JP2002138856A - ガスタービン燃料制御装置 - Google Patents

ガスタービン燃料制御装置

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JP2002138856A JP2000333459A JP2000333459A JP2002138856A JP 2002138856 A JP2002138856 A JP 2002138856A JP 2000333459 A JP2000333459 A JP 2000333459A JP 2000333459 A JP2000333459 A JP 2000333459A JP 2002138856 A JP2002138856 A JP 2002138856A
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哲男 笹田
Takumi Yamanobe
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Isao Takehara
竹原  勲
Yotaro Kimura
陽太郎 木村
Kazuyuki Ito
和行 伊藤
Naoyuki Nagabuchi
尚之 永渕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスタービンの運用性の向上を図ることができ
るガスタービンの燃料制御装置を提供することにある。 【解決手段】燃料制御装置20は、負荷遮断あるいは送
電系統からの遮断が発生したときに、予め定められた予
混合燃焼用燃料系統F2−1の燃料流量を予め定められ
た第1の最小燃料流量b03に第1の有効時間T01だ
け設定し、拡散燃焼用燃料系統F1の燃料流量を予め定
められた第2の最小燃料流量c03に第2の有効時間T
02だけ設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の燃料供給系
統制御による拡散燃焼と予混合燃焼を行う燃焼器を有す
るガスタービン発電設備の燃料制御装置に係り、特に、
負荷遮断,系統遮断発生時等における燃焼器の燃焼安定
性を確保するに好適なガスタービン燃料制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの排気ガス中に含まれる窒
素酸化物(NOx)は、主に、燃焼用空気中に含まれる
窒素(N2)が燃焼器内部で高温の燃焼ガスと反応する
ことにより発生する。拡散燃焼は、燃料濃度,発熱量,
流速,温度など燃焼器の入力条件に変動が発生した場
合、燃焼安定性において優れる反面、燃焼ガスの局所的
な高温部を源とするNOxが発生しやすいものである。
一方、予混合燃焼は、拡散燃焼と比較して安定燃焼可能
な範囲が狭い特性があるが、燃焼ガスの局所的な高温部
の発生を抑制する特性をもつことから、低NOx化が可
能となる。近年のNOx排出規制による低NOx化の要
求の高まりにより、低NOx化に寄与する予混合燃焼バ
ーナと、燃焼安定性に優れた拡散燃焼バーナを組み合わ
せた運用方法を採用する低NOx燃焼器を持つガスター
ビンが増加している。
【0003】従来のガスタービン機関で予混合燃焼を実
現するためのガスタービン機関の制御方法としては、例
えば、特開平7−280267号公報に記載されている
ように、低NOx燃焼器では燃焼室上流側中心部に1つ
の拡散燃焼バーナを持ち、その周囲に環状の予混合燃焼
バーナを有しており、その予混合燃焼バーナを円周方向
に分割して複数の予混合燃焼バーナを形成すると共に、
これら各バーナに燃料を供給するための複数の燃料供給
系統を有し、ガスタービンの出力に応じて作動させる予
混合燃焼バーナの数を制御するものが知られている。ま
た、特開平5−195822号公報に記載されているよ
うに、出力に対応して燃料を供給する燃料ノズルの本数
を制御することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ガスタービン
発電設備における送電系統の事故などによる負荷遮断/
系統遮断発生時に際しては、ガスタービンは無負荷定格
速度あるいは系統単独運転用所定負荷まで出力を急減さ
せ、自発電設備の電力系統を保護するとともに、系統事
故の復旧までの時間中待機運転させることで復旧後の給
電指令に対応可能な状態とされる。ガスタービンにおけ
る燃料制御装置では、負荷の急激な減少に対する燃料制
