JP7551187B2 - 船舶用フェンダー - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、洋上風力発電設備等の洋上構造体に接舷する船舶のフェンダーに関する。
近年、地球温暖化対策やエネルギー自給率改善のため、再生可能エネルギーへの期待が高まっており、中でも海洋国家であるわが国では海洋での発電事業に将来への期待が寄せられている。
海洋での発電の一つである洋上風力発電においては、メンテナンスが稼働率(発電量)確保のカギを握っている。しかしながら、洋上風力発電設備へのアクセス船の接舷は海上気象の影響を大きく受けるため、メンテナンスを安定的かつ安全に行うことは容易ではない。したがって、より安定して洋上風力発電設備に接舷できるよう、接舷時に洋上風力発電設備に当接するフェンダーについての研究がなされている。
このような船舶用フェンダーとしては、例えば、一組のパイロン(ポール)に対して係留するための航海に適した船における構造であって、露出面を有する圧縮性材料の層を伴った船舶用フェンダー(特許文献1参照)が提案されている。
特表2016-515484号公報
本発明の課題は、簡易な構成で安定的かつ安全に洋上構造体に接舷可能な船舶用フェンダーを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、洋上構造体のポールに当接する構造体当接部と、構造体当接部を船舶に支持するボールジョイント部と、構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部とを備える構成の船舶用フェンダーが、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]洋上構造体に接舷する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、
前記洋上構造体のポールに当接する構造体当接部と、
前記構造体当接部を前記船舶に支持するボールジョイント部と、
前記構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部と
を備えていることを特徴とする船舶用フェンダー。
[2]前記構造体当接部が、前記ボールジョイント部で船舶に支持される中央支持部と、該中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられ、その前面が前記洋上構造体のポールに当接する両翼部を具備し、
前記後方緩衝部が、前記構造体当接部の両翼部の後方に設けられる
ことを特徴とする上記[1]記載の船舶用フェンダー。
[3]前記両翼部が、その前面に、洋上構造体のポールを保持するポール保持凹部を有していることを特徴とする上記[2]記載の船舶用フェンダー。
[4]前記両翼部が、ポール保持凹部の中央支持部側に隣接して、該ポール保持凹部に嵌ったポールを押圧支持する押圧支持部を具備していることを特徴とする上記[3]記載の船舶用フェンダー。
[5]前記ポール保持凹部が弧状であると共に、前記押圧支持部のポール当接面が、前記ポール保持凹部の弧状仮想延長線よりもポール保持凹部中心側に配置されていることを特徴とする上記[3]又は[4]記載の船舶用フェンダー。
[6]前記両翼部及び船舶を連結する連結部材を具備していることを特徴とする上記[1]~[5]のいずれか記載の船舶用フェンダー。
[7]前記後方緩衝部が、第1後方緩衝部と、該第1後方緩衝部より高弾性率の第2後方緩衝部とを備え、
船舶が前記洋上構造体のポールに当接した際、前記第1後方緩衝部及び前記第2後方緩衝部が前記構造体当接部の両翼部後面に当接して該両翼部を支持する
ことを特徴とする上記[2]~[6]のいずれか記載の船舶用フェンダー。
[8]前記後方緩衝部が、輪状緩衝部材からなる第1後方緩衝部を備えていることを特徴とする上記[1]~[7]のいずれか記載の船舶用フェンダー。
[9]前記輪状緩衝部材が、ゴムタイヤであることを特徴とする上記[8]記載の船舶用フェンダー。
[10]前記第2後方緩衝部が、前記輪状緩衝部材の輪の中に設けられていることを特徴とする上記[8]又は[9]記載の船舶用フェンダー。
[11]前記ボールジョイント部が、
スタッド部、及び該スタッド部に連結されたボール部を具備するボールスタッドと、
前記ボールスタッドの前記ボール部をその内部に球面接触状態で収容し、前記ボールスタッドと揺動可能に連結されたソケットと、
