JP7621647B2 - シート天井 - Google Patents
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Description
シート変形装置が、シートに上に凸又は下に凸のライン状ピークを有する変形をさせるものであることを特徴とする。
シート変形装置が、シートに上に凸又は下に凸のライン状ピークを有する変形をさせるため、シートのライン状ピーク部位にかかる作用力は該ライン状ピーク部位の全体に均一に分散する。
シートのライン状ピークを有する変形は、見栄えがよい。
可撓性のシートとしては、特に限定されないが、布、樹脂シート、これらを複合したシート等を例示できる。布の材料としては、有機繊維、無機繊維等を例示できる。
支持フレームとしては、特に限定されないが、型材(金属が所定の断面形状で押出成形されてなるもの)を例示できる。型材の断面形状としては、特に限定されないが、L(アングル)、コ(チャンネル)、T、H、角管等を例示できる。
掛け止め具としては、特に限定されないが、シートの辺縁を掴む掴持部と、支持フレームに掛止する部位とを含むものを例示できる。
掛け止め具は、支持フレームと平行である長さ方向の長さが200~2000mmであり、シートの辺縁に複数の掛け止め具が、隣り合う掛け止め具の間の間隔が50mm以下であるように、取り付けられていることが好ましい。
この掛け止め具の長さは300~1800mmがより好ましく、500~1500mmが最も好ましい。なお、複数の掛け止め具のうちの一部は、部屋の壁幅に応じてまちまちであるシートの辺幅にアジャストするように、長さを200mm未満としてもよい。
この掛け止め具の間隔は30mm以下がより好ましく、10mm以下が最も好ましい。
シート変形装置は、シートに上に凸又は下に凸のライン状ピークを有する変形をさせるものであることが好ましい。
シートの変形におけるライン状ピークの長さは、特に限定されないが、シートのライン状ピーク部位にかかる作用力が大きく分散される点で1000mm以上が好ましく、1500mm以上がより好ましく、2000mm以上がさらに好ましい。ライン状ピークの長さの上限は、特になく、部屋の大きさにより制約される。
ここで、ライン状は、平面視で直線状が好ましいが、緩やかな曲線状でもよい。
(a)シートの中間部の下面に当てられた、シートよりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材と、該中間部をライン状作用部材とともに吊り上げる作動装置とを含むもの
(b)シートの中間部の上面に当てられた、シートよりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材と、該中間部をライン状作用部材とともに押し下げる作動装置とを含むもの
(c)シートの中間部を掴んだ、シートよりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材と、該中間部をライン状作用部材とともに吊り上げ又は押し下げる作動装置とを含むもの
ライン状作用部材の材料としては、特に限定されないが、金属、樹脂等を例示できる。
作動装置としては、特に限定されないが、複数本の吊り線状体と、吊り線状体を引張・弛緩調節する調節機構とを含むものを例示できる。
吊り線状体としては、特に限定されないが、ワイヤー、ロープ、チェーン等を例示できる。
調節機構としては、特に限定されないが、ターンバックル、ロック機能付き巻き取り機構等を例示できる。
図1~図5に示す実施例1のシート天井は、シート1の中間部に上に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせるものである。
シート天井は、部屋の対向する壁に固定された、長さ方向が壁幅方向である支持フレーム5と、対向する支持フレーム5の間に拡げられた可撓性のシート1と、シート1の辺縁に取り付けられて支持フレーム5に掛け止めされた複数の掛け止め具7と、シート1の対向する辺縁の間の中間部を調節可能に上げて又は下げてシート1を変形させるシート変形装置10とを含み構成されている。
掛け止め具7は、支持フレーム5と平行である長さ方向の長さLが200~2000mmである。
シート1の辺縁に複数の掛け止め具7が、隣り合う掛け止め具7の間の間隔Sが50mm以下であるように、取り付けられている。
図1~図3に示すように、シート変形装置10は、
シート1の中間部の下面に当てられた、シート1よりも剛性が高く水平方向(対向する辺縁と平行)に延びるライン状作用部材11と、
シート1の中間部の上方にライン状作用部材11と平行に配されたシート上通し材12と、