御の追従遅れによって起こるガスタービンの過速度防止
を目的として、ガスタービンの速度,加速度あるいは出
力を制御する主燃料指令値を急速に減少させ、かつ前記
主燃料指令値により、ガスタービンに供給する燃料流量
を予め定められた火炎保持可能な燃料流量に相当する最
小燃料流量以上となるように制御する。その後無負荷定
格速度あるいは系統単独運転用所定負荷を目標値として
ガスタービンの速度あるいは出力を監視しながらガスタ
ービンに供給する燃料流量を制御する。
【0005】しかし、特開平7−280267号公報に
記載されている制御方法では、燃焼器の内、1つの燃料
系統のみ持つ場合か、1つの拡散燃料系統と1つの予混
合燃料系統のみ持ち、点火から低負荷は拡散燃焼のみ、
高負荷時に拡散燃焼と予混合燃焼を行う低NOx燃焼器
にのみ適合し、上述したような複数の予混合燃料系統と
予混合燃焼バーナを持つ低NOx燃焼器には適合しない
という問題があることが判明した。
【0006】つまり、幅広い運用範囲での低NOx化を
目的として、起動時および全負荷帯で拡散燃焼と予混合
燃焼を行う運用とするため、負荷遮断/系統遮断発生時
にも低NOx化を目的として予め定められた予混合燃焼
用燃料供給系統の燃料は遮断せず、該燃料供給系統の燃
料流量を制御する燃料指令値によって予混合燃焼を継続
して行うように制御し、また、燃焼安定化を目的とし
て、拡散燃焼用燃料供給系統の燃料も遮断せず、燃料供
給系統の燃料流量を制御する燃料指令値によって拡散燃
焼も継続して行うように制御する。しかし、この従来の
制御方法では、主燃料指令値によってガスタービンに供
給される燃料流量が決定された後、燃料流量から各燃料
供給系統に供給する燃料流量を配分するため、火炎保持
に必要とする予混合燃焼用燃料流量と拡散燃焼用燃料流
量の合計流量に対して、主燃料指令値によって決定され
る最小燃料流量が少なく設定される条件が生じ、拡散燃
焼部および予混合燃焼部での燃料流量不足による火炎喪
失が発生する可能性があった。さらに、急速な負荷変化
に伴うガスタービンの吸込空気流量の急速かつ多量な変
化によって、拡散燃焼に比べ燃焼安定性の低い予混合燃
焼部に空気流量過多による火炎喪失,あるいは空気流量
過少による燃焼器内部過熱が発生する可能性を有し、ガ
スタービンの運用上問題があった。
【0007】負荷遮断あるいは系統遮断が発生した場合
の無負荷定格速度あるいは系統単独運転用所定負荷を目
標としたガスタービン運転状態の急変により、燃焼への
入力条件である空気系統及び燃料供給系統の制御量も急
変するが、この過渡的な変化に対する燃焼安定化と低N
Ox化を両立させるために、適切な運転制御はガスター
ビンの運用性を高めるためには重要である。
【0008】本発明の目的は、運用性の向上を図ること
ができるガスタービンの燃料制御装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、ガスタービン燃焼器に燃料を供給
する一つの拡散燃焼用燃料系統および複数の予混合燃焼
用燃料系統に供給する燃料流量を制御するとともに、ガ
スタービンにより駆動される発電機を備えたガスタービ
ン発電設備での負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が
発生したときは、予め定められた火炎保持可能な最小燃
料流量以上となるように拡散燃焼用燃料系統の燃料流量
を制御し、かつ予め定められた予混合燃焼用燃料系統の
予混合燃焼を継続して行うように制御するガスタービン
燃料制御装置において、負荷遮断あるいは送電系統から
の遮断が発生したときに、予め定められた予混合燃焼用
燃料系統の燃料流量を予め定められた第1の最小燃料流
量に第1の有効時間だけ設定し、上記拡散燃焼用燃料系
統の燃料流量を予め定められた第2の最小燃料流量に第
2の有効時間だけ設定するようにしたものである。かか
る構成により、負荷遮断等の負荷指令の急変が生じた場
合であっても、拡散燃焼用燃料供給系統及び予混合燃焼
用燃料供給系統それぞれについて最適な燃料流量を設定
可能となり、過渡的な燃焼条件時に発生しやすい燃料不
足による火炎喪失を防止して、運用性を向上し得るもの
となる。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記第1の有効時間及び第2の有効時間中は、ガスター
ビンの速度,加速度および出力を制御する主燃料指令値
よりも、上記第1の最小燃料流量の燃料指令値と第2の
