JP7635443B1 - 制御装置、発電システム及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン回転数の低下に対応した過給機の制御を提供する。【解決手段】制御装置は、過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御装置であって、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁を制御する手段と、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記給気放出弁を開く手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、制御装置、発電システム及び制御方法に関する。
過給機付きのエンジンでは、過給機が圧縮した空気を燃焼室へ供給する。燃焼室で燃料とともに燃焼した空気は、排気管を通じて過給機へ供給され、その後、系外へ排出される。高出力のディーゼルエンジンや予混合ガスエンジンでは、過給機からエンジンへ供給する空気の一部を系外へ放出する給気放出管や、エンジンから過給機への排ガスの流路を迂回する排気バイパス管を設け、これらの配管を流れる空気量を制御することで、高効率な運転を実現している。例えば、特許文献1には、給気放出管(給気バイパス通路)や排気バイパス管を流れる空気量を調節することにより、エンジンの運転条件に応じた給気圧力を達成する制御が開示されている。
再生可能エネルギー電源の増加に伴い、系統に連系する発電設備には系統を維持する役割が求められている。系統の電圧や周波数が変動すると、系統に連系する発電設備には様々な影響が生じる。例えば、系統周波数が低下すると、系統に接続するエンジン発電機の回転数が低下する。エンジン発電機の回転数が低下すると、エンジン発電機に圧縮空気を供給する過給機の作動点が小風力側に変化し、サージングの発生確率が上昇する。また、過給機前吸い込みの予混合ガスエンジンの場合、燃料と空気を混合するミキサから燃焼室までの容積が大きく、負荷遮断等が発生すると、ミキサから燃焼室までの配管等に存在する予混合ガスが燃焼室に供給されてオーバーシュートが発生する可能性がある。このように系統周波数の低下や負荷遮断等により、エンジンの回転数が低下すると、過給機側でも様々な不具合が生じる可能性がある。
特開2005-240585号公報
エンジン回転数の低下に対応した過給機の制御が必要である。
本開示は、上記課題を解決することができる制御装置、発電システム及び制御方法を提供する。
本開示の制御装置は、過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御装置であって、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁を制御する手段と、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記給気放出弁を制御する手段と、を備え、前記排気バイパス弁を制御する手段は、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁の開度を制御し、前記排気バイパス弁の開度を制御している間に前記エンジンの回転数に低下が生じると、前記給気放出弁を制御する手段は、前記給気放出弁を開き、前記給気放出弁を制御する手段が前記給気放出弁を開くと、前記排気バイパス弁の開度を制御する手段は、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御し、前記排気バイパス弁を制御する手段が前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御している間に所定の条件が成立すると、前記給気放出弁を制御する手段は、前記給気放出弁を閉じ、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合とは、前記エンジンの駆動により発電する発電機が連系する電力系統の周波数が低下した場合、負荷遮断が発生した場合、負荷投入が発生した場合の何れかであり、前記排気バイパス弁を制御する手段は、電力系統の周波数が低下した場合および前記負荷投入が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を低下させ、前記負荷遮断が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を増大させ、前記所定の条件が成立するとは、前記給気放出弁を開いてから一定時間が経過するか、前記電力系統の周波数の低下又は前記発電機の必要発電出力の変動が静定することである。
