JP7670472B2 - Uv(紫外線)またはeb(電子線)硬化型インキ用増粘剤 - Google Patents
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近年の印刷技術の進歩は目覚しく、印刷速度の高速化、印刷の自動化を達成するために、印刷インキの高機能化が求められている。印刷を高速化すると、ミスチングおよびガイドローラー汚れなどが問題になってくる。これらの欠点を改良するためには、印刷インキのゲルワニス製造時に、適度なゲル化反応によって、印刷インキの粘弾性を適正にする必要があり、ゲル化剤の改良が行われている。さらに、近年の傾向として、従来のインキのような熱硬化型タイプから、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキに置き換わっており、熱硬化に伴う溶媒の排出規制などの環境問題も相まって、その割合が増加してきている(非特許文献1)。
従来の熱硬化タイプのインキ、または塗料の増粘剤として、一般的にエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレートのような、一価アルコールのアルコキシ基含有のアルミニウムキレートや、アルミニウム石鹸、環状アルミニウムオキサイドオクチレートのようなアルミニウムオリゴマーである金属有機化合物が使用されている。
しかし、例えば、アルミニウムアルコレートやアルミニウムキレートは、インキ製造時に揮発成分であるアルコールが生成する場合があり、近年問題となっているVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)規制の点から好ましくない場合があり、さらにはアクリルモノマーとエステル交換反応により生成する化合物が、臭気の問題となる場合もあった。また、キレート中の一価のアルコキシ基は高い反応性を有する場合があり、局部反応による部分ゲルが生成する場合があり、所望の品質を有する製品が得られない場合があった。
さらには、従来の金属石鹸、もしくはアルミニウムキレートオリゴマーは、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキに使用されるアクリルモノマーや樹脂への溶解性が低い場合があり、予め溶解する溶媒に希釈した状態で添加する場合があり、溶媒を使用してしまうと、樹脂硬化時に溶媒が揮発し、臭気が発生する場合があり、100℃以下の低温で硬化させる場合には、樹脂中に有機溶媒が残存し、ベタツキや硬化不足を招く場合があった(特許文献1、2)。また、特許文献3には、β-ケトエステルと、二価または三価のアルコールから成る、アルミニウムキレート化合物が報告されている。しかしながら、二価または三価のアルコールも、ベタツキや異臭の原因として問題になる場合があった。
(1)
一般式(1)で示されるアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤である。
Yは、R2-COOHで示される脂肪酸であり、R2は炭素数が1~18の直鎖、分岐鎖、または環状の、水酸基で置換されていてもよい、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、またはシクロアルケニル基を示す。)
(2)
上記一般式(1)において、m:n=1:2~2:0であり、かつ、m+n=2~20である、
(1)のUV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤である。
(3)
アルミニウムアルコキシドと、
CH3-CO-CH2-CO-OR1(R1は炭素数1~18の直鎖、または分岐鎖のアルキル基、またはアルケニル基を示す。)で示されるβ-ケトエステルと、
R2-COOH(R2は炭素数が1~18の直鎖、分岐鎖、または環状の、水酸基で置換されていてもよい、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、またはシクロアルケニル基を示す。)で示される脂肪酸と、
水と、を反応させることを特徴とする、
UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤の製造方法である。
アルミニウムキレートオリゴマー化合物は、一般式(1)で示される。
Yは、R2-COOHで示される脂肪酸であり、R2は炭素数が1~18の直鎖、分岐鎖、または環状の、水酸基で置換されていてもよい、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、またはシクロアルケニル基を示す。)
アルミニウムキレートオリゴマー化合物の原料となるアルミニウムアルコキシドとしては、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムエチレート、アルミニウムsec-ブチレート、モノ-sec-ブトキシアルミニウムジイソプロピレートなどが挙げられる。高い反応性と経済性、かつ入手し易い点で、アルミニウムトリイソプロポキシドが好ましい。
アルミニウムアルコキシドを溶解する非プロトン性溶媒として、例えば、キシレン、トルエン、ヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシルなどのエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶剤などが挙げられる。
アルミニウムアルコキシド溶液に、β-ケトエステルおよび脂肪酸を加え、加熱還流し、配位子の置換反応を行う。その後、水を添加してアルコキシ部位を加水分解して重縮合する。
水の滴下総量が、アルミニウムアルコキシド1モルに対して0.8モル未満の場合、加水分解が足りず、重合が不充分となり、未反応の原料が残る場合がある。一方、水の総量が、アルミニウムアルコキシド1モルに対して1.1モルを超えると、重合物は生成するが、水酸化アルミニウムが副生する場合があり、製品が白濁する場合がある。
水は水溶性の有機溶媒で希釈し滴下することが好ましい。特に限定されないが、例えばイソプロパノール、エタノール、シクロヘキサノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等が挙げられ、水と均一に混合する任意の量が必要である。水の溶解度が高いこと、低沸点で除去し易いこと、および経済性などの点からイソプロパノールが好ましい。
原料のアルコキシドを溶解するために使用した有機溶媒、および加水分解で生成したアルコール、水の希釈剤で使用した有機溶媒は蒸留にて留去する。
また、塗料を調製するには、塗料用樹脂(アクリル樹脂等)、溶剤、顔料(任意の有機または無機顔料)、その他の添加物、および、本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を適量添加して、サンドミル、ビーズミル、ペイントシェーカー等にて混合することができる。