最小燃料流量の燃料指令値を優先して制御するようにし
たものである。かかる構成により、負荷指令の急変に際
し、火炎保持に必要とする予混合燃焼用燃料流量と拡散
燃焼用燃料流量を設定し供給することが可能となり、最
適な燃焼状態の継続が可能となる。
【0011】(3)上記(1)において、好ましくは、
負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が発生したとき
に、圧縮機入口案内翼開度に応じて予め設定された予混
合燃焼用燃料指令値バイアス量を、予混合燃焼用燃料指
令値に加算するようにしたものである。かかる構成によ
り、急速な負荷変化に伴うガスタービンの吸込空気流量
の急速かつ多量な変化が生じた場合であっても、圧縮機
入口案内翼開度に応じた最適な燃料流量を決定し供給す
ることで、予混合燃焼部における空気流量過多による火
炎喪失あるいは空気流量過少による燃焼器内部過熱を防
止し得るものとなる。
【0012】(4)上記(1)において、好ましくは、
負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が発生したとき
に、予め設定された圧縮機入口案内翼開度の場合には、
燃焼器上流部からの抽気を行うための抽気弁を開いて、
燃焼器上流部からの抽気を行うようにしたものである。
かかる構成により、急速な負荷変化発生時にガスタービ
ンの圧縮機入口案内翼開度に影響される燃焼器へ流入す
る燃焼用空気流量を適切な条件で減少させることが可能
となり、圧縮機入口案内翼開度が大の場合は抽気を行う
ことにより過剰な燃焼用空気流量の流入を防止すること
で空気流量過多による火炎喪失を防止できる。また前記
圧縮機入口案内翼開度が低い場合は抽気を行わないこと
により空気流量過少による燃焼器内部過熱を防止し得る
ものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を用いて、本
発明の一実施形態によるガスタービン燃料制御装置の構
成及び動作について説明する。最初に、図1を用いて、
本実施形態によるガスタービン燃料制御装置を用いるガ
スタービン発電設備の構成について説明する。図1は、
本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制御装置を
用いるガスタービン発電設備の構成を示すシステム構成
図である。
【0014】ガスタービンは、圧縮機1で空気を圧縮
し、燃焼器2で燃料を投入,燃焼させ、タービン3を燃
焼ガスにより駆動する。圧縮機入口案内翼4は、圧縮機
1の吸込み空気流量を調節する機構である。発電機5
は、タービン3によって駆動され、発電する。さらに、
発電機で発生した電力を送る送電系統6には、発電機遮
断器11や系統遮断器12が接続されている。発電機遮
断器11の開閉状態は、開閉検出信号13として検出さ
れ、燃料制御装置20に入力する。系統遮断器12の開
閉状態は、開閉検出信号14として検出され、燃料制御
装置20に入力する。
【0015】ガスタービンには、通常、複数缶の燃焼器
が設置されているが、図1には、その一つの缶の燃焼器
2のみを示している。燃焼器2の内部上流側には、複数
の燃焼バーナが設置されている。拡散燃焼用バーナ7
(F1バーナ)は、燃焼器軸方向中心位置に設置され、
1系統配置されている。また、拡散燃焼用バーナ7(F
1バーナ)の周囲には、4系統の予混合燃焼用バーナ8
a,…,8d(F2−1バーナ,…,F2−4バーナ)
が配置されている。即ち、本実施形態の例では、1つの
缶の燃焼器に対して、全5系統のバーナが設置されてい
る。
【0016】他の燃焼器も同様の構成である。例えば、
他の燃焼器は、1系統の拡散燃焼用バーナ7’(F1’
バーナ)と、4系統の予混合燃焼用バーナ8a’,…,
8d’(F2−1’バーナ,…,F2−4’バーナ)を
備えている。
【0017】燃料供給経路は、基燃料供給系統19A
と、母燃料供給系統19Bと、子燃料供給系統19Cを
備えている。基燃料供給系統19Aには、圧力調整弁9
(SRV)が備えられ、母燃料供給系統19Bに接続さ
れている。母燃料供給系統19Bは、基燃料供給系統1
9Aから分岐しており、5系統備えている。5系統の母
燃料供給系統19Bには、それぞれ、F1,F2−1,
…,F2−4流量調節弁10a,…,10e(F1,F
2−1〜F2−4GCV)が備えられる。母燃料供給系
統19Bには、それぞれ、マニホールドを介して、燃焼
器の缶数分の複数の子燃料供給系統19Cが接続されて
