JP7554631B2 - 頭蓋骨用プレート - Google Patents

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Description

本発明は、頭蓋骨に形成された、骨弁を有しないホールを覆うように、頭蓋骨に取付けられる、頭蓋骨用プレートに関する。
例えば、脳腫瘍や脳動脈瘤等の治療に際しては、頭蓋骨に所定のホールを開けて、このホールから内視鏡を挿入し、内視鏡を介して脳腫瘍を切除したり、脳動脈瘤の根本をクリッピングしたりする等の治療を施している。その後、ホール近傍にプレートを取付けて、ホールをプレートで覆うことが行われている。
そのようなプレートとして、下記特許文献1には、後頭蓋(後頭骨)のホールを覆うように、後頭蓋に取り付けられるものであって、プレートの縁部から内側に形成されるスリットと、スリットの両側に位置し、プレート面に対し直交方向にそれぞれ逆方向に折り曲げ可能な折り曲げ部とを有し、折り曲げ部は、後頭蓋の端部を挟み込み、プレートの位置を固定する後頭蓋プレートが記載されている。
そして、頭蓋骨プレートの一端部外縁の複数の貫通孔にネジを挿入して、ネジ止め固定すると共に、頭蓋骨プレートの他端部側の、スリット両側の一対の折り曲げ部を逆方向に曲げて、後頭蓋の端部を挟み込むことで、後頭蓋に後頭蓋プレートが取付けられ、後頭蓋のホールが塞がれるようになっている。
実用新案登録第3170458号公報
上記特許文献1の場合、スリットを介して形成された一対の折り曲げ部は、後頭蓋の端部を挟み込むものであるので、ある程度の剛性が要求されるが、各折り曲げ部には、後頭蓋プレートに対して均一に開口が形成されているため、十分な剛性が得られず、一対の折り曲げ部を、後頭蓋の端部表面に沿って屈曲させることは難しい。そのため、一対の折り曲げ部で、後頭蓋の端部を挟み込んだ場合に、一対の折り曲げ部と後頭蓋の端部との間に隙間が生じやすくなる。その結果、頭蓋骨プレートの一対の折り曲げ部や、折り曲げ部以外の部分が、後頭蓋の表側から浮き上りやすくなるので、後頭蓋のホールを覆った状態で、後頭蓋に安定して取付けることが難しい。
したがって、本発明の目的は、頭蓋骨に対して浮き上がりにくくして、頭蓋骨のホールを覆った状態でしっかりと取付けることができる、頭蓋骨用プレートを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、頭蓋骨に形成された、骨弁を有しないホールを覆うように、前記頭蓋骨に取付けられる頭蓋骨用プレートであって、セル状の孔が複数形成され、メッシュ状をなした柔軟構造部と、前記孔の配列方向に沿って前記孔を塞ぐように帯状に延びる、少なくとも一対の補強列部と、前記柔軟構造部及び/又は前記補強列部に形成され、前記頭蓋骨に固定されるネジが挿通される固定用孔とを有しており、前記柔軟構造部には、少なくとも一対の前記補強列部の延出方向の一端部どうしを結ぶ線分が位置する、一方の側辺部から、少なくとも一対の前記補強列部の延出方向の他端部どうしを結ぶ線分が位置する、他方の側辺部に向けて、切欠き部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、剛性が比較的低く曲げやすい柔軟構造部に、切欠き部を形成したことによって、柔軟構造部を、頭蓋骨のホール周縁の曲面形状に沿うように曲げやすくすることができると共に、柔軟構造部よりも剛性が高く保形性の高い少なくとも一対の補強列部が、柔軟構造部の曲げ変形に追随して曲がり、その形状が保持されるので、柔軟構造部を曲げた形状に維持しやすくすることができる。そのため、頭蓋骨に形成されたホールを覆うべく、固定用孔をネジ止めして頭蓋骨に頭蓋骨用プレートを取付けたときに、頭蓋骨の表側から、頭蓋骨用プレートを浮き上がりにくくすることができ、ホールを覆った状態でしっかりと取付けることができる。
本発明に係る頭蓋骨用プレートの一実施形態を示しており、その斜視図である。 同頭蓋骨用プレートの平面図である。 同頭蓋骨用プレートの固定用孔近傍の断面図である。 同頭蓋骨用プレートの使用状態を示しており、頭蓋骨用プレートを、頭蓋骨に取付ける前の状態を示す説明図である。 同頭蓋骨用プレートの使用状態を示しており、頭蓋骨用プレートを、頭蓋骨に取付けた状態を示す説明図である。 本発明に係る頭蓋骨用プレートの、他の実施形態を示しており、その平面図である。 本発明に係る頭蓋骨用プレートの、更に他の実施形態を示しており、その平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る頭蓋骨用プレートの、一実施形態について説明する。