本開示の発電システムは、エンジンと、前記エンジンが駆動する発電機と、前記エンジンに圧縮空気を供給する過給機と、前記過給機と前記エンジンを接続する給気管と、前記給気管から分岐される給気放出管と、前記給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管と、前記排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、上述の制御装置と、を備える。
また、本開示の制御方法によれば、過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御方法であって、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁の開度を制御し、前記排気バイパス弁の開度を制御している間に前記エンジンの回転数に低下が生じると、前記給気放出弁を開き、前記給気放出弁を開くと、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御し、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御している間に所定の条件が成立すると、前記給気放出弁を閉じ、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合とは、前記エンジンの駆動により発電する発電機が連系する電力系統の周波数が低下した場合、負荷遮断が発生した場合、負荷投入が発生した場合の何れかであり、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御するときには、電力系統の周波数が低下した場合および前記負荷投入が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を低下させ、前記負荷遮断が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を増大させ、前記所定の条件が成立するとは、前記給気放出弁を開いてから一定時間が経過するか、前記電力系統の周波数の低下又は前記発電機の必要発電出力の変動が静定することである。
上述の制御装置、発電システム及び制御方法によれば、系統周波数の低下や負荷遮断時に生じるエンジン回転数の低下によるサージングやオーバーシュート等の発生を抑制することができる。
第一実施形態に係る発電システムの構成を示す概略図である。 第一実施形態に関しエンジン回転数の低下が生じる状況の説明図である。 第一実施形態に係る過給機の特性を示す図である。 第一実施形態に係る制御の一例を示す第1の図である。 第一実施形態に係る制御の一例を示す第2の図である。 第一実施形態に係る制御の一例を示す第3の図である。 第一実施形態に係る制御の一例を示すフローチャートである。 第二実施形態に係る発電システムの構成を示す概略図である。 第二実施形態に係る制御の一例を示す図である。 第二実施形態に係る制御の一例を示すフローチャートである。 各実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<第一実施形態>
以下、第一実施形態の発電システム1およびその制御について、図面を参照して説明する。
(発電システムの構成)
図1に示すように、第一実施形態に係る発電システム1は、空気管2aと、給気管2bと、給気放出管3と、排気バイパス管4と、過給機5と、エンジン6と、発電機7と、燃料供給管8と、排気出口管9aと、排気管9bと、冷却器10と、を含む。過給機5は、コンプレッサ5aと排気タービン5bを含む。コンプレッサ5aへは空気管2aを通じて空気が供給される。給気管2bはコンプレッサ5aとエンジン6を接続し、コンプレッサ5aで圧縮された空気は冷却器10によって冷却され、給気管2bを通じてエンジン6へ供給される。燃料は、燃料供給管8を通じてエンジン6へ供給される。給気管2bには、給気圧力を計測する圧力センサ11と、給気温度を計測する温度センサ12が設けられており、これらのセンサが計測した値は制御装置100へ送信される。給気管2bにはエンジン6への空気の流れを分岐する給気放出管3が接続されており、給気放出管3を通じて給気管2b内の空気の一部を系外に放出することができる。給気放出管3には、空気の放出量を調節する給気放出弁3aが設けられている。給気放出弁3aの開度は、制御装置100によって制御される。排気管9bは、エンジン6と排気タービン5bとを接続する。排気出口管9aは、排気タービン5bの排気ガス出口からの排気ガスを排出するための流路である。排気バイパス管4は、排気管9bから分岐されて排気タービン5bをバイパスし、排気出口管9aに接続されている。排気バイパス管4には、排気バイパス弁4aが設けられており、排気バイパス弁4aの開度は、制御装置100によって制御される。エンジン6にはエンジン6の回転数を計測する回転数センサ13とエンジン6の出力を計測する出力センサ14が設けられている。これらのセンサが計測した値は制御装置100へ送信される。発電機7は、エンジン6により駆動し発電する。発電機7は系統20と接続されており、発電した電力を系統20へ供給する。