いる。
【0018】燃料制御装置20は、圧力調整弁9(SR
V)及びF1,F2−1,…,F2−4流量調節弁10
a,…,10e(F1,F2−1〜F2−4GCV)を
制御して、各バーナF1バーナ,F2−1バーナ,…,
F2−4バーナ,F1’バーナ,F2−1’バーナ,
…,F2−4’バーナ,…への燃料流量を増減制御す
る。
【0019】燃料制御装置20は、給電指令値と発電機
出力のフィードバック値15を比較し、タービン速度フ
ィードバック値16、排気温度フィードバック値17な
どの運転状態量を監視しながら、主燃料指令値を出力
し、この主燃料指令値によって決まる燃料流量を変化さ
せることにより、発電機出力が所定の値となるように制
御する。主燃料指令値は、予め定められた運転負荷に応
じた燃料流量を投入することを目的として5つの燃料指
令値18a,…,18e (F1,F2−1〜F2−4
燃料指令値)に分割され、5つの燃料指令値18a,
…,18e (F1,F2−1〜F2−4燃料指令値)
は、それぞれ対応する5つの母燃料供給系統に備えられ
たGCV10a,…,10eを駆動し、各母燃料供給系
統の燃料流量を調節する。
【0020】次に、図2を用いて、本実施形態によるガ
スタービン燃料制御装置を用いたガスタービンの昇速中
のガスタービン用燃焼器の運転方法について説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いたガスタービンの昇速中のガスタービン用
燃焼器の運転方法の説明図である。
【0021】図2において、横軸は、ガスタービン速度
および負荷を示しており、縦軸は、燃焼器より発生する
NOx濃度および各バーナに供給される燃料流量を示し
ている。図2に示すように、通常運転時は、ガスタービ
ン負荷の上昇に応じて、点火される燃焼バーナの個数を
切替える負荷(燃料切替点)が定められている。図中に
示した燃料切替点は、予混合燃料系統の数と同数,つま
り、4段階となっている。ガスタービン昇速中は、拡散
燃焼用バーナ(F1バーナ)のみに燃料を供給し、無負
荷定格速度到達前に1段目の予混合燃焼バーナ(F2−
1バーナ)に点火し、その投入燃料分のF1燃料を減少
させる。この動作によりNOxは低下するが、負荷上昇
に伴い燃空比が上昇するため、NOxは再び上昇する。
2段目の予混合燃焼開始負荷では、F1バーナおよびF
2−1バーナへの燃料供給量を減少させ、その減少分を
F2−2バーナに投入する。以下このようにしてF2−
3バーナ,F2−4バーナに点火していき、4段目以降
の高負荷では、全燃料系統を作動させて定格負荷まで上
昇する。各バーナへの燃料供給量は、F1,F2−1,
…,F2−4流量調節弁10a,…,10e(F1,F
2−1〜F2−4GCV)の弁開度を調整することによ
って、調整される。図2に示した切替方法を用いること
により、予混合燃焼を行う負荷範囲を広くすることで、
幅広い運用範囲での低NOx化を可能としている。
【0022】次に、図3を用いて、本実施形態によるガ
スタービン燃料制御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼
器の制御方法について説明する。図3は、本発明の一実
施形態によるガスタービン燃料制御装置を用いた負荷遮
断発生時の燃焼器の制御方法を示すタイムチャートであ
る。
【0023】送電系統に事故などが発生した場合、自ガ
スタービン発電設備内の電力系統を保護すること、さら
に事故復旧後の速やかな電力供給に備えること、これら
を目的としてガスタービンを系統から切り離し、待機運
転させる。
【0024】図3において、横軸は時間を示し、縦軸の
(A)は遮断器開閉信号を示し、(B)はガスタービン
速度を示し、(C)は主燃料指令値を示し、(D)はガ
スタービン排気温度を示し、(E)は圧縮機入口案内翼
開度を示し、(F)は燃空比を示している。
【0025】遮断発生前は、図3(C)に示すように、
主燃料指令値a00で負荷運転中であり、図3(A)に
示すように、遮断器は“閉“となっている。
【0026】時刻t00において、図3(A)に示すよ
うに、遮断器が”開“になると、まずガスタービン負荷
が消滅する一方で負荷遮断前運転時の燃料が燃焼器に流
入し燃焼するため、図3(B)に示すように、ガスター
ビン速度が上昇する。この速度上昇が検出されると、速
度上昇を抑制するため、図3(C)に示すように、主燃
料指令値が火炎保持可能な最小燃料指令値a01に設定