を備えていることを特徴とする上記[1]~[10]のいずれか記載の船舶用フェンダー。
[12]非自航式船舶を押航する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、
前記構造体当接部が、さらに、前記中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、前記両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備していることを特徴とする上記[2]~[11]のいずれか記載の船舶用フェンダー。
[13]前記両端緩衝部がローラーフェンダーであることを特徴とする上記[12]記載の船舶用フェンダー。
[14]上記[1]~[13]のいずれか記載の船舶用フェンダーを備えていることを特徴とする船舶。
[15]洋上風力発電へのアクセス及び押航に使用されることを特徴とする上記[14]記載の船舶。
[16]非自航式船舶を押航する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、
前記非自航式船舶に当接する構造体当接部と、
前記構造体当接部を前記船舶に支持するボールジョイント部と、
前記構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部と、を備え、
前記構造体当接部が、前記ボールジョイント部で船舶に支持される中央支持部と、該中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられた両翼部と、前記中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、前記両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備している
ことを特徴とする船舶用フェンダー。
本発明の船舶用フェンダーによれば、簡易な構成で安定的かつ安全に洋上構造体に接舷することができる。
本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーを備えた船舶が洋上風力発電設備に接舷する様子を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの前方斜視図であり、(a)は洋上風力発電設備に接舷する前の状態を示し、(b)は洋上風力発電設備に接舷した状態を示す。 本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの平面図である。 本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの中央断面図であり、(a)は洋上風力発電設備に接舷する直前の状態を示し、(b)は洋上風力発電設備に接舷した状態を示す。 本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーを備えた船舶が非自航式船舶を押航する状態を示す。 本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの概略平面図であり、非自航式船舶押航時の状態を示す。 本発明の第二実施形態に係る船舶用フェンダーの平面図である。
本発明の船舶用フェンダーは、洋上構造体に接舷する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、洋上構造体のポールに当接する構造体当接部と、構造体当接部を船舶に支持するボールジョイント部と、構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部とを備えていることを特徴とする。
本発明の船舶用フェンダーは、簡易な構成で安定的かつ安全に洋上風力発電設備等の洋上構造体への接舷を可能とする。すなわち、洋上構造体に構造体当接部を当接させて接舷する際に、ボールジョイント部が構造体当接部を支持することから、構造体当接部がフレキシブルに作動し、フェンダー(船)を洋上構造体のポールに当接した状態を安定して保持し、船の動揺を抑制することができると共に、構造体当接部の後面が後方緩衝部に当接することにより、後方緩衝部が構造体当接部の衝撃を吸収して緩和することができ、これらの作用により、安定的かつ安全な接舷が可能となる。また、本発明の船舶用フェンダーは、機械的な制御を用いるため、製造やメンテナンスが容易かつ安価である。
