JP7537292B2 - ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に設けられる可動物の保持と保持解除を行うロック装置に関する。
車両において、座席、ドア、トランクリッド等の可動物を保持及び保持解除させるロック装置が多用されている。この種のロック装置は一般に、可動物とこれを支持する支持物の一方にストライカを備え、他方にフック(ラッチ等とも呼ぶ)とポール(ラチェット等とも呼ぶ)を含むロック機構を備えている。ロック時には、フックに形成したロック溝にストライカが進入し、ポールをフックに係合させてフックの回転を規制して、ストライカの保持状態を維持する。ロック解除時には、フックに対するポールの係合を解除させ、フックが回転してロック溝からストライカが離脱する。また、ロック機構には、フックとポールに加えて、ロック状態でフックをロック方向に押圧する押さえ部材(追い込み部材)を備えるものも知られている(例えば、特許文献1)。
ロック機構では、フックやポールや押さえ部材等の可動部材をバネ等の付勢部材によって所定の方向に向けて付勢している。一般的には、フックはストライカを解放するオープン方向に付勢され、ポールはフックに係合する係止方向に付勢される。そして、フック用とポール用にそれぞれ個別の付勢部材を備える場合と、フックとポールに架け渡された付勢部材によって双方をまとめて付勢する場合がある。
国際公開WO2008/126479
上述のようなロック機構における付勢部材は、ロック機構の動作時に振動して異音を発生する場合があり、その対策が求められていた。ロック機構用の付勢部材としては、コイルバネやトーションバネが多く用いられる。特にコイルバネでは、伸展状態から一気に縮むときに大きく振動して異音を生じやすい。コイルバネに対する振動(異音)低減対策として、コイルバネの内部にスポンジ等の減衰材を入れることが行われている。
コイルバネの内部への減衰材の挿入は、ロック機構にコイルバネを組み付ける前に行うことを要するので、組み立て時の作業工程の自由度が制約される。また、コイルバネに減衰材を挿入する作業自体が手間のかかるものであり、作業の簡略化が求められていた。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、手間がかからず容易に付勢部材の振動を低減させることができるロック装置を提供することを目的とする。
本発明のロック装置の一態様として、ロック溝内にストライカを保持するストライカ保持位置と、前記ロック溝から前記ストライカを離脱させるリリース位置に回転可能であり、前記リリース位置へ付勢されるフックと、前記ストライカ保持位置にある前記フックに係合して前記リリース位置への回転を規制する係止位置と、前記フックへの係合を解除して前記リリース位置への回転を許す係止解除位置に回転可能であり、前記係止位置へ付勢されるポールと、前記フックと前記ポールの少なくとも一方に前記付勢する力を与える付勢部材と、前記付勢部材を収容する収容部の内側に設けられ、前記フックを回転可能に支持する軸部材及び前記ポールを回転可能に支持する軸部材の軸線方向に対して交差する方向に突出する片持ち状の突出部からなり、前記付勢部材の外周面に当接して前記付勢部材の振動を低減させる振動低減手段と、を有することを特徴とする。
本発明のロック装置の別の態様として、ロック溝内にストライカを保持するストライカ保持位置と、前記ロック溝から前記ストライカを離脱させるリリース位置に回転可能であり、前記リリース位置へ付勢されるフックと、前記ストライカ保持位置にある前記フックに係合して前記リリース位置への回転を規制する係止位置と、前記フックへの係合を解除して前記リリース位置への回転を許す係止解除位置に回転可能であり、前記係止位置へ付勢されるポールと、前記ストライカ保持位置にある前記フックに当接する押さえ位置と、前記フックから離間する押さえ解除位置に回転可能であり、前記押さえ位置へ付勢される押さえ部材と、前記フックと前記ポールと前記押さえ部材の少なくとも一つに前記付勢する力を与える付勢部材と、前記付勢部材を収容する収容部の内側に設けられ、前記フックを回転可能に支持する軸部材、前記ポールを回転可能に支持する軸部材及び前記押さえ部材を回転可能に支持する軸部材の軸線方向に対して交差する方向に突出する片持ち状の突出部からなり、前記付勢部材の外周面に当接して前記付勢部材の振動を低減させる振動低減手段と、を有することを特徴とする。