され、燃料流量が急激に絞り込まれる。この燃料絞り込
みにより、図3(D)に示すように、排気温度は低下
し、図3(E)に示すように、入口案内翼開度は排気温
度を制御するために減少し、空気流量を絞り込む。
【0027】時刻t01aは、ガスタービン速度上昇が
最大となる時刻であり、その後定格速度で整定するよう
に、燃料流量が調節される。
【0028】時刻t01bは、入口案内翼が排気温度制
御最低開度に到達する時間であり、これ以後の空気流量
はほぼ変化しないものである。
【0029】時刻t02は、ガスタービン速度が整定す
る時刻であり、図3(C)に示すように、主燃料指令値
はa02で整定するため、負荷遮断時の燃焼条件の変動
はこれ以後は考慮しなくともよくなる。主燃料指令値
は、燃空比が火炎喪失領域に入らないよう予め設定され
た最小燃料指令値a01によって燃料流量下限が設定さ
れており、燃料流量急減および空気流量の変動に耐えう
る値に制御される。この負荷遮断発生時には、図2に示
した無負荷定格速度で運転されるため、5つの母燃料供
給系統の内、F2−2〜F2−4系統の燃料は遮断さ
れ、F1系統とF2−1系統にのみ燃料が供給される。
【0030】ここで、図4を用いて、参考までに、通常
運転時と同じく主燃料指令値をF1燃料指令値とF2−
1〜F2−4燃料指令値に分割して出力した場合の燃焼
器の制御状態について説明する。図4は、参考例とし
て、通常運転時と同じく主燃料指令値をF1燃料指令値
とF2−1〜F2−4燃料指令値に分割して、出力した
場合の燃焼器の制御状態を示すタイムチャートである。
【0031】図4の横軸は時間を示し、縦軸(A)はF
1燃料指令値を示し、(B)はF2−1燃料指令値を示
し、(C)はF2−2/F2−3/F2−4燃料指令値
を示し、(D)はF1燃空比を示し、(E)はF2−1
燃空比を示し、(F)はF2−2/F2−3/F2−4
燃空比を示している。
【0032】時刻t00に遮断が発生すると、図4
(A),(B)に示すように、F1燃料指令値およびF
2−1燃料指令値は、遮断前の指令値b00,c00か
ら、図3で示した最小燃料指令値a01を基に図2で示
した通常運転時と同じ割合で、燃料指令値b01,c0
1に分割される。
【0033】ここで、図5を用いて、最小燃料運転時の
燃料減少割合の概念について説明する。図5は、参考例
としての通常運転時と同じく主燃料指令値をF1燃料指
令値とF2−1〜F2−4燃料指令値に分割して出力し
た場合における最小燃料運転時の燃料減少割合の説明図
である。
【0034】通常運転時の主燃料流量を「1」とし、そ
の際の最小燃料流量を「α」、F1燃料流量比率を
「β」、F2−1燃料流量比率を「1−β」とした場
合、最小燃料での運転中でもF1、F2−1燃料流量は
通常運転時と同じ比率となるように制御され、かつ全体
量がα%の割合に減少するため、F1、F2−1燃料流
量はともにα%の割合で減少することになる。
【0035】再び、図4において、時刻t02におい
て、燃料指令値b02,c02の値となり、整定する。
F2−2〜F2−4燃料指令値は、図4(C)に示すよ
うに、時刻t00において、「0」となり、これらの系
統の燃料は遮断される。
【0036】この従来の制御方法では、図4(D),
(E),(F)に示すように、最小燃料指令値による運
転中に、F1バーナまたはF2−1バーナ部の燃空比が
e01またはg01に到達し、火炎喪失領域に入る可能
性があるという問題点がある。
【0037】次に、図6を用いて、本実施形態によるガ
スタービン燃料制御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼
器の最小燃料の制御方法について説明する。図6は、本
発明の一実施形態によるガスタービン燃料制御装置を用
いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の制御方法を示
すタイムチャートである。なお、図4と同一符号は、同
一部分を示している。
【0038】図6の横軸は時間を示し、縦軸(A)はF
1燃料指令値を示し、(B)はF1燃空比を示し、
(C)はF2−1燃料指令値を示し、(D)はF2−1
燃空比を示している。
【0039】図6(A),(C)に示すように、燃料制
御装置20は、F1,F2−1燃料指令値に対して、個
別の最小燃料指令値b03,c03を新たに設定する。
最小燃料指令値b03,c03を設定することにより、
図6(B),(D)に示すように、燃料制御装置20