図4に示すように、例えば、脳腫瘍や脳動脈瘤等の治療に際しては、頭蓋骨1の、特に後頭骨2に所定形状のホール3を開ける場合がある。これにより、骨弁を有しないホール3が形成される。そして、このホール3から内視鏡を挿入し、内視鏡を介して脳腫瘍を切除したり、脳動脈瘤の根本をクリッピングしたりする等の治療が施される。本発明の頭蓋骨用プレート10は、このような頭蓋骨1に形成された、骨弁を有しないホール3を覆うように、頭蓋骨1に取付けられるものである。なお、この実施形態におけるホール3は、頭蓋骨1の中でも後頭骨2に形成されているが、ホールは、後頭骨2以外にも、例えば、側頭骨、頭頂骨、前頭骨等に形成されたものであってもよく、頭蓋骨に形成された孔であれば特に限定はされない。
そして、図1及び図2に示すように、この実施形態における頭蓋骨用プレート10は、セル状の孔21が複数形成されたメッシュ状をなした柔軟構造部20と、孔21の配列方向に沿って孔21を塞ぐように帯状に延びる2対の補強列部(ここでは一対の第1補強列部40,40及び一対の第2補強列部50,50)と、上記柔軟構造部20及び上記補強列部40,50に形成された、頭蓋骨1に固定されるネジ5が挿通される固定用孔60とを有している。
なお、図2に示すように、セル状の孔21が直線状ラインに沿って一列に配置された方向を「孔配列方向」とし、その一側をA1、他側をA2とする。この実施形態では、図2における紙面の上下方向を意味する。図6及び図7に示す実施形態においても同様の意味である。
図2に示すように、この実施形態における柔軟構造部20は、本体ユニット23と、この本体ユニット23の両側に配置された、一対の側方ユニット24,25と、本体ユニット23及び一方の側方ユニット24どうしを連結すると共に、本体ユニット23及び他方の側方ユニット25どうしを連結する、一対の連結ユニット26,27とから構成されている。これらのユニット23~27が配置された方向を「ユニット配置方向」とし、その一側をB1、他側をB2とする。なお、ユニット配置方向は、孔配列方向と直交している。この実施形態では、図2における紙面の左右方向を意味する。図6及び図7に示す実施形態においても同様の意味である。
また、各ユニット23~27は、セル状の孔21が、孔配列方向に沿って複数配置されてなる列R(以下、単に「セル孔列R」ともいう)が、上記ユニット配置方向に、1つ以上配置されて構成されている。すなわち、本体ユニット23は、ユニット配置方向に隣接配置された3列のセル孔列Rからなり、側方ユニット24,25は、第1補強列部40を挟んでユニット配置方向に配置された一対のセル孔列Rからなり、連結ユニット26,27は、ユニット配置方向に配置された1列のセル孔列Rからなる。
更に、セル状の孔21は、各ユニット23~27において、全て同一の正六角形状をなしており、この孔21が密に配置されて、柔軟構造部20が全体としてハニカム状をなしている。また、セル状の孔21の外周には、複数のフレーム29,31が設けられている。言い換えると、複数のフレーム29,31によって、一つの小さい区画(セル)となる孔21が形成されるようになっている。
更に、フレームとしては、ユニット配置方向に沿って延びる、細長帯状をなした第1フレーム29と、ユニット配置方向に対して傾斜して延びる、細長帯状をなした第2フレーム31とからなる。なお、前記第1フレーム29は、孔配列方向に隣接する孔21,21の間に配置されており、孔配列方向に隣接する孔21,21を画成するための、共通のフレームとなっている。一方、第2フレーム31は、ユニット配置方向に隣接する孔21,21の間に配置されており、ユニット配置方向に隣接する孔21,21を画成するための、共通するフレームとなっている。
また、セル状の孔21が正六角形からなることから、一方の側方ユニット24の、第1補強列部40の内側に位置するセル孔列Rから、連結ユニット26のセル孔列R、本体ユニット23の3列のセル孔列R、連結ユニット27のセル孔列、他方の側方ユニット25の、第1補強列部40の内側に位置するセル孔列Rに至る範囲において、頭蓋骨用プレート10の面に、セル状の孔21が隙間なく敷き詰められた、いわゆる平面充填構造となっている。
更に、この実施形態の場合、本体ユニット23を構成する3列のセル孔列Rのうち、中央に配置されたセル孔列Rは、5個のセル状の孔21を有しており、中央のセル孔列Rの両側に隣接配置された一対のセル孔列R,Rは、6個のセル状の孔21を有している。また、各側方ユニット24,25を構成する一対のセル孔列R,Rは、それぞれ5個のセル状の孔21を有している。更に、各連結ユニット26,27は、それぞれ3個のセル状の孔21を有している。