前記振動低減手段は、前記フックを回転可能に支持する前記軸部材と前記ポールを回転可能に支持する前記軸部材とを支持する支持部材に設けられていることが好ましい。
前記付勢部材は伸縮するコイルバネであり、前記振動低減手段は、少なくとも前記コイルバネが縮んだ状態で前記コイルバネの外周面に当接することが好ましい。
前記振動低減手段は、前記付勢部材に近づく方向に突出する円弧状の当接部を有し、前記当接部が前記付勢部材の外周面に当接することが好ましい。
本発明のロック装置によれば、付勢部材の外周面に当接して振動を低減させる振動低減手段を備えることで、手間がかからず容易に付勢部材の振動を低減させることができる。
車両用シートの側面図である。 車両用シートに設けたロック機構の分解斜視図である。 ロック機構のロック状態を示す正面図である。 ロック機構のロック解除状態を示す正面図である。 ロック機構の側面図である。 図3のA-A線に沿う断面図である。 振動低減手段の第1の変形例を示す断面図である。 振動低減手段の第2の変形例を示す断面図である。 振動低減手段の第3の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を適用した実施形態について説明する。本実施形態のロック装置は、車両における支持物に対して可動に支持される可動物のロック及びロック解除を行うものであり、可動物と支持物の一方の側にロック機構10が設けられ、他方の側にストライカ30(図4)が設けられている。ロック機構10とストライカ30によってロック装置が構成される。なお、以下の説明における前後、左右、上下の各方向は、図面中に矢線で示したロック機構10の各方向に対応しており、車両における方向とは必ずしも一致するものではない。
ロック装置を備える対象の一例として、図1に車両用シート1を示している。車両用シート1は、座面部であるシートクッション2と、背もたれ部であるシートバック3とを備えている。シートクッション2は、図示を省略するシート支持構造によって、車両の床面から所定の高さに支持されている。シートバック3は、シートクッション2の後端部付近に対して前後方向に傾動可能に支持されている。
シートクッション2にストライカ30が取り付けられ、シートバック3にロック機構10が取り付けられている。シートバック3を前方へ最大に倒した前倒位置(図1に一点鎖線で示す位置)まで動作させると、ロック機構10によってストライカ30が保持されるロック状態になる。ロック状態では、シートバック3の引き起こし方向の動作が規制される。図示を省略するロック解除操作部材を操作すると、ロック機構10によるストライカ30の保持が解除されるロック解除状態になり、シートバック3の引き起こし方向の動作が可能になる。
なお、本発明のロック装置の適用対象は、シートバックを前倒位置で保持するものには限定されない。例えば、シートバックを引き起こした状態で保持するロック装置であっても良い。あるいは、車両の床面に対して跳ね上げ可能なシートにおいて、床面側にシートを固定させるロック装置にも適用が可能である。あるいは、車体に対して開閉可能なドアやトランクリッド等の開閉体を保持(固定)させるロック装置としても適用が可能である。また、以上に例示した以外の車両用構造物のロック装置に適用しても良い。
図2は、ロック機構10の構成要素を分解状態で示したものである。ロック機構10は、金属製のベースプレート11と合成樹脂製のカバー12を備え、ベースプレート11とカバー12の間にフック13とポール14と押さえ部材15が回転可能に支持されている。つまり、ベースプレート11とカバー12は、フック13とポール14と押さえ部材15を回転可能に支持する支持部材を構成している。より詳しくは、軸部材16と軸部材17がベースプレート11とカバー12に取り付けられており、フック13は軸部材16を介して回転可能に支持され、ポール14と押さえ部材15は軸部材17を介して回転可能に支持される。
ロック機構10はさらに、フック13を回転付勢するフック付勢バネ18と、ポール14を回転付勢するポール付勢バネ19と、押さえ部材15を回転付勢する押さえ部材付勢バネ20とを備えている。各バネの構成や付勢方向については後述する。
