JP7670950B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ内面にシーラント層が配置された空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、タイヤ内面に変形抑制部を設けることにより、走行時におけるシーラント層の局所的な厚さの変化を抑制することを可能にした空気入りタイヤに関する。
パンクシール性を有する空気入りタイヤとして、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域に粘着性シーラントからなるシーラント層を配置したものが提案されている(例えば、特許文献1)。このようなシーラント層を備えた空気入りタイヤにおいては、釘等の異物がトレッド部に突き刺さった際に、粘着性シーラントが異物に纏わり付き、その異物の脱落に伴って粘着性シーラントがパンク穴に導かれてシール効果を発揮する。
このようなシーラント層は流動性を有しており、この流動性に起因して走行時におけるタイヤの接地変形によりシーラント層が移動してシーラント層の厚さが部分的に変化するという問題がある。そして、シーラント層の厚さが局所的に変化すると、シール効果が悪化するばかりでなく、タイヤの振動が発生することになる。
特開2003-080909号公報
本発明の目的は、タイヤ内面に変形抑制部を設けることにより、走行時におけるシーラント層の局所的な厚さの変化を抑制することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤは、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域にシーラント層が配置された空気入りタイヤにおいて、前記タイヤ内面のトレッド部に対応する領域のタイヤ幅方向の少なくとも一箇所にタイヤ周方向に延在する変形抑制部が設けられ、前記シーラント層が前記変形抑制部により区分された複数のシーラント部を有し、前記変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスが前記シーラント層の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1.5倍~1000倍であり、前記変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスが0.005MPa~0.050MPaの範囲にあることを特徴とするものである。
本発明では、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域のタイヤ幅方向の少なくとも一箇所にタイヤ周方向に延在する変形抑制部が設けられ、シーラント層は変形抑制部により区分された複数のシーラント部を有し、変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスはシーラント層の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1.5倍~1000倍であるので、変形抑制部の剛性がシーラント層の剛性がよりも高くなるように構成されている。そのため、走行時のタイヤの接地変形によりシーラント層が圧縮された場合であっても、剛性が高い変形抑制部が作用してシーラント層の流動や隣接するシーラント部同士の接着を防ぐことができ、シーラント層の局所的な厚さの変化を抑制することができる。これにより、走行時のシーラント層の移動に起因するタイヤの振動を抑制することができる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、変形抑制部の高さは変形抑制部に隣接するシーラント部のうち厚い方のシーラント部の厚さに対して0.8倍~2.0倍であることが好ましい。これにより、シーラント層の局所的な厚さの変化を効果的に抑制することができる。
変形抑制部の幅は0.01mm~4.00mmであることが好ましい。これにより、シーラント層の局所的な厚さの変化を効果的に抑制することができる。
シーラント部の各々の幅は3mm~150mmであることが好ましい。これにより、タイヤが突起を乗り越す際などのタイヤが大きく変形する場合であっても、隣接するシーラント部同士の接着を効果的に防止することができる。
タイヤ内面を形成するインナーライナー層とシーラント部の各々との間に変形抑制部により区分された複数のバリア部を含むバリア層が設けられていることが好ましい。これにより、シーラント層(各シーラント部)に配合された液状成分(例えばオイル成分)がインナーライナー層に移行しにくくなるため、シーラント層の液状成分によるタイヤの耐久性の悪化を抑制することができる。
本発明において、80℃での20%伸張時のモジュラスは、JIS-K6251に準拠して測定されるものである。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの一例を示す子午線断面図である。 図1の空気入りタイヤの要部を拡大して示す断面図である。 (a),(b)はシーラント層の厚さが不均一な状態を示す断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの変形例を示す子午線断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 図1及び図2は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2,2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3,3とを備えている。