また、一方の連結ユニット26は、本体ユニット23の、ユニット配置方向の一側B1寄りに位置するセル孔列Rに連結されると共に、一方の側方ユニット24の、ユニット配置方向の他側B2寄りに位置するセル孔列Rに連結されている。更に、他方の連結ユニット27は、本体ユニット23の、ユニット配置方向の他側B2寄りに位置するセル孔列Rに連結されると共に、他方の側方ユニット25の、ユニット配置方向の一側B1寄りに位置するセル孔列Rに連結されている。
なお、本体ユニット23の、中央に配置されたセル孔列Rの第1フレーム29は、その両側に配置された一対のセル孔列R,Rの第1フレーム29に対して、孔配列方向に対して位置ずれして配置されており、また、両側の一対のセル孔列R,Rの第1フレーム29,29どうしは、孔配列方向において同一位置に配置されている。更に、一対の側方ユニット24,25における全ての第1フレーム29は、孔配列方向において同一位置に配置されており、かつ、本体ユニット23の両側の一対のセル孔列R,Rの第1フレーム29に対して、孔配列方向において同一位置に配置されている。また、一対の連結ユニット26,27における第1フレーム29は、本体ユニット23の両側の一対のセル孔列R,Rの第1フレーム29、及び、一対の側方ユニット24,25の第1フレーム29に対して、孔配列方向に位置ずれして配置されている。
また、本体ユニット23の、中央に配置されたセル孔列Rの、延出方向(孔配列方向に沿った方向)の両端部には、同中央に配置されたセル孔列Rの両側に隣接配置されたセル孔列R,Rの延出方向の両端部よりも出っ張ると共に、その外周が円弧状に丸みを帯びた形状をなした、固定用孔形成部33,33がそれぞれ設けられている。そして、各固定用孔形成部33には、セル状の孔21が形成されておらず、その代わりに、円形状をなした固定用孔60がそれぞれ形成されている。
この固定用孔60には、頭蓋骨用プレート10を頭蓋骨1に固定するためのネジ5が挿通されるようになっている。なお、この実施形態におけるネジ5は、頭部と外周に雄ネジが形成された軸部とからなり、頭蓋骨1に対してねじ込むことで締め付け固定される、いわゆるタッピングネジとなっている。更に図3に示すように、固定用孔60の内周には、頭蓋骨用プレート10の表側に向かって次第に拡径するテーパ状をなしたザグリ部61がそれぞれ形成されており、ネジ5の頭部を支持する部分となっている。
なお、上記の「表側」とは、頭蓋骨用プレート10における骨との接触側とは反対側を意味しており、一方、以下の説明における「裏側」とは、頭蓋骨用プレート10における骨との接触側を意味している。
また、図2に示すように、柔軟構造部20は、少なくとも一対の補強列部の一端部どうし(ここでは、一対の第1補強列部40,40の延出方向の一端部どうし)を結ぶ線分L1が位置する、一方の側辺部(以下、単に「L1側辺部」ともいう)と、少なくとも一対の補強列部の他端部どうし(ここでは、一対の第1補強列部40,40の延出方向の他端部どうし)を結ぶ線分L2が位置する、他方の側辺部(以下、単に「L2側辺部」ともいう)とを有している。
そして、本体ユニット23のL2側辺部は、一対の側方ユニット24,25のL2側辺部、及び、一対の連結ユニット26,27のL2側辺部よりも、孔配列方向の他側A2側に高く突出している。また、一対の側方ユニット24,25のL2側辺部は、本体ユニット23のL2側辺部よりも、孔配列方向の一側A1側に低く、かつ、一対の連結ユニット26,26のL2側辺部よりも、孔配列方向の他側A2側に高く突出している。更に、一対の連結ユニット26,27のL2側辺部は、本体ユニット23のL2側辺部、及び、一対の連結ユニット26,27のL2側辺部よりも、孔配列方向の一側A1側に低くなっている。
なお、図2に示すように、本体ユニット23のL1側辺部と、一対の側方ユニット24,25のL1側辺部と、一対の第2補強列部50,50の一端部とは、孔配列方向において同一位置となっている。
更に、この頭蓋骨用プレート10においては、柔軟構造部20には、上記線分L1が位置するL1側辺部から、上記線分L2が位置するL2側辺部に向けて、切欠き部70が形成されている。このような切欠き部70を設けることで、柔軟構造部20を曲げやすくなっている。この実施形態では、柔軟構造部20に一対の切欠き部70,70が形成されている。
すなわち、図2に示すように、本体ユニット23の、ユニット配置方向の一側B1寄りに位置するセル孔列Rと、一方の側方ユニット24の、ユニット配置方向の他側B2寄りに位置するセル孔列Rとの間であって(すなわち、一方の連結ユニット26が配置された箇所)、柔軟構造部20のL1側辺部からL2側辺部に向けて、切欠き部70が形成されている。また、本体ユニット23の、ユニット配置方向の他側B2寄りに位置するセル孔列Rと、他方の側方ユニット25の、ユニット配置方向の一側B1寄りに位置するセル孔列Rとの間であって(すなわち、他方の連結ユニット27が配置された箇所)、柔軟構造部20のL1側辺部からL2側辺部に向けて、切欠き部70が形成されている。すなわち、柔軟構造部20には、図2の紙面下方において、左右一対の切欠き部70,70が形成されている。