ベースプレート11は、下方に向けて開放したストライカ進入溝11aを有する。ストライカ進入溝11aに対して左右の位置に、前後方向へ貫通する軸支持孔11bと軸支持孔11cが形成されている。ストライカ進入溝11aと軸支持孔11bと軸支持孔11cは、平坦な基版部11dに形成されている。基版部11dの左右両側から後方に向けて、一対の側壁11eが延びている。各側壁11eの後端から左右方向に向けて、一対の支持板部11fが延びている。各支持板部11fには、前後方向へ貫通する締結用孔11gが形成されている。締結用孔11gに挿通される締結用ネジ(図示略)を介して、ロック機構10がシートバック3に固定される。
カバー12は、前後方向に所定の厚みを持つベースブロック21と、ベースブロック21の上部に設けたバネ収容部22とを有する。カバー12は、ベースブロック21とバネ収容部22を含む一体物として成形されている。ベースブロック21には、下方に向けて開放したストライカ進入溝21aが形成されている。ストライカ進入溝21aに対して左右の位置には、前後方向へ貫通する軸支持孔21bと軸支持孔21cが形成されている。また、軸支持孔21bと軸支持孔21cの近傍に、バネ掛け部21dとバネ掛け部21eが設けられている。
ベースプレート11とカバー12を組み合わせると、ベースブロック21の大部分は、ベースプレート11における基版部11dと一対の側壁11eとに囲まれる空間内に収まり、ベースブロック21の左右の側面が一対の側壁11eに挟まれる。軸部材16の一端と他端が軸支持孔11bと軸支持孔21bに挿入して固定され、軸部材17の一端と他端が軸支持孔11cと軸支持孔21cに挿入して固定される。このようにして、ベースプレート11とカバー12の相対的な位置関係が定まる。この状態で、ストライカ進入溝11aとストライカ進入溝21aが正面視でほぼ重なる(図3及び図4参照)。
ベースプレート11とカバー12を組み合わせた状態で、バネ収容部22は基版部11dよりも上方に突出する。バネ収容部22は、ベースブロック21との境界部分である下壁部22aと、ベースブロック21の左側の側面を上方に延長した側壁部22bと、側壁部22bの上端から右方に延びる上壁部22cと、バネ収容部22の後端側を塞ぐ後壁部22dとを有し、これらの各壁部22a~22dにより囲まれるバネ収容空間を形成している。バネ収容部22は、前方と右方が開放されており、それ以外の方向が各壁部22a~22dによって塞がれた、半開放タイプの凹部である。左端側の側壁部22bから右方に進むにつれて、下壁部22aと上壁部22cの間隔が徐々に大きくなる。
バネ収容部22内には、側壁部22b及び上壁部22cに近い左端上部寄りの位置に、バネ掛け突起22eが設けられている。バネ掛け突起22eは、後壁部22dから前方に向けて突出する突起である。
バネ収容部22内にはさらに、バネ掛け突起22eの下方に振動低減部22fが設けられている。振動低減部22fは、側壁部22bから右方に向けて延びる突出部であり、下壁部22aよりも上方に位置している。振動低減部22fの先端(右端)側の上面には、上方に向けて突出する当接部22gが形成されている。当接部22gは、左右方向の中央で突出量が大きく、中央から左右両側に進むにつれて突出量を徐々に少なくする滑らかな円弧形状である。
フック13は、軸孔13aと、ロック溝13bと、ロックアーム13cと、バネ掛け部13dとを備えている。軸孔13aは、前後方向に貫通する略円形の孔である。ロック溝13bは、フック13の外縁部から内側に向けて形成された溝であり、略平行な一対の対向面を内側に有している。ロック溝13bの溝幅(一対の対向面の間隔)は、ストライカ30の径よりも僅かに大きく、ロック溝13b内にストライカ30がクリアランスをもって進入可能である。ロックアーム13cとバネ掛け部13dは、軸孔13a付近を基端としてロック溝13bとは異なる方向に突出している。
フック13の軸孔13aに対して軸部材16が挿入される。フック13は、軸孔13aの内周面が軸部材16の外周面に対して摺接することによって、軸部材16を中心として回転する。後述するロック状態(図3)におけるフック13の位置をストライカ保持位置と呼び、ロック解除状態(図4)におけるフック13の位置をリリース位置と呼ぶ。また、リリース位置側からストライカ保持位置側へのフック13の回転(図3及び図4における反時計方向の回転)を引き込み方向の回転とし、ストライカ保持位置側からリリース位置側へのフック13の回転(図3及び図4における時計方向の回転)をオープン方向の回転とする。