発電機7と系統20を接続するラインには遮断機16aが設けられ、遮断機16aをオン(接続)・オフ(遮断)することにより、発電機7と系統20の接続と遮断が切り替えられる。また、発電システム1を系統20と連系せずに自立運転する場合に、発電した電力を発電所内の設備(不図示)に供給するために、発電機7と所内設備を接続するラインには遮断機16bが設けられ、遮断機16bをオン(接続)・オフ(遮断)することにより、発電機7と所内設備との接続と遮断が切り替えられる。遮断機16a、16bが接続状態にあるか遮断状態にあるかを示す遮断機信号はそれぞれ制御装置100へ送信される。周波数センサ15は系統周波数を計測する。周波数センサ15が計測した系統20の周波数は、制御装置100へ送信される。制御装置100は、コンピュータで構成され、センサ11~15による計測値や遮断機16a、16bの遮断機信号を取得して、給気放出弁3aおよび排気バイパス弁4aを制御する。例えば、制御装置100は、給気圧力、回転数及び出力に基づいてエンジン6を効率的に運転するための目標給気圧力を算出し、この目標給気圧力に基づいて排気バイパス弁4aの開度を制御することにより、エンジン6への給気量を目標値に制御する。また、例えば、制御装置100は、系統20の周波数の低下(エンジン6の回転数低下)や負荷遮断等が生じたときに給気放出弁3aを一時的に開き、サージング裕度を増大させることによって、サージングを回避する。
発電システム1では、系統周波数が低下するとエンジン6の回転数が低下する。また、図2に示すように負荷投入後や負荷遮断後にも周波数f(エンジン6の回転数)が低下する。エンジン6の回転数が低下すると、過給機5の作動線が小風量側に変化し、過給機5のサージング裕度が減少してしまい、サージングの発生確率が上がる。図3に過給機5の特性曲線を模式的に示す。図3のグラフの縦軸は圧力比、横軸は過給機5が供給する空気の流量である。線30は過給機5にサージングが生じる運転領域(30の左側)とサージングが生じない運転領域(30の右側)の境界を表し、線32は、定格運転時の過給機5の作動線を示す。エンジン6の回転数が低下すると、過給機5の作動線は線32から線31へ変化する。すると、線30までの距離が短くなり(つまり、サージング裕度が減少し)、サージングの発生確率が上昇する。特に予混合ガスエンジンでは、サージングが発生すると吹き返しにより混合ガスが給気室に逆流し、次のサイクルで吹き返された混合気と燃料ガスが燃焼室内に供給され、空気過剰率は低下し、Pmi(平均有効圧力)は上昇する。そのため、過早着火やノッキングと言った異常燃焼が発生し、燃焼室を損傷させる場合がある。一般的に過給機5のサージング裕度を確保するためには、ディフューザーを絞ることで対応する。しかしながら、そのように製造されたディフューザーを搭載することで過給機5のサージング裕度を確保しようとすると、定格運転時などの周波数低下が生じない状態を含め、全体的に過給機5の効率が低下してしまう。過給機5の効率の低下はエンジン6の熱効率の低下を招く。そこで、本実施形態では、エンジン回転数の低下が生じる状態において、一時的に給気放出弁3aを開くことにより、給気放出管3を通じて系外へ空気を放出することでサージング裕度を稼ぎ、それ以外の場面では給気放出弁3aを閉じて高効率で過給機5を運転する。図3の線33は、給気放出弁3aを開いた場合の過給機5の作動線である。図示するように、給気放出弁3aを開くことでサージング裕度を大きくすることができる。給気放出弁3aを開くとサージング裕度を大きくすることができるが過給機5の効率は低下する。そこで、エンジン回転数の低下が生じない状態では給気放出弁3aを閉じ、過給機5効率低下を防ぐ。一方の排気バイパス弁4aについては、弁開度によらず、過給機効率やサージング裕度は概ね一定である。また、排気バイパス弁4aを開くことで、エンジンの熱効率やプラントの総合的な効率を向上することができる。例えば、排気バイパス弁4aを開くことで、排気出口管9aから排出される排ガスの温度を上昇させることができ、排熱回収の観点で有効である。
(周波数低下時の制御)
次に系統20の周波数(エンジン6の回転数)が低下した場合の給気放出弁3aおよび排気バイパス弁4aの制御について図4を参照して説明する。図4のグラフ41は系統周波数の推移を示す。グラフ42は排気バイパス弁4aの開度の推移を示す。グラフ43は給気放出弁3aの開度の推移を示す。グラフ41~43の横軸の同じ位置は同じ時刻を示している。制御装置100は、系統周波数によらず、常時、圧力センサ11が計測する圧力が、Pme(正味平均有効圧力)と給気圧力のマップから算出される目標給気圧力となるよう排気バイパス弁4aの開度制御を行う。例えば、制御装置100は、回転数センサ13が計測した回転数と出力センサ14が計測した出力をPmeの公式に代入してPmeを算出し、Pmeと目標給気圧力の関係を規定したマップやテーブル、関数などを用いて、Pmeに応じた目標給気圧力を算出する。そして、制御装置100は、目標給気圧力と排気バイパス弁4aの開度の対応テーブル等を参照して、目標給気圧力に応じた排気バイパス弁4aの開度を算出し、排気バイパス弁4aを制御する。グラフ42は、このような制御による排気バイパス弁4aの開度の推移を示したものである。