更に柔軟構造部20には、図2の紙面上方においても、左右一対の切欠き部70,70が形成されている。すなわち、図2に示すように、一方の連結ユニット26が配置された箇所に、柔軟構造部20のL2側辺部(一方の側辺部)からL1側辺部(他方の側辺部)に向けて、切欠き部70が形成されている。また、他方の連結ユニット27が配置された箇所に、柔軟構造部20のL2側辺部(一方の側辺部)からL1側辺部(他方の側辺部)に向けて、切欠き部70が形成されている。
この実施形態における、図2の紙面下方に位置する各切欠き部70は、柔軟構造部20のL1側辺部からL2側辺部に向けて、セル状の孔21を1.5個分だけ切欠いた長さで形成されている。また、各切欠き部70は、その両側に配置された六角形状をなしたセル状の孔21によって、柔軟構造部20のL1側辺部からL2側辺部に向けて、幅広部及び幅狭部が交互に形成された略鍵穴状をなしている。すなわち、各切欠き部70は、開口部側よりも、切込み方向奥側の方が広い形状となっている。一方、図2の紙面上方に位置する各切欠き部70は、柔軟構造部20のL2側辺部からL1側辺部に向けて、セル状の孔21を0.5個分だけ切欠いた長さで形成されている。
なお、上述した一対の連結ユニット26,27は、一対の切欠き部70,70と、ユニット配置方向において整合した位置に設けられている。すなわち、一対の連結ユニット26,27は、複数の切欠き部70によって、セル状の孔21の、孔配列方向における個数が、本体ユニット23や一対の側方ユニット24,25に比べて少なくなっており、他の部分と比べて剛性が低くなっている。したがって、柔軟構造部20は、複数の切欠き部70を介して、一対の連結ユニット26,27の部分で、曲げやすい構造となっている。
以上説明した柔軟構造部の形状や構造は上記態様に限定されるものではない。例えば、一対の第2補強列部50,50の更に外側に、柔軟構造部を設けてもよい。また、各ユニット23~27におけるセル状の孔21の個数は、上記個数に限定されるものではない。更に、柔軟構造部のメッシュ形状を形成するセル状の孔としては、正六角形状以外にも、例えば、三角形や、四角形、五角形等の多角形状や、それらの正多角形状(正三角形、正方形等)、更に、円形、楕円形、小判形状、両端が円弧の長孔形状、等であってもよく、特に限定はされない。ただし、この実施形態のように、孔21が六角形状の場合には、平面充填構造をなしたハニカム状となり、衝撃吸収性を高めつつ柔軟性を得られるので好適である。なお、切欠き部の形状や個数も、上記態様に限定されるものではなく、柔軟構造部を曲げやすい形状とすることができれば、特に限定はされない。
一方、補強列部は、セル状の孔21を塞ぐように帯状に延びる形状をなしている。すなわち、補強列部は、セル状の孔21が形成されていない板状部が、孔配列方向(セル孔列Rの延出方向)に沿って連続した構造となっている。
この実施形態における補強列部は、柔軟構造部20の両側部(ユニット配置方向の両側B1,B2)の内側に配置された一対の第1補強列部40,40と、柔軟構造部20の両側部の外側に配置された一対の第2補強列部50,50とを有している。
図2に示すように、一対の第1補強列部40,40は、柔軟構造部20を分断するように形成されている。具体的には、一方の側方ユニット24のセル孔列R,Rの間を分断するように、一方の第1補強列部40が形成されていると共に、他方の側方ユニット25のセル孔列R,Rの間を分断するように、他方の第1補強列部40が形成されている。言い換えると、一方の側方ユニット24の、ユニット配置方向の最も一側B1に位置するセル孔列Rの内側(ユニット配置方向の他側B2に近づく側)に、一方の第1補強列部40が形成されていると共に、他方の側方ユニット25の、ユニット配置方向の最も他側B2に位置するセル孔列Rの内側(ユニット配置方向の一側B1に近づく側)に、他方の第1補強列部40が形成されている。また、各第1補強列部40の、ユニット配置方向の両側B1,B2に、柔軟構造部20を構成するセル孔列R,Rが配置されている。
一方、一対の第2補強列部50,50は、柔軟構造部20の両側部(ユニット配置方向の両側B1,B2)の、更に外側に位置するように形成されている。すなわち、一方の側方ユニット24の、ユニット配置方向の最も一側B1に位置するセル孔列Rの外側(ユニット配置方向の他側B2から離れる側)に、一方の第2補強列部50が形成されていると共に、他方の側方ユニット25の、ユニット配置方向の最も他側B2に位置するセル孔列Rの外側(ユニット配置方向の一側B1から離れる側)に、他方の第2補強列部50が形成されている。
