JP7687232B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法 - Google Patents
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7687232B2 JP7687232B2 JP2022016477A JP2022016477A JP7687232B2 JP 7687232 B2 JP7687232 B2 JP 7687232B2 JP 2022016477 A JP2022016477 A JP 2022016477A JP 2022016477 A JP2022016477 A JP 2022016477A JP 7687232 B2 JP7687232 B2 JP 7687232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- parts
- mass
- groups
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
[1]
(A)分子鎖両末端及び/又は片末端がシラノール基で封鎖されたオルガノポリシロキサン:100質量部、
(C)下記一般式(1)
R1 4-aSi(ОR2)a (1)
(式中、R1は炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、R2はそれぞれ独立に炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは3又は4である。)
で表される加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物:0.01~30質量部、及び
(D)アルキル錫(IV)エステル化合物を含む硬化触媒(但し、錫(IV)キレート化合物、(B)成分及び有機2価錫化合物を除く):0.3~20質量部
を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造において、
[i]:少なくとも(A)成分及び一部又は全部の(C)成分と、(B)ヒドロキシルアミン化合物:0.01~10質量部とを均一に混合して(A)成分のオルガノポリシロキサンの分子鎖末端のシラノール基を(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物由来の加水分解性オルガノシリル基(-SiR1 4-a(ОR2)a-1)で封鎖したオルガノポリシロキサンを含む混合物を調製する工程(但し、工程[i]中に(D)成分は含まない)、
及び
[ii]:該混合物に(C)成分の残部及び(D)成分を配合する工程
を含むことを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
[2]
工程[i]において(C)成分全体の10~100質量%を配合し、工程[ii]において(C)成分全体の0~90質量%を配合するものである[1]に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
[3]
更に、(A)成分100質量部に対して、
(E)充填剤:1~1,000質量部、
(F)接着促進剤(但し、(C)成分を除く):0.1~30質量部、
(G)可塑剤:1~1,000質量部、及び
(H)有機2価錫化合物:0.001~10質量部
から選ばれる1種又は2種以上を工程[i]及び/又は工程[ii]において配合するものである[1]又は[2]に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
[4]
(B)成分がジエチルヒドロキシルアミンである[1]~[3]のいずれかに記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
[5]
上記(A)成分が、下記一般式(2)で表される分子鎖両末端がシラノール基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン及び/又は下記一般式(3)で表される分子鎖片末端がシラノール基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンである[1]~[4]のいずれかに記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
(A)分子鎖両末端及び/又は片末端がシラノール基で封鎖されたオルガノポリシロキサン、
(B)ヒドロキシルアミン化合物、
(C)下記一般式(1)
R1 4-aSi(ОR2)a (1)
(式中、R1は炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、R2はそれぞれ独立に炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは3又は4である。)
で表される加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物、及び
(D)硬化触媒(但し、(B)成分及び有機2価錫化合物を除く)
の特定量を含有し、
[i]:少なくとも(A)成分、(B)成分、及び一部又は全部の(C)成分を均一に混合して(A)成分のオルガノポリシロキサンの分子鎖末端のシラノール基を(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物由来の加水分解性オルガノシリル基(-SiR1 4-a(ОR2)a-1)で封鎖したオルガノポリシロキサンを含む混合物を調製する工程(但し、工程[i]中に(D)成分は含まない)、及び
[ii]:該混合物に(C)成分の残部及び(D)成分を配合する工程
を含むことを特徴とするものである。
本発明の製造方法により得られる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、下記(I)の反応混合物、(D)成分、及び(I)成分で(C)成分の全部を用いなかった場合、残余の(C)成分、更に、必要に応じて場合により(E)~(H)成分を含有するものである。
