JP7675265B2 - 流体経路の接続部 - Google Patents
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Description
前記ハウジングの内側に形成された溝に装着されて前記流体をシールするガスケットと、
を備える流体流路の接続部であって、
前記ハウジングは、前記ガスケットが前記溝から外れることを防止する内壁を設けない構造であり、
前記ガスケットが、
環状のガスケット本体と、
前記ハウジングの前記溝に装着されたとき、前記溝の側面に接して径方向内方へ倒れ込み前記流体をシールする環状のシールビードと、
前記シールビードよりも外側に位置し、前記ガスケット本体の外周から外方に延びる突起部と、を有し、
前記突起部は、前記ハウジング内に圧縮された状態で配置されて前記ハウジングに反力を与え、前記ガスケット本体の移動を制限する、流体流路の接続部。
[2] 前記ハウジングが前記溝を有し、
前記突起部が、ゴム状の弾性体である、前記[1]に記載の流体流路の接続部。
前記突起部は、当該突起部の延びる方向に圧縮された状態で前記切欠部に挿入される、前記[1]に記載の流体流路の接続部。
互いに結合される2つの部材11,12を備え、この2つの部材11,12を貫通するように形成された流体の経路15を有し、2つの流路11,12を流体の流れ方向に接続するハウジング10と、このハウジング10の内側に形成された溝17に装着されて流体をシールするガスケット100と、を備える流体流路の接続部であって、ハウジング10は、ガスケット100が上記溝17から外れることを防止する内壁を設けない構造である。そして、ガスケット100が、環状のガスケット本体23と、ハウジング10の溝17に装着されたときに溝17の側面に接して径方向内方へ倒れ込み流体をシールする環状のシールビード27と、このシールビード27よりも外側に位置し、ガスケット本体23の外周から外方に延びる突起部25と、を有している。そして、突起部25は、ハウジング10内に圧縮された状態で配置されてハウジング10に反力を与え、ガスケット本体23の移動を制限している。
本発明の流体経路の接続部で用いられるガスケットの一の実施形態は、図1,図2に示すガスケット100である。このガスケット100は、互いに結合される2つの部材11,12(図3参照)を備え、2つの部材11,12を貫通するように形成された流体の経路(流体経路)15(図3参照)を有するハウジング10(図3参照)の内側に形成された溝17(図3参照)に装着されて流体をシールするガスケットである。そして、このガスケット100は、環状のガスケット本体23と、ハウジング10の溝17に装着されたとき、溝17の側面17aに接して流体をシールする環状のシールビード27と、このシールビード27よりも外側に位置し、ガスケット本体23の外周から外方に延びる突起部25と、を有している。そして、突起部25は、ハウジング10(図3参照)内に圧縮された状態で配置されてハウジング10に反力を与え、ガスケット本体23(即ち、ガスケット100)の移動を制限するものである。
ガスケット本体23は、環状のものである。このガスケット本体23は、ハウジング10の溝17に装着され、ハウジング10を構成する2つの部材11,12(図3参照)の間のシール性を確保している。
シールビード27は、ガスケット100がハウジング10の溝17に装着されたとき、溝17の側面17aに接して流体をシールする環状のものである。より具体的には、このシールビード27は、ガスケット100をハウジング10の溝17に装着すると、この溝17の側面17aに密接し、締め代があることで径方向内方へ倒れ込むように構成されている。
突起部25は、シールビード27よりも外側に位置し、ガスケット本体23の外周から外方に延びるものである。この突起部25は、ハウジング10内に圧縮された状態で配置されてハウジング10に反力を与え、ガスケット本体23の移動を制限する。そして、このような突起部25を有することによって、ガスケット100は、油圧などの流体の経路内が負圧等になることによって流体経路に向かう方向の力を受けた際にも、装着した位置からずれ難く、ハウジング10の溝から外れ難くなる。具体的には、突起部25がハウジング10に反力を与える状態で配置されているため、ガスケット100が流体経路に向かう方向の力を受けたとしても、この突起部25とハウジング10との間で互いに力を及ぼし合っているため、ガスケット100の移動が防止されることになる。