また、各補強列部40,50には、頭蓋骨1に固定されるネジ5が挿通される、固定用孔60が形成されている。この実施形態においては、固定用孔60は、少なくとも補強列部40,50の延出方向の、柔軟構造部20に形成した切欠き部70とは反対側の、他端部に形成されている。更に、各補強列部40,50には、その延出方向に沿って、幅広の幅広部45,55と、この幅広部45,55よりも幅狭の幅狭部47,57とが、交互に連続して形成されている。
図2に示すように、第1補強列部40は、その延出方向の両端部(孔配列方向に沿った方向)に、同第1補強列部40の両側に隣接配置されたセル孔列R,Rの両端部よりも出っ張ると共に、その外周が円弧状に丸みを帯びた形状をなした、固定用孔形成部43,43がそれぞれ設けられている。そして、各固定用孔形成部43に、本体ユニット23に形成したものと同一の、固定用孔60がそれぞれ形成されている。すなわち、この実施形態の各第1補強列部40には、柔軟構造部20に形成した切欠き部70とは反対側の延出方向他端部、及び、切欠き部70と同じ向きの延出方向一端部のそれぞれに、固定用孔60が形成されている。
そして、第1補強列部40は、延出方向の一端部(孔配列方向の一側A1側の端部)に位置する固定用孔形成部43から、延出方向の他端部(孔配列方向の他側A2側の端部)に位置する固定用孔形成部43に向けて、幅広部45、及び、幅狭部47が、延出方向に沿って交互に連続して形成されている。
ここでは、第1補強列部40の両側(ユニット配置方向における両側B1,B2)に隣接して配置された、一対のセル孔列R,Rの、六角形状をなしたセル状の孔21を介して、幅広部45及び幅狭部47が形成されるようになっている。すなわち、第1補強列部40における幅広部45は、一方のセル孔列Rの第1フレーム29の端部と、他方のセル孔列Rの第1フレーム29の端部との間に形成されており、幅狭部47は、一方のセル孔列Rの孔21の最大径部と、他方のセル孔列Rの孔21の最大径部との間に形成されるようになっている。
また、第2補強列部50は、その延出方向の両端部(孔配列方向に沿った方向)に、外周が円弧状をなすように膨出した固定用孔形成部53,53が、延出方向に連設してそれぞれ設けられている。各固定用孔形成部53に、本体ユニット23は第1補強列部40に形成したものと同一の、固定用孔60がそれぞれ形成されている。すなわち、各第2補強列部50には、4個の固定用孔60がそれぞれ形成されている。また、この実施形態の各第2補強列部50には、柔軟構造部20に形成した切欠き部70とは反対側の延出方向他端部、及び、切欠き部70と同じ向きの延出方向一端部のそれぞれに、固定用孔60が形成されている。
なお、図1及び図2に示すように、この実施形態において、固定用孔60は、柔軟構造部20、第1補強列部40、第2補強列部50にそれぞれ形成されているが、柔軟構造部だけに形成したり、補強列部だけに形成したりしてもよい。ただし、固定力を高めるためには、特に補強列部に形成されることが好ましい。
そして、第2補強列部50は、延出方向の一端部(孔配列方向の一側A1側の端部)の最も外側に位置する固定用孔形成部53から、延出方向の他端部(孔配列方向の他側A2側の端部)の最も外側に位置する固定用孔形成部53に向けて、幅広部55、及び、幅狭部57が、延出方向に沿って交互に連続して形成されている。
ここでは、第2補強列部50の内側に隣接して配置されたセル孔列Rの、六角形状をなしたセル状の孔21、及び、第2補強列部50の外側縁部を介して、幅広部55及び幅狭部57が形成されるようになっている。すなわち、第2補強列部50における幅広部55は、第1フレーム29の端部と、第2補強列部50の外側縁部との間に形成されており、幅狭部57は、セル状の孔21の最大径部と、第2補強列部50の外側縁部との間に形成されるようになっている。
また、第2補強列部50は、その延出方向の他端部が、本体ユニット23のL2側辺部、及び、一対の側方ユニット24,25のL2側辺部よりも、孔配列方向の一側A1側に低く、かつ、一対の連結ユニット26,26のL2側辺部に対して、孔配列方向において同一位置となるように形成されている。
上記一対の第1補強列部40,40、及び、一対の第2補強列部50,50は、いずれも、孔配列方向に沿って延びており、かつ、互いに平行となるように延びている。そして、これらの補強列部40,50は、主として図1に示すように、補強列部40,50の面方向、すなわち、補強列部の表側又は裏側における連続する面F1(図1の二点鎖線参照)に沿った方向に対して、交差する方向F2に屈曲させることが可能となっている。