制御装置100は、周波数センサ15が計測する系統20の周波数を監視し、周波数が所定の閾値まで低下すると、又は、周波数の低下速度が所定の閾値以上となることを検知すると、サージングを抑制するために給気放出弁3aを開く制御を行う。給気放出弁3aの制御方法として以下の3種類の例を説明する。
(1)一定開度で開く。制御装置100は、時刻T1に系統周波数の低下を検知すると、一定の開度で給気放出弁3aを開く。グラフ43は、この制御を示したものである。
(2)回転数に応じて段階的に開く。制御装置100は、時刻T1に系統周波数の低下を検知すると、回転数センサ13が計測する回転数に応じて段階的に給気放出弁3aを開く。例えば、制御装置100は、エンジン6の回転数(又は回転数の範囲)と給気放出弁3aの開度とを対応付けたテーブル(回転数が低下するほど大きな開度となる)を保持しており、このテーブルを参照して、回転数センサ13が計測する回転数に対応する弁開度を読み取り、給気放出弁3aを制御する。
(3)回転数と出力に応じて段階的に開く。制御装置100は、時刻T1に系統周波数の低下を検知すると、回転数センサ13が計測する回転数と出力センサ14が計測する出力に応じて段階的に給気放出弁3aを開く。例えば、制御装置100は、エンジン6の回転数(又は回転数の範囲)およびエンジン6の出力(又は出力の範囲)と給気放出弁3aの開度とを対応付けたテーブルを保持しており、このテーブルを参照して、回転数センサ13および出力センサ14が計測する値に対応する弁開度を読み取り、給気放出弁3aを制御する。
再生可能エネルギー電源の変動等によって系統周波数が低下した場合には、(1)~(3)の何れかの制御により、サージング裕度が確保される。一方、エンジン6側への空気の供給量が低下するため、排気バイパス弁4aの開度を低下させ、給気圧力を確保する。なお、制御装置100は、周波数センサ15が計測する系統20の周波数に代えて、回転数センサ13が計測する回転数を監視し、回転数が所定の閾値まで低下すると、又は、回転数の低下速度が所定の閾値以上となることを検知すると、上記した給気放出弁3aを開く制御を行うように構成してもよい。また、制御装置100は、例えば、系統周波数の低下が止まった後に給気放出弁3aを閉じてもよい。
(負荷投入時の制御)
次に図5を参照して系統20から切り離された単独運転及び系統運転から単独運転への移行時に負荷投入された場合の制御について説明する。図5のグラフ51は必要発電量の推移を示す。グラフ52は排気バイパス弁4aの開度の推移を示す。グラフ53は給気放出弁3aの開度の推移を示す。グラフ51~53の横軸の同じ位置は同じ時刻を示している。制御装置100は、負荷投入前後を通じて、常時、圧力センサ11が計測する圧力が、Pmeと給気圧力のマップから算出される目標給気圧力となるよう排気バイパス弁4aの開度制御を行う。この制御については図4で説明したとおりである。
図2を参照して説明した通り、負荷投入時にも周波数の低下が起こり、サージング裕度が減少する。制御装置100は、遮断機16bが発する遮断機16bをオンとすることを示す信号を取得すると、サージングを抑制するために給気放出弁3aを開く制御を行う。給気放出弁3aの制御方法として以下の2種類の例を説明する。
(1)一定開度で開く。制御装置100は、時刻T1に遮断機信号(オン)を取得すると、一定の開度で所定時間だけ給気放出弁3aを開き、所定時間経過後に給気放出弁3aを閉じる。グラフ53は、この制御を示したものである。
(2)出力に応じて開く。制御装置100は、時刻T1に遮断機信号(オン)を取得すると、出力センサ14が計測する出力に応じて給気放出弁3aを開く。例えば、制御装置100は、エンジン6の出力と給気放出弁3aの開度とを対応付けたテーブル(出力が低下するほど大きな開度となる)を保持しており、このテーブルを参照して、出力センサ14が計測する出力に対応する弁開度を読み取り、給気放出弁3aを開く。制御装置100は、例えば、一定時間、給気放出弁3aを開いた後に給気放出弁3aを閉じてもよいし、出力センサ14が計測する出力が所定値に到達した後に給気放出弁3aを閉じてもよい。このように、単独運転中に負荷投入の遮断機信号を検知すると、給気放出弁3aを一時的に開け、サージング裕度を確保する。一方、エンジン6側への空気の供給量が低下するため、排気バイパス弁の開度を低下させ、給気圧力を確保する。
(負荷低減時の制御)