ライン状作用部材11、シート1及びシート上通し材12を下方から順に貫通した複数のボルト13と、
シート上通し材12の上でボルトに調節可能に止められたナット14と、
シート1の中間部をライン状作用部材11等とともに吊り上げる作動装置15とを含み構成されている。
シート上通し材12は、アルミニウム合金製のL形型材である。
複数のボルト13は、ライン状作用部材11の長さ方向に分散している。
吊り線状体16は例えばワイヤーであり、一端部がシート上通し材12に止められてそこから上方へ延び、中間部が部屋の天井に設けられたプーリー18に掛けられ、他端部が壁の止め具19に結合されている。図2に示すように、複数本の吊り線状体16の他端部が集められて、壁の一箇所の止め具19に結合されている。
調節機構17は、吊り線状体16の他端近傍に介装されたターンバックルである。
[1]シート1の掛け止め
図5(a)に示すように、シート1の中間部からみて両側部を巻いた状態で、該中間部をシート変形装置10のライン状作用部材11の上に止める。次に、(b)に示すように、シート1の該両側部を巻き解いて横方向に拡げる。続いて、(c)に示すように、シート1の左右辺縁の掛け止め具7を支持フレーム5に掛け止めする。このとき、シート1の該両側部は下方へややたるんで軽く張った状態となる。
掛け止め具7の長さLが200~2000mmであることにより、掛け止め具7の取扱性が非常によく、シート1の辺縁に取り付けやすい。
隣り合う掛け止め具7の間の間隔Sが50mm以下であることにより、隣り合う掛け止め具7の間のシート1が接近して皺になったり内側へ湾曲したりすることを防ぐことができ、シート1の辺縁が直線状になるようにして、見栄えを良くすることができる。
また、長さLが200~2000mmであり、且つ、間隔Sが50mm以下であるという組み合わせにより、シート1の辺縁部位にかかる引張力が分散し、同部位が伸びたり傷んだりしないようにすることができる。
・シート1を中間部で吊った状態で拡げて、壁に掛け止めすることができるので、作業が簡単になり、高度な技術を必要としない。
・シート1を床に広げないので、床に機械、配管等の物が置いてあってもシート1を張りでき、
・シート1を床に広げないので、床の養生やシート1のこすれ傷を減らせる。
・掛け止めは掛け止め具7の返し部を支持フレーム5の返し部に掛けるだけなので、高度な技術が必要なく、取り外しも簡単にできる。何度でも繰り返し使用できる。
・常時、シート1が掛け止め具7を引っ張っているので、掛け止めが外れない。
・掛け止め具7の返し部9と支持フレーム5の返し部6との合わせ面を斜めに加工することで、シート1の引張力を利用してくさびで締めるようにしっかり食い込ませて掛止することができる。
次に、上記のようにシート1の両側部が下方へたるんで軽く張った状態から、図1,2に示すように、調節機構17のターンバックルを操作して吊り線状体16を引っ張ることにより、シート1の中間部を吊り上げて、シート1に上に凸のライン状ピーク2を有する山型の変形をさせる。この変形によりシート1に張力が加わり、適度な張力が確保されて、シート天井が完成する。
シート変形装置10が、シート1に上に凸のライン状ピーク2を有する変形をさせるため、シート1のライン状ピーク2部位にかかる作用力は該部位の全体に均一に分散する。よって、該部位が伸びたり傷んだりしないようにすることができる。
このライン状ピーク2を有する変形は、見栄えがよく、シート天井に新しい審美性をもたらすことができる。
・シート1を水平に張る場合には、シート1に大きな張力を加える必要があるが、本実施例ではシート1を山型に張るので、シート1に適度な張力を加えれば足り、よって小さい吊り上げ力でもシート1をしっかり張れる。
・シート1を山型にすることで、スパンも例えば1/2と短くなるので、小さな力でもしっかり張れる。同じ張力でもたわみが小さくなる。
・シート1に大きな張力を加える場合には、シート1と取合う壁は鉄筋コンクリート造や鉄骨造の高強度壁に限定されるが、本実施例ではシート1に加える張力は適度なものなので、シート1と取合う壁は一般壁(普通の軽量鉄骨下地壁、木軸壁)でよく、施工範囲が大幅に広がる。
・壁に固定する支持フレーム5は、適度な張力に抗する軽量なもので足りる。
・万が一、地震などで吊り線状体16が外れても、シート1は辺縁で壁に掛け止めしてあるので、シート1は落下しない。
・複数本の吊り線状体16の端部が壁の一箇所に集められ、該一箇所の近傍に調節機構17(ターンバックル)が配されているので、シート1の吊り上げ量の調節、均一な張り具合の調整、定期点検等を効率的に行うことができる。
・ターンバックルによる調節は簡単であり、高度な技量を必要としない。