以上説明した補強列部の形状や、構造、延出長さ等は、上記態様に限定されるものではない。例えば、一対の第2補強列部50,50の外側に、柔軟構造部を介して、更に一対の補強列部を設けてもよく(この場合、一対の第2補強列部50,50も、一対の第1補強列部40,40と同様に、柔軟構造部20を分断するものとなる)、少なくとも一対の補強列部を有する構造であればよい。また、補強列部は、延出方向に沿って一定幅の帯状をなすように形成したり、延出方向一端部から他端部に向けて次第に幅広又は幅狭、或いは、段階的には幅広又は幅狭に形成したりしてもよい。更に、補強列部における固定用孔の個数や形成位置等も、上記態様に限定されない。例えば、補強列部の延出方向他端部側だけに、固定用孔を形成してもよい。
以上説明した頭蓋骨用プレート10は、柔軟構造部20を構成する各ユニット23~27、各補強列部40,50等の全てが、所定材料で一体成形されている。また、頭蓋骨用プレート10の材料としては、例えば、Tiや、Ti-Al-V系、Ti-Al-Nb-Ta系、Ti-Zr-Nb-Ta系、Ti-Mo-Zr-Al系等のTi系合金、ステンレス、Ni-Ti系合金、Co-Cr系合金、その他の生体適合性金属等からなる金属材料、又は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)や、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の、生体適合性を有する樹脂材料を用いることができる。
なお、頭蓋骨用プレート10が、上記金属材料からなる場合には、金属板材を、例えば、レーザー加工や、打ち抜き加工、エッチング加工等の加工方法、又は、それらの加工方法を併用することで形成することができる。一方、頭蓋骨用プレート10が、上記樹脂材料からなる場合には、例えば、所定の型枠内に樹脂を射出成形することで形成することができる。
次に、上記構成からなる頭蓋骨用プレート10の作用効果について説明する。
ここでは、例えば、脳腫瘍や脳動脈瘤等の治療に際して、頭蓋骨用プレート10を利用する場合について説明する。すなわち、脳腫瘍や脳動脈瘤等の治療に際しては、頭蓋骨1の、後頭骨2の所定箇所を、医療用ドリル等で破砕して、骨弁を有しない所定のホール3を開ける。その後、ホール3から内視鏡を挿入し、内視鏡を介して脳腫瘍を切除したり、脳動脈瘤の根本をクリッピングしたりする等の治療を施す。
上記治療を施した後に、後頭骨2に頭蓋骨用プレート10を取付ける。この場合には、後頭骨2に形成したホール3の周縁の形状、すなわち、後頭骨2の、ホール3の周囲の曲面部2aに沿うように、頭蓋骨用プレート10を曲げる。この際、柔軟構造部20は、主として、孔配列方向の一側A1から所定範囲の部分を、複数の切欠き部70を介して、後頭骨2の曲面部2aに沿って曲げると共に、それに追随して、一対の第1補強列部40,40及び一対の第2補強列部50,50の、延出方向の一端部から所定範囲の部分を、後頭骨2の曲面部2aに沿って曲げる。
そして、図5に示すように、ホール3の表側に、柔軟構造部20の本体ユニット23を配置して、同ホール3を覆うように、後頭骨2の表側に頭蓋骨用プレート10を配置する。この場合、主として、柔軟構造部20の、孔配列方向の他側A2側の部分と、一対の第1補強列部40,40及び一対の第2補強列部50,50の、延出方向の他端部側の部分とが、後頭骨2の、ホール3の上方側(頭頂骨側)の周縁部に、当接して配置される。一方、柔軟構造部20の、孔配列方向の一側A1側の部分と、一対の第1補強列部40,40及び一対の第2補強列部50,50の、延出方向の一端部側の部分とは、後頭骨2の、ホール3の曲面部2aに沿って配置される。
その後、柔軟構造部20の、孔配列方向の他側A2側の固定用孔60、及び、各補強列部40,50の延出方向他端部側の固定用孔60に、ネジ5を挿入して締付け固定することで、後頭骨2のホール3を覆った状態で、後頭骨2に頭蓋骨用プレート10を取付けることができる。
そして、この頭蓋骨用プレート10においては、剛性が比較的低く曲げやすい柔軟構造部20に、L1側辺部からL2側辺部に向けて、且つ、L2側辺部からL1側辺部に向けて、複数の切欠き部70を形成したことによって、柔軟構造部20を、頭蓋骨1のホール3の周縁の形状に沿うように曲げやすくすることができると共に、セル状の孔21を塞ぐように帯状に延びて形成された、柔軟構造部20よりも剛性が高く保形性の高い、少なくとも一対の補強列部(ここでは一対の第1補強列部40,40及び一対の第2補強列部50,50)が、柔軟構造部20の曲げ変形に追随して曲がり、その形状が保持されるので、柔軟構造部20を曲げた形状に維持しやすくすることができる。