本発明の船舶用フェンダーを設置する船舶としては、具体的には、洋上風力発電設備へ人を輸送するアクセス船(乗換船)を挙げることができる。船舶用フェンダーの船舶における設置場所としては、特に制限されるものではなく、船首側、船尾側、船側側等のいずれであってもよいが、通常、船首側である。
以下、本明細書においては、本発明の船舶用フェンダーを船舶の船首側に設けた状態に基づいて説明する。また、本発明の船舶用フェンダーを備えた船舶を洋上構造体に接舷した状態において、洋上構造体側を前方といい、船舶側を後方ということがある。
[構造体当接部]
構造体当接部は、接舷の際、洋上構造体のポールに当接する部位である。洋上構造体のポールは、洋上構造体に船舶を着桟(着岸)させるための着桟部材や防舷部材であり、通常一組(2本)である。構造体当接部は、洋上構造体のポールに当接する表面を保護する保護材を具備したものであってもよい。保護材としては、例えば、表面に塗布するコーティング剤、表面に取り付けるクッション部材等を挙げることができる。
構造体当接部の好ましい態様としては、ボールジョイント部で船舶に支持される中央支持部と、中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられ、その前面が洋上構造体のポールに当接する両翼部を具備しており、構造体当接部の両翼部の後方に後方緩衝部が設けられている態様を挙げることができる。この態様の場合、船舶が洋上構造体のポールに当接した際、洋上構造体当接部の両翼部後面が後方緩衝部により支持される。
(中央支持部及び両翼部)
中央支持部は、構造体当接部の中央に位置する部位であり、ボールジョイント部で船舶に支持される。両翼部は、その中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられ、その前面が洋上構造体のポールに当接する部位である。両翼部は、それぞれの前面の全体が弧状に形成されることが好ましい。また、それぞれの前面の一部に、洋上構造体のポールを保持するポール保持凹部が設けられていることが好ましい。船舶が洋上構造体のポールに当接した際、構造体当接部の両翼部が広がって、それぞれのポール保持凹部に洋上構造体のポールが嵌り、構造体当接部の両翼部前面がポールにより押圧されると共に、構造体当接部の両翼部後面が後方緩衝部によって支持され、両翼部が水平に広がった状態(両翼部が開いた状態)で保持される。なお、両翼部が前後方向に回動する態様としては、例えば、両翼部が水平に広げた状態よりも前方の所定範囲で回動する態様や、両翼部が水平に広げた状態よりも前方から水平に広げた状態までの範囲で回動する態様を挙げることができる。
ポール保持凹部の形状としては、弧状が好ましい。弧状のポール保持凹部の深さとしては、洋上構造体のポールの直径の1/5以上を収容する深さであることが好ましく、1/4以上を収容する深さであることがより好ましく、1/3以上を収容する深さであることがさらに好ましい。
また、両翼部は、ポール保持凹部の中央支持部側に隣接して、ポール保持凹部に嵌ったポールを押圧支持する押圧支持部を具備することが好ましい。具体的に、押圧支持部は、ポール保持凹部の弧状仮想延長線よりもポール保持凹部中心側に配置された直線状又は弧状のポール当接面を有する部位である。押圧支持部を具備することにより、船舶が洋上構造体のポールに当接して構造体当接部の両翼部が広がった際、押圧支持部がポール当接面でポールを船舶側に押し付けることになり、ポールの把持力が高められる。なお、押圧支持部は、ポールに当接した際の衝撃の緩和と把持力を増大させるため、その当接面に緩衝材を具備していることが好ましい。緩衝材としては、ゴムフェンダーが好ましく、具体的に、D型ゴムフェンダー(D型防舷材)を挙げることができる。
[ボールジョイント部]
ボールジョイント部としては、構造体当接部を支持できるものであれば特に制限されるものではなく、スタッド部と、スタッド部に連結されたボール部とを具備するボールスタッドと、ボールスタッドのボール部をその内部に球面接触状態で収容し、ボールスタッドと揺動可能に連結されたソケットとを備えるものを例示することができる。ボールジョイント部の設置態様としては、ボールスタッドが船舶に固定されると共にソケットが構造体当接部に固定される態様であってもよいし、ボールスタッドが構造体当接部に固定されると共にソケットが船舶に固定される態様であってもよいが、前者の態様が好ましい。このようなコンパクトかつ簡易な構成により、構造体当接部をヨー方向、ロール方向、ピッチ方向のいずれにもフレキシブルに支持することができ、フェンダー(船)を洋上構造体のポールに当接した状態を安定して保持し、船の動揺を抑制することができる。また、構造体当接部が中央支持部及び両翼部を具備する態様の場合、ボールジョイント部が、構造当接部の中央支持部を支持することにより、両翼部に均等に船の推進力を伝えることができる。