(I)(A)分子鎖両末端及び/又は片末端がシラノール基で封鎖されたオルガノポリシロキサン、(B)ヒドロキシルアミン化合物、及び(C)上記一般式(1)で表される加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物からなり、(A)成分のオルガノポリシロキサンの分子鎖末端のシラノール基が(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物由来の加水分解性オルガノシリル基(-SiR1 4-a(ОR2)a-1)で封鎖されたオルガノポリシロキサンを含む反応混合物、
(C)上記一般式(1)で表される加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物の残余分、
(D)硬化触媒(但し、(B)成分及び(H)成分を除く)、
(E)充填剤、
(F)接着促進剤(但し、(C)成分を除く)、
(G)可塑剤、
(H)有機2価錫化合物。
本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に用いられる(A)成分は、分子鎖両末端及び/又は分子鎖片末端がシラノール基(ケイ素原子に結合した水酸基)で封鎖されたオルガノポリシロキサン(即ち、分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された又は分子鎖片末端がシラノール基、もう一方の片末端がトリアルキルシリル基で封鎖されたジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなるオルガノポリシロキサン構造を主鎖として有する、基本的に直鎖状の重合体)であり、本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の主剤(ベースポリマー)の出発原料である。
ここで、該ジオルガノポリシロキサンの23℃における粘度は、100~1,000,000mPa・sが好ましく、より好ましくは300~500,000mPa・s、特に好ましくは500~200,000mPa・s、とりわけ好ましくは1,000~100,000mPa・sである。なお、粘度は回転粘度計(例えば、BL型、BH型、BS型、コーンプレート型等)による数値である(以下、同じ。)。また、該オルガノポリシロキサン中の主鎖を構成するジシロキサン単位((R3)2SiO2/2)の繰り返し数(又は重合度)を示すm、n値は、通常、トルエン等を展開溶媒としてゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の数平均重合度(又は数平均分子量)等として求めることができる。
本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、上記(A)成分の分子鎖両末端及び/又は分子鎖片末端がシラノール基で封鎖されたオルガノポリシロキサンの分子鎖末端シラノール基を後述する(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物由来の加水分解性オルガノシリル基で封鎖(置換)するための末端封鎖工程用の触媒として、ヒドロキシルアミン化合物(B)を含むことを特徴とする。
本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、(C)成分として、下記一般式(1)で表される加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物を含むことを特徴とする。本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物において、(C)成分は(A)成分のオルガノポリシロキサン中のシラノール基と縮合反応により末端を封鎖し、また架橋構造を形成する架橋剤(硬化剤)として作用するものである。
R1 4-aSi(ОR2)a (1)
(式中、R1は炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、R2はそれぞれ独立に炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは3又は4である。)
本発明に係る(D)成分は、上記(B)成分及び後述する(H)成分である有機2価錫化合物以外の硬化触媒(非金属系有機触媒及び/又は金属系触媒)であり、本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化を促進するために作用する。
(E)成分は充填剤(無機質充填剤及び/又は有機樹脂充填剤)であり、必要に応じて本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に配合される任意成分であって、この組成物から形成される硬化物に十分な機械的強度を与えるために使用される。この充填剤としては公知のものを使用することができ、無機質充填剤としては、例えば、微粉末シリカ、煙霧質シリカ(ヒュームドシリカ又は乾式シリカ)、沈降性シリカ(湿式シリカ)、これらのシリカ表面を有機ケイ素化合物で疎水化処理したシリカなどの補強性シリカ系充填剤、ガラスビーズ、ガラスバルーン、透明樹脂ビーズ、シリカエアロゲル、珪藻土、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、煙霧状金属酸化物などの金属酸化物、石英粉末(結晶性シリカ)、カーボンブラック、タルク、ゼオライト及びベントナイト等の補強剤、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維、コロイダル炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム等の炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛などの金属炭酸塩、ガラスウール、微粉マイカ、溶融シリカ粉末等、有機樹脂充填剤としては、例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの合成樹脂粉末等が使用される。これらの充填剤のうち、シリカ、炭酸カルシウム、ゼオライトなどの無機質充填剤が好ましく、特に表面を疎水化処理した煙霧質シリカ、炭酸カルシウムが好ましい。
