JP7690187B2 - 軒先構造 - Google Patents
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Description
この軒樋を固定する構造(機構)としては、例えば特許文献1~3等に示されるものが広く知られている。
特許文献1には、軒樋と軒先前面との間隔をその下方において閉塞するカバー材を取り付け、該カバー材に設けた支持片(係止部)にて軒樋の一方の側面の上端(耳部)を係止する構造が記載されている。
特許文献2には、建物の外壁に固定する軒樋支持装置6に対し、多孔体5を含む上側部材3を上面側に、軒体本体1である下側部材4を吊り保持する構造が記載されている。
特許文献3には、外壁等に固定する軒樋カバー固定具1の基端側に軒樋Nの軒先側の側面の上端を吊り保持し、軒樋Nの他方側の側面の上端を上方からくわえ込むように固定する構造が記載されている。
また、前記特許文献2の構造では、軒樋吊り具6に軒樋本体1等の下側部材4を吊り保持するので、この軒樋吊り具6の固定部分に、軒樋本体1の自重や全ての荷重が集中するため、片持ち状となって、降雪時等に破損する恐れのあるものであった。
さらに、前記特許文献3の構造でも、軒樋カバー固定具1の固定部4に、軒樋Nの自重や全ての荷重が集中するため、片持ち状となって、降雪時等に破損する恐れのあるものであった。
また、補強材は、軒樋の係合部に至っていると共に、カバー材の下端と係合されているため、カバー材は、軒樋ばかりでなく補強材をも引っ張るように保持するので、支持強度は更に高くなる。また、軒樋と補強材との一体性が向上するので、カバー材を含めた三部材の一体性も向上する。
この軒樋の排水部は、前述のように内部空間全体を指すが、通常程度の降雨であれば、底面近傍のみを雨水等が流れるようにし、その上方に補強材が配設されることが望ましい。底部近傍の上方に補強材が配置されることにより、補強材が常に雨水に浸っている状態を回避でき、特に金属板材等の成形品である場合等における腐食等を極力避けることができる。
また、この軒樋の係合部は、カバー材の下端が連絡される部位であって、この係合部が、カバー材の下端に連絡(接続)されるので、軒樋の軒先端をカバー材で引っ張るように保持することができる。
具体的にはこのカバー材の表面には、雨水を内部へ導く導水口、例えば小径のスリット孔が形成され、該導水口の存在により、降雪の堆積や落ち葉等の浸入の防止も果たされる。このカバー材としては、経年の使用により脱離や飛散しないものであれば、金属メッシュ材(金網状材)でもよい。この金属メッシュ材の開口寸法については、前記導水口と同様に広過ぎると落ち葉等の侵入が生じるため、その侵入を防止して雨水を導水できるものであればよい。
後述する図示実施例では、前記軒樋を支持する支持材と、軒先に取り付けられる取付部を有する取付材と、これらの支持材と取付材とを固定する固定具と、からなり、支持材及び取付材には、回動自在に固定した状態にて所定間隔Hを隔てて対向する横片がそれぞれ形成され、固定具には、その所定間隔Hを保持する嵌合部が形成される構成を採用している。
また、前記取付材における取付部の構成としては、前記軒先の部位形状や配設角度等に応じて適宜に設定すればよい。
また、前記支持材の横片及び前記取付材の横片を所定間隔Hを隔てて対向させる構成として、例えば両部材の他端(横片が形成される側を一端としている)に、枢着(軸着)端を設けることで、回動や傾動の支点とできる。
そして、所定間隔Hを隔てて対向させた状態を維持させるために、これらの横片に高さHの角筒状空間を有する角筒状体とした固定具を装着させることで一体的に取り付けることができる。
前記基端面部12の中央には、ビス等の固定具を打ち込むための円孔120が形成され、前記上面部11の軒先端に斜め上方へ向かう係止片13が設けられている。
この実施例1における軒樋3の排水部(内部空間)は、図1(b)に示すように略水平状の底面31の軒先側(図面では左側)に、三つの傾斜面と二つの略水平面とからなる段状の側面32が形成され、前記底面31の建築物側(図面では右側)には、略垂直状に起立する側面33が形成され、これらの底面31及び側面32,33にて断面略U字状の雨水等の排水路が形成されている。なお、軒先側の側面32の先端(上端)が、傾斜面と略水平面で形成される係合部321であり、該係合部321の上端を折り返して前記補強材1の係止片13に掛止される掛止部322が設けられている。また、建築物側の側面33は、その略L字状の下端331と折返し状の上端332が樋受け金具2に取り付けられる。
前記縦片21の上端付近から突出する横片の先端には、小円弧状の軸部211が形成され、前記横片25には、下向き片251が形成され、この下向き片251の下端が係止凸部である。
この樋受け金具2における取付材2Bは、縦状片26の上端に、前記支持材2Aの軸部211を枢着させる軸受け部261が形成され、下端には、軒先側へ略円弧状に延在する横片27が形成されている。
前記横片27の上面側には、支持材2Aの係止凸部が当接(係止)する複数段の係合歯271が形成されている。
この樋受け金具2における固定具2Cは、前記支持材2Aと前記取付材2Bとを固定するものであって、支持材2Aの横片25と、取付材2Bの横片27との所定間隔Hを保持する嵌合部28が形成されている。当該実施例の固定具2Cは、高さHの角筒状空間を有する角筒状体であり、この角筒状空間が嵌合部28である。
また、このカバー材4は、その表面(化粧面41)には雨水を内部へ導く導水口411として複数の小径のスリット孔が形成され、その下端(軒先端)には略コ字状に形成された包持部42が、前記軒樋3の軒先端321と係合して取り付けられ、その上端に建築物の軒先(軒先唐草5)へビス4bにて固定される固定部43が形成されている。