そのため、頭蓋骨1に形成されたホール3を覆うべく、固定用孔60にネジ5を挿入してネジ止め固定して、頭蓋骨1に頭蓋骨用プレート10を取付けたときに、頭蓋骨1のホール3の周縁部の表側から、頭蓋骨用プレート10を浮き上がりにくくすることができ、頭蓋骨1に形成されたホールを覆った状態でしっかりと取付けることができる。
なお、この実施形態における各切欠き部70は、開口部側よりも、切込み方向奥側の方が広い形状となっている(図2参照)。このような切欠き部70を設けたことによって、例えば、特許文献1の後頭蓋プレートにおける同一幅で延びるようなスリットを設けた場合に比べて、柔軟構造部20を、頭蓋骨1のホール3の周縁の曲面形状に沿うように曲げやすくすることができる。
ところで、上述したように、頭蓋骨用プレート10は、主として、柔軟構造部20の、孔配列方向の一側A1から所定範囲を、切欠き部70を介して、頭蓋骨1のホール3の周縁の形状に沿うように曲げるが、この場合には、補強列部40,50の、柔軟構造部20に形成した切欠き部70とは反対側の他端部が、頭蓋骨1の表側から外れやすくなる。
この際、この実施形態においては、固定用孔60は、少なくとも補強列部40,50の延出方向の、柔軟構造部20に形成した切欠き部70とは反対側の、他端部に形成されているので、頭蓋骨1の表側から補強列部40,50が浮き上がることを防止して、頭蓋骨1に対して補強列部40,50をしっかりとネジ止め固定することができる。
また、この実施形態においては、各補強列部40,50には、その延出方向に沿って、幅広の幅広部45,55と、この幅広部45,55よりも幅狭の幅狭部47,57とが、交互に連続して形成されている。この態様によれば、幅広の幅広部45,55によって、補強列部40,50の剛性を確保しつつ、幅狭の幅狭部47,57を起点として、補強列部40,50を曲げやすくすることができる。
更に、この実施形態における補強列部は、柔軟構造部20の両側部の内側に配置された一対の第1補強列部40,40と、柔軟構造部20の両側部の外側に配置された一対の第2補強列部50,50とを有しており、各第2補強列部50に、固定用孔60が複数形成されている。
上記態様によれば、補強列部は、複数対の補強列部40,50を有しているので、柔軟構造部20を曲げた形状により維持しやすくすることができ、頭蓋骨1の表側からの、頭蓋骨用プレート10の浮き上がりを効果的に抑制することができると共に、柔軟構造部20の両側部の外側の第2補強列部50に、固定用孔60が複数形成されているので、頭蓋骨1に頭蓋骨用プレート10をよりしっかりと取付けることができる。
また、この実施形態においては、セル状の孔21は六角形状をなしており、この孔21が柔軟構造部20に密に配置されて、柔軟構造部20がハニカム状をなしており、各補強列部40,50の、幅広部45,55及び幅狭部47,57は、隣接して配置された六角形状をなしたセル状の孔21を介して形成されるようになっている。
上記態様によれば、セル状の孔21は六角形状をなしており、この孔21が柔軟構造部20に密に配置されて、柔軟構造部20がハニカム状をなしているので、衝撃吸収性を高めることができると共に、柔軟構造部20の柔軟性を高めつつ曲げやすくすることができる。
また、各補強列部40,50の幅広部45,55及び幅狭部47,57は、隣接して配置された六角形状をなしたセル状の孔を21介して形成されるので、各補強列部40,50の、幅広部45,55及び幅狭部47,57を、無駄のないレイアウトで効率よく形成することができる。
図6には、本発明に係る頭蓋骨用プレートの、他の実施形態が示されている。前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の頭蓋骨用プレート10Aは、セル状の孔の形状が一部異なっている。
すなわち、図6に示すように、柔軟構造部20Aを構成する一対の側方ユニット24A,25Aの、セル孔列Rを構成するセル状の孔21A,21Bが、他のセル孔列Rを構成するセル状の孔21と異なっている。
具体的には、一方の側方ユニット24Aの、第1補強列部40Aの内側に位置するセル孔列Rの孔21Aにおける、第1補強列部40Aに向く頂部(ユニット配置方向の一側B1側の頂部)、及び、他方の側方ユニット25Aの、第1補強列部40Aの内側に位置するセル孔列Rの孔21Aにおける、第1補強列部40Aに向く頂部(ユニット配置方向の他側B2側の頂部)が、丸みを帯びた形状となっている。
また、一方の側方ユニット24Aの、第1補強列部40Aの外側に位置するセル孔列Rの孔21B、及び、他方の側方ユニット25Aの、第1補強列部40Aの外側に位置するセル孔列Rの孔21Bは、ユニット配置方向に沿った幅が、他のセル状の孔21,21Aよりも幅狭の、略六角形状をなしていると共に、ユニット配置方向に位置する頂部が、丸みを帯びた形状となっている。