一対のビード部3,3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。ビードコア5の外周上には断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。更に、タイヤ内面Tsにはカーカス層4に沿ってインナーライナー層9が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°~40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。ベルト層7の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して例えば5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層8が配置されている。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
なお、上述したタイヤ内部構造は空気入りタイヤにおける代表的な例を示すものであるが、これに限定されるものではない。
上記空気入りタイヤにおいて、タイヤ内面Tsのトレッド部1に対応する領域には、タイヤ周方向に沿ってシーラント層10が配置されている。更に、シーラント層10は、後述する変形抑制部20により区分された複数のシーラント部11~14を有している。図1では、3つの変形抑制部20により4つのシーラント部11~14に区分されている。このシーラント層10(シーラント部11~14)は粘着性のシーラント材からなる。シーラント材は、任意の粘着性組成物を使用することができる。このようなシーラント材を用いることで、シーラント材の有する粘着性によりタイヤ内面Tsに対して接着することが可能になる。なお、各シーラント部11~14には、同じ粘着性組成物からなるシーラント材を用いても良く、異なる粘着性組成物からなるシーラント材を用いても良い。
また、タイヤ内面Tsのトレッド部1に対応する領域には、タイヤ幅方向の少なくとも一箇所にタイヤ周方向に延在する変形抑制部20が設けられている。変形抑制部20は、走行時のタイヤの接地変形によりシーラント層10が圧縮された際に、シーラント層10がショルダー部側からセンター部側に向かって流動することを抑制するものである。また、変形抑制部20は、加硫ゴム、樹脂フィルム又は樹脂から構成することできる。
このような変形抑制部20は、タイヤ内面Tsに対して固定されており、タイヤ周方向に環状に形成されている。変形抑制部20は、タイヤ内面Tsからタイヤ径方向内側に向かって突出している。また、変形抑制部20は、タイヤ内面Tsのベルト層7の端末に対応する位置を含むように配置することが好ましい。また、変形抑制部20の配置箇所として、トレッド部1に形成された主溝の下方域を除外すると共に、該主溝のタイヤ幅方向の両端部からそれぞれタイヤ幅方向外側に向かって2mm以内の範囲を除外することが好ましい。言い換えれば、変形抑制部20は、トレッド部1に形成された陸部の下方域であって該陸部のタイヤ幅方向の端部からのタイヤ幅方向の距離が2mm超となる領域に配置すると良い。
また、上記空気入りタイヤにおいて、変形抑制部20の80℃での20%伸長時のモジュラスは、シーラント層10の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1.5倍~1000倍である。その際、変形抑制部20の80℃での20%伸長時のモジュラスは、0.005MPa~0.050MPaの範囲にあると良い。
上述した空気入りタイヤでは、タイヤ内面Tsのトレッド部1に対応する領域におけるタイヤ幅方向の少なくとも一箇所にタイヤ周方向に延在する変形抑制部20が設けられ、シーラント層10は変形抑制部20により区分された複数のシーラント部11~14を有し、変形抑制部20の80℃での20%伸長時のモジュラスはシーラント層10の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1.5倍~1000倍であるので、変形抑制部20の剛性がシーラント層10の剛性がよりも高くなるように構成されている。そのため、走行時のタイヤの接地変形によりシーラント層10が圧縮された場合であっても、剛性が高い変形抑制部20が作用してシーラント層10の流動や隣接するシーラント部11~14同士の接着を防ぐことができ、シーラント層10の局所的な厚さの変化を抑制することができる。これにより、走行時のシーラント層10の移動に起因するタイヤの振動を抑制することができる。
ここで、変形抑制部20の80℃での20%伸長時のモジュラスがシーラント層10の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1.5倍より小さいと、変形抑制部20の剛性がシーラント層10の剛性がよりも十分に高くないため、シーラント層10の局所的な厚さの変化を十分に抑制することができない。逆に、変形抑制部20の80℃での20%伸長時のモジュラスがシーラント層10の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1000倍より大きいと、タイヤの乗り心地が悪化する傾向がある。
上記空気入りタイヤにおいて、変形抑制部20の高さhは、変形抑制部20に隣接するシーラント部11~14のうち厚い方のシーラント部11~14の厚さtに対して0.8倍~2.0倍であることが好ましく、1.1倍~2.0倍であることがより好ましい。その際、変形抑制部20の高さhは、1.6mm~8.0mmの範囲にあると良い。ここで、各シーラント部11~14の厚さtは、図3(a),(b)に示すように、タイヤ幅方向で不均一になることがある。具体的に、図3(a)は変形抑制部20の高さhよりもシーラント部11~14の厚さtが小さい場合を示し、図3(b)は変形抑制部20の高さhよりもシーラント部11~14の厚さtが大きい場合を示す。この点を考慮して、各シーラント部11~14の厚さtは、タイヤ周上の8箇所において変形抑制部20からタイヤ幅方向に30mm毎にタイヤ内面Tsに直交する方向に沿って測定した厚さの平均値とする。
