JP2013091715A - 活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス及び印刷インキ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 A.アルミニウムアルコレート又はアルミニウムキレート化合物と、B.ジアリルフタレートプレポリマーと、C.Bと相溶する活性エネルギー線硬化性液状化合物とを、含有する混合物を加熱して得られる活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニスであって、Bとしてオルソタイプとイソタイプとを併用することを特徴とする活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス。
【選択図】なし
Description
従って、本発明は、インキの流動性を上げて、適度なものとすることによって印刷機の操作性を向上させることのできる活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス、当該ゲルワニスを使用することにより印刷機の操作性が向上した活性エネルギー線硬化型印刷インキ、及び当該印刷インキを用いて印刷した印刷物を提供することを目的とする。
(1) A.アルミニウムアルコレート又はアルミニウムキレート化合物と、
B.ジアリルフタレートプレポリマーと、
C.Bと相溶する活性エネルギー線硬化性液状化合物とを、
含有する混合物を加熱して得られる活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ワニスであって、Bとしてオルソタイプとイソタイプとを併用することを特徴とする活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス、
(2) 前記A、B、Cの配合比率が、これらの合計量を100重量部としたとき、Aが0.1〜10重量部、Bが5〜60重量部、Cが30〜94.9重量部であることを特徴とする(1)記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス、
(3) 前記Bを構成するオルソタイプとイソタイプとの比率が重量部で5:95〜95:5であることを特徴とする(1)又は(2)記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス、
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニスを含有する活性エネルギー線硬化型印刷インキ、
(5) 印刷基材に(4)記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキを用いて印刷してなる印刷物、
である。
実施例1
ジアリル(イソ)フタレートプレポリマー(商品名:ダイソーイソダップ、ダイソー社製 )90部、ジアリル(オルソ)フタレートプレポリマー((商品名:ダイソーダップA、ダイソー社製 )160部、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート250部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート497部及び重合禁止剤のメチルハイドロキノン2部を混合し、100℃で60分間撹拌した。 更に、アルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレート3部を少しずつ添加し、100℃で60分間撹拌し、活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス1を得た。
ジアリル(イソ)フタレートプレポリマー(商品名:ダイソーイソダップ、ダイソー社製 )25部、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート50部及び重合禁止剤のメチルハイドロキノン0.1部を混合し、100℃で60分間撹拌した。 更にアルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレート1部を少しずつ添加し、100℃で60分間撹拌して活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニスの前駆体1を得た。
一方、ジアリル(オルソ)フタレートプレポリマー(商品名:ダイソーダップA、ダイソー社製 )25部、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート50部及び重合禁止剤のメチルハイドロキノン0.1部を混合し、100℃で60分間撹拌して活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニスの前駆体2を得た。
前駆体1及び2を表1記載の重量比で混合しゲルワニス2〜5を得た。
ジアリル(オルソ)フタレートプレポリマー(商品名:ダイソーダップA、ダイソー社製 )25部、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート50部及び重合禁止剤のメチルハイドロキノン0.1部を混合し、100℃で60分間撹拌した。 更にアルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレート1部を少しずつ添加し、100℃で60分間撹拌して活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス6を得た。
ジアリル(イソ)フタレートプレポリマー(商品名:ダイソーイソダップ、ダイソー社製 )25部、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート50部及び重合禁止剤のメチルハイドロキノン0.1部を混合し、100℃で60分間撹拌した。 更に、アルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレート1部を少しずつ添加し、100℃で60分間撹拌して、活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス7を得た。
実施例1、2及び比較例1、2で製造したゲルワニス1〜7及び表2記載の材料を用い、表3の組成物を三本ロールで練肉して平版印刷用の活性エネルギー線硬化型印刷インキ(実施例3〜8、比較例3、4)を得た。
表3の活性エネルギー線硬化型印刷インキ(実施例3〜8、比較例3、4)を用いて、下記条件で印刷テストを行い、操作追従性、連続印刷安定性、乳化性及び硬化性を評価し、その結果を表4に記載した。
印刷機: LS40(小森コーポレーション社製)
印刷速度: 毎時12000枚
用紙: OKトップコート+(王子製紙社製)
紫外線照射条件: オゾンレスメタルハライドランプ 125W
基準濃度で印刷中にインキキーを2ポイントプラスに変更した後、印刷物の濃度変化を観察し、キー変更が印刷物濃度に反映されるまでの印刷枚数を測定し、以下の基準で評価した。
100枚以内 ○
100〜300枚 △
300枚以上 ×
汚れを生じない湿し水の最小水上げ量にて連続印刷を行い、印刷物に汚れが発生するまでの印刷枚数を測定し、以下の基準で評価した。
10000枚以上 ○
10000〜3000枚 △
3000枚以下 ×
10000枚印刷したときの、インキ練りローラー上のインキの乳化状態を調べ、以下の基準で評価した。
良好 ○
やや不良 △
不良 ×
インキの皮膜硬化度合いを指触乾燥試験で評価した。
良好 ○
やや不良 △
不良 ×
Claims (5)
- A.アルミニウムアルコレート又はアルミニウムキレート化合物と、
B.ジアリルフタレートプレポリマーと、
C.Bと相溶する活性エネルギー線硬化性液状化合物とを、
含有する混合物を加熱して得られる活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニスであって、Bとしてオルソタイプとイソタイプとを併用することを特徴とする活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス。 - 前記A、B、Cの配合比率が、これらの合計量を100重量部としたとき、Aが0.1〜10重量部、Bが5〜60重量部、Cが30〜94.9重量部であることを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス。
- 前記Bを構成するオルソタイプとイソタイプとの比率が重量部で5:95〜95:5であることを特徴とする請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニス。
- 請求項1から3のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ用ゲルワニスを含有する活性エネルギー線硬化型印刷インキ。
- 印刷基材に請求項4記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキを用いて印刷してなる印刷物。
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