フック付勢バネ18はトーションバネであり、金属製の線材を螺旋状に巻回して形成したコイル部18aと、コイル部18aの一端と他端に設けたバネ端部18b及びバネ端部18cとを有している。バネ端部18bがカバー12のバネ掛け部21dに係合し、バネ端部18cがフック13のバネ掛け部13dに係合する。フック付勢バネ18は、コイル部18aを縮径方向に撓ませた状態で取り付けられ、コイル部18aが撓みを解消しようとする力によって、フック13がオープン方向に向けて回転付勢される。
ポール14は、軸孔14aと、係合部14bと、伝達アーム14cとを備えている。軸孔14aは、前後方向に貫通する略円形の孔である。伝達アーム14cは軸孔14a付近から延びる片持ち形状のアームであり、伝達アーム14cの途中から左方に張り出すように係合部14bが設けられている。伝達アーム14cの先端付近には、バネ掛け孔14dとケーブル接続孔14eが形成されている。伝達アーム14cの中間位置(軸孔14aとケーブル接続孔14eの間)には、連係突起14fが前方に向けて突設されている。
ポール14の軸孔14aに対して軸部材17が挿入される。ポール14は、軸孔14aの内周面が軸部材17の外周面に対して摺接することによって、軸部材17を中心として回転する。後述するロック状態(図3)におけるポール14の位置を係止位置と呼び、ロック解除状態(図4)におけるポール14の位置を係止解除位置と呼ぶ。また、係止解除位置側から係止位置側へのポール14の回転(図3及び図4における反時計方向の回転)を係止方向の回転とし、係止位置側から係止解除位置側へのポール14の回転(図3及び図4における時計方向の回転)を係止解除方向の回転とする。
ポール付勢バネ19はコイルバネ(引張コイルバネ)であり、金属製の線材を巻回して螺旋管状に形成したコイル部19aと、コイル部19aの一端と他端に設けたフック19b及びフック19cとを有している。フック19bはカバー12のバネ収容部22に設けたバネ掛け突起22eに接続され、フック19cはポール14の伝達アーム14cに設けたバネ掛け孔14dに接続される。ポール付勢バネ19は、コイル部19aを自由状態よりも伸ばした状態でバネ収容部22内に配置され、コイル部19aが縮もうとする力によって、ポール14を係止方向に向けて回転付勢する。
ケーブル接続孔14eには操作ワイヤ23(図3及び図4)が接続している。操作ワイヤ23は図示を省略するロック解除操作部材に接続しており、ロック解除操作部材を操作して操作ワイヤ23を牽引すると、ポール付勢バネ19の付勢力に抗してポール14が係止解除方向に回転される。
押さえ部材15は、軸孔15aと、係合部15bと、被規制部15cと、連係孔15dと、バネ掛け部15eとを備えている。軸孔15aは、前後方向に貫通する略円形の孔である。押さえ部材15は軸孔15aを中心とする扇状の形状を有しており、その左側部分に係合部15bを有し、右側部分に被規制部15cを有している。連係孔15dは、軸孔15aを中心とする円弧形状の孔である。バネ掛け部15eは、被規制部15cの基端部分に形成された凹部である。
押さえ部材15の軸孔15aに対して軸部材17が挿入される。押さえ部材15は、軸孔15aの内周面が軸部材17の外周面に対して摺接することによって、軸部材17を中心として回転する。つまり、ポール14と押さえ部材15は共通の軸部材17に対して回転可能に支持されて同軸で回転する。後述するロック状態(図3)における押さえ部材15の位置を押さえ位置と呼び、ロック解除状態(図4)における押さえ部材15の位置を押さえ解除位置と呼ぶ。また、押さえ解除位置側から押さえ位置側への押さえ部材15の回転(図3及び図4における反時計方向の回転)を押さえ方向の回転とし、押さえ位置側から押さえ解除位置側への押さえ部材15の回転(図3及び図4における時計方向の回転)を押さえ解除方向の回転とする。
ポール14と押さえ部材15は前後方向に重なっており、ポール14が後側(ベースブロック21側)、押さえ部材15が前側(基版部11d側)に位置する。ポール14に設けた連係突起14fが押さえ部材15の連係孔15dに挿入されている。
押さえ部材付勢バネ20はトーションバネであり、金属製の線材を螺旋状に巻回して形成したコイル部20aと、コイル部20aの一端と他端に設けたバネ端部20b及びバネ端部20cとを有している。バネ端部20bがカバー12のバネ掛け部21eに係合し、バネ端部20cが押さえ部材15のバネ掛け部15eに係合する。押さえ部材付勢バネ20は、コイル部20aを縮径方向に撓ませた状態で取り付けられ、コイル部20aが撓みを解消しようとする力によって、押さえ部材15が押さえ方向に向けて回転付勢される。