は、F1,F2−1バーナ部の燃空比最低値をF1,F
2−1燃空比e01,g01から、火炎喪失領域より高
いF1,F2−1燃空比e03,g03の値となる様に
各燃料系統について個別に制御して、負荷遮断時におけ
る火炎喪失を防止することができる。
【0040】また同時に、ガスタービンの速度整定のた
め、図6(B),(D)に示すように、燃料制御装置2
0は、F1,F2−1燃料指令値に対する個別の最小燃
料指令値b03,c03の有効時間T01,T02を、
タイマに設定する。
【0041】この場合、タイマT01,T02によっ
て、F1,F2−1燃料指令値の合計が主燃料指令値を
超過する時間帯が生じるが、タイマの有効時間帯はF
1,F2−1最小燃料指令値を優先して選択する。これ
により、適切な運転制御を提供できる。
【0042】以上のようにすることにより、負荷遮断/
系統遮断発生時の過渡的な運転状態変化に対する燃焼安
定化と低NOx化の両立が可能となり、適切な運転制御
によりガスタービンの運用性を高めることができる。
【0043】次に、図7及び図8を用いて、本実施形態
によるガスタービン燃料制御装置を用いた負荷遮断発生
時の燃焼器の最小燃料の第2の制御方法について説明す
る。図7は、本発明の一実施形態によるガスタービン燃
料制御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料
の第2の制御方法における圧縮機入口案内翼開度に対す
るF2−1燃料指令値バイアス量の説明図である。図8
は、本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制御装
置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の第2の
制御方法を示すタイムチャートである。なお、図4,図
6と同一符号は、同一部分を示している。
【0044】負荷遮断/系統遮断発生時には、投入燃料
流量減少に伴う排気温度の低下に追従して圧縮機入口案
内翼開度も減少するが、圧縮機入口案内翼開度の減少
は、制御フィードバック系統における遅れ時間を保有す
るため、圧縮機入口案内翼開度が過大である時間,つま
り、燃焼用空気流量が過剰である時間帯が生じる。燃焼
用空気流量過剰現象は、燃空比を低下させるため、特に
拡散燃焼に比較して燃焼安定性の低い予混合燃焼を行う
F2−1燃料系統の燃料供給量を制御するF2−1燃料
指令値に対して、この圧縮機入口案内翼開度過大による
空気流量過剰分に相当する燃料流量補正を行い、燃空比
低下を抑制するようにしている。
【0045】図7は、燃料制御装置20内に、圧縮機入
口案内翼開度に対して予め設定されているF2−1燃料
指令値バイアス量を示している。図示するように、圧縮
機入口案内翼開度がi05以下ではF2−1燃料指令値
バイアス量は0とし、一方、圧縮機入口案内翼開度がi
04以上ではF2−1燃料指令値バイアス量はj04と
している。また、圧縮機入口案内翼開度がi05〜i0
4までは、F2−1燃料指令値バイアス量は、0〜j0
4まで直線的に変化するようにしている。
【0046】図8の横軸は時間を示し、縦軸(A)はタ
ービン速度を示し、(B)は入口案内翼開度を示し、
(C)はF2−1燃料指令値を示し、(D)はF2−1
燃空比を示している。
【0047】図8(B)に示すように、燃料制御装置2
0は、負荷遮断器/系統遮断器の開信号の時刻t00か
ら、入口案内翼開度がi04からi05に変化した場
合、図8(C)に示すように、F2−1燃料指令値バイ
アス量j04をF2−1燃料指令値i01に加算する。
これによって、図8(D)に示すように、燃料制御装置
20は、F2−1バーナ部の燃空比最低値は、g01か
ら火炎喪失領域より高いg04の値となるように、F2
−1燃料系統について燃料流量を制御する。この結果、
負荷遮断時における火炎喪失を防止することが可能とな
り、ガスタービンの運用性を高めることができる。
【0048】次に、図9及び図10を用いて、本実施形
態によるガスタービン燃料制御装置を用いた負荷遮断発
生時の燃焼器の最小燃料の第3の制御方法について説明
する。図9は、本発明の一実施形態によるガスタービン
燃料制御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃
料の第3の制御方法における抽気弁の開閉条件の説明図
である。図10は、本発明の一実施形態によるガスター