図6に示す実施例2のシート天井は、調節機構17として、ターンバックルに代えて、吊り線状体16の他端部を調節可能に巻き取る巻き取り機構を用いた点において実施例1と相違し、その他は実施例1と共通である。
巻き取り機構は、巻き取り調節したところで吊り線状体16の繰り出しを止めるロック機能を備えている。
複数本の吊り線状体16は、それぞれの他端部が別々の巻き取り機構に巻き取られてもよいし、全他端部が一本の吊り線状体16に結合されたうえで一つの巻き取り機構に巻き取られてもよい。
図7に示す実施例3のシート天井は、シート変形装置10が、シート1の中間部に下に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせるものである点において実施例2と相違し、その他は実施例2と共通である。
シート1の上方でシート1の中間部を掴んだ、シート1よりも剛性が高く水平方向(対向する辺縁と平行)に延びるライン状作用部材11と、
ライン状作用部材11の上方に平行に配された上下動可能なスライダ21と、
ライン状作用部材11及びスライダ21を下方から順に貫通した複数のボルト22と、
スライダ21の上でボルトに調節可能に止められたナット23と、
部屋の天井に取り付けられて、スライダ21を上下動可能に案内する案内部材24と、
シート1の中間部をライン状作用部材11等とともに押し下げる作動装置15とを含み構成されている。
吊り線状体16は例えばワイヤーであり、一端部がスライダ21に止められてそこから上方へ延び、中間部が部屋の天井に設けられたプーリー25に掛けられ、他端部が調節機構17としての巻き取り機構に巻き掛けられている。
ライン状作用部材11の剛性と、ボルト22及びナット23の調節と、調節機構17の調節により、ライン状ピーク2はその全長にわたって高さのばらつき量を50mm以下とすることができる。
[1]シート1の掛け止め
実施例1における[1]と同様であり、シート1の両側部が下方へたるんで軽く張った状態とする。
[2]シート1の変形
上記の状態から、調節機構17の巻き取り機構を操作して吊り線状体16を繰り出すとともに、点検口20からスライダ21を押し下げてボルトにより案内部材24に固定することにより、スライダ21と共にライン状作用部材11を下動させ、シート1の中間部を押し下げて、シート1に下に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせる。この変形によりシート1に張力が加わり、適度な張力が確保されて、シート天井が完成する。
図8に示す実施例4のシート天井は、シート1に3つの中間部を設定し、左右2つの中間部に、実施例1と同様のシート変形装置10により、上に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせ、中央1つの中間部に、実施例3と同様のシート変形装置10により、下に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせるものであり、その他は実施例1と基本的に共通である。
[1]シート1の掛け止め
シート1の3つの中間部を3つのシート変形装置10に止める。次に、シート1の左右辺縁の掛け止め具7を支持フレーム5に掛け止めする。このとき、シート1は4つの波状に下方へややたるんで軽く張った状態となる。
[2]シート1の変形
上記の状態から、調節機構17のターンバックルを操作して吊り線状体16を引っ張ることにより、左右2つの中間部に上に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせ、それと相対的に、中央1つの中間部に下に凸のライン状ピーク2を有する谷型の変形をさせる。この変形によりシート1に張力が加わり、適度な張力が確保されて、シート天井が完成する。
2 ライン状ピーク
5 支持フレーム
7 掛け止め具
8 掴持部
10 シート変形装置
11 ライン状作用部材
15 作動装置
16 吊り線状体
17 調節機構
Claims (12)
- 部屋の対向する壁に固定された、長さ方向が壁幅方向である支持フレーム(5)と、対向する支持フレーム(5)の間に拡げられた可撓性のシート(1)と、シート(1)の辺縁を支持フレーム(5)に接続する接続具と、シート(1)の中間部を調節可能に上げて又は下げてシート(1)を変形させるシート変形装置(10)とを含むシート天井において、
シート(1)の辺縁には厚さ方向に膨出した膨出部(3)が該辺縁に沿って延びるように形成され、
接続具が、膨出部(3)が係入することでシート(1)の辺縁に取り付けられて支持フレーム(5)に掛け止めされた掛け止め具(7)であり、