以上の構成からなるロック装置の動作を説明する。図3はロック機構10のロック状態を示している。ロック機構10がロック状態にあるとき、図1の車両用シート1では、シートバック3が前方へ最大に倒れた前倒位置にあり、シートバック3の引き起こし動作が規制される。より詳しくは、ロック状態では、フック13がストライカ保持位置にあり、ベースプレート11のストライカ進入溝11a及びカバー12のストライカ進入溝21aをロック溝13bが横断している。ロック溝13b内に保持されたストライカ30は、ストライカ進入溝11a及びストライカ進入溝21aからの離脱が規制されている。
ロック機構10のロック状態では、係止位置にあるポール14の係合部14bがフック13のロックアーム13cの移動軌跡上に位置しており、フック13がオープン方向に回転することを規制している。また、押さえ位置にある押さえ部材15の係合部15bがロックアーム13cの先端付近の側面に接しており、押さえ部材付勢バネ20の付勢力によって押さえ部材15がロックアーム13cに押し付けられている。押さえ部材15の押し付けによってフック13が引き込み方向へ押し込まれ、ロック溝13bとストライカ30の間のガタが除去される。このとき、ポール14の連係突起14fが連係孔15dの途中に位置しており、押さえ部材15はポール14に制約されずに回転方向の位置を定めることができる。
ロック状態でロック解除操作部材を操作すると、操作ワイヤ23が牽引されて、ロック機構10のロック解除動作が行われる。操作ワイヤ23が牽引されると、ポール14がポール付勢バネ19の付勢力に抗して係止解除方向に回転されて、フック13のロックアーム13cの移動軌跡上から係合部14bが退避する。また、ポール14が係止解除方向へ所定量回転すると、連係突起14fが連係孔15dの右側の端部に当接して、係止解除方向への力が押さえ部材15に伝達される。これにより、押さえ部材付勢バネ20の付勢力に抗して押さえ部材15が押さえ解除方向に回転し、係合部15bがロックアーム13cから離れる。図4に示すように、押さえ部材15の被規制部15cがベースプレート11の右側の側壁11eの上縁に当接することで、それ以上の押さえ解除方向への押さえ部材15の回転が規制される。押さえ部材15の回転が規制されることにより、連係孔15dと連係突起14fを介して、係止解除方向へのポール14の回転も制限される。
ポール14と押さえ部材15がそれぞれ係止解除方向と押さえ解除方向に回転することで、係合部14b及び係合部15bがロックアーム13cから離間し、オープン方向へのフック13の回転が可能になる。すると、フック付勢バネ18の付勢力によって、フック13がストライカ保持位置からリリース位置へ回転し、ロック溝13bからストライカ30が離脱して、図4に示すロック解除状態になる。ロック機構10がロック解除状態になると、図1の車両用シート1において、シートバック3が前倒位置から引き起こし可能になる。
ロック機構10のロック解除状態で操作ワイヤ23の牽引を解除すると、ポール14と押さえ部材15はそれぞれポール付勢バネ19と押さえ部材付勢バネ20の付勢力によって係止方向と押さえ方向に回転しようとするが、係合部14bと係合部15bの側面がロックアーム13cの先端に当接することで、係止方向と押さえ方向への回転が規制される。従って、ロック機構10がロック解除状態になった後は、操作ワイヤ23の牽引(ロック解除操作部材の操作)を継続する必要はなく、ロック解除状態を維持させることができる。
起立した状態からシートバック3を前倒位置まで倒すと、ロック機構10とストライカ30が接近して、ロック機構10がロック状態になる。より詳しくは、ストライカ30がストライカ進入溝11a及びストライカ進入溝21aに進入し、ロック溝13bの内面に当接する。シートバック3が前傾する力によってストライカ30がロック溝13bの内面を押圧し、フック付勢バネ18の付勢力に抗してフック13が引き込み方向に回転する。すると、ロックアーム13cが係合部14b及び係合部15bから離れる方向に移動して、ポール14と押さえ部材15がそれぞれポール付勢バネ19と押さえ部材付勢バネ20の付勢力によって係止方向と押さえ方向に回転する。フック13がストライカ保持位置に達すると、係止位置にあるポール14によってオープン方向へのフック13の回転を規制するロック状態(図3)になる。