(F)成分は接着促進剤(但し、(C)成分を除く)であり、必要に応じて本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に配合される任意成分であって、この組成物から形成される硬化物に十分な接着性を与えるために使用される。具体的には、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン、3-2-(アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン[別名:N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン]等のアミノシラン類、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラン類、γ-(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン等の(メタ)アクリルシラン類、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のメルカプトシラン類、γ-イソシアネートプロピルトリメトキシシラン等のイソシアネートシラン類などの、加水分解性基以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子等のヘテロ原子を有する官能性基(但し、グアニジル基を除く)を含有する一価炭化水素基を分子中に有する加水分解性オルガノシラン化合物(いわゆるカーボンファンクショナルシラン又はシランカップリング剤)等を配合することが好ましい。なお、(F)成分の接着促進剤(カーボンファンクショナルシラン又はシランカップリング剤)は、加水分解性基以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子等のヘテロ原子を有する官能性基(但し、グアニジル基を除く)を含有する一価炭化水素基を分子中に有する(但し、メトキシメチル基等のオルガノオキシ置換アルキル基は含有しない)ものである点において、上記(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物とは明確に区別されるものである。
(G)成分は可塑剤であり、必要に応じて本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に配合される任意成分であって、この組成物から形成される硬化物の機械特性や難燃性を損なうことなく、施工上取り扱い易い粘度に調整することができる。
ここで、該オルガノポリシロキサンの23℃における粘度は、1.5~1,000,000mPa・sが好ましく、より好ましくは10~100,000mPa・sである。
(H)成分は有機2価錫化合物であり、必要に応じて本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に配合される任意成分であって、(B)ヒドロキシルアミン化合物を触媒とした末端封鎖工程の補助触媒として末端封鎖効率を向上させるために使用される。よって、(H)成分を配合する場合は工程[i]において配合することが好ましい。
また、本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物には、任意の添加剤として、チクソ性付与剤を本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
チクソ性付与剤としては、例えば、ポリエチレンオキサイド(ポリオキシエチレン)、ポリプロピレンオキサイド(ポリオキシプロピレン)、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体)やこれらの分子鎖末端(片末端又は両末端)がアルキルエーテルで封鎖されたポリマーなどに代表されるポリエーテル化合物やそのポリエーテル化合物をシラン変性、シリコーン変性した化合物、ポリエーテルリン酸エステル、ポリエーテル脂肪酸エステル、脂肪酸アマイドワックス、水添ひまし油、酸化ポリオレフィン等が挙げられる。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法は、上述した各成分において、(D)成分を除く、少なくとも(A)成分の全部と、(B)成分の全部と、(C)成分の一部又は全部とを均一に混合し、(A)成分のオルガノポリシロキサンの分子鎖末端のシラノール基を(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物由来の加水分解性オルガノシリル基(-SiR1 4-a(ОR2)a-1)で封鎖したオルガノポリシロキサン(主剤(ベースポリマー))を含む反応混合物(I)を調製する工程(末端封鎖工程)(工程[i])、及び該反応混合物(I)に(C)成分の残部及び(D)成分の全部を配合する工程(工程[ii])を含むことを特徴とする。
ここで、(E)成分、(F)成分、(G)成分、(H)成分及びその他の成分は、工程[ii]で混合してもよいし、該末端封鎖工程(工程[i])の際に同時に混合しても構わない。但し、(F)成分がアミノシラン類であるとき、末端封鎖する工程(工程[i])中に配合した場合に混合物の性状がサグ状となり、特に接着剤、建築用シーラントとして使用する場合には、不利となる場合があるため、末端封鎖工程の後に(工程[ii]において)添加することが好ましい。また、(H)成分は、(B)ヒドロキシルアミン化合物を触媒とした末端封鎖工程の補助触媒として末端封鎖効率を向上させるために使用されることから、工程[i]において添加することが好ましい。
粘度50,000mPa・sの分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン100部と、ビニルトリメトキシシラン10部と、ジエチルヒドロキシルアミン0.4部を添加して30分混合することで、直鎖状ジメチルポリシロキサンの分子鎖両末端シラノール基をビニルジメトキシシリル基で封鎖する末端封鎖工程を行った。次いで、該混合物に、粘度100mPa・sの分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン40部と、煙霧質シリカ15部を添加し、減圧下で30分間混合した。その後、該混合物に、N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン0.8部と、ジオクチル錫(IV)ジネオデカノエート(ネオスタンU-830、日東化成社製)0.3部を加え、減圧下で15分間均一になるまで混合して組成物1を調製した。