本発明の流体流路の接続部におけるガスケットの使用方法について、以下に説明する。まず、ハウジング10を構成する2つの部材11,12の間にガスケット(例えば、ガスケット100,101)を配置し、ハウジング10の溝17に当該ガスケットを装着する。このとき、突起部25が例えば上記第一の態様である場合、この突起部25を上記2つの部材11,12の間の隙間に挟まれて圧縮された状態で配置する。また、突起部25が例えば上記第二の態様である場合、突起部25が2つの部材11,12のうちの上側の部材11に接し、圧縮された状態で配置される。更に、突起部25が例えば上記第三の態様である場合、突起部25を、2つの部材11,12のうちの少なくとも一方の部材12に形成された切欠部37に挿入して配置する。
図1、図2に示すようなガスケットを作製した。このガスケットには、ハウジングを構成する2つの部材の間の隙間に挟まれるように、ガスケット本体の径方向に延びる突起部が形成されていた。そして、図3に示すように、この突起部を、ハウジングを構成する2つの部材(流体経路の接続部)の間の隙間に挟まれるように配置した。このときの突起部の圧縮率は、40%であった。
図4に示すようなガスケットを作製した。このガスケットには、ガスケット本体の軸方向に沿って延びる突起部が形成されていた。そして、図5に示すように、このガスケットを、ハウジングの溝に配置した。このときの突起部の圧縮率は、40%であった。
図6に示すようなガスケットを作製した。このガスケットには、ガスケット本体の外周から軸方向に沿って外方に延びる凸状部が形成されていた。そして、図7に示すように、このガスケットを、ハウジングの溝に配置した。このとき、凸状部を、ハウジングの内側に形成された切欠部に挿入するように配置した。
実施例1~3に示すような突起部及び凸状部を有しないガスケット(従来のガスケット)を用意し、このガスケットをハウジングの溝内に配置した。その後、ハウジング内の油圧経路に潤滑油を流して評価を行った。
Claims (8)
- 互いに結合される2つの部材を備え、前記2つの部材を貫通するように形成された流体の経路を有し、2つの流路を流体の流れ方向に接続するハウジングと、
前記ハウジングの内側に形成された溝に装着されて前記流体をシールするガスケットと、
を備える流体流路の接続部であって、
前記ハウジングは、前記ガスケットが前記溝から外れることを防止する内壁を設けない構造であり、
前記ガスケットが、
環状のガスケット本体と、
前記ハウジングの前記溝に装着されたとき、前記溝の側面に接して径方向内方へ倒れ込み前記流体をシールする環状のシールビードと、
前記シールビードよりも外側に位置し、前記ガスケット本体の外周から外方に延びる突起部と、を有し、
前記突起部は、前記ハウジング内に圧縮された状態で配置されて前記ハウジングに反力を与え、前記ガスケット本体の移動を制限する、流体流路の接続部。 - 前記ハウジングが前記溝を有し、
前記突起部が、ゴム状の弾性体である、請求項1に記載の流体流路の接続部。 - 前記突起部は、前記ハウジングの前記2つの部材の間の隙間に挟まれるように、前記ガスケット本体の径方向に延びる、請求項1に記載の流体流路の接続部。
- 前記突起部は、前記ガスケット本体の軸方向に沿って延び、その延びる方向に圧縮された状態で前記ハウジング内に配置される、請求項1に記載の流体流路の接続部。
- 前記ハウジングの前記2つの部材のうちの少なくとも一方に切欠部が形成され、
前記突起部は、当該突起部の延びる方向に圧縮された状態で前記切欠部に挿入される、請求項1に記載の流体流路の接続部。 - 前記突起部は、その幅が前記切欠部の幅よりも小さい、請求項5に記載の流体流路の接続部。
- 前記突起部は、前記ガスケット本体の外周に沿って周方向に連続して形成される環状のものである、請求項1~6のいずれか一項に記載の流体流路の接続部。
- 前記突起部は、前記ハウジング内に圧縮されたときの圧縮率が40%以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の流体流路の接続部。
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