ロック機構10で以上のようなロック動作やロック解除動作を行う際に、コイルバネであるポール付勢バネ19が伸縮する。特に、ロック解除状態からロック状態になるときには、コイル部19aが伸展状態から瞬時に短くなろうとして、ポール付勢バネ19が大きく振動しやすい。このようなポール付勢バネ19の振動は、異音の発生原因になる。本実施形態では、ポール付勢バネ19の振動を低減させる振動低減手段として、カバー12に振動低減部22fを備えている。図3及び図6に示すように、振動低減部22fがポール付勢バネ19(コイル部19a)の外周面に接触することで、ポール付勢バネ19の振動を低減させて、振動に伴う異音の発生を防いでいる。
図3及び図4に示すように、ポール付勢バネ19の一端であるフック19bが接続するバネ掛け突起22eは、固定部材であるカバー12に設けられており、ロック機構10の動作時に位置が変化しない。ポール付勢バネ19の他端であるフック19cが接続するバネ掛け孔14dは、軸部材17を中心とするポール14の回動によって、左右方向の位置を変化させながら、上下方向にも位置を変化させる。そのため、ロック機構10のロック動作及びロック解除動作の際に、ポール付勢バネ19は、フック19b側を中心としてフック19c側の位置を上下方向に変化させながら(上下に振れながら)、左右方向に伸縮する。特に、ポール付勢バネ19が図4の伸展状態から図3の短縮状態になる際に、ポール付勢バネ19はフック19b側を中心として下方に振れる。
振動低減部22fは、バネ収容部22の内部に設けられており、上下方向において、バネ収容部22の内面を構成する下壁部22aとポール付勢バネ19との間に位置している。すなわち、振動低減部22fはポール付勢バネ19の下方に位置している。振動低減部22fは側壁部22b側から右方に向けて突出する突起部として形成されており、左右方向でコイル部19aと重なる範囲に延設されている。振動低減部22fの当接部22gは、コイル部19aに対向する上面側に形成されており、コイル部19aに近づく方向に突出している。そして、ロック機構10のロック状態、すなわちポール付勢バネ19が短くなった状態で、当接部22gがコイル部19aの外周面に接触するように、振動低減部22fの配置及び当接部22gの形状が設定されている。なお、図3に示すように、ロック機構10のロック状態ではフック13のロックアーム13cの一部がバネ収容部22内に進入するが、振動低減部22fはロックアーム13cには接触しない長さに設定されており、フック13の動作の支障にはならない。
ロック機構10がロック解除状態にあるとき、ポール付勢バネ19のコイル部19aは、当接部22gを含む振動低減部22fに対して上方に離間している(図4参照)。ロック機構10がロック解除状態からロック状態になってポール付勢バネ19が縮むと、コイル部19aの外周面が振動低減部22fの当接部22gに接触する(図3及び図6参照)。この振動低減部22fへの接触によって、ポール付勢バネ19の振動が低減される。
振動低減部22fには、ポール付勢バネ19に接触する箇所として、コイル部19a側に突出する当接部22gを設けているため、ポール付勢バネ19に確実に接触させることができる。当接部22gは滑らかな凸型の円弧形状であり、コイル部19aに対して引っ掛かりを生じることなく当接可能である。また、部品の精度や組み付けの精度にある程度のばらつきがあっても、円弧形状の当接部22gのいずれかの部分にコイル部19aを接触させることができる。
ポール付勢バネ19の振動を低減させるためにコイル部19aの内部に減衰材を挿入する構成では、ロック機構10にポール付勢バネ19を組み付ける前に減衰材の挿入を行う必要がある。また、減衰材を挿入する作業には手間がかかる。従って、ロック機構10の生産性向上の妨げになるおそれがある。
これに対して、ポール付勢バネ19の外周面に接触する振動低減部22fによってポール付勢バネ19の振動を低減させる本実施形態の構成は、組み付け前のポール付勢バネ19に対する振動対策や加工は不要であり、ポール付勢バネ19をロック機構10に組み付けるだけで振動低減効果を得ることができる。振動低減部22fは、合成樹脂製のカバー12の一部としてバネ収容部22の他の部位と一体的に成形可能であるため、製造の手間を要さず、低コストに得ることができる。