実施例において、溶媒と試薬は、シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社より購入したものを使用した。アルミニウム含量の測定は、キレート滴定法により行った。分子量はGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)測定により算出した。カラムは、Waters社製のACQUITY(登録商標) APC XT 45を2本、ACQUITY APC XT 200を1本連結したものを使用し、テトラヒドロフランを溶媒に使用し、40℃で測定を行った。
1L四つ口フラスコにアセト酢酸エチル130.1g(1.00モル)、オレイルアルコール268.5g(1.00モル)、およびイソプロパノール100.0gを加えた。83~90℃に加熱し、撹拌しながら3時間還流させた。その後、常圧で脱エタノール、脱イソプロパノールの操作を行った。エタノールおよびイソプロパノールの留去が収まったころ、系内を減圧して脱エタノール、脱イソプロパノールの操作を行った。その後、室温に冷却し、淡黄色透明液体352.6gを得た。
上記一般式(1)において、Xがアセト酢酸オレイル、m=3、n=0である、下記一般式(2)のアルミニウムキレートオリゴマー化合物。
また、当該化合物の生成を確認するために、アルミニウム含量、GPCによる分子量の測定を行った。
アルミニウム含量:6.7重量%(理論値 6.8重量%)
GPC分子量(Mn):1210
上記一般式(1)において、Xがアセト酢酸オレイル、Yが2-エチルヘキサン酸、m=3、n=1である、下記一般式(3)のアルミニウムキレートオリゴマー化合物。
また、当該化合物の生成を確認するために、アルミニウム含量、GPCによる分子量の測定を行った。
アルミニウム含量:8.0重量%(理論値 8.2重量%)
GPC分子量(Mn):1224
上記一般式(1)において、Xがアセト酢酸オレイル、Yが2-エチルヘキサン酸、m=2、n=3である、下記一般式(4)のアルミニウムキレートオリゴマー化合物。
また、当該化合物の生成を確認するために、アルミニウム含量、GPCによる分子量の測定を行った。
アルミニウム含量:9.8重量%(理論値 10.5重量%)
GPC分子量(Mn):1229
下記一般式(5)のアルミニウム化合物。
下記一般式(6)のアルミニウム化合物。
下記一般式(7)のアルミニウム化合物。
下記一般式(8)のアルミニウム化合物。
下記一般式(9)のアルミニウム化合物。
ジアリルイソフタレート樹脂33.0重量部、アクリルモノマー(EO変性ビスフェノールAジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート)67.0重量部を、50℃で2時間加熱撹拌することで、試験用樹脂ワニスを調整した。この樹脂ワニス100重量部に、製造例1~3で製造したアルミニウムキレートオリゴマー化合物、または比較製造例1~5で製造したアルミニウム化合物を4重量部添加した。70℃で30分間加熱撹拌したのち、コーンプレート型回転粘度計(東機産業社製RE105R)を用いて、70℃での粘度測定を行った。
また、70℃での加熱撹拌時の異臭の発生、揮発分の有無(気泡の発生確認)、およびアクリルモノマーへの溶解性の観察を行った。異臭がない場合を〇、異臭がある場合を×、気泡の発生がない場合を〇、気泡の発生がある場合を×、完全に溶解した場合を○、わずかに溶け残りがある場合、または懸濁液になる場合を△、溶け残りがある場合、または全く溶解しなかった場合を×と評価した。
観察の評価結果と、粘度測定の結果を表1~7に示す。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例1~3では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例1では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例2では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例1~3よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例3では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例1~3よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例4では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例1~3よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例5では、増粘性が実施例1~3よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例6では増粘せず、粘度が実施例1~3よりも低かった。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例4~6では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例7では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例8では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例4~6よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例9では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例4~6よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例10では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例4~6よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例11では、増粘性が実施例4~6よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例12では増粘せず、粘度が実施例4~6よりも低かった。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例7~9では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例13では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例14では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例7~9よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例15では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例7~9よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例16では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例7~9よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例17では、増粘性が実施例7~9よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例18では増粘せず、粘度が実施例7~9よりも低かった。