次に図6を参照して、系統20から切り離された単独運転や系統運転から単独運転に移行する際に大きな負荷低減が生じる場合の制御について説明する。図6のグラフ61は必要発電量の推移を示す。グラフ62は排気バイパス弁4aの開度の推移を示す。グラフ63は給気放出弁3aの開度の推移を示す。グラフ61~63の横軸の同じ位置は同じ時刻を示している。制御装置100は、負荷遮断前後を通じて、常時、圧力センサ11が計測する圧力が、Pmeと給気圧力のマップから算出される目標給気圧力となるよう排気バイパス弁4aの開度制御を行う。この制御については図4を参照して説明したとおりである。
図2を参照して説明した通り、負荷遮断時にも周波数の低下が起こり、サージング裕度が減少する。制御装置100は、遮断機16aから遮断機16aをオフとすることを示す信号を取得すると、サージングを抑制するために給気放出弁3aを開く制御を行う。給気放出弁3aの制御方法として以下の2種類の例を説明する。これらの制御は図5を参照して説明したものと同様である。
(1)一定開度で開く。制御装置100は、時刻T1に遮断機信号(オフ)を取得すると、一定の開度で所定時間だけ給気放出弁3aを開き、所定時間経過後に給気放出弁3aを閉じる。グラフ63は、この制御を示したものである。
(2)出力に応じて開く。制御装置100は、時刻T1に遮断機信号(オフ)を取得すると、出力センサ14が計測する出力に応じて給気放出弁3aを開く。
制御装置100は、例えば、一定時間、給気放出弁3aを開いた後に給気放出弁3aを閉じてもよいし、出力センサ14が計測する出力が所定値に到達した後に給気放出弁3aを閉じてもよい。このように、負荷遮断の遮断機信号を検知すると、給気放出弁3aを一時的に開けることにより、サージング裕度を稼ぎ、サージングを回避することができる。
(動作)
次に図7を参照して、本実施形態の給気放出弁3aおよび排気バイパス弁4aの制御について説明する。
図7は、第一実施形態に係る制御の一例を示すフローチャートである。
制御装置100は、給気圧力が、Pmeと給気圧力のマップから算出される目標給気圧力となるよう排気バイパス弁4aを制御する(ステップS1)。この制御は、過給機5の運転中、継続して行われる。次に制御装置100は、系統周波数の低下または必要発電出力の変動があるかどうかを判定する(ステップS2)。例えば、制御装置100は、周波数センサ15の計測値や、遮断機16a、16bが発する遮断機信号によって、周波数低下や必要発電出力変動の有無を判定する。周波数低下等がない場合(ステップS2;No)、ステップS4の処理へ進む。周波数低下等がある場合(ステップS2;Yes)、制御装置100は、給気放出弁3aを一時的に開く制御を行う(ステップS3)。例えば、制御装置100は、(1)一定開度で給気放出弁3aを開いてもよいし、(2)エンジン6の回転数に応じた開度で給気放出弁3aを開いてもよいし、(3)エンジン6の出力に応じた開度で給気放出弁3aを開いてもよいし、(4)エンジン6の回転数と出力に応じた開度で給気放出弁3aを開いてもよい。また、制御装置100は、給気放出弁3aを開いてから一定時間が経過すると、給気放出弁3aを閉じてもよいし、系統周波数の低下や必要発電出力の変動が静定したら給気放出弁3aを閉じてもよい。給気放出弁3aの開閉制御中も、制御装置100は、ステップS1の排気バイパス弁4aの制御を継続する。制御装置100は、過給機5の運転が停止するまでの間(ステップS4;No)、ステップS2以降の処理を繰り返し行う。この間もステップS1の排気バイパス弁4aの制御は継続して行われる。過給機5の運転を停止する場合(ステップS4;Yes)、図7の処理を終了する。
(効果)
第一実施形態によれば、系統周波数の低下や負荷急変などの必要発電出力の変動によってエンジン6の回転数が低下する場合に、給気放出弁3aを開としてエンジン6へ供給する空気を放出するかわりに、過給機5へ供給される空気流量を維持(又は増大)させる。これにより、過給機5の作動線が小風量側に変化し、過給機5のサージング裕度が減少することを防ぎ、サージングの発生を抑制することができる。また、エンジン6の回転数低下が予測、推定される状況のみ給気放出弁3aを開くことで、それ以外の場面では過給機5の運転効率を低下させることなく運転することができる。また、ほとんど生じることが無い系統周波数の低下に備えるために、サージング対応を施したディフューザーを搭載するといったハードウェアの改造が不要で、バルブの制御だけでエンジン回転数の低下に対応することができるので容易に導入することができる。
<第二実施形態>