上述したように、ポール付勢バネ19は、伸展状態から一気に短くなる際に大きな振動を生じやすい。そして、ポール付勢バネ19は、伸縮時に上下方向へ振幅し、短くなる際に上方から下方に向けて動作する。このようなポール付勢バネ19の動作条件を考慮して、本実施形態では、振動低減部22fの配置を、左右方向で短縮状態のコイル部19aに重なる範囲で、且つコイル部19aの下方に位置するように設定している。これにより、短縮状態のポール付勢バネ19(コイル部19a)の外周面にバネ収容部22(当接部22g)を接触させ、優れた振動低減効果を実現している。また、振動低減部22fは、ポール付勢バネ19が短くなる状態で当接するので、その他の状態ではポール付勢バネ19の伸縮に対する抵抗にならず、ポール付勢バネ19を円滑に動作させることができる。
なお、振動低減手段の配置は、上記の実施形態には限定されない。図7に示す第1の変形例では、ポール付勢バネ19の上方に振動低減部22hを配置している。振動低減部22hは、上壁部22cから下方に突出する突出部として形成されている。図8に示す第2の変形例では、ポール付勢バネ19の後方に振動低減部22iを配置している。振動低減部22iは、後壁部22dから前方に突出する突出部として形成されている。図9に示す第3の変形例では、ポール付勢バネ19の前方に振動低減部22jを配置している。振動低減部22jは、上壁部22cの前端を下方に屈曲させた突出部として形成されている。図7から図9には明示していないが、振動低減部22hと振動低減部22iと振動低減部22jはいずれも、上記実施形態の当接部22gに想到する凸型の湾曲形状の当接部を有しており、それぞれの当接部をコイル部19aの外周面に当接させる。
上記実施形態では、ポール付勢バネ19で異音が最も発生しやすい状況を考慮して、ポール付勢バネ19の下方に振動低減部22fを配置しているが、各変形例のように振動低減手段の配置には選択の自由度がある。例えば、ポール付勢バネ19が前後方向に振れやすい場合には、図8の振動低減部22iや図9の振動低減部22jの有用性が高くなる。また、上記の実施形態と各変形例ではそれぞれ、ポール付勢バネ19に対して一方向のみから当接する振動低減部22f、22h~22jを備えているが、これらの構成を組み合わせて、ポール付勢バネ19に対して複数の方向から当接するように振動低減手段を構成してもよい。
また、上記実施形態のポール付勢バネ19とは異なり、伸縮方向以外への振れが極めて小さいコイルバネの場合には、コイルバネのコイル部の全周又は周方向の大部分を囲む形態(トンネル形状)の振動低減手段を用いることも可能である。
振動低減手段としては、上記実施形態の振動低減部22fや各変形例の振動低減部22h~22jのように、バネ収容部22の内壁の一部を突出又は延長させてカバー12と一体的に形成したものが好ましい。このタイプの振動低減手段は、形状がシンプルで低コストに製造可能であり、ロック機構10の組み立てに際して余分な手間もかからない。
しかしながら、カバー12とは別体として準備された振動低減手段をバネ収容部22の内面に取り付けるような構成を選択することも可能である。この場合も、ポール付勢バネ19のコイル部19a内に減衰材を予め挿入する場合に比べて、振動低減手段の取り付け作業を容易に行うことができ、振動低減手段を取り付けるタイミングの自由度も高い。また、振動低減手段を交換するメンテナンスも容易に行うことができる。
上記実施形態は、ポール14を付勢するポール付勢バネ19における振動を低減させる場合を例示したが、ロック装置におけるポール14以外の可動部材を付勢する付勢部材を対象として振動低減手段を備えても良い。具体的には、フック13を付勢する付勢部材(フック付勢バネ18に相当する付勢部材)や、押さえ部材15を付勢する付勢部材(押さえ部材付勢バネ20に相当する付勢部材)に対して、その外周面に当接して振動を低減させる振動低減手段を備えても良い。
つまり、フックとポールと押さえ部材を備えるロック装置では、これら3つの可動部材の少なくとも一つを付勢する付勢部材に対応する振動低減手段を備えていれば良い。また、押さえ部材の有無に関わらず、フックとポールの少なくとも一方を付勢する付勢部材に対応する振動低減手段を備えると良い。
上記実施形態とは異なり、フックとポールの両方を共用の(一つの)付勢部材で付勢するタイプのロック装置も知られている。このタイプのロック装置にも本発明は適用可能であり、当該共用の付勢部材に対応する振動低減手段を備えれば良い。
