸音率を測定した。これに加えて630Hz、800Hzについても測定した。
騒音発生源とした内壁に吸音材を貼り付ける場合を想定し、作業性として貼り付けやすさおよび追従性を、○、△、×の3段階で評価した。
樹脂フィルム層10の密度を1.5g/cm3、厚さを3mm、面密度を0.45g/cm2とし、軟質ポリウレタンフォーム層20の密度を0.025g/cm3、厚さを20mm、面密度を0.50g/cm2として2層に積層した吸音材1を得た。
この吸音材1では、JISA1405に基づく吸音率は、100~500Hzの周波数域において、160Hzで0.6の極大値を持ち、125Hzで0.5の値を持つものとなった。また、作業性については、特に作業上問題となることはなかった。
樹脂フィルム層10の密度と厚さを調整して面密度を、0.30,0.21,0.16,0.09g/cm2に変更した以外は、実施例1と同様である。この場合の各吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。樹脂フィルム層10の面密度が小さくなると、吸音率の極大値の周波数は、250、315,400,500Hzと高くなった。
樹脂フィルム層10の条件(面密度を0.42g/cm2)を一定とし、軟質ポリウレタンフォーム層20の厚さを調整して面密度を、0.11,0.30g/cm2に変更した。この場合の各吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。軟質ポリウレタンフォーム層20の面密度が小さくなると、吸音率の極大値の周波数は、125Hz,200Hzと高くなった。
樹脂フィルム層10の条件(面密度を0.30g/cm2)を一定とし、軟質ポリウレタンフォーム層20の厚さを調整して面密度を、0.015,0.03g/cm2に変更した。この場合の各吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、いずれも315Hzであった。
軟質ポリウレタンフォーム層20の厚さを50mmと厚く変更した(面密度は、0.13g/cm2)こと以外、実施例4と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、200Hzであった。
軟質ポリウレタンフォーム層20の密度を0.1g/cm3に変更したこと以外、実施例2と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、200Hzであった。
樹脂フィルム層10の密度と厚さを調整して面密度を変更した(面密度は、0.60g/cm2)以外は、実施例1と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、100Hzであった。
樹脂フィルム層10の密度を0.9g/cm3、厚さを4mm、面密度を0.36g/cm2とし、軟質ポリウレタンフォーム層20の密度を0.1g/cm3、厚さを50mm、面密度を0.5g/cm2として2層に積層した吸音材1を得た。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、100Hzであった。
樹脂フィルム層10の密度と厚さを調整して面密度を変更した(面密度は、0.18g/cm2)以外は、実施例8と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、500Hzであった。
軟質ポリウレタンフォーム層20の厚さを5mmとして面密度を0.01g/cm2としたこと以外、実施例4と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、630Hzであり、500Hz以下に極大値はなかった。
樹脂フィルム層10の密度と厚さを調整して面密度を変更した(面密度は、0.01g/cm2)以外は、実施例1と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、800Hzであり、500Hz以下に極大値はなかった。
樹脂フィルム層10を積層せず軟質ポリウレタンフォーム層20だけとした以外は、実施例1と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値の周波数は、800Hzであり、500Hz以下に極大値はなかった。
軟質ポリウレタンフォーム層20を積層せず樹脂フィルム層10だけとした以外は、実施例2と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率に0.5以上の極大値はなかった。
樹脂フィルム層10の密度と厚さを調整して面密度を変更した(面密度は、0.70g/cm2)以外は、実施例1と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値は計測できなかった。
軟質ポリウレタンフォーム層20の厚さを60mmとして面密度を0.15g/cm2としたこと以外は、実施例1と同様である。この場合の吸音材1の評価結果は、表1に記載したとおりであった。吸音率の極大値は計測できなかった。
一方、比較例1~6では、吸音材1は、総厚さを54mm以下にできても、100~500Hzの周波数域に吸音率が0.5以上の特異的な吸音率の極大値ピークを備えたものにできないことが確認できた。
かかる構成によれば、総厚さを54mm以下にでき、100~500Hzの周波数域に吸音率が0.5以上の特異的な吸音率ピークを備えたものとすることができる。
また、総厚さが54mm以下と薄いため、狭く、限られたスペース、例えばタイヤの内腔内やタイヤハウスなどにも取り付けることができる。
かかる構成によれば、軟質ポリウレタンフォーム層20の密度と厚さを調整して面密度を0.015~0.13g/cm2の範囲とし、面密度が0.09~0.45g/cm2の樹脂フィルム層10との組み合わせた吸音材1は、JISA1405に基づく吸音率を100~500Hzの周波数域において0.6以上となる極大値を持つものにすることができる。これにより、音の発生源の周波数に対応して一層吸音率を高めた吸音材とすることができる。
10 樹脂フィルム層
20 軟質ポリウレタンフォーム層
Claims (2)
- 音の発生源側の樹脂フィルム層と、
前記樹脂フィルム層に積層される軟質ポリウレタンフォーム層と、の2層からなり、
前記樹脂フィルム層は、密度が0.9~1.5g/cm3、厚さが1~4mm、面密度が0.09~0.60g/cm2とされ、
前記軟質ポリウレタンフォーム層は、密度が0.015~0.1g/cm3、厚さが10~50mm、面密度が0.015~0.50g/cm2とされ、
JISA1405に基づく吸音率が100~500Hzの周波数域において0.5以上の極大値を持つ、
ことを特徴とする吸音材。 - 前記樹脂フィルム層は、面密度が0.09~0.45g/cm2とされ、