(ボールスタッド)
ボールスタッドは、スタッド部、及びスタッド部に連結された球状のボール部を具備している。ボールスタッドの材質としては、特に制限されるものではなく、例えば、金属、合成樹脂等を挙げることができ、金属が好ましい。ボール部の大きさとしては、船舶(構造体当接部)の大きさ等により適宜設定することができ、例えば、直径60~1500mmであり、60~1000mmが好ましく、80~500mmがより好ましく、100~200mmがさらに好ましい。
(ソケット)
ソケットは、ボールスタッドのボール部をその内部に球面接触状態で収容し、ボールスタッドと揺動可能に連結される。ソケットの材質としては、特に制限されるものではなく、例えば、合成樹脂、金属、天然ゴム、木材、及びこれらの組み合わせ等を挙げることができ、合成樹脂、金属、又は合成樹脂及び金属の組み合わせが好ましい。
[後方緩衝部]
後方緩衝部は、構造体当接部の後方に設けられるものであり、洋上構造体のポールに当接する構造体当接部を支持する部位である。構造体当接部が上記中央支持部及び両翼部を具備する態様の場合、後方緩衝部は、構造体当接部の両翼部の後方に設けられていることが好ましい。なお、後方緩衝部は、構造体当接部の後方に設けられていればよく、船舶に設けられていてもよいし、構造体当接部(の両翼部)の後部に直接設けられていてもよい。
後方緩衝部は、弾性体等の衝撃を低減するクッション部材(緩衝部材)からなり、例えば、ゴム、合成樹脂(ウレタン樹脂、ナイロン樹脂等)、バネ等を挙げることができる。本発明の船舶用フェンダーの後方緩衝部としては、様々な形状のものが採用可能であるが、輪状のものが好ましく、例えば、船体の周囲に防舷材や緩衝材として用いられるゴムタイヤや円筒型フェンダー(セルフェンダー)が特に好ましい。すなわち、本発明の船舶用フェンダーは、ゴムタイヤ等の輪状緩衝部材からなる第1後方緩衝部を備えていることが好ましい。輪状緩衝部材の大きさとしては、例えば、直径が300~3000mmが好ましく、600~1500mmがより好ましく、800~1200mmがさらに好ましい。厚さ(幅)が100~1000mmが好ましく、200~700mmがより好ましく、300~500mmがさらに好ましい。
後方緩衝部は、複数の後方緩衝部を備えていることが好ましい。具体的に、好ましい態様としては、例えば、第1後方緩衝部と、第1後方緩衝部より高弾性率の第2後方緩衝部とを備え、船舶が洋上構造体のポールに当接した際、第1後方緩衝部及び第2後方緩衝部が洋上構造体当接部の両翼部後面に当接して両翼部を支持する態様を挙げることができる。上記態様の場合の第1後方緩衝部及び第2後方緩衝部としては、例えば、前後方向の長さの長い第1後方緩衝部と、それより長さが短い第2後方緩衝部が挙げられ、例えば、第1後方緩衝部が輪状緩衝部材からなり、第2後方緩衝部が輪状緩衝部材の輪の中に設けられている緩衝部材からなる態様が好ましい。
本発明の船舶用フェンダーは、構造体当接部が、さらに、中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備していることが好ましい。これにより、構造体当接部の中央緩衝部及び両端緩衝部の3か所で構造体の壁面(平らな壁面)に当接することができ、構造体の壁面への着桟(着岸)や洋上構造体を移動させることが可能となる。壁面を有する構造体としては、例えば、洋上風力発電設備、非自航式船舶(台船、土運船等)、沿岸設備(港、防波堤等)などを挙げることができる。
船舶用フェンダーが上記構造体当接部の中央緩衝部及び両端緩衝部を具備する態様の場合、非自航式船舶の押航に有効である。船舶が非自航式船舶を押航する際に、構造体当接部の中央緩衝部及び両端緩衝部が非自航式船舶の壁面に当接して、安定して押航することが可能となる。本発明の船舶用フェンダーは、洋上風力発電へのアクセス及び/又は押航時に有用であり、本発明の船舶用フェンダーを備えている船舶は、洋上風力発電へのアクセス及び/又は押航に使用することができる。
(中央緩衝部及び両端緩衝部)