以下、第二実施形態の発電システム1´およびその制御について、図面を参照して説明する。図8は、第二実施形態に係る発電システムの構成を示す概略図である。図8に例示するのは、過給機前吸込みの予混合ガスエンジンを含んだ発電システム1´の概略図である。図1に例示するガスエンジンと異なり、コンプレッサ5aの前段にミキサ2cが設けられ、ミキサ2cには空気管2aと燃料供給管8が接続され、ミキサ2cにて燃料ガスと空気が混合される。混合されたガス(混合ガスと称する。)は給気管2dを通じて過給機5のコンプレッサ5aに供給される。コンプレッサ5aで圧縮された混合ガスは、冷却器10にて冷却され、給気管2eを通じてエンジン6の燃焼室6aに供給される。エンジン6で燃焼した排ガスは、排気集合管9cに集められ、排気管9bを通じて排気タービン5bに供給される。他の構成については、図1で説明したものと同様である。また、図8ではセンサ類の記載を省略している。図8に例示する過給機前吸込みの予混合ガスエンジンの場合、ミキサ2cから燃焼室6aまでの配管等の容積が大きく、運転中、この空間には混合ガスが充満している。この状態で、負荷遮断が生じると、ミキサ2cから燃焼室6aまでの間に存在する混合ガスが燃焼室へ供給され燃焼し、エンジン6の出力がオーバーシュートする可能性がある。そこで、第二実施形態では、負荷遮断時に給気放出弁3aを開として、混合ガスを放出することでオーバーシュートを抑制する。
(負荷遮断時の制御)
図9を参照して系統20から切り離して(負荷遮断)単独運転へ移行する場合の制御について説明する。図9のグラフ91は必要発電量の推移を示す。グラフ92は排気バイパス弁4aの開度の推移を示す。グラフ93は給気放出弁3aの開度の推移を示す。グラフ91~93の横軸の同じ位置は同じ時刻を示している。制御装置100´は、遮断機16aまたは遮断器16bをオフとすることを示す遮断機信号を取得すると、オーバーシュートを抑制する制御を行う。制御装置100´は、時刻T1に遮断機信号(オフ)を取得すると、所定時間経過後に排気バイパス弁4aを全開とする制御を行う(グラフ92)。また、制御装置100´は、給気放出弁3aを開く制御を行う。給気放出弁3aの制御方法として以下の2種類の例を説明する。これらの制御は図5を参照して説明したものと同様である。
(1)一定開度で開く。制御装置100´は、時刻T1に遮断機信号(オフ)を取得すると、一定の開度で所定時間だけ給気放出弁3aを開き、所定時間経過後に給気放出弁3aを閉じる。グラフ93は、この制御を示したものである。
(2)出力に応じて開く。制御装置100´は、時刻T1に遮断機信号(オフ)を取得すると、出力センサ14が計測する出力に応じて給気放出弁3aを開く。
制御装置100´は、例えば、一定時間、給気放出弁3aを開いた後に給気放出弁3aを閉じてもよいし、出力センサ14が計測する出力が所定値に到達した後に給気放出弁3aを閉じてもよいし、排気バイパス弁4aが全開となった後に給気放出弁3aを閉じてもよい。この制御は、負荷遮断や緊急停止時に適用することができる。また、図9で説明した制御を行った後、運転を継続し、再度系統20に接続してもよい。
(動作)
次に図10を参照して、本実施形態の給気放出弁3aおよび排気バイパス弁4aの制御について説明する。
図10は、第二実施形態に係る制御の一例を示すフローチャートである。
制御装置100´は、混合ガスの給気圧力が、Pmeと給気圧力のマップから算出される目標給気圧力となるよう排気バイパス弁4aを制御する(ステップS11)。この制御は、過給機5の運転中、継続して行われる。次に制御装置100´は、負荷遮断が発生したかどうかを判定する(ステップS12)。例えば、制御装置100´は、遮断機16aが発する遮断機信号によって、負荷遮断の有無を判定する。負荷遮断がない場合(ステップS12;No)、ステップS1の処理を継続する。負荷遮断がある場合(ステップS12;Yes)、制御装置100´は、給気放出弁3aを開く制御を行う(ステップS13)。例えば、制御装置100´は、(1)一定開度で給気放出弁3aを開いてもよいし、(2)エンジン6の出力に応じた開度で給気放出弁3aを開いてもよい。また、制御装置100´は、負荷遮断を検知してから一定時間が経過すると、排気バイパス弁4aを全開とする(ステップS14)。
(効果)
第二実施形態によれば、負荷遮断等の必要発電出力の変動によってエンジン6の出力がオーバーシュートすることを抑制することができる。
図11は、実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。上述の制御装置100、100´は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
他の実施形態においては、コンピュータ900は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ91によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路もプロセッサの一例に含まれる。
制御装置100、100´の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載の制御装置、発電システム及び制御方法は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る制御装置は、過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御装置であって、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁の開度を制御する手段と、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記給気放出弁を開く手段と、を備える。