前記軟質ポリウレタンフォーム層は、面密度が0.015~0.13g/cm2とされ、前記吸音率が100~500Hzの周波数域において0.6以上の極大値を持つ、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸音材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021157565A JP7705330B2 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 吸音材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021157565A JP7705330B2 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 吸音材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023048321A JP2023048321A (ja) | 2023-04-07 |
| JP7705330B2 true JP7705330B2 (ja) | 2025-07-09 |
Family
ID=85779888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021157565A Active JP7705330B2 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 吸音材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7705330B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004294619A (ja) | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Takehiro:Kk | 超軽量な防音材 |
| JP2016122187A (ja) | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 日東電工株式会社 | 吸音材 |
| JP2016157050A (ja) | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 日東電工株式会社 | 難燃性吸音材 |
| JP2016161844A (ja) | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 日東電工株式会社 | 吸音材 |
-
2021
- 2021-09-28 JP JP2021157565A patent/JP7705330B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004294619A (ja) | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Takehiro:Kk | 超軽量な防音材 |
| JP2016122187A (ja) | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 日東電工株式会社 | 吸音材 |
| JP2016157050A (ja) | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 日東電工株式会社 | 難燃性吸音材 |
| JP2016161844A (ja) | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 日東電工株式会社 | 吸音材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2023048321A (ja) | 2023-04-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5715163B2 (ja) | 防音材及びその製造方法、並びに防音成形体及び防音方法 | |
| JP5459835B2 (ja) | 自動車用防音カバー | |
| JP2009034998A (ja) | 超軽量トリム複合物 | |
| JPWO2018150828A1 (ja) | 防音構造 | |
| JP7504807B2 (ja) | 音反射構造体 | |
| JP7671923B2 (ja) | 遮音構造体および防音構造体 | |
| JP5816007B2 (ja) | 吸音材 | |
| JP4975744B2 (ja) | 透光型穴開積層吸音板および透光型吸音パネル | |
| JP2011197536A (ja) | 膜振動吸音板ならびにそれを用いた吸音パネル | |
| JP2012053434A (ja) | 低周波吸音材 | |
| JP7705330B2 (ja) | 吸音材 | |
| JP2000250561A (ja) | 吸音構造体 | |
| JP4027068B2 (ja) | 吸音制振材 | |
| JP5286949B2 (ja) | 吸音構造 | |
| AU2008288674B2 (en) | An acoustic panel | |
| JP2008203542A (ja) | 吸音体 | |
| WO2020059460A1 (ja) | 積層体 | |
| JP7700848B2 (ja) | 吸音材及び車両部材 | |
| JP2007156309A (ja) | 吸音材 | |
| JP5947606B2 (ja) | 消音器 | |
| JP7810551B2 (ja) | 吸音材 | |
| JP2004190723A (ja) | 防音材の取付方法、防音配管およびその製造方法 | |
| JP2006323204A (ja) | 複層吸音構造体 | |
| JP3322845B2 (ja) | 吸音構造体 | |
| JP3179226U (ja) | 低周波音用消音エルボ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240909 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20250522 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250603 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250627 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7705330 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