本発明は、付勢部材がコイルバネである場合に特に好適であるが、付勢部材がコイルバネ以外の場合にも適用可能である。例えば、上記実施形態のフック付勢バネ18や押さえ部材付勢バネ20のようなトーションバネの振動及び異音対策にも適用可能である。トーションバネのコイル部(フック付勢バネ18のコイル部18aや押さえ部材付勢バネ20のコイル部20aに相当)の外周面に当接する振動低減手段を備えることで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本発明の実施の形態は上記実施形態やその変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
1 車両用シート
2 シートクッション
3 シートバック
10 ロック機構
11 ベースプレート(支持部材)
12 カバー(支持部材)
13 フック
13b ロック溝
14 ポール
15 押さえ部材
18 フック付勢バネ(付勢部材)
19 ポール付勢バネ(付勢部材、コイルバネ)
19a コイル部
20 押さえ部材付勢バネ(付勢部材)
21 ベースブロック
22 バネ収容部
22e バネ掛け突起
22f 振動低減部(振動低減手段)
22g 当接部
22h 振動低減部(振動低減手段)
22i 振動低減部(振動低減手段)
22j 振動低減部(振動低減手段)
23 操作ワイヤ
30 ストライカ

Claims (5)

  1. ロック溝内にストライカを保持するストライカ保持位置と、前記ロック溝から前記ストライカを離脱させるリリース位置に回転可能であり、前記リリース位置へ付勢されるフックと、
    前記ストライカ保持位置にある前記フックに係合して前記リリース位置への回転を規制する係止位置と、前記フックへの係合を解除して前記リリース位置への回転を許す係止解除位置に回転可能であり、前記係止位置へ付勢されるポールと、
    前記フックと前記ポールの少なくとも一方に前記付勢する力を与える付勢部材と、
    前記付勢部材を収容する収容部の内側に設けられ、前記フックを回転可能に支持する軸部材及び前記ポールを回転可能に支持する軸部材の軸線方向に対して交差する方向に突出する片持ち状の突出部からなり、前記付勢部材の外周面に当接して前記付勢部材の振動を低減させる振動低減手段と、
    を有することを特徴とするロック装置。
  2. ロック溝内にストライカを保持するストライカ保持位置と、前記ロック溝から前記ストライカを離脱させるリリース位置に回転可能であり、前記リリース位置へ付勢されるフックと、
    前記ストライカ保持位置にある前記フックに係合して前記リリース位置への回転を規制する係止位置と、前記フックへの係合を解除して前記リリース位置への回転を許す係止解除位置に回転可能であり、前記係止位置へ付勢されるポールと、
    前記ストライカ保持位置にある前記フックに当接する押さえ位置と、前記フックから離間する押さえ解除位置に回転可能であり、前記押さえ位置へ付勢される押さえ部材と、
    前記フックと前記ポールと前記押さえ部材の少なくとも一つに前記付勢する力を与える付勢部材と、
    前記付勢部材を収容する収容部の内側に設けられ、前記フックを回転可能に支持する軸部材、前記ポールを回転可能に支持する軸部材及び前記押さえ部材を回転可能に支持する軸部材の軸線方向に対して交差する方向に突出する片持ち状の突出部からなり、前記付勢部材の外周面に当接して前記付勢部材の振動を低減させる振動低減手段と、
    を有することを特徴とするロック装置。
  3. 前記振動低減手段は、前記フックを回転可能に支持する前記軸部材と前記ポールを回転可能に支持する前記軸部材とを支持する支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロック装置。
  4. 前記付勢部材は伸縮するコイルバネであり、
    前記振動低減手段は、少なくとも前記コイルバネが縮んだ状態で前記コイルバネの外周面に当接することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のロック装置。
  5. 前記振動低減手段は、前記付勢部材に近づく方向に突出する円弧状の当接部を有し、前記当接部が前記付勢部材の外周面に当接することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のロック装置。
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