これにより、エンジン回転数の低下時に生じるサージングや出力のオーバーシュートを回避することができる。
(2)第2の態様に係る制御装置は、(1)の制御装置であって、前記排気バイパス弁を制御する手段は、前記エンジンの回転数および前記エンジンの出力から算出される正味平均有効圧力と、前記正味平均有効圧力と前記過給機から前記エンジンへの給気圧力との関係を定めた情報と、に基づいて、前記エンジンの前記正味平均有効圧力に応じた前記給気圧力を算出し、算出した前記給気圧力を達成できるように前記排気バイパス弁を制御する。
これにより、効率よくエンジンを運転することができる。
(3)第3の態様に係る制御装置は、(1)~(2)の制御装置であって、前記給気放出弁を開く手段は、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、一定の開度で前記給気放出弁を開く。
これにより、エンジン回転数の低下時に生じるサージングや出力のオーバーシュートを回避することができる。
(4)第4の態様に係る制御装置は、(1)~(2)の制御装置であって、前記給気放出弁を開く手段は、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記エンジンの回転数および/又は前記エンジンの出力に応じた開度で前記給気放出弁を開く。
これにより、エンジン回転数の低下時に生じるサージングや出力のオーバーシュートを回避することができる。
(5)第5の態様に係る制御装置は、(1)~(4)の制御装置であって、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合とは、前記エンジンの駆動により発電する発電機が連系する電力系統の周波数が低下した場合、負荷遮断が発生した場合、負荷投入が発生した場合の何れかである。
これにより、エンジン回転数の低下を予測、推定することができる。
(6)第6の態様に係る発電システムは、エンジンと、前記エンジンが駆動する発電機と、前記エンジンに圧縮空気を供給する過給機と、前記過給機と前記エンジンを接続する給気管と、前記給気管から分岐される給気放出管と、前記給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管と、前記排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、請求項1または請求項2に記載の制御装置と、を備える。
(7)第7の態様に係る制御方法は、過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御方法であって、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁の開度を制御し、前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記給気放出弁を開く。
1、1´・・・発電システム、 2a・・・空気管、 2b・・・給気管、 2c・・・ミキサ、 2d・・・給気管、 2e・・・給気管、 3・・・給気放出管、 3a・・・給気放出弁、 4・・・排気バイパス管、 4a・・・排気バイパス弁、 5・・・過給機、 5a・・・コンプレッサ、 5b・・・排気タービン、 6・・・エンジン、 7・・・発電機、 8・・・燃料供給管、 9a・・・排気出口管、 9b・・・排気管、 9c・・・排気集合管、 10・・・冷却器、 11・・・圧力センサ、 12・・・温度センサ、 13・・・回転数センサ、 14・・・出力センサ、 15・・・周波数センサ、 16a、16b・・・遮断機、 20・・・系統、 100、100´・・・制御装置、 901・・・CPU、 902・・・主記憶装置、 903・・・補助記憶装置、 904・・・入出力インタフェース、 905・・・通信インタフェース

Claims (6)

  1. 過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御装置であって、
    前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁を制御する手段と、
    前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記給気放出弁を制御する手段と、
    を備え、
    前記排気バイパス弁を制御する手段は、前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁の開度を制御し、
    前記排気バイパス弁の開度を制御している間に前記エンジンの回転数に低下が生じると、前記給気放出弁を制御する手段は、前記給気放出弁を開き、