シート変形装置(10)が、シート(1)に上に凸又は下に凸のライン状ピーク(2)を有する変形をさせるものであることを特徴とするシート天井。 - 掛け止め具(7)は、支持フレーム(5)と平行である長さ方向の長さ(L)が200~2000mmである請求項1記載のシート天井。
- ライン状ピーク(2)の長さは、1000mm以上である請求項1又は2記載のシート天井。
- ライン状ピーク(2)は、その全長にわたって高さのばらつき量が200mm以下である請求項1~3のいずれか一項に記載のシート天井。
- 部屋の対向する壁に固定された、長さ方向が壁幅方向である支持フレーム(5)と、対向する支持フレーム(5)の間に拡げられた可撓性のシート(1)と、シート(1)の辺縁を支持フレーム(5)に接続する接続具と、シート(1)の中間部を調節可能に上げて又は下げてシート(1)を変形させるシート変形装置(10)とを含むシート天井において、
シート変形装置(10)が、シート(1)に上に凸又は下に凸のライン状ピーク(2)を有する変形をさせるものであり、
シート変形装置(10)は、シート(1)の中間部の下面に当てられた、シート(1)よりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材(11)と、該中間部をライン状作用部材(11)とともに吊り上げる作動装置(15)とを含むことを特徴とするシート天井。 - シート変形装置(10)は、シート(1)の中間部の上面に当てられた、シート(1)よりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材(11)と、該中間部をライン状作用部材(11)とともに押し下げる作動装置(15)とを含む請求項1~4のいずれか一項に記載のシート天井。
- 部屋の対向する壁に固定された、長さ方向が壁幅方向である支持フレーム(5)と、対向する支持フレーム(5)の間に拡げられた可撓性のシート(1)と、シート(1)の辺縁を支持フレーム(5)に接続する接続具と、シート(1)の中間部を調節可能に上げて又は下げてシート(1)を変形させるシート変形装置(10)とを含むシート天井において、
シート変形装置(10)が、シート(1)に上に凸又は下に凸のライン状ピーク(2)を有する変形をさせるものであり、
シート変形装置(10)は、シート(1)の中間部を掴んだ、シート(1)よりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材(11)と、該中間部をライン状作用部材(11)とともに吊り上げ又は押し下げる作動装置(15)とを含むことを特徴とするシート天井。 - ライン状作用部材(11)は、棒状体、幅10~200mmの細幅板状体、又は型材である請求項5~7のいずれか一項に記載のシート天井。
- ライン状作用部材(11)の長さは、1000mm以上である請求項5~8のいずれか一項に記載のシート天井。
- 部屋の対向する壁に固定された、長さ方向が壁幅方向である支持フレーム(5)と、対向する支持フレーム(5)の間に拡げられた可撓性のシート(1)と、シート(1)の辺縁を支持フレーム(5)に接続する接続具と、シート(1)の中間部を調節可能に上げて又は下げてシート(1)を変形させるシート変形装置(10)とを含むシート天井において、
シート変形装置(10)が、シート(1)に上に凸又は下に凸のライン状ピーク(2)を有する変形をさせるものであり、
シート変形装置(10)は、次の(ア)、(イ)又は(ウ)を含み、
(ア)シート(1)の中間部の下面に当てられた、シート(1)よりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材(11)と、該中間部をライン状作用部材(11)とともに吊り上げる作動装置(15)
(イ)シート(1)の中間部の上面に当てられた、シート(1)よりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材(11)と、該中間部をライン状作用部材(11)とともに押し下げる作動装置(15)
(ウ)シート(1)の中間部を掴んだ、シート(1)よりも剛性が高く水平方向に延びるライン状作用部材(11)と、該中間部をライン状作用部材(11)とともに吊り上げ又は押し下げる作動装置(15)
作動装置(15)は、複数本の吊り線状体(16)と、吊り線状体(16)を長さ調節する調節機構(17)とを含むことを特徴とするシート天井。 - 調節機構(17)は、ターンバックル、又は巻き取り機構である請求項10記載のシート天井。
- 複数本の吊り線状体(16)の端部が壁の一箇所に集められ、該一箇所の近傍に調節機構(17)が配された請求項10又は11記載のシート天井。
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