前記包持部42は、化粧面41の軒先端から斜め上方へ延在し、その先端を下方へ折曲し、更にその下端を内側へ折曲した略コ字状に形成されているが、化粧面41と係合部42との境界には下方へ凹む排水溝45が形成され、所定間隔で導水口451が形成されている。
前記下地材6Aの軒先端の上面には、下地材6Aの上面に沿う横片状の固定面部51とその下面から垂下する縦片部52と軒先側へ延在する横片状の被固定部53とからなる軒先唐草5が取り付けられている。この軒先唐草5の固定面部51と縦片部52とからなる隅部が、下地材6Aの軒先端(略直角状)に嵌合状に容易に配設でき、その被固定部53には、前記カバー材4の固定部43が載置状に沿わせられてビス4bにて固定されている。
この横葺き外装材7及び保持部材8は、広く利用される一般的な構成であって、横葺き外装材7の平坦状の面板部71の軒先側に設けた水下側成形部72と軒側に設けた水上側成形部73とが係合されると共に保持部材8に設けた係合部に係合されて下地材6A上に取り付けられている。
この軒先構造は、その施工順を特定するものではないが、補強材1や軒樋3、及びカバー材4の施工以前に、それら以外の樋受け金具2や軒先唐草5などの取付を完了していることが望ましい。
なお、樋受け金具2は、軸受け部261に軸部211を挿着することにより容易に回動可能に組み合わせることができ、対向させた横片25,27に対して固定具2Cの嵌合部28を容易に嵌合させて一体化させることができる。そして、図示された所定の角度において、固定具2Cを横片25,27に深く嵌合させて一体化(固定)する。
次に、カバー材4を軒樋3の開放上面を覆うように配設し、その軒先側の端縁に設けた包持部42が、軒樋3の軒先端(係合部321)に係合させると共に、その建築物側の端縁である固定部43が、軒先唐草5の被固定部53に沿わせてビス4bにて固定される。そして、このカバー材4が、軒樋3を引っ張るように保持するので、軒樋3は安定に支持される。
また、軒樋3'についても、図2(a)に示すように係合部321の先端に掛止部322が存在しない以外は、実施例1における軒樋3とほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。なお、軒樋3'の建築物側の側面33'の上端332'は、折返し状ではない。
また、この実施例2でも、補強材1'は、軒樋3'の係合部321に至っているので、カバー材4(の包持部42)が、軒樋3'ばかりでなく補強材1'をも引っ張るように保持し、カバー材4を含めた三部材の一体性も向上している。
11 上面部
112 折り曲げた部分
12 基端面部
122 折り曲げた部分
13 係止片
2 樋受け金具
2A 支持材
2B 取付材
2C 固定具
2d ビス(固着具)
3 軒樋
31 底面
32 (軒先側の)側面
321 係合部
33 (建築物側の)側面
4 カバー材
4b ビス(固着具)
41 化粧面
42 軒先端(包持部)
43 上端部
5 軒先唐草
6A 下地材(木毛セメント板)
6B 外壁
7 横葺き外装材
71 面板部
72 水下側成形部
73 水上側成形部
Claims (1)
- 建築物の軒先に固定される樋受け金具に、建築物側の側面が取り付けられる軒樋と、該軒樋の建築物側の側面から軒先側の側面まで架け渡される上面部及び前記軒樋の建築物側の側面に沿わせて固定される基端面部を備える補強材と、前記軒樋の開放上面を覆うカバー材と、からなる軒先構造であって、
前記カバー材は、その上端が前記建築物の軒先に固定され、その下端が前記軒樋の軒先端に設けた係合部に係合され、
前記補強材は、その基端面部及びその上面部がそれぞれ両側端を裏面側へ、即ち断面形状がワ字状に折り曲げられた帯状であって連続しており、
前記補強材は、前記軒樋の前記係合部に至っていると共に、前記カバー材の下端と係合されていることを特徴とする軒先構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021044483A JP7690187B2 (ja) | 2021-03-18 | 2021-03-18 | 軒先構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2021044483A JP7690187B2 (ja) | 2021-03-18 | 2021-03-18 | 軒先構造 |
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| JP2022143784A JP2022143784A (ja) | 2022-10-03 |
| JP7690187B2 true JP7690187B2 (ja) | 2025-06-10 |
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Family Applications (1)
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| JP2020084757A (ja) | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 軒先構造、及びその施工法 |
| JP2020168975A (ja) | 2019-04-04 | 2020-10-15 | 株式会社豊田自動織機 | コンソール支持構造 |
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2021
- 2021-03-18 JP JP2021044483A patent/JP7690187B2/ja active Active
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