    前記給気放出弁を制御する手段が前記給気放出弁を開くと、前記排気バイパス弁を制御する手段は、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御し、
    前記排気バイパス弁を制御する手段が前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御している間に所定の条件が成立すると、前記給気放出弁を制御する手段は、前記給気放出弁を閉じ、
    前記エンジンの回転数に低下が生じる場合とは、前記エンジンの駆動により発電する発電機が連系する電力系統の周波数が低下した場合、負荷遮断が発生した場合、負荷投入が発生した場合の何れかであり、
    前記排気バイパス弁を制御する手段は、電力系統の周波数が低下した場合および前記負荷投入が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を低下させ、前記負荷遮断が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を増大させ、
    前記所定の条件が成立するとは、前記給気放出弁を開いてから一定時間が経過するか、前記電力系統の周波数の低下又は前記発電機の必要発電出力の変動が静定することである、
    制御装置。
  2. 前記排気バイパス弁を制御する手段は、
    前記エンジンの回転数および前記エンジンの出力から算出される正味平均有効圧力と、前記正味平均有効圧力と前記過給機から前記エンジンへの給気圧力との関係を定めた情報と、に基づいて、前記エンジンの前記正味平均有効圧力に応じた前記給気圧力を算出し、算出した前記給気圧力を達成できるように前記排気バイパス弁を制御する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記給気放出弁を制御する手段は、
    前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、一定の開度で前記給気放出弁を開く、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記給気放出弁を制御する手段は、
    前記エンジンの回転数に低下が生じる場合、前記エンジンの回転数および/又は前記エンジンの出力に応じた開度で前記給気放出弁を開く、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  5. エンジンと、前記エンジンが駆動する発電機と、前記エンジンに圧縮空気を供給する過給機と、前記過給機と前記エンジンを接続する給気管と、前記給気管から分岐される給気放出管と、前記給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管と、前記排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、請求項1または請求項2に記載の制御装置と、
    を備える発電システム。
  6. 過給機とエンジンを接続する給気管の途中から分岐された給気放出管に設けられた給気放出弁と、前記エンジンが排出する排ガスを、前記過給機をバイパスして排出する排気バイパス管に設けられた排気バイパス弁と、を制御する制御方法であって、
    前記過給機から前記エンジンへ供給する空気又は燃料と空気が混合された混合ガスの目標給気圧力に基づいて、前記排気バイパス弁の開度を制御し、
    前記排気バイパス弁の開度を制御している間に前記エンジンの回転数に低下が生じると、前記給気放出弁を開き、
    前記給気放出弁を開くと、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御し、
    前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御している間に所定の条件が成立すると、前記給気放出弁を閉じ、
    前記エンジンの回転数に低下が生じる場合とは、前記エンジンの駆動により発電する発電機が連系する電力系統の周波数が低下した場合、負荷遮断が発生した場合、負荷投入が発生した場合の何れかであり、
    前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を制御するときには、電力系統の周波数が低下した場合および前記負荷投入が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を低下させ、前記負荷遮断が発生した場合には、前記目標給気圧力を確保できるように前記排気バイパス弁の開度を増大させ、
    前記所定の条件が成立するとは、前記給気放出弁を開いてから一定時間が経過するか、前記電力系統の周波数の低下又は前記発電機の必要発電出力の変動が静定することである、
    制御方法。
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