構造体当接部の中央緩衝部及び両端緩衝部は、洋上構造体の壁面に当接する際に衝撃を低減するクッション部材(緩衝部材)であり、その材質としては、例えば、ゴム、スポンジ、合成樹脂(ウレタン樹脂、ナイロン樹脂等)などを挙げることができる。また、中央緩衝部及び両端緩衝部は、両翼部が水平に広がった状態(開いた状態)で、直線状に(壁面に対して平行に)配置されるように設けられていることが好ましい。両端側緩衝部は、ローラーフェンダーであることが好ましい。ローラーフェンダーが洋上構造体の壁面に当接することにより、負荷を低減させると共に、両翼部を容易に広げることができるため、効率よく構造体当接部の中央緩衝部及び両端緩衝部の3か所で洋上構造体の壁面に当接して支持することができる。また、洋上構造体の壁面に当接した状態で、船舶の横移動に対応することができる。
[連結部材]
本発明の船舶用フェンダーは、船舶及び両翼部を連結する連結部材を具備していることが好ましい。連結部材としては、例えば、ロープ、金属チェーン等を挙げることができる。これにより、船舶が洋上構造体のポールに当接する前は、連結部材が構造体当接部の両翼部を後方緩衝部側へ適度な力で引張し、構造体当接部のヨー方向、ロール方向、ピッチ方向の揺れを抑制した状態とすることができる。一方、船舶が洋上構造体のポールに当接した後は、連結部材が緩んだ状態となり、構造体当接部のヨー方向、ロール方向、ピッチ方向の動きをフレキシブルな状態とすることができる。
次に、本発明の船舶用フェンダーの使用方法(動作)について説明する。
本発明の船舶用フェンダーは、接舷の際、洋上構造体が備えるポールに構造体当接部を当接させ、当接した構造体当接部をその後方に設けられた後方緩衝部で支持することにより、船舶に対する衝撃を緩和して船舶を安定して接舷させる。また、ボールジョイント部が構造体当接部を支持することから、構造体当接部がヨー方向、ロール方向、ピッチ方向のいずれにもフレキシブルに作動し、フェンダー(船)を洋上構造体のポールに当接した状態を安定して保持し、船の動揺を抑制することができる。
また、構造体当接部が、中央支持部と、中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられた両翼部を具備し、後方緩衝部が構造体当接部の両翼部の後方に設けられている場合、洋上構造体に接近し、洋上構造体が備えるポールに構造体当接部の両翼部の前面を当接させ、当接した構造体当接部の両翼部後面を後方緩衝部で支持することにより、船舶に対する衝撃を緩和して船舶を安定して接舷させる。
また、構造体当接部が、さらに、中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備する場合、構造体への着桟(着岸)や構造体を移動させる際に、構造体当接部の中央緩衝部及び両端緩衝部を構造体の壁面に当接させ、当接した構造体当接部の後方に設けられた後方緩衝部で支持されることにより、船舶に対する衝撃を緩和する。
本発明の第2の船舶用フェンダーは、非自航式船舶を押航する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、非自航式船舶に当接する構造体当接部と、構造体当接部を船舶に支持するボールジョイント部と、構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部と、を備え、構造体当接部が、ボールジョイント部で船舶に支持される中央支持部と、中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられた両翼部と、中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備していることを特徴とする。本発明の第2の船舶用フェンダーに用いる各部材は、上述した本発明の(第1の)船舶用フェンダーと同様の構成であるため、説明を省略する。
以下、図面を用いて本発明の船舶用フェンダーの一実施形態を具体的に説明するが、本発明は本実施形態に制限されるものではない。
ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーを備えた船舶が洋上風力発電設備に接舷する様子を示す図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの前方斜視図であり、(a)は洋上風力発電設備に接舷する前の状態を示し、(b)は洋上風力発電設備に接舷した状態を示す。図3は、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの平面図である。図4は、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの中央断面図であり、(a)は洋上風力発電設備に接舷する直前の状態を示し、(b)は洋上風力発電設備に接舷した状態を示す。図5は、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーを備えた船舶が非自航式船舶を押航する状態を示す。図6は、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダーの概略平面図であり、非自航式船舶押航時の状態を示す。なお、実施形態において参照する図面は、理解を深めるために模式的に記載したものである。例えば、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダー1は、アクセス船2の船首側に設置され、洋上風力発電設備3への安定的かつ安全な接舷を可能とする。
図2に示すように、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダー1は、洋上風力発電設備3の一組のポール(着桟部材)4a,4bに当接する構造体当接部10と、構造体当接部10をアクセス船2に支持するボールジョイント部12と、構造体当接部10の後方に設けられた後方緩衝部14を備えている。
図3に示すように、構造体当接部10は、ボールジョイント部12でアクセス船2に支持される中央支持部16と、中央支持部16の左右にヒンジジョイント18で接続されて前後方向に回動可能に設けられた両翼部20a,20bを具備している。両翼部20a,20bは、それぞれの前面の全体が弧状に形成されると共に、前面の一部に洋上風力発電設備3のポール4a,4bを保持するポール保持凹部22が設けられている。中央支持部16及び両翼部20a,20bの表面には、保護材として、ポリウレア製のコーティング剤が塗布されており、また、ポール保持凹部22の表面には、ゴム製のクッション板が取り付けられている。
また、構造体当接部10は、中央支持部16の前面に設けられたゴム製の中央緩衝部24と、両翼部20a,20bの外側端部に設けられた両端緩衝部としてのローラーフェンダー26を具備している。
図4に示すように、ボールジョイント部12は、金属製の棒状のスタッド部28、及びスタッド部28に連結された金属製の球状のボール部30を具備するボールスタッド32と、ボールスタッド32のボール部30をその内部に球面接触状態で収容し、ボールスタッド32と揺動可能に連結されたソケット34とを備えており、ボールジョイント部12がアクセス船2に固定され、ソケット34が中央支持部16に固定されている。
図4に示すように、後方緩衝部14は、構造体当接部10の両翼部20a,20bの後方に設けられたゴムタイヤ(第1後方緩衝部)36a,36bと、ゴムタイヤ36a,36bの輪の中に設けられ、ゴムタイヤ36a,36bより高弾性率の高弾性ゴム(第2後方緩衝部)38a,38bを備えている。
図2に示すように、本発明の第一実施形態に係る船舶用フェンダー1は、アクセス船2及び両翼部20a,20bを連結し、両翼部20a,20bをアクセス船2側へ引張する連結部材としての金属チェーン15を具備している。図2(a)に示すように、アクセス船2が洋上風力発電設備3のポール4a,4bに当接する前は、金属チェーン15が、構造体当接部10の両翼部20a,20bを後方緩衝部14側へ適度な力で引張することで、構造体当接部10のヨー方向、ロール方向、ピッチ方向のいずれの方向の揺れも抑制する。一方、図2(b)に示すように、アクセス船2が洋上風力発電設備3のポール4a,4bに当接した後は、金属チェーン15が緩んだ状態となり、構造体当接部10をヨー方向、ロール方向、ピッチ方向のいずれの方にもフレキシブルに動作させる。
次に、上記船舶用フェンダー1を備えた船舶が洋上風力発電設備3に接舷する際の船舶用フェンダー1の動作について説明する。
図4(a)に示すように、アクセス船2が洋上風力発電設備3に接近し、接舷する直前の状態(洋上風力発電設備3のポール4a,4bに当接していない状態)では、構造体当接部10の両翼部20a,20bの後面が後方緩衝部14のゴムタイヤ36a,36bに当接して、両翼部20a,20bが前方に傾斜した状態(両翼部20a,20bが閉じた状態)が保持されている。両翼部20a,20bが前方に傾斜した状態から、構造体当接部10の両翼部20a,20bが洋上風力発電設備3のポール4a,4bに当接することにより、両翼部20a,20bが広がり、両翼部20a,20bのポール保持凹部22へポール4a,4bが誘導される。