更に、一対の第1補強列部40A,40Aは、ユニット配置方向に沿った幅が、一対の第2補強列部50,50よりも幅広となるように形成されている。
そして、上記態様の頭蓋骨用プレート10Aにおいては、前記実施形態の頭蓋骨用プレート10と同様の作用効果を奏すると共に、第1補強列部40Aが幅広となっているため、その剛性を高めることができ、柔軟構造部20を曲げた形状に、より維持しやすくすることができる。
図7には、本発明に係る頭蓋骨用プレートの、更に他の実施形態が示されている。前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の頭蓋骨用プレート10Bは、セル状の孔の形状が前記実施形態と異なっている。
すなわち、この実施形態におけるセル状の孔21Cは、前記実施形態における孔21,21A,21Bよりも小径の、ピンホール状の円形孔となっている。この孔21Cが、柔軟構造部20Bを構成する、本体ユニット23B、一対の側方ユニット24B,25B、一対の連結ユニット26B,27Bのいずれにも、無数に形成されている。また、各補強列部40B,50Bにも、前記実施形態と同様に、幅広部45,55及び幅狭部47,57が形成されている。
なお、第1補強列部40Bの幅広部45は、側方ユニット24B,25Bにおける隣接する孔21C,21Cがない部分に形成されており、同第1補強列部40Bの幅狭部47は、側方ユニット24B,25Bにおける隣接する孔21C,21Cの間に形成されている。一方、第2補強列部50Bにおける幅広部55は、第2補強列部50Bの外側縁部と、隣接する側方ユニット24B,25Bにおける孔21Cのない部分との間に形成されており、同第2補強列部50Bにおける幅狭部57は、第2補強列部50の外側縁部と、隣接する側方ユニット24B,25Bにおける孔21Cとの間に形成されている。
そして、上記態様の頭蓋骨用プレート10Bにおいては、前記実施形態の頭蓋骨用プレート10と同様の作用効果を奏すると共に、柔軟構造部20Bに、小径の円形孔とされた孔21Cが無数に形成されているので、頭蓋骨1のホール3をしっかりと覆うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
1 頭蓋骨
2 後頭骨
3 ホール
5 ネジ
10,10A,10B 頭蓋骨用プレート
20,20A,20B 柔軟構造部
21,21A,21B,21C 孔
23,23B 本体ユニット
24,24A,24B,25,25A,25B 側方ユニット
26,26A,26B,27,27A,27B 連結ユニット
40,40A,40B 第1補強列部
45 幅広部
47 幅狭部
50,50A,50B 第2補強列部
55 幅広部
57 幅狭部
60 固定用孔
70 切欠き部

Claims (5)

  1. 頭蓋骨に形成された、骨弁を有しないホールを覆うように、前記頭蓋骨に取付けられる頭蓋骨用プレートであって、
    セル状の孔が複数形成され、メッシュ状をなした柔軟構造部と、
    前記孔が形成されていない板状部が前記孔の配列方向に沿って連続して帯状に延びる、少なくとも一対の補強列部と、
    前記柔軟構造部及び/又は前記補強列部に形成され、前記頭蓋骨に固定されるネジが挿通される固定用孔とを有しており、
    前記柔軟構造部には、少なくとも一対の前記補強列部の延出方向の一端部どうしを結ぶ線分が位置する、一方の側辺部から、少なくとも一対の前記補強列部の延出方向の他端部どうしを結ぶ線分が位置する、他方の側辺部に向けて、切欠き部が形成されていることを特徴とする頭蓋骨用プレート。
  2. 前記固定用孔は、少なくとも前記補強列部の延出方向の、前記柔軟構造部に形成した切欠き部とは反対側の、他端部に形成されている請求項1記載の頭蓋骨用プレート。
  3. 前記補強列部は、その延出方向に沿って、幅広部と、この幅広部よりも幅狭の幅狭部とが、交互に連続して形成されている請求項1又は2記載の頭蓋骨用プレート。
  4. 前記補強列部は、前記柔軟構造部の両側部の内側に配置された一対の第1補強列部と、
    前記柔軟構造部の両側部の外側に配置された一対の第2補強列部とを有し、各第2補強列部に、前記固定用孔が複数形成されている請求項1~3のいずれか1つに記載の頭蓋骨用プレート。
  5. 前記孔は六角形状をなしており、この孔が前記柔軟構造部に前記孔の配列方向に沿ってフレームを介して隣接して配置されて、前記柔軟構造部がハニカム状をなしており、
    前記補強列部の前記幅広部及び前記幅狭部は、隣接して配置された六角形状をなした前記孔を介して形成される請求項3記載の頭蓋骨用プレート。
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