ビン燃料制御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最
小燃料の第3の制御方法を示すタイムチャートである。
なお、図4,図6,図8と同一符号は、同一部分を示し
ている。
【0049】圧縮機入口案内翼開度過大による空気流量
過剰状態において、燃料流量制御系統側からの燃空比制
御だけでなく、燃焼用空気流量の制御系統側からの燃空
比制御手段としては、燃焼器をバイパスさせる燃焼器上
流側からの抽気系統が使用できる。主な抽気系統として
は、多段圧縮機途中に位置する圧縮機抽気弁や、圧縮機
出口部に位置する車室抽気弁等が使用可能である。
【0050】図9は、圧縮機入口案内翼開度に対する抽
気弁の開閉条件を示している。すなわち、燃料制御装置
20は、入口案内翼開度がi06以下の場合には、抽気
弁開度を全閉とし、入口案内翼開度がi06以上の場合
には、抽気弁開度を全開とする。抽気弁の制御は全開と
全閉のみであり、中間開度では使用しないものである。
燃料制御装置20は、遮断発生時に、圧縮機入口案内翼
開度がi06以上の場合に、抽気弁は全開となるように
開閉条件を判定する。
【0051】図10の横軸は時間を示し、縦軸(A)は
抽気弁開度を示し、(B)は入口案内翼開度を示し、
(C)はF2−1燃料指令値を示し、(D)はF2−1
燃空比を示している。
【0052】図10(B)に示すように、燃料制御装置
20が、時刻t00に、負荷遮断を検出し、圧縮機入口
案内翼開度がi06以上であることを検出すると、図1
0(A)に示すように、抽気弁を全開とする。その後、
図10(B)に示すように、時刻t06に、圧縮機入口
案内翼開度がi06以下となると、燃料制御装置20
は、図10(A)に示すように、抽気弁は全閉とする。
【0053】これにより、ガスタービンの圧縮機入口案
内翼開度に影響される燃焼用空気流量を適切な条件で減
少させ燃空比を上昇させることが可能となる。その結
果、圧縮機入口案内翼開度がi06以上である時間中
は、図10(D)に示すように、F2−1バーナ部の燃
空比は、火炎喪失領域より高いg06からg06’の値
で推移する。したがって、空気流量過多による火炎喪失
を防止できるとともに、圧縮機入口案内翼開度が低い場
合は抽気を行わないことで、空気流量過少による燃焼器
内部過熱を防止でき、負荷遮断/系統遮断時の燃焼安定
性を確保することでガスタービンの運用性を高めること
ができる。
【0054】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、負荷遮断/系統遮断発生時の燃焼器の燃焼安定化と
低NOx化を両立させ、適切な運転制御によりガスター
ビンの運用性を高めることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ガスタービンの運用性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いるガスタービン発電設備の構成を示すシス
テム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いたガスタービンの昇速中のガスタービン用
燃焼器の運転方法の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の制御方法を示
すタイムチャートである。
【図4】参考例として、通常運転時と同じく主燃料指令
値をF1燃料指令値とF2−1〜F2−4燃料指令値に
分割して、出力した場合の燃焼器の制御状態を示すタイ
ムチャートである。
【図5】参考例としての通常運転時と同じく主燃料指令
値をF1燃料指令値とF2−1〜F2−4燃料指令値に
分割して出力した場合における最小燃料運転時の燃料減
少割合の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の制
御方法を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の第
2の制御方法における圧縮機入口案内翼開度に対するF
2−1燃料指令値バイアス量の説明図である。
【図8】発明の一実施形態によるガスタービン燃料制御
装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の第2
の制御方法を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料制