続いて、図4(b)に示すように、アクセス船2が接舷した状態(洋上風力発電設備3のポール4a,4bに当接している状態)では、構造体当接部10の両翼部20a,20bの前面が、ポール保持凹部22に保持された洋上風力発電設備3のポール4a,4bにより押圧されると共に、構造体当接部10の両翼部20a,20bの後面が、ゴムタイヤ36a,36b及び高弾性ゴム38a,38bで支持され、構造体当接部10の両翼部20a,20bが水平に広がった状態(開いた状態)となる。
これにより、アクセス船2は、安定して洋上風力発電設備3に接舷することができる。
次に、上記船舶用フェンダー1を備えた船舶が非自航式船舶を押航する際の船舶用フェンダー1の動作について説明する。
図5及び図6に示すように、アクセス船2が非自航式船舶5を押航する状態では、構造体当接部10の中央緩衝部24及びローラーフェンダー26が非自航式船舶5の壁面に直線状に当接し、構造体当接部10の中央緩衝部24及びローラーフェンダー26が非自航式船舶5の壁面により押圧されると共に、構造体当接部10の両翼部20a,20bの後面がゴムタイヤ36a,36b及び高弾性ゴム38a,38bで支持され、構造体当接部10の両翼部20a,20bが水平に広がった状態(開いた状態)となる。
これにより、アクセス船2は、安定して非自航式船舶5を押航することができる。
続いて、本発明の第二実施形態に係る船舶用フェンダーについて詳細に説明する。本実施形態においては、両翼部のポール保持凹部の中央支持部側に隣接して、ポール保持凹部に嵌ったポールを押圧支持する押圧支持部を具備している点で上記第一実施形態と異なる。また、上記第一実施形態の船舶用フェンダー1と同様の構成の部材については、同一符号を付して説明を省略する。
ここで、図7は、本発明の第二実施形態に係る船舶用フェンダーの平面図である。
図7に示すように、第二実施形態に係る船舶用フェンダー6においては、両翼部40a,40bは、ポール保持凹部22の中央支持部16側に隣接して、ポール保持凹部22に嵌ったポール4a,4bを押圧支持する押圧支持部42a,42bを具備している。押圧支持部42a,42bは、ポール保持凹部22の弧状仮想延長線44よりもポール保持凹部22中心側に配置された直線状のポール当接面46a,46bを有する部位である。すなわち、ポール当接面46a,46bは、ポール4a,4bがポール保持凹部22に保持される前、アクセス船2のフェンダー取付面に対する垂直方向(船舶進行方向)よりやや内側(中央支持部16側)に傾斜する面であり、これにより、ポール保持凹部22にポール4a,4bが当接することを妨げない。また、ポール4a,4bがポール保持凹部22に保持された後には、両翼部40a,40bが広がるため、押圧支持部42a,42bのポール当接面46a,46bがポール保持凹部22側に傾斜するため、ポール保持凹部22に嵌ったポール4a,4bを押し付けることになり、ポール4a,4bをより強固に保持することが可能となる。なお、押圧支持部42a,42bは、そのポール当接面46a,46bに緩衝材としてのD型ゴムフェンダー48を備えている。
本発明の船舶用フェンダーは、洋上風力発電へのアクセスに使用される船舶用フェンダーとして利用できることから、産業上有用である。
1 船舶用フェンダー(第一実施形態)
2 アクセス船(船舶)
3 洋上風力発電設備
4a,b ポール(着桟部材)
5 非自航式船舶
6 船舶用フェンダー(第二実施形態)
10 構造体当接部
12 ボールジョイント部
14 後方緩衝部
15 金属チェーン(連結部材)
16 中央支持部
18 ヒンジジョイント
20a,b 両翼部
22 ポール保持凹部
24 中央緩衝部
26 ローラーフェンダー(両端緩衝部)
28 スタッド部
30 ボール部
32 ボールスタッド
34 ソケット
36a,b ゴムタイヤ(第1後方緩衝部)
38a,b 高弾性ゴム(第2後方緩衝部)
40a,b 両翼部
42a,b 押圧支持部
44 弧状仮想延長線
46a,b ポール当接面
48 D型ゴムフェンダー

Claims (14)

  1. 洋上構造体に接舷する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、
    前記洋上構造体の一組のポールに当接する構造体当接部と、
    前記構造体当接部を前記船舶に支持するボールジョイント部と、