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例10~12では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例19では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例20では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例10~12よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例21では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例10~12よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例22では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例10~12よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例23では、増粘性が実施例10~12よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例24では増粘せず、粘度が実施例10~12よりも低かった。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例13~15では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例25では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例26では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例13~15よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例27では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例13~15よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例28では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例13~15よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例29では、増粘性が実施例13~15よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例30では増粘せず、粘度が実施例13~15よりも低かった。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例16~18では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例31では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例32では、増粘性が実施例16~18よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例33では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例16~18よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例34では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例16~18よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例35では、増粘性が実施例16~18よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例36では増粘せず、粘度が実施例16~18よりも低かった。
本発明の、特定のアルミニウムキレートオリゴマー化合物からなる、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤を使用した実施例19~21では、異臭の発生がなく、揮発分の発生がなく、アクリルモノマーへの溶解性が高く、増粘性が高かった。
一方で、比較製造例1のアルミニウム化合物を使用した比較例37では、異臭の発生があり、揮発分の発生があり、UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤には適していなかった。比較製造例2のアルミニウム化合物を使用した比較例38では、増粘性が実施例19~21よりも低かった。比較製造例3のアルミニウム化合物を使用した比較例39では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例19~21よりも低かった。比較製造例4のアルミニウム化合物を使用した比較例40では、アクリルモノマーへの溶解性が低く、増粘性が実施例19~21よりも低かった。比較製造例5のアルミニウム化合物を使用した比較例41では、増粘性が実施例19~21よりも低かった。アルミニウムキレートオリゴマー化合物、またはアルミニウム化合物を使用していない比較例42では増粘せず、粘度が実施例19~21よりも低かった。
Claims (3)
- 上記一般式(1)において、m:n=1:2~2:0であり、かつ、m+n=2~20である、請求項1記載のUV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤。
- アルミニウムアルコキシドと、
CH3-CO-CH2-CO-OR1(R1は炭素数1~18の直鎖、または分岐のアルキル基、またはアルケニル基を示す。)で示されるβ-ケトエステルと、
R2-COOH(R2は炭素数が1~18の直鎖、分岐鎖、または環状の、水酸基で置換されていてもよい、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、またはシクロアルケニル基を示す。)で示される脂肪酸と、
水と、を反応させることを特徴とする、
UV(紫外線)またはEB(電子線)硬化型インキ用増粘剤の製造方法。
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