御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の第
3の制御方法における抽気弁の開閉条件の説明図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態によるガスタービン燃料
制御装置を用いた負荷遮断発生時の燃焼器の最小燃料の
第3の制御方法を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…圧縮機 2…燃焼器 3…タービン 4…圧縮機入口案内翼 5…発電機 6…送電系統 7…拡散燃焼用バーナ 8a,…,8d…予混合燃焼用バーナ 9…圧力調整弁 10a,…,10e…流量調節弁 11…発電機遮断器 12…系統遮断器 20…燃料制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野辺 巧 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所火力・水力事業部内 (72)発明者 竹原 勲 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所火力・水力事業部内 (72)発明者 木村 陽太郎 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所火力・水力事業部内 (72)発明者 伊藤 和行 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 永渕 尚之 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービン燃焼器に燃料を供給する一つ
    の拡散燃焼用燃料系統および複数の予混合燃焼用燃料系
    統に供給する燃料流量を制御するとともに、ガスタービ
    ンにより駆動される発電機を備えたガスタービン発電設
    備での負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が発生した
    ときは、予め定められた火炎保持可能な最小燃料流量以
    上となるように拡散燃焼用燃料系統の燃料流量を制御
    し、かつ予め定められた予混合燃焼用燃料系統の予混合
    燃焼を継続して行うように制御するガスタービン燃料制
    御装置において、 負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が発生したとき
    に、予め定められた予混合燃焼用燃料系統の燃料流量を
    予め定められた第1の最小燃料流量に第1の有効時間だ
    け設定し、上記拡散燃焼用燃料系統の燃料流量を予め定
    められた第2の最小燃料流量に第2の有効時間だけ設定
    することを特徴とするガスタービン燃料制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のガスタービン燃料制御装置
    において、 上記第1の有効時間及び第2の有効時間中は、ガスター
    ビンの速度,加速度および出力を制御する主燃料指令値
    よりも、上記第1の最小燃料流量の燃料指令値と第2の
    最小燃料流量の燃料指令値を優先して制御することを特
    徴とするガスタービン燃料制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のガスタービン燃料制御装置
    において、 負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が発生したとき
    に、圧縮機入口案内翼開度に応じて予め設定された予混
    合燃焼用燃料指令値バイアス量を、予混合燃焼用燃料指
    令値に加算することを特徴とするガスタービン燃料制御
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のガスタービン燃料制御装置
    において、 負荷遮断あるいは送電系統からの遮断が発生したとき
    に、予め設定された圧縮機入口案内翼開度の場合には、
    燃焼器上流部からの抽気を行うための抽気弁を開いて、
    燃焼器上流部からの抽気を行うことを特徴とするガスタ
    ービン燃料制御装置。
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