    前記構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部と
    を備え
    前記構造体当接部が、前記ボールジョイント部で船舶に支持される中央支持部と、該中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられ、その前面が前記洋上構造体のポールに当接する両翼部とを具備し、該両翼部の各翼部が、それぞれ、その前面に、前記洋上構造体の一方のポールを保持するポール保持凹部を有し、
    前記後方緩衝部が、前記構造体当接部の両翼部の後方に設けられている
    ことを特徴とする船舶用フェンダー。
  2. 前記両翼部が、ポール保持凹部の中央支持部側に隣接して、該ポール保持凹部に嵌ったポールを押圧支持する押圧支持部を具備していることを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  3. 前記ポール保持凹部が弧状であると共に、前記押圧支持部のポール当接面が、前記ポール保持凹部の弧状仮想延長線よりもポール保持凹部中心側に配置されていることを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  4. 前記両翼部及び船舶を連結する連結部材を具備していることを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  5. 前記後方緩衝部が、第1後方緩衝部と、該第1後方緩衝部より高弾性率の第2後方緩衝部とを備え、
    船舶が前記洋上構造体のポールに当接した際、前記第1後方緩衝部及び前記第2後方緩衝部が前記構造体当接部の両翼部後面に当接して該両翼部を支持する
    ことを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  6. 前記後方緩衝部が、輪状緩衝部材からなる第1後方緩衝部を備えていることを特徴とする請求項1記載の船舶用フェンダー。
  7. 前記輪状緩衝部材が、ゴムタイヤであることを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  8. 2後方緩衝部が、前記輪状緩衝部材の輪の中に設けられていることを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  9. 前記ボールジョイント部が、
    スタッド部、及び該スタッド部に連結されたボール部を具備するボールスタッドと、
    前記ボールスタッドの前記ボール部をその内部に球面接触状態で収容し、前記ボールスタッドと揺動可能に連結されたソケットと、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の船舶用フェンダー。
  10. 非自航式船舶を押航する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、
    前記構造体当接部が、さらに、前記中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、前記両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備していることを特徴とする請求項記載の船舶用フェンダー。
  11. 前記両端緩衝部がローラーフェンダーであることを特徴とする請求項10記載の船舶用フェンダー。
  12. 請求項1~11のいずれか記載の船舶用フェンダーを備えていることを特徴とする船舶。
  13. 洋上風力発電へのアクセス及び押航に使用されることを特徴とする請求項12記載の船舶。
  14. 非自航式船舶を押航する船舶に取り付けられる船舶用フェンダーであって、
    前記非自航式船舶に当接する構造体当接部と、
    前記構造体当接部を前記船舶に支持するボールジョイント部と、
    前記構造体当接部の後方に設けられる後方緩衝部と、を備え、
    前記構造体当接部が、前記ボールジョイント部で船舶に支持される中央支持部と、該中央支持部の左右に前後方向に回動可能に設けられた両翼部と、前記中央支持部の前面に設けられた中央緩衝部と、前記両翼部の外側端部に設けられた両端緩衝部とを具備している
    ことを特徴とする船舶用フェンダー。
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