このように各シーラント部11~14の厚さtに対する変形抑制部20の高さhの比h/tを適度に設定することで、シーラント層10の局所的な厚さの変化を効果的に抑制することができる。
ここで、比h/tが0.8倍より小さいと、タイヤの接地変形によりシーラント層10が圧縮された際に、シーラント層10の流動を十分に抑制することができない。逆に、比h/tが2.0倍より大きいと、変形抑制部20が走行時に振動してしまい、走行時のタイヤの乗り心地性が悪化する傾向がある。
変形抑制部20の幅wは、0.01mm~4.00mmであることが好ましい。この変形抑制部20の幅wは、タイヤ内面Tsに当接する部分を測定した長さである。このように変形抑制部20の幅wを適度に設定することで、シーラント層10の局所的な厚さの変化を効果的に抑制することができる。
ここで、変形抑制部20の幅wが0.01mmより小さいと、タイヤ内面Tsに対して設けることが難しく、生産性が低下してしまう。逆に、変形抑制部20の幅wが4.00mmより大きいと、釘などによりタイヤに穴が開いた場合、変形抑制部20が修理可能面積を減らすことになり望ましくない。
シーラント部11~14の各々の幅Wは、3mm~150mmであることが好ましい。シーラント部11~14の幅Wは、それぞれタイヤ内面Tsの曲率に沿ってシーラント部11~14を測定し、更に、各シーラント部11~14についてタイヤ周上の8箇所で測定した幅の平均値である。
このように各シーラント部11~14の幅Wを適度に設定することで、タイヤが突起を乗り越す際などのタイヤが大きく変形する場合であっても、隣接するシーラント部11~14同士の接着を効果的に防止することができる。なお、シーラント部11~14の各々の幅Wが狭いほど、走行時のシーラント層10の流動がしにくい傾向がある。
ここで、各シーラント部11~14の幅Wが3mmより小さいと、釘などによりタイヤに穴が開いた場合、シーラント層10による修理可能面積を減らすことになり望ましくない。逆に、各シーラント部11~14の幅Wが150mmより大きいと、タイヤの接地変形によりシーラント層10が圧縮された場合、シーラント層10の局所的な変形が生じ易くなるため望ましくない。
図4は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの変形例を示すものである。図4に示すように、タイヤ内面Tsを形成するインナーライナー層9と各シーラント部11~14との間にはバリア層15が設けられている。バリア層15は、変形抑制部20により区分された複数のバリア部16~19を有している。このバリア層15は、シーラント層10(シーラント部11~14)に配合された液状成分(例えばオイル成分)のインナーライナー層9への移行を抑制するものである。シーラント層10を構成する粘着性組成物は、粘着性組成物の全体量中、25重量%~75重量%のオイル成分を含んでいると良い。粘着性組成物に含まれるオイル成分として、アロマオイル、パラフィンオイル、ポリブテンオイルを例示することができる。インナーライナー層9からタイヤ径方向内側に向かってバリア層15、シーラント層10の順に積層されている。
バリア層15は、シーラント層10に配合された液状成分と親和性が低いゴム又は樹脂から構成することができる。シーラント層10の液状成分と親和性が低い材料として、例えば、ニトリルゴムやフッ素ゴム等のゴムや、ポリエチレンやポリプロピレン、塩化ビニル等の樹脂を用いることができる。特に、バリア層15は樹脂から構成されることが好ましく、この場合、バリア層15は優れたバリア性及び生産性を有することができる。また、バリア層15にはタルクやクレーを配合すると良く、これらを配合することによってシーラント層10の液状成分のインナーライナー層9への移行に対して抑制効果を高めることができる。また、バリア層15の厚さは、0.01mm~1.0mmであることが好ましい。バリア層15の幅は、各シーラント部11~14の幅と同等以上になるように構成されている。特に、バリア層15の幅は、シーラント部11~14の幅に対して100%~130%の範囲にあることが好ましく、110%~120%の範囲にあることがより好ましい。なお、バリア層15の幅は、タイヤ内面Tsの曲率に沿って測定した長さである。
また、バリア層15は、グリーンタイヤに貼り付けてタイヤと共に加硫することや、加硫済みタイヤにゴム又は樹脂を塗布すること、加硫済みタイヤにスプレーによりゴム又は樹脂を噴霧すること、加硫済みタイヤに接着剤を介してシート状のゴム又は樹脂を貼り付けることにより、タイヤ内面Tsに形成することができる。加硫済みタイヤにゴム又は樹脂を塗布した場合、加硫時にブラダーにより形成されたタイヤ内面Tsの凹凸が平坦になるため、シーラント層10とバリア層15の接着面積が増え、接着性が高まるため好適である。
本実施形態の空気入りタイヤでは、タイヤ内面Tsを形成するインナーライナー層9とシーラント層10との間にシーラント層10に配合された液状成分のインナーライナー層9への移行を抑制するバリア層15が設けられているので、シーラント層10に配合された液状成分(例えばオイル成分)がインナーライナー層9に移行しにくくなるため、シーラント層10の液状成分によるタイヤの耐久性の悪化を抑制することができる。また、バリア層15がシーラント層10の粘着性や流動性に対して影響を及ぼすことはないため、シーラント層10は本来のシール性能を発揮することができる。
なお、図4では、バリア層15が変形抑制部20により区分された複数のバリア部16~19を有する実施形態を示したが、これに限定されるものではない。他にも、変形抑制部20とバリア層15を一体的に成形することにより、変形抑制部20を備えたバリア層を用いることができる。
図1及び図4では、シーラント部11~14の各々が同じ厚さtを有する例を示したが、それぞれが異なる厚さtを有していても良い。また、図1及び図4では、タイヤ内面Tsのトレッド部1に対応する領域に3つの変形抑制部20を設けた例を示したが、変形抑制部20の数は、これに限定されるものではなく、例えば2~70の範囲にあると良い。
タイヤサイズ235/40R18で、トレッド部の内面にシーラント層が配置された空気入りタイヤにおいて、変形抑制部の有無、変形抑制部の数、シーラント部の数、モジュラス比、比h/t、変形抑制部の幅w、各シーラント部の幅W、バリア層の有無を表1のように設定した従来例、比較例1,2及び実施例1~10のタイヤを製作した。
なお、表1において、「モジュラス比」は、シーラント層の80℃での20%伸長時のジュラスに対する変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスの比を意味する。「比h/t」は、変形抑制部に隣接するシーラント部のうち厚い方のシーラント部の厚さt[mm]に対する変形抑制部の高さh[mm]の比を意味する。「各シーラント部の幅W」は、一つの数値が記載されている場合(実施例8以外)、各シーラント部が記載された同一の幅を有することを意味し、2つの数値が記載されている場合(実施例8)、各シーラント部が記載されたそれぞれの幅を有することを意味する。
これら試験タイヤについて、下記試験方法により、走行後のシーラント層の厚さの差及び乗り心地性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
走行後のシーラント層の厚さの差:
各試験タイヤをそれぞれリムサイズ18×8.5Jのホイールに組み付け、ドラム試験機を用いて、空気圧150kPa、JATMAの最大荷重の120%、走行速度80km/h、スリップ角±1°の条件で、スリップ角を1Hzの矩形波で変動させて、時間走行させた。走行後に、200kPaの空気圧を付与した状態で、CTスキャンによりシーラント層の厚さを測定し、シーラント層における最大厚さと最小厚さの差[mm]を算出した。
乗り心地性:
各試験タイヤをそれぞれリムサイズ18×8.5Jのホイールに組み付け、空気圧を250kPaとして前輪駆動車に装着し、平滑路面の周回路からなるテストコースでテストドライバーによる官能評価を実施した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど、乗り心地性が優れていることを意味する。
Figure 0007670950000001
この表1から判るように、実施例1~10は、従来例に比して、乗り心地性を維持しながら、走行後のシーラント層の厚さの差の変動が小さかったため、シーラント層の局所的な厚さの変化を抑制することができた。
一方、比較例1は、シーラント層の80℃での20%伸長時のジュラスに対する変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスの比が本発明で規定する範囲よりも低く設定したため、走行後のシーラント層の厚さの差の変動が大きく、シーラント層の局所的な厚さの変化を十分に抑制することができなかった。比較例2は、シーラント層の80℃での20%伸長時のジュラスに対する変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスの比が本発明で規定する範囲よりも高く設定したため、シーラント層の局所的な厚さの変化を抑制することはできたが、タイヤの乗り心地性が悪化した。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
9 インナーライナー層
10 シーラント層
11~14 シーラント部
20 変形抑制部
Ts タイヤ内面
CL タイヤ中心線

Claims (5)

  1. タイヤ内面のトレッド部に対応する領域にシーラント層が配置された空気入りタイヤにおいて、
    前記タイヤ内面のトレッド部に対応する領域のタイヤ幅方向の少なくとも一箇所にタイヤ周方向に延在する変形抑制部が設けられ、前記シーラント層が前記変形抑制部により区分された複数のシーラント部を有し、前記変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスが前記シーラント層の80℃での20%伸長時のモジュラスに対して1.5倍~1000倍であり、前記変形抑制部の80℃での20%伸長時のモジュラスが0.005MPa~0.050MPaの範囲にあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記変形抑制部の高さが該変形抑制部に隣接するシーラント部のうち厚い方のシーラント部の厚さに対して0.8倍~2.0倍であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記変形抑制部の幅が0.01mm~4.00mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記シーラント部の各々の幅が3mm~150mmであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記タイヤ内面を形成するインナーライナー層と前記シーラント部の各々との間に前記変形抑制部により区分された複数のバリア部を含むバリア層が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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