粘度50,000mPa・sの分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン100部と、粘度100mPa・sの分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン40部と、煙霧質シリカ15部と、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体モノブチルエーテル(ユニルーブC、日油社製)0.5部を減圧下で30分間混合した。次いで、該混合物に、ビニルトリメトキシシラン10部と、ジエチルヒドロキシルアミン0.4部を添加し、減圧下で30分間混合することで、直鎖状ジメチルポリシロキサンの分子鎖両末端シラノール基をビニルジメトキシシリル基で封鎖する末端封鎖工程を行った。減圧混合後、該混合物に、N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン0.8部と、ジオクチル錫(IV)ジネオデカノエート(ネオスタンU-830、日東化成社製)0.3部を加え、減圧下で15分間均一になるまで混合して組成物2を調製した。
実施例2において、末端封鎖工程時に、ビニルトリメトキシシラン10部の代わりに、メチルトリメトキシシラン10部と、2-エチルヘキサン酸錫(II)0.05部を用いた以外は実施例2と同様にして組成物3を調製した。
実施例2において、粘度50,000mPa・sの分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン100部と、粘度100mPa・sの分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン40部の代わりに、粘度20,000mPa・sの分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン85部と、粘度20,000mPa・sの分子鎖片末端がシラノール基でもう一方(他方)の分子鎖片末端がトリメチルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン50部と、粘度20,000mPa・sの両末端がトリメチルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン5部を用いて、直鎖状ジメチルポリシロキサンの分子鎖両末端シラノール基と分子鎖片末端シラノール基をそれぞれビニルジメトキシシリル基で封鎖する末端封鎖工程を行った以外は実施例2と同様にして組成物4を調製した。
粘度20,000mPa・sの分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン100部と、粘度100mPa・sの分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン40部と、ビニルトリメトキシシラン5部と、ジエチルヒドロキシルアミン0.5部を湿気遮断下で30分間均一になるまで混合することで、直鎖状ジメチルポリシロキサンの分子鎖両末端シラノール基をビニルジメトキシシリル基で封鎖する末端封鎖工程を行った。次いで、該混合物に、コロイダル炭酸カルシウム100部と、重質炭酸カルシウム100部を加え、減圧下で30分間混合した。減圧混合後、該混合物に、メチルトリメトキシシラン5部と、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン0.5部と、トリアセチン1部と、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)(オルガチックスTC-750、マツモトファインケミカル社製)5部を加え、減圧下で15分間均一になるまで混合して組成物5を調製した。
実施例2において、ジエチルヒドロキシルアミン0.4部を添加しなかった以外は実施例2と同様にして組成物6を調製したが、工程[ii]においてアミノシラン(N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン)及び錫触媒(ジオクチル錫(IV)ジネオデカノエート)を添加後に系内がゲル化し、組成物6を調製できなかった。
実施例2において、ジエチルヒドロキシルアミン0.4部の代わりに、下記構造式(5)で表される塩基性シラン化合物1部を使用した以外は実施例2と同様にして組成物7を調製したが、工程[ii]においてアミノシラン(N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン)及び錫触媒(ジオクチル錫(IV)ジネオデカノエート)を添加後に系内がゲル化し、組成物を調製できなかった。
参考例において、ジエチルヒドロキシルアミン0.4部を添加しなかった以外は参考例と同様にして組成物8を調製した。
実施例1~4、参考例及び参考比較例で調製された調製直後の各組成物のタックフリータイムを測定した。
また、実施例1~4、参考例及び参考比較例で調製された調製直後の各組成物を厚さ2mmのシート状に成型し、23℃,50%RHの空気に曝し、次いで、該シートを同じ雰囲気下に7日間放置して得た硬化物の物性(初期物性:硬さ、破断時伸び、引張り強さ)を、JIS K-6249に準拠して測定した。なお、硬さは、JIS K-6249のデュロメーターA硬度計を用いて測定した。
ポリエチレン製のシーリング材用カートリッジ(容量330mL)に実施例1~4、参考例及び参考比較例で調製された各組成物を入れ、内栓をして密封した。このカートリッジを70℃の乾燥機にて7日間保管した後に取り出し、上記と同様にしてタックフリータイムを測定し、調製直後の各組成物のタックフリータイムと比較して2倍以内の時間であれば○(合格)、2倍より長い時間を要した場合には×(不合格)とした。
以上の結果を表1に示す。
Claims (5)
- (A)分子鎖両末端及び/又は片末端がシラノール基で封鎖されたオルガノポリシロキサン:100質量部、
(C)下記一般式(1)
R1 4-aSi(ОR2)a (1)
(式中、R1は炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、R2はそれぞれ独立に炭素原子数1~12の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは3又は4である。)
で表される加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物:0.01~30質量部、及び
(D)アルキル錫(IV)エステル化合物を含む硬化触媒(但し、錫(IV)キレート化合物、(B)成分及び有機2価錫化合物を除く):0.3~20質量部
を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造において、
[i]:少なくとも(A)成分及び一部又は全部の(C)成分と、(B)ヒドロキシルアミン化合物:0.01~10質量部とを均一に混合して(A)成分のオルガノポリシロキサンの分子鎖末端のシラノール基を(C)成分の加水分解性オルガノシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物由来の加水分解性オルガノシリル基(-SiR1 4-a(ОR2)a-1)で封鎖したオルガノポリシロキサンを含む混合物を調製する工程(但し、工程[i]中に(D)成分は含まない)、
及び
[ii]:該混合物に(C)成分の残部及び(D)成分を配合する工程
を含むことを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。 - 工程[i]において(C)成分全体の10~100質量%を配合し、工程[ii]において(C)成分全体の0~90質量%を配合するものである請求項1に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
- 更に、(A)成分100質量部に対して、
(E)充填剤:1~1,000質量部、
(F)接着促進剤(但し、(C)成分を除く):0.1~30質量部、
(G)可塑剤:1~1,000質量部、及び
(H)有機2価錫化合物:0.001~10質量部
から選ばれる1種又は2種以上を工程[i]及び/又は工程[ii]において配合するものである請求項1又は2に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。 - (B)成分がジエチルヒドロキシルアミンである請求項1~3のいずれか1項に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
- 上記(A)成分が、下記一般式(2)で表される分子鎖両末端がシラノール基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン及び/又は下記一般式(3)で表される分子鎖片末端がシラノール基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンである請求項1~4のいずれか1項に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法。
(式(2)中、R3は互いに独立に非置換又は置換の炭素原子数1~12の一価炭化水素基であり、Aは酸素原子又は炭素原子数1~8の二価炭化水素基であり、mはこのジオルガノポリシロキサンの23℃における粘度を100~1,000,000mPa・sとする整数である。)
(式(3)中、R3、Aは式(2)と同様であり、nはこのジオルガノポリシロキサンの23℃における粘度を100~1,000,000mPa・sとする整数である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022016477A JP7687232B2 (ja) | 2022-02-04 | 2022-02-04 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022016477A JP7687232B2 (ja) | 2022-02-04 | 2022-02-04 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023114223A JP2023114223A (ja) | 2023-08-17 |
| JP7687232B2 true JP7687232B2 (ja) | 2025-06-03 |
Family
ID=87569189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022016477A Active JP7687232B2 (ja) | 2022-02-04 | 2022-02-04 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7687232B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2508467A1 (fr) * | 1981-06-26 | 1982-12-31 | Rhone Poulenc Spec Chim | Procede d'obtention de compositions organosiliciques vulcanisables a l'humidite, par condensation de composes organosiliciques a groupements hydroxysilyles, d'agent reticulant a groupements polyalcoxysilyles et d'hydroxylamine substituee, compositions ainsi obtenues et leurs utilisations pour l'obtention de materiaux durcis |
| FR2557582B1 (fr) * | 1983-12-28 | 1987-04-17 | Rhone Poulenc Spec Chim | Composition polyorganosiloxanique durcissant en elastomere et comportant un catalyseur a l'etain chelate |
| JPS6122094A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-30 | Toray Silicone Co Ltd | 有機けい素化合物の製造方法 |
| JPS6236463A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-17 | Toshiba Silicone Co Ltd | 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 |
-
2022
- 2022-02-04 JP JP2022016477A patent/JP7687232B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2023114223A (ja) | 2023-08-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN104884461B (zh) | 烷氧基硅烷基-亚乙基末端含硅化合物、有机聚硅氧烷组合物及由该组合物获得的成型物 | |
| KR102207422B1 (ko) | 다성분계 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물, 해당 조성물의 경화물 및 해당 경화물을 포함하는 성형물 | |
| JP7513016B2 (ja) | 室温硬化性樹脂組成物、コーティング剤、接着剤及びシーリング剤、並びに物品 | |
| JP5960843B2 (ja) | アルコキシシリル−エチレン基末端オルガノシロキサンポリマーの製造方法、室温硬化性組成物及びその硬化物である成形物 | |
| CN102597117A (zh) | 可涂饰弹性体 | |
| JP6747507B2 (ja) | 室温硬化性組成物、シーリング材並びに物品 | |
| JP2018087348A (ja) | 室温硬化性組成物、シーリング材及び物品 | |
| WO2019077942A1 (ja) | 室温硬化性組成物、シーリング材及び物品 | |
| KR101914399B1 (ko) | 가교결합성 유기 폴리실록산 조성물 | |
| WO2019116892A1 (ja) | 室温湿気硬化型シリコーンゲル組成物及びその硬化物並びに物品 | |
| CN121399214A (zh) | 室温固化性树脂组合物和物品 | |
| JP2024117823A (ja) | 二成分型室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物、該組成物の硬化物及び物品、並びに室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化方法 | |
| JP2006131824A (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
| JP7687232B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造中のゲル化を防止する方法 | |
| JP7687238B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法及び末端封鎖剤 | |
| WO2020213402A1 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及びその製造方法 | |
| CN114341275B (zh) | 室温固化性树脂组合物、涂布剂、粘接剂和密封剂、以及物品 | |
| JP7739927B2 (ja) | ノンサグ性室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法 | |
| JP7757909B2 (ja) | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及びその製造方法並びに物品 | |
| JP7577422B2 (ja) | 室温硬化性樹脂組成物、コーティング剤、接着剤及びシーリング剤、並びに物品 | |
| JP7809058B2 (ja) | 鎖長延長剤とそれを用いた室温硬化性樹脂組成物、コーティング剤、接着剤及びシーリング剤、並びに物品 | |
| JP7523868B2 (ja) | 室温硬化性樹脂組成物、コーティング剤、接着剤及びシーリング剤、並びに物品 | |
| JP6690737B2 (ja) | 新規アリーレン基含有オルガノポリシロキサン及びこれを用いた硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
| JPH0578587B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240226 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20241011 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20241126 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250124 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250422